JPH04281426A - 液晶表示装置 - Google Patents
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- JPH04281426A JPH04281426A JP3045191A JP4519191A JPH04281426A JP H04281426 A JPH04281426 A JP H04281426A JP 3045191 A JP3045191 A JP 3045191A JP 4519191 A JP4519191 A JP 4519191A JP H04281426 A JPH04281426 A JP H04281426A
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Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶として液晶を三次元
網目構造を有する高分子中に分散させた高分子分散型液
晶を用いた液晶表示装置に関するものである。
網目構造を有する高分子中に分散させた高分子分散型液
晶を用いた液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、液晶を用いた画像表示装置には大
別して単純マトリクス方式とアクティブマトリクス方式
がある。
別して単純マトリクス方式とアクティブマトリクス方式
がある。
【0003】単純マトリクス方式は2枚の帯状電極群(
行電極と列電極)を直交させ、その交点において表示画
素を構成する方式であり、これら帯状電極間に駆動回路
によって所定の電圧を印加して表示画素を作動させる。 この方法は、構造が簡単なため低価格でシステムを実現
できる利点がある。しかし、各液晶画素間でのクロスト
ークが生じるため画素のコントラスト比がとれず、テレ
ビ画像等の高精細画像の表示を行う場合、画質の低下は
避けられないものであった。
行電極と列電極)を直交させ、その交点において表示画
素を構成する方式であり、これら帯状電極間に駆動回路
によって所定の電圧を印加して表示画素を作動させる。 この方法は、構造が簡単なため低価格でシステムを実現
できる利点がある。しかし、各液晶画素間でのクロスト
ークが生じるため画素のコントラスト比がとれず、テレ
ビ画像等の高精細画像の表示を行う場合、画質の低下は
避けられないものであった。
【0004】一方、アクティブマトリクス方式では、各
液晶画素毎にスイッチング素子を設けて電圧を保持する
ものであり、液晶表示装置を時分割駆動しても液晶にか
かる電圧を保持可能なため、表示容量の増大が可能で、
コントラスト比が得られる等の画質に関する特性が良く
液晶テレビ等の高精細画像表示を実現できるものである
。
液晶画素毎にスイッチング素子を設けて電圧を保持する
ものであり、液晶表示装置を時分割駆動しても液晶にか
かる電圧を保持可能なため、表示容量の増大が可能で、
コントラスト比が得られる等の画質に関する特性が良く
液晶テレビ等の高精細画像表示を実現できるものである
。
【0005】従来のアクティブマトリクス型液晶表示装
置として、バリスターをアクティブマトリクス素子とし
て用いたものを図4および図5に示す。図示のように、
下側ガラス基板10上に行電極11と画素電極12とを
所定の間隔を隔てて設け、これら行電極11と画素電極
12とを酸化亜鉛から成る焼結体バリスター素子13で
接続してある。そして、これらの上部に所定の間隔dを
隔てて、列電極に接続された対向電極12及びカラーフ
ィルター20が設けられた上側ガラス基板17との間に
液晶14が注入充填してある。
置として、バリスターをアクティブマトリクス素子とし
て用いたものを図4および図5に示す。図示のように、
下側ガラス基板10上に行電極11と画素電極12とを
所定の間隔を隔てて設け、これら行電極11と画素電極
12とを酸化亜鉛から成る焼結体バリスター素子13で
接続してある。そして、これらの上部に所定の間隔dを
隔てて、列電極に接続された対向電極12及びカラーフ
ィルター20が設けられた上側ガラス基板17との間に
液晶14が注入充填してある。
【0006】ここで使用される液晶14は、通常TN(
