JPH04274787A - 放射線量分布計測装置 - Google Patents

放射線量分布計測装置

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JPH04274787A
JPH04274787A JP3035764A JP3576491A JPH04274787A JP H04274787 A JPH04274787 A JP H04274787A JP 3035764 A JP3035764 A JP 3035764A JP 3576491 A JP3576491 A JP 3576491A JP H04274787 A JPH04274787 A JP H04274787A
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JP
Japan
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light
wavelength
optical fiber
sensor
radiation dose
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Pending
Application number
JP3035764A
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English (en)
Inventor
Satoru Yamamoto
山 本   哲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放射線量分布計測装置、
特に線状センサとして用いるセンサ用光ファイバに沿っ
た放射線量分布を計測することのできる放射線量分布計
測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ファイバは放射線が照射され
ると損失が増加するが、この性質を利用した放射線セン
サが知られている。例えば、従来、長尺な中継ファイバ
間に非常に短いセンサファイバを点センサとして介挿し
、この点センサの放射線による損失増加をOTDR(O
ptical Time DomainReflect
metry)を用いて測定するものが提案されている(
特開昭63−221276号公報)。特に、センサファ
イバとしてNdドープのコアを備えた光ファイバを用い
ることにより、放射線以外の要因による伝送特性の変動
がないようにすることによって、高精度の測定を可能に
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術のものは、光路中の長手方向の損失特性をOTDR
を用いて評価しているが、光路の全長がセンサファイバ
というわけではなく、点としてのセンサファイバの損失
増加を測定して、それから照射放射線量を検出するよう
にしているため、放射線量の空間的分布や経時変化特性
を測定することができなかった。
【0004】また、センサファイバとしてNdドープの
コアを備えることにより、放射線以外の要因による伝送
特性の変動がないとしているが、単一波長で伝送損失を
測定していると解せるため、それにも限界があり、例え
ば応力に基づく伝送損失の増加があった場合には、放射
線被曝による伝送損失との区別がつかないため、高精度
の測定ができない恐れがあった。
【0005】本発明の目的は、前記した従来技術の欠点
を解消し、放射線量の空間的、経時的変化を容易に測定
できる放射線量分布計測装置を提供することにある。
【0006】また、本発明の目的は、放射線の被曝以外
の原因で伝送損失の増加があった場合にも、これを放射
線被曝による伝送損失の増加と区別することができる高
精度の放射線量分布計測装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、光ファイ
バの損失−波長特性が放射線を浴びることにより変化す
ることを前提とし、光ファイバに単一波長λ0 の光を
入射したときに光ファイバ内でλ0 と異なる波長の散
乱光が発生することに着目してなされたものである。
【0008】単一の波長λ0 の光を出力する光源と、
放射線被曝域に布設される線センサとしてのセンサ用光
ファイバを備える。
【0009】センサ用光ファイバの一端から波長λ0 
の光を入射したときにセンサ用光ファイバ中で発生する
散乱光のうち、入射端に戻ってくる後方散乱光を光分波
器で分波してその中から2種類以上の特定波長領域を得
る。
