JPH04284783A - イメージ・データ処理方法 - Google Patents
イメージ・データ処理方法Info
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- JPH04284783A JPH04284783A JP3290474A JP29047491A JPH04284783A JP H04284783 A JPH04284783 A JP H04284783A JP 3290474 A JP3290474 A JP 3290474A JP 29047491 A JP29047491 A JP 29047491A JP H04284783 A JPH04284783 A JP H04284783A
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 45
- 238000013144 data compression Methods 0.000 claims description 22
- 238000003491 array Methods 0.000 claims description 6
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- 230000009466 transformation Effects 0.000 claims 2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/90—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using coding techniques not provided for in groups H04N19/10-H04N19/85, e.g. fractals
- H04N19/98—Adaptive-dynamic-range coding [ADRC]
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーダ・イメージング
機器から得られる多帯域連続トーン・データなどのイメ
ージ・データのデータ圧縮方法に関する。
機器から得られる多帯域連続トーン・データなどのイメ
ージ・データのデータ圧縮方法に関する。
【0002】
【従来の技術】視覚イメージを構成している各画素をデ
ィジタルでコード化することによって視覚イメージをデ
ィジタル表現するには、一般に大量のイメージ・データ
を必要とする。このようなイメージ・データを処理し記
憶するには、大きな記憶容量を有するディジタル・プロ
セッサが必要であり、そのためプロセッサのコストが増
大する傾向がある。このような大量のディジタル・イメ
ージ・データを高速伝送するには、大容量のデータ伝送
チャネルが必要であるが、このような伝送チャネルは、
一般に高価になる傾向がある。低容量データ伝送チャネ
ル上でこのようなイメージ・データを伝送するのは、実
用にならないほど遅くなる可能性がある。
ィジタルでコード化することによって視覚イメージをデ
ィジタル表現するには、一般に大量のイメージ・データ
を必要とする。このようなイメージ・データを処理し記
憶するには、大きな記憶容量を有するディジタル・プロ
セッサが必要であり、そのためプロセッサのコストが増
大する傾向がある。このような大量のディジタル・イメ
ージ・データを高速伝送するには、大容量のデータ伝送
チャネルが必要であるが、このような伝送チャネルは、
一般に高価になる傾向がある。低容量データ伝送チャネ
ル上でこのようなイメージ・データを伝送するのは、実
用にならないほど遅くなる可能性がある。
【0003】イメージ・データの量が元のイメージの各
画素の直接ディジタル表現に比べて減少している場合で
も、元のイメージまたは元のイメージの視覚的に容認で
きる複製物をコード化されたデータから再構築できるよ
うな形でディジタル・データをコード化することによっ
て、ディジタル化された視覚イメージを表すディジタル
・データを「圧縮」するための方式が、いくつか考案さ
れている。イメージ品質の低下を招かない、連続トーン
・イメージ・データ用の通常の圧縮方式は、通常、デー
タ圧縮比が3:1またはそれ以下であり、データ圧縮比
が2:1より小さいこともしばしばである。
画素の直接ディジタル表現に比べて減少している場合で
も、元のイメージまたは元のイメージの視覚的に容認で
きる複製物をコード化されたデータから再構築できるよ
うな形でディジタル・データをコード化することによっ
て、ディジタル化された視覚イメージを表すディジタル
・データを「圧縮」するための方式が、いくつか考案さ
れている。イメージ品質の低下を招かない、連続トーン
・イメージ・データ用の通常の圧縮方式は、通常、デー
タ圧縮比が3:1またはそれ以下であり、データ圧縮比
が2:1より小さいこともしばしばである。
【0004】多くの応用例では、関係するイメージのシ
ーケンスからのイメージ・データを処理しなければなら
ない。そのようなシーケンス内のイメージ同士はしばし
ば高度に相関している。たとえば、通常の多帯域レーダ
・イメージを処理する場合、同じシーンの異なるイメー
ジが数百個記録され、各イメージがそれぞれ異なるスペ
クトル・帯域幅に対応している。また、ディジタル・テ
レビジョンの各フレームを形成するイメージなどの動き
を表すイメージのシーケンスも、高度に相関する傾向が
ある。
ーケンスからのイメージ・データを処理しなければなら
ない。そのようなシーケンス内のイメージ同士はしばし
ば高度に相関している。たとえば、通常の多帯域レーダ
・イメージを処理する場合、同じシーンの異なるイメー
ジが数百個記録され、各イメージがそれぞれ異なるスペ
クトル・帯域幅に対応している。また、ディジタル・テ
レビジョンの各フレームを形成するイメージなどの動き
を表すイメージのシーケンスも、高度に相関する傾向が
ある。
【0005】アーネスト・L.ホール(Ernest
L. Hall)の著書”Computer Imag
e Processingand Recogniti
on”(Academic Press、1979年
)、pp.342−367に開示されているように、デ
ィジタル・テレビジョン・イメージを伝送するための予
測式内挿式コード化技法が提案されている。pp.34
5及び346で説明されているように、一般の予測式コ
ード化システムでは、現在のピクチャ値と以前のn−1
個のピクチャ値との間で予測方程式が成立すると想定さ
れる。 実際のピクチャ値と予測されたピクチャ値との間の平均
2乗誤差を最小にすれば最適の予測が得られる。ある形
