JPH04281130A - 冷暖房用熱供給プラント - Google Patents

冷暖房用熱供給プラント

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Publication number
JPH04281130A
JPH04281130A JP4367991A JP4367991A JPH04281130A JP H04281130 A JPH04281130 A JP H04281130A JP 4367991 A JP4367991 A JP 4367991A JP 4367991 A JP4367991 A JP 4367991A JP H04281130 A JPH04281130 A JP H04281130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
heat
temperature
heat pump
volume
Prior art date
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Pending
Application number
JP4367991A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Watanabe
裕 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は熱供給プラント、特に地
域冷暖房用熱供給プラントに関する。
【0003】
【従来の技術】従来、都市部における地域熱供給プラン
トでは、冷暖房用のヒートポンプおよび蓄熱槽を複数台
設置し、需要家の負荷に応じてヒートポンプの運転台数
あるいは蓄熱槽からの取水量を調節し、それぞれの冷水
(冷房用)あるいは温水(暖房用)の製造温度を送水規
定温度(例えば冷房用であれば7℃±1℃,暖房用であ
れば45℃±2℃程度)より若干の余裕をみて設定して
いる。
【0004】このような蓄熱槽への蓄熱は主に昼間の負
荷増大時に対応させ、その間のヒートポンプの過負荷防
止、あるいは消費電力のピークカットを目的とする運転
手法となっている。また夜間の蓄熱運転は、通常電力会
社の夜間割引料金となる深夜電力を用いるため、プラン
トの運転コスト低減にも貢献するものである。
【0005】図2は、従来の地域熱供給プラントのシス
テム構成図である。図2に示すように、冷水または温水
を製造するヒートポンプ1は吸込みライン13に設置さ
れた製造水供給ポンプ4により冷水または温水の供給を
受け、この水温を所定値に変化させ吐出ライン14より
流出する。
【0006】一方、需要家2の要求量に応じ送水ライン
15に設置された送水ポンプ6は、送水流量を調整でき
る機能を有している。このため、需要がヒートポンプ1
からの製造水量を上回る時には蓄熱槽3からの取水がお
こり、ヒートポンプ1からの流量に加算され、需要家の
要求に対応する。またヒートポンプ1の停止時には蓄熱
槽3からの取水のみにより対応する。逆に需要家の要求
量がヒートポンプ1の製造水量より少ない場合にはヒー
トポンプ1の製造水の一部は蓄熱槽3に流入し蓄熱運転
となる。
【0007】またヒートポンプ1の吸込みライン13は
需要家2からの還流ライン16に接続され還流水あるい
は蓄熱槽3からの取水を行なう。即ち、需要家の要求量
に応じ蓄熱槽3に設置される配管11,12は流れ方向
が変化することになる。特に、最近の都市部での空調に
対する熱供給需要は、オフィスビルのOA化と重なり急
速に高まりつつある。このため、相対的に蓄熱槽の容量
が不足傾向になりつつある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、需要家の要
求に応えると共に、夜間の割安な電力を活用し、地域熱
供給プラントの相対的容量を増大させるには、蓄熱温度
を冷房用であればより低温に、暖房用であればより高温
にすることが最も容易である。このためには、ヒートポ
ンプの動作温度を変更しなければならないが、ヒートポ
ンプの熱源あるいは放熱源として、比較的変動の少ない
河川水や地下水等を使用する場合、温度設定には余裕が
あるため、特に大きな問題ではない。しかしながら従来
と同様のプラント構造では、送水規定温度の遵守ができ
ず何らかの対策が必要となる。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
、その目的は従来の地域熱供給プラントシステムの基本
構成を変えることなく、需要家への送水規定温度の遵守
と、プラントの蓄熱容量増大を可能とした冷暖房用熱供
給システムを提供することにある。 [発明の構成]
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は地域冷暖房用の冷水または温水を供給する
ためのヒートポンプおよび前記冷水または温水あるいは
両者を貯蔵する蓄熱水槽を備えた冷暖房用熱供給プラン
