JPH04272559A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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Publication number
JPH04272559A
JPH04272559A JP3276291A JP3276291A JPH04272559A JP H04272559 A JPH04272559 A JP H04272559A JP 3276291 A JP3276291 A JP 3276291A JP 3276291 A JP3276291 A JP 3276291A JP H04272559 A JPH04272559 A JP H04272559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
retainer
housing
differential
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3276291A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Watanabe
和義 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP3276291A priority Critical patent/JPH04272559A/ja
Publication of JPH04272559A publication Critical patent/JPH04272559A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両などに用いられ
る動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】U.S.Patent  481162
8号登録証に「LOCKABLE DIFFERENT
IAL GEAR」が記載されており、これは油圧アク
チュエータ操作の多板クラッチにより差動制限を行うデ
ファレンシャル装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者はトランスミッシ
ョンハウジング(静止側)に設けられたアクチュエータ
のピストンとデフハウジング側(回転側)の多板クラッ
チとの間にベアリングを配置してピストンへのトルク伝
達の遮断を図っているが、不完全であるのでトランスミ
ッションハウジングのシリンダ部に回り止め用のピンを
植え込んでピストンに係合されている。
【0004】しかし、ピンの植え込み穴は精密な寸法が
要求されるからリーマで加工されるがピストンとトラン
スミッションハウジングとの両方に加工しなければなら
ず、それだけ作業が面倒でありコスト上昇にもつながる
。又、この穴による強度低下を防ぐためにはトランスミ
ッションハウジングのシリンダ部を肉厚にする必要があ
り、その分ハウジングが大型で重くなる。又、ピンをピ
ストンとシリンダ部とに係合させる作業は盲作業を伴い
、組付性が悪い。
【0005】また、デフハウジングをトランスミッショ
ンハウジングに支承するテーパーローラーベアリングに
シムの圧さ調整により予圧が与えられる。
【0006】しかし、シムで予圧を与える方法では、例
えば関連部材の摩耗や温度変化などにより予圧が変化し
た場合などに予圧を再調整するのは非常に面倒である。
【0007】そこで、この発明は、ハウジングに穴あけ
を行わずにピストンの回り止めが行えると共に、スラス
トベアリングの予圧調整が容易な動力伝達装置の提供を
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の動力伝達装置
は、ハウジング内に支持ベアリングを介して支承された
回転ケースと、ハウジング側に設けられたシリンダ部と
ピストンとを有するアクチュエータと、回転ケースを貫
通すると共にベアリングを介してピストンに連結された
押圧部材と、回転ケースに収納され押圧部材を介してア
クチュエータに操作される摩擦クラッチにより伝達動力
の調節が可能な動力伝達機構と、ハウジングに螺着され
前記支持ベアリングに予圧を与えるリテイナーと、リテ
イナー及びピストンにそれぞれ設けられた係合部と、ハ
ウジングに係止されると共に両係合部と係合しリテイナ
ー及びピストンの回り止めを行う回り止め部材とを備え
たことを特徴とする。
【0009】
【作用】リテイナーとピストンの回り止めは両部材の係
合部をハウジング側に係止される回り止め部材に係合さ
せることにより容易に行える。
【0010】従って、回転ケースをハウジングに支承す
る支持ベアリングの予圧はハウジングに螺着されるリテ
イナーのネジ力により行われるから、予圧調整作業は回
り止め部材との係合を外しリテイナーを例えば増し締め
するなどリテイナーを回転させるだけであって、容易で
ある。
【0011】又、ピストンの回り止めにピンを用いない
から、シリンダ部の肉厚確保のためにハウジングを大型
で重くする必要がない。
【0012】
【実施例】図1と図2とにより一実施例の説明をする。 図1は実施例の動力伝達装置(デファレンシャル装置)
を示し、図2はこのデファレンシャル装置を用いた車両
の動力系を示す。以下、左右の方向はこの車両及び図1
での左右の方向であり、図1の上方はこの車両の前方(