式の予測式イメージ・コード化システムは、現在値と予
測値の間の誤差を計算するエンコーダを含む。この誤差
は、量子化され、通信チャネルを介してデコーダ・シス
テムに伝送される。デコーダ・システムは、量子化され
た誤差を計算された予測値に加算することによって受信
信号を形成する。上記のホールの著書のpp.355及
び356に記載されているディジタル・テレビジョン用
のある予測式コード化技法では、1つのディジタル・テ
レビジョン・フレーム内の各画素が、1組の以前に走査
された要素を使用して予測される。具体的には、時刻t
における、位置x、yにある画素f(x,y,t)の差
分パルス・コード変調(DPCM)予測子は、次のよう
に記述される。
L. Hall)の著書”Computer Imag
e Processingand Recogniti
on”(Academic Press、1979年
)、pp.342−367に開示されているように、デ
ィジタル・テレビジョン・イメージを伝送するための予
測式内挿式コード化技法が提案されている。pp.34
5及び346で説明されているように、一般の予測式コ
ード化システムでは、現在のピクチャ値と以前のn−1
個のピクチャ値との間で予測方程式が成立すると想定さ
れる。 実際のピクチャ値と予測されたピクチャ値との間の平均
2乗誤差を最小にすれば最適の予測が得られる。ある形
式の予測式イメージ・コード化システムは、現在値と予
測値の間の誤差を計算するエンコーダを含む。この誤差
は、量子化され、通信チャネルを介してデコーダ・シス
テムに伝送される。デコーダ・システムは、量子化され
た誤差を計算された予測値に加算することによって受信
信号を形成する。上記のホールの著書のpp.355及
び356に記載されているディジタル・テレビジョン用
のある予測式コード化技法では、1つのディジタル・テ
レビジョン・フレーム内の各画素が、1組の以前に走査
された要素を使用して予測される。具体的には、時刻t
における、位置x、yにある画素f(x,y,t)の差
分パルス・コード変調(DPCM)予測子は、次のよう
に記述される。
【数1】
【0006】予測パラメータα、β、γは、平均2乗予
測誤差が最小になるように選択する。上記のホールの著
書によれば、平均2乗誤差を相関値で表現し、予測パラ
メータに関して微分することによって、1組の代数方程
式が与えられ、それから所望の予測パラメータを見つけ
ることができる。
測誤差が最小になるように選択する。上記のホールの著
書によれば、平均2乗誤差を相関値で表現し、予測パラ
メータに関して微分することによって、1組の代数方程
式が与えられ、それから所望の予測パラメータを見つけ
ることができる。
【0007】上記のホールの著書に開示された予測式内
挿式コード化はディジタル・テレビジョン・イメージを
コード化する際の効率を僅かしか増加させないが、イメ
ージのシーケンス、特に多帯域地上探査レーダの帯域幅
に対応するイメージなどの高度相関イメージのシーケン
スを処理する際の効率を高めることが求められている。
挿式コード化はディジタル・テレビジョン・イメージを
コード化する際の効率を僅かしか増加させないが、イメ
ージのシーケンス、特に多帯域地上探査レーダの帯域幅
に対応するイメージなどの高度相関イメージのシーケン
スを処理する際の効率を高めることが求められている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術の上記の諸問題を回避することができる、相関イメ
ージを表すデータを効率的にコード化する方法を提供す
ることにある。
技術の上記の諸問題を回避することができる、相関イメ
ージを表すデータを効率的にコード化する方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】広義に言えば、本発明の
方法は、ソース・イメージ・データのアレイのシーケン
スを提供する段階を含む。ソース・イメージ・データの
各アレイは1つのイメージを表す。ソース・イメージ・
データのアレイのシーケンスは、たとえば、イメージの
シーケンスをディジタル化することによって、または多
帯域レーダ装置などの遠隔イメージング機器から通信チ
ャネルを介してディジタル・イメージ・データを受け取
ることによって得られる。
方法は、ソース・イメージ・データのアレイのシーケン
スを提供する段階を含む。ソース・イメージ・データの
各アレイは1つのイメージを表す。ソース・イメージ・
データのアレイのシーケンスは、たとえば、イメージの
シーケンスをディジタル化することによって、または多
帯域レーダ装置などの遠隔イメージング機器から通信チ
ャネルを介してディジタル・イメージ・データを受け取
ることによって得られる。
【0010】ソース・イメージ・データの各アレイは、
複数のソース・イメージ・データ・ブロックに区分され
る。各ソース・イメージ・データ・ブロックは、関連す
るブロック・データ要素インデックスによって都合よく
識別される複数のソース・イメージ・データ要素をもつ
。ソース・イメージ・データのアレイのシーケンスの各
アレイに関連する対応するソース・イメージ・データ・
ブロックが、ソース・イメージ・データ・ブロックのシ
ーケンスを規定する。ソース・イメージ・データ・ブロ
ックのシーケンスの個数は、ソース・イメージ・データ
の各アレイが区分されるブロックの個数に等しい。
複数のソース・イメージ・データ・ブロックに区分され
る。各ソース・イメージ・データ・ブロックは、関連す
るブロック・データ要素インデックスによって都合よく
識別される複数のソース・イメージ・データ要素をもつ
。ソース・イメージ・データのアレイのシーケンスの各
アレイに関連する対応するソース・イメージ・データ・
ブロックが、ソース・イメージ・データ・ブロックのシ
ーケンスを規定する。ソース・イメージ・データ・ブロ
ックのシーケンスの個数は、ソース・イメージ・データ
の各アレイが区分されるブロックの個数に等しい。
【0011】ソース・イメージ・データ・ブロックの各
シーケンスごとに、そのシーケンスのソース・イメージ
・データの少なくとも一部分から少なくとも1つの原型
イメージ・データ・ブロックが取り出される。各原型イ
メージ・データ・ブロックは、複数の原型イメージ・デ
ータ要素をもち、各原型イメージ・データ要素は、ブロ
ック・データ要素インデックスの1つによってインデッ
クスすることができる。
シーケンスごとに、そのシーケンスのソース・イメージ
・データの少なくとも一部分から少なくとも1つの原型
イメージ・データ・ブロックが取り出される。各原型イ
