JPH04282314A - 脳機能改善薬 - Google Patents

脳機能改善薬

Info

Publication number
JPH04282314A
JPH04282314A JP6941991A JP6941991A JPH04282314A JP H04282314 A JPH04282314 A JP H04282314A JP 6941991 A JP6941991 A JP 6941991A JP 6941991 A JP6941991 A JP 6941991A JP H04282314 A JPH04282314 A JP H04282314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
cyclohexen
halogen
formula
test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6941991A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Suzuki
健一 鈴木
Toshiya Komatsu
俊哉 小松
Shinji Ine
真嗣 稲
Kuninobu Fujii
邦伸 藤井
Jun Kojima
純 小嶋
Kenshirou Yamana
研司郎 山名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikken Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Nikken Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikken Chemicals Co Ltd filed Critical Nikken Chemicals Co Ltd
Priority to JP6941991A priority Critical patent/JPH04282314A/ja
Publication of JPH04282314A publication Critical patent/JPH04282314A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な脳機能改善薬、特
に脳卒中後遺症の治療薬に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る後記化2[式(I)]で表
される3−アミノ−2−シクロヘキセノン誘導体は一部
公知化合物であり、例えば特開昭49−5944号公報
、同49−85050号公報、同62−33140号公
報等に記載されている。これらの化合物は鎮痛、鎮静剤
等の医薬の中間原料として有用であるほか、それ自体、
鎮痛、鎮静作用を有することが記載されている。また、
一級又は二級アミノ基を有する薬剤の前駆薬として有用
である旨記載されている。しかしながら、これらの化合
物の脳機能改善作用については全く知られていないし、
示唆さえされていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、シクロ
ヘキサンジオン類を原料として多くの化合物を合成し、
これらの化合物につき種々検討を重ねた結果、式(I)
で表される3−アミノ−2−シクロヘキセノン誘導体が
公知の脳機能改善作用を示す薬剤とは化学構造的に異な
るにも拘らず優れた脳機能改善作用を有するとの知見を
得、本発明を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は化2[式
(I)]
【0005】
【化2】
【0006】(式中、R1及びR2はそれぞれ水素原子
、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基又はC1ーC3の
アルコキシ基を表わし、R3、R4及びR5はそれぞれ
水素原子又はメチル基を表す。)で表される3−アミノ
−2−シクロヘキセノン誘導体を有効成分とする脳機能
改善薬に関する。
【0007】本発明の脳機能改善薬として好ましい化合
物を、式(II)の各置換基で示すと、R1としてはフ
ッ素原子、塩素原子等のハロゲン原子、ニトロ基又はシ
アノ基、特にハロゲン原子又はニトロ基を挙げることが
でき、R2としては水素原子、3位又は4位に置換した
ハロゲン原子又はニトロ基を挙げることができ、R3と
しては水素原子を挙げることができ、R4及びR5とし