【0010】分波して得た2種類以上の特定波長領域の
後方散乱光を、それぞれ光パルス試験器に導き、それら
の光強度を、光を入射してからの時間の関数として測定
し、時間の関数を光ファイバに沿った距離の関数に変換
することにより、距離方向の特定波長領域の伝送損失分
布を求める。
【0011】そして、これらの伝送損失分布結果を放射
線量分布演算回路に導き、ここで異なる波長領域での伝
送損失増加量との差や比等を用いて光ファイバに沿った
各距離での放射線量を測定するものである。
【0012】また、第2の発明は、センサ用光ファイバ
に2種以上の波長λi (i=1,2,…)の光を入射
したときに、センサ用光ファイバ内で波長に応じてそれ
ぞれ散乱光が発生することに着目したものである。
【0013】センサ用光ファイバの一端から波長λi 
の光を入射したときに発生する散乱光のうち、入射端に
戻ってくる後方散乱光の特定波長領域の光強度を、光パ
ルス試験器により光を入射してからの時間の関数として
測定し、時間の関数を光ファイバに沿った距離の関数に
変換することにより、距離方向の特定波長領域の伝送損
失分布を求める。
【0014】そして、伝送損失分布結果を演算処理部に
導き、ここで異なる波長領域での伝送損失増加量の比等
を用いてセンサ用光ファイバに沿った各距離での放射線
量を測定するものである。
【0015】
【作用】本発明によれば、センサ用光ファイバを長尺化
して線センサとし、その線センサの伝送損失増加量を測
定することによりセンサ用光ファイバに沿った放射線被
曝量を空間的、経時的に測定することができる。
【0016】このとき、その線センサの伝送損失増加量
を単一の波長で測定することもできるが、この測定方法
では放射線の被曝以外の原因、例えば光ファイバに応力
がかかった場合等で伝送損失の増加があった場合に、こ
れを放射線被曝による伝送損失の増加と区別できない。 このように放射線以外による伝送損失の増加を排除する
ために、本発明では、単一波長での伝送損失変化を評価
するのでなく、2波長、あるいは3波長以上での伝送損
失変化を評価するようにしている。
【0017】この場合において、第1の発明においては
、単一波長をもつ一つの光源を用いて行う。一つの光源
から発せられる単一波長に基づいて生じる2種類以上の
波長領域をもつ後方散乱光を分波により抽出し、これら
に基づいて測定する。2種類以上の波長領域の光として
ラマン散乱光を利用することができる。
【0018】また、第2の発明においては、当初から異
なる波長をもつ2種類以上の光源をセンサ用光ファイバ
に入射して行う。これによれば光源を複数個用意しなけ
ればならないけれども、波長選択の自由度が高くなり、
適切な伝送損失変化を評価できる。
【0019】ところで、後方散乱光の放射線量による伝
送損失変化は特定波長によっては大きく変化する所と、
そうではない所がある。したがって、特に大きく変化す
る波長に関する伝送損失変化と、そうではない波長に関
する伝送損失変化とを求め、それらを比較演算すること
によって、放射線以外による伝送損失の影響を相殺し、
放射線量を求めることができる。
【0020】
【実施例】以下、OTDR手法を用いて分布型センサと
した本発明の実施例を、A.1種類の波長の光源を用い
た場合の実施例(実施例1〜実施例6)と、B.2種類
以上の波長の光源を用いた実施例(実施例7〜実施例1
0)との2群に分けて説明する。
【0021】A.単一波長の光源を用いた場合の実施例
(図1〜図11)ここでは、光源は1種類で単一波長で
あるけれども、ラマン散乱によって生じる複数の波長を
利用して伝送損失を測定する。
【0022】(実施例1)まず、図1により本実施例の
放射線量分布計測装置の構成を説明する。
【0023】時間幅tw 、周期tp の光パルスを出
射する単一波長λ0 の光源1を用意する。この光源1
を光ファイバ4及び光分波器2を介して放射線センサを
構成するセンサ用光ファイバ3に接続する。センサ用光
ファイバ3は被曝場所に長尺に布設して線センサとして
使用する。光源1から出射した光パルスを光ファイバ4
、光分波器2を介してセンサ用光ファイバ3に入射させ
る。センサ用光ファイバ3に入射した光パルスは、光フ
ァイバ3中を進行しながら光ファイバ3の各点で微小な
散乱光を発生する。この散乱光は、入射光波長λ0 と
同じ波長λ0 のレーリ散乱光が大部分を占めるが、こ
の他に入射光と波長の異なるラマン散乱光も発生する。 ラマン散乱光は、入射光よりも短波長側に発生する中心
波長λa のアンチ・ストークス光と、入射光よりも長
