JPH04273852A - 化合物、使用及び製造 - Google Patents

化合物、使用及び製造

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JPH04273852A
JPH04273852A JP3247754A JP24775491A JPH04273852A JP H04273852 A JPH04273852 A JP H04273852A JP 3247754 A JP3247754 A JP 3247754A JP 24775491 A JP24775491 A JP 24775491A JP H04273852 A JPH04273852 A JP H04273852A
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JP
Japan
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carbon atoms
hydrocarbyl group
compound
ene
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JP3247754A
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English (en)
Inventor
Peter W Austin
ピー・ダブリュー・オースチン
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Imperial Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Imperial Chemical Industries Ltd
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Publication date
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    • C07C323/66Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides substituted by halogen, oxygen or nitrogen atoms, or by sulfur atoms not being part of thio groups containing thio groups and sulfur atoms, not being part of thio groups, bound to the same carbon skeleton containing sulfur atoms of sulfo, esterified sulfo or halosulfonyl groups, bound to the carbon skeleton
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    • C07C331/06Thiocyanates having sulfur atoms of thiocyanate groups bound to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings
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    • C07C381/00Compounds containing carbon and sulfur and having functional groups not covered by groups C07C301/00 - C07C337/00
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  • Adhesive Tapes (AREA)
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工業用殺菌剤として有用
な化合物、並びにそれらの使用及び製造に関する。
【0002】
【従来の技術】工業用殺菌剤は、特にバクテリア及び真
菌によって起きる工業上の損傷を防ぐのに役立つ。工業
用殺菌剤は塗料、ラテックス、接着剤、革製品、木材、
金属細工用液及び冷却水の保存に適用されている。
【0003】工業用殺菌剤として使用できる化合物のう
ちある種のものはイソチアゾリノン構造を基本としてい
る。有用な殺菌特性を有すると言われるイソチアゾリノ
ン誘導体については数多く開示されている。たとえば、
英国特許明細書第2087388号は、ポリメチレン鎖
が3若しくは4個の炭素原子を含む4,5−ポリメチレ
ン−4−イソチアゾリン−3−オンを開示している。
【0004】ある種のイソチアゾリン−3−オン系は開
環されて、独国特許DE第3307733号に述べられ
ているような2−アミノカルボニルビニルチオ硫酸誘導
体を形成している。これらの化合物のいくつかは驚くほ
ど有効な殺菌特性を示す。
【0005】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、あらゆる工業
用殺菌剤のうちでも理想的といえるものはない。あるも
のは化学的安定性を欠いており、他のあるものはある種
の微生物のコントロールが不十分という欠点を持つ。そ
れゆえに、より良くより費用効果の高い工業用殺菌剤を