メージ・データ・ブロックは、複数の原型イメージ・デ
ータ要素をもち、各原型イメージ・データ要素は、ブロ
ック・データ要素インデックスの1つによってインデッ
クスすることができる。
【0012】本発明の方法はさらに、ソース・イメージ
・データ・ブロックの各シーケンス内の各ソース・イメ
ージ・データ・ブロックごとに、1つの変換係数、及び
そのシーケンスに関連する原型イメージ・データ・ブロ
ックの個数に等しい数のスケーリング係数を決定する段
階を含む。スケーリング係数及び変換係数はそれぞれ、
全体として加数の2乗の第1の和を少なくともほぼ最小
にする値をもつ。各加数は、ブロック・データ要素イン
デックスの1つと関連しており、変換係数と、各スケー
リング係数にスケーリング係数に関連する原型イメージ
・データ・ブロックの加数ブロック・データ要素インデ
ックスに関連する要素からソース・イメージ・データ・
ブロックの加数ブロック・データ要素インデックスに関
連する要素を引いた差を掛けた積の第2の和との和の2
乗である。第1の和は、ソース・イメージ・データ・ブ
ロックのすべてのブロック・イメージ・データ・インデ
ックスに引き継がれる。
・データ・ブロックの各シーケンス内の各ソース・イメ
ージ・データ・ブロックごとに、1つの変換係数、及び
そのシーケンスに関連する原型イメージ・データ・ブロ
ックの個数に等しい数のスケーリング係数を決定する段
階を含む。スケーリング係数及び変換係数はそれぞれ、
全体として加数の2乗の第1の和を少なくともほぼ最小
にする値をもつ。各加数は、ブロック・データ要素イン
デックスの1つと関連しており、変換係数と、各スケー
リング係数にスケーリング係数に関連する原型イメージ
・データ・ブロックの加数ブロック・データ要素インデ
ックスに関連する要素からソース・イメージ・データ・
ブロックの加数ブロック・データ要素インデックスに関
連する要素を引いた差を掛けた積の第2の和との和の2
乗である。第1の和は、ソース・イメージ・データ・ブ
ロックのすべてのブロック・イメージ・データ・インデ
ックスに引き継がれる。
【0013】本発明の方法はまた、ソース・イメージ・
データ・ブロックの各シーケンス内の各ソース・イメー
ジ・データ・ブロックごとに差分イメージ・データ・ブ
ロックを形成する段階を含む。各差分イメージ・データ
・ブロックは、複数の差分イメージ・データ要素をもち
、各差分イメージ・データ要素は、差分要素インデック
スを定義するブロック・データ要素インデックスの1つ
と関連している。各差分イメージ・データ要素は、ソー
ス・イメージ・データ・ブロックの差分要素インデック
スから、ソース・イメージ・データ・ブロックに関連す
る変換係数と、ソース・イメージ・データ・ブロックに
関連する各スケーリング係数にそのスケーリング係数に
関連する原型イメージ・データ・ブロックの差分要素イ
ンデックスに関連する要素を掛けた積の和とを引いた差
に関連する1つの要素から導かれる。
データ・ブロックの各シーケンス内の各ソース・イメー
ジ・データ・ブロックごとに差分イメージ・データ・ブ
ロックを形成する段階を含む。各差分イメージ・データ
・ブロックは、複数の差分イメージ・データ要素をもち
、各差分イメージ・データ要素は、差分要素インデック
スを定義するブロック・データ要素インデックスの1つ
と関連している。各差分イメージ・データ要素は、ソー
ス・イメージ・データ・ブロックの差分要素インデック
スから、ソース・イメージ・データ・ブロックに関連す
る変換係数と、ソース・イメージ・データ・ブロックに
関連する各スケーリング係数にそのスケーリング係数に
関連する原型イメージ・データ・ブロックの差分要素イ
ンデックスに関連する要素を掛けた積の和とを引いた差
に関連する1つの要素から導かれる。
【0014】本発明の方法はさらに、各差分イメージ・
データ・ブロックをイメージ・データ圧縮手順にかけて
、1セットのデータ圧縮コード化差分イメージ・データ
要素を形成する段階を含む。
データ・ブロックをイメージ・データ圧縮手順にかけて
、1セットのデータ圧縮コード化差分イメージ・データ
要素を形成する段階を含む。
【0015】最後に、本発明の方法は、データ圧縮コー
ド化差分イメージ・データ要素の各セットを、ディジタ
ル記憶装置内に対応するソース・イメージ・データ・ブ
ロックに関連するスケーリング係数及び変換係数と関連
づけて記憶する段階を含む。
ド化差分イメージ・データ要素の各セットを、ディジタ
ル記憶装置内に対応するソース・イメージ・データ・ブ
ロックに関連するスケーリング係数及び変換係数と関連
づけて記憶する段階を含む。
【0016】本発明の方法は、各原型イメージ・データ
・ブロックをイメージ・データ圧縮手順にかけて、1組
のデータ圧縮コード化原型イメージ・データ要素を形成
し、データ圧縮コード化原型イメージ・データ要素のこ
のような各セットをディジタル記憶装置内に記憶する段
階を含むことが好ましい。
・ブロックをイメージ・データ圧縮手順にかけて、1組
のデータ圧縮コード化原型イメージ・データ要素を形成
し、データ圧縮コード化原型イメージ・データ要素のこ
のような各セットをディジタル記憶装置内に記憶する段
階を含むことが好ましい。
【0017】ソース・イメージ・データは、以下で詳細
に述べる手順によって、データ圧縮コード化差分イメー
ジ・データ要素、関連するスケーリング係数、関連する
変換係数、及びデータ圧縮コード化原型イメージ・デー
タ要素から再構築することができる。この手順は、基本
的には、上述したソース・イメージ・データをコード化
する方法の逆である。
に述べる手順によって、データ圧縮コード化差分イメー
ジ・データ要素、関連するスケーリング係数、関連する
変換係数、及びデータ圧縮コード化原型イメージ・デー
タ要素から再構築することができる。この手順は、基本
的には、上述したソース・イメージ・データをコード化
する方法の逆である。
【0018】各ソース・イメージ・データ・ブロックは
、そのソース・イメージ・データ・ブロックを含むソー
ス・イメージ・データのアレイに対応するイメージのイ
メージ・ブロックを表すことが好ましい。ソース・イメ
ージ・データ・ブロックによって表される各イメージ・
ブロックは、基本的に矩形であることが好ましい。各イ
メージ・ブロックが基本的に正方形であることが特に好
ましい。
、そのソース・イメージ・データ・ブロックを含むソー
ス・イメージ・データのアレイに対応するイメージのイ
メージ・ブロックを表すことが好ましい。ソース・イメ
ージ・データ・ブロックによって表される各イメージ・
ブロックは、基本的に矩形であることが好ましい。各イ
メージ・ブロックが基本的に正方形であることが特に好
