JPH04265955A - 光論理素子 - Google Patents
光論理素子Info
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- G02F3/00—Optical logic elements; Optical bistable devices
-
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- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/35—Non-linear optics
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
に関し、特に、複合論理関数を実現する光素子に関する
。
る。この技術が引き続き成熟して行くかどうかは、広範
囲な論理素子、具体的には複合論理機能を実現する光素
子の利用可能性に大きく依存している。先ず第一に、A
ND、OR、NOTのような範囲の複合論理機能が重要
であるが、同様に、縦続接続可能性、論理レベルの回復
、位相無感応性、速さ、及び入出力の独立性も極めて重
要である。更に考慮すべきことは、現在はまだ未解決で
あるが全光型素子とする必要があろう。
子が、最近、数ピコジュール(pj)のスイッチング・
エネルギーと六個の論理出力を与えるために、複屈折光
ファイバーで立証されている。例えば、1990年発行
の「オプティカル・レター(Opt.Lett.,)」
誌、15巻、417頁以降の論文を参照のこと。
対する論理出力は、時間偏移キーイング規準に従って表
されている。即ち、論理“1”は所望の時間スロット、
即ち、サンプリング期間内における制御パルスの発生に
相当する。論理演算は、制御パルスを複屈折光ファイバ
ー中の信号パルスとの相互作用を介して遅延、即ち、時
間偏移させることによって達成される。それらの相互作
用によって、ソリトン・ドラッギング効果が発生する。
、及び低いスイッチング・エネルギーが、ソリトン伝播
を維持することが可能な分散性素子へ出力を供給する非
直線周波数偏移エレメント、即ち、チャープ(chir
p)エレメントへ適当な信号パルスを印加することによ
ってディジタル論理演算を実現する分散時間偏移キーイ
ング技術に基づく光論理素子において達成される。光フ
ァイバーで光論理素子を実現するために、二つの直交偏
光パルス信号が、非直線チャープ・エレメントとして作
用する適度な複屈折光ファイバーと、注目の信号波長で
異常群速度を持つソリトン分散性エレメントとして作用
する偏光維持光ファイバーとの複合体に供給される。 直交位相変調によって前者のエレメント中で非直線周波
数偏移が生じ、この非直線周波数偏移が後者のエレメン
ト中でその偏移を反映した位相に変換される。
、位相無感応性及び実時間動作は、全光型の複合論理素
子で実現される。この論理素子は、規定された時間スロ
ットにおける結果の信号の有無によって素子の出力状態
が決定される新規な構造を使用しているので、オン状態
とオフ状態との間に極端に大きな対比が得られる。
、特定の時間スロット中に一つまたはそれ以上の入力デ
ータ信号及び制御信号を受け入れる。時間スロットは、
後述する如く、一般に半値全幅(FWHM)のようなデ
ータ信号特性及び制御信号特性に関係する。一般に、制
御信号と同じ時間スロット中に一つ以上のデータ信号が
発生すると、複合論理素子は、データ信号と制御信号と
の間の相互作用をつうじて、制御信号を次の時間スロッ
ト(元の時間スロットに直接接している場合と、直接接
していない場合とが有る)に移す。即ち、制御信号は、
それが最初に発生した時間スロットから完全に除去され
る。次に、素子の出力において最初の時間スロット中に
おける制御信号の有無を観察することによって、複合論
理素子の論理出力状態が決定される。
て、即ち、機能が相違する二個の素子を直列接続関係で
使用することによって、この素子の重要部分におけるソ
リトンの必要性を無くすることが可能であり、この結果
、少なくとも部分的に広範囲の標準的な誘電体導波材料
を有する素子を実現することができる。これらの素子は
1ピコジュールに近いスイッチング・エネルギーで動作
する。
ている教義では、一吸収長以下の距離に亘る導波体中を
伝播する二個のパルス信号間の相互作用をつうじて、π
の位相偏移が達成されなければならない。例えば、アイ
・イー・イー・イー・ジャーナル・クァンタム・エレク
トロニクス(IEEE J.Quantum Elec