波長側に発生する中心波長λs のストークス光とから
構成される。光ファイバ3中で発生する、これらの散乱
光の波長分布に対する相対強度特性の一例を図2に示す
【0024】センサ用光ファイバ3の各点で発生した上
記散乱光のうち、光入射端方向に進行する後方散乱光は
光分波器2に入射する。この光分波器2で、アンチ・ス
トークス光の中心波長λa を含む短波長領域と、スト
ークス光の中心波長λs を含む長波長領域とに後方散
乱光を分波する。中心波長λa を含む波長λa1〜λ
a2の波長の後方散乱光は、光ファイバ5aを介して後
方散乱光の距離分布を測定する光パルス試験器10aに
導かれる。 また中心波長λs を含む波長λs1〜λs2の波長の
後方散乱光は光ファイバ5bを介して光パルス試験器1
0bに導かれる。
【0025】光パルス試験器10a、10bでは、既知
のOTDR計測方法やOFDR(Optical Fr
equency Domain Reflectome
try)計測方法等に準じてそれぞれ入射した光を受光
器6a、6bで電気信号に変換し、増幅回路7a、7b
で増幅し、平均化処理回路8a、8bで微弱な後方散乱
光を高いSN比をもつ相対強度Ia (t)、Is (
t)として計測する。ここでの計測は具体的には次のよ
うに行う。サンプリング時間ts でサンプリングした
データを各サンプリング時刻のデータ毎に多数回平均化
処理することにより、微弱な後方散乱光波形を高いSN
比で抽出し、光源1の出力光がセンサ用光ファイバ3に
入射する時刻を基準時刻(t=0)として、図3に示す
ように、それぞれ時間の関数Ia (t)、Is (t
)として計測する。この分布はセンサ用光ファイバ3の
一端から光源1の光を入射し、光源1の光が時刻tに達
したとき発生した後方散乱光が再び光入射端に戻ってき
たものを測定した結果であるので、センサ用光ファイバ
3の伝送損失のため遠方からの後方散乱光強度ほど小さ
くなっている。
【0026】なお、パルス発光する光源1とサンプリン
グの同期合わせは同期回路11の同期信号によって行う
【0027】上述した時間tの関数Ia (t)とIs
 (t)は、共に放射線量分布演算回路9に入力され、
ここでセンサ用光ファイバ3に沿った放射線量の分布が
演算される。
【0028】以下、放射線量分布演算回路9内で行なわ
れる演算処理の内容を説明する。
【0029】時間tの関数Ia (t)とIs (t)
は、(1) 式の関係を用いて距離xの関数Ia (x
)、Is (x)に変換される。
【0030】       t=2×x/v            
                        …
…… (1)         v;光ファイバ中の光速Ia (x)
は、センサ用光ファイバ3の、光分波器2からの距離x
で発生した波長範囲λa1〜λa2の後方散乱光が、光
分波器2を介して光パルス試験器10aに入射した強度
である。同じく、Is (x)は波長範囲λs1〜λs
2の後方散乱光が入射した強度であり、これらはサンプ
リング時間ts に対応するサンプリング距離Xs の
整数倍のxについて求まるものである。従って、整数n
=1,2,3,…とすると、Ia (n)、Is (n
)と表せる。
【0031】ここで、波長範囲λa1〜λa2がラマン
散乱光の1成分であるアンチ・ストークス光の波長分布
範囲内で定義してあり、波長範囲λs1〜λs2が、同
じくラマン散乱光の他の1成分であるストークス光の波
長分布の範囲内で定義してあるものとする。すると、ラ
マン散乱光の発生確率は温度に依存するものであるため
、光ファイバに沿った距離間隔Xs でサンプリングさ
れたデータIa (n)は、散乱光発生地点n・Xs 
までの入射光波長λ0 の伝送損失α0(n)と、散乱
光発生地点から光分波器2までの被測定光波長λa1〜
λa2の伝送損失αa1,a2(n)と、この他に散乱
光発生地点の温度T(n)の情報とをもっている。同様
にIs (n)は、伝送損失α0 (n)とλs1,s
2(n)と温度T(n)の情報とをもっている。
【0032】Ia (n)及びIs (n)から、n1
 ≦n≦n2 区間でのこれら伝送損失の情報α0 (
n)、αa1,a2(n)及びαs1,s2(n)と温
度T(n)は、n1 ≦n≦n2 区間での波長λ0 
、波長λa1,a2及び波長λs1,s2での単位距離
当りの伝送損失がそれぞれ一定であれば、例えば次のよ
うにして求めることができる。 即ち、平均化処理されたサンプリングデータをサンプリ
ング各点につき (2)式に代入し、これにより得られ