ましい。
【0019】原型イメージ・データの各セットは、ソー
ス・イメージ・データのアレイのシーケンス内のソース
・イメージ・データのアレイの少なくとも1つの部分集
合の対応する要素を要素ごとに平均することによって得
ることが好ましい。別法として、各原型イメージ・デー
タ・ブロックが、ソース・イメージ・データ・ブロック
を表すこともできる。その場合、差分イメージ・データ
・ブロックの形成は、入れ子式に順次実行することが好
ましい。
ス・イメージ・データのアレイのシーケンス内のソース
・イメージ・データのアレイの少なくとも1つの部分集
合の対応する要素を要素ごとに平均することによって得
ることが好ましい。別法として、各原型イメージ・デー
タ・ブロックが、ソース・イメージ・データ・ブロック
を表すこともできる。その場合、差分イメージ・データ
・ブロックの形成は、入れ子式に順次実行することが好
ましい。
【0020】本発明の方法は、ディジタル・コンピュー
タ・ワークステーション上で有利に実施することができ
る。イメージ捕捉入力機能及び図形表示出力を有するワ
ークステーションが好ましい。通信の応用分野では、2
台のディジタル・プロセッサを通信チャネルでリンクす
ることが好ましい。第1のプロセッサは、本発明に従っ
てソース・イメージを表すイメージ・データをコード化
し、コード化されたデータを通信チャネルを介して第2
のプロセッサに伝送することができる。次いで、第2の
プロセッサが、本発明に従ってそのデータをデコードし
、ソース・イメージを再構築することができる。
タ・ワークステーション上で有利に実施することができ
る。イメージ捕捉入力機能及び図形表示出力を有するワ
ークステーションが好ましい。通信の応用分野では、2
台のディジタル・プロセッサを通信チャネルでリンクす
ることが好ましい。第1のプロセッサは、本発明に従っ
てソース・イメージを表すイメージ・データをコード化
し、コード化されたデータを通信チャネルを介して第2
のプロセッサに伝送することができる。次いで、第2の
プロセッサが、本発明に従ってそのデータをデコードし
、ソース・イメージを再構築することができる。
【0021】
【実施例】イメージのシーケンス内の各イメージをディ
ジタル化して、そのイメージを表す画素データのアレイ
を生成する。各イメージを表す画素データのアレイは、
イメージをイメージ・ブロックに区分するのに対応して
イメージ・データ・ブロックに区分することが好ましい
。イメージ・ブロックは正方形であることが好ましく、
128×128画素または64×64画素に対応するサ
イズのイメージ・ブロックが特に好ましい。しかしなが
ら、ある種の応用例では、イメージ・ブロックは、正方
形または2のべき乗に対応するサイズである必要はない
。
ジタル化して、そのイメージを表す画素データのアレイ
を生成する。各イメージを表す画素データのアレイは、
イメージをイメージ・ブロックに区分するのに対応して
イメージ・データ・ブロックに区分することが好ましい
。イメージ・ブロックは正方形であることが好ましく、
128×128画素または64×64画素に対応するサ
イズのイメージ・ブロックが特に好ましい。しかしなが
ら、ある種の応用例では、イメージ・ブロックは、正方
形または2のべき乗に対応するサイズである必要はない
。
【0022】イメージのシーケンスからの対応するイメ
ージ・データ・ブロックのシーケンスの各イメージ・デ
ータ・ブロックは、同じ手順に従って処理される。イメ
ージ・データ・ブロックのシーケンスに対するいくつか
の原型イメージが選択される。原型イメージの好ましい
個数Kは、部分的にはそのシーケンスのイメージの統計
に依存する。
ージ・データ・ブロックのシーケンスの各イメージ・デ
ータ・ブロックは、同じ手順に従って処理される。イメ
ージ・データ・ブロックのシーケンスに対するいくつか
の原型イメージが選択される。原型イメージの好ましい
個数Kは、部分的にはそのシーケンスのイメージの統計
に依存する。
【0023】第1の好ましい実施例では、単一の原型イ
メージ・データ・ブロックP1が使用され、従ってK=
1である。第1の好ましい実施例の原型イメージ・デー
タ・ブロックP1は、対応する画素ごとのイメージ・デ
ータ・ブロックのシーケンスの対応するイメージ・デー
タ・ブロックの平均であり、最下位ビットのいくつかは
切り捨てる。
メージ・データ・ブロックP1が使用され、従ってK=
1である。第1の好ましい実施例の原型イメージ・デー
タ・ブロックP1は、対応する画素ごとのイメージ・デ
ータ・ブロックのシーケンスの対応するイメージ・デー
タ・ブロックの平均であり、最下位ビットのいくつかは
切り捨てる。
【0024】原型イメージ・データ・ブロックP1が求
められると、各ソース・イメージ・データ・ブロックI
jに対するスケーリング係数aj,1及びbj,1が計
算される。2つの係数aj,1及びbj,1は、下記の
マトリックス−ベクトル方程式の近似解である。
められると、各ソース・イメージ・データ・ブロックI
jに対するスケーリング係数aj,1及びbj,1が計
算される。2つの係数aj,1及びbj,1は、下記の
マトリックス−ベクトル方程式の近似解である。
【数2】
ここで、Ij(k)及びP1(k)は、それぞれソース
・イメージ・データ・ブロックIj及び原型イメージ・
ブロックP1の画素値であり、Nは各イメージ・ブロッ
ク内の画素の合計数である。
・イメージ・データ・ブロックIj及び原型イメージ・
ブロックP1の画素値であり、Nは各イメージ・ブロッ
ク内の画素の合計数である。
【0025】上で得られたスケーリング係数aj,1及
び変換係数bj,1は和
び変換係数bj,1は和
【数3】
を最小にする係数であることを理解されたい。これは、
a及びbに関して偏微分をとり、得られた2つの項を0
と置いて式を解ければわかる。
a及びbに関して偏微分をとり、得られた2つの項を0
と置いて式を解ければわかる。
【0026】各ソース・イメージ・データ・ブロックI
jについて、差分イメージ・データ・ブロックDj,1
は以下のように形成される。
jについて、差分イメージ・データ・ブロックDj,1
は以下のように形成される。
【数4】
差分イメージ・データ・ブロックDj,1のイメージ・
データの統計的分散は、一般に対応するソース・イメー
ジ・データ・ブロックIjの分散より有意に小さい。
データの統計的分散は、一般に対応するソース・イメー
ジ・データ・ブロックIjの分散より有意に小さい。
【0027】第2の好ましい実施例では、2つの原型イ
メージ・データ・ブロックP1及びP2が、対応するソ