見出すために研究が続けられている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは今回、4,
5−ポリメチレン−4−イソチアゾリン−3−オンのあ
る種の開環誘導体が工業用殺菌剤、特に工業用抗バクテ
リア剤として驚くべき化学的安定性を示し、かつ有効で
あることを見出した。
【0007】本発明により、一般式(I)
【0008】
【0009】(式中、R1及びR2は合わせて、3或い
は4個の炭素原子を有するポリメチレン鎖、若しくは1
ないし4個の炭素原子を有する最低1個の低級アルキル
基で置換された3或いは4個の炭素原子を有するポリメ
チレン鎖を表わし;R3は水素原子、ハイドロカルビル
基若しくは置換されたハイドロカルビル基を示し;かつ
Xはシアノ基,−SO3M基若しくは−S−R4基を表
わし;Mは一価の原子価を有し、中性化合物を成すよう
な量のカチオンを表わし;またR4はハイドロカルビル
基若しくは置換されたハイドロカルビル基を表わす)で
示される化合物が提供される。
【0010】R1及びR2が低級アルキル基で置換され
たポリメチレン鎖を形成する場合には、最大8個の低級
アルキル置換基が存在してもよい。しかしながら、R1
及びR2がアルキル置換基を含まないことが好ましい。
【0011】R1及びR2が合わせてポリメチレン鎖を
形成する本発明の特定の一態様において、本化合物は一
般式(II)
【0012】
【0013】(式中、R3及びXは定義されたものを示
し;かつtは1或いは2を示す)で示される。
【0014】好ましくはtは1を示す。
【0015】R3及びR4がハイドロカルビル基若しく
は置換されたハイドロカルビル基を示す場合、R3およ
びR4はそれぞれ最大20個、特に最大12個の炭素原
子を含んでもよい。
【0016】R3及びR4が置換されたハイドロカルビ
ル基を示す場合、それらは最大20個、特に最大12個
の炭素原子を含み、さらに酸素、窒素、イオウから選択
される最低1個のヘテロ原子及び/或いは例えばフッ素
、塩素及び臭素等の最低1個のハロゲン原子を含むハイ
ドロカルビル部分である。
【0017】通常、R3は水素原子若しくは直鎖或いは
分枝でもよいハイドロカルビル基、特にC1−C12ア
ルキル基を示すことが好ましい。
【0018】R4は好ましくはフェニル基、ベンジル基
並びに、メチル基、ブチル基、ヘキシル基及びオクチル
基等のアルキル基を示す。
【0019】Mは好ましくは水素原子、アルカリ金属原
子若しくは第四アンモニウムイオン、特にリチウム、カ
リウム或いは、とりわけナトリウム等のアルカリ金属原
子を示す。
【0020】特に有用な化合物は、Xがシアノ基若しく
は、Mが先に定義したものを示す−SO3M基を示す一
般式(I)の化合物である。
【0021】Mが先に定義したもの、特に種々のアルカ
リ金属とは異なる価を取るSO3M基を式中Xが示す一
般式(I)の化合物の混合物を用いることにより水溶性
が改善されることが多くの例で認められるであろう。
【0022】Xがシアノ基を示す一般式(I)の化合物
の特定の例には2−メチルアミノカルボニル−1−チオ
シアナトシクロペント−1−エンがある。
【0023】Xが−SO3M基を示す一般式(I)の化
合物の特定の例には、2−メチルアミノカルボニル−1
−チオサルファトシクロペント−1−エンのナトリウム
塩、2−ブチルアミノカルボニル−1−チオサルファト
シクロペント−1−エンのナトリウム塩、2−ヘキシル
アミノカルボニル−1−チオサルファトシクロペント−
1−エンのナトリウム塩、及び2−オクチルアミノカル
ボニル−1−チオサルファトシクロペント−1−エンの
ナトリウム塩がある。
【0024】Xが−S−R4基を示す一般式(I)の特
定の例には1−t−ブチルジチオ−2−メチルアミノカ
ルボニルシクロペンテンがある。
【0025】一般式(I)の化合物は、一般式(III
【0026】
【0027】で示されるイソチアゾリン−3−オンを、
ビサルファイト若しくはハイドロサルファイト或いは一
般式R4−SHで示されるチオール(但し、式中R1な
いしR4は全て先に定義したものを示す)と接触させる
ことにより開環させて、容易に製造することができる。
【0028】Xがシアノ基を示す一般式(I)のチオシ
アネートは、Xが−SO3M基を示す一般式(I)のチ
オサルフェートをシアニドイオン源と反応させることに
より最も簡便に製造される。
【0029】Xが−SO3M基を示す一般式(I)の化
合物は一般式(III)のイソチアゾリン−3−オンを
ハイドロサルファイトイオン若しくはビサルファイトイ
オンと、適当な溶媒中で、60℃より高くない温度、特
に30℃より低い温度、例えば0ないし20℃で反応さ
せることにより容易に製造される。
【0030】溶媒は通常、一般式(III)のイソチア
ゾリン−3−オンを溶解するように選択する。R3が比
較的少数の炭素原子を含む場合は、該イソチアゾリン−
3−オンは完全に水性の条件下で行なわれる反応に十分
な程度、水に溶解するであろう。その他の場合は、アル
カノール等のより極性の溶媒を用いる方が適当であろう
。一般に該アルカノールはメタノール若しくはエタノー
ルでよい。
【0031】水との混合物を含む、上記の溶媒の混合物
を使用してもよいことは容易に認められるであろう。
【0032】一般式(III)のイソチアゾリン−3−
オン及びビサルファイ、ハイドロサルファイト若しくは
式R4SHで示されるチオールの反応は、イソチアゾリ
ン−3−オンを最大10モルのビサルファイト、ハイド
ロサルファイト若しくはチオールとともに単に撹拌する
ことにより、容易に行なうことができ、高収率の一般式
