JPH042732A - 焼結プロセス制御装置 - Google Patents

焼結プロセス制御装置

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JPH042732A
JPH042732A JP10481290A JP10481290A JPH042732A JP H042732 A JPH042732 A JP H042732A JP 10481290 A JP10481290 A JP 10481290A JP 10481290 A JP10481290 A JP 10481290A JP H042732 A JPH042732 A JP H042732A
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植田 辰雄
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前田 文晴
Junji Azuma
東 淳二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鉄鉱石粉の焼結プロセスに関し、特に、電子計
算機による焼結プロセスの制御に関する。
〔従来の技術〕
焼結プロセスでは、主要な操業管理項目である酸化鉄(
Fe○)、低温環元粉化指数(RDI)。
落下強度指数(S I ) 、 25mm径以上のもの
が占める割合(+ 25) 、 5mm径以下のものが
占める割合(−5)、成品歩留(η2)、また、操業状
態の定性的な仮説である熱状態2通気状態、均熱状態、
更に、環境管理項目であるN Ox換算値(R−NOx
)。
S Ox 、リンゲルマン煤塵濃度(リンゲルマン)。
電気集塵機温度(EPC)、更に、焼結プロセスの各種
状態データから判断される設備故障状況。
定性的判断項目である色、音、天気等から、焼結、操業
者が、焼結機操業状態を総合判断し優先アクションを決
定し、環境に対するアクション、i業安定化の為の原料
切出調整2層厚の調整9幅装入パターンの調整、2次C
rセツティングの調整。
2次篩網の調整、設備の点検等のアクションを行なうと
いう方法がとられていた。
この従来の操業者判断による方法では、その評価結果に
操業者個人間のばらつきがあり、必ずしも適切な判断と
は限らず、場合によってはアクションが後手に廻り、環
境対策、設備故障対策、焼結管理項目の安定化などが遅
れる等の問題があった。
これを改善しようとして、特開昭63−100137号
公報は、あいまい制御を利用し操業状況を多面的にとら
え制御変化幅の小さい制御を行なおうとする焼結プロセ
ス制御方法を提示している。
〔発明が解決しようとする課題〕 従来の、知識データベースを用いない総合計算機による
アクションガイド方法では、各種プロセスデータを重回
帰や相関テーブル等の解析モデルに入力して所定の演算
を行う様にしている。
この為、その演算を実行するコンピュータは言語として
フォートラン等の手続型言語を使用しているが、これら
の言語では、入力となるプロセスデータやサンプルデー
タ等の数が例えば50種類以上あり、各々に干渉がある
等、そのパターンの組合せが膨大となり、プログラムが
極めて複雑となり、操業的な判断基準が変更となった時
や、焼結プロセスのセンサ数2種類、配置等が変化した
時等のプログラムの変更、メンテナンスが極めて困難で
あるという問題や、操業者の定性的な判断をプログラム
化しにくく操業者の総合的な判断よりも精度が落ちて結
局は、熟練操業者が最終判断を下さざるを得ないという
問題がある。
また、従来知識データベースを用いたとしても前述した
操業管理項目、操業状態定性仮説、環境管理項目、設備
異常原因を明確に分類し、トータルで総合的な判断を下
しているものはなかった。
本発明はこの様な問題点を解決するためになされたもの
であり、焼結の品質・操業状態、設備状態及び優先すべ
きアクションを熟練した操業者と同じレベルで評価する
ことができ、かつ、計算機で実現した際にそのプログラ
ムステップが従来の手続型言語で構築するよりは少くな
り、更に、操業的な判断基準やセンサの変更等に対応し
た時のプログラムの変更、メンテナンスが容易な焼結プ
ロセス制御装置を提供することを目的とするt〔課題を
解決するための手段〕 本発明の焼結プロセス制御装置は、焼結プロセスの各種
の状態センサからリアルタイムで入力されるプロセスデ
