JPH04285044A - 耐熱性セメント - Google Patents
耐熱性セメントInfo
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- JPH04285044A JPH04285044A JP7395191A JP7395191A JPH04285044A JP H04285044 A JPH04285044 A JP H04285044A JP 7395191 A JP7395191 A JP 7395191A JP 7395191 A JP7395191 A JP 7395191A JP H04285044 A JPH04285044 A JP H04285044A
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- cement
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- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 65
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- 229910052602 gypsum Inorganic materials 0.000 abstract description 3
- 239000010440 gypsum Substances 0.000 abstract description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 abstract 2
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Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性セメントに係り
、詳しくは、焼成セメント系材料成形体の結合材として
好適なセメントに関する。
、詳しくは、焼成セメント系材料成形体の結合材として
好適なセメントに関する。
【0002】
【従来の技術】モルタルやコンクリート等のセメント系
材料は成形性や成形体の機械的強度が優れており、各種
建築材料や土木材料として広く用いられている。そして
近年では工場で成形体に加工したものを施工することも
広く行われている。ところが、加工のために高温に加熱
すると、例えば施釉したり各種セラミックス材料と接合
するために加熱すると、水和物中の結合水が脱水されて
水和物自体が収縮したり水和物間及び水和粒子間のキャ
ピラリー水等の自由水が蒸発したりすることにより、成
形体が収縮するという欠点があった。そこで、結合材と
して耐熱性の良好な特殊セメントを用いることや、骨材
として各種の耐熱性が優れたものを用いることが提案さ
れているが、材料が特殊であるために工業的に広く実施
されるには至っていないし、効果の点でも十分とは言え
なかった(特公昭56−48464号公報、特開平2−
164749号公報)。
材料は成形性や成形体の機械的強度が優れており、各種
建築材料や土木材料として広く用いられている。そして
近年では工場で成形体に加工したものを施工することも
広く行われている。ところが、加工のために高温に加熱
すると、例えば施釉したり各種セラミックス材料と接合
するために加熱すると、水和物中の結合水が脱水されて
水和物自体が収縮したり水和物間及び水和粒子間のキャ
ピラリー水等の自由水が蒸発したりすることにより、成
形体が収縮するという欠点があった。そこで、結合材と
して耐熱性の良好な特殊セメントを用いることや、骨材
として各種の耐熱性が優れたものを用いることが提案さ
れているが、材料が特殊であるために工業的に広く実施
されるには至っていないし、効果の点でも十分とは言え
なかった(特公昭56−48464号公報、特開平2−
164749号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐熱性が良
く、焼成セメント系材料成形体を製造する際に結合材と
して用いた場合にワレ、ヒビ等の発生がないセメントを
提供することにある。
く、焼成セメント系材料成形体を製造する際に結合材と
して用いた場合にワレ、ヒビ等の発生がないセメントを
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は以上のような
課題を解決するために研究を行い、ブレーン比表面積が
小さいセメントが耐熱性がよいことを見いだして本発明
を完成した。すなわち、本発明は、ブレーン比表面積が
700〜2500cm2 /g、粒子径20μm以上の
ものの含有量が50重量%以上である耐熱性セメント。 粒子径5μm以下のものの含有量が17重量%以下、1