てはいずれも水素原子又はいずれもメチル基を挙げるこ
とができる。従って、本発明では前記の各置換基の条件
を複数以上満たす化合物が更に好ましい化合物となる。
【0008】以下に、好ましい化合物の具体例を示す。 (化合物1)3−アニリノ−2−シクロヘキセン−1−
オン (化合物2)3−(2,3−ジクロロアニリノ)−2−
シクロヘキセン−1−オン (化合物3)3−(2,5−ジエトキシアニリノ)−2
−シクロヘキセン−1−オン (化合物4)3−(2−シアノアニリノ)−5,5−ジ
メチル−2−シクロヘキセン−1−オン(化合物5)3
−(2−ニトロアニリノ)−2−シクロヘキセン−1−
オン (化合物6)3−(2−ニトロアニリノ)−5,5−ジ
メチル−2−シクロヘキセン−1−オン(化合物7)3
−(2−フルオロアニリノ)−2−シクロヘキセン−1
−オン (化合物8)3−(2−クロロアニリノ)−2−シクロ
ヘキセン−1−オン (化合物9)3−(2,4−ジクロロアニリノ)−2−
シクロヘキセン−1−オン (化合物10)3−(2,4−ジクロロアニリノ)−5
,5−ジメチル−2−シクロヘキセン−1−オン
【00
09】(化合物11)3−(2,4−ジブロモアニリノ
)−2−シクロヘキセン−1−オン(化合物12)3−
(2−メトキシアニリノ)−2−シクロヘキセン−1−
オン (化合物13)3−(4−クロロアニリノ)−2−シク
ロヘキセン−1−オン (化合物14)3−(2,3−ジフルオロアニリノ)−
2−シクロヘキセン−1−オン (化合物15)3−(4−クロロ−2−フルオロアニリ
ノ)−2−シクロヘキセン−1−オン (化合物16)3−アニリノ−2−メチル−2−シクロ
ヘキセン−1−オン (化合物17)3−(2,3−ジクロロアニリノ)−5
,5−ジメチル−2−シクロヘキセン−1−オン(化合
物18)3−アニリノ−5−メチル−2−シクロヘキセ
ン−1−オン (化合物19)3−(2−フルオロアニリノ)−5,5
−ジメチル−2−シクロヘキセン−1−オン(化合物2
0)3−(2−クロロアニリノ)−5,5−ジメチル−
2−シクロヘキセン−1−オン
【0010】(化合物2
1)3−(2,4−ジニトロアニリノ)−2−シクロヘ
キセン−1−オン(化合物22)3−(2−クロロ−4
−フルオロアニリノ)−2−シクロヘキセン−1−オン (化合物23)3−(2,4−ジフルオロアニリノ)−
2−シクロヘキセン−1−オン (化合物24)3−(2−シアノ−3−フルオロアニリ
ノ)−5,5−ジメチル−2−シクロヘキセン−1−オ
【0011】これからの化合物の内、特に好ましい化合
物として、化合物1、化合物2、化合物4、化合物6、
化合物7、化合物8、化合物10、化合物14、化合物
17、化合物19、化合物21、化合物22及び化合物
23を挙げることができる。
【0012】本発明によって提供される式(I)で示さ
れる3−アミノ−2−シクロヘキセノン誘導体は、以下
の方法に従って製造することができる。即ち、化3の式
(II)で示される1,3−シクロヘキサンジオン類と
式(III)で示されるアニリン類を出発原料として反
応させることにより、式(I)で示される3−アミノ−
2−シクロヘキセノン誘導体を製造することができる。
【0013】
【化3】
【0014】(式(II)及び式(III)のR1,R
2,R3,R4,R5は式(I)のそれと同じ意味を表
す。)以下、製造方法を詳細に述べると、式(III)
で示される化合物の使用量は、式(II)で示される化
合物1モルに対し、通常1モル以上であればよく、その
上限に特に限定はないが、一般的に約1−3モル程度、
さらには約1−1.5モル程度が実用上望ましい。本反
応は通常溶媒中で行なわれ、この溶媒としては本反応を
阻害しない溶媒であればいかなるものでもよく、例えば
芳香属炭化水素類(例、ベンゼン、トルエン、キシレン
など)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンなど)、アルコール類(例、エタノール、プロパノ
ール、イソプロパノールなど)などがあげられる。反応
温度、時間などの反応条件は特に限定はないが、通常反
応に用いられる溶媒の沸点附近の温度で1−6時間程度
反応を行なうのが一般的である。かくして得られた式(
I)の化合物は公知の処理手段(例えば、抽出、蒸留、
再結晶、クロマトグラフィーなど)によって単離、精製
することができる。
【0015】以下に更に好ましい製造方法を示す。 (塩酸法)式(II)の化合物と式(III)の化合物
をテトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系溶
媒中濃塩酸を触媒として還流する。
【0016】(パラトルエンスルホン酸法)式(II)
の化合物と式(III)の化合物をベンゼン、トルエン
などの芳香族炭化水素溶媒中パラトルエンスルホン酸を
触媒として、生成する水を共沸分離しながら還流する。
【0017】本発明に係る化合物は、低酸素負荷時の生
存時間の延長及びシアン化カリウム(KCN)致死に対
する生存時間の延長を示し、かつ脳虚血に対しても有効
な効果を示すことから、脳虚血改善薬、特に脳卒中後遺
症の治療薬として有用である。
【0018】本発明に係る化合物を脳機能改善薬として
使用する場合には、経口又は非経口などの適当な投与方
法により投与することができる。経口投与用の形態とし
ては、例えば錠剤、顆粒、カプセル剤、丸剤、散剤など
が、また、非経口投与用の形態としては、例えば、注射
剤、座剤、液剤などが挙げられる。これら医薬投与用組
成物の製剤化に際しては、本発明の化合物(場合により
その塩)を常法に従い調製することができる。
【0019】例えば、経口剤の場合には乳糖、ブドウ糖
、コーンスターチ、ショ糖などの賦形剤、カルボキシメ
チルセルロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロ
ースなどの崩壊剤、ステアリン酸カルシウム、ステアリ
ン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコール、
硬化油などの滑沢剤、ヒドロキシプロピルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、ポリビニルアルコール、ゼラチン、アラ
ビアゴムなどの結合剤、グリセリン、エチレングリコー
ルなどの湿潤剤、その他必要に応じて界面活性剤、矯味
剤などを使用して所望の投与剤型に調製することができ
る。
【0020】また、非経口剤の場合には、水、エタノー
ル、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール、寒天、トラガラントガム、などの希釈剤を
用いて、必要に応じて溶解補助剤、緩衝剤、保存剤、香
料、着色剤などを使用することができる。
【0021】本発明の化合物を脳機能改善剤として処方
する場合、その投与単位は本発明化合物として、成人一
人当たり、経口投与の場合、1日5〜500mg、好ま
しくは5〜50mg、非経口投与の場合、1日1〜10
0mg、好ましくは1〜10mgの範囲で投与され、そ
れぞれ1日1〜3回の分割投与により所望の治療効果が
期待できる。
【0022】
【実施例】次に本発明に係る化合物の合成例、製剤例、
試験例を実施例として示す。 (合成例)実施例1 3−(2,3−ジクロロアニリノ)−2−シクロヘキセ
ン−1−オン(化合物2)の合成 (塩酸法)2,3−ジクロロアニリン  2.00g(
12.3ミリモル)のテトラヒドロフラン30ml溶液
を氷冷下で攪拌しながら、この中へ塩酸1.5mlを滴
下する、次いで反応溶液を還流下1,3−シクロヘキサ
ンジオン1.38g(12.3ミリモル)のテトラヒド
ロフラン18ml溶液を滴下し、滴下後30分間還流す
る。反応後溶媒を減圧下留去し、残渣を水に溶解しアン
モニア水を加えアルカリ性としクロロホルムにて抽出す
る。次いで抽出相を芒硝にて乾燥し溶媒を留去し結晶を
得る。この結晶をベンゼンとメタノールの混合溶媒で再
結晶を行ない目的化合物の白色結晶1.54g(収率4
9%)を得る。
【0023】(パラトルエンスルホン酸法)2,3−ジ
クロロアニリン  2.00g(12.3ミリモル)、
1,3−シクロヘキサンジオン1.38g(12.3ミ
リモル)及びパラトルエンスルホン酸0.10gをベン
ゼン50mlに溶解し、ディーンスターク管で水分を共
沸除去しながら1.5時間還流する。反応後、反応液を
飽和炭酸ソーダ水にて洗浄し、芒硝で乾燥し、溶媒を留
去して結晶を得る。この結晶をベンゼンとメタノールの
混合溶媒で再結晶を行ない目的化合物の白色結晶2.8
4g(収率92%)を得る。
【0024】分析値 H−NMR(PPM,CDCl3) 1.99−2.21(2H,m)  2.38(2H,
t)  2.55(2H,t)  5.55(1H,s
)  6.10(1H,br)  7.10−7.35
(3H,m) 融点 182−185℃
