JPH0428577Y2 - - Google Patents

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JPH0428577Y2
JPH0428577Y2 JP4899290U JP4899290U JPH0428577Y2 JP H0428577 Y2 JPH0428577 Y2 JP H0428577Y2 JP 4899290 U JP4899290 U JP 4899290U JP 4899290 U JP4899290 U JP 4899290U JP H0428577 Y2 JPH0428577 Y2 JP H0428577Y2
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urn
container
remains
synthetic resin
bottom plate
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JP4899290U
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、遺骨を土中に埋めて納める場合に用
いられる骨壺に関する。
従来の技術 火葬後の遺骨の納め方の一つに、遺骨を土に帰
すという信仰的思想に基づいたものとして、遺骨
を骨壺に収容し、これを土中に直に埋めるという
方法がある。この遺骨を収容するための骨壺とし
て、従来は、上面が開口した収容体とその開口を
覆うための蓋体とがともに陶磁器製であるものが
用いられていた。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、陶磁器は耐腐食性と耐熱性に優
れ、しかも、骨壺は比較的小嵩であつて断面が円
形をなす形状であることから外部から作用する力
に対して破壊し難い。このため、遺骨は、土から
隔絶されて骨壺内に収容されたままとなり、遺骨
を土に帰すという目的を果たすことができないと
いう欠点があつた。
課題を解決するための手段 本考案は、上記課題を解決するための手段とし
て、遺骨を収容する収容体とその収容体の上面の
開口を覆う蓋体とからなり、少なくとも収容体の
底板部が、微生物の存在下において合成樹脂の分
解を促進する機能が発揮される生物分解剤を添加
した合成樹脂材料によつて形成されている構成と
した。
考案の作用及び効果 本考案は上記構成になり、土中に埋めない状態
においては、骨壺に接触する微生物が極僅かであ
ることから、生物分解剤はその合成樹脂の分解を
促進する機能を発揮しない。このため、骨壺の形
状が維持され、遺骨は外部から保護された状態で
収容される。
本考案の骨壺内に遺骨を収容して、これを土中
に直に埋めると、土中に生存しているバクテリ
ア、菌類、昆虫等の多数の微生物により、生物分
解剤の合成樹脂の分解を促進する機能が発揮され
る。これにより、骨壺は、短期間のうちに、少な
くとも収容体の底板部が形を崩し、収容体内の遺
骨が露出して土と接触する。
このように、本考案にかかる骨壺を用いれば、
遺骨を土に帰すという目的を果たすことができる
効果がある。
実施例 以下、本考案の第1実施例の骨壺を第1図に基
づいて説明する。
本第1実施例の骨壺Aは、収容体1と陶磁器製
の蓋体2とから構成される。収容体1は、上下両
端面に開口4,5を有する円形断面の陶磁器製の
筒体3内に円形をなす合成樹脂製の底板6を嵌入
して、筒体3の下側の開口5に形成した内側に突
き出す円環形の係止部7に底板6の周縁部を係止
させることによつて形成されている。
この収容体1の底板6の材料である合成樹脂
は、微生物の存在下においてその合成樹脂の分解
を促進する機能が発揮される生物分解剤を添加し
たものである。生物分解剤の一例としては、カナ
ダのセントローレンススターチ社から販売されて
いる「エコスター」が挙げられる。この生物分解
剤は、コーンスターチ等の澱粉と、合成樹脂の分
子結合の分解を行う過酸化物を澱粉との反応によ
り発生させる脂肪酸等の自動酸化剤とからなる。
そして、この生物分解剤に、バクテリア、菌類、
放線菌、昆虫等の微生物が接触すると、これらの
微生物に食われることによつて澱粉の表面積が拡
大し、その澱粉と自動酸化剤との反応が促進され
て多量の過酸化物が発生するようになつている。
本第1実施例の骨壺Aは上記構成になり、土中
に埋めない状態においては、骨壺Aの周囲に存在
する微生物は極く少数であるため、底板6中の生
物分解剤はその合成樹脂の分解を促進する機能を
発揮しない。したがつて、底板6は形が崩れるこ
とはなく、図示しない遺骨を収容体1内に収容し
た状態で外部から保護することができる。
この遺骨を収容した骨壺Aを土中に直に埋めて
納めると、土中には多数の微生物が存在すること
から、底板6中の生物分解剤中の澱粉と自動酸化
剤との反応が促進されて多量の過酸化物が発生す