(I)の化合物が得られる。たいてい、イソチアゾリン
−3−オン1モルに対して最低1モルのビサルファイト
、ハイドロサルファイト若しくはチオールが使用され、
通常イソチアゾリン−3−オン1モルに対して1ないし
3モルのビサルファイト、ハイドロサルファイト若しく
はチオールが使用される。
【0033】同様に、Xがシアノ基を示す一般式(I)
のチオシアネート化合物は、シアン化ナトリウム若しく
はシアン化カリウム等のシアニドイオン源と溶液中で単
に撹拌することにより、XがSO3M基を示す一般式(
I)のチオサルフェートから容易に製造することができ
る。過剰モルのシアニドイオンを使用してもよいが、環
境上の理由により化学量比のシアニドイオン及びチオサ
ルフェート化合物を使用するのが好ましい。
【0034】上記の反応は、通常高速液体クロマトグラ
フィー(HPLC)によるサンプリング及び分析により
、簡便な方法で容易にモニターすることができる。
【0035】一般式(I)の化合物は場合によっては、
濾過により反応混液から容易に分離することができる。 多くの場合、それらは使用した溶媒中に溶解したままで
あり、単に溶媒を蒸発させることにより回収することが
できる。もっとも、実験スケールでは、これらの化合物
を“フラッシュクロマトグラフィー”により純粋な形態
で単離してもよい。このような場合、反応塊を最初に、
必要ならば極性溶媒を加えて完全に溶解した後、シリカ
等の適当な担体上にのせる。一般式(I)の化合物を続
いて、極性に増加勾配をつけた溶媒で溶離する。生成物
をその後、単に溶媒を蒸発させることにより高収率かつ
高純度で回収することができる。
【0036】ある種の適用には、一般式(I)の化合物
を溶液、特に水若しくはアルコール類等の極性有機溶媒
を用いた溶液に処方すると都合がよい。
【0037】一般式(I)の化合物はバクテリア、真菌
及び酵母菌を含む微生物範囲に対して活性を有すること
が見出されており、工業用殺菌剤としての使用に適して
いる。それらは湿った状態における良好な保存を示し、
そのために切断用液保存剤として、並びに冷却水への適
用にも使用することができる。それらはまた、製紙工場
用溶剤にも使用できる。さらに、該化合物類は、染料及
び印刷インキ等の着色に使用される産業上重要な処方、
特に水性基剤による処方の保存に使用することができる
。それらはまた、農薬産業において、除草剤液及び殺虫
剤液等の処方の保存に使用することができる。
【0038】本発明の化合物のさらに別の重要な適用と
しては、デイーゼル油等の液状炭化水素中における使用
がある。それらはまた接着剤及び化粧品中に、微生物に
よる損傷を防ぐ目的で組み入れることもできる。
【0039】木材及び革製品の保存も本化合物の別の重
要な適用である。
【0040】塗料、特に水性基剤によるラテックス中に
おける本発明の化合物の使用は特に重要である。
【0041】本発明の化合物の特に好ましい使用は、ポ
リビニルアクリレート、特にアクリルラテックス、その
うちとりわけpHが7より高いもの、さらにはアンモニ
ア若しくはアミン類を含むものの保存である。
【0042】本発明の化合物は抗菌用原料として単独で
使用してもよいが、適当なキャリアー材中、若しくはキ
ャリアー材上に使用してもよい。
【0043】従って、本発明の別の一面として、キャリ
アー及び有効量の本発明の一般式(I)の化合物を含む
殺菌組成物が提供される。
【0044】キャリアーは通常、仮にあったとしても極
わずかな抗菌活性しか示さないような媒質であり、バク
テリア等の微生物が成育しやすいような原料であるか、
若しくはそれを含んでいてもよい。該キャリアーは好ま
しくは液体の媒質であり、本殺菌組成物は好ましくは液
体キャリアー中の一般式(I)の化合物の溶液、懸濁液
若しくはエマルジョンである。該キャリアーは水、若し
くは酢酸、N,N−ジメチルホルムアミド、プロピレン
グリコール、エチレンジアミン、ジメチルスルホキシド
或いはN−メチル−2−ピロリドン等の親水性溶媒若し
くはこのような液体の混合物でもよい。本組成物が懸濁
液若しくはエマルジョンの形態である場合、これは層の
分離を防ぐために界面活性剤を含むことが好ましい。殺
菌組成物中での使用が既に知られているいずれの界面活
性剤をこのような系に使用してもよいが、例えば脂肪ア
ルコールの酸化アルキレン付加物、アルキルフェノール
、エチレンジアミン等のアミン、及びナフトールスルホ
ネートをホルムアルデヒドと反応させて得られるアニオ
ン系界面活性剤がある。
【0045】本殺菌組成物中に存在する一般式(I)の
化合物若しくは化合物類の量は抗菌作用を示すに丁度十
分なものでもよく、或いはこれよりも実質的に過剰に存
在してもよい。本殺菌組成物を大量輸送用に濃縮溶液で
供給し、その後抗菌保護に使用するために希釈してもよ
いことが認められるであろう。従って、本殺菌組成物中
に存在する一般式(I)の化合物の量は、通常該殺菌組
成物に対して重量で0.0001%ないし30%の範囲
内である。
【0046】本組成物は多様な媒質の微生物の成育を阻
止するための処理に使用することができる。本発明の組
成物は抗バクテリア活性の提供において特に有効である
【0047】本発明の別の一面として、媒質を一般式(
I)の化合物若しくは先に定義したように一般式(I)
の化合物を含む組成物で処理することを含む、媒質上若
しくは媒質中の微生物の成育を阻止する方法が提供され
る。
【0048】本組成物は微生物が成育して問題をひき起
こすような系の中で使用することができる。これらの系
には、例えば冷却水、製紙工場用溶剤、金属細工用液、