.,)誌、1983年、巻QE−19、1718頁以降
に見える、エイ・ラテス(A.Lattes)氏らの論
文を参照のこと。時間偏移キーイングに基づく図1に示
される本素子アーキテクチャは、πの位相偏移を達成す
る際の前記制約を相当に緩和することができた。
は、制御可能な大きさ数のファン・アウト(fanou
t)と縦続接続することができ、利得を生じる。これら
の素子は、特定の時間スロット中に一つまたはそれ以上
の入力データ信号と制御信号とを受け入れる。この時間
スロット、即ち、時間ウインドーは、以下で論議するよ
うに、一般的にデータ信号及び半値全幅(FWHM)の
ような制御信号パルス幅の特性と関連している。一般に
、一つまたはそれ以上のデータ信号が制御信号と同じ時
間スロット中に生じるとき、複合論理素子がそれらデー
タ信号と制御信号との相互作用をつうじて、制御信号が
次の時間スロット(元の時間スロットに直接接している
場合と、直接接していない場合とが有る)に移動するよ
うにする。即ち、制御信号はそれが元々生じていた時間
スロットから完全に除去される。従って、光論理素子の
論理出力状態は、元の時間スロット中における制御信号
の有無を観察することによって判定される。
信号より相当大きい制御信号を使用することによって得
られる。この利得は比較的に低いレベルの信号で相当に
大きい信号を制御させることによって得られる。この素
子利得の結果、これらの素子は縦続接続された素子間で
の信号増幅を必要とせずに縦続接続することができる。 更に、各素子が制御信号のレベルと対応する高レベルの
出力を発生し、且つ、更に入力データ信号が比較的に低
いレベルであるので、この素子の出力信号を多数の信号
に分岐して後続の複合論理素子に供給することが可能で
ある。このような方法での出力信号の分岐は一般にファ
ン・アウトと称される。
理素子の例は、図1、図2及び図3に簡単化した形ちで
図示されている。これら各素子の少なくとも一部に使用
される光信号は、一般にソリトンとして知られているパ
ルスを含む。現在では、ソリトンに基づくシステムは、
ここで提示されている種類の複合論理素子を具体化する
のに最も望ましい候補システムであるように見える。こ
れらの図に示される素子についてより良い理解を得るた
めに、ソリトンの概要を以下に示す。
変換有限光信号パルスは、群速度の分散と称される群速
度の分散によってパルスの拡散を受ける。群速度の分散
は、屈折率のスペクトル周波数への線形依存から生じる
。即ち、光パルスの異なるスペクトル部分は異なる速度
で進み、これによって、伝播中の光パルスに時間的な広
がりが生じることになる。更に、光ファイバーには、そ
の屈折率nが光の強度Iに次式のように依存する三次の
非線形効果(自己位相変調)が有る。ここで、n0を線
形屈折率、n2を非線形屈折率とすると、n = n0
+ n2Iとなる。負の群速度分散値と、この非線形
な強度依存効果との均衡を取ることとにより、光ファイ
バー中にソリトンの形ちの伝播が生じることになる。u
= (1 + a)sech(t)によって与えられ
る形ちの入力光の場では、振幅aが −1/2 < a
< 1/2 の範囲にある場合、基本的なソリトンが
一つ含まれる。 更に、有効モード場領域 Aeffを有する単一モード
・ファイバーにおいて、単一のソリトンを発生させるの
に必要とされるパルス持続時間τの光パルスのピーク仕
事率P1は、
の仕事率であり、Z0はソリトンの周期であり、Dはp
sec/nm・kmの単位での分散値である。ソリトン
の更に詳しい説明については、1973年に発行された
「応用物理レター(Appl.Phys.Lett.,
)」誌、第23巻、第3号、142から144頁に記載
されている、長谷川(Hasegawa)氏らの論文を
参照のこと。
散体系(D > 0)の中を伝播する非線形光パルスで
あるが、それでも、異なる偏光状態を有するソリトンは
、光ファイバーの複屈折のために、異なる群速度で進む
(ウォーク・オフ)ことができる。複屈折とは、材料が
正常な屈折率と異常な屈折率、即ち各偏光状態に対する
異なる屈折率を有するために、二つの異なる偏光状態で
伝播させる材料の性質である。
トンは、複屈折を補償する強度依存効果のために、一般
原則として、互いに捕捉し合い一体になって進むことが
分かってきた。1987年に発行された「光学レター(
Optics Letter)」誌、第12巻、第8号
、614から616頁に記載されている、シー・アール
・メニューク(C.R.Menyuk)氏の論文、及び
1988年に発行された「J.Opt.Soc.Am.