るサンプリング点数分の関係式から任意の3つの式を選
び出し、連立方程式を解くことにより、n1 ≦n≦n
2 区間での単位距離当りの波長λ0 、波長λa1,
λa2及び波長λs1,s2での伝送損失α0 、αa
1,a2、αs1,s2を求めることができる。
【0033】 Is (n)/{Ks ・γs (n)}−Ia (n
)/{Ka ・γa (n)}=1         
                         
                         
 ……… (2)   ここに γa (n)、γs (n):減衰定数Ka 、Ks 
:定数 であり、Ka 、Ks は減衰定数が既知である光ファ
イバを用いてIa (n)、Is (n)を測定し、(
2) 式を用いることにより予め求めておいたものであ
る。
【0034】ここで、(2) 式は(3) 式を(4)
 式に適用し温度の依存する項を除去して得たものであ
る。
【0035】   Bs (T)−Ba (T)=1        
                        …
…… (3)  Is (n)=Ks ・γs (n)
・Bs {T(n)}  Ia (n)=Ka ・γa
 (n)・Ba {T(n)}           
 ……… (4)   ここに Bs (T)=1/{1−β(T)} Ba (T)=β(T)/{1−β(T)}  β(T
)=exp{−(h・νk ・c)/(nc ・k・T
)}……… (5)   γs (n)=exp{−(α0 +αs )・n
・Δx)} γa (n)=exp{−(α0 +αa )・n・Δ
X)}Bs (T)、Ba (T):ラマン散乱光発生
確率、β(T):ラマン散乱光発生確率を定める温度関
数、h  :プランク定数、 νk :光ファイバ・コアの構成物質で決定されるシフ
ト波数、 c  :光速、 nc :光ファイバ・コアの屈折率、 k  :ボルツマン定数、 T  :絶対温度、 α0 、αs 、αa :レーリ散乱光、ストークス光
およびアンチ・ストークス光の伝送損失、 Δx:サンプリング間隔に対応した距離である。
【0036】一方、光ファイバの伝送損失の波長特性は
、図4に示すように、一般には放射線照射量が増すと損
失は増える傾向にあるが、その増加量は波長により異な
り、例えば、OH基の吸収損の増加として損失が増加す
る950nm付近(λ2 )での照射放射線量と、OH
基の吸収損のない870nm(λ1 )での照射放射線
量との損失増加量の関係は、図5に示すような特性を示
す。即ち、波長λ2 については、単位距離当りの伝送
損失が放射線照射量にほぼ比例して増加しているが、波
長λ1 については照射量に関わらずほぼ一定である。 これより両者の伝送損失の差あるいは比等を取ることが
、放射線照射量測定にとって有意であることが推察でき
る。 ここで、870nm付近と950nm付近の伝送損失を
用いているのは、光源として900nm帯の半導体レー
ザを使用すると、アンチ・ストークス光が870nm、
ストークス光が950nm付近に発生することによる。
【0037】従って、測定時刻tで測定した波長λを含
む波長領域での単位距離当りの伝送損失をβ(λ,t)
として、時刻tにおける波長λ2 を含む波長領域と波
長λ1 を含む波長領域の伝送損失の差をγ1,2(t
)と表すとき、β(λ1 ,t1 )、β(λ2 ,t
1 )、β(λ1 ,t2 )及びβ(λ2 ,t2 
)を測定データIa (n)及びIs (n)から求め
る。これらは先に述べた時刻tを含まない単位距離当り
の伝送損失αに、tを含ませることで容易に求めること
ができる。これらの値を用いてγ1,2 (t1 )と
γ1,2 (t2 )を算出し、γ1,2 (t2 )
とγ1,2 (t1 )の差を、予め求めておいた放射
線量とこれらの差との関係(図6)に当てはめ、測定時
刻t1 〜t2 の間に光ファイバが浴びた放射線量を
求めることができる。
【0038】この手法を測定区間n1 〜n2 、n2
 〜n3 、…のように分割した区間毎に適用すること
により、これらの区間毎の時刻t1 からt2 までの
放射線被曝量を求めることができる。
【0039】また、同時にα0 、αa1,a2、αs
1,s2を用いて、サンプリングの各点に対応した減衰
定数γa (n)、γs (n)を求めた上、さらにこ
れらの値を (4)式から求めたアンチス・トークス光
とストークス光の比を表す (6)式に代入して、放射
線量の分布測定用光ファイバに沿った温度分布T(n)
を求めることもできる。
【0040】   Ia (n)/Is (n)=(Ka /Ks )
