JPH04271885A - 管内の液体を除去する方法及び器具 - Google Patents
管内の液体を除去する方法及び器具Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
どの液体を排出して除去するための方法及び器具に関す
るものである。
の地中に埋設された管路に対し、その内面に気密性の内
張り材を圧着して内張りすることが行われていた。その
内張り方法の一つとして、ガラスマットに反応硬化型樹
脂液を含浸し、その樹脂液を増粘した、いわゆるシート
モールディングコンパウンド(SMC)を内張り材とし
、それを筒状に丸めて管路内面に圧着して硬化させ、内
張りする方法が注目されている。
ために高温を要するため、筒状のSMC内に加圧水蒸気
を送入して加圧加熱するのであるが、その加圧水蒸気が
凝縮したドレンが管路の底部に滞留し、その部分が充分
に加熱されず、硬化が遅れて充分に硬化した内張りが得
られないことがある。
硬化させるために、その管路内から滞留したドレンを排
出することが必要なのである。
り材内に滞留したドレンなどの液体を排出する方法とし
ては、特開平2−194932号公報に記載された方法
が知られている。
質チューブを挿入し、その硬質チューブの先端を内張り
材内におけるドレンが滞留した箇所に位置せしめると共
に、後端を外気に連通させ、当該硬質チューブを介して
内張り材内のドレンを排出するものである。
法では、硬質チューブをその後方から押して進行させる
ため、硬質チューブが内張り材内を蛇行し、その先端の
位置が定まらない。そのため内張り材の底部に液体が滞
留していたとしても、硬質チューブの先端が必ずしもそ
の液体に触れるとは限らず、液体の上部を通過してしま
って液体を排出し得ない可能性がある。
と、液体が急激に硬質チューブ内に流れ込み、液体と共
に内張り材内の気体(加圧水蒸気、空気など)も硬質チ
ューブ内に吸込まれるため、硬質チューブが内張り材内
において激しく揺動して暴れる現象が生じる。そのため
硬質チューブが内張り材内面に内当って傷付ける恐れが
あり、また硬質チューブが暴れることによりその先端位
置が変化し、液体を排出し得なくなる恐れがある。
あって、内張り材内に滞留したドレンなどの液体を確実
に排出して除去することのできる方法及び器具を提供す
ることを目的とするものである。
質チューブの先端に軟質チューブを接続し、その半硬質
チューブと軟質チューブとの接続部に牽引索を連結し、
前記半硬質チューブと牽引索とを管の両端から操作する
ことにより軟質チューブを管内を移動させ、管内の液体
を軟質チューブ及び半硬質チューブを通じて管外に排出
することを特徴とするものである。
硬質チューブの先端に軟質チューブを接続し、該軟質チ
ューブの先端を開放すると共にその先端部に重錘を取付
け、前記半硬質チューブと軟質チューブとの接続部に牽
引索を連結したことを特徴とするものである。
。
た内張り材内のドレンを除去する状態を示すものである
。
の所定間隔毎にマンホール2が形成されている。
て、マンホール2間の管路1に挿通されており、その両
端には操作管4,4′が取付けられ、クランプ5で気密
にシールされている。なおこの内張り材3は、SMC製
のものに限られるものではなく、織布、不織布、プラス
チックチューブなどを主体とし、その外面に接着剤を塗
布したものであってもよい。
挿入されている。操作管4,4′の他端部は二股に分岐
しており、その一方の分岐管6にはバルブ7が取付けら
れ、一方の操作管4においては送気管8に接続されてい
る。
ーブ9は、管路1の曲がりに追従して方向を転換するこ
とができる程度の可撓性を有しながらも、外力により押
し潰されたり内張り材3内で激しく蛇行したりすること
がない程度の剛性を有している。このようなチューブと
しては、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロ
ン12などのプラスチックの、比較的厚肉のチューブが
適しており、金属製のフレキシブルチューブを使用する
こともできる。この半硬質チューブ9の外径は、適用さ
れる管路1の内径の5〜20%程度が適当である。
一方の操作管4の他方の分岐管10を通って内張り材3
内に挿入されており、後部はマンホール2の外に引出さ
れている。
ーブ9の先端部の構造を拡大して示すものである。
曲り管11を介して柔軟な軟質チューブ12が接続され
ている。該軟質チューブ12の先端には重錘13が取付
けられており、該重錘13の重量により軟質チューブ1
2が下方に垂れ下るようになっている。
内張り材3内において容易に垂れ下り、その先端が常時
内張り材3の底部に位置し得る程度の柔軟性を有するも
のであって、その素材としては、軟質のゴム、ポリウレ
タンなどが適当である。そして曲り管11の上部から軟
質チューブ12の先端までの距離が、管路1の内径より
やゝ大きくなるようにするのが好ましい。
接続されている。該牽引索14は内張り材3内を通り、
他方の操作管4′の分岐管10を通ってマンホール2外
に引出されている。
管4,4′においてその長さ方向に移動可能であって、
且つ気密にシールされている。
に滞留したドレンを除去する方法を説明する。
けて密閉し、送気管8から加圧水蒸気を送入し、内張り
材3を膨ませて管路1内面に圧接すると共に、加熱して
SMCを硬化させる。この硬化の過程において、内張り
材3内で加圧水蒸気が凝縮し、ドレン15が滞留する。
を内張り材3の両端側から交互に引合って、曲り管11
を内張り材3の全長に亙って往復移動させる。このとき
軟質チューブ12は重錘13の重量により曲り管11か
ら垂れ下り、その先端が内張り材3の底部に沿って移動
する。
していると、そのドレン15は内張り材3内の圧力によ
り軟質チューブ12の先端から吸込まれ、半硬質チュー
ブ9を通って外部に排出される。ドレン15の排出が始
まったならば、器具の移動を停止し、その位置に滞留し
たドレン15を全て排出する。
排出するのに充分でないときは、半硬質チューブ9の後
端においてポンプで吸引して、積極的に排出することも
できる。
に、軟質チューブ12の先端からドレン15と共に加圧
