JPH04267772A - 電子レンジ用食品被覆材 - Google Patents
電子レンジ用食品被覆材Info
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- JPH04267772A JPH04267772A JP3039539A JP3953991A JPH04267772A JP H04267772 A JPH04267772 A JP H04267772A JP 3039539 A JP3039539 A JP 3039539A JP 3953991 A JP3953991 A JP 3953991A JP H04267772 A JPH04267772 A JP H04267772A
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Links
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/141—Feedstock
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子レンジを用いて食
品を加熱調理あるいは解凍する際に使用し、食品から必
要以上に水分が揮散して乾燥するのを防ぐ食品被覆材に
関する。
品を加熱調理あるいは解凍する際に使用し、食品から必
要以上に水分が揮散して乾燥するのを防ぐ食品被覆材に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子レンジはその便利さから、食
品の加熱調理や冷凍食品の解凍等に汎用されている。電
子レンジで食品を加熱,解凍するに際しては、食品が乾
燥し過ぎるのを防ぐため、通常、陶磁器製の皿やプラス
チック製の容器等のトレーに食品を入れ、食品をトレー
と共にプラスチック製フィルムで覆ったり、食品を直接
プラスチック製フィルムで包んだりしている。従来、こ
うした用途に用いられるプラスチック製フィルムとして
は、例えばポリオレフィン系,ポリ塩化ビニル系等の疏
水性かつ柔軟性の良い透明フィルムが使われている。
品の加熱調理や冷凍食品の解凍等に汎用されている。電
子レンジで食品を加熱,解凍するに際しては、食品が乾
燥し過ぎるのを防ぐため、通常、陶磁器製の皿やプラス
チック製の容器等のトレーに食品を入れ、食品をトレー
と共にプラスチック製フィルムで覆ったり、食品を直接
プラスチック製フィルムで包んだりしている。従来、こ
うした用途に用いられるプラスチック製フィルムとして
は、例えばポリオレフィン系,ポリ塩化ビニル系等の疏
水性かつ柔軟性の良い透明フィルムが使われている。
【0003】しかしながら、これらのプラスチック製フ
ィルムは、水分の揮散を防止するものではあるが、食品
を加熱した際に発生する水蒸気がフィルムの内側(食品
側)で凝縮し、結露する。このため、加熱終了後、電子
レンジより取り出した際に、フィルム内側に付着した水
滴のため、中の食品の様子がよく見えず、更にフィルム
をはがすときに、水滴が流れ落ちたり食品の上に滴下す
るといった欠点があった。かかる欠点を解消しうる食品
被覆材は、未だ満足すべきものが提案されていないのが
現状である。
ィルムは、水分の揮散を防止するものではあるが、食品
を加熱した際に発生する水蒸気がフィルムの内側(食品
側)で凝縮し、結露する。このため、加熱終了後、電子
レンジより取り出した際に、フィルム内側に付着した水
滴のため、中の食品の様子がよく見えず、更にフィルム
をはがすときに、水滴が流れ落ちたり食品の上に滴下す
るといった欠点があった。かかる欠点を解消しうる食品
被覆材は、未だ満足すべきものが提案されていないのが
現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、鋭意研
究した結果、ポリビニルアルコールを素材とすることで
、上述の如き欠点が解消されることを見出し本発明を完
成したものである。本発明の目的は、水蒸気の揮散を防
ぎ、かつ結露や落滴現象のない電子レンジ用の食品被覆
材を提供するにある。
究した結果、ポリビニルアルコールを素材とすることで
、上述の如き欠点が解消されることを見出し本発明を完
成したものである。本発明の目的は、水蒸気の揮散を防
ぎ、かつ結露や落滴現象のない電子レンジ用の食品被覆
材を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、ポリビ
ニルアルコール系フィルムを延伸,スプリット,熱処理
して得られるフィルム状加工体と、同様にして得られた
フィルム状加工体を拡幅して得られる綱状加工体との積
層体から成ることを特徴とする電子レンジ用食品被覆材
によって達成される。
ニルアルコール系フィルムを延伸,スプリット,熱処理
して得られるフィルム状加工体と、同様にして得られた
フィルム状加工体を拡幅して得られる綱状加工体との積
層体から成ることを特徴とする電子レンジ用食品被覆材
によって達成される。
【0006】本発明で云うポリビニルアルコール(以下
、「PVA」と略記する)系フィルムとは、PVA10
0%よりなるフィルム、あるいは30モル%以下の割合
で他のモノマーもしくはポリマー、例えばオレフィン類
