JPH04271643A - 就寝装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は就寝時における電話機等
の制御を行なう就寝装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の技術においては、電話機等の本体
に着信音量の調節ダイヤルがあり、利用者はこのダイヤ
ルを回すことによって着信時の呼び出し音の音量調節を
行なっていた。例えば、就寝時に睡眠を電話で妨害され
たくない場合には呼び出し音量を小の方向に回し、逆に
睡眠中でも必ず電話に出たい場合は着信音が聞こえるよ
うに音量を大の方に回していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、利用者は着信音量を変更する際には必ず電
話機のある場所まで行かねばならないという制約がある
ため、例えば就寝時に一旦寝床内に入ってしまうと再び
電話口まで行くのはたいへん億劫になってしまったり、
またすでに入眠してしまった場合には音量の変更ができ
ず、電話がかかってきたときに着信音で安眠が妨げられ
たり、逆に着信音に気づかず電話に出られなかったりす
る等の問題があった。

【０００４】本発明はかかる従来の課題を解消するもの
で、その第一の目的は、利用者の入眠を検知した時点で
電話受信手段の着信音量を安眠を妨げられたくない場合
には小さく、必ず電話に出たい場合には大きくなるよう
指定された音量に変更することにより利用者の安眠また
は睡眠中の電話に対する確実な対応を図るものである。

【０００５】第二の目的は、睡眠中にかかってくる電話
に対し、より確実に対応したい場合に、着信を電話受信
手段からの着信音以外に、覚醒手段を設けて利用者に知
らせ、利用者の電話対応を支援するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため体動等の生体信号を検知する生体情報獲得手段
と、前記生体情報獲得手段からの生体信号を受け利用者
の入眠を検知し検知信号を出力する入眠検知手段と、電
話の着信を知らせる呼び出し音の音量が調整可能な電話
受信手段と、着信音量を指定するための音量指定手段と
、前記検知信号を受け、前記電話受信手段の着信音量を
前記音量指定手段により指定されたように変更する制御
信号を前記電話受信手段に送信する送信手段とを設けた
ものである。

【０００７】また本発明は生体情報獲得手段と、前記生
体情報獲得手段からの生体信号を受け利用者の入眠を検
知し検知信号を出力する入眠検知手段と、電話受信手段
と、利用者を覚醒させる覚醒手段と、前記入眠検知手段
、前記覚醒手段と接続され前記電話受信手段と無線また
は有線で通信する通信手段とを備え、前記入眠検知手段
の出力信号と前記電話受信手段の電話着信信号が前記通
信手段に入力された場合前記通信手段の出力信号により
前記覚醒手段が動作するようにしたものである。

【０００８】

【作用】本発明は上記構成によって、生体情報獲得手段
からの生体信号により利用者の入眠を検知し、検知信号
を受けて着信音量を音量指定手段によって指定された音
量に変更するための信号を送信手段より電話受信手段に
送信し、電話受信手段の着信音量を変更させる。

【０００９】また本発明は、生体情報獲得手段からの生
体信号により利用者の入眠を検知し、検知信号を受けて
通信手段より電話受信手段に電話着信時に通信手段に対
して着信を知らせる信号を送信させる動作を行なうため
の命令が送信される。電話受信手段は電話の着信ととも
に着信信号を通信手段に送信し、通信手段はそれを受け
覚醒手段を起動するための信号を覚醒手段に出力する。 覚醒手段は起動信号を受け利用者を覚醒に導く。

【００１０】

【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。

【００１１】図１において、１は生体情報獲得手段であ
って利用者は就寝時この上に位置することになる。これ
は利用者が就寝時に通常用いる布団またはベッド等に取
り付けてもよい。検知手段２は生体情報獲得手段１およ
び送信手段３と接続されている。送信手段３は音量変更
時の指定を行なうための指定手段４と接続されており更
に電話受信手段５とも有線または無線で通信されている
。送信手段３と電話受信手段５の通信が無線の場合は、
送信手段３として赤外線を用いたラーニングリモコンな
どを利用してもよい。

【００１２】また図２は指定手段４の操作面を示したも
のである。つまみ６を左右に移動させることによって着
信音量変更時の音量を「大」から「小」の間で指定でき
る。

【００１３】次に図３を用いて検知手段２の構成を説明
する。図において、２は入眠を検知する検知手段で、フ
ィルタ部７、増幅部８、整流部９、積分部１０、比較部
１１、タイマ部１２および判定部１３から構成されてい
る。生体情報獲得手段１には圧電素子を用いて、ポリフ
ッ化ビニリデン（ＰＶＤＦ）等の高分子圧電材料を薄膜
状にし両面に可撓性の電極膜を付着させたものをテープ
状に成形している。