B.」誌、第5巻、第2号、392から402頁に記載
されている、シー・アール・メニューク氏の論文を参照
のこと。とりわけ、二つの等しいレベルのソリトン・パ
ルスが、群速度分散によって高速軸に沿って進行中のソ
リトン・パルスが速度を下げ、その一方で、低速軸に沿
って進行中のソイトン・パルスが速度を上げるように、
それらの中心スペクトル周波数を反対方向に偏移するよ
うにされている。各ソリトン・パルスの群速度が平衡状
態に達すると、それらのソリトン・パルスは一体になっ
て進む。更に、この捕捉されたソリトン対は、光ファイ
バーの出力において時刻t+Δtに現れる。ここで、t
はソリトンが単一の場合に出力に現れる筈の時刻である
。
く異なる場合、捕捉効果は重要ではなく、大きい方のソ
リトン・パルスから見ると時間遅れ、即ちドラッギング
(dragging)効果が強調される。ソリトンのド
ラッギング効果は、直交するパルスの時間的重複及びそ
れらの相対振幅によって影響される。一般に、小さいパ
ルスが、大きいパルスと、大きいパルスの中心の約一ソ
リトン・パルス幅以内で重複する場合に、ソリトンのド
ラッギング効果が生じると判断される。この重複量は減
少させることができる。即ち、それらのパルスは、それ
らが幾分かもっと匹敵する振幅を持つパルスとなるよう
に、更に離隔させることができる。振幅が相当に異なる
パルスの場合は、既知の経験法に従う必要が有る。デー
タ信号パルスは、ソリトンを形成することが可能である
必要は無く、むしろそれらが時間で変化するインデック
スの変化に応じて、制御信号との直交位相変調が可能と
なる充分な強度を有することが分かっている。
も或る部分では複屈折導波体を使用して実現される。複
屈折導波体は、歪み、材料組成、形状寸法などによって
引き起こされる複屈折を持つ複屈折光ファイバーのよう
なエレメントを有し、10−5台の寸法が、図に示され
ている素子を実現するために適している。複屈折は、通
常軸と異常軸、即ち通常偏光方向と異常偏光方向との間
の屈折率の差として測定される。一般に、複屈折導波体
、即ち、複屈折光ファイバーの低速軸に対応する直交偏
波でデータ信号が供給されている複屈折導波体、即ち、
複屈折光ファイバーの高速軸と調和性を持つ偏波で制御
信号を供給することが、必須ではないが望まれている。
OR演算またはNOT演算を実行する。このNOR演算
は、この素子が以下で論議する如く、二つ以上のデータ
信号を入力として受け入れるように変形されているとき
、もっと劇的に実現される。光論理素子1は、制御信号
中に引き起こされた周波数偏移を時間偏移に変換するた
めに分散性エレメント3と合同して非線形周波数偏移を
引き起こすエレメント2を有し、その結果、データ信号
が存在するときに、制御信号Cがそれと関連する時間ス
ロットから除去されるか、または実質的に除去される。 光論理素子1が機能を分散した方法で、即ち、独立の機
能を実行する二つの別々のエレメントを用いて実現され
ることが重要である。この重要さは、ソリトン伝播を維
持する光ファイバーが分散性エレメント3のために使用
される一方で、半導体や有機材料のような現に在る非線
形材料を、エレメント2を実現するために使用すること
ができることである。
2は、データ信号を制御信号と複合するために偏光ビー
ム・スプリッター6(図3参照)のような複合エレメン
トを有する。光論理素子1へのデータ信号の数が増加す
るにつれて、それら全てのデータ信号を制御信号と複合
するために、更に多くの複合エレメントが周知の方法で
加えられる。図1に示されるように、以下で論議される