ータ、焼結鉱の最新サンプルデータおよび操業者が入力
するプロセス環境デニタについて、統計的手法および知
識ベース手段により各項目の現在の状態および変動傾向
を推論・予測し、各項目の変動の組合せからセンサや設
備の異常を判定し、異常が検出された時は対応する操作
ガイドを提示すると同時に、該当する項目を操業や品質
の状態を予測するデータから除外し、残りの信頼できる
データを使用して、焼結プロセスの熱状態2通気状態お
よび均一焼成状態を含む操業状態とその動向を推論する
と同時に、焼結プロセスの焼成中材料の酸化鉄、低温還
元粉化指数および落下強度指数を含む主要品質管理項目
の状態と動向を推論し、以上より得た結果に基づいて焼
結プロセスを制御し操業者に操作ガイドを提示するAI
言語処理計算手段を備える。
〔作用〕
主要データの状態や変動の組合せからセンサや設備の異
常を判定し異常が検出された時は対応する操業ガイドを
提示する。また異常が検出された時は該当する項目を操
業や品質の状態を予測するデータから除外し、残りの信
頼できるデータを使用して、焼結プロセスの熱状態9通
気状態、均−焼成状態を含む操業状態とその動向を推論
すると同時に、焼結プロセスの焼成中材料の酸化鉄、低
温還元粉化指数および落下強度指数を含む主要品質管理
項目の状態と動向を推論し、以上より得た結果に基づい
て環境維持、成品品質の安定化、成品コストの低減を目
的として、焼結プロセスを制御し操業者に操作ガイドを
提示するので、精度が高く、現状および将来の動向に対
応した現在のアクションが決定される。
〔実施例〕
第1a図に、本発明の一実施例の機能構成を示す。焼結
プロセス400には各種センサおよびサンプラ(状態テ
スト&サンプリング装置)が備わっており、これらが収
集した情報が、入出力インターフェイス300を介して
、リアルタイムで焼結プロセス計算機(以下、焼結プロ
コンと称す)100に送られる。
この焼結プロコン100は、焼結プロセス400の情報
を編集してAI計算機200に与える。AI計算機20
0は、「もし・・・ならば・・・である」といったルー
ルやフレームの記述を使用するAI(人工知能)言語を
処理できる計算機である。
AI計算機200の内部では、焼結プロコン100から
定周期(例えば30秒)で送られて来る焼結プロセス4
00の情報(リアルタイムプロセスデータ)を受信し、
それを時系列データ編集手段390で、アクションを決
定するために必要な判断データに編集する。
時系列データ変動判別手段220が、各種情報の時系列
の動向を、領域の検定(第4b図のA)、最新データの
動きの検定(第4b図の8)、信頼区間の検定(第4b
図のC)、符号の検定(第4b図のD)および平均値の
差の検定(第4b図のE)等により判定する。総合判定
手段230が、検定結果を総合判定して焼結プロセスの
各種プロセスの動向を最終的に推定する。その結果を受
けてまず設備故障推論手段260が、総合判定手段23
0が推定した動向から推定される設備故障を知識データ
ベースに基づいて判断する。ここで設備故障や異常が認
められた時は該当データを以下の品質・操業予測用デー
タから除外する。更に主要管理項目予測手段240が知
識データベースに基づいて焼結プロセスの、Fed、R
DI。
SI、+25.−5.η2等の現状の動向を推論しそし
て将来の動向を予測する。また一方、操業状態仮説推論
手段250が、知識データベースに基づいて、操業者が
定性的に判断している操業状態仮説である熱状況9通気
状況、均−焼成状況等の現状および将来の動向を推定す
る。更には、上述の主要管理項目予測手段240.操業
状態仮説推論手段250および設備故障推論手段260
の推定2判定結果を総合して、守りのアクション決定手
段270が、知識データベースに基づいてNOx換算値
、 SOx 、煤煙などの環境管理項目に異常があると
きには環境に対するアクションを、また設備故障が推定
されるときには設備故障に対するアクションを、更に焼
結成品品質に基準外れがあり放置していても外れたまま
であると予測されるとき又は発生しそうなときは、焼結
品質を基準値内に戻すアクションを、決定する。また、
守りのアクション決定手段270が品質上も問題がなく
守りのアクション不要と判定したときは、攻めのアクシ
ョン決定手段280が、知識データベースに基づいて、
品質を確保しつつ製造コストを切下げる為のアクション