もしくはそれらのポリマーを含む共重合体もしくはブレ
ンド物などの変性PVAよりなるフィルムを意味する。 また、必要に応じ可塑剤等の添加剤を添加してもよいが
、この場合、食品用途に好ましくないものは添加しない
方が望ましい。
、「PVA」と略記する)系フィルムとは、PVA10
0%よりなるフィルム、あるいは30モル%以下の割合
で他のモノマーもしくはポリマー、例えばオレフィン類
もしくはそれらのポリマーを含む共重合体もしくはブレ
ンド物などの変性PVAよりなるフィルムを意味する。 また、必要に応じ可塑剤等の添加剤を添加してもよいが
、この場合、食品用途に好ましくないものは添加しない
方が望ましい。
【0007】かかるPVAフィルムは、吸湿性,透明性
に優れているが、強度,柔軟性および湿潤時の寸法安定
性に欠けるものである。そこで本発明においては、上記
PVAフィルムを延伸,スプリット,熱処理してフィル
ム状加工体とすることで、上記欠点を改善した。
に優れているが、強度,柔軟性および湿潤時の寸法安定
性に欠けるものである。そこで本発明においては、上記
PVAフィルムを延伸,スプリット,熱処理してフィル
ム状加工体とすることで、上記欠点を改善した。
【0008】PVAフィルムを延伸,スプリット,熱処
理する方法は、公知の如何なる方法によっても良い。例
えば、PVA100%からなるフィルムを使用する場合
は、平均重合度1000以上,ケン化度98%以上のP
VAフィルムを、180℃以上で5.5〜7.0倍程度
に延伸し、延伸方向にスプリットした後、200〜25
0℃で熱処理を行う。
理する方法は、公知の如何なる方法によっても良い。例
えば、PVA100%からなるフィルムを使用する場合
は、平均重合度1000以上,ケン化度98%以上のP
VAフィルムを、180℃以上で5.5〜7.0倍程度
に延伸し、延伸方向にスプリットした後、200〜25
0℃で熱処理を行う。
【0009】なお、PVA系フィルムとしてオレフィン
変性PVAフィルムを使用する場合は、オレフィンの含
有量に比例的に融点並びに熱分解温度が低下するので、
前記PVA100%フィルムの場合より低い温度で前記
方法と同様に延伸,スプリット,熱処理をすることがで
きる。
変性PVAフィルムを使用する場合は、オレフィンの含
有量に比例的に融点並びに熱分解温度が低下するので、
前記PVA100%フィルムの場合より低い温度で前記
方法と同様に延伸,スプリット,熱処理をすることがで
きる。
【0010】PVAt系フィルムを延伸,熱処理するこ
とで、分子が配向し充分なる機械的強度と実用的な寸法
安定性を賦与することができる。また延伸方向にスプリ
ットすることで、実用的な柔軟性,可撓性を賦与するこ
とができる。
とで、分子が配向し充分なる機械的強度と実用的な寸法
安定性を賦与することができる。また延伸方向にスプリ
ットすることで、実用的な柔軟性,可撓性を賦与するこ
とができる。
【0011】上記フィルム状加工体を構成するスプリッ
トファイバーの幅は、実用的な強度の点から、その80
%が、好ましくは0.5mm以上、更に好ましくは1.
0mm以上であり、かかるフィルム状加工体は上記のス
プリット条件を適宜選定することによって容易に得られ
る。
トファイバーの幅は、実用的な強度の点から、その80
%が、好ましくは0.5mm以上、更に好ましくは1.
0mm以上であり、かかるフィルム状加工体は上記のス
プリット条件を適宜選定することによって容易に得られ
る。
【0012】本発明に用いる綱状加工体は、上述の様に
して得られたフィルム状加工体を、クロスガイダー方式
,スプリング方式等により、延伸スプリット方向と直交
する方向に拡幅することによって得られる。
して得られたフィルム状加工体を、クロスガイダー方式
,スプリング方式等により、延伸スプリット方向と直交
する方向に拡幅することによって得られる。
【0013】本発明の食品被覆材は、前記フィルム状加
工体と前記綱状加工体とを、積層接着することで得られ
る。フィルム状加工体と綱状加工体とを積層するに際し
ては、それぞれの延伸方向が直交するように重ね合わせ
ることが、積層体の機械的強度の方向性がより均質とな
る点で好適である。
工体と前記綱状加工体とを、積層接着することで得られ
る。フィルム状加工体と綱状加工体とを積層するに際し
ては、それぞれの延伸方向が直交するように重ね合わせ
ることが、積層体の機械的強度の方向性がより均質とな
る点で好適である。
【0014】本発明において、フィルム状加工体同士を
積層したものは、食品被覆材としての実用的な柔軟性を
得ることができない。また、綱状加工体同士を積層した
ものは、小さな孔を多数有する積層体となり、本発明の
目的である水蒸気の揮散を防ぐ効果が十分得られない。
積層したものは、食品被覆材としての実用的な柔軟性を
得ることができない。また、綱状加工体同士を積層した
ものは、小さな孔を多数有する積層体となり、本発明の
目的である水蒸気の揮散を防ぐ効果が十分得られない。
【0015】本発明の電子レンジ用食品被覆材は、スプ
リットによる細かな切れ目はあるが、小さな孔を有する
ものではなく、蒸気の揮散を効果的に抑制することがで
きる。また、水蒸気が被覆材の内側で凝縮したとしても