地質掘削用潤滑剤、ポリマーエマルジョン及び塗料、ニ
ス、ラッカー等の表面コーティング用組成物などの液体
系、特に水性液体系並びに木材及び革製品等の固体系が
含まれる。本発明の組成物は抗菌作用を提供するように
このような系に入れることができる。該組成物の量は、
それが加えられる系に対して重量で、通常0.0001
ないし10%、好ましくは0.001ないし5%、とり
わけ0.002ないし0.1%である。多くの場合、微
生物に対する阻害は0.0005ないし0.01重量%
の該組成物で達成されている。
【0049】一般式(I)の化合物が本発明の組成物中
の唯一の生物学的活性を有する化合物であってもよいが
、本組成物が抗菌特性を持つ他の化合物類を含んでもよ
い。本組成物は一般式(I)の化合物を2個以上含んで
もよい。あるいは、本発明の一般式(I)の化合物を含
む組成物を1個以上の他の抗菌化合物とともに使用して
もよい。抗菌化合物の混合物を使用することにより、よ
り幅広い抗菌スペクトルを持ち、それ故にその個々の成
分よりもより一般的な効果を持つ組成物を得ることがで
きる。他の抗菌剤は抗バクテリア、抗真菌、抗藻類若し
くは他の抗菌特性を有するものでもよい。本発明の化合
物と他の抗菌化合物の混合物は、全抗菌活性化合物に対
して、一般式(I)の化合物を含む組成物を通常1ない
し99重量%、特に40ないし60重量%含有する。
【0050】一般式(I)の化合物とともに使用しても
よい既知の抗菌化合物の例としては、塩化ジエチルドデ
シルベンジルアンモニウム、塩化ジメチルオクタデシル
(ジメチルベンジル)アンモニウム、塩化ジメチルジデ
シルアンモニウム、塩化ジメチルジドデシルアンモニウ
ム、塩化トリメチル−テトラデシルアンモニウム、塩化
ベンジルジメチル(C12−C18アルキル)アンモニ
ウム、塩化ジクロロベンジルジメチルドデシルアンモニ
ウム、塩化ヘキサデシルピリジニウム、臭化ヘキサデシ
ルピリジニウム、臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニ
ウム、塩化ドデシルピリジニウム、二硫酸ドデシルピリ
ジニウム、塩化ベンジルドデシル−ビス(ベーターヒド
ロキシエチル)アンモニウム、塩化ドデシルベンジルト
リメチルアンモニウム、塩化ベンジルジメチル(C12
−C18アルキル)アンモニウム、エチル硫酸ドデシル
ジメチルエチルアンモニウム、塩化ドデシルジメチル−
(1−ナフチルメチル)アンモニウム、塩化ヘキサデシ
ルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ドデシルジメチ
ルベンジルアンモニウム及び塩化1−(3−クロロアリ
ル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾニア−アダマン
等の第四アンモニウム化合物類;1,3−ビス(ヒドロ
キシメチル)−5,5−ジメチルヒダントイン、ビス(
ヒドロキシメチル)ウレア、テトラキス(ヒドロキシメ
チル)アセチレンジウレア、1−(ヒドロキシメチル)
−5,5−ジメチルヒダントイン及びイミダゾリジニル
ウレア等の尿素誘導体;1,3−ビス(2−エチルヘキ
シル)−5−メチル−5−アミノヘキサヒドロピリミジ
ン、ヘキサメチレンテトラアミン、1,3−ビス(4−
アミノフェノキシ)プロパン、及び2−[(ヒドロキシ
メチル)アミノ]エタノール等のアミノ化合物類;1−
[2−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(2−プロ
ペニルオキシ)エチル]−1H−イミダゾール、2−(
メトキシカルボニルアミノ)−ベンズイミダゾール等の
イミダゾール誘導体類;2−ブロモ−2−ブロモメチル
グルタロニトリル、2−クロロ−2−クロロメチルグル
タロニトリル、2,4,5,6−テトラクロロイソフタ
ロジニトリル等のニトリル化合物類;メチレンビスチオ
シアネート等のチオシアネート誘導体類;酸化−、塩化
−、ナフトエ酸−、安息香酸−或いは2−ヒドロキシ安
息香酸−トリブチルスズ等のスズ化合物類若しくは複合
体類;4,5−トリメチレン−4−イソチアゾリン−3
−オン、2−メチル−4,5−トリメチレン−4−イソ
チアゾリン−3−オン、2−メチルイソチアゾリン−3
−オン、5−クロロ−2−メチル−イソチアゾリン−3
−オン、ベンズイソチアゾリン−3−オン及び2−メチ
ルベンズイソチアゾリン−3−オン等のイソチアゾリン
−3−オン類;2−(チオシアノメチルチオ)−ベンズ
チアゾール及びメルカプトベンズチアゾール等のチアゾ
ール誘導体類;トリス(ヒドロキシメチル)ニトロメタ
ン、5−ブロモ−5−ニトロ−1,3−ジオキサン及び
2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール等
のニトロ化合物類;ヨードプロピニルブチルカルバメー
ト及びトリ−ヨードアリルアルコール等のヨウ素化合物
類;グルタルアルデヒド(ペンタンジオール)、p−ク
ロロフェニル−3−ヨードプロパルギルホルムアルデヒ
ド及びグリオキサール等のアルデヒド類及び誘導体類;
クロロアセトアミド、N,N−ビス(ヒドロキシメチル
)クロロアセトアミド、N−ヒドロキシメチル−クロロ
アセトアミド及びジチオ−2,2−ビス(ベンズメチル
アミド)等のアミド類;ポリヘキサメチレンビグアニド
及び1,6−ヘキサメチレン−ビス[5−(4−クロロ
フェニル)ビグアニド]等のグアニジン誘導体類;3,
5−ジメチルテトラヒドロ−1,3,5−2H−チオジ
アジン−2−チオン等のチオン類;ヘキサヒドロチアジ