を決定する。
そして、守りのアクション決定手段270および攻めの
アクション決定手段280が決定したアクション項目お
よびアクション量について、自動制御する項目(例えば
貯鉱槽の切出し、ミキサーの配合水分2点火炉の点火強
度、風箱(WB)の風量、スタビライザの噴霧水量、二
次篩のダンパ開度等)については、焼結プロセスの各種
制御機器に対して制御量を設定し、また、自動制御の困
難な項目(例えば推定される設備異常の確認等)につい
てはそのアクション内容を操業者に対して、操業者との
インターフェイスである端末装置(CRT+キーボード
+プリンタ)390に出力する。
第2a図に、上述の焼結プロセス400に関連する設備
すなわち、鉄鉱石粉を貯留する貯鉱槽から高炉までの設
備レイアウトの概要を示し、第2b図に、全設備の操業
に関連する計算機システムを示す。第1a図に示し上述
した焼結プロコン100およびAI計算機200ならび
にそれらの入出力インターフェイス300は、全設備の
操業に関連する計算機システムの一部をなしている。な
お、第1a図には、焼結プロコン100およびAI計算
機200を、それらの機能を要素として表わす形で示し
た。これらは第1b図に示すように、大略でデータベー
スメモリと処理プログラムで構成されている。
第2a図に示すように、貯鉱槽から切出した鉄鉱石粉を
焼結プロセスで焼結処理しそして高炉に供給するまでの
過程で6各所でかなり長い処理時間を要する。したがっ
て、焼結製品をサンプリングしてその品質を確認し、こ
れをフィードバックして鉄鉱石粉の切出しすなわち原料
成分の調整からコントロールすると、フィードバック時
間が極めて長いので、焼結製品の品質のばらつきが大き
くしかも品質誤差がある製品を大量に作ってしまうこと
になるので、設備の各所でリアルタイムでプロセス状態
を把握し、それらの影響をリアルタイムで推論して、予
見的(先行的)にプロセス操作量を制御することが必要
であり、ここに上述の焼結プロコン100およびAII
算機200によるプロセス状態のリアルタイム情報収集
と現状動向推論ならびにそれに連続する将来の動向予測
と、これに対応したアクション決定に大きな意義がある
。以下。
更に詳細に本発明の実施例の焼結プロセス制御を説明す
る。
第2b図で焼結プロコン100には、中央バッチビジコ
ン、原料プロコン、焼結プロセス、高炉プロコンおよび
製銑試験プロコンから、品質目標情報、原料成分情報、
焼結プロセス情報、製品サンプリング情報等の情報が送
られる。焼結プロコン100はこれらをAI計計算機2
0久 算機200に送ると共に、所要のものはデータベースに
蓄積する。AII算機200には、上述の各種情報に加
えて、操業者端末390から入力される情報も与えられ
る。
第3a図および第3b図に、この実施例でAII算機2
00に与えられる情報の例を示す。これらの図面におい
て、BL−0は原料供給ステージにおいてブレンデッド
オア中に含まれるカーボンの割合、ESCは電気集塵機
、MSは平均粒度。
711、911は貯鉱槽No.、JPUは通気度、MB
は風箱、BTPは焼結完了点、FFSはフレームフロン
トスピード(焼結速度)、 21,25,28,30.
31は風箱No.、EPは電気集塵機、CBはクーラブ
ロアである。なお、第3a図はメイン情報(主要判断情
報)であり、第3b図はメイン情報で異常を判定したと
きに異常原因究明のために参照するサブ情報(各種機器
のセンサ情報)である。
AII算機200はこれらのデータを受信すると。
まずメイン情報の動向を判定し動向が異常であるかをチ
エツクする.異常であると,サブ情報を参照して異常原
因(箇所&異常内容)を判定する。
これらの動向判定および異常判定のために,第3c図に
示す参照値情報がAi計算機200のデータベース21
O(第1b図)に格納されている。
また、各データの推論した動向の組合せより設備異常を
判定する.この設備異常の判定に用いる参照値は第3d
図に示すものであり、これもデータベース210に格納
されている。設備原因異常が認められた時は該当アクシ
ョンを提示すると同時に品質・操業現状動向推定用デー
タから除外する。
なお、その後、焼結プロセスの現状動向の推論とそれに
基づく将来の動向の推定(後述)により焼結プロセス2
00各部のアクションを決定する。
AII算機200の動向判定処理の内容を第4a図に示
す。