ース・イメージ・データ・ブロックIの各シーケンスに
対して選択され、従ってk=2である。このとき、2つ
のスケーリング係数aj,2、bj,2、及び変換係数
cj,2は、次のマトリックス−ベクトル方程式の近似
解として求められる。
メージ・データ・ブロックP1及びP2が、対応するソ
ース・イメージ・データ・ブロックIの各シーケンスに
対して選択され、従ってk=2である。このとき、2つ
のスケーリング係数aj,2、bj,2、及び変換係数
cj,2は、次のマトリックス−ベクトル方程式の近似
解として求められる。
【数5】
ここで、イメージ・データ・ブロック内のすべての画素
について和がとられる。3つの係数aj,2;bj,2
;cj,2は、固定ビット精度までだけ求めることが好
ましく、従って近似値である。
について和がとられる。3つの係数aj,2;bj,2
;cj,2は、固定ビット精度までだけ求めることが好
ましく、従って近似値である。
【0028】上で得られた3つの係数aj,2;bj,
2;cj,2は、和
2;cj,2は、和
【数6】
を最小にする係数であることを理解されたい。
【0029】次に、各ソース・イメージ・データ・ブロ
ックIjについて、差分イメージは以下のように形成さ
れる。
ックIjについて、差分イメージは以下のように形成さ
れる。
【数7】
【0030】適切な原型イメージ・データ・ブロックP
1及びP2について、第2の実施例の差分イメージ・デ
ータ・ブロックDj,2のデータの統計的分散は、一般
に、第1の実施例の対応する差分イメージ・データ・ブ
ロックDj,1の分散より有意に小さい傾向があり、対
応するソース・イメージ・データ・ブロックIj内のデ
ータの統計的分散より有意に小さくなる確率がより大き
い。
1及びP2について、第2の実施例の差分イメージ・デ
ータ・ブロックDj,2のデータの統計的分散は、一般
に、第1の実施例の対応する差分イメージ・データ・ブ
ロックDj,1の分散より有意に小さい傾向があり、対
応するソース・イメージ・データ・ブロックIj内のデ
ータの統計的分散より有意に小さくなる確率がより大き
い。
【0031】本発明の手順は、必要ならより多数の原型
イメージ・データ・ブロックに拡張することができる。 相関イメージの通常のシーケンスについては、選択され
た原型イメージ・データ・ブロックPの個数が多くなる
ほど、得られる差分イメージ・データ・ブロックのデー
タの分散が小さくなる傾向があることが判明している。 選択される原型イメージ・データ・ブロックの個数Kは
、イメージの性質及びシーケンス内の相関イメージの個
数に依存する。データ記憶要件を最小にするには、通常
、所望の程度のイメージ・データ圧縮の達成を妨げない
範囲で、使用する原型イメージ・データ・ブロックの数
を最小にすることが好ましい。
イメージ・データ・ブロックに拡張することができる。 相関イメージの通常のシーケンスについては、選択され
た原型イメージ・データ・ブロックPの個数が多くなる
ほど、得られる差分イメージ・データ・ブロックのデー
タの分散が小さくなる傾向があることが判明している。 選択される原型イメージ・データ・ブロックの個数Kは
、イメージの性質及びシーケンス内の相関イメージの個
数に依存する。データ記憶要件を最小にするには、通常
、所望の程度のイメージ・データ圧縮の達成を妨げない
範囲で、使用する原型イメージ・データ・ブロックの数
を最小にすることが好ましい。
【0032】2つの原型イメージを使用する好ましい実
施例では、処理されるソース・イメージ・データ・ブロ
ックの各シーケンスについて、ただ2つの原型イメージ
・データ・ブロックP1及びP2が、そのシーケンス内
の各イメージごとに、2つのスケーリング係数aj,2
、bj,2、変換係数cj,2、及び差分イメージ・デ
ータ・ブロックDj,2とともに記憶される。データ圧
縮方式に応じて、差分イメージ・データ・ブロック及び
2つの原型イメージ・データ・ブロックの両方を圧縮さ
れたイメージ・データとして記憶することが好ましい。
施例では、処理されるソース・イメージ・データ・ブロ
ックの各シーケンスについて、ただ2つの原型イメージ
・データ・ブロックP1及びP2が、そのシーケンス内
の各イメージごとに、2つのスケーリング係数aj,2
、bj,2、変換係数cj,2、及び差分イメージ・デ
ータ・ブロックDj,2とともに記憶される。データ圧
縮方式に応じて、差分イメージ・データ・ブロック及び
2つの原型イメージ・データ・ブロックの両方を圧縮さ
れたイメージ・データとして記憶することが好ましい。
【0033】このデータ圧縮方式は、イメージ・データ
の無損失圧縮用の通常のどんな方法でもよい。たとえば
、特に好ましい実施例では、算術コード化またはハフマ
ン・コード化を伴う微分パルス・コード変調方式が使用
される。
の無損失圧縮用の通常のどんな方法でもよい。たとえば
、特に好ましい実施例では、算術コード化またはハフマ
ン・コード化を伴う微分パルス・コード変調方式が使用
される。
【0034】原型イメージ・データ・ブロックPは、い
くつかの方法で得ることができる。たとえば、2つの原
型イメージ・データ・ブロックを使用するある好ましい
方法では、第1の原型イメージ・データ・ブロックP1
は、そのシーケンスの対応するすべてのソース・イメー
ジ・データ・ブロックの、対応する画素ごとの平均であ
る。次に、そのシーケンスの対応するソース・イメージ
・データ・ブロックの集合から、対応するソース・イメ
ージ・データ・ブロックの部分集合が選択される。第2
の原型イメージ・データ・ブロックP2は、その部分集
合のソース・イメージ・データ・ブロックの、対応する
画素ごとの平均として取られる。別法として、そのシー
ケンスのソース・イメージ・データ・ブロックの集合か
ら、対応するソース・イメージ・データ・ブロックの2
つの部分集合が選択できる。次に、それぞれ対応する画
素ごとにこの2つの部分集合のソース・イメージ・デー
タ・ブロックの平均を取ることによって、2つの原型イ
メージ・データ・ブロックが形成される。より一般的に
は、そのシーケンスの対応するソース・イメージ・デー
タ・ブロックの集合及び対応する画素ごとに取ったこの
ような各部分集合のブロックの平均から対応するソース
・イメージ・データ・ブロックのK個の部分集合を選択
して、それぞれK個の原型イメージ・データ・ブロック
を形成することができる。必要な場合、原型イメージ・
データ・ブロックを、統計的分離またはクラスタ化手順
の実行及び各クラスタについての原型イメージの選択に
基づいて選択することができる。一般に、原型イメージ
・データ・ブロックを選択する好ましい方法は、イメー