理由で、エレメント3が「ソリトン分散遅延線」として
参照される一方で、エレメント2が「非線形チャーパー
」として参照される。約束に従って、所定の時間スロッ
ト中にソリトン・パルスが存在する場合は論理“1”と
してみなされ、所定の時間スロット中にソリトン・パル
スが存在しない場合は論理“0”としてみなされる。
、その時間スロットの周辺にガード・バンドを持つパル
スに相当するとみなされる。代表的には、ガード・バン
ドは隣接するパルスの相互作用を実質的に避けるために
、10個のパルス幅に亘って広がることができる。論理
“1”はクロック・ウインドー中へ到達するパルスに対
応し、且つ、論理“0”はクロック・ウインドー中にパ
ルスが存在しないか、或いはパルスが不適当にタイミン
グ整合されているかの、何れかに対応しているので、光
論理素子1中のデータ信号と制御信号との間の相互作用
によって、そのウインドー中への、或いはそのウインド
ーからの制御信号の時間偏移が必ず生じる。エラーを回
避するために、この種の光論理素子を使用するシステム
には、周期的に不適当にタイミング整合されたパルスを
除去することが期待されている。更に、時間偏移キーイ
ングの結果を一連の対応するエネルギー・コントラスト
に変換するために、互いに関連するゲート或いは同等な
手段が、光信号と電気信号とのインターフェースで使用
されることが意図されている。
光論理素子は、二つの直交偏移入力、即ち、データ信号
と制御信号とを受け入れる。データ信号が存在しない場
合、制御信号がエレメント2と3とを通って伝播し、直
ちにクロック・ウインドー中の出力信号C´として現れ
る。この動作段階は、図4において、制御信号41(信
号C´)がクロック・ウインドー40の境界内に存在す
る状態で図示されている。データ信号Sがエレメント2
に入力されているときは、制御信号をチャープする、時
間的に変動するインデックスの変化を創出して、その中
心周波数を偏移させる。この効果の記述については、1
987年発行の「オプティカル・レター」誌、12巻、
625頁以降の論文を参照のこと。制御パルスはソリト
ン分散遅延線を通って伝播するので、その引き起こされ
た周波数偏移は、相当する時間偏移に変換される。制御
パルスはエレメント3を通るソリトンとして伝播するの
で、制御信号の中心周波数の僅かな偏移が、そのソリト
ン全体を時間偏移させる。この時間偏移が、その信号を
クロック・ウインドーの外へ移動するのに充分であれば
、そのクロック・ウインドー中で良好なコントラストが
得られる。このことは、図4において、制御信号42が
クロック・ウインドー40の外へ偏移されている状態で
図示されている。コントラストは、そのクロック・ウイ
ンドー中で論理“1”と論理“0”との強度の差を観察
することによって測定される。
機能を分散することによって光論理素子1中のエレメン
トを分離することを可能にし、且つπの位相偏移限度を
緩和する、両方の性質を有する。このことは、ソリトン
分散遅延線3に対して、簡単な直線分散遅延線を代用す
ることにより、更に容易に理解することができる。この
変形形態では、論理“1”から論理“0”への変化を起
こすのに必要な周波数偏移は、その信号の全スペクトル
幅の程度であると思われる。その結果、この変形形態で
は、依然として非直線チャーパー2中でπの位相偏移が
起きることが必要である。対照的に、ソリトンが制御信
号として使用されているときは、単にデータ信号がその
制御信号の中心周波数に僅かな偏移を創出することが必
要とされるだけである。このことは、データ信号と制御
信号との相互作用の後で、πより相当に小さい位相偏移