・{γa (n)/γs (n)}・        
                  β(T(n))
                      ………
(6)なお、図1に示す光分波器2の構造としては、特
願平1−19995号明細書に記載されている構造の光
学フィルタを組合せたものを使用しても良いし、光学フ
ィルタ、プリズム、回折格子等の波長分離手段と音響光
学素子等の光スイッチのうち、1種類あるいは任意の複
数種類を組合せて構成したものであってもよい。さらに
は、光分波器をも含む上位の測定波長選択器として機械
的光スイッチの様なものであってもよい。複数の波長で
の測定が同時に行なえる点では光分波器が優れている。
【0041】以上述べた本実施例1による演算過程をま
とめて図7に示す。
【0042】(実施例2)前記した実施例では区間ni
 〜nj での放射線被曝量を求めるのに、伝送損失γ
1,2 (t2 )とγ1,2 (t1 )との差を用
いたが、γ1,2 (t2 )とγ1,2 (t1 )
との比を用いてもよく、またこれらの差と比を両方併用
してもよく、またβ(λ1 ,t1 )、β(λ2 ,
t1 )、β(λ1 ,t2 )、β(λ2 ,t2 
)を別の演算手法で処理したものを単独あるいは他と組
合せて用いてもよい。
【0043】(実施例3)前記した実施例では、光ファ
イバからの後方散乱光から2つの波長範囲の後方散乱光
を分波して計測したが、後方散乱光から分波する波長範
囲は3つ以上であってもよい。
【0044】一般に分波する波長範囲の数が少ないほど
簡易に測定することができる反面、測定精度が下がる傾
向にあり、また逆に分波する波長範囲の数が多い場合は
計測装置の構成が複雑となる反面、測定精度は向上する
傾向にあるので、必要とされる測定精度に応じて適宜、
分波する波長範囲の数を選定すればよい。
【0045】また、ハッチングで示した、分波する波長
範囲は図8〜図12に示すように、アンチ・ストークス
光を含む波長領域が1つ以上、またストークス光を含む
波長領域が1つ以上あれば、ストークス光の波長範囲や
アンチ・ストークス光の波長範囲に複数の波長領域があ
ってもよく、またレーリ散乱光を含む波長領域があって
もよい。さらに図12のように、波長領域としてある波
長以下、あるいは、ある波長以上の全ての波長範囲を取
ってもよい。波長領域をどの様に設定するかは使用する
光源の波長とセンサ用光ファイバの特性を考慮して決め
るとよい。
【0046】(実施例4)前記実施例ではセンサ用光フ
ァイバに沿った分布情報を得るために、パルス幅tw 
、パルス周期tp の光源で駆動する単パルス方式のO
TDR計測手法を用いているが、パルス列で駆動する擬
似ランダムパルス方式のOTDR計測手法や周波数変調
方式の分布情報検出方式を用いてもよい。
【0047】(実施例5)光源としては850nm帯、
900nm帯、1300nm帯等の半導体レーザを用い
ても良いし、Nd:YAG,Nd:YLF等の固体レー
ザを用いてもよい。
【0048】(実施例6)前記実施例では波長の異なる
複数の後方散乱光をそれぞれ別個の光パルス試験器に導
くように、図1の10a、10bで例示したが、光パル
ス試験器の一部を省略し、ある入射光に対してはある波
長成分を計測し、時間を違えて入射した別の入射光に対
しては別の波長成分を計測することにより部品数の少な
い放射線量計測装置にすることができる。
【0049】B.2種類以上の波長の光源を用いた場合
の実施例(図13〜図15)ここでは、1種類の光源か
ら生成される2種類以上の測定波長を利用するのではな
く、波長の異なる複数の光源を当初から用意し、この光
源から出される波長の後方散乱光を利用して伝送損失を
測定する。
【0050】(実施例7)本実施例を図13に示す。一
般的には、光源の波長を異にする複数の光パルス試験回
路M1、M2、…、Mi、…を用意する。ただし、ここ
では、M1 とM2の2つを用意した実用的な場合につ
いて述べる。同図において、波長λ1 の光源61を用
いる光ファイバの光パルス試験回路M1が光ファイバ3
1により測定波長選択器2に接続される。同様に光パル
ス試験回路M2が光ファイバ32により測定波長選択器
20に接続されている。測定波長選択器20はセンサ用
光ファイバ13に接続されており、光パルス試験回路M
1、M2では測定波長選択器20を介してセンサ用光フ
ァイバ13の後方散乱光距離分布B1,j (x),B
2,j (x)をそれぞれ測定することができる。後方
散乱光距離分布は一般的にはBi,j(x)で表し、i