【0025】実施例2〜17 実施例1の塩酸法又はパラトルエンスルホン酸法とほぼ
同様にして、以下の化合物を合成した。合成方法の別、
収率及びNMR等の分析値を以下に示す。
【0026】実施例2 3−(2,5−ジエトキシアニリノ)−2−シクロヘキ
セン−1−オン(化合物3)の合成 塩酸法:収率65% 分析値 H−NMR(PPM,CDCl3) 1.36(3H,t)  1.39(3H,t)  1
.96−2.17(2H,m)  2.36(2H,t
)  2.51(2H,t)3.92(2H,q)  
4.00(2H,q)  5.76(1H,s)  6
.18(1H,br)  6.50(1H,dd)  
6.75(1H,d)  6.90(1H,d) 融点 119−121℃
【0027】実施例3 3−(2−シアノアニリノ)−5,5−ジメチル−2−
シクロヘキセン−1−オン(化合物4)の合成パラトル
エンスルホン酸法:収率76%分析値 H−NMR(PPM,CDCl3) 1.15(6H,s)  2.25(2H,s)  2
.38(2H,s)  5.56(1H,s)  6.
06(1H,br)  7.06−7.62(4H,m
【0028】実施例4 3−(2−ニトロアニリノ)−2−シクロヘキセン−1
−オン(化合物5) パラトルエンスルホン酸法:収率89%H−NMR(P
PM,CDCl3) 1.90−2.22(2H,m)  2.40(2H,
t)  2.57(2H,t)  5.90(1H,s
)  7.07(1H,ddd)  7.37−7.7
0(2H,m)  8.08(1H,dd)8.56(
1H,br) IRνmaxcm−1(KBr) 3305,1605,1570,1530,1510,
1500 融点 154−155℃
【0029】実施例5 3−(2−フルオロアニリノ)−2−シクロヘキセン−
1−オン(化合物7)の合成 パラトルエンスルホン酸法:収率100%分析値 H−NMR(PPM,CDCl3) 1.95−2.25(2H,m)  2.40(2H,
t)  2.54(2H,t)  5.54(1H,s
)  5.87(1H,br)  7.00−7.42
(4H,m) IRνmaxcm−1(KBr) 3250,1600,1575,1525,1490融
点 135−138℃
【0030】実施例6 3−(2,4−ジクロロアニリノ)−2−シクロヘキセ
ン−1−オン(化合物9)の合成 パラトルエンスルホン酸法:収率85%分析値 H−NMR(PPM,CDCl3) 1.90−2.20(2H,m)  2.37(2H,
t)  2.52(2H,t)  5.47(1H,s
)  6.10(1H,br)  7.14(1H,d
d)7.28(1H,d)  7.36(1H,d)I
Rνmaxcm−1(KBr) 3200,1600,1590,1575,1560,
1510 融点 190−191℃
【0031】実施例7 3−(2,4−ジクロロアニリノ)−5,5−ジメチル
−2−シクロヘキセン−1−オン(化合物10)の合成
パラトルエンスルホン酸法:収率83%分析値 H−NMR(PPM,CDCl3) 1.15(6H,s)  2.25(2H,s)  2
.37(2H,s)  5.48(1H,s)  5.
90(1H,br)  7.17(1H,dd)  7
.31(1H,d)  7.39(1H,d) IRνmaxcm−1(KBr) 3200,1580,1560,1520融点 166
−169℃
【0032】実施例8 3−(2,4−ジブロモアニリノ)−2−シクロヘキセ
ン−1−オン(化合物11)の合成 パラトルエンスルホン酸法:収率86%分析値 H−NMR(PPM,CDCl3) 1.90−2.20(2H,m)  2.37(2H,
t)  2.53(2H,t)  5.41(1H,s
)  6.15(1H,br)  7.19(1H,d
)7.36(1H,dd)  7.68(1H,d)I
Rνmaxcm−1(KBr) 3210,1605,1590,1555,1510融
点 197−199.5℃
【0033】実施例9 3−(2,3−ジフルオロアニリノ)−2−シクロヘキ
セン−1−オン(化合物14)の合成 パラトルエンスルホン酸法:収率79%分析値 H−NMR(PPM,CDCl3) 1.90−2.20(2H,m)  2.36(2H,
t)  2.52(2H,t)  5.52(1H,s
)  6.15(1H,br)  6.72−7.15
(3H,m) IRνmaxcm−1(KBr) 3225,1600,1580,1520,1500