0μm以下のものの含有量が5〜30重量%、20μm
以下のものの含有量が10〜50重量%、100μm以
下のものの含有量が70〜95重量%である耐熱性セメ
ントである。以下、本発明を詳細に説明する。
課題を解決するために研究を行い、ブレーン比表面積が
小さいセメントが耐熱性がよいことを見いだして本発明
を完成した。すなわち、本発明は、ブレーン比表面積が
700〜2500cm2 /g、粒子径20μm以上の
ものの含有量が50重量%以上である耐熱性セメント。 粒子径5μm以下のものの含有量が17重量%以下、1
0μm以下のものの含有量が5〜30重量%、20μm
以下のものの含有量が10〜50重量%、100μm以
下のものの含有量が70〜95重量%である耐熱性セメ
ントである。以下、本発明を詳細に説明する。
【0005】本発明の耐熱性セメントは、ブレーン比表
面積が700〜2500cm2 /g好ましくは100
0〜2100cm2 /gであり、且つ、粒子径20μ
m以上のものの含有量が50重量%以上好ましくは65
〜90重量%である。本発明の耐熱性セメントの中でも
、粒子径5μm以上のものの含有量が90重量%以上好
ましくは95重量%以上のものは特に耐熱性がよい。さ
らに、粒子径10μm以上のものの含有量が85重量%
以下のものは強度発現が優れる。また、粒子径5μm以
下のものの含有量が17重量%以下、10μm以下のも
のの含有量が5〜30重量%好ましくは8〜26重量%
、20μm以下のものの含有量が10〜50重量%好ま
しくは10〜35重量%、50μm以下のものの含有量
が30〜85重量%好ましくは40〜70重量%、10
0μm以下のものの含有量が70〜95重量%好ましく
は80〜95重量%であるセメントは本発明の耐熱性セ
メントに該当する。
面積が700〜2500cm2 /g好ましくは100
0〜2100cm2 /gであり、且つ、粒子径20μ
m以上のものの含有量が50重量%以上好ましくは65
〜90重量%である。本発明の耐熱性セメントの中でも
、粒子径5μm以上のものの含有量が90重量%以上好
ましくは95重量%以上のものは特に耐熱性がよい。さ
らに、粒子径10μm以上のものの含有量が85重量%
以下のものは強度発現が優れる。また、粒子径5μm以
下のものの含有量が17重量%以下、10μm以下のも
のの含有量が5〜30重量%好ましくは8〜26重量%
、20μm以下のものの含有量が10〜50重量%好ま
しくは10〜35重量%、50μm以下のものの含有量
が30〜85重量%好ましくは40〜70重量%、10
0μm以下のものの含有量が70〜95重量%好ましく
は80〜95重量%であるセメントは本発明の耐熱性セ
メントに該当する。
【0006】このようなセメントは、クリンカ、石膏等
のセメント原料を適宜混合し、ブレーン比表面積が70
0〜2500cm2 /gとなる程度に粉砕することに
よって得られることもあるが、適当な粒度分布のものが
得られない場合は粉砕した後に分級するのがよい。例え
ば、クリンカ、石膏等のセメント原料を適宜混合し、ブ
レーン比表面積1500〜5000cm2 /g以上に
粉砕したものを風力分級機等のセパレータで分級して微
粉を除去することにより効率よく製造できる。
のセメント原料を適宜混合し、ブレーン比表面積が70
0〜2500cm2 /gとなる程度に粉砕することに
よって得られることもあるが、適当な粒度分布のものが
得られない場合は粉砕した後に分級するのがよい。例え
ば、クリンカ、石膏等のセメント原料を適宜混合し、ブ
レーン比表面積1500〜5000cm2 /g以上に
粉砕したものを風力分級機等のセパレータで分級して微
粉を除去することにより効率よく製造できる。
【0007】本発明の耐熱性セメントは焼成セメント系
材料の結合材として好適である。以下、参考までに、焼
成セメント板の具体的な製造方法を説明する。まず、本
発明のセメント100重量部に対して骨材を20〜50
0重量部、水を20〜100重量部好ましくは30〜6
0重量部配合して板に成形する。このとき水/セメント
比が大きいと焼成前の強度発現が悪くなるため、水の配
合量は少ない程よいが、本発明のセメントは通常のセメ
ントと比べて粒子が粗いためセメント配合物を所要の軟
度にするために要する水の量が少ないので有利である。 また、この場合の成形方法は、プレス成形、押出成形等
、特に限定はない。次いで成形したセメント板を例えば
700℃以上で焼成する。通常、取扱いに要する強度を
セメント板が有する範囲でセメントの水和反応があまり
進んでいない状態で焼成するのがよいが、本発明のセメ
ントを使用した場合は、材令が経過した後も焼成時の収
縮率を通常のセメントを使用した場合よりも極めて小さ