図2の上方)に相当する。又、番号を付さない部材及び
左右に配置された互いに同機能の部材のうち右側の部材
の一部は図示されていない。
【0013】先ず、図2の動力系の構成を説明する。
【0014】この動力系は、エンジン1、トランスミッ
ション3、プロペラシャフト5、リヤデフ7(後輪側に
配置した図1のデファレンシャル装置)、後車軸9,1
1、左右の後輪13,15、左右の前輪17,19など
から構成されている。
【0015】次に、リヤデフ7の説明をする。
【0016】リヤデフ7はデフキャリヤ21(ハウジン
グ)に収納されている。図1に示すように、このキャリ
ヤ21は本体23とリヤカバー25とからなり、ボルト
で一体に組付けられている。デフケース27の両側はベ
アリング29(支持ベアリング)により本体23に支承
されている。これらのベアリング29は本体23側のベ
アリングキャップ31に圧入されている。これらのベア
リングキャップ31にはそれぞれリテイナー33が螺着
され、各ベアリング29にスラスト方向の予圧を加えて
いる。
【0017】デフケース27にはリングギヤ35がボル
ト37で固定されており、このギヤ35はドライブピニ
オンギヤ39と噛合っている。ギヤ39はプロペラシャ
フト5側に連結され、ベアリングにより本体23に支承
されたドライブピニオンシャフト41の後端に一体形成
されている。こうして、デフケース27はエンジン1か
らの駆動力により回転駆動される。
【0018】デフケース27内にはピニオンシャフト4
3がスプリングピン45により固定されている。このシ
ャフト43はハブ47を中心に放射状に配置されており
、シャフト43にはピニオンギヤ49が回転自在に支承
されている。このギヤ49とデフケース27の間には受
圧リング51,51が配置されている。ギヤ49には左
右のサイドギヤ53,55が噛合っている。左のサイド
ギヤ53には左の後車軸9がスプライン連結されスナッ
プリング57で左右に固定されている。又、右のサイド
ギヤ55には右の後車軸11がスプライン連結されスナ
ップリング57で左右に固定されている。各車軸9,1
1とキャリヤ21の左右両端との間にはそれぞれシール
59が配置されている。
【0019】こうして、差動機構61が構成されている
。デフケース27の回転はピニオンシャフト43からピ
ニオンギヤ49に伝達され、サイドギヤ53,55を介
して左右の後輪13,15側に分割出力され、後輪間の
駆動抵抗の差に応じピニオンギヤ49の自転と公転とに
より後輪間で差動分配される。
【0020】サイドギヤ53の左側とサイドギヤ55の
右側にはそれぞれクラッチリング63が配置され、これ
らは後車軸9,11にスプライン連結されている。デフ
ケース27と各クラッチリング63との間にはこれらを
連結する多板クラッチ65(摩擦クラッチ)が配置され
ている。
【0021】これらの多板クラッチ65が締結されると
サイドギヤ53,55の相対回転が制動されて、差動機
構61の差動制限が行われる。
【0022】キャリヤ21の本体23はデフケース27
側の重量を負担するから鋼で作られており、リヤカバー
25はこのような負荷から解放されているからアルミニ
ユウムのような軽量金属で作られている。アクチュエー
タ67を含んだ大きなリヤカバー25をこのようにアル
ミ製にしたことにより、キャリヤ21は大巾に軽量化さ
れている。
【0023】リヤカバー25の左右両端部には油圧で作
動するアクチュエータ67が設けられている。各アクチ
ュエータ67はリヤカバー25に形成されたシリンダ部
69と、シリンダ部69にシール71,73を介して液
密に係合したピストン75からなっている。各ピストン
75はベアリング77を介してスリーブ79(押圧部材
)に連結され、スリーブ79はデフケースを貫通し、押
圧リング81を介して多板クラッチ65を押圧可能であ
る。スリーブ79と押圧リング81はそれぞれ車軸9,
11にスプライン連結されている。
【0024】各アクチュエータ67は制御弁装置を介し
て油圧源から油圧を供給され、ピストン75、ベアリン
グ77、スリーブ79、押圧リング81を介して多板ク
ラッチ65を押圧し締結させ、差動機構61の差動制限
を行う。アクチュエータ67は運転席から手動操作可能
か、あるいは路面条件や車両の操舵条件に応じて自動操
作可能に構成されている。
【0025】リテイナー33とピストン75にはそれぞ
れ係合部83,85が設けられ、これらの係合部83,
85にはキャリヤ21に螺着されたボルト87(回り止
め部材)の先端が係合し、リテイナー33とピストン7
5の回り止めが行われている。
【0026】従って、ベアリング29の予圧調整はボル
ト87を緩めてリテイナー33との係合を解除し、リテ
イナー33を回転させることにより行えるから、従来の
シム調整による方法に比べて容易である。また、装置軽
量化に伴いリヤカバー25を熱膨張率の大きい(鋼類の
約2倍)アルミ製にしたことにより、リヤカバー25の
熱膨張が連結部を介して伝わりデフキャリヤ21の本体
23(ベアリングキャップ31)が左右に変形し、ベア
リング29の予圧が変化する恐れがある。このようなこ
とは車両が気温の高い地域で用いられる場合や夏期に起
り易い。又、ベアリング29の内輪89、外輪91、転
動体93などが摩耗しても予圧が変化する。
【0027】予圧調整が容易であることはこのような場
合に対応し易く、有利である。
【0028】又、ピストン75の回り止めにピンを用い