0034】実施例10 3−(4−クロロ−2−フルオロアニリノ)−2−シク
ロヘキセン−1−オン(化合物15)の合成パラトルエ
ンスルホン酸法:収率79%分析値 H−NMR(PPM,CDCl3) 1.85−2.22(2H,m)  2.38(2H,
t)  2.51(2H,t)  5.48(1H,s
)  5.75(1H,br)  6.98−7.35
(3H,m) IRνmaxcm−1(KBr) 3200,1600,1585,1570,1500

0035】実施例11 3−アニリノ−2−メチル−2−シクロヘキセン−1−
オン(化合物16)の合成 パラトルエンスルホン酸法:収率94%分析値 H−NMR(PPM,CDCl3) 1.75−2.03(2H,m)  1.83(3H,
s)  2.40(2H,t)  2.47(2H,t
)  6.21(1H,br)  6.99−7.44
(5H,m)
【0036】実施例12 3−アニリノ−5−メチル−2−シクロヘキセン−1−
オン(化合物18)の合成 パラトルエンスルホン酸法:84% 分析値 H−NMR(PPM,CDCl3) 1.06(3H,d)  1.97−2.55(5H,
m)  5.54(1H,s)  6.91(1H,b
r)  7.01−7.41(5H,m)
【0037】実施例13 3−(2−フルオロアニリノ)−5,5−ジメチル−2
−シクロヘキセン−1−オン(化合物19)の合成パラ
トルエンスルホン酸法:収率77%分析値 H−NMR(PPM,CDCl3) 1.13(6H,s)  2.24(2H,s)  2
.38(2H,s)  5.55(1H,s)  5.
91(1H,br)  7.00−7.48(4H,m
【0038】実施例14 3−(2,4−ジニトロアニリノ)−2−シクロヘキセ
ン−1−オン(化合物21)の合成 パラトルエンスルホン酸法:収率10%分析値 H−NMR(PPM,CDCl3) 2.00−2.33(2H,m)  2.43−2.7
1(4H,m) 6.09(1H,s)  7.78(
1H,d,)  8.35(1H,dd)  9.09
(1H,d)  9.28(1H,broads)IR
νmaxcm−1(KBr) 3250,1615,1590,1535,1505,
1345
【0039】実施例15 3−(2−クロロ−4−フルオロアニリノ)−2−シク
ロヘキセン−1−オン(化合物22)の合成パラトルエ
ンスルホン酸法:収率83%分析値 H−NMR(PPM,CDCl3) 1.88−2.23(2H,m)  2.37(2H,
t)  2.52(2H,t)  5.34(1H,s
)  5.84(1H,br)  6.80−7.40
(3H,m) IRνmaxcm−1(KBr) 3230,1595,1565,1520,1490