ン及び1,3,5−トリ−(ヒドロキシエチル)−1,
3,5−ヘキサヒドロトリアジン等のトリアジン誘導体
類;オキサゾリジン及びビス−オキサゾリジン等のその
誘導体類;フラン及び2,5−ジヒドロ−2,5−ジア
ルコキシ−2,5−ジアルキルフラン等のその誘導体類
;ソルビン酸及びその塩類並びに4−ヒドロキシ安息香
酸及びその塩類及びエステル類等のカルボン酸類及びそ
れらの塩類及びエステル類;フェノール及び5−クロロ
−2−(2,4−ジクロロフェノキシ)フェノール、チ
オ−ビス(4−クロロフェノール)及び2−フェニルフ
ェノール等のその誘導体類;ジヨードメチル−パラトリ
ルスルホン、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メ
チルスルホニル)ピリジン及びヘキサクロロジメチルス
ルホン等のスルホン誘導体類がある。
【0051】本発明の別の面は以下の実例としての実施
例中に述べる。
【0052】以下の実施例中、他に指示がない限り製造
の詳細は全て重量比による割合(パーツ)で表わしてお
り、本発明の化合物類は以下に詳しく述べるように無菌
条件下で抗菌特性の評価を行なった:微生物学試験では
、化合物のバクテリア、真菌及び酵母菌に対する抗菌活
性を試験した。使用したバクテリアはエシエリキア・コ
リ(Escherichiacoli)、シュードモナ
ス・アエルギノーザ(Pseudomonas.aer
uginosa)、スタフィロコッカス・アウレウス(
Staphylo−coccus  aureus)及
びバチルス・スブチリス(Bacillus  sub
tilis)のうちの1若しくはそれ以上の菌株であっ
た。使用した真菌/酵母菌はアスペルギルス・ニジェー
ル(Aspergillus  niger)、カンジ
ダ・アルビカンス(Candida  albican
s)、オーレオバシヂウム・プルランス(Aureob
asidium  pullulans)、グリオクラ
ヂウム・ロゼウム(Gliocladium  ros
eum)及びペニシリウム・ピノフィラム(Penic
illium  pinophilum)のうちの1若
しくはそれ以上の菌株であった。
【0053】これらの試験微生物は以後それぞれEC,
PA,SA,BS,AN,CA,AP,GR及びPPと
表記する。
【0054】微生物学評価 試験する材料は適当な溶媒に溶かし、できた溶液を必要
な製品濃度になるように同じ溶媒でさらに希釈した。
【0055】適当な寒天培地に必要な製品濃度になるよ
うに一定量の製品溶液を加えた。該製品を含む寒天培地
をペトリ皿プレート中に注入し、凝固させた。
【0056】試験微生物をマルチポイント接種針を用い
て試験プレート上に表面接種した。各試験プレートにバ
クテリア、真菌及び酵母菌を接種した。プレートは25
℃で4日間培養した。
【0057】培養期間終了時に、プレートを微生物類の
成育について視覚的に判定した。個々の微生物の成育を
阻止する製品濃度を記録した。これが最小阻止濃度(M
.I.C)である。
【0058】通常、本化合物をバクテリアに対しては2
5及び100ppmレベル、真菌及び酵母菌に対しては
5,25及び100ppmレベルで評価する。
【0059】
【実施例】
【0060】
【実施例1】2−ブチルアミノカルボニル−1−チオサ
ルファトシクロペント−1−エンのナトリウム塩の製造
【0061】2−ブチル−4,5−トリメチレン−4−
イソチアゾリン−3−オン(0.64パーツ)を撹拌し
ながら蒸留水(20パーツ)中に溶解し、2回にわけて
ヒドロ亜硫酸ナトリウム(2×0.2パーツ)を20−
25℃で30分間隔で加えた。
【0062】直後に白色沈殿が形成され、これは後にタ
ール状となった。反応産物を一晩撹拌した後、メタノー
ル(20パーツ)を加えて溶解し、シリカ担体上へ蒸着
させた。
【0063】その後、該反応産物を“フラッシュクロマ
トグラフィー”により分離した。カラムの形態のシリカ
担体を最初に石油エーテル(沸点:40−60℃)で溶
離し、その後塩化メチレンを徐々に加えた石油エーテル
混合液で、すなわち塩化メチレンを容量比で10%ずつ
増加させ最終的に100%塩化メチレンとなるように加
えて、溶離した。その後、該カラムをメタノールを容量
比で1%ずつ増加するように加えた塩化メチレン/メタ
ノール混合液で溶離した。
【0064】溶離剤系の各段階の切り替えは100倍容
量の溶離剤を流した後に行なった。チオ硫酸塩は塩化メ
チレン中に9ないし13容量%のメタノールを含有する
分画に溶離した。種々の分画を合わせて溶媒を留去し、
白っぽい固体(0.47パーツ)として120℃で軟化
するチオ硫酸塩を得た。
【0065】重水素化ジメチルスルホキシド中における
プロトンNMRにより以下の結果を得た:プロトン  
NMR  δ(DMSO):0.85(3H,−CH3
);1.25(2H,−CH2−CH3);1.40(
2H,−CH2−CH2−CH2−);1.85(2H
,環状−CH2−CH2−CH2−);2.55(4H
,環状−CH2−CH2−CH2=);2.95(2H
,−N−CH2−);7.60(1H,−NH−) 炭素13C  NMRは以下の結果であった:該チオ硫
酸塩の微生物静力学評価からは、以下のMIC値が得ら
れた:     EC    >100ppm        
   AN    >100ppm    PA   
 >100ppm           CA    
>100ppm    SA        25pp
m           AP        25p
pm    BS        25ppm    