ツイストネマチック)型の液晶が一般的であり、液晶は
光のシャッターとして用いられる。この場合、下側ガラ
ス基板10及び上側ガラス基板17の外側に偏光板19
が設置される。行電極11に印加された電圧に基づいて
液晶14をスイッチ駆動する焼結体バリスター素子13
は、ZnO粒子をMn、Co酸化物薄膜等の金属絶縁膜
で被覆したバリスター粒子をガラスフリットで焼結した
ものであり、粒径約5μmのバリスター粒子1個当り約
3Vのしきい値電圧が得られる。
ツイストネマチック)型の液晶が一般的であり、液晶は
光のシャッターとして用いられる。この場合、下側ガラ
ス基板10及び上側ガラス基板17の外側に偏光板19
が設置される。行電極11に印加された電圧に基づいて
液晶14をスイッチ駆動する焼結体バリスター素子13
は、ZnO粒子をMn、Co酸化物薄膜等の金属絶縁膜
で被覆したバリスター粒子をガラスフリットで焼結した
ものであり、粒径約5μmのバリスター粒子1個当り約
3Vのしきい値電圧が得られる。
【0007】したがって、行電極11と画素電極12と
の間隔を30μmに設定すれば、この間隔内に存在する
実質的に直列6個のバリスター粒を介して行電極11と
画素電極12とが接続され、これら電極11、12間に
は3V×6個=18Vのしきい値電圧が得られる。すな
わち、このしきい値電圧を越えた電圧が印加された時に
、液晶14が駆動される状態になり、他の液晶素子への
印加電圧の影響を排除して、クロストークの発生を防止
することができる。
の間隔を30μmに設定すれば、この間隔内に存在する
実質的に直列6個のバリスター粒を介して行電極11と
画素電極12とが接続され、これら電極11、12間に
は3V×6個=18Vのしきい値電圧が得られる。すな
わち、このしきい値電圧を越えた電圧が印加された時に
、液晶14が駆動される状態になり、他の液晶素子への
印加電圧の影響を排除して、クロストークの発生を防止
することができる。
【0008】従来の液晶表示装置でもアクティブマトリ
クス方式のものは、上記のようにコントラスト比等の画
質に関する特性が良く、高精細の画像表示を実現できる
ものである。近年、普及が急速に始まったワープロ、ラ
ップトップコンピュータではバッテリー駆動の必要性か
ら、低消費電力化が要求され、バックライトを使用しな
い反射型液晶ディスプレイが求められている。
クス方式のものは、上記のようにコントラスト比等の画
質に関する特性が良く、高精細の画像表示を実現できる
ものである。近年、普及が急速に始まったワープロ、ラ
ップトップコンピュータではバッテリー駆動の必要性か
ら、低消費電力化が要求され、バックライトを使用しな
い反射型液晶ディスプレイが求められている。
【0009】従来の液晶表示装置は、下側ガラス基板1
0と上側ガラス基板17との間に液晶14を充填した構
造であるが、この場合、使用される液晶はTN型液晶で
あるため、上下ガラス基板の外側に合計2枚の偏光板が
必要である。通常偏光板の光透過率は30%程度しかな
く、この偏向板を2枚重ねて使用するため、反射光の強
度は入射光の30%以下となり、明るい表示画面を有す
る液晶表示装置を得ることは困難である。さらに、TN
型液晶は、液晶分子のねじれによる旋光性を利用してい
るので、原理上視角依存性があり、大画面化する際の大
きな問題点であった。
0と上側ガラス基板17との間に液晶14を充填した構
造であるが、この場合、使用される液晶はTN型液晶で
あるため、上下ガラス基板の外側に合計2枚の偏光板が
必要である。通常偏光板の光透過率は30%程度しかな
く、この偏向板を2枚重ねて使用するため、反射光の強
度は入射光の30%以下となり、明るい表示画面を有す
る液晶表示装置を得ることは困難である。さらに、TN
型液晶は、液晶分子のねじれによる旋光性を利用してい
るので、原理上視角依存性があり、大画面化する際の大
きな問題点であった。
【0010】また、近年高分子のマトリクス中に球状の
液晶粒子を分散させたNCAP(Nematic Cu
rvilinear Aligned Phase)液
晶が開発され、本液晶は、応答速度が速く、散乱型液晶
であるので偏光板が不要で明るく、視野角が広いという
特徴があるので液晶ディスプレイへの応用が検討されて
いる。しかし、この様なNCAP液晶に代表される液晶