この処理の大要は,最新データによる短期的な変動判定
(領域変動判定10,信頼区間変動判定3)及び直近8
点のデータによる長期的な変動判定を行ない、アクショ
ン導出に導びく。
まず「起動要因判定」lでは、情報が、Fe0(サンプ
ル結果判明)、RDI(サンプル結果判明)。
塩基度(サンプル結果判明)および定周期(第3a図の
データグループ区分)のどれに属するものかの判定を行
ない、判定(属する群)に対応してフレームベース及び
ルール群の切替え(選択)を行なう。
そして、定周期群と判定したときには第4a図の左列の
処理を実行し、Fe0群又はRDI群と判定したときに
は第4a図の中間列の処理を、また、塩基度群と判定す
ると第4a図の右列の処理を実行する。
これらの処理の中の各項目の処理ルールの概要を第4b
図に示す。なお、AII算機200は、ここに示す処理
に関連する例えば1時間のサンプリング周期の焼結プロ
セス情報を時系列で8時間分持っている。
第5a図に、「領域の検定」Aの処理の内容を示す。「
領域の検定」Aでは,まず「■ありか?」で、最新デー
タが目標上,下限値を外れているかをチエツクする(■
:最新データが異常領域にある)。これにおいては、こ
の実施例では、目標値を中心に上側および下側にそれぞ
れ4領域を設けており、最新データがこれら8領域のい
ずれに属するかを判定して、第5C図に示すように、最
新データが上限値をオーバしているときと、下限値を下
廻わっているときに、異常と判定し「異常原因推測」に
進む。異常と判定しなかったら、次に。
第5a図の「■、■ありか?Jで、まず、「最新データ
の動きの検定JB (第4b図)で、直近の2点データ
(前回のサンプリングデータと最新データ)の属する領
域(8領域)の相関を判定して変動の有り(■:領域変
動あり)なしをチエツクする。この処理では、最新のデ
ータと前回のデータから第6b図に示す判定結果を得る
。なお、第6b図に示すA−Fは第6a図に示すデータ
領域を意味する。ついで5 「信頼区間の検定」Cで、
最新データとそれまでの7点のデータを含めた8点のデ
ータが信頼限界を越えている(■:信頼限界オーバ)か
否かをチエツクする。信頼限界値の算出処理を第7b図
に示し、領域区分とデータの相関を第7a図に示す。
第5a図の「■、■ありか?」で上述の■と■の両者が
共に成立すると、「異常原因推測」に進む。
少くとも一方が成立しないと、第5a図の「■、■。
■ありか?」に進む。ここでは、まず「符号(方向性)
の検定JD(第4b図)で、最新データと前回データの
符号(方向性:目標値に対して上側か下側か)によりデ
ータの動きがある(■:データが目標値を横切った)か
否かをチエツクし、更に、υelchの方法による平均
値の差が大きい(■:変動有り)か否かをチエツクする
。この■のチエツク内容を第8図に示す。そして、■、
■および■の3者が共に成立すると「異常原因推測」に
進む。
第1a図に示す^1計算機200の機能手段のそれぞれ
の内部軸機能を第1c図に示し、これらの機能手段の処
理によるデータの流れを第9図示す。
上述のデータの動向検出は、第9図の「個々のデータの
■1次結果」と表記したブロックまでのフローである。
モして「異常原因推測」に進んだときには、AI計算機
200の設備故障推論手段260で、第9図の「■設備
原因の有無チエツク」を実行して次の第1表に示す予測
結果および推定原因を得てこれを操業者端末390に出
力すると共に、これらにより設備原因異常が成立すると
、それを第9図の「■ガイダンス文の選択」および「■
表示条件の決定」を経て、異常報知を操業者端末390
に出力する。
「異常原因推測」に進んでも、設備原因異常が成立しな
かったとき、および、「異常原因推測」を実行しないと
き(メインデータの動向が明らかに正常、と判定したと
き)はそのまま、また設備原因異常が成立した時はその
データを除外して、第4b図のA、B、C,D、Eの結
果より、各項目について短期、長期的な動向を判定し最
終的にはその組合せルール(時系列データ変動総合判定
手段230)により総合判定を行ない最終予測データを
生成し、次に第9図に示す「日常操業Ac仁ion導出
プログラム」を実行する。この内容は第10図に示すも
のであり、機能要素表現では、主要管理項目動向予測手
段240.操業状態仮説推論手段250.アクション決
定手段270および攻めのアクション決定手段280で
実行されるものである。