く維持できるため、焼成セメント板を工業的に製造する
場合に成形工程から焼成工程までの日程調整が容易であ
る。焼成したセメント板は再水和させて所要の強度を有
する焼成セメント板とする。なお、セメント板を焼成す
る際に、釉薬や各種ガラス材料、各種セラミックス材料
を塗布又は積層しておけば、表面に釉薬層やガラス層、
セラミックス層を有する焼成セメント板を得ることがで
きる。
材料の結合材として好適である。以下、参考までに、焼
成セメント板の具体的な製造方法を説明する。まず、本
発明のセメント100重量部に対して骨材を20〜50
0重量部、水を20〜100重量部好ましくは30〜6
0重量部配合して板に成形する。このとき水/セメント
比が大きいと焼成前の強度発現が悪くなるため、水の配
合量は少ない程よいが、本発明のセメントは通常のセメ
ントと比べて粒子が粗いためセメント配合物を所要の軟
度にするために要する水の量が少ないので有利である。 また、この場合の成形方法は、プレス成形、押出成形等
、特に限定はない。次いで成形したセメント板を例えば
700℃以上で焼成する。通常、取扱いに要する強度を
セメント板が有する範囲でセメントの水和反応があまり
進んでいない状態で焼成するのがよいが、本発明のセメ
ントを使用した場合は、材令が経過した後も焼成時の収
縮率を通常のセメントを使用した場合よりも極めて小さ
く維持できるため、焼成セメント板を工業的に製造する
場合に成形工程から焼成工程までの日程調整が容易であ
る。焼成したセメント板は再水和させて所要の強度を有
する焼成セメント板とする。なお、セメント板を焼成す
る際に、釉薬や各種ガラス材料、各種セラミックス材料
を塗布又は積層しておけば、表面に釉薬層やガラス層、
セラミックス層を有する焼成セメント板を得ることがで
きる。
【0008】
【実施例】実施例1
ブレーン比表面積2060cm2 /g、粒子径5μm
以上のものの含有量86.0重量%、粒子径10μm以
上のものの含有量80.0重量%、粒子径20μm以上
のものの含有量70.3重量%、50μm以上のものの
含有量が40.2重量%、100μm以上のものの含有
量が10.5重量%のセメント100重量部に細骨材8
5重量部、増粘剤3重量部並びに水39重量部を配合し
てなるセメント系材料を成形し材令5日目に温度800
℃で30分間焼成した。得られた成形体にはワレ及びヒ
ビの発生はなかった。表1にセメントの粒度分布及び常
温から800℃まで昇温した際の収縮率を示す。
以上のものの含有量86.0重量%、粒子径10μm以
上のものの含有量80.0重量%、粒子径20μm以上
のものの含有量70.3重量%、50μm以上のものの
含有量が40.2重量%、100μm以上のものの含有
量が10.5重量%のセメント100重量部に細骨材8
5重量部、増粘剤3重量部並びに水39重量部を配合し
てなるセメント系材料を成形し材令5日目に温度800
℃で30分間焼成した。得られた成形体にはワレ及びヒ
ビの発生はなかった。表1にセメントの粒度分布及び常
温から800℃まで昇温した際の収縮率を示す。
【0009】実施例2
ブレーン比表面積1280cm2 /g、粒子径5μm
以上のものの含有量90.9重量%、粒子径10μm以
上のものの含有量87.4重量%、粒子径20μm以上
のものの含有量83.8重量%、50μm以上のものの
含有量が53.5重量%、100μm以上のものの含有
量が14.5重量%のセメント100重量部に細骨材8
5重量部、増粘剤3重量部並びに水39重量部を配合し
てなるセメント系材料を成形し材令5日目に温度800
℃で30分間焼成した。得られた成形体にはワレ及びヒ
ビの発生はなかった。表1にセメントの粒度分布及び常
温から800℃まで昇温した際の収縮率を示す。
以上のものの含有量90.9重量%、粒子径10μm以
上のものの含有量87.4重量%、粒子径20μm以上
のものの含有量83.8重量%、50μm以上のものの
含有量が53.5重量%、100μm以上のものの含有
量が14.5重量%のセメント100重量部に細骨材8
5重量部、増粘剤3重量部並びに水39重量部を配合し
てなるセメント系材料を成形し材令5日目に温度800
℃で30分間焼成した。得られた成形体にはワレ及びヒ
ビの発生はなかった。表1にセメントの粒度分布及び常
温から800℃まで昇温した際の収縮率を示す。
【0010】比較例
セメントとして表1に示したブレーン比表面積及び粒度
分布の普通ポルトランドセメント(比較例1)、中庸熱
ポルトランドセメント(比較例2)、白色ポルトランド
セメント(比較例3)、早強ポルトランドセメント(比
較例4)〔いずれも市販品〕を用いた他は実施例1及び
2と同様にした。結果を表1に示す。
分布の普通ポルトランドセメント(比較例1)、中庸熱
