JPH04278758A - 電話番号セットおよびトーンダイアル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は電話のトーンダイアル装
置に関し、詳細には電話に接続して１つの電話番号をセ
ットしトーンダイアルを行うための装置に関する。

【０００２】

【従来の技術及び課題】複数の電話番号をセットしトー
ンダイアルするための装置は周知である。そのような装
置は一般に最近の電話に組込まれている。これら装置は
所望の電話番号を自動的にダイアルするために押される
キーの数を最少とするように電話のメモリユニット内に
複数の電話番号を記憶しうるようにしている。

【０００３】ポケットダイアル装置も使用可能であり、
これは組込み装置と同じ機能をもつ。ポケットダイアル
装置の組込み装置に対する利点はポータブルであって別
の電話に容易に接続しうることである。このように所望
の電話番号は、それが電話のメモリユニットになくても
（あるいはその電話がメモリユニットをもたなくても）
、その電話番号がポケットダイアル装置のメモリユニッ
トに記憶されていれば１個または２個のキーを押すだけ
で自動的にダイアルすることが出来る。

【０００４】本発明の目的は電話に接続されるものであ
って、１つの電話番号をセットしそしてトーンダイアル
するための装置を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の１つの電話番号
をセットしトーンダイアルするための装置はセットされ
るべき電話番号の数字に等価な２進値に対応するディジ
タル信号を発生するための電話番号セット装置と、この
ディジタル信号を受けてそれを予定数のビット群に群化
するトーン発生器と、を含む。夫々のビット群は電話番
号の数字の一つに対応する。これらビット群は一時に一
つづつアクセスされ、アクセスされたビット群により表
わされる数字に対応する二重トーン多周波信号がそのト
ーン発生器により発生されそして電話に与えられる。パ
ーソナルコンピュータをこの電話番号セット装置に用い
ることが出来る。

【０００６】

【実施例】図１は電話番号セット装置１０とトーン発生
器２０を含む、本発明による電話番号セットおよびトー
ンダイアル装置の一実施例を示す。

【０００７】電話番号セット装置１０はブリーフケース
のロック装置のように互いに並置された複数のコンビネ
ーションダイアルホイール１１を含む。各ダイアルホイ
ール１１は１２のセクション１１１に分けられそしてセ
ットされるべき電話番号の数字の内の１個（０−９と記
号＊と＃から選ばれる）に対応する。これらダイアルホ
イール１１はセットされるべき電話番号の数字が適正な
順序でならびそして適正に整合するように回転される。 各ダイアルホイール１１は選ばれた数字の２進値に対応
する４個のビット２進出力Ｄ０−Ｄ３を有する。

【０００８】２進出力Ｄ０−Ｄ３を発生する多くの方法
がある。その一つを図２に示す。各ダイアルホイール１
１の中心は電圧源Ｖｄｄに接続する。ダイアルホイール
１１の夫々のセクション１１１は接地抵抗の一方の端子
に接続する。ダイアルホイール１１が回転すると、セク
ション１１１の内の１個が固定スイッチの極１１２に接
触する。この極１１２はこのセクション１１１を電源Ｖ
ｄｄに接続し、それによりそのセクション１１１の論理
状態を低レベルから高レベルにする。セクション１１１
は制御論理回路１１３に接続し、この回路がこの論理状
態の変化を検出して所望の２進出力Ｄ０−Ｄ３を発生す
る。

【０００９】第２の方法を図３に示す。各ホイール１１
の中心は同様に電圧源Ｖｄｄに接続する。ロータリー極
１１４がこの電源Ｖｄｄに電気的に接続しそしてこれは
４個の接点ａ−ｄを有する。印刷回路板（ＰＣＢ）が夫
々のダイアルホイール１１に隣接して配置されており、
これは４個の同心導電パターンＣ１−Ｃ４を有する。パ
ターンＣ１−Ｃ４は抵抗ｒ１−ｒ４の一端に夫々接続す
る。 抵抗ｒ１−ｒ４の他方の端子は接地される。ダイアルホ
イール１１が回転すると、接点ａ−ｄが同心パターンＣ
１−Ｃ４と電気的にオン・オフする。所望の２進出力Ｄ
０−Ｄ３は抵抗ｒ１−ｒ４の論理状態によりきまる。