0040】実施例16 3−(2,4−ジフルオロアニリノ)−2−シクロヘキ
セン−1−オン(化合物23)の合成 パラトルエンスルホン酸法:収率81%分析値 H−NMR(PPM,CDCl3) 1.82−2.20(2H,m)  2.34(2H,
t)  2.49(2H,t)  5.33(1H,s
)  5.77(1H,br)  6.65−6.95
(2H,m)  7.08−7.36(1H,m)IR
νmaxcm−1(KBr) 3230,1600,1580,1510
【0041】
実施例17 3−(2−シアノ−3−フルオロアニリノ)−5,5−
ジメチル−2−シクロヘキセン−1−オン(化合物23
)の合成 パラトルエンスルホン酸法:収率66%分析値 1.16(6H,s)  2.28(2H,s)  2
.42(2H,s)  5.73(1H,s)  6.
20(1H,br)  6.94(1H,m)  7.
25−7.60(2H,m)
【0042】(製剤例) 実施例18(錠剤の調製) 本発明化合物(化合物2)      250g乳糖 
                         
620gコーンスターチ              
  400gヒドロキシプロピルセルロース    2
0gステアリン酸マグネシウム        10g
上記の本発明化合物、乳糖及びコーンスターチを均一に
なるまで混合した後、ヒドロキシプロピルセルロースの
5W/V%エタノール溶液を加えて練合、顆粒化する。 16メッシュの篩に通し整粒した後、常法により打錠し
、1錠当たりの重量130mg、直径7mm、主薬含量
25mgの錠剤とした。
【0043】実施例19(カプセル剤の調製)本発明化
合物(化合物14)      250g乳糖    
                      620
gアビセル                    
  620gステアリン酸マグネシウム       
 10g上記の本発明化合物、乳糖、アビセル及びステ
アリン酸マグネシウムを均一になるまで充分に混合した
後、3号カプセルに充填し、1カプセル当たりの内容物
の重量150mg、主薬含量25mgのカプセル剤とし
た。
【0044】(試験例)試験例1 低酸素負荷時の生存時間に対する作用 試験方法:戸部らの方法(日本薬理学雑誌81卷、42
1ー429頁、1983年)に準じ、排気口を有する2
0×10×30cmの箱に窒素95%と酸素5%の混合
ガスを10リットル/minの流量で通気し、容器内空
気と置換することにより低酸素状態を生じさせた。dd
Y系雄性マウス(5週齢、対照群6匹、被験化合物群6
匹)を同時に箱内に入れ、通気を開始し、呼吸停止に至
るまでの時間を測定した。また、10分以上生存したマ
ウスは、平均生存時間の算出の際には生存時間を10分
として計算した。被験化合物は生理食塩水に溶解し、溶
解不可能なものは0.5%ツイーン80(Tween8
0)で懸濁して、10ml/kgの割合で実験開始30
分前に腹腔内投与した。なお、対照には生理食塩水を1
0ml/kgの割合で実験開始30分前に腹腔内投与し
た。
【0045】試験結果:以下に示した。対照群の平均生
存時間(220秒)を100%として、各被験化合物の
延命率(%)を算出した。 被験化合物          延命率(%)対照  
              100化合物1    
        133化合物2          
  147化合物3            122

0046】試験例2 シアン化カリウム(KCN)投与後の生存時間に対する
作用 試験方法:ddY系雄性マウス(5週齢、一群10匹)
にKCN3.0mg/kgを5秒間に尾静脈内投与し、
呼吸停止までの時間(生存時間)を測定した。被験化合
物は生理食塩水に溶解し、溶解不可能なものは0.5%
ツイーン80(Tween80)で懸濁して、10ml
/kgの割合で実験開始30分前に腹腔内投与した。な
お、対照には生理食塩水を10ml/kgの割合で実験
開始30分前に腹腔内投与した。
【0047】試験結果:以下に示した。対照群の平均生
存時間(50秒)を100%として、各被験化合物の延
命率(%)を算出した。 被験化合物          延命率(%)対照  
              100化合物2    
        149化合物4          
  176化合物6            173化
合物8            129化合物10  
        158化合物14         
 157化合物16          134化合物
17          131化合物19     
     166化合物20          12
9化合物21          195化合物22 
         206化合物23        
  188化合物24          154
【0
048】試験例3 抗脳虚血試験 試験方法:戸部らの方法(日本薬理学雑誌81卷421
−429頁、1983年)に準じ、ddY系雄性マウス
(体重24−27g、対照群12匹、被験化合物群8−
11匹)に被験化合物50mg/kgを腹腔内に投与し
、投与30分後に断頭した。断頭後、頭部のgaspi
ng様呼吸が停止するまでの時間(生存時間)を測定し
た。
【0049】試験結果:以下に示した。対照群の平均生
存時間(18秒)を100%として、各被験化合物の延
命率(%)を算出した。 被験化合物          延命率(%)対照  
              100化合物2    
        125化合物4          
  112化合物5            128化
合物6            118化合物7   
         144化合物8         
   136化合物9            126
化合物11          126化合物12  
        114化合物13         
 112化合物14          124化合物
15          126化合物17     
     117化合物18          12
8化合物21          115化合物22 
         124化合物23        
  130
【0050】試験例4(急性毒性) 試験方法:ddY系雄性マウス(5ー6週齢,3匹)を
用いた。被験化合物は生理食塩水に溶解し溶解不可能な
物は0.2%ツイーン80(Tween80)で懸濁し
て、10ml/kgの割合で腹腔内に投与した。動物の
生死は投与後3日まで観察を行なった。
【0051】試験結果(死亡例/実験例)を以下に示し
た。
【0052】試験例5(急性毒性) 試験方法:ddY系雄性マウス(5ー6週齢,1−2匹
)を用いた。被験化合物は生理食塩水に溶解し溶解不可
能な物は0.2%ツイーン80(Tween80)で懸
濁して、10ml/kgの割合で腹腔内に投与した。動
物の生死は投与後3日まで観察を行なった。
【0053】試験結果(死亡例/実験例)を以下に示し
た。
【0054】
【発明の効果】本発明化合物は強い低酸素障害及び脳虚
血に対する改善作用を有し、脳卒中などにより発生する
脳障害に対して脳機能改善作用を示す。また、本発明化
合物の毒性は低く、経口及び非経口投与のどちらにおい
ても効果を示すことから、人に使用するための医療用薬
剤としても有用である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化1[式(I)] 【化1】 (式中、R1及びR2はそれぞれ水素原子、ハロゲン原
    子、シアノ基、ニトロ基又はC1ーC3のアルコキシ基
    を表わし、R3、R4及びR5はそれぞれ水素原子又は
    メチル基を表す。)で表される3−アミノ−2−シクロ
    ヘキセノン誘導体を有効成分とする脳機能改善薬。
  2. 【請求項2】R1がハロゲン原子でR2が水素原子又は
    ハロゲン原子である請求項1記載の脳機能改善薬。
  3. 【請求項3】R1がニトロ基でR2が水素原子、ニトロ
    基又はハロゲン原子である請求項1記載の脳機能改善薬
  4. 【請求項4】R1がシアノ基でR2が水素原子、シアノ
    基又はハロゲン原子である請求項1記載の脳機能改善薬
  5. 【請求項5】R1、R2、R3がいずれも水素原子であ
    る請求項1記載の脳機能改善薬。
  6. 【請求項6】R3が水素原子でR4及びR5がメチル基
    である請求項1記載の脳機能改善薬。
JP6941991A 1991-03-11 1991-03-11 脳機能改善薬 Pending JPH04282314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6941991A JPH04282314A (ja) 1991-03-11 1991-03-11 脳機能改善薬