は、液晶駆動時の立ち上がり特性が急峻でないため、マ
ルチプレックス駆動は困難であるのでアクティブマトリ
クス素子との組み合わせで用いられる。
液晶粒子を分散させたNCAP(Nematic Cu
rvilinear Aligned Phase)液
晶が開発され、本液晶は、応答速度が速く、散乱型液晶
であるので偏光板が不要で明るく、視野角が広いという
特徴があるので液晶ディスプレイへの応用が検討されて
いる。しかし、この様なNCAP液晶に代表される液晶
は、液晶駆動時の立ち上がり特性が急峻でないため、マ
ルチプレックス駆動は困難であるのでアクティブマトリ
クス素子との組み合わせで用いられる。
【0011】一方、TFT(Thin Film Tr
ansistor) 等のアクティブマトリクス素子は
、一般に真空プロセスにより製造されるので製造工程が
複雑である上、歩留りが悪く、非常に高コストである。 更に、NCAP液晶においては、従来のTN型液晶の駆
動電圧が〜5Vと低いのに対して数10〜数100Vと
高電圧であるため、ラップトップコンピュータ等への応
用を考慮した場合、高電圧駆動が必要となり駆動回路の
製造コストの増大、消費電力の増加等が大きな障害とと
なっていた。
ansistor) 等のアクティブマトリクス素子は
、一般に真空プロセスにより製造されるので製造工程が
複雑である上、歩留りが悪く、非常に高コストである。 更に、NCAP液晶においては、従来のTN型液晶の駆
動電圧が〜5Vと低いのに対して数10〜数100Vと
高電圧であるため、ラップトップコンピュータ等への応
用を考慮した場合、高電圧駆動が必要となり駆動回路の
製造コストの増大、消費電力の増加等が大きな障害とと
なっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来法の
欠点に鑑みなされたものであり、液晶の視野角依存性が
なく、画面が明るい高精細な反射型液晶ディスプレイを
安価に提供することを目的とする。
欠点に鑑みなされたものであり、液晶の視野角依存性が
なく、画面が明るい高精細な反射型液晶ディスプレイを
安価に提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液晶表示装
置は酸化亜鉛を主成分としたペーストを印刷、焼成する
ことにより作製したバリスター素子をアクティブマトリ
クス素子として用いるものであり、該アクティブマトリ
クス素子を設けた下側透明基板と上側透明基板との間に
液晶を設け、アクティブマトリクス素子により液晶を駆
動する液晶表示装置において、液晶が三次元網目構造を
有する高子中に分散した構造であり、上側透明基板又は
下側透明基板の何れか一方に、金属反射板又は着色され
た反射板を設置したことを特徴とするものである。
置は酸化亜鉛を主成分としたペーストを印刷、焼成する
ことにより作製したバリスター素子をアクティブマトリ
クス素子として用いるものであり、該アクティブマトリ
クス素子を設けた下側透明基板と上側透明基板との間に
液晶を設け、アクティブマトリクス素子により液晶を駆
動する液晶表示装置において、液晶が三次元網目構造を
有する高子中に分散した構造であり、上側透明基板又は
下側透明基板の何れか一方に、金属反射板又は着色され
た反射板を設置したことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】本発明の液晶表示装置では、従来高価であった
アクティブマトリクス素子を酸化亜鉛を主成分としたペ
ーストの印刷、焼成により簡便、安価に作製し、用いる
液晶を液晶中に三次元網目構造を有する高分子を分散す
る構造とすることにより、視野角を広く、更に表示画面
を明るくすることが可能となる上、駆動電圧の低減が可
能となり、低消費電力、高精細の反射型液晶表示装置を
安価に提供するものである。
アクティブマトリクス素子を酸化亜鉛を主成分としたペ
ーストの印刷、焼成により簡便、安価に作製し、用いる
液晶を液晶中に三次元網目構造を有する高分子を分散す
る構造とすることにより、視野角を広く、更に表示画面
を明るくすることが可能となる上、駆動電圧の低減が可
能となり、低消費電力、高精細の反射型液晶表示装置を