トにおいて、需要家へ送水した熱媒体となる水の当該プ
ラントへの還流水温、前記蓄熱水槽からの汲み上げ水温
およびヒートポンプの製造水温を検出し、需要家への送
水規定温度に対し、前記蓄熱水槽からの汲み上げ水温あ
るいはヒートポンプの製造水温が余裕を持つときには、
前記還流水の一部と前記蓄熱水槽からの取水あるいはヒ
ートポンプの製造水とを混合して需要家への送水規定温
度とした上で送水可能となるように還流水を混合する混
合装置を設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】このような構成により、夜間蓄熱温度を送水規
定温度より、冷房用であればより低温に、暖房用であれ
ばより高温に設定することが可能となり、蓄熱容量の増
大を蓄熱槽の容量増大に頼ることなく達成可能となる。
【0012】次に、冷房時を例にとり本発明の冷暖房用
熱供給プラントの作用について説明する。通常、冷房用
冷水の送水規定温度は7℃±1℃であるが、春,秋期の
冷房負荷がさほどではない時期には、需要家の快適性を
考慮し若干高めで送水することも稀ではない。このため
、蓄熱水温は6℃程度でヒートポンプの設定温度もその
程度となるよう調整される。
【0013】これに対し本発明の冷暖房用熱供給プラン
トでは、蓄熱温度およびヒートポンプの設定温度を1℃
程度まで低下させ、6℃による蓄熱に比してその顕熱容
量を約80%上昇させ得る(還水温度12℃として算出
)。そして、蓄熱温度およびヒートポンプ製造冷水温度
が昼間それぞれ1℃あるいは6℃に対し送水規定温度が
7℃±1℃であるため、還流水(12℃程度)を混合し
送水規定温度となるような流量混合システムを設置する
ものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のシステム構成図であり冷
房負荷の場合である。なお、本実施例の基本的な構成は
既に説明した図2と同様であるので、同一部分には同一
符号を付して説明する。
【0015】図1において、蓄熱槽3には主に夜間、ヒ
ートポンプ1に流入する水量を流量制御バルブ5にて調
整し製造冷水温度を1℃まで下げて冷水貯蔵が行われる
。夜間蓄熱の完了後はヒートポンプ1の冷水製造は通常
の6℃の状態に戻す。
【0016】ところで、負荷が小さいと、ヒートポンプ
1の調整限度にて対応不可能となりヒートポンプ1を停
止させるが、このような場合には、蓄熱槽3からの取水
のみにて対応することになる。また、負荷がほどほどに
大きく、ヒートポンプ1の運転にて対応可能な時は、従
来の場合と同様に需要家2からの還流水は全量が還流水
ライン16からヒートポンプ1の吸込みライン13を経
てヒートポンプ1にて所定温度に設定され吐出ライン1
4、送水ポンプ6および送水ライン15を経て再度需要
家2に送水される。
【0017】さらに、負荷が大きくヒートポンプ1の運
転にて対応しきれない場合や、電力のピークカットの目
的でヒートポンプ1を停止する場合には蓄熱槽3からの
取水がおこる。この場合には、最初に述べた低負荷の場
合と同様な還流水の混合処理が実施される。還流水はバ
イパスライン17および流量調節バルブ7を経由して送
水ポンプ6の吸入側に入る。ここで、ヒートポンプ1あ
るいは蓄熱槽3からの送水と合流し送水ポンプ6に流入
する。原則としてヒートポンプ1が蓄熱槽3からの取水
と併用して運転されるケースは、負荷要求が大きくて、
かつピークカットの必要がない場合である。従って、ヒ
ートポンプ1の吸込みライン13に設置された流量制御
バルブ5は開放となる。
【0018】しかして、蓄熱槽3からの取水量は還流水
のバイパス流量およびヒートポンプ1への吸込み量から
決定される蓄熱槽3への還流水量と原則的に同じである
。換言すれば、ヒートポンプ1の処理可能水量はほぼ一
定のため、負荷要求により蓄熱槽からの取水量およびバ
イパス流量が算出されることになる。この関係を数式で
表現すると次のようになる。ただし水温は℃,水量はm
3 /sで表わす。 (a) 蓄熱槽取水水温T1 ,取水量Q1(b) ヒ
ートポンプ製造水温T2 ,製造水量Q2(c) バイ
パスライン水温T3 ,バイパス流量Q3(d) 蓄熱
槽還流水温T4 =T3 ,還流水量Q4 =Q1(e
) 需要家送水温度T5 ,送水要求量Q5Q5 =Q
1 +Q2 +Q3 T5 =7℃±1℃  (送水規定温度)T2 =約6
℃      (通常設定温度)Q2 :ほぼ一定 したがって、最も単純には、T2 =T5 として設定
すれば (T5 −T1 )Q1 =(T3 −T5 )Q3 
  …(1)Q1 +Q3 =Q5 −Q2     
            …(2)の関係からQ1 ,
Q3 を設定することが可能となる。
【0019】前述のようにヒートポンプ1の製造水量は
ほぼ一定であるから蓄熱水槽からの取水量Q1 は、需
要家要求水量Q5 が決まると、その時の還流水温T3
 および蓄熱水温T1 の検出結果からバイパスライン
17からの取水量Q3 との混合比が前記 (1)式よ