水蒸気などの気体成分も吸込まれるため、軟質チューブ
12は激しく揺動して暴れる可能性がある。しかしなが
ら本願発明においては、曲り管11はその両側から半硬
質チューブ9と牽引索14とにより引合われており、暴
れるのは軟質チューブ12だけであって、曲り管11が
移動することがない。従って先の従来例のようにチュー
ブが大きく移動してドレン15の位置を逃してしまうよ
うなことはない。
常に曲り管11から垂れ下る方向に付勢され、その先端
が常にドレン15に触れようとするので、曲り管11の
移動を停止していれば、その位置に滞留したドレン15
を全部確実に排出することができる。
経路のうちのその前後よりも低くなった位置である。従
って両側から半硬質チューブ9と牽引索14とで引合っ
ていれば、曲り管11は常に内張り材3内の上部に位置
することとなり、軟質チューブ12が上や横を向いてし
まうことはなく、常に下方に向って垂れ下ることとなり
、軟質チューブ12の先端は常に内張り材3の底部にあ
り、滞留したドレン15を排出することなく通り過ぎる
ようなことはない。
位置などでは、軟質チューブ12の先端が必ずしも内張
り材3の底部に沿わないことも起り得るが、そのような
位置にドレン15が滞留していることはないので問題は
ない。
15を除去したならば、再び半硬質チューブ9と牽引索
14とで引合って曲り管11を移動させ、ドレン15が
滞留した箇所を探す。
滞留したドレン15を確実に排出して除去することがで
き、内張り材3の温度にむらが生じることはなく、SM
Cの硬化不良を起すことがない。
3を加熱する際に生じるドレン15を除去するための方
法及び器具として説明したが、本発明はこの目的に限ら
れるものではなく、一般に長尺の管内に滞留した液体を
除去するために使用することができる。
面の清掃を行い、その後に残留した水を除去するものと
しても使用することができる。また管路に限らず、各種
配管内の液体の除去にも使用できる。
れていないときには、先の実施例で述べたように管内の
圧力で液体を排出することができないので、半硬質チュ
ーブ9の後端からポンプで吸引する必要がある。
り材内のドレンを除去する状態を示す断面図
本発明の器具の主要部の側面図
12……軟質チューブ 13……重錘
14……牽引索 15……ドレン(液体)
Claims (1)
- 【請求項1】 半硬質チューブ(9)の先端に軟質チ
ューブ(12)を接続し、その半硬質チューブ(9)と
軟質チューブ(12)との接続部に牽引索(14)を連
結し、前記半硬質チューブ(9)と牽引索(14)とを
管の両端から操作することにより軟質チューブ(12)
を管内を移動させ、管内の液体(15)を軟質チューブ
(12)及び半硬質チューブ(9)を通じて管外に排出
することを特徴とする、管内の液体を除去する方法【請
求項2】 管の長さより長い半硬質チューブ(9)の
先端に軟質チューブ(12)を接続し、該軟質チューブ
(12)の先端を開放すると共にその先端部に重錘(1
3)を取付け、前記半硬質チューブ(9)と軟質チュー
ブ(12)との接続部に牽引索(14)を連結したこと
を特徴とする、管内の液体を除去する器具
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03053792A JP3084770B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 管内の液体を除去する方法及び器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03053792A JP3084770B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 管内の液体を除去する方法及び器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04271885A true JPH04271885A (ja) | 1992-09-28 |
JP3084770B2 JP3084770B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=12952669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03053792A Expired - Lifetime JP3084770B2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 管内の液体を除去する方法及び器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3084770B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012025035A (ja) * | 2010-07-23 | 2012-02-09 | Sekisui Chem Co Ltd | 既設管の更生方法及び集水装置 |
CN111889461A (zh) * | 2020-08-08 | 2020-11-06 | 凌迪 | 一种清除粘附于输送泵管内壁混凝土的方法 |
-
1991
- 1991-02-25 JP JP03053792A patent/JP3084770B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012025035A (ja) * | 2010-07-23 | 2012-02-09 | Sekisui Chem Co Ltd | 既設管の更生方法及び集水装置 |
CN111889461A (zh) * | 2020-08-08 | 2020-11-06 | 凌迪 | 一种清除粘附于输送泵管内壁混凝土的方法 |
Also Published As
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---|---|
JP3084770B2 (ja) | 2000-09-04 |
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