ないからピンの植え込み穴の加工が不要であり、ピンを
シリンダ部とピストンに係合させる盲作業がなくなる。 又、植込み穴によるキャリヤの強度低下がなく、従って
肉厚を確保することによるキャリヤの大型化と重量増加
とが避けられる。
【0029】こうして、リヤデフ7が構成されている。
【0030】第2図の車両において、リヤデフ7により
後輪13,15間の差動を制限すると直進安定性が向上
する。この差動制限力を弱めると円滑な旋回が行える。 又、悪路などで一方の後輪が空転してもリヤデフ7の差
動を制限すれば、この差動制限力により他方の後輪に駆
動力が送られ、走破性が向上する。
【0031】なお、この発明は摩擦クラッチにより差動
機構の差動制限を行う実施例のようなものだけでなく、
例えばデフケースへの入力トルクを一対の多板クラッチ
を介して左右の車輪に各別に伝達するタイプのデファレ
ンシャル装置でもよい。又、回り止め部材はボルトに限
らず、ハウジング側に係止できる部材ならよい。
【0032】
【発明の効果】この発明の動力伝達装置は、支持ベアリ
ングの予圧調整用リテイナーとアクチュエータのピスト
ンとを、ハウジング側に係止された回り止め部材に係合
させて回り止めを行うように構成した。従って、スラス
トベアリングの予圧調整が容易であると共に、ピストン
の回り止めピン用の穴加工が不要になると共に組付け作
業性の低下とハウジングの大型化、重量増加とが避けら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の断面図である。
【図2】この実施例を用いた車両の動力系を示すスケル
トン機構図である。
【符号の説明】
21…デフキャリヤ(ハウジング) 27…デフケース(回転ケース) 29…ベアリング(支持ベアリング) 33…リテイナー 65…多板クラッチ(摩擦クラッチ) 67…アクチュエータ 69…シリンダ部 75…ピストン 77…ベアリング 79…スリーブ(押圧部材) 83,85…係合部 87…ボルト(回り止め部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ハウジング内に支持ベアリングを介し
    て支承された回転ケースと、ハウジング側に設けられた
    シリンダ部とピストンとを有するアクチュエータと、回
    転ケースを貫通すると共にベアリングを介してピストン
    に連結された押圧部材と、回転ケースに収納され押圧部
    材を介してアクチュエータに操作される摩擦クラッチに
    より伝達動力の調節が可能な動力伝達機構と、ハウジン
    グに螺着され前記支持ベアリングに予圧を与えるリテイ
    ナーと、リテイナー及びピストンにそれぞれ設けられた
    係合部と、ハウジングに係止されると共に両係合部と係
    合しリテイナー及びピストンの回り止めを行う回り止め
    部材とを備えたことを特徴とする動力伝達装置。
JP3276291A 1991-02-27 1991-02-27 動力伝達装置 Pending JPH04272559A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3276291A JPH04272559A (ja) 1991-02-27 1991-02-27 動力伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3276291A JPH04272559A (ja) 1991-02-27 1991-02-27 動力伝達装置

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Publication Number Publication Date
JPH04272559A true JPH04272559A (ja) 1992-09-29

Family

ID=12367856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3276291A Pending JPH04272559A (ja) 1991-02-27 1991-02-27 動力伝達装置

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JP (1) JPH04272559A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006200743A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 American Axle & Manufacturing Inc 動力伝達装置および方法
JP2007071306A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Toyota Motor Corp デファレンシャルハウジング

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006200743A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 American Axle & Manufacturing Inc 動力伝達装置および方法
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