JPH04288939A - コイルばねの製造装置 - Google Patents

コイルばねの製造装置

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JPH04288939A
JPH04288939A JP7570391A JP7570391A JPH04288939A JP H04288939 A JPH04288939 A JP H04288939A JP 7570391 A JP7570391 A JP 7570391A JP 7570391 A JP7570391 A JP 7570391A JP H04288939 A JPH04288939 A JP H04288939A
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coiling machine
coil spring
tapered
winding
guide roll
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Toru Ichihara
透 市原
Kazuo Ogoshi
大越 一夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直線棒状の材料を使っ
てコイルばねを製造する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱間成形コイルばねを製造する装
置は、材料を巻付ける芯金を備えたコイリングマシンと
、このコイリングマシンに材料を供給する手段を備えて
いる。材料Aを芯金に巻付ける場合、材料Aはねじられ
ながら芯金に巻取られてゆく。図13に例示したコイル
ばねaのように、端部に平坦座面bが設けられる場合、
従来は、成形後のコイルばねaの端部に、グラインダ等
による機械研磨を実施することによって、平坦座面bを
成形していた。この平坦座面bは、ばね中心軸Cに対し
垂直となるように研磨される。しかし、グラインダによ
る機械研磨は作業環境を悪化させるばかりでなく、作業
に熟練を要し、かつ作業能率も悪いものであった。
【0003】このため近時は、図14に示されるように
、材料Aをコイリングする前に予め圧延によってテーパ
圧延部eを成形しておき、コイリングを行う際にこのテ
ーパ圧延部eの平坦座面bがばね中心軸Cに対し垂直に
巻かれるように、平坦座面bの向きを制御するといった
製造方法が採用される傾向にある。
【0004】この場合、予め圧延されている平坦座面b
がばね中心軸Cと垂直に巻かれるようにするには、テー
パ圧延部eを特殊な掴み治具によって拘束しつつ、平坦
座面bがばね中心軸Cと垂直となるように巻付けている
。こうした手作業を行う際には、テーパ圧延部eが芯金
に巻取られる前に、芯金の回転速度を落とすかあるいは
最初から低速で芯金を回転させた状態にするなどの配慮
が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため従来は、コイ
ルばねの製造に当って、治具による手作業が介在し、作
業に熟練を要するとともに、きつく危険な作業でもある
ため、機械力によるコイリング作業の完全自動化が望ま
れていた。
【0006】従って本発明の目的は、人手に頼ることな
く、テーパ圧延部を有するコイルばねの平坦座面がばね
中心軸と垂直になるよう、正確に巻取ることができるコ
イルばねの製造装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を果たすために
開発された本発明のコイルばね製造装置は、直線棒状の
材料を芯金に巻付けることによって螺旋状に成形するコ
イリングマシンと、上記材料を上記コイリングマシンに
供給する材料供給機構とを備えたコイルばねの製造装置
において、上記材料供給機構は、巻終わり側にテーパ圧
延部が設けられている上記材料を上記コイリングマシン
に向かって材料の長手方向に移動させる移送手段と、上
記材料を所定位置で一時的に停止させるストッパと、停
止させられた上記材料のテーパ圧延部を挾持できる位置
まで移動させられかつ材料の軸回り方向に回転可能なベ
ース部材および上記テーパ圧延部を厚さ方向に挟む一対
の挟みアームを備えている回転方向位置決めユニットと
、上記回転方向位置決めユニットによって所定の回転角
度に保持された材料をつかむチャックを有しかつこの材
料の巻始め端を上記コイリングマシンに送り込むアクチ
ュエータを備えている材料挿入ユニットとを具備してい
る。
【0008】
【作用】材料の長さに応じて、回転方向位置決めユニッ
トがテーパ圧延部のところに移動させられる。テーパ圧
延部を厚み方向に挟む一対の挟みアームは、テーパ圧延
部の平坦座面を所定の回転角度に保持できるような角度
に回転させられた状態で待機している。ここで言う所定
の回転角度とは、材料が芯金に巻取られた時に平坦座面