り決まり、絶対量は前記 (2)式より求められること
になる。実際には、送水ポンプ6が混合装置の役割を果
たすため、送水ポンプ6の後方に設置された温度検出器
T1 の読み値から流量制御バルブ8および7の開度が
流量比および流量を決定するように調整される。
【0020】また、ヒートポンプ1が停止する際には、
Q2 =0となるため、 (2)式は Q1 +Q3 =Q5               
        …(3)となるが、流量比は (1)
式により設定される。
【0021】何通りかの運転モードに対応してヒートポ
ンプ1および流量制御バルブ5,7,8等の制御はそれ
ぞれの水温の測定結果により、図示されない制御システ
ムによってなされる。
【0022】このように、蓄熱水温を送水規定温度より
大幅に低く(冷房)あるいは高く(暖房)設定し、需要
家からの還流水との混合により、送水するように構成し
たので、蓄熱容量を大幅に増加させることが可能となり
、熱供給プラントの供給安定化と、夜間電力の活用によ
る運営の高効率化、ひいてはエネルギー需要の安定化が
可能となる。
【0023】なお、上記実施例ではヒートポンプ1によ
る蓄熱運転は夜間にのみ限られ、昼間は通常運転に戻さ
れ製造水温も送水規定温度程度に変更される。このため
通常運転にて製造された水は、蓄熱槽へ流入することな
くすべて需要家へ送水される。低負荷時には蓄熱水槽か
らの取水により対応することになる。このような不便さ
を解消するために、昼間時にも製造水温を変更すること
なく一定温度で運転することにすれば、負荷に対し超過
した分は、蓄熱槽に蓄熱することが可能である。しかし
蓄熱運転終了後すぐには採用不可であり、蓄熱槽水温が
ある程度変動してからになる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
蓄熱水温を送水規定温度に対し大幅に余裕を持たせるこ
とが可能となり、蓄熱槽容量が増大したと同等の効果を
有する。また、地域熱供給プラントの安定運営化および
ヒートポンプ機器の発停回数の低減等の制御も簡素化で
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成図。
【図2】従来の地域熱供給プラントのシステム構成図。
【符号の説明】
1…ヒートポンプ、2…需要家、3…蓄熱槽、4…製造
水供給ポンプ、5…流量制御バルブ、6…需要家送水ポ
ンプ、7…流量調節バルブ、8…流量制御バルブ、11
…還流水配管、12…取水配管、13…吸込みライン、
14…吐出ライン、15…需要家送水ライン、16…還
流水ライン、17…バイパスライン、T1 ,T2 ,
T3 …温度検出器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  地域冷暖房用の冷水または温水を供給
    するためのヒートポンプおよび前記冷水または温水ある
    いは両者を貯蔵する蓄熱水槽を備えた冷暖房用熱供給プ
    ラントにおいて、需要家へ送水した熱媒体となる水の当
    該プラントへの還流水温、前記蓄熱水槽からの汲み上げ
    水温およびヒートポンプの製造水温を検出し、需要家へ
    の送水規定温度に対し、前記蓄熱水槽からの汲み上げ水
    温あるいはヒートポンプの製造水温が余裕を持つときに
    は、前記還流水の一部と前記蓄熱水槽からの取水あるい
    はヒートポンプの製造水とを混合して需要家への送水規
    定温度とした上で送水可能となるように還流水を混合す
    る混合装置を設けたことを特徴とする冷暖房用熱供給プ
    ラント。
JP4367991A 1991-03-08 1991-03-08 冷暖房用熱供給プラント Pending JPH04281130A (ja)

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JP4367991A JPH04281130A (ja) 1991-03-08 1991-03-08 冷暖房用熱供給プラント

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JPH04281130A true JPH04281130A (ja) 1992-10-06

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JP (1) JPH04281130A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018537645A (ja) * 2015-11-03 2018-12-20 ベーシック ホールディングス ヒートポンプネットワーク
CN112833487A (zh) * 2021-01-25 2021-05-25 长江勘测规划设计研究有限责任公司 一种基于混水泵的大温差空调水输配系统及其控制方法

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