は波長を、jは時間をそれぞれ意味する。
【0051】各光パルス試験回路Miは、波長λi の
光源60(61,62,…)、光分岐部50(51,5
2,…)、受光器70(71,72,…)、平均化処理
回路80(81,82,…)で構成され、これらは光フ
ァイバ30(31,32,…)で接続される。また、各
光パルス試験回路Miの平均化処理回路80は共通に放
射線量分布演算回路Cに接続され、放射線量分布演算回
路Cにはさらに放射線分布表示器40が接続され、演算
処理により得られた放射線分布を表示するようになって
いる。
【0052】後述する演算処理は全て演算処理器40で
行なわれる。なお、A.でも述べたように、光ファイバ
の光パルス試験回路M1、M2には、OTDR方式やO
FDR等の方式が用いられる。また、測定波長選択器2
0には、機械的光スイッチ、音響光学効果を用いた光ス
イッチ、光分岐器、あるいは光分波器等を用いることが
できる。
【0053】ところで、後方散乱光距離分布Bi,j 
(x)の測定例は先に説明した図3と基本的に同じであ
り、横の時間軸を距離xu に変換したものである。 光ファイバをΔx毎の距離区間に分け、その区間の境界
位置を光入射端に近い方からx1 ,x2 ,…xu 
,…(u=1,2,…)としている。
【0054】ここで、距離xu とxu+1 間の伝送
損失をα(u)とすると、後方散乱光強度は(7)式の
ように表すことができる。
【0055】
【数1】
【0056】 P0 :センサ用光ファイバ入射光パワQ  :後方散
乱光発生確率 (7) 式で伝送損失α(u)を2倍にしているのは、
往復の伝送損失が影響するからである。
【0057】時刻t1 において、光パルス試験回路M
1により測定した後方散乱光距離分布B1,1 (xu
 )と、時刻t2 においてM1で測定したB1,2 
(xu )の比を同じ距離xu について計算すると 
(8)式のようになる。
【0058】
【数2】
【0059】Ri (xu ):xu 地点での時刻t
2 と時刻t1 での後方散乱光強度の比α(u,j)
:時刻jでのxu 地点からxu+1 地点間の伝送損
失従って、時刻t2 と時刻t1 の間のxu 〜xu
+1の区間での伝送損失の変化α(u)は (9)式で
表せる。
【0060】
【数3】
【0061】このように、光パルス試験回路M1で測定
したデータを用いると時刻t2 と時刻t1 の間にセ
ンサ用光ファイバ13のΔx毎の距離の、波長λ1 で
の伝送損失変化、即ちセンサ用光ファイバ13の時刻t
2 と時刻t1 間の伝送損失変化の距離分布を求める
ことができる。
【0062】同様にして、光パルス試験回路M2で測定
したデータを用いることにより、波長λ2 での時刻t
2 と時刻t1 間での伝送損失変化の距離分布を求め
ることができる。
【0063】次に、伝送損失変化量から放射線被曝量を
求める方法について述べる。光ファイバの放射線による
伝送損失の増加量は波長λ1 、λ2 によって異なり
、波長λ1 やλ2 での時刻t2 と時刻t1 間で
の伝送損失変化が分かれば放射線被曝量を逆算すること
ができることは、既述した通りである(図4〜図5)。 この場合、同じ放射線照射量に対して損失増加量の多い
波長で測定した方が高感度の測定ができる反面、遠方か
らの後方散乱光強度が増加した伝送損失の影響で小さく
なるため、遠方での測定が難しくなるという傾向がある
ので、測定波長は、測定の目的に応じて選択するのがよ
い。
【0064】波長λ2 とλ1 での伝送損失増加量の
差を取り、これと放射線被曝量との関係を求めると図6
のようになり、伝送損失増加量の差が大きいときは放射
線被曝量の多いときに相当した特性となっていることは
、既述した通りであり、この関係から放射線被曝量を求
めることができる。2波長の伝送損失増加量の差を取っ
ているため、放射線以外の要因での伝送損失の増加は差
し引かれるため影響しない。このように、2波長での伝
送損失変化を用いることにより、放射線以外の要因で発
生した伝送損失増加の影響を受けずに、放射線被曝量を
求めることができる。3波長以上での伝送損失変化を用
いる場合には、更に信頼性の高い測定結果が得られると
考えられる。
【0065】以上述べたように、図13に示した本実施
例7により測定することのできる、時刻t2 と時刻t
1 間での複数の波長の伝送損失変化を用いることによ
り、センサ用光ファイバ13の放射線被曝量を求めるこ
とができ、このセンサ用光ファイバ13が布設されてい
る場所の時刻t2 と時刻t1 間の放射線量の分布を
測定することができる。