の垂直度が保たれる角度である。その角度は、コイリン
グ時に材料に生じるねじり量から逆算するとか、実験、
あるいは経験によって知り得る。
【0009】挟みアームが閉じることによって、テーパ
圧延部が厚さ方向に挟まれたのち、材料挿入ユニットの
チャックによって材料が保持され、アクチュエータによ
って材料がコイリングマシンに送り込まれる。材料の巻
始め端がコイリングマシンによってクランプされたのち
、芯金が回転することにより、材料がねじられながら芯
金に巻取られてコイルばねが成形される。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。図1に示されたコイルばねの製造装置
1は、直線棒状の材料Aを熱間で螺旋状に巻くコイリン
グマシン10と、材料Aをコイリングマシン10に供給
する材料供給機構11と、上記コイリングマシン10と
材料供給機構11の動作を数値制御によってコントロー
ルするコンピュータを含む制御回路(図示せず)などを
備えている。
【0011】まず、材料供給機構11の詳細について、
図2ないし図9を参照して説明する。図2に示されるよ
うに、材料供給機構11は水平方向に延びる基台15を
備えている。この基台15に、材料Aを長手方向(図中
の矢印F0 方向)に送る移送手段の一例としての、ロ
ーラアセンブリ16が設けられている。
【0012】ローラアセンブリ16は、材料Aの長手方
向(軸線方向)に沿うガイドレール20と、このガイド
レール20に沿って往復移動することのできる可動テー
ブル21と、この可動テーブル21を上記方向に移動さ
せるアクチュエータ22と、可動テーブル21に設けら
れた複数のフィードローラ23と、フィードローラ23
を回転させるモータ24と、各フィードローラ23を連
動回転させるベルトあるいはチェン等の動力伝達部材2
5などを備えて構成されている。複数のフィードローラ
23は、互いに所定の間隔をあけて配置されている。こ
れらのフィードローラ23は、モータ24によって材料
Aの送り方向に回転させられる。
【0013】図示例のテーブル駆動用アクチュエータ2
2は、エアシリンダあるいは油圧シリンダ等からなる2
本のシリンダ要素30,31を直列に連結したものであ
る。各シリンダ要素30,31のロッド32,33は、
互いに作動ストロークが異なる。ロッド32,33の伸
び側ストロークエンドと、縮み側ストロークエンドの組
合わせを選択することによって、可動テーブル21を材
料Aの長手方向に4種類のポジションのいずれか1箇所
で止めることができる。なお、シリンダ要素30,31
の代りに、サーボモータとボールねじ機構との組合わせ
等によって、可動テーブル21を所望の位置に移動させ
ることができるようにしてもよい。
【0014】ローラアセンブリ16の側方に、材料Aの
テーパ圧延部eを所望の回転角度に位置決めするための
回転方向位置決めユニット35が設けられている。回転
方向位置決めユニット35は、材料Aの送り方向に延び
るガイド部材36と、このガイド部材36と平行に配置
されたねじ軸37と、ねじ軸37を回転させる正逆回転
可能なサーボモータ38と、ねじ軸37に螺合するボー
ルナットを内蔵したスライダ39と、スライダ39に搭
載された位置決めヘッド40などを備えて構成されてい
る。
【0015】位置決めヘッド40は、スライダ39に設
けられたガイド部材45に沿って、ローラアセンブリ1
6と接離する方向、すなわち材料Aの通過ラインPと直
交する方向に移動可能としてある。そしてこの位置決め
ヘッド40は、シリンダ機構等を用いたアクチュエータ
46によって、上記方向に移動させることができるよう
になっている。
【0016】位置決めヘッド40の一例が図3に示され
ている。位置決めヘッド40は、ベース部材50を備え
ている。ベース部材50は、円筒状の部分51と、モー
タ取付部52を備えており、モータ取付部52にサーボ
モータ53が設けられている。サーボモータ53の出力
軸に駆動ギヤ54が取付けられている。
【0017】また、上記円筒状部分51に、回転ハウジ
ング55が、軸受56によって、材料通過ラインPの軸
回り方向に回転自在に支持されている。回転ハウジング
55は両端が開口する中空孔58を備えており、この中
空孔58に材料Aが挿通させられる。回転ハウジング5
5の外周部に設けられた被動ギヤ59は、駆動ギヤ54
に噛合っている。
【0018】回転ハウジング55に設けられたブラケッ
ト部60に、材料通過ラインPと直角な方向に延びる一
対の軸61,62が設けられている。これらの軸61,
62に、スライドブロック65,66が軸61,62の
軸線方向に移動可能に設けられている。スライドブロッ
ク65,66は、滑り軸受け67,68によって、円滑
に移動できるようにしてある。
【0019】図4および図5に示されるように、スライ
ドブロック65,66の相互対向部に、ラック70,7
1が設けられているとともに、ラック70,71に噛合