       GR        25ppm   
                         
         PP       100ppm

0066】
【実施例2】2−ヘキシルアミノカルボニル−1−チオ
サルファトシクロペント−1−エンのナトリウム塩の製
造 2−ブチル−4,5−トリメチレン−4−イソチアゾリ
ン−3−オンの代わりに2−ヘキシル−4,5−トリメ
チレン−4−イソチアゾリン−3−オン(1.55パー
ツ)を使用することを除いて、実施例1の処理を繰り返
した。
【0067】該反応産物を再び“アラッシュクロマトグ
ラフィー”によって分離し、白色固体(0.77パーツ
)として2−ヘキシルアミノカルボニル−1−チオサル
ファトシクロペント−1−エンのナトリウム塩を得た。
【0068】該チオ硫酸塩を重水素化ジメチルスルホキ
シド中の溶液として以下のNMRスペクトルを得た:プ
ロトン  NMR  δ(DMSO):0.8(3H,
−CH3−C);1.2(8H,−CH2−CH2−C
H2−CH2−CH3);1.4(2H,−N−CH2
−CH2−C−);1.9(2H,環状−CH2−CH
2−CH2−);2.6(4H,環状−CH2−CH2
−CH2);3.1(2H,−N−CH2−C−);7
.6(1H,−NH−) 微生物静力学評価から以下の結果を得た:    EC
    >100ppm           AN 
     25ppm    PA    >100p
pm           CA    100ppm
    SA        25ppm      
     AP       25ppm    BS
        25ppm           G
R     100ppm             
                        P
P       25ppm
【0069】
【実施例3】2−オクチルアミノカルボニル−1−チオ
サルファトシクロペント−1−エンのナトリウム塩の製
造。
【0070】2−オクチル−4,5−トリメチレン−4
−イソチアゾリン−3−オン(1.0パーツ)を20−
25℃で一晩、蒸留水(25パーツ)及びヒドロ亜硫酸
ナトリウム(0.2パーツ)の中で撹拌した。高速液体
クロマトグラフィー(HPLC)による分析から約33
%の原材料の存在が示された。ヒドロ亜硫酸ナトリウム
(0.2パーツ)をさらに加え、反応液を20−25℃
でさらに1時間撹拌した。HPLCによる分析から該反
応が依然として不完全であることが示されたため、さら
にヒドロ亜硫酸ナトリウム(0.2パーツ)を加えて反
応液をさらに2時間撹拌した。そして反応が完了してい
ることがHPLCにより判明した。
【0071】沈殿が形成され、これを濾取して水で洗浄
した。
【0072】上記の濾液及び洗液をシリカ上に蒸着させ
、ヒドロ亜硫酸塩を”フラッシュクロマトグラフィー”
により分離した。該シリカカラムを最初に塩化メチレン
で溶離し、その後メタノール量が1容量%ずつ増加する
塩化メチレン/メタノール混合液で溶離した。メタノー
ル量は100倍容量ごとに段階的に増加した。
【0073】チオ硫酸塩は8ないし11容量%のメタノ
ールを含有する塩化メチレン分画中に溶離した。これら
の分画を合わせて溶媒を留去し、99℃で軟化する白色
固体(0.62パーツ)としてチオ硫酸塩を得た。
【0074】重水素化ジメチルスルホキシド溶液におけ
るプロトンNMRより以下の結果を得た:微生物静力学
評価から以下のMIC値を得た:    EC    
  100ppm           AN    
>100ppm    PA    >100ppm 
          CA    >100ppm  
  SA      100ppm         
  AP      100ppm    BS   
   100ppm           GR   
   100ppm                
                     PP  
    100ppm
【0075】
【実施例4】2−メチルアミノカルボニル−1−チオサ
ルファトシクロペント−1−エンのナトリウム塩の製造
【0076】2−メチル−4,5−トリメチレン−4−
イソチアゾリン−3−オン(1パーツ)を20ないし2
5℃で蒸留水(25パーツ)中で撹拌した。2回にわけ
てヒドロ亜硫酸ナトリウム(2×0.2パーツ)を30
分以上あけて加えた。HPLCによる分析は2個の産物
の形成が示された。
【0077】できた白色固体を濾取し、濾液をシリカ上
に蒸着させ、反応産物を“フラッシュクロマトグラフィ
ー”により分離した。カラムの形態のシリカを最初に石
油エーテル(沸点:40−60℃)で溶離し、その後、
塩化メチレンが100倍容量ごとに段階的に10容量%
ずつ増加する石油エーテル/塩化メチレン混合液で溶離
した。該カラムをその後、メタノールが2容量%ずつ1
00倍容量ごとに段階的に増加する塩化メチレン/メタ
ノール混合液で溶離した。
【0078】チオ硫酸塩は12ないし18容量%のメタ
ノールを含有する塩化メチレン分画中に溶離した。
【0079】これらの分画を合わせて溶媒を留去し、3
05℃より高い融点を持つ白色固体(0.97パーツ)
を得た。
【0080】元素分析から以下の結果を得た:    
                         
     31.8%C  4.6%H  4.9%N
                         
         21.5%S  6.6%NaC7
H10NO4S2Na.H2O理論値  30.3%C
  4.3%H  5.1%N           