AI計算機200は、主要管理項目予測手段240で、
最終予測データを、ルールに基づいた知識データベース
により処理して、 Fed、RDI、SI、 + 25
.−5 。
η2等各巻報の動向を予測する。なお、この判断ルール
には、それぞれ−1〜1の値の確信度(HG)を持たせ
、知識データベースを用いてルール(プログラム)のメ
ンテナンスを簡易化すると同時にルールを変えなくても
HGの変更により微調整が可能な構造としている。
AI計算@ 200の操業状態仮説推論手段250は、
主要管理項目予測手段240と同様に、動向データより
、ルールを用いた知識ベースにより焼結操業状態仮説で
ある(通常操業者が定性的に判断している)熱状況2通
気状態、均−焼成状況の各動向を推論して、主要判断デ
ータと主要管理項目の関係を定性的にルール化する。こ
の判断ルールにはそれぞれ−1〜1の値の確信度(HG
)を持たせ、上述と同様に、知識ベースを用いてルール
(プログラム)のメンテナンスを簡易化すると同時に、
ルールを変えなくても、HGの変更により微調整が可能
な構造としている。
AI計算機200の守りのアクション決定手段270は
上記主要管理項目予測手段240.操業状態仮説推論手
段250および設備故障推論手段260が得た予測。
推論を総合判断して、守りのアクション即ちNOx換算
値、 SOx 、媒鰹等の環境異常がある時は環境に対
するアクションを、設備異常が推定きれる時は設備異常
に対するアクションを、焼結品質に基準外れがある時又
は出そうな時には焼結品質に対するアクション等を、ル
ールを用いた知識ベースにより決定する。
これにおいては、第3d図(第10図の272)に示す
様に上、下限値データと各項目の動向予測を組合わせた
ルール(プログラム)を用いて、設備。
環境、操業に対するアクションケースNo、を決定する
。具体的には、環境に対するアクションとしては、R−
NOX 、 SOx 、リンゲルマン、 EP 、 E
SCに対するアクションがある。また操業的なアクショ
ンとしては、コークスの増減配、生石灰の増減配、破砕
蛇紋岩の増減配2層厚の調整5幅装入パターンの調整。
MBダンパの調整、2次Crセツティング調整、2次篩
網のチエツク・取替等がある。
この推論結果例を第12a図、第12b図および第12
c図に示す。
AI計算機200の攻めのアクション決定手段280は
上記主要管理項目予測手段240.操業状態仮説推論手
段250および設備故障推論手段260が得た予測。
推論、ならびに主要判断情報の動向を総合判断して、守
りのアクションが実質上不要な時、すなわち環境にも設
備にも異常がなく焼結品質も目標基準値内で余裕がある
時に、攻めのアクションとして焼結品質を目標基準値内
に納めつつコスト切下げの為のアクションを、図にて示
すルールを用いた知識ベースにより決定する。コスト切
下げの為のアクションとしては、例えば粉コークスの減
配。
生石灰減配、破砕蛇紋岩比率の低減2層厚の増加。
線量減等がある。攻めのアクションを決定すると、次の
第2表に示す出力データを編集する。
上述の守りのアクションデータ(第1O図の271)又
は攻めのアクションデータ(第2表)を得ると、AI計
算機200は、それらのデータを操業者端末390に出
力すると共に、自動制御パラメータデータは、設定制御
処理手段290で焼結プロセス400の機器制御データ
に整理して入出力インターフェイス300を介して焼結
プロセス400に出力する。
〔発明の効果〕
以上のように、焼結プロセスに設置された各種センサや
サンプラ等から入力されるリアルタイムデータの変動傾
向を予測し、その予測結果の組合せから設備異常を判定
し異常がある時はデータを除外し焼結操業の主要な管理
項目及び定性的な操業仮説について熟練者の経験則等を
記述した知識ベースを用いて総合的に判定し、更にその
判定結果及び各種のデータより、これも知識ベースを用
いて総合判断して、焼結機プロセスに対するリアルタイ
ムの守りのアクション及び攻めのアクションを決定して
いる。
ここで、熟練操業者の定性的な経験則を記述した知識ベ
ースを用い設備異常診断や操業・品質予測機能を持たせ
る事により、従来の計算機による操業アクションガイド
システムよりも高度で総合的な判断をしていた操業者と
同等以上の判断を計算機処理により実現したと同時に、
操業者間にあった、レベルのばらつきの問題を解消し、