【0066】以上述べた本実施例7による演算過程をま
とめて図14に示す。
【0067】(実施例8)先に述べた実施例7では、光
ファイバの光パルス試験回路M1、M2が独立したブロ
ックで構成されていたが、図15に示すように、測定回
路M1、M2を構成していた光源61、62、受光器7
1、72やサンプリング平均化処理回路81、82を機
能毎にまとめた構成として使用することも可能である。 即ち、光源61、62からデータ光を測定波長選択器2
0aを通った後、光分岐器50を介してセンサ用光ファ
イバ13に入射し、センサ用光ファイバ13から戻って
きた後方散乱光を光分岐部50を通した後、測定波長選
択器20bを介して、波長により受光器71、72に振
分けて測定する構成である。光分岐部50には、音響光
学効果等を利用した光スイッチや光分岐器等を用いるこ
とができる。
【0068】(実施例9)また、図16に示すように、
色素レーザ等の波長可変光源60を使用することもでき
、この場合、測定システムの構成は前述した実施例と比
べて簡素化することができる。
【0069】(実施例10)放射線量分布演算回路Cで
は複数波長の伝送損失変化量の比を取る等、差を取る以
外の演算処理を施しても本実施例の目的は達成できる。
【0070】以上述べたように、A.及びB.の実施例
によれば、いずれにおいてもセンサ用光ファイバに沿っ
た放射線量を空間的、経時的に測定することができ、ま
た、同じセンサ用光ファイバに沿った温度分布を同時に
求めることができる。従って、特に放射線量計測技術へ
のニーズの大きい原子力設備や宇宙空間に適用すれば効
果は顕大である。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を発揮する。
【0072】(1) 1種類の光源から出射される単一
波長の光に基づいて生成される2種類以上の波長を利用
し、この2種類以上の波長で測定した伝送損失増加量に
よって、センサ用光ファイバの放射線被曝量を測定する
ことができるため、従来測定が困難であった放射線量の
分布計測や経時変化計測を容易に実現できる。特に、放
射線の被曝以外の原因で伝送損失の増加があった場合で
も、これを放射線被曝による伝送損失の増加と区別でき
るため、高い測定精度が得られる。
【0073】(2) 2種類以上の光源から出射される
異なる波長の光に基づいて伝送損失増加量を測定するの
で、上記(1) と同様な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】光源を1つ使用する本発明の放射線量分布計測
装置の第1実施例を示す構成図。
【図2】光ファイバ中で発生する散乱光の波長分布に対
する相対強度の変化を示す特性図。
【図3】OTDR法による出力測定例を示す相対強度特
性図。
【図4】光ファイバの波長に対する単位距離当りの伝送
損失の変化を、放射線照射量をパラメータとして示した
特性図。
【図5】放射線照射量に対する単位距離当りの伝送損失
の変化を、異なる波長について示した特性図。
【図6】時刻t2 での波長λ2 の損失差γ1,2 
と、時刻t1 での波長λ1 の損失差γ1,2 との
差に対する放射線量の変化を示した特性図。
【図7】実施例1の演算過程を示す説明図。
【図8】アンチ・ストークス光領域とストークス光領域
とにそれぞれ分波した2つの波長領域の例を示した相対
強度特性図。
【図9】アンチ・ストークス光領域、レーリ散乱光領域
およびストークス光領域とに分波した3つの波長領域の
例を示した相対強度特性図。
【図10】アンチ・ストークス光領域に1つ、ストーク
ス光領域に2つそれぞれ分波した3つの波長領域の例を
示した相対強度特性図。
【図11】アンチ・ストークス光領域に2つ、ストーク
ス光領域に2つそれぞれ分波した4つの波長領域の例を
示した相対強度特性図。
【図12】アンチ・ストークス光領域内の所定波長以下
と、ストークス光領域内の所定波長以上とに分波した2
つの波長領域の例を示した相対強度特性図。
【図13】波長の異なる光源を2つ以上使用する本発明
の放射線分布計測装置の第7実施例による構成図。
【図14】本実施例7の演算過程を示す説明図。
【図15】各要素を機能毎にまとめた本発明の放射線量
分布計測装置の第8実施例を示す構成図。
【図16】光源に色素レーザを用いた本発明の放射線量
分布計測装置の第9実施例を示す構成図。
【符号の説明】