                       23
.1%S  8.3%Na  重水素水中でのプロトン
NMR分析より以下の結果を得た: 微生物静力学評価から以下の結果を得た:    EC
        25ppm           A
N    100ppm    PA      10
0ppm           CA      25
ppm    SA        25ppm   
        AP    100ppm    B
S        25ppm           
GR      25ppm            
                         
PP      25ppm
【0081】
【実施例5】2−メチルアミノカルボニル−1−チオシ
アナトシクロペント−1−エンの製造。
【0082】実施例4に製造方法を述べている2−メチ
ルアミノカルボニル−1−チオサルファトシクロペント
−1−エンのナトリウム塩(1.14パーツ)を蒸留水
(10パーツ)中に溶解して、シアン化カリウム(0.
26パーツ)とともに20−25℃で2時間撹拌した。 直後にチオシアン酸塩から成る白色沈殿が形成され、こ
れを濾取して水で洗浄し、乾燥させて融点が181−1
83℃の白色固体(0.55パーツ)を得た。
【0083】元素分析から以下の結果を得た:    
                         
     49.9%C  5.4%H  14.2%
N                        
          16.6%S         
                 C8H10N2O
S.0.5H2O理論値 50.3%C  5.8%H
  14.7%N                 
                 16.8%S  
重水素化ジメチルスルホキシド中におけるプロトンNM
Rにより以下の結果を得た: 炭素C13NMRより以下の結果を得た:微生物静力学
評価から以下のMIC値を得た:    EC    
    25ppm           AN   
 >100ppm    PA      >100p
pm         CA      25ppm 
   SA        25ppm       
    AP      25ppm    BS  
      25ppm           GR 
     25ppm               
                      PP 
     不能
【0084】
【実施例6】以下の微生物を栄養寒天培地上で30℃、
24時間培養して混合接種物を調製した。
【0085】 アエロモナス・ヒドロフィラ    (Aeromon
as hydrophila)           
                     (P.R
.A.  8)プロテウス・レットゲリ       
 (Proteus  rettgeri)     
                         
  (NCIB  10842)シュードモナス・アエ
ルギノーザ(Pseudomonas  aerugi
no                       
         sa)  (BSI  ex  P
.R.A.)セラチア・マルセセンス        
(Serratia  marcescens)   
                         
    (NCIB  9523)アルカリゲネス種 
             (Alcaligenes
  sp.)                   
               (実験用分離株AC4
)シュードモナス・セパシア      (Pseud
omonas  cepacea)         
                       (実
験用分離株  AC5)シュードモナス・ピュチダ  
    (Pseudomonas  putida)
                         
       (実験用分離株  AC7)各微生物の
懸濁液を4分の1の容量比で希釈したリンゲル液中にお
よそ1×108細胞/ml(トーマス計数チャンバー)
の濃度に調製した。混合接種物は各バクテリア懸濁液を
等容量ずつ合わせて調製した。
【0086】実施例4で述べたように製造した2−メチ
ルアミノカルボニル−1−チオサルファトシクロペント
−1−エンのナトリウム塩を以下の表中に示す重量濃度
で、0.2重量%の酵母抽出液を含有する標準的アクリ
ルエマルジョン塗料50gに組み入れた。これらのサン
プルに混合接種物を一定容量ずつ、一週間の間隔をあけ
て、3回の異なる時点に接種し、30℃で培養した。
【0087】1,3及び7日間の接触時間の後、各サン
プルから少量を栄養寒天プレートの表面上に塗り付け、
30℃で2日間培養した。バクテリア成育の有無を視覚
的に判定した。
【0088】結果を下記の表1に示し、これは殺菌剤と
してのチオサルファトシクロペント−1−エンを含まな
い対照試験を含む。
【0089】
【0090】注:a)0=成育せず(コロニーを認めず
) 1=極わずかに成育を認める 2=軽度の成育(少数のコロニーを認める)3=中適度
の成育(癒着がある場合もあるが、別個の複数のコロニ
ーを認める) 4=密着した/融合性の成育(いたるところに融合した
コロニーを認める)
【0091】
【実施例7】1−t−ブチルジチオ−2−メチルアミノ
カルボニルシクロペンテンの製造。2−メチル−4,5
−トリメチレン−4−イソチアゾリン−3−オン(0.
