JPH04279B2 - - Google Patents

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JPH04279B2
JPH04279B2 JP58161943A JP16194383A JPH04279B2 JP H04279 B2 JPH04279 B2 JP H04279B2 JP 58161943 A JP58161943 A JP 58161943A JP 16194383 A JP16194383 A JP 16194383A JP H04279 B2 JPH04279 B2 JP H04279B2
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JP
Japan
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unvoiced
signal
generator
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JP58161943A
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JPS6053999A (ja
Inventor
Shunji Tanaka
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はPARCOR係数を音声のスペクトル情
報として入力する型のボコーダに使用される音声
合成器に関する。
ボコーダの送信側では、送出すべき音声が声帯
の振動を伴う音声(有声音)か声帯振動を伴わな
い音声(無声音)かを判定し、有声無声判別信号
の二者択一の情報としてボコーダの受信側なる音
声合成器に送出している。又、ボコーダの送信側
では、上記有声無声判別信号なる有声/無声情報
ばかりでなく、スペクトル情報やピツチ情報など
を、音声の変化に対して充分短いと思われる20m
s程度のフレーム毎に送出するのが一般的であ
る。従つて、従来の音声合成器では、フレーム単
位で上記情報が更新されて、有声音のフレームで
はパルス発生器が、無声音のフレームでは雑音発
生器が合成フイルタの励振波形として用いられて
いる。
しかしながら、実際の音声では、無声音(例え
ば「s」)と有声音(例えば「a」)とは明確に急
激に変化するわけではなく、フレームの長さに比
べて徐々に変化するので、ボコーダの出力音の不
自然さの原因の一つになつている。
又、上記欠点を解決するには有声/無声の判定
結果を二者択一でなく第3の状態を示すようにす
れば最善であるが、これではボコーダの特長であ
る伝送情報量の少なさを生かすことができない。
本発明の目的は、ボコーダの送信側から出力さ
れるビツト数を増加させずに有声音でも無声音で
もない中間の音声を得ることができる音声合成器
を提供することにある。
本発明によれば、励振源としてパルス発生器と
雑音発生器を有し、音声のスペクトル情報として
PARCOR係数を入力する合成フイルタを有する
音声合成器において、有声無声判別信号を入力し
有声音と無声音の間のわたりの部分を検出するわ
たり検出器と、前記パルス発生器の出力、前記雑
音発生器の出力、前記有声無声判別信号、前記わ
たり検出器の出力、及び前記PARCOR係数を入
力し、前記わたりの部分で前記PARCOR係数に
より制御された混合比によつて前記パルス発生器
の出力と前記雑音発生器の出力を混合した信号を
励振波形として前記合成フイルタに入力する混合
器とを具備した音声合成器が得られる。
具体的に述べると、本発明ではわたりの部分を
検出するために有声無声判別信号の有声音と無声
音のフレームの過去の持続数を用いる。すなわ
ち、過去連続してnフレーム有声音又は無声音で
あるならば音声が定常的であると判定し、逆にn
フレーム持続していない場合はわたりの部分であ
ると判定する。そして、わたりの部分であると判
定された時にパルス発生器と雑音発生器を同時に
動作させ、それらの出力を混合する。このときの
混合比は、PARCOR係数Ki(i=1、…、P)の
中のパラメータK1によつて制御される。すなわ
ち、PARCOR係数のパラメータK1は、有声音と
無声音で明確に値を変えることが知られており、
母音ではおよそ0.5〜1の間の値に分布すること
を利用する。事実、このパラメータK1を有声/
無声の判定にも使えることがわかつている。
このように、有声音と無声音の間のわたりの部
分で、パラメータK1の値に応じてパルス発生器
の出力と雑音発生器の出力を混合し、この混合し
た信号を合成フイルタの励振波形とすることによ
り、合成音声がより自然になる。
又、上記をように構成することにより、ボコー
ダの送信側には何ら変更を加える必要がないた
め、音声情報(スペクトル情報、ピツチ情報、有
声/無声情報等)を一旦メモリに蓄積しておいて
逐次読み出して合成音声を得るような応用の場
合、メモリに蓄積されたデータを再入力或いは変
更を加えることなしに品質を向上させた合成音声
を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明を説明する。
第1図は従来の音声合成器の構成を示したブロ
ツク図である。パルス発生器10は、パルス周期
がピツチ情報200により制御され、振幅が残差
パワー300により制御される。雑音発生器20
は振幅が残差パワー300により制御される。こ
れらパルス発生器10及び雑音発生器20から出
力されるパルス信号11、雑音信号21は切替器
30に送られ、切替器30で有声無声判別信号1
00により、パルス信号11か雑音信号21のど
ちらか一方が選択され、切替器30の出力31が
合成フイルタ40に励振波形として送られる。合
成フイルタ40のフイルタ特性はPARCOR係数
400により制御される。合成フイルタ40の出