ジのシーケンス内のイメージ・データの統計に依存する
。
くつかの方法で得ることができる。たとえば、2つの原
型イメージ・データ・ブロックを使用するある好ましい
方法では、第1の原型イメージ・データ・ブロックP1
は、そのシーケンスの対応するすべてのソース・イメー
ジ・データ・ブロックの、対応する画素ごとの平均であ
る。次に、そのシーケンスの対応するソース・イメージ
・データ・ブロックの集合から、対応するソース・イメ
ージ・データ・ブロックの部分集合が選択される。第2
の原型イメージ・データ・ブロックP2は、その部分集
合のソース・イメージ・データ・ブロックの、対応する
画素ごとの平均として取られる。別法として、そのシー
ケンスのソース・イメージ・データ・ブロックの集合か
ら、対応するソース・イメージ・データ・ブロックの2
つの部分集合が選択できる。次に、それぞれ対応する画
素ごとにこの2つの部分集合のソース・イメージ・デー
タ・ブロックの平均を取ることによって、2つの原型イ
メージ・データ・ブロックが形成される。より一般的に
は、そのシーケンスの対応するソース・イメージ・デー
タ・ブロックの集合及び対応する画素ごとに取ったこの
ような各部分集合のブロックの平均から対応するソース
・イメージ・データ・ブロックのK個の部分集合を選択
して、それぞれK個の原型イメージ・データ・ブロック
を形成することができる。必要な場合、原型イメージ・
データ・ブロックを、統計的分離またはクラスタ化手順
の実行及び各クラスタについての原型イメージの選択に
基づいて選択することができる。一般に、原型イメージ
・データ・ブロックを選択する好ましい方法は、イメー
ジのシーケンス内のイメージ・データの統計に依存する
。
【0035】ソース・イメージ・データ・ブロックを再
構築するには、コード化された原型イメージ・データ・
ブロックを差分イメージ・データ・ブロックに対するコ
ード化データ及び対応するスケーリング係数、変換係数
とともに使用して、まず圧縮解除、続いて算術的1次結
合によってイメージを再構築する。たとえば、K=2の
第2の好ましい実施例では、第jイメージを再構築する
ために、圧縮された原型イメージ・データ・ブロックP
1とP2、及び圧縮された第j差分イメージ・データ・
ブロックDj,2が、係数aj,2、bj,2及びcj
,2とともに、最初にデータを圧縮するために使用した
データ圧縮方式に従ってまず圧縮解除される。得られた
圧縮解除データから、次式を使用して所望の再構築され
たソース・イメージ・データを計算することができる。
構築するには、コード化された原型イメージ・データ・
ブロックを差分イメージ・データ・ブロックに対するコ
ード化データ及び対応するスケーリング係数、変換係数
とともに使用して、まず圧縮解除、続いて算術的1次結
合によってイメージを再構築する。たとえば、K=2の
第2の好ましい実施例では、第jイメージを再構築する
ために、圧縮された原型イメージ・データ・ブロックP
1とP2、及び圧縮された第j差分イメージ・データ・
ブロックDj,2が、係数aj,2、bj,2及びcj
,2とともに、最初にデータを圧縮するために使用した
データ圧縮方式に従ってまず圧縮解除される。得られた
圧縮解除データから、次式を使用して所望の再構築され
たソース・イメージ・データを計算することができる。
【数8】
【0036】単一の原型イメージ・データ・ブロックP
1を使用する本発明の好ましい方法を、サン・フランシ
スコの数地区の合成アパーチャ・レーダ・イメージ・デ
ータの7つの帯域幅でテストした。小数点以下1桁に丸
められた、7つの帯域幅の画素値の元の平均値及び分散
は、(63,16)、(24.8,5.5)、(23.
4,15.2)、(15.3,61.9)、(15.3
,290.6)、(92.7,2.4)、(8.4,8
0.7)であった。原型イメージ・データ・ブロックは
、4の倍数である最も近い整数に丸めた、7つの帯域幅
からのイメージ・データの平均として取られた。得られ
た差分イメージ・データ・ブロックはすべて、小数点以
下1桁に丸めると0となる平均をもち、分散は小数点以
下1桁に丸めると、9.5、2.7、4.1、5.9、
20、2.7、及び4.9であった。元のソース・イメ
ージ・データ・ブロックの分散と対応する差分イメージ
・データ・ブロックの分散の比の平方根は、小数点以下
1桁に丸めるとそれぞれ1.3、1.4、1.9、3.
2、3.8、1、4であった。実際のデータ圧縮利得は
、差分イメージ・データ・ブロックを形成した後で使用
される特定のコード化方式に応じて変わる。公平な推定
は、画素当たりのビット数で表したイメージ当たりの利
得が、それらの分散の比の平方根の2を底とする対数と
なるというものである。今のデータについては、このよ
うな推定は、小数点以下2桁に丸めると、0.39、0
.49、0.93、1.68、1.93、0.0、2.
0ビット/画素、すなわち平均で1.06ビット/画素
の圧縮利得を与える。この推定は、係数aj,1、bj
,1及び原型イメージP1をコード化する際のコストを
考慮していない。後者の効果は、相関イメージの個数が
増加するにつれて重要でなくなる傾向がある。
1を使用する本発明の好ましい方法を、サン・フランシ
スコの数地区の合成アパーチャ・レーダ・イメージ・デ
ータの7つの帯域幅でテストした。小数点以下1桁に丸
められた、7つの帯域幅の画素値の元の平均値及び分散
は、(63,16)、(24.8,5.5)、(23.
4,15.2)、(15.3,61.9)、(15.3
,290.6)、(92.7,2.4)、(8.4,8
0.7)であった。原型イメージ・データ・ブロックは
、4の倍数である最も近い整数に丸めた、7つの帯域幅
からのイメージ・データの平均として取られた。得られ
た差分イメージ・データ・ブロックはすべて、小数点以
下1桁に丸めると0となる平均をもち、分散は小数点以
下1桁に丸めると、9.5、2.7、4.1、5.9、
20、2.7、及び4.9であった。元のソース・イメ
ージ・データ・ブロックの分散と対応する差分イメージ
・データ・ブロックの分散の比の平方根は、小数点以下
1桁に丸めるとそれぞれ1.3、1.4、1.9、3.
2、3.8、1、4であった。実際のデータ圧縮利得は
、差分イメージ・データ・ブロックを形成した後で使用
される特定のコード化方式に応じて変わる。公平な推定
は、画素当たりのビット数で表したイメージ当たりの利
得が、それらの分散の比の平方根の2を底とする対数と
なるというものである。今のデータについては、このよ
うな推定は、小数点以下2桁に丸めると、0.39、0
.49、0.93、1.68、1.93、0.0、2.