1  光源 2  光分波器 3  センサ用光ファイバ 4,5a,5b  光ファイバ 6a,6b  受光器 7a,7b  増幅器 8a,8b  平均化処理回路 9  放射線量分布演算回路 10a,10b  光パルス試験器 11  同期回路 M1,M2  光ファイバの光パルス試験回路C  放
射線量分布演算回路 30  センサ用光ファイバ 20,20a,20b  測定波長選択器31〜36 
 光ファイバ 91〜96  光ファイバ 40  放射線分布表示器 50,51,52  光分岐部 6  波長可変光源 61、62  光源 70,71,72  受光器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一波長の光を出力する光源と、放射線被
    曝域に布設されるセンサ用光ファイバと、このセンサ用
    光ファイバの一端から前記光源より出力された光を入射
    し、その入射光によりセンサ用光ファイバ中で発生して
    光入射端に戻ってくる後方散乱光の中から2種類以上の
    波長領域の光を分波する光分波器と、光分波器から導か
    れた2種類以上の波長領域の距離分布を個別に測定する
    光パルス試験器と、このパルス試験器からの出力を受け
    、前記センサ用光ファイバに沿った放射線量の分布を演
    算する演算処理部とを備えたことを特徴とする放射線量
    分布計測装置。
  2. 【請求項2】前記光分波器が光学フィルタ、回折格子、
    プリズム、音響光学素子、光スイッチまたは光分岐器の
    いずれか1つ、あるいは複数の組合せからなることを特
    徴とする請求項1に記載の放射線量分布計測装置。
  3. 【請求項3】前記光分波器で分波する波長領域が、入射
    光源の波長λ0 によりセンサ用光ファイバで発生する
    アンチ・ストークス光及びストークス光の波長領域のう
    ちに、それぞれ1つ以上含まれることを特徴とする請求
    項1または2に記載の放射線量分布計測装置。
  4. 【請求項4】前記演算処理部が、時刻tで測定した波長
    λを含む波長領域での単位距離当りのセンサ用光ファイ
    バの伝送損失をβ(λ,t)として、時刻tにおける波
    長λ2 を含む波長領域と波長λ1 を含む波長領域と
    の伝送損失の差をγ1,2 (t)と表すとき、伝送損
    失γ1,2 (t2 )とγ1,2 (t1 )との差
    、あるいは、γ1,2 (t2 )とγ1,2 (t1
     )との比、あるいはβ(λ1 ,t1 )、β(λ2
     ,t1 )、…、β(λ1 ,t2 )、β(λ2 
    ,t2 )、…、β(λi ,tj )、…(i=1,
    2,3,…,j=1,2,3,…)の任意の組合せを用
    いて演算し、あるいはβ(λi ,tj )そのものの
    1つ以上を用いて区間nk 〜nl (k=1,2,3
    ,…;l=1,2,3,…)での放射線量を演算するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の放射線量分布計測装置。
  5. 【請求項5】異なる波長λi (i=1,2,…)の光
    を出力する光源と、放射線被曝域に布設されるセンサ用
    光ファイバと、このセンサ用光ファイバの一端から前記
    光源より出力された異なる波長λi の光を入射し、そ
    の入射光によりセンサ用光ファイバ中で発生する異なる
    波長λi に対応する後方散乱光の距離分布を光入射端
    側で計測する光パルス試験器と、この光パルス試験器で
    測定した時刻t1 と時刻t2 での距離xにおける異
    なる波長の後方散乱光距離分布Bi,1 (x),Bi
    ,2 (x)を演算処理することにより、センサ用光フ
    ァイバの時刻t1からt2 の間の放射線量の距離分布
    を求める演算処理部とを備えたことを特徴とする放射線
    量分布計測装置。
  6. 【請求項6】前記演算処理部が、後方散乱光距離分布B
    i,1 (x)とBi,2 (x)との比Ri (x)
    を対応する距離xについて演算し、得られたRi (x
    )を用いて2時刻間の伝送損失差の距離分布を求め、こ
    れを基に光ファイバの放射線量分布を求めるように構成
    されていることを特徴とする請求項5に記載の放射線量
    分布計測装置。
JP3035764A 1991-03-01 1991-03-01 放射線量分布計測装置 Pending JPH04274787A (ja)

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