が生じることを意味している。更に、エレメント3では
、データ信号と制御信号との相互作用は不要であるので
、エレメント3は透明材料から作成することができる。
実施例では、非直線チャーピングが、適度な複屈折光フ
ァイバー20中でのデータ信号Sと制御信号Cとの間の
直交位相変調及びウォーク・オフをつうじて起きる。適
度な複屈折光ファイバー20は、偏光維持ソリトン光フ
ァイバー30に接続されており、この偏光維持ソリトン
光ファイバー30が、制御信号Cに引き起こされている
周波数偏移を、その信号に対する時間偏移に変換するた
めの分散遅延線として作用する。実験的に実施した例で
は、受動モード同期色中心レーザが、実質的に1.68
5μmに等しい波長で τ ≒ 500fs のパルス
幅を持つデータ信号パルスと制御信号パルスとを供給す
る。 データ信号パルスと制御信号パルスとは、偏光ビーム・
スプリッター6を介して実質的に時間的に重複して複合
される。偏光ビーム・スプリッター6から直交位相信号
が、約1.2×10−5の複屈折Δnに相当する40p
s/kmと等しい偏光分散Δβ′、及びウォーク・オフ
長lwoがcτ/Δnとして定義される、約2のウォー
ク・オフ長に相当する、ほぼ25mの長さを持つ適度な
複屈折光ファイバー20に印加される。
制御信号に非直線周波数偏移が引き起こされた後で、6
00m長の偏光維持ソリトン光ファイバー30に印加さ
れる。偏光維持ソリトン光ファイバー30はソリトン分
散遅延線3として作用し、ここでは偏光維持ソリトン光
ファイバー30の高い複屈折が、データ信号と制御信号
との相互作用を防止する。偏光維持ソリトン光ファイバ
ー30を通って伝播した後で、制御信号は信号C′とし
て光論理素子1の出力に現れる。出力パルスがクロック
・ウインドー内に入っているか否かを判定するために、
そのウインドーに相当するクロック信号即ち参照信号(
図示せず)を、制御信号と複合させることが望ましい。 この複合化機能は、偏光ビーム・スプリッター7によっ
て実現されている。偏光ビーム・スプリッター7の出力
は、更に処理を行うために相関ゲートへ伝送される。
10或いはそれ以上の台のソリトン周期長であるように
選択される。この長さは、質的に、その信号に引き起こ
された周波数偏移と対応する制御信号の全時間偏移を得
るために必要な長さであるように決定される。
のに充分なチャープを生じるエネルギーであるように決
定される。制御信号のエネルギーは、制御信号がエレメ
ント3中に基本ソリトンとして存在するよう要求するこ
とによって決定される。図2及び図3に実現されている
種類の素子に対するスイッチング・エネルギーは、(Δ
T/τ)・τ2・Δn1/(L2・D2)に比例するこ
とが判定されており、ここでτはパルス幅であり、Δn
1は複屈折光ファイバー20の複屈折であり、L2及び
D2は偏光維持ソリトン光ファイバー30の長さ及び群
速度分散である。
れる偏光ビーム・スプリッター7もまた、更に光論理素
子1の出力を越えるデータ信号の伝播を禁止する重要な
機能を奏する。偏光器5及び偏光ビーム・スプリッター
7は、信号C′のみを素子1の出力へ通過させる。
では、制御信号が約49pjのエネルギーを持ち、一方
データ信号が約5.6pjのエネルギーを持っているこ
とが分かる。複屈折光ファイバー20中で直交位相変調
によって引き起こされた制御信号Cの位相偏移は、πの
極めて小さい分数である、ほぼπ/26に等しくなるよ
うに決定されている。その位相偏移及び周波数偏移は、
その信号のパルス幅を縮小するか、またはその光ファイ
バーの群速度分散及び長さの双方または一方を増大する