うピニオン72が設けられている。ピニオン72は、ブ
ラケット部60に固定された軸73によって回転自在に
支持されている。一方のスライドブロック66に、エア
シリンダ等を用いたアクチュエータ77のロッド部78
が接続されている。ロッド部78が伸縮することによっ
て、スライドブロック66が軸62の軸線方向に移動す
ると、ピニオン72を介して他方のラック70が逆方向
に動くため、一対のスライドブロック65,66は互い
に逆方向に移動する。
【0020】スライドブロック65,66に、スプライ
ン溝81,82を備えた軸受部材83,84が設けられ
ている。上記スプライン溝81,82に、スプライン軸
85,86が挿通させられている。スプライン軸85,
86は、軸61,62と平行に設けられている。
【0021】スプライン軸85,86に、開閉部材87
,88が嵌合させられている。開閉部材87,88の先
端部に、挟みアーム91,92が互いに平行に取付けら
れている。挟みアーム91,92は、材料Aを両側から
挟むことのできる長さを有している。挟みアーム91,
92の相互対向面に、浅い溝93(図7参照)が設けら
れている。
【0022】スプライン軸85,86の基部に、ギヤ9
6,97が取付けられている。ギヤ96,97に、両側
に歯のある駆動ラック98が噛合っている。駆動ラック
98は、エアシリンダ等の直動形アクチュエータ100
によって、スプライン軸85,86を回動させる方向、
すなわち開閉部材87,88を開閉させる方向に駆動さ
れる。アクチュエータ100に、開閉部材87,88が
閉じたことを検出するセンサ101が設けられている。
【0023】図2等に示されるように、基台15の端に
ストッパ105が設けられている。このストッパ105
は、図示しないアクチュエータによって、材料Aの巻始
め端fの前進を阻止する位置と、材料Aの前進を許容す
る退避位置とにわたって、移動させることができるよう
になっている。図3に示されるように、ストッパ105
の近傍に光学的近接スイッチ等を用いたセンサ106が
配置されており、材料Aの巻始め端fがストッパ105
に突き当たって停止したことを検出できるようになって
いる。
【0024】また、基台15の端部に、材料挿入ユニッ
ト110が設けられている。材料挿入ユニット110は
、材料Aの送り方向に沿うガイド111と、このガイド
111に沿って材料Aの送り方向に移動自在な挿入テー
ブル112と、この挿入テーブル112を上記方向に駆
動するエアシリンダ等のアクチュエータ113と、材料
Aを挾持可能なチャック115と、チャック115を開
閉駆動するアクチュエータ116などを備えて構成され
ている。
【0025】コイリングマシン10の一例が図10ない
し図12に示されている。図示例のコイリングマシン1
0は、NC制御によるサーボコントロールタイプであり
、材料Aを巻付ける芯金130と、材料Aの巻始め端f
をつかむクランプ131と、芯金130と平行に設けら
れたガイド部材132と、このガイド部材132に沿っ
て移動可能に設けられたガイドロールユニット133と
、ガイドロールユニット133を上記方向に移動させる
ボールねじ134と、芯金駆動ヘッド135などを備え
て構成されている。なお、ボールねじ134を用いる代
りに、油圧サーボシリンダ等によって、ガイドロールユ
ニット133の位置を直接制御するように構成してもよ
い。
【0026】ガイドロールユニット133は、キャリッ
ジベース140と、このキャリッジベース140の下面
側に設けられた固定側ガイドロール141と、可動側ガ
イドロール142と、巻込みガイドロール143などを
備えている。可動側ガイドロール142は、リンク14
5の端部に取付けられている。
【0027】リンク145は、油圧シリンダあるいはエ
アシリンダ等のアクチュエータ146によって、ピン1
47を中心に回動させることができるようになっている
。すなわち可動側ガイドロール142は、固定側ガイド
ロール141に対して接離する方向に移動させることが
できる。図11に示されるように、リンク145とピン
147との間に、回転を円滑にするためのベアリング1
48が設けられている。ガイドロール141,142に
もベアリング149が設けられている。
【0028】巻込みガイドロール143は、キャリッジ
ベース140に設けられた軸受ユニット150によって
回転自在に支持されている。巻込みガイドロール143
はフランジ部151を備えている。フランジ部151は
、コイリング中の材料Aに接するとともに、コイリング
終期においてテーパ圧延部eの平坦座面bに接面するこ
とにより、平坦座面bを案内する。
【0029】次に、上記構成のコイルばね製造装置1の
作用について説明する。予め制御回路に入力しておいた
材料Aの長さに関するデータに基づいて、位置決めヘッ
ド40が材料Aのテーパ圧延部eのところまで移動させ
られる。位置決めヘッド40が上記の方向に移動する際