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6941991A JPH04282314A (ja) 1991-03-11 1991-03-11 脳機能改善薬

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04282314A true JPH04282314A (ja) 1992-10-07

Family

ID=13402078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6941991A Pending JPH04282314A (ja) 1991-03-11 1991-03-11 脳機能改善薬

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04282314A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
MXPA03006597A (es) Derivados de glutaramida sustituida con n-fenpropilciclopentilo como inhibidores de nep para fsad.
JPS6354321A (ja) 血糖降下剤
JPS6026776B2 (ja) 新規オキシムエーテル化合物
NZ276568A (en) 1,2-diaminocyclobutene-3,4-dione derivatives having one mono substituted amino group, the substituent being phenyl or various azaheterocyclic groups
JP2637737B2 (ja) 新規な薬剤
HU184966B (en) Process for producing phenyl-piperazine derivatives of anti-agression activity
FR2538386A1 (fr) Nouveaux amides et imides carboxyliques procedes pour leur preparation et composition pharmaceutique les contenant
JPS59176275A (ja) 置換された4−アミノメチレン−クロマン類及び−クロメン類
JPS5928535B2 (ja) 原虫類防除用医薬組成物及び薬剤添加動物用飼料
BE898278A (fr) Benzoxazines antipsychotiques.
FR2567510A1 (fr) Composes d'aminophenol et compositions pharmaceutiques les contenant
JPS63297364A (ja) 抗腫瘍化合物
EP0775113B1 (de) N-substituierte azabicycloheptan-derivate als neuroleptika usw.
FR2460294A1 (fr) Nouveaux oxime-ethers, leur procede de preparation et compositions pharmaceutiques les contenant
JPH04282314A (ja) 脳機能改善薬
JPS60158190A (ja) ヒダントイン誘導体およびその製法ならびにそれを含有する医薬
CH642057A5 (en) Benzenesulphonamide and benzamide derivatives and their preparation
US3096244A (en) Substituted butyric acid amide and analgesia
JP3112356B2 (ja) シクロペンテノン化合物及び該化合物を有効成分とする脳機能改善薬
CA1087180A (en) Guanidine derivatives
CA2531787A1 (en) Sulfonamide derivatives as 5ht7 receptor antagonists
EP0003298B1 (de) 4-Hydroxy-2-benzimidazolin-thion-Derivate, Verfahren zu deren Herstellung sowie diese Verbindungen enthaltende Arzneimittel
JP2756740B2 (ja) 2−シクロヘキセノン化合物及び該化合物を有効成分とする脳機能改善薬
BE646581A (ja)
JP3228557B2 (ja) シクロヘキセノン化合物及び該化合物を有効成分とする脳機能改善薬