0ビット/画素、すなわち平均で1.06ビット/画素
の圧縮利得を与える。この推定は、係数aj,1、bj
,1及び原型イメージP1をコード化する際のコストを
考慮していない。後者の効果は、相関イメージの個数が
増加するにつれて重要でなくなる傾向がある。
【0037】第3の好ましい実施例では、そのシーケン
スのイメージが好都合な順序で配列され、次にそのシー
ケンス内の以前のイメージからの対応するソース・イメ
ージ・データ・ブロックが、入れ子式に後続の対応する
イメージ・データ・ブロックに対する差分イメージ・デ
ータ・ブロックを形成するための原型イメージ・データ
・ブロックとして使用される。このプロセスを開始する
には、最初のK個のイメージが、任意の好都合な方法で
コード化される。最初のK個のイメージからのイメージ
・データが、K+1番目のイメージに対する差分イメー
ジ・データ・ブロックを形成するためのK個の原型イメ
ージ・データ・ブロックP1、P2、...、PKとし
て使用される。次に、イメージ2ないしイメージK+1
が、K+2番目のイメージ用の予測子として使用され、
やはり差分イメージが記憶される。このプロセスが、入
れ子式に継続される。
スのイメージが好都合な順序で配列され、次にそのシー
ケンス内の以前のイメージからの対応するソース・イメ
ージ・データ・ブロックが、入れ子式に後続の対応する
イメージ・データ・ブロックに対する差分イメージ・デ
ータ・ブロックを形成するための原型イメージ・データ
・ブロックとして使用される。このプロセスを開始する
には、最初のK個のイメージが、任意の好都合な方法で
コード化される。最初のK個のイメージからのイメージ
・データが、K+1番目のイメージに対する差分イメー
ジ・データ・ブロックを形成するためのK個の原型イメ
ージ・データ・ブロックP1、P2、...、PKとし
て使用される。次に、イメージ2ないしイメージK+1
が、K+2番目のイメージ用の予測子として使用され、
やはり差分イメージが記憶される。このプロセスが、入
れ子式に継続される。
【0038】シーケンス内の初期のイメージから遠く離
れたイメージを得るために以前の多数のイメージをデコ
ードしなければならないことを避けるために、ときどき
入れ子式操作を再開することが好ましいことがある。
れたイメージを得るために以前の多数のイメージをデコ
ードしなければならないことを避けるために、ときどき
入れ子式操作を再開することが好ましいことがある。
【0039】第3の実施例を、AVIRISレーダ・イ
メージング・データ(Flight 4、 Run 1
0、Monterey、California、Vic
ar label)の210本の帯域幅のいろいろな帯
域幅を使用して、K=2の場合についてテストした。 元のデータは、16ビット/画素として与えられ、8ビ
ット・バイトの2バイトとして記憶された。しかしなが
ら、12ビットで十分であったことに留意されたい。圧
縮結果は、表1に示されている。各帯域幅は1つのイメ
ージを表す。
メージング・データ(Flight 4、 Run 1
0、Monterey、California、Vic
ar label)の210本の帯域幅のいろいろな帯
域幅を使用して、K=2の場合についてテストした。 元のデータは、16ビット/画素として与えられ、8ビ
ット・バイトの2バイトとして記憶された。しかしなが
ら、12ビットで十分であったことに留意されたい。圧
縮結果は、表1に示されている。各帯域幅は1つのイメ
ージを表す。
【表1】
【0040】帯域幅185及び帯域幅199は、その以
前の2つの帯域幅からうまく予測されなかった。AVI
RIS帯域幅192、193、194、195はすべて
0であり、帯域幅191は非常に弱かった。オール・ゼ
ロの帯域幅をコード化することはきわめて簡単と予想さ
れた。機器誤差があった可能性がある。また、帯域幅1
96は、最後の行を除いてすべて61440であり、や
はり恐らく機器誤差があったと考えられる。
前の2つの帯域幅からうまく予測されなかった。AVI
RIS帯域幅192、193、194、195はすべて
0であり、帯域幅191は非常に弱かった。オール・ゼ
ロの帯域幅をコード化することはきわめて簡単と予想さ
れた。機器誤差があった可能性がある。また、帯域幅1
96は、最後の行を除いてすべて61440であり、や
はり恐らく機器誤差があったと考えられる。
【0041】比較のため、個々のソース・イメージ・デ
ータを使用する標準の圧縮では、約2:1の圧縮比を生
じた。表1からわかるように、ここに開示された方法を
使用して得られる比はそれよりずっと大きい。
ータを使用する標準の圧縮では、約2:1の圧縮比を生
じた。表1からわかるように、ここに開示された方法を
使用して得られる比はそれよりずっと大きい。
【0042】本発明は、上記の特定の実施例に限定され
るものではない。本発明の範囲及び教示から逸脱するこ
となく、本明細書に具体的に記述したシステム及びプロ
セスに変更を加えられることを理解されたい。また、本
発明は本発明と矛盾しないその他のあらゆる実施例、代
替例、及び修正を含むものである。
るものではない。本発明の範囲及び教示から逸脱するこ
となく、本明細書に具体的に記述したシステム及びプロ
セスに変更を加えられることを理解されたい。また、本
発明は本発明と矛盾しないその他のあらゆる実施例、代
替例、及び修正を含むものである。
【0043】
【発明の効果】本発明は、レーダ・イメージング機器か
ら得られる多帯域連続トーン・データなどのイメージ・
データのデータ圧縮のための効果的な方法を提供する。
ら得られる多帯域連続トーン・データなどのイメージ・
データのデータ圧縮のための効果的な方法を提供する。
Claims (10)
- 【請求項1】(a)各アレイがシーケンスのイメージの
うちの対応するイメージを表す、ソース・イメージ・デ
ータのアレイのシーケンスを形成するために、イメージ
のシーケンス内の各イメージをディジタル化する段階と
、(b)各ソース・イメージ・データ・ブロックがソー
ス・イメージ・データ要素をもち、あるブロックの各ソ
ース・イメージ・データ要素が唯一のブロック・データ
要素インデックスとインデックス可能に関連しており、
対応するソース・イメージ・データ・ブロックがソース
・イメージ・データ・ブロックのシーケンスを定義する
ソース・イメージ・データのアレイのシーケンスの各ア
レイと関連しており、そのように定義されたソース・イ
メージ・データ・ブロックのシーケンスの数が各アレイ
が区分されて得られるソース・イメージ・データ・ブロ
ックの数に等しくなるように、ソース・イメージ・デー
タの各アレイを複数のソース・イメージ・データ・ブロ
ックに区分する段階と、(c)各原型イメージ・データ
・ブロックが原型イメージ・データ要素をもち、各原型
イメージ・データ要素がブロック・データ要素インデッ
クスの1つとインデックス可能に関連するように、ソー
ス・イメージ・データ・ブロックの各シーケンスごとに
、そのシーケンスのソース・イメージ・データの少なく
とも一部分から少なくとも1つの原型イメージ・データ
・ブロックを誘導する段階と、(d)スケーリング係数
及び変換係数がそれぞれ2乗された加数の第1の和を少
なくともほぼ最小にする値をもち、各加数がブロック・
データ要素インデックスの1つとインデックス可能に関
連しており、変換係数と、各スケーリング係数にそのス
ケーリング係数に関連する原型イメージ・データ・ブロ
ックの加数ブロック・データ要素インデックスとインデ
ックス可能に関連する要素からソース・イメージ・デー
タ・ブロックの加数ブロック・データ要素インデックス
とインデックス可能に関連する要素を引いた差を掛けた
積の第2の和を加えた和の2乗であり、第1の和がソー