ポルトランドセメント(比較例2)、白色ポルトランド
セメント(比較例3)、早強ポルトランドセメント(比
較例4)〔いずれも市販品〕を用いた他は実施例1及び
2と同様にした。結果を表1に示す。
【表1】
【0011】
【発明の効果】本発明のセメントを焼成セメント系材料
成形体の結合材として用いると、セメント系材料成形体
を焼成する際の収縮が小さくなるので、ヒビ、ワレ等が
発生しにくい。また、焼成前の材令によらず収縮率を小
さく維持できるため製造工程の日程調整が容易である。
成形体の結合材として用いると、セメント系材料成形体
を焼成する際の収縮が小さくなるので、ヒビ、ワレ等が
発生しにくい。また、焼成前の材令によらず収縮率を小
さく維持できるため製造工程の日程調整が容易である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ブレーン比表面積が700〜2500
cm2 /g、粒子径20μm以上のものの含有量が5
0重量%以上である耐熱性セメント。 - 【請求項2】 ブレーン比表面積が700〜2500
cm2 /g、粒子径5μm以上のものの含有量が83
重量%以上、粒子径20μm以上のものの含有量が50
重量%以上、粒子径100μm以上のものの含有量が3
0重量%以下である耐熱性セメント。 - 【請求項3】 ブレーン比表面積が700〜2500
cm2 /g、粒子径5μm以上のものの含有量が83
重量%以上、粒子径10μm以上のものの含有量が70
重量%以上、粒子径20μm以上のものの含有量が50
重量%以上、粒子径100μm以上のものの含有量が3
0重量%以下である耐熱性セメント。 - 【請求項4】 ブレーン比表面積が700〜2500
cm2 /g、粒子径5μm以下のものの含有量が17
重量%以下、粒子径10μm以下のものの含有量が5〜
30重量%、粒子径20μm以下のものの含有量が10
〜50重量%、粒子径100μm以下のものの含有量が
70〜95重量%である耐熱性セメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7395191A JPH04285044A (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 耐熱性セメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7395191A JPH04285044A (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 耐熱性セメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04285044A true JPH04285044A (ja) | 1992-10-09 |
Family
ID=13532903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7395191A Withdrawn JPH04285044A (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 耐熱性セメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04285044A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010173866A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Taiheiyo Cement Corp | セメント組成物 |
JP2012030982A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Taiheiyo Cement Corp | セメント組成物 |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP7395191A patent/JPH04285044A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010173866A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Taiheiyo Cement Corp | セメント組成物 |
JP2012030982A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Taiheiyo Cement Corp | セメント組成物 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |