JPH042768Y2 - - Google Patents

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JPH042768Y2
JPH042768Y2 JP261389U JP261389U JPH042768Y2 JP H042768 Y2 JPH042768 Y2 JP H042768Y2 JP 261389 U JP261389 U JP 261389U JP 261389 U JP261389 U JP 261389U JP H042768 Y2 JPH042768 Y2 JP H042768Y2
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JP
Japan
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seal ring
rotating body
inner diameter
cylinder
air
Prior art date
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Expired
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JP261389U
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English (en)
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JPH0294047U (ja
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  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば工作機械における切削油など
の流体供給ラインに使用されるフリユードトラン
スフアの改良に関し、特に、工具交換による切削
油等の液体供給を必要とする条件と、液体を供給
しない条件とでメカニカルシール部の機能を変え
るようにしたものである。
[従来の技術] 近年、工作機械は、工具の自動交換機能と、加
工物の2つ以上の加工面を自動的に加工位置に割
り出す機能を兼ねたマシニングセンタによつて、
様々な工具を交互に使用するような体系が開発さ
れており、また、切削油の供給ラインに使用され
るフリユードトランスフアも、切削油のみを一定
に流すということから、切削油と空気とが交互に
必要となつている。
従来、この種のフリユードトランスフアにおい
ては、第3図に示すように、切削油Oが流入する
機体1の内径部2に、ベアリング3,3を介して
回転体4を回転自在に設け、この回転体4の摺動
面4aに、前記機体1側にOリング5、コイルス
プリング6及びドライブピン7を介して固定され
たシールリング8を弾性的に摺接させてメカニカ
ルシール部9を形成してなる構成を有するものが
ある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来構造のもので
は、機体1の内径部2に組み込まれたメカニカル
シール部9が、切削油Oを対象としていることか
ら、液体と空気の交互使用に対して無理矢理使用
しているのが現状であり、このため、機体1の内
径部2に空気が流れると、ドライ運転となつてメ
カニカルシール部9が損傷し易く、寿命が短いと
いつた問題があつた。
[考案の目的] 本考案は、上記の事情のもとになされたもの
で、その目的とするところは、メカニカルシール
部の長寿命化を図ることができるようにしたフリ
ユードトランスフアを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記した課題を解決するために、本考案は、液
体または空気の流体が流入する機体の内径部に、
ベアリングを介して回転体を回転自在に設け、こ
の回転体の摺動面に前記機体側に固定されたシー
ルリングを弾性的に摺接させてメカニカルシール
部を形成してなるフリユードトランスフアであつ
て、前記シールリングを回転体の摺動面から離間
する方向に移動させるシリンダを設け、このシリ
ンダは、前記機体の内径部への空気の流入時にの
み前記シールリングを回転体から離間させてメカ
ニカルシール部を非接触状態に開放可能にしてな
る構成としたものである。
[作用] すなわち、本考案は、シールリングを回転体の
摺動面から離間する方向に移動させるシリンダを
設け、機体の内径部への空気の流入時にのみシー
ルリングを回転体から離間させてメカニカルシー
ル部を非接触状態に開放可能にしてなるために、
工具交換による切削油等の液体供給を必要とする
条件と、液体を供給しない条件とでメカニカルシ
ール部の機能が変えられることから、切削油等の
液体と空気が交互に流れても使用することが可能
になり、これによつて、ドライ運転が防止され、
メカニカルシール部が保護されて長寿命化が図れ
る。
[実施例] 以下、本考案を第1図及び第2図に示す一実施
例を参照しながら詳細に説明する。なお、本考案
に係る図示の実施例において、第3図に示す従来
装置と構成が重複する部分は同一符号を用いて説
明する。
すなわち、本考案は、第1図に示すように、メ
カニカルシール部9に対応する機体1の内径部2
に、シリンダ10を設け、このシリンダ10のロ
ツド11を、シールリング8に対向位置させ、前
記機体1内に切削油Oが流れているときは、回転
体4の摺動面4aとシールリング8とが摺接状態
を維持するようにして、本来のメカニカルシール
機能を発揮させ、また、第2図に示すように、前
記機体1内に空気Aが流れているときは、前記機
体1に設けた空圧または油圧ラインに接続された
流体圧送口12から空気または油を圧送して、前
記シリンダ10を駆動させることにより、前記シ
ールリング8を回転体2の摺動面4aから離間す
る方向に移動させ、これによつて、前記シールリ
ング8を回転体4から離間させてメカニカルシー
ル部9を非接触状態に開放可能にしてなる構成を
有するものである。なお、図中13はメカニカル
シール部9の開放時に洩れる空気Aを回収する回
収口である。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案は、液
体または空気の液体が流入する機体の内径部に、
ベアリングを介して回転体を回転自在に設け、こ
の回転体の摺動面に前記機体側に固定されたシー
ルリングを弾性的に摺接させてメカニカルシール
部を形成してなるフリユードトランスフアであつ
て、前記シールリングを回転体の摺動面から離間
する方向に移動させるシリンダを設け、このシリ
ンダは、前記機体の内径部への空気の流入時にの
み前記シールリングを回転体から離間させてメカ
ニカルシール部を非接触状態に開放可能にしてな
る構成としたことから、工具交換による切削油等
の液体供給を必要とする条件と、液体を供給しな
い条件とでメカニカルシール部の機能を変えるこ
とができるために、切削油等の液体と空気が交互
に流れても使用することができ、これによつて、
従来のようなドライ運転を防止することができ、
メカニカルシール部の保護による長寿命化を図る
ことができるというすぐれた効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るフリユードトランスフア
の一実施例を示す液体流入時の要部概略的断面
図、第2図は同じく空気流入時の要部概略的断面
図、第3図は従来のフリユードトランスフアを示
す要部概略的断面図である。 1……機体、2……内径部、3……ベアリン
グ、4……回転体、4a……摺動面、5……Oリ
ング、6……コイルスプリング、7……ドライブ
ピン、8……シールリング、9……メカニカルシ
ール部、10……シリンダ、O……液体(切削
油)、A……空気。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液体または空気の流体が流入する機体の内径部
    に、ベアリングを介して回転体を回転自在に設
    け、この回転体の摺動面に前記機体側に固定され
    たシールリングを弾性的に摺接させてメカニカル
    シール部を形成してなるフリユードトランスフア
    であつて、前記シールリングを回転体の摺動面か
    ら離間する方向に移動させるシリンダを設け、こ
    のシリンダは、前記機体の内径部への空気の流入
    時にのみ前記シールリングを回転体から離間させ
    てメカニカルシール部を非接触状態に開放可能に
    したことを特徴とするフリユードトランスフア。
JP261389U 1989-01-17 1989-01-17 Expired JPH042768Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP261389U JPH042768Y2 (ja) 1989-01-17 1989-01-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP261389U JPH042768Y2 (ja) 1989-01-17 1989-01-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0294047U JPH0294047U (ja) 1990-07-26
JPH042768Y2 true JPH042768Y2 (ja) 1992-01-30

Family

ID=31203529

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JP261389U Expired JPH042768Y2 (ja) 1989-01-17 1989-01-17

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JPH0294047U (ja) 1990-07-26

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