る。この多量の過酸化物により、底板6の材料で
ある合成樹脂が分解して、底板6は比較的短期間
のうちに形状を崩す。これにより、収容体1の底
面には孔が空き、この孔から遺骨が土上にこぼれ
落ちるのであつて、これにより、遺骨は土に帰る
こととなる。
次に、本考案の第2実施例の骨壺を第2図に基
づいて説明する。
本第2実施例の骨壺Bは、その収容体11と蓋
体12の両方が、上記第1実施例の骨壺Aの底板
6と同様に、微生物の存在下において合成樹脂の
分解を促進する機能が発揮される生物分解剤の添
加された合成樹脂材料によつて成形されたもので
ある。
したがつて、この骨壺B内に図示しない遺骨を
収容すると、土中に埋めない状態においては、骨
壺Bの周囲に存在する微生物が極く僅かであつ
て、生物分解剤の合成樹脂分解促進機能が発揮さ
れないため、収容体11及び蓋体12は形を崩す
ことがなく、遺骨は収容体11内に収容された状
態で外部から保護される。
そして、この遺骨を収容した骨壺Bを土中に埋
めて納めると、土中に存在する多数の微生物によ
つて収容体11及び蓋体12中の生物分解剤が合
成樹脂分解促進機能を発揮するため、収容体11
及び蓋体12は形が崩れ、遺骨は土に帰る。ま
た、骨壺Bは、その収容体11と蓋体12の両方
が分解されるため、最終的に消滅する。
第3図に示すのは、本考案の第3実施例の骨壺
Cである。
この骨壺Cは、前述の第1実施例の骨壺Aと同
様に、収容体21を構成する筒体23とその上面
の開口24を覆う蓋体22とが陶磁器により形成
されているとともに、筒体23の下面の開口25
に嵌装された底板26が、生物分解剤の添加され
た合成樹脂によつて形成されている。さらに、収
容体21内においては、石綿28が、底板26の
上面の全面にわたつて貼り着けられている。
かかる骨壺C内に焼かれた直後の高温の遺骨を
収容した場合には、遺骨は、熱に強い陶磁器製の
筒体23の内周面と石綿28の上面に接触するだ
けであつて、合成樹脂製の底板26の上面に直接
接触することはない。したがつて、底体26の材
料である合成樹脂が熱に弱くても、底板26は遺
骨の熱のために変形したり孔が空いたりすること
がない。
この遺骨を収容した骨壺Cを土中に埋めると、
底板26はその生物分解剤の合成樹脂分解促進機
能により分解して消滅する。また、底板26の上
面に貼り着けられた石綿28は崩壊して細かい繊
維状となつて土と混じり合う。これにより、骨壺
C内に収容された遺骨は土に帰ることとなる。
第4図に示すのは、本考案の第4実施例の骨壺
Dである。
この骨壺Dは、前述の第2実施例の骨壺Bと同
様に、収容体31と蓋体32の両方が、生物分解
剤の添加された合成樹脂材料からなる。この骨壺
Dの収容体31には、その側壁部33の内周面及
び底板部36の上面の全面にわたつて、石綿38
が貼り着けられている。
この骨壺D内に焼かれた直後の高温の遺骨を収
容した場合には、遺骨は、熱に強い石綿38に接
触するだけであつて、合成樹脂からなる収容体3
1に直接接触することはない。したがつて、遺骨
の熱によつて収容体31に変形が生じたり孔が空
いたりするのが防止されている。
この骨壺Dを土中に埋めた後は、生物分解剤の
合成樹脂分解促進機能によつて収容体31及び蓋
体32が分解して消滅するとともに、石綿38が
崩壊して土と混じり合い、遺骨は土に帰る。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を示し、第1図は第
1実施例の断面図であり、第2図は第2実施例の
断面図であり、第3図は第3実施例の断面図であ
り、第4図は第4実施例の断面図である。 A,B,C,D……骨壺、1,11,21,3
1……収容体、2,12,22,32……蓋体、
4,24……開口、6,26……底板、36……
底板部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 遺骨を収容する収容体と該収容体の上面の開口
    を覆う蓋体とからなり、少なくとも前記収容体の
    底板部が、微生物の存在下において合成樹脂の分
    解を促進する機能が発揮される生物分解剤を添加
    した合成樹脂材料によつて形成されていることを
    特徴とする骨壺。
JP4899290U 1990-05-10 1990-05-10 Expired JPH0428577Y2 (ja)

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JP4899290U JPH0428577Y2 (ja) 1990-05-10 1990-05-10

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JPH047823U JPH047823U (ja) 1992-01-24
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