安価に提供するものである。
【0015】
【実施例】本発明に係る液晶表示装置を実施例に基づい
て具体的に説明する。まず、液晶表示装置に用いる高分
子分散型液晶を図2および図3に基づいて説明する。図
2に示すように、高分子分散型液晶はネマチック液晶2
4(a) の連続層中に紫外線重合により得られた三次
元網目構造体24(b) を分散させたものであり、高
分子の三次元重合構造による液晶のランダム配向により
光散乱機構を示すものである。
て具体的に説明する。まず、液晶表示装置に用いる高分
子分散型液晶を図2および図3に基づいて説明する。図
2に示すように、高分子分散型液晶はネマチック液晶2
4(a) の連続層中に紫外線重合により得られた三次
元網目構造体24(b) を分散させたものであり、高
分子の三次元重合構造による液晶のランダム配向により
光散乱機構を示すものである。
【0016】このような高分子分散型液晶は、PN−L
CD(PolymerNetwok) 液晶とも称され
、一般には高分子前駆体(MMA等)に光重合開始剤を
添加し、ネマチック液晶と混合した溶液を両側にITO
等の透明電極を形成した液晶セルに充填した後、紫外線
等の光を照射し、光重合反応により三次元網目構造体を
形成すると同時に液晶を分離する方法で製造される。こ
の時、得られる三次元網目構造体の平均網目寸法は重合
条件により変化するが、1μm前後になるように制御さ
れる。
CD(PolymerNetwok) 液晶とも称され
、一般には高分子前駆体(MMA等)に光重合開始剤を
添加し、ネマチック液晶と混合した溶液を両側にITO
等の透明電極を形成した液晶セルに充填した後、紫外線
等の光を照射し、光重合反応により三次元網目構造体を
形成すると同時に液晶を分離する方法で製造される。こ
の時、得られる三次元網目構造体の平均網目寸法は重合
条件により変化するが、1μm前後になるように制御さ
れる。
【0017】図2に示すように高分子分散型液晶24に
電圧が印加されていないときは、液晶24(a) は三
次元網目構造体24(b) の界面に沿って配向し、光
を散乱させるため高分子分散型液晶24は乳白色の不透
明状態となっている。このような、PN−LCDは、液
晶が三次元的な連続相を形成しているため、その特性は
液晶自身の特性に近くなり、駆動電圧はセルギャップ1
0μm時で3〜5Vであり、従来の高分子分散型液晶(
例としてNCAP液晶)に比較して大幅な低電圧化が可
能である。
電圧が印加されていないときは、液晶24(a) は三
次元網目構造体24(b) の界面に沿って配向し、光
を散乱させるため高分子分散型液晶24は乳白色の不透
明状態となっている。このような、PN−LCDは、液
晶が三次元的な連続相を形成しているため、その特性は
液晶自身の特性に近くなり、駆動電圧はセルギャップ1
0μm時で3〜5Vであり、従来の高分子分散型液晶(
例としてNCAP液晶)に比較して大幅な低電圧化が可
能である。
【0018】次に、上記高分子分散型液晶24を用いた
液晶表示装置を図1を用いて説明する。なお、図4及び
図5に基づいて先に説明した従来例と同一部分には同一
符号を付して重複する説明は省略する。図1に示すよう
に、本実施例の液晶表示装置は下側ガラス基板10と上
側ガラス基板17との間に高分子分散型液晶24を挟み
込んだ構成となっている。下側ガラス基板10には行電
極11、画素電極12及びアクティブマトリクス素子と
しての焼結体バリスター素子13が設けられており、上
側ガラス基板17にはSiO2 等の無機絶縁膜又はポ
リイミド等の有機絶縁膜から成る上部絶縁膜18、透明
対向電極15が形成されている。
液晶表示装置を図1を用いて説明する。なお、図4及び
図5に基づいて先に説明した従来例と同一部分には同一
符号を付して重複する説明は省略する。図1に示すよう
に、本実施例の液晶表示装置は下側ガラス基板10と上
側ガラス基板17との間に高分子分散型液晶24を挟み
込んだ構成となっている。下側ガラス基板10には行電
極11、画素電極12及びアクティブマトリクス素子と
しての焼結体バリスター素子13が設けられており、上
側ガラス基板17にはSiO2 等の無機絶縁膜又はポ
リイミド等の有機絶縁膜から成る上部絶縁膜18、透明
対向電極15が形成されている。