、プラスチック製のフィルムに見られる様な、水滴がフ
ィルム表面を流れ落ちたり、フィルム表面から滴下する
ことはない。
リットによる細かな切れ目はあるが、小さな孔を有する
ものではなく、蒸気の揮散を効果的に抑制することがで
きる。また、水蒸気が被覆材の内側で凝縮したとしても
、プラスチック製のフィルムに見られる様な、水滴がフ
ィルム表面を流れ落ちたり、フィルム表面から滴下する
ことはない。
【0016】即ち、本発明の被覆材の表面は、フィルム
の様に平滑ではなく、スプリットや拡幅により凹凸が形
成され、水滴が簡単に面を伝って流れ落ちるようなこと
はなく、更に、被覆材自体が親水性および吸水性に極め
て優れた素材であり、凝縮した水分は被覆材の表面に保
持されるとともに、速やかに被覆材に吸収されるのであ
る。
の様に平滑ではなく、スプリットや拡幅により凹凸が形
成され、水滴が簡単に面を伝って流れ落ちるようなこと
はなく、更に、被覆材自体が親水性および吸水性に極め
て優れた素材であり、凝縮した水分は被覆材の表面に保
持されるとともに、速やかに被覆材に吸収されるのであ
る。
【0017】上述した如く、本発明の食品被覆材は、一
般のフィルムとはその表面構造が異なり、当然のことな
がら、その透明性は低下するが、内部が透視できないほ
どのものではなく、十分に食品の状態を確認できる。一
方、電子レンジによる処理をした後は、被覆材の内側の
面が水分で濡れた状態になるため、かえって透明度は増
し、調理後の状態をより良く確認できるようになる。こ
の点に関しては、従来のフィルムでは水滴の付着やくも
りによって、調理後の状態をほとんど確認することがで
きず、本発明の被覆材の大きな特長でもある。
般のフィルムとはその表面構造が異なり、当然のことな
がら、その透明性は低下するが、内部が透視できないほ
どのものではなく、十分に食品の状態を確認できる。一
方、電子レンジによる処理をした後は、被覆材の内側の
面が水分で濡れた状態になるため、かえって透明度は増
し、調理後の状態をより良く確認できるようになる。こ
の点に関しては、従来のフィルムでは水滴の付着やくも
りによって、調理後の状態をほとんど確認することがで
きず、本発明の被覆材の大きな特長でもある。
【0018】
【実施例】平均重合度1700,ケン化度99.9%の
PVAフィルム(厚さ40μ)を190℃で6倍に延伸
,スプリット後200℃で30秒間熱処理を行いフィル
ム状加工体を得た。一方、同様にして得られたフィルム
状加工体を延伸方向と直角方向に拡幅して綱状加工体を
得た。次に、平均重合度1400,ケン化度99.9%
のPVA9%水溶液を用いて、上記フィルム状加工体と
上記綱状加工体とを各1枚、延伸方向が直角となるよう
に積層し貼り合わせ、温度100℃で緊張下にて乾燥を
行い積層体となし、本発明の電子レンジ用食品被覆材を
得た。
PVAフィルム(厚さ40μ)を190℃で6倍に延伸
,スプリット後200℃で30秒間熱処理を行いフィル
ム状加工体を得た。一方、同様にして得られたフィルム
状加工体を延伸方向と直角方向に拡幅して綱状加工体を
得た。次に、平均重合度1400,ケン化度99.9%
のPVA9%水溶液を用いて、上記フィルム状加工体と
上記綱状加工体とを各1枚、延伸方向が直角となるよう
に積層し貼り合わせ、温度100℃で緊張下にて乾燥を
行い積層体となし、本発明の電子レンジ用食品被覆材を
得た。
【0019】
【比較例】比較例として、市販されているポリ塩化ビニ
リデン製食品ラッピングフィルムを用いた。
リデン製食品ラッピングフィルムを用いた。
【0020】上記実施例と比較例の被覆材について、市
販の電子レンジにより使用テストをした。
販の電子レンジにより使用テストをした。
【0021】300mlビーカーに約200mlの水を
入れ、その口を各被覆材で密閉し電子レンジ内にセット
した。実施例のものは、フィルム状加工体を内側にした
ものと、綱状加工体を内側にしたものの2通り用意した
。
入れ、その口を各被覆材で密閉し電子レンジ内にセット
した。実施例のものは、フィルム状加工体を内側にした
ものと、綱状加工体を内側にしたものの2通り用意した
。
【0022】従来用いられている比較例のものは、高周
波照射開始後約10秒で表面がくもりはじめ、約1分後
には水滴が多数発生すると共に落滴し始めた。更に5分
後には水分と熱の影響でフィルムは変形し、中央部がふ
くれ上り、照射を止めると同時に中央部は逆に垂れ下が
り、その部分から水滴が落下していった。
波照射開始後約10秒で表面がくもりはじめ、約1分後
には水滴が多数発生すると共に落滴し始めた。更に5分
後には水分と熱の影響でフィルムは変形し、中央部がふ
くれ上り、照射を止めると同時に中央部は逆に垂れ下が
り、その部分から水滴が落下していった。
【0023】一方、本発明品においてフィルム状加工体
の方を内側にしたものは、高周波照射後、ほとんど変化
が見られず、5分経過後やっと表面に凝集した水分の存
在が確認された。また、綱状加工体を内側にしたものも
あまり変化が見られなかったが、約3分後に水分の存在
が目立ちはじめ、5分経過後に水滴状の水分が見られた
が、落滴現象は見られなかった。
の方を内側にしたものは、高周波照射後、ほとんど変化