力は音声合成器の合成音声出力500となる。
第2図は本発明による音声合成器の一実施例の
構成を示したブロツク図であり、第1図の同一記
号のものは同一構成のものを示す。有声無声判別
信号100はわたり検出器50に送られ、わたり
検出器50から出力されるわたり検出信号51は
混合器60に送られる。混合器60では、わたり
の部分以外は従来と同様にパルス信号11か雑音
信号21のうち一方を合成フイルタ40へ励振波
形として入力し、わたりの部分ではPARCOR係
数400のパラメータK1により制御された混合
比でパルス信号11と雑音信号21が加え合わさ
れた信号を合成フイルタ40へ励振波形として入
力する。
第3図は第2図のわたり検出器50の具体的一
例を示した回路図である。有声無声判別信号10
0はn段のシフトレジスタ50aに入力する。n
段のシフトレジスタ50aの各段のシフトレジス
タの出力はNOR回路50bおよびAND回路50
cに送られる。NOR回路50bとAND回路50
cでは、n段のシフトレジスタ50aの出力が全
て“0”(無声音)であるか或いは全て“1”(有
声音)であるかを検出する。NOR回路50bと
AND回路50cの出力はNOR回路50dに送ら
れ、ここでn段のシフトレジスタ50aの出力が
全て“0”或いは全て“1”でない部分を検出
し、わたり検出信号51を得る。
第4図は第2図の混合器60の詳細図である。
パルス発生器10(第2図)のパルス信号11と
雑音発生器20(第2図)の雑音信号21は、有
声無声判別信号100によつて制御される切替器
60aの一方と他方の入力端子と、非線形回路6
0bの出力f(0≦f≦1)、(1−f)によりそ
れぞれ制御される乗算器60c,60dに送られ
る。非線形回路60aはPARCOR係数400を
入力し、PARCOR係数400の中のパラメータ
K1によつて混合比を算出する。2つの乗算器6
0c,60dの出力は加算器60eによつて加え
合わされ、加算器60eの出力は、わたり検出回
路50(第2図)のわたり検出信号51により制
御される切替器60fの一方の入力端子に送られ
る。切替器60fの他方の入力端子には切替器6
0aの出力は入力する。従つて、切替器60fの
出力、すなわち混合器60の出力61には、わた
りの部分ではパルス信号11と雑音信号21とが
PARCOR係数400のパラメータK1によつて制
御された混合比で混合された信号が現れた、わた
りの部分以外では従来と同様パルス信号11か雑
音信号21のどちらか一方の信号が現われる。
第5図は第4図の非線形回路60bの一方の出
力f(乗算器60cの制御信号)の特性を示した
図である。非線形回路60bに入力する
PARCOR係数400のパラメータK1の値が、0
からα(例えばα=0.5)の場合には0から1まで
の連続した値を出力し、パラメータK1の値が0
以下のとき0、パラメータK1の値がα以上のと
き1を出力する。非線形回路60bの他方の出力
端子からは(1−f)の値が乗算器60dの制御
信号として出力される。
なお、上記実施例では、説明の都合上、ハード
ウエアにより実現する場合について述べたが、コ
ンピユータのソフトウエアを用いても実現できる
のは言うまでもない。
以上の説明で明らかなように、本発明によれ
ば、音声のわたりの部分における合声音声の品質
を向上させ、合成音声がより自然になつた音声合
成器を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の音声合成器の構成を示したブロ
ツク図、第2図は本発明による音声合成器の一実
施例の構成を示したブロツク図、第3図は第2図
のわたり検出器の具体的一例を示した回路図、第
4図は第2図の混合器の詳細図、第5図は第4図
の非線形回路の一方の出力の特性例を示した図で
ある。 10……パルス発生器、11……パルス信号、
20……雑音発生器、21……雑音信号、30…
…切替器、31……切替器出力、40……合成フ
イルタ、50……わたり検出器、50a……n段
のシフトレジスタ、50b……NOR回路、50
c……AND回路、50d……NOR回路、51…
…わたり検出信号、60……混合器、60a……
切替器、60b……非線形回路、60c,60d
……乗算器、60e……加算器、60f……切替
器、61……混合器出力、100……有声無声判
別信号、200……ピツチ情報、300……残差
パワー、400……PARCOR係数、500……
合成音声出力。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 励振源としてパルス発生器と雑音発生器を有
    し、音声のスペクトル情報としてPARCOR係数
    を入力する合成フイルタを有する音声合成器にお
    いて、音声無声判別信号を入力し有声音と無声音
    の間のわたりの部分を検出するわたり検出器と、
    前記パルス発生器の出力、前記雑音発生器の出
    力、前記有声無声判別信号、前記わたり検出器の
    出力、及び前記PARCOR係数を入力し、前記わ
    たりの部分で前記PARCOR係数により制御され
    た混合比によつて前記パルス発生器の出力と前記
    雑音発生器の出力を混合した信号を励振波形とし
    て前記合成フイルタに入力する混合器とを具備し
    た音声合成器。
JP58161943A 1983-09-05 1983-09-05 音声合成器 Granted JPS6053999A (ja)

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JP58161943A JPS6053999A (ja) 1983-09-05 1983-09-05 音声合成器

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