ことによって、更に減少することができる。
は、少なくとも一個が必要であり、望ましくは各々が信
号のパルス幅に相当する二個のスロットが必要である。 ここで、一般的に受け入れられているパルス幅の度合い
は、半値全幅(FWHM)であることに留意すべきであ
る。この偏移はまた、光ファイバーを長くすることによ
って増大することができる。ソリトン・システムは、各
ソリトン・パルスの周囲に大きな数(≒ 10)の実質
的に空き状態の時間スロットを持つように設計されるの
で、ドラッギングを受けたパルスと後続の(ドラッギン
グを受けていない)パルスとの間の干渉は実質的に排除
される。
めに、光ファイバーの長さが正確に調整されるべきこと
が決まっている。300fsに等しいパルス幅τを持つ
ソリトン・パルスについては、光ファイバーの長さをτ
(c/n)、即ち、ほぼ60μmの精度に修正すること
が好ましい。
る論理素子の出力信号を取り出すために使用される。こ
の信号は標準の偏光回転器(図示せず)によって直交位
相に回転することができ、且つ論理素子の後続段で用い
るために、偏光ビーム・スプリッター(図示せず)によ
って論理出力数を拡大することができる。偏光器5はま
た、制御信号に対して直交する偏光で供給されたデータ
信号を除去するために役立つ。
リトン振幅が0.5と1.5との間の値を取るように与
えられた、約9の、最大の小信号利得を達成することが
可能である。
を論理素子1のエレメント3に入力することができるこ
とが分かる。多数のデータ信号を複合するための幾つか
の実施例が、米国特許第5,020,050号に教示さ
れている。この特許の教示は、この出願に特に参照する
ことができる。
されているNOR素子の実施例が、光計算及び他の光論
理用途に必要な全論理演算を実現するのに充分であるこ
とが分かる。例えば、データ信号Bに対して論理“0”
入力を供給することにより、インバータ(NOT論理素
子)を実現することが可能である。NOR論理素子を持
つ入力でインバータを縦続接続することにより、AND
論理動作を実現することが可能である。
算及び他の光論理用途に必要な全論理演算を実現する光
論理素子を提供することができる。
グラムである。
ブロック・ダイヤグラムである。
すブロック・ダイヤグラムである。
合とにおける、この論理素子からの出力信号の相関線図
である。
光維持ソリトン光ファイバー 40 クロック
・ウインドー 41 制御信号 42 制御信号
Claims (11)
- 【請求項1】 少なくとも第一のデータ信号及び制御
信号に応答して、実質的に前記制御信号のパルス幅に相
当する所定の時間スロット内で生じる前記制御信号を前
記少なくとも第一のデータ信号と所定の関係で複合する
手段と、前記信号複合化手段の出力に接続され、前記第
一のデータ信号に応答して前記制御信号に非直線周波数
偏移を引き起こす手段と、前記周波数偏移を引き起こす
手段に結合され、この手段を通るソリトン伝播を維持し
、前記非直線周波数偏移を前記制御信号の相当する時間
偏移に変換し、その結果、前記少なくとも第一のデータ
信号が現れているとき、この装置の出力において前記制
御信号を前記所定の時間スロットから実質的に除去する
変換手段とを有することを特徴とする光論理素子。 - 【請求項2】 前記変換手段の出力に結合され、前記
少なくとも第一のデータ信号の過剰な伝播を禁止する手
段を更に有することを特徴とする請求項1記載の光論理
素子。 - 【請求項3】 前記非直線周波数偏移を引き起こす手
段が、所定長の適度な複屈折光ファイバーを有し、前記
変換手段が、前記制御信号の波長で異常群速度分散を表