ス・イメージ・データ・ブロックのすべてのブロック・
データ要素インデックスに対して取られるという、ソー
ス・イメージ・データ・ブロックの各シーケンス内の各
ソース・イメージ・データ・ブロックごとに、関連する
変換係数、及びそのシーケンスに関連する原型イメージ
・データ・ブロックの個数に等しい個数の関連するスケ
ーリング係数を決定する段階と、(e)各差分イメージ
・データ要素が差分要素インデックスを定義するブロッ
ク・データ要素インデックスの1つとインデックス可能
に関連しており、各差分イメージ・データ要素が、ソー
ス・イメージ・データ・ブロックの差分要素インデック
スとインデックス可能に関連する要素から、ソース・イ
メージ・データ・ブロックに関連する変換係数とソース
・イメージ・データ・ブロックに関連する各スケーリン
グ係数にそのスケーリング係数に関連する原型イメージ
・データ・ブロックの差分要素インデックスとインデッ
クス可能に関連する要素を掛けた積の和とを引いた差か
ら誘導されるという、ソース・イメージ・データ・ブロ
ックの各シーケンス内の各ソース・イメージ・データ・
ブロックごとに、差分イメージ・データ要素をもつ対応
する差分イメージ・データ・ブロックを形成する段階と
、(f)データ圧縮コード化差分イメージ・データ要素
の集合を形成するために、各差分イメージ・データ・ブ
ロックをイメージ・データ圧縮手順にかける段階と、(
g)データ圧縮コード化差分イメージ・データ要素の各
集合を、対応するソース・イメージ・データ・ブロック
に関連するスケーリング係数及び変換係数と関連してデ
ィジタル記憶装置に記憶する段階とを含むイメージのシ
ーケンスを表すデータをコード化する方法。 - 【請求項2】さらに、(h)データ圧縮コード化原型イ
メージ・データ要素の集合を形成するために、各原型イ
メージ・データ・ブロックをイメージ・データ圧縮手順
にかける段階と、(i)データ圧縮コード化原型イメー
ジ・データ要素の各集合をディジタル記憶装置に記憶す
る段階とを含む、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】ソース・イメージ・データ・ブロックで表
される各イメージ・ブロックが基本的に矩形である、請
求項2に記載の方法。 - 【請求項4】各イメージ・ブロックが、128×128
画素または64×64画素のサイズの基本的に正方形で
ある、請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】各原型イメージ・データ・ブロックが、ソ
ース・イメージ・データ・ブロックの関連するシーケン
ス内のソース・イメージ・データ・ブロックの少なくと
も1つの部分集合の要素を対応する要素ごとに平均する
ことによって得られる、請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】各原型イメージ・データ・ブロックがソー
ス・イメージ・データ・ブロックを表し、差分イメージ
・データ・ブロックの形成が入れ子式に順次実行される
、請求項1に記載の方法。 - 【請求項7】イメージ・データ圧縮手順が、算術コード
化を伴う微分パルス・コード変調方式である、請求項2
に記載の方法。 - 【請求項8】イメージ・データ圧縮手順が、ハフマン・
コード化を伴う微分パルス・コード変調方式である、請
求項2に記載の方法。 - 【請求項9】ソース・イメージ・データ・ブロックの各
シーケンスごとに2つの原型イメージ・データ・ブロッ
クが誘導される、請求項1に記載の方法。 - 【請求項10】ソース・イメージ・データ・ブロックの
各シーケンスごとに単一の原型イメージ・データ・ブロ
ックが誘導される、請求項1に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US600480 | 1990-10-19 | ||
US07/600,480 US5177796A (en) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | Image data processing of correlated images |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04284783A true JPH04284783A (ja) | 1992-10-09 |
JPH088691B2 JPH088691B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=24403768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3290474A Expired - Lifetime JPH088691B2 (ja) | 1990-10-19 | 1991-10-11 | イメージ・データ処理方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5177796A (ja) |
JP (1) | JPH088691B2 (ja) |
Families Citing this family (84)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6850252B1 (en) * | 1999-10-05 | 2005-02-01 | Steven M. Hoffberg | Intelligent electronic appliance system and method |
US5903454A (en) | 1991-12-23 | 1999-05-11 | Hoffberg; Linda Irene | Human-factored interface corporating adaptive pattern recognition based controller apparatus |
US10361802B1 (en) | 1999-02-01 | 2019-07-23 | Blanding Hovenweep, Llc | Adaptive pattern recognition based control system and method |
US8352400B2 (en) | 1991-12-23 | 2013-01-08 | Hoffberg Steven M | Adaptive pattern recognition based controller apparatus and method and human-factored interface therefore |
US6400996B1 (en) | 1999-02-01 | 2002-06-04 | Steven M. Hoffberg | Adaptive pattern recognition based control system and method |
US6418424B1 (en) | 1991-12-23 | 2002-07-09 | Steven M. Hoffberg | Ergonomic man-machine interface incorporating adaptive pattern recognition based control system |
EP0562672A3 (en) * | 1992-03-22 | 1994-07-13 | Igp Res & Dev Ltd | Process of picture representation by data compression |
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