またそのプログラムステップが従来の手続型言語で構築
するよりはるかに少くなり、例えば操業的な判断基準の
レベルアップやセンサの種類、配置等の変更に対応した
プログラムの修正も極めて容易となった。
【図面の簡単な説明】
第1a図は、本発明の一実施例の、計算機機能を示すブ
ロック図である。第1b図は、計算機内データベースと
処理プログラムの概要を示すブロック図である。第1C
図は、第1a図に示す機能ブロックの内部機能を示すブ
ロック図である。 第2a図は、焼結プロセスとその前後の処理設備の相関
を概略で示すブロック図である。 第2b図は、第2a図に示す設備に付随する計算機シス
テムを示すブロック図である。 第3a図および第3b図は、第1a図に示すAI計算機
200が焼結プロセス400等から得る情報項目を示す
平面図である。 第3c図は、AI計算機200が焼結プロセス400か
ら得る主要情報の領域判定のために参照するデータ項目
を示す平面図である。 第3d図は、AI計算機200が主要情報の動向から設
備異常とそれに対応するアクションを1呂するために参
照するデータ項目を示す平面図である。 第4a図は、第1a図に示すAI計算機200の情報処
理動作の概要を示すフローチャートである。第4b図は
、第4a図に示す情報処理項目の処理思想を示すブロッ
ク図である。 第5a図は、第4b図の処理に基づいて主要情報の異常
を判定するサブルーチンの概要を示すフローチャートで
あり、第5b図は主要情報とそれが属する領域との関係
を示す平面図、第5c図は異常判定条件を示す平面図で
ある。 第6a図は、第4b図に示す最新データの動きの検定B
のときの主要情報とそれが属する領域との関係を示す平
面図であり、第6b図は動きに対する判定結果の関係を
示す平面図である。 第7a図は、第4b図に示す信頼区間の検定Cのときの
主要情報とそれが属する領域との関係を示す平面図であ
り、第7b図は、変動判定計算を示すブロック図である
。 第8図は、第4b図に示す平均値の差の検定Eの内容を
示すブロック図である。 第9図は、AI計算機200の第1C図および第4a図
に示す処理機能によって処理されるブタの流れと処理内
容の一部を示すブロック図である。 第10図は、第9図に示す日常操業Action導出プ
ログラムのブロックによって1呂されるデータの流れを
示すブロック図である。 第11図は、第1c図に示す守りのアクション決定の中
のルール群、ルールおよびアクション内容を示すブロッ
ク図である。 第12a図、第]、 2 b図および第12c図は、日
常操業Acjion導出プログラムの推論の結果例であ
る。 100:焼結プロコン 200 : AI計算機(AI言語処理計算手段)39
0:操業者端末 300:入出力インターフェイス40
0:焼結プロセス(焼結プロセス)第 図 声5C図 甲艮U観 甲FQI限低 〒閉子下ぢji 第 図 く焼結AI 推論経過表示画面〉 第1 21)図 く焼結AI 推論結果&間合せ画面〉 1、事件の表示 平成 2年特許願第104812号2
0発明の名称    焼結プロセス制御装置3、補正を
する者 事件との関係 住所 名称

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 焼結プロセスの各種の状態センサからリアルタイムで入
    力されるプロセスデータ、焼結鉱の最新サンプルデータ
    および操業者が入力するプロセス環境データについて、
    統計的手法および知識ベース手段により各項目の現在の
    状態および変動傾向を推論・予測し、各項目の変動の組
    合せからセンサや設備の異常を判定し、異常が検出され
    た時は対応する操作ガイドを提示すると同時に、該当す
    る項目を操業や品質の状態を予測するデータから除外し
    、残りの信頼できるデータを使用して、焼結プロセスの
    熱状態、通気状態および均一焼成状態を含む操業状態と
    その動向を推論すると同時に、焼結プロセスの焼成中材
    料の酸化鉄、低温還元粉化指数および落下強度指数を含
    む主要品質管理項目の状態と動向を推論し、以上より得
    た結果に基づいて焼結プロセスを制御し操業者に操作ガ
    イドを提示するAI言語処理計算手段を備える焼結プロ
    セス制御装置。
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