に、フィードローラ23とぶつからないようにするため
に、位置決めヘッド40がアクチュエータ46によって
図2中の矢印F1 方向に退避させられる。この状態で
、サーボモータ38が回転することにより、位置決めヘ
ッド40がテーパ圧延部eのところに移動させられる。
【0030】そののち、アクチュエータ46が伸び側に
作動することにより、位置決めヘッド40がフィードロ
ーラ23,23の間に入り込む位置に戻される。この時
、位置決めヘッド40の位置によっては、位置決めヘッ
ド40がフィードローラ23に衝突する可能性があるか
ら、衝突を回避するために、アクチュエータ22を作動
させることによって、ローラアセンブリ16全体の位置
を矢印F2 方向に適宜量だけ移動させ、位置決めヘッ
ド40がフィードローラ23,23の間に入り込めるよ
うにする。
【0031】一方、回転方向位置決めユニット35にお
いては、平坦座面bをばね中心軸Cと垂直に巻取ること
ができるような平坦座面bの回転角度が制御回路にイン
プットされている。インプットされるデータは、コイリ
ング時に生じるねじり量から逆算するとか、実験値など
に基づいて決定される。そして挟みアーム91,92が
上記角度に設定されるように、回転ハウジング55がモ
ータ53によって回転させられる。挟みアーム91,9
2とチャック115は開いた状態にある。
【0032】材料Aは図示しない炉によってオ−ステナ
イト化温度まで加熱され、フィードローラ23の上に供
給される。フィードローラ23は常時一方向に回転して
いるため、材料Aは回転ハウジング55の中空孔58を
通って、ストッパ105に向かって移動する。
【0033】材料Aがストッパ105に当たって停止し
たのち、位置決めヘッド40のアクチュエータ100が
作動し、開閉部材87,88が閉じる方向に動くことに
より、挟みアーム91,92によって平坦座面bが挟ま
れる。この場合、図7に示されるように、挟みアーム9
1,92によって平坦座面bが厚み方向に挟まれてアー
ム間距離Gが所定値以下になると、アクチュエータ10
0に設けられたセンサ101が作動することによって、
平坦座面bが厚み方向に正しく挟まれたことが検出され
る。
【0034】図8に示されるように、平坦座面bが厚み
方向に挟まれなかった場合には、スライドブロック駆動
用のアクチュエータ77が作動することにより、スライ
ドブロック65,66が互い違いに動き、挟みアーム9
1,92があたかも揉み手をするように交互に動かされ
る。しかも挟みアーム91,92の相互対向面に浅い溝
93が設けられていて滑り止めがなされるため、挟みア
ーム91,92が互い違いに動くことによって、平坦座
面bは、図9に示されるように厚み方向に挟まれること
になる。回転ハウジング55が所定角度に回転させられ
ているため、挟みアーム91,92によって平坦座面b
が厚み方向に挟まれると、平坦座面bは所定の角度に保
持される。
【0035】そののち、材料挿入ユニット110のチャ
ック115が閉じられて、材料Aがチャック115によ
ってつかまれるとともに、ストッパ105が材料Aの前
進を許す位置に退避させられる。また、挟みアーム91
,92が開く。そして材料挿入用のアクチュエータ11
3が作動することにより、材料Aの巻始め端fが、コイ
リングマシン10のガイドロールユニット133を通っ
て、芯金130のクランプ131に挿入される。この材
料挿入時に、ガイドロールユニット133の可動側ロー
ル142は、固定側ロール141に対し、アクチュエー
タ146によって開方向に移動させられている。また、
巻込みガイドロール143は、クランプ131と干渉し
ない位置に退避させられている。
【0036】図示しないサーボモータによって芯金駆動
ヘッド135が回転させられ、芯金130が回転すると
ともに、ボールねじ134が所定の回転速度で回転する
ことにより、材料Aが芯金130に巻取られつつ、ガイ
ドロールユニット133が芯金130の軸線方向に移動
してゆく。
【0037】巻始め時にクランプ131と干渉しない位
置に退避していた巻込みガイドロール143は、芯金1
30が回転することによってクランプ131との干渉を
生じる可能性がなくなった時点で、芯金130に向かっ
て移動する。こうして、巻込みガイドロール143と芯
金130との間に材料Aが拘束される。また、材料Aは
、固定側ガイドロール141と可動側ガイドロール14
2との間に挟まれることにより、芯金130の軸線方向
に対する位置が規制される。こうして材料Aが芯金13
0に所定のピッチで巻付くように、予め制御回路に入力
されていたデータに基づいて、ガイドロールユニット1
33の移動速度が制御されつつ、材料Aがガイドされる
【0038】コイリングマシン10に送り込まれる材料
Aは、予め回転方向位置決めユニット35によって、平
坦座面bがばね中心軸Cと垂直に巻取られるようにセッ
ティングされているが、コイリングの進行に伴い、材料