【００１０】図１と図４において、ダイアルホイール１
１がセットされるべき電話番号に対応するように適正に
配列され、次にロードスイッチ１２が操作される。ダイ
アルホイール１１の２進出力は４×Ｎビットシフトレジ
スタ１３に入る（Ｎはダイアルホイール１１の数）。ロ
ードスイッチ１２の操作によりクロック発生器１４がト
リガーされて４×Ｎ個のクロックパルスを発生する。こ
れらクロックパルスはシフトレジスタ１３へのクロック
入力となり、それによりこれがその内容を直列に出力す
る。シフトレジスタ１３の直列出力Ｄｏｕｔ　とクロッ
ク発生器１４のクロックパルス出力Ｃｏｕｔ　がトーン
発生器２０に入る。

【００１１】図１、図５において、トーン発生器２０は
１つの集積回路（ＩＣ）チップに配置されて電話に接続
されるようになっている。トーン発生器２０は４×Ｎビ
ットシフトレジスタ２１を有し、これがクロックパルス
出力Ｃｏｕｔ　によりトリガーされてシフトレジスタ１
３の出力Ｄｏｕｔ　を直列に受ける。シフトレジスタ２
１にロードされるデータビットは夫々４個のビットから
なる群とされ、各群がセットされるべき電話番号の数字
の一つに対応する。各群はＮ個のマルチプレクサ２２の
一つの入力となる。Ｄｏｕｔ　がシフトレジスタ２１に
ロードされた後に電話番号セット装置１０をトーン発生
器２０から切り離すことが出来る。装置１０はセットさ
れた電話番号を変えるときにトーン発生器２０に再び接
続される。

【００１２】トーン発生器２０は水晶発振器２３に接続
する。発振器２３の出力は分周器２４の入力に入り、１
０Ｈｚのアクセス信号を発生する。このアクセス信号は
Ｎビットトリガーカウンタ回路２５の入力となる。トリ
ガーカウンタ回路２５の出力ピンの夫々はマルチプレク
サ２２のエナブルピン（ＥＮ）に接続する。トーン発生
器２０のトリガースイッチ２６が操作されると、トリガ
ーカウンタ回路２５はマルチプレクサ２２を次々に動作
可能とする出力を出す。すなわち、マルチプレクサ２２
の内の１個のみがこのアクセス信号の一サイクルにつき
動作可能となる。トリガースイッチ２６は外部スイッチ
でもあるいは電話の未使用押ボタンキーでもよい。

【００１３】図６において、発振器２３の周波数出力は
コラム分周器２７と行分周器２８に入り、二重トーン多
周波（ＤＴＭＦ）信号を発生する。動作可能となったマ
ルチプレクサ２２の出力はコラム除数プログラマブル論
理アレイ２７１と行除数プログラマブル論理アレイ２８
１に入り、コラムおよび行分周器２７と２８の適正な分
周比を選択する。発振器２３の出力周波数を８９４．８
８６ＫＨｚ　、動作可能となったマルチプレクサ２２の
出力が０００１（１０進数１に対応）であるとすると、
発振器２３の周波数はコラム分周器２７により２３分さ
れ、行分周器２８により４０分される。これら分周器２
７と２８の出力は更に３２分されそして正弦波発生器２
９１と２９２により正弦波信号に変換される（他の１０
進数および記号についての除数はこれまでの説明から容
易に決定出来るから詳述しない）。

【００１４】正弦波発生器２９１の出力周波数は１２１
６Ｈｚであり、正弦波発生器２９２のそれは６９９Ｈｚ
である。これら周波数は１０進数１についての標準ＤＴ
ＭＦ周波数である１２０９Ｈｚと６９７Ｈｚにほぼ等し
い（標準ＤＴＭＦ周波数のリストは種々の文献から容易
に得られる）。発生器２９１と２９２の出力は、電話か
らＤＴＭＦ出力を受ける演算増幅加算器２９３に入る。

【００１５】本発明の特徴はパーソナルコンピュータが
直列出力Ｄｏｕｔ　とクロック出力Ｃｏｕｔ　を発生す
るようにプログラムしうるということであり、従ってそ
れを電話番号セット装置１０として使用出来ることであ
る。パーソナルコンピュータを用いる場合のこの実施例
の動作はほぼ同じであるから詳述しない。