78パーツ)及びt−ブチルメルカプタンナトリウム(
0.56パーツ)をともにメタノール(10容量パーツ
)中で、20ないし25℃で1時間撹拌した。反応液を
その後蒸留水(100容量パーツ)中に注ぎ、分離した
ジスルフィド反応産物を濾取し乾燥した。該ジスルフィ
ドは153−5℃で融解した。
【0092】該ジスルフィドの元素分析から以下の結果
を得た:                       53.
8%C  8.0%H  5.3%N  25.0%S
C11H19NOS2理論値 53.9%C  7.8
%H  5.7%N  26.1%S該ジスルフィドの
微生物静力学評価から以下のMIC値を得た:

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一般式(I) (式中、R1及びR2は合わせて、3或いは4個の炭素
    原子を有するポリメチレン鎖、若しくは1ないし4個の
    炭素原子を有する最低1個の低級アルキル基で置換され
    た3或いは4個の炭素原子を有するポリメチレン鎖を表
    わし;R3は水素原子、ハイドロカルビル基若しくは置
    換されたハイドロカルビル基を示し;Xはシアノ基,−
    SO3M基若しくは−S−R4基を表わし;Mは一価の
    原子価を有し、中性化合物を成すような量のカチオンを
    表わし;またR4はハイドロカルビル基若しくは置換さ
    れたハイドロカルビル基を表わす)で示される化合物。
  2. 【請求項2】  一般式(II) (式中、R3及びXは請求項1で定義されたものを示し
    ;かつtは1或いは2を示す)を有する請求項1の化合
    物。
  3. 【請求項3】  式中、R3が最大12個の炭素原子を
    含むアルキル基を示す、請求項1若しくは2のいずれか
    の化合物。
  4. 【請求項4】  式中、R4が最大12個の炭素原子を
    含むアルキル基を示す、請求項1ないし3のいずれかの
    化合物。
  5. 【請求項5】  式中、Mが水素原子、アルカリ金属原
    子若しくは第四アンモニウムイオンを示す、請求項1な
    いし3のいずれかの化合物。
  6. 【請求項6】  2−メチルアミノカルボニル−1−チ
    オシアナトシクロペント−1−エン、2−メチルアミノ
    カルボニル−1−チオサルファトシクロペント−1−エ
    ンのナトリウム塩、2−ブチルアミノカルボニル−1−
    チオサルファトシクロペント−1−エンのナトリウム塩
    、2−ヘキシルアミノカルボニル−1−チオサルファト
    シクロペント−1−エンのナトリウム塩、2−オクチル
    アミノカルボニル−1−チオサルファトシクロペント−
    1−エンのナトリウム塩、若しくは1−t−ブチルジチ
    オ−2−メチルアミノカルボニルシクロペンテンから選
    択される化合物。
  7. 【請求項7】  請求項1ないし6のいずれかの化合物
    を微生物の成育を阻止するのに十分な量で含む、微生物
    の攻撃を受けやすい媒質。
  8. 【請求項8】  請求項1ないし6のいずれかの化合物
    を該媒質に対して0.0001ないし30重量%含む、
    微生物の攻撃を受けやすい媒質。
  9. 【請求項9】  冷却水系、製紙工場用溶剤、金属細工
    用液、地質掘削用潤滑剤、ポリマーエマルジョン、ラテ
    ックス、塗料、ラッカー、ニス、液体炭化水素、接着剤
    、化粧品、染料或いはインク処方、農薬処方、革製品若
    しくは木材から選択される、請求項8の媒質。
  10. 【請求項10】  キャリアー及び一般式(I)(式中
    、R1及びR2は合わせて、3或いは4個の炭素原子を
    有するポリメチレン鎖、若しくは1ないし4個の炭素原
    子を有する最低1個の低級アルキル基で置換された3或
    いは4個の炭素原子を有するポリメチレン鎖を表わし;
    R3は水素原子、ハイドロカルビル基若しくは置換され
    たハイドロカルビル基を示し;Xはシアノ基,−SO3
    M基若しくは−S−R4基を表わし;かつMは一価の原
    子価を有し、中性化合物を成すような量のカチオンを表
    わし;またR4はハイドロカルビル基若しくは置換され
    たハイドロカルビル基を表わす)の化合物を含む組成物
  11. 【請求項11】  媒質を一般式(I)(式中、R1及
    びR2は合わせて、3或いは4個の炭素原子を有するポ
    リメチレン鎖、若しくは1ないし4個の炭素原子を有す
    る最低1個の低級アルキル基で置換された3或いは4個
    の炭素原子を有するポリメチレン鎖を表わし;R3は水
    素原子、ハイドロカルビル基若しくは置換されたハイド
    ロカルビル基を示し;かつXはシアノ基,−SO3M基
    若しくは−S−R4基を表わし;Mは一価の原子価を有
    し、中性化合物を成すような量のカチオンを表わし;ま
    たR4はハイドロカルビル基若しくは置換されたハイド
    ロカルビル基を表わす)の化合物で処理することを含む
    、媒質上若しくは媒質中の微生物の成育を阻止する方法
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