【００１４】上記構成において、生体情報獲得手段１の
上に人体が存在する場合、人体の心拍、呼吸および寝返
り等の体動により変形を受け、圧電効果による電圧が発
生する。そして発生した電圧出力のうち所定の周波数成
分のみがフィルタ部７を通過し、増幅、整流された後、
積分部１０により積分される。実際の場面での積分部１
０の出力信号を図４に示す。図より入床、離床や寝返り
等のように粗体動が起こった場合は大きな出力があり、
在床していて安静状態の場合は人体の心拍、呼吸に伴う
微少な体動によりレベルの低い出力が得られ、離床して
いると出力がゼロとなる。すなわち、就寝時にベッド上
に人体が存在する限り少なくとも上記のような人体の心
拍、呼吸に伴う微少な体動によりレベルの低い出力が得
られる。このことを利用して、比較部１１では積分部１
０の出力信号が図３に示すＶａとＶｂの範囲内にあれば
在床状態であると判定しハイレベルを出力し、それ以外
はロウレベルを出力する。上記のような人体の心拍、呼
吸に伴う微少な体動には個人差があるが、被験者実験に
よりＶａとＶｂを求めることができる。タイマ部１２は
比較部１１の出力信号がハイレベルであれば計時を作動
する。ここで、発明者らは寝返り等による体動と睡眠状
態との関係について睡眠実験による検討を行ったが、そ
の結果約１５分以上体動がないと入眠している確率が高
いという知見を得た。これにより判定部１３ではタイマ
部１２により計時される時間がある設定値、例えば１５
分以上となれば、寝床上の就寝者が入眠したと判定し、
出力信号がハイレベルとなり、１５分未満であればロウ
レベルとなる。

【００１５】上記構成により送信手段３は入眠検知手段
２からの入眠検知信号をロウレベルからハイレベルにな
るのをうけて、電話受信手段５に着信時の呼び出し音量
を音量指定手段４で指定された通りに変化させるための
音量制御信号を送信する。出力すべき音量制御信号は指
定手段４において指定された音量値と対応していなけれ
ばならない。尚、音量指定手段４については利用者が睡
眠を電話で妨害されたくない場合には「小」に、睡眠中
にかかってきた電話に出たい場合には「大」に設定すれ
ばよい。電話受信手段５は、音量制御信号の送信を受け
着信音量を指定された音量に変更する。

【００１６】上記作用により、本発明の一実施例によれ
ば、就寝の際利用者の入眠と同時に電話受信手段の着信
音量を目的に応じて変更でき、利用者の安眠または睡眠
中の電話に対する確実な対応を図ることができるという
効果がある。

【００１７】次に本発明の他の実施例について説明する
。図５は本発明の就寝装置における他の実施例のブロッ
ク図である。図において、１４は通信手段であって入眠
検知手段２、覚醒手段１５と接続し電話受信手段５と双
方向に通信している。覚醒手段１５は利用者を覚醒させ
るためのもので、例えばブザーや照明機器等を利用者の
枕元に設置させるなどの方法が考えられる。

【００１８】上記構成において入眠検知手段２が利用者
の入眠を検知すると検知信号が通信手段１４に出力され
る。通信手段１４は検知信号を受けて電話受信手段５に
電話着信時に着信信号を通信手段１４に送信するように
動作するための命令を送信する。命令送信後、電話受信
手段５に電話が着信すると電話受信手段５は着信信号を
通信手段１４に送信し、電話の着信を知らせる。通信手
段１４は着信信号を受け覚醒手段１５に起動信号を出力
する。起動信号を受けた覚醒手段１５は枕元で音を鳴ら
すなどの動作を開始し睡眠中の利用者を覚醒に導く。

【００１９】したがって、睡眠中に着信した電話に確実
に応答したい利用者に対し利用者を覚醒させることで対
応できる。

【００２０】

【発明の効果】以上説明したように本発明の就寝装置は
、例えば利用者が安眠したい場合は指定音量を「小」に
、睡眠中の電話に確実に応答したい場合には「大」に音
量を指定することにより、生体情報獲得手段から出力さ
れる生体情報より利用者の入眠を検知して、電話受信手
段に音量変更信号を送信し指定音量を変更するため、利
用者の安眠または睡眠中に電話があった場合確実に応答
できる。

【００２１】また、入眠した後に電話があるような場合
には、利用者を覚醒させるための刺激を利用者に与える
ことができるため、利用者は確実に目覚め、これによっ
て電話への対応をより確かなものにすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における就寝装置のブロック
図

【図２】同就寝装置の音量指定手段の操作面説明図

【図
３】同就寝装置の入眠検知手段のブロック図

【図４】同
就寝装置の入眠検知手段の積分部からの出力波形図

【図５】本発明の他の実施例における就寝装置のブロッ
ク図

【符号の説明】

１　　生体情報獲得手段 ２　　入眠検知手段 ３　　送信手段 ４　　音量指定手段 ５　　電話受信手段 １５　　覚醒手段

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　体動等の生体信号を検知する生体情報
   獲得手段と、前記生体情報獲得手段からの生体信号を受
   け利用者の入眠を検知し検知信号を出力する入眠検知手
   段と、電話の着信を知らせる呼び出し音の音量が変更可
   能な電話受信手段と、着信音量を指定するための音量指
   定手段と、前記入眠検知信号を受け前記電話受信手段の
   着信音量を前記音量指定手段により指定されたように変
   更する制御信号を前記電話受信手段に送信する送信手段
   とを備えた就寝装置。
2. 【請求項２】　　体動等の生体信号を検知する生体情報
   獲得手段と、前記生体情報獲得手段からの生体信号を受
   け利用者の入眠を検知し検知信号を出力する入眠検知手
   段と、電話受信手段と、利用者を覚醒させる覚醒手段と
   、前記入眠検知手段及び前記覚醒手段と接続され前記電
   話受信手段と無線または有線で通信する通信手段とを備
   え、前記入眠検知手段の出力信号と前記電話受信手段の
   電話着信信号が前記通信手段に入力された場合前記通信
   手段が送信する出力信号により前記覚醒手段を動作させ
   るようにした就寝装置。