【００１６】本発明は操作が容易であり、メモリチップ
を使用しないために従来のものより安価である。このよ
うに本発明は顧客への安価なギフトとしても使用出来る
ものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による電話番号セットおよびトーンダイ
アル装置の実施例を示す図。

【図２】セットされるべき電話番号の数字の一つに対応
する２進信号を発生する第１の方法を示す図。

【図３】セットされるべき電話番号の数字の一つに対応
する２進信号を発生するための第２の方法を示す図。

【図４】本発明の電話番号セット装置の一例の回路図。

【図５】本発明のトーン発生器の例を示す回路図。

【図６】本発明のトーン発生器の例を示す回路図。

【符号の説明】

１０　　電話番号セット装置 １１　　ダイアルホイール １２　　ロードスイッチ １３，２１　　シフトレジスタ １４　　クロック発生器 ２０　　トーン発生器 ２２　　マルチプレクサ ２３　　水晶発振器 ２４　　分周器 ２５　　トリガーカウント回路 ２６　　トリガースイッチ ２７　　コラム分周器 ２８，２９　　行分周器

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】下記要件を含む、一群の数字をセットしこ
   の数字群に対応する二重トーン、多周波信号を発生する
   ための装置：上記数字群に等価な２進値に対応するディ
   ジタル信号を発生する手段；上記ディジタル信号を、夫
   々が上記数字群内の数字の一つに対応する予定数のビッ
   ト群に群化する手段；一時に一つの上記ビット群をアク
   セスする手段；上記アクセスされたビット群により表わ
   される数字に対応する二重トーン多周波信号を発生する
   手段。
2. 【請求項２】前記数字群は電話番号である請求項１の装
   置。
3. 【請求項３】前記ディジタル信号発生手段は下記要件を
   含む、請求項１の装置：夫々が予定数のホイールセクシ
   ョンに分割されそして前記セット群の数字の一つに対応
   すると共に上記選ばれた一つのホイールセクションに等
   価な２進値に対応する出力を有する、並置されたコンビ
   ネーションダイアルホイール群；上記夫々のダイアルホ
   イールの上記出力を受けるシフトレジスタ手段；上記シ
   フトレジスタ手段が上記出力を受けるように動作するロ
   ードスイッチ手段；上記ロードスイッチ手段によりトリ
   ガーされて上記シフトレジスタ手段に与えられてそれを
   して上記夫々のダイアルホイールの出力を順次出力させ
   るようにする予定数のクロックパルスを発生するクロッ
   ク発生手段。
4. 【請求項４】前記群化手段は下記要件を含む、請求項１
   の装置：受信した前記ディジタル信号に対応する複数の
   出力ビットを有する、このディジタル信号を直列に受け
   るためのシフトレジスタ手段；上記出力ビットを前記ビ
   ット群に群化するための複数のマルチプレクサ手段。
5. 【請求項５】前記ディジタル信号発生手段は前記シフト
   レジスタ手段を前記ディジタル信号の直列受信のために
   作動させるためにこのシフトレジスタ手段に入るクロッ
   クパルス出力を有するごとくなった請求項４の装置。
6. 【請求項６】前記アクセス手段は下記要件を含む、請求
   項４の装置：アクセス信号発生手段；このアクセス信号
   を受けるための、前記マルチプレクサ手段に接続した出
   力ピンを有するトリガーカウンタ手段；前記マルチプレ
   クサ手段の夫々を次々に動作可能とするための出力信号
   を発生するように上記トリガーカウンタ手段を作動させ
   るごとくに動作するトリガースイッチング手段。
7. 【請求項７】前記二重トーン多周波信号は電話装置によ
   り受信されるごとくなった請求項６の装置。
8. 【請求項８】前記トリガースイッチング手段は前記電話
   装置の押ボタンキーである請求項７の装置。
9. 【請求項９】前記ディジタル信号発生手段はパーソナル
   コンピュータである請求項１の装置。
10. 【請求項１０】前記群化手段、前記アクセス手段、およ
    び前記二重トーン多周波信号発生手段は１個のＩＣチッ
    プに集積されるごとくなった請求項１の装置。