Aと芯金130とガイドロールユニット133との摩擦
や滑りのばらつきによって、コイリング終期において平
坦座面bの垂直度に若干のばらつきが生じることがある
【0039】しかるに本実施例のコイリングマシン10
は、平坦座面bが芯金130に近付くと、平坦座面bが
ガイドロール141,142によって厚み方向に挟まれ
るとともに、芯金130に巻取られる直前まで平坦座面
bが巻込みガイドロール143のフランジ部151に接
面することによって、垂直度が保たれる。このため、ば
ね中心軸Cに対する平坦座面bの垂直度はきわめて正確
なものとなる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、材料の巻終わり側に設
けられているテーパ圧延部の平坦座面がばね中心軸と垂
直となるように正確にコイリングすることができ、その
際に人手を必要とせず、全自動で、かつ高精度にコイル
ばねの成形を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるコイルばね製造装置の
構成の概略を示す斜視図。
【図2】図1に示された装置における材料供給機構を示
す平面図。
【図3】図2に示された材料供給機構における回転方向
位置決めユニットの断面図。
【図4】図3に示された回転方向位置決めユニットの一
部を一部断面で示す平面図。
【図5】図4中のV−V線に沿う断面図。
【図6】図3に示された回転方向位置決めユニットの一
部の底面図。
【図7】図3に示された位置決めユニットの挟みアーム
の一部を示す正面図。
【図8】図3に示された位置決めユニットの挟みアーム
の作動態様を示す正面図。
【図9】図3に示された位置決めユニットの挟みアーム
の他の作動態様を示す正面図。
【図10】図1に示されたコイルばね製造装置における
コイリングマシンの正面図。
【図11】図1に示されたコイルばね製造装置における
コイリングマシンの断面図。
【図12】図1に示されたコイルばね製造装置における
コイリングマシンの底面図。
【図13】コイルばねの端部の一例を示す正面図。
【図14】材料の端部の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
A…材料、a…コイルばね、b…平坦座面、e…テーパ
圧延部、1…コイルばね製造装置、10…コイリングマ
シン、11…材料供給機構、16…ローラアセンブリ(
移送手段)、23…フィードローラ、35…回転方向位
置決めユニット、55…回転ハウジング、91,92…
挟みアーム、110…材料挿入ユニット、130…芯金
、141,142…ガイドロール、143…巻込みガイ
ドロール、151…フランジ部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直線棒状の材料を芯金に巻付けることによ
    って螺旋状に成形するコイリングマシンと、上記材料を
    上記コイリングマシンに供給する材料供給機構とを備え
    たコイルばねの製造装置において、上記材料供給機構は
    、巻終わり側にテーパ圧延部が設けられている上記材料
    を上記コイリングマシンに向かって材料の長手方向に移
    動させる移送手段と、上記材料を所定位置で一時的に停
    止させるストッパと、停止させられた上記材料のテーパ
    圧延部を挾持できる位置まで移動させられかつ材料の軸
    回り方向に回転可能なベース部材および上記テーパ圧延
    部を厚さ方向に挟む一対の挟みアームを備えている回転
    方向位置決めユニットと、上記回転方向位置決めユニッ
    トによって所定の回転角度に保持された材料をつかむチ
    ャックを有しかつこの材料の巻始め端を上記コイリング
    マシンに送り込むアクチュエータを備えている材料挿入
    ユニットと、を具備したことを特徴とするコイルばねの
    製造装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載されたコイルばねの製造装
    置において、上記回転方向位置決めユニットは、上記一
    対の挟みアームによって上記テーパ圧延部を挟んだ状態
    で各挟みアームを互いに逆方向に交互に移動させる手段
    を備えている。
  3. 【請求項3】請求項1に記載されたコイルばねの製造装
    置において、上記コイリングマシンは、上記材料が芯金
    に対し所定のピッチで巻付くように材料を挟み付けた状
    態で芯金の軸線方向に案内する一対のガイドロールと、
    上記材料を芯金に押付ける巻込みガイドロールを備えて
    おり、しかも上記巻込みガイドロールの外周部に、上記
    材料のテーパ圧延部を案内するフランジ部が設けられて
    いる。
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