わす所定長の偏光維持光ファイバーを有することを特徴
とする請求項1記載の光論理素子。 - 【請求項4】 少なくとも第一のデータ信号及び制御
信号に応答して、実質的に前記制御信号のパルス幅に相
当する所定の時間スロット内で前記制御信号を生じ、前
記制御信号を前記少なくとも第一のデータ信号と所定の
関係で複合する手段と、前記信号複合化手段の出力に接
続され、前記第一のデータ信号に応答して前記制御信号
に非直線周波数偏移を引き起こす手段と、前記周波数偏
移を引き起こす手段に結合され、この手段を通るソリト
ン伝播を維持し、前記非直線周波数偏移を前記制御信号
の相当する時間偏移に変換し、その結果、前記少なくと
も第一のデータ信号が現れているとき、この装置の出力
において前記制御信号を前記所定の時間スロットから次
の時間スロットへ移動する変換手段とを有することを特
徴とする光論理素子。 - 【請求項5】 前記変換手段の出力に結合され、前記
少なくとも第一のデータ信号の過剰な伝播を禁止する手
段を更に有することを特徴とする請求項4記載の光論理
素子。 - 【請求項6】 前記非直線周波数偏移を引き起こす手
段が所定長の適度な複屈折光ファイバーを有し、前記変
換手段が、前記制御信号の波長で異常群速度分散を示す
所定長の偏光維持光ファイバーを有することを特徴とす
る請求項4記載の光論理素子。 - 【請求項7】 少なくとも第一及び第二のデータ信号
と制御信号とに応答して、実質的に前記制御信号のパル
ス幅に相当する所定の時間スロット内で生じる前記制御
信号を前記少なくとも第一及び第二のデータ信号と所定
の関係で複合する手段と、前記信号複合化手段の出力に
接続され、前記第一のデータ信号に応答して前記制御信
号に非直線周波数偏移を引き起こす手段と、前記周波数
偏移を引き起こす手段に結合され、この手段を通るソリ
トン伝播を維持し、前記非直線周波数偏移を前記制御信
号の相当する時間偏移に変換し、その結果、前記第一の
データ信号が現れているとき或いは前記第二のデータ信
号が現れているとき、この装置の出力において前記制御
信号を前記所定の時間スロットから実質的に除去する変
換手段とを有することを特徴とする光論理素子。 - 【請求項8】 更に前記変換手段の出力に結合され、
前記第一及び第二のデータ信号の過剰な伝播を禁止する
手段を更に有することを特徴とする請求項7記載の光論
理素子。 - 【請求項9】 少なくとも前記制御信号が前記変換手
段中でソリトン伝播を達成するのに充分な特性を持つ光
信号であり、前記第一及び第二のデータ信号が前記制御
信号の振幅より低いレベルで実質的に同等な振幅を持ち
、前記制御信号が前記第一及び第二のデータ信号の双方
と直交偏光されていることを特徴とする、請求項7記載
の光論理素子。 - 【請求項10】 前記非直線周波数偏移を引き起こす
手段が、所定長の適度な複屈折光ファイバーを有し、前
記変換手段が、前記制御信号の波長で異常群速度分散を
示す所定長さの偏光維持光ファイバーを有することを特
徴とする請求項9記載の光論理素子。 - 【請求項11】 前記制御信号が前記複屈折光ファイ
バーの高速軸に沿って伝播し、前記第一及び第二のデー
タ信号が前記複屈折光ファイバーの低速軸に沿って伝播
し、前記第一及び第二のデータ信号が前記周波数偏移を
引き起こす手段中の交差位相変調作用を介して前記制御
信号と相互に作用する、所定の一時的な関係に置かれて
いることを特徴とする、請求項10記載の光論理素子。
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