が見られず、5分経過後やっと表面に凝集した水分の存
在が確認された。また、綱状加工体を内側にしたものも
あまり変化が見られなかったが、約3分後に水分の存在
が目立ちはじめ、5分経過後に水滴状の水分が見られた
が、落滴現象は見られなかった。
【0024】本発明の被覆材は、従来使用されている比
較例に見られるような変形や垂れ下がりが起らず、当初
の形状をそのまま保っていた。更に、比較例のものは、
高周波照射後、その表面が極めて熱く手で触れられない
ほどであった。しかしながら、実施例のものはそれほど
熱くはならず、取り扱いが容易であった。
較例に見られるような変形や垂れ下がりが起らず、当初
の形状をそのまま保っていた。更に、比較例のものは、
高周波照射後、その表面が極めて熱く手で触れられない
ほどであった。しかしながら、実施例のものはそれほど
熱くはならず、取り扱いが容易であった。
【0025】
【発明の効果】本発明の電子レンジ用食品被覆材は、P
VAを素材とし、かつ若干の凹凸を形成しているため、
表面に凝縮した水分が流れ落ちたり、滴下するといった
ことがない。また、水蒸気が容易に通過するような孔は
開いておらず、水蒸気の揮散を十分防ぐことができる。
VAを素材とし、かつ若干の凹凸を形成しているため、
表面に凝縮した水分が流れ落ちたり、滴下するといった
ことがない。また、水蒸気が容易に通過するような孔は
開いておらず、水蒸気の揮散を十分防ぐことができる。
【0026】本発明の被覆材で食品を被覆して電子レン
ジで処理した場合、従来品に見られるような、水蒸気の
凝縮によるフィルム面のくもりといった現象は見られず
、中の食品の状態を十分確認することができる。
ジで処理した場合、従来品に見られるような、水蒸気の
凝縮によるフィルム面のくもりといった現象は見られず
、中の食品の状態を十分確認することができる。
【0027】また、高周波照射後に、従来品に見られる
ように熱くなり過ぎることがなく、取り扱い易い。更に
、くり返し使用することもでき、例えば電子レンジ用に
くり返し使用する蓋としても十分使用可能であり、その
優位性は明らかである。
ように熱くなり過ぎることがなく、取り扱い易い。更に
、くり返し使用することもでき、例えば電子レンジ用に
くり返し使用する蓋としても十分使用可能であり、その
優位性は明らかである。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリビニルアルコール系フィルムを延
伸,スプリット,熱処理して得られるフィルム状加工体
と、同様にして得られたフィルム状加工体を拡幅して得
られる綱状加工体との積層体から成ることを特徴とする
電子レンジ用食品被覆材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3039539A JPH04267772A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 電子レンジ用食品被覆材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3039539A JPH04267772A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 電子レンジ用食品被覆材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04267772A true JPH04267772A (ja) | 1992-09-24 |
Family
ID=12555857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3039539A Pending JPH04267772A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 電子レンジ用食品被覆材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04267772A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5921416A (en) * | 1993-05-07 | 1999-07-13 | Nissei Asb Machine Co., Ltd. | Double-wall bottle and method and apparatus for molding the same |
-
1991
- 1991-02-08 JP JP3039539A patent/JPH04267772A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5921416A (en) * | 1993-05-07 | 1999-07-13 | Nissei Asb Machine Co., Ltd. | Double-wall bottle and method and apparatus for molding the same |
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