【0019】また、下部ガラス基板10の反対側には、
反射板16が反射面を内側にして貼り合わされている。 この反射板16の反射面は着色され、行電極11及び画
素電極12間に電界が印加された時には高分子分散型液
晶24が散乱状態から透明状態へと変化するため、着色
されて見えることにより表示が行なわれる。
反射板16が反射面を内側にして貼り合わされている。 この反射板16の反射面は着色され、行電極11及び画
素電極12間に電界が印加された時には高分子分散型液
晶24が散乱状態から透明状態へと変化するため、着色
されて見えることにより表示が行なわれる。
【0020】上記構成の液晶表示装置は次のような工程
で製造される。まず、下側ガラス基板10上にマグネロ
トンスパッタ装置を用いてITO膜(酸化インジウム−
酸化スズ膜)を厚さ1100Åに成膜し、これにフォト
プロセスによりレジストパターンを形成して酸化第二鉄
:塩酸=1:3にエッチング液にて行電極11及び画素
電極12を形成する。
で製造される。まず、下側ガラス基板10上にマグネロ
トンスパッタ装置を用いてITO膜(酸化インジウム−
酸化スズ膜)を厚さ1100Åに成膜し、これにフォト
プロセスによりレジストパターンを形成して酸化第二鉄
:塩酸=1:3にエッチング液にて行電極11及び画素
電極12を形成する。
【0021】さらに、原料となるZnO粉を1200℃
で1時間焼結した後、これをボールミルで粉砕してエア
分級し、5μm 〜10μm のZnO単結晶粒子粉を
得、これにCo2 O3 を0.5モル%及びMnCo
3 を0.5モル%加えて再度1200℃で1時間焼成
してバリスター特性を有するバリスター粉を得、このバ
リスター粉にガラスフリットを25重量%及びエチルセ
ルロース(粘度50cps)を10重量部加えてカルビ
トールを溶剤としてペースト化し、このペーストを下側
ガラス基板10上にシルクスクリーン印刷で焼結体素子
のパターンに印刷し、これを480℃で30分焼成して
焼結体バリスター素子13を形成する。
で1時間焼結した後、これをボールミルで粉砕してエア
分級し、5μm 〜10μm のZnO単結晶粒子粉を
得、これにCo2 O3 を0.5モル%及びMnCo
3 を0.5モル%加えて再度1200℃で1時間焼成
してバリスター特性を有するバリスター粉を得、このバ
リスター粉にガラスフリットを25重量%及びエチルセ
ルロース(粘度50cps)を10重量部加えてカルビ
トールを溶剤としてペースト化し、このペーストを下側
ガラス基板10上にシルクスクリーン印刷で焼結体素子
のパターンに印刷し、これを480℃で30分焼成して
焼結体バリスター素子13を形成する。
【0022】この時、焼結体バリスター素子13は、下
側ガラス基板10及び上側ガラス基板17を貼り合わせ
時のギャップスペーサを兼ねるため、所定の厚みに印刷
され、通常10〜20μm の範囲である。 次に、
SiO2 からなる上部絶縁層18、ITO膜から成る
透明対向電極15を予め形成した上側ガラス基板の周囲
部にガラスビーズを数%混ぜた接着用エポキシ樹脂をシ
ルクスクリーン印刷により印刷し、下側ガラス基板10
とアライメントして貼り合わせ、加圧加熱し接着させる
。
側ガラス基板10及び上側ガラス基板17を貼り合わせ
時のギャップスペーサを兼ねるため、所定の厚みに印刷
され、通常10〜20μm の範囲である。 次に、
SiO2 からなる上部絶縁層18、ITO膜から成る
透明対向電極15を予め形成した上側ガラス基板の周囲
部にガラスビーズを数%混ぜた接着用エポキシ樹脂をシ
ルクスクリーン印刷により印刷し、下側ガラス基板10
とアライメントして貼り合わせ、加圧加熱し接着させる
。
【0023】次いで、このパネルに高分子分散型液晶の
前駆体を接着部の一部に設けた封入口より充填する。こ
の高分子分散型液晶の前駆体を具体的に示せば、トリメ
チロールプロパントリアクリレートを19.8重量%、
重合開始剤として2−ヒドロキシ−2メチル−1−フェ
ニルプロパン−1−オン0.2重量%、ネマティク液晶
(BDH社製商品名「E7」)を80重量%の割合で配
合したものである。次に、この高分子分散型液晶の前駆
体を充填した液晶パネルの下側ガラス基板側より紫外線
を照射し、光重合反応を生じさせ、三次元網目構造体を
形成した。この時の硬化条件はメタルハライドランプを
用いて、紫外線の照射量は600mJ/cm2 である
。最後に、封入口を封口用エポキシ樹脂により塞ぎ、下
側ガラス基板10の外側に黒色に着色された反射板16
を接着して液晶表示装置を完成した。
前駆体を接着部の一部に設けた封入口より充填する。こ
の高分子分散型液晶の前駆体を具体的に示せば、トリメ
チロールプロパントリアクリレートを19.8重量%、
重合開始剤として2−ヒドロキシ−2メチル−1−フェ
ニルプロパン−1−オン0.2重量%、ネマティク液晶
(BDH社製商品名「E7」)を80重量%の割合で配
合したものである。次に、この高分子分散型液晶の前駆
体を充填した液晶パネルの下側ガラス基板側より紫外線
を照射し、光重合反応を生じさせ、三次元網目構造体を
形成した。この時の硬化条件はメタルハライドランプを
用いて、紫外線の照射量は600mJ/cm2 である
。最後に、封入口を封口用エポキシ樹脂により塞ぎ、下
側ガラス基板10の外側に黒色に着色された反射板16
を接着して液晶表示装置を完成した。
【0024】
【効果】本発明の液晶表示装置によれば、従来高価であ
ったアクティブマトリクス素子を酸化亜鉛を主成分とし
たペーストの印刷、焼成により簡便、安価に作製し、液
晶を液晶中に三次元網目構造を有する高分子を分散する
構造とすることにより、視野角を広く、更に表示画面を
明るくすることが可能となる上、駆動電圧の低減が可能
となり、低消費電力、高精細の反射型液晶表示装置を安
価に提供するものである。
ったアクティブマトリクス素子を酸化亜鉛を主成分とし
たペーストの印刷、焼成により簡便、安価に作製し、液
晶を液晶中に三次元網目構造を有する高分子を分散する
構造とすることにより、視野角を広く、更に表示画面を
明るくすることが可能となる上、駆動電圧の低減が可能
となり、低消費電力、高精細の反射型液晶表示装置を安
価に提供するものである。
【図1】本発明の一実施例に係る液晶表示装置の断面図
である。
である。
【図2】高分子分散型液晶の動作説明図である。
【図3】高分子分散型液晶の動作説明図である。
【図4】従来の液晶表示装置の一例を示す平面図である
。
。
【図5】図4中のA−A’線にそって切断したところを
示す断面図である。
示す断面図である。
11 行電極
12 画素電極
13 焼結体バリスター素子
15 対向電極
16 反射板
18 上部絶縁層
20 カラーフィルター
24 高分子分散型液晶
24a 液晶
24b 三次元網目構造体
Claims (1)
- 【請求項1】アクティブマトリクス素子として、酸化亜
鉛を主成分としたバリスター素子を用いた下側透明基板
と上側透明基板との間に液晶を設け、アクティブマトリ
クス素子を介して駆動する液晶表示装置において、前記
液晶が三次元網目構造の高分子中に分散されていて、上
側透明基板又は下側透明基板の何れか一方に、金属反射
板又は着色された反射板を設置したことを特徴とする液
晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3045191A JPH04281426A (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3045191A JPH04281426A (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04281426A true JPH04281426A (ja) | 1992-10-07 |
Family
ID=12712379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3045191A Pending JPH04281426A (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04281426A (ja) |
-
1991
- 1991-03-11 JP JP3045191A patent/JPH04281426A/ja active Pending
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