JPH04263089A - 有機物付着部品の洗浄方法 - Google Patents
有機物付着部品の洗浄方法Info
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Landscapes
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は有機物付着部品の洗浄方
法に関するものである。
法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、塗
料等の有機物が付着した部品から有機物を除去する洗浄
方法として種々の方法がある。たとえば、溶剤に浸漬す
ることにより有機物を除去する洗浄方法があるが、この
洗浄方法では前記浸漬時間が長くかかり生産性が悪いば
かりか、廃液処理に種々の問題を有する。また、流動層
炉により高温の流動層で有機物を熱分解あるいは気化さ
せる洗浄方法があるが、この洗浄方法では有機物の残渣
が部品表面に残るため、この残渣を高圧空気あるいは高
圧水を吹き付けることにより除去しなければならない。 しかしながら、前者では残渣が大気中に飛散するため作
業環境を悪化させ、また、後者では水や残渣の集中処理
装置が必要であり、かつ、両者とも単独の高圧発生装置
を必要とし、装置全体が大掛かりになるという問題を有
していた。したがって、本発明は、流動層炉を使用する
ものの簡単な方法で、しかも、作業環境等を悪化させる
ことなく有機物の残渣を短時間で除去することのできる
有機物付着部品の洗浄方法を提供することを目的とする
。
料等の有機物が付着した部品から有機物を除去する洗浄
方法として種々の方法がある。たとえば、溶剤に浸漬す
ることにより有機物を除去する洗浄方法があるが、この
洗浄方法では前記浸漬時間が長くかかり生産性が悪いば
かりか、廃液処理に種々の問題を有する。また、流動層
炉により高温の流動層で有機物を熱分解あるいは気化さ
せる洗浄方法があるが、この洗浄方法では有機物の残渣
が部品表面に残るため、この残渣を高圧空気あるいは高
圧水を吹き付けることにより除去しなければならない。 しかしながら、前者では残渣が大気中に飛散するため作
業環境を悪化させ、また、後者では水や残渣の集中処理
装置が必要であり、かつ、両者とも単独の高圧発生装置
を必要とし、装置全体が大掛かりになるという問題を有
していた。したがって、本発明は、流動層炉を使用する
ものの簡単な方法で、しかも、作業環境等を悪化させる
ことなく有機物の残渣を短時間で除去することのできる
有機物付着部品の洗浄方法を提供することを目的とする
。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、有機物付着部品を流動層炉により加熱する
ことにより付着有機物を燃焼除去し、引き続き水中に浸
漬して付着残渣物を部品表面での沸騰エネルギにより部
品表面から剥離除去することを特徴とする有機物付着部
品の洗浄方法である。
するために、有機物付着部品を流動層炉により加熱する
ことにより付着有機物を燃焼除去し、引き続き水中に浸
漬して付着残渣物を部品表面での沸騰エネルギにより部
品表面から剥離除去することを特徴とする有機物付着部
品の洗浄方法である。
【０００４】
【実施例】つぎに、本発明の一実施例を図面にしたがっ
て説明する。図１は、本発明方法を適用する流動層式加
熱洗浄炉の概略図である。図１に示す流動層式加熱洗浄
炉Ａは、大略、流動層炉１と湯洗装置２０とからなる。 前記流動層炉１は、流動床室２と、この流動床室２に隣
接し、開口１８により連通する燃焼室１５とからなる。 そして、前記流動床室２は内部にレトルト３を有し、そ
の下部にはブロア５により供給される流動用気体、たと
えば空気を上方に噴出し、レトルト３内のアルミナ等の
流動粒子を流動させるガス分散手段４が配設されている
。また、前記レトルト３の上方には図示しない蓋体が設
けられ、この蓋体に設けた排気管７は下記する燃焼室１
５の下部に連通する。なお、前記排気管７にはサイクロ
ン８と排ガス循環ファン９とが設けられ、レトルト３か
ら排出される排ガス中に含まれる流動粒子を除去すると
ともに、有機ガスを含有する排ガス（可燃性ガス）を燃
焼室１５に供給するようになっている。さらに、流動床
室２には、ブロア１０からの空気を噴出して流動床室２
内の温度を設定温度に保持する冷却エア供給手段１１と
、流動床３での爆発を防止するための水蒸気供給管１２
とが配設されている。
て説明する。図１は、本発明方法を適用する流動層式加
熱洗浄炉の概略図である。図１に示す流動層式加熱洗浄
炉Ａは、大略、流動層炉１と湯洗装置２０とからなる。 前記流動層炉１は、流動床室２と、この流動床室２に隣
接し、開口１８により連通する燃焼室１５とからなる。 そして、前記流動床室２は内部にレトルト３を有し、そ
の下部にはブロア５により供給される流動用気体、たと
えば空気を上方に噴出し、レトルト３内のアルミナ等の
流動粒子を流動させるガス分散手段４が配設されている
。また、前記レトルト３の上方には図示しない蓋体が設
けられ、この蓋体に設けた排気管７は下記する燃焼室１
５の下部に連通する。なお、前記排気管７にはサイクロ
ン８と排ガス循環ファン９とが設けられ、レトルト３か
ら排出される排ガス中に含まれる流動粒子を除去すると
ともに、有機ガスを含有する排ガス（可燃性ガス）を燃
焼室１５に供給するようになっている。さらに、流動床
室２には、ブロア１０からの空気を噴出して流動床室２
内の温度を設定温度に保持する冷却エア供給手段１１と
、流動床３での爆発を防止するための水蒸気供給管１２
とが配設されている。
【０００５】一方、燃焼室１５は下部にバーナ１６が、
上部に熱交換器１７がそれぞれ配設され、排ガス中の有
機ガスを燃焼室１５で焼却するとともに、前記ブロア５
からガス分散手段４へ供給される空気の一部を加熱する
ようになっている。
上部に熱交換器１７がそれぞれ配設され、排ガス中の有
機ガスを燃焼室１５で焼却するとともに、前記ブロア５
からガス分散手段４へ供給される空気の一部を加熱する
ようになっている。
【０００６】前記湯洗装置２０は、内部に湯洗槽２１を
有し、湯洗槽２１内の温水Ｗは、フィルタ２２で濾過さ
れ、循環ポンプ２３によりノズル２４に供給され、湯洗
槽２１内を循環する。また、前記流動床室２と湯洗装置
２０とは開口２５で連通し、前記燃焼室１５内の燃焼ガ
スは開口１８から流動床室２に流入してレトルト３を加
熱したのち、開口２５から湯洗装置２０に流入して湯洗
槽２１を加熱し、その後、排気ダクト２６から排出され
るようになっている。
有し、湯洗槽２１内の温水Ｗは、フィルタ２２で濾過さ
れ、循環ポンプ２３によりノズル２４に供給され、湯洗
槽２１内を循環する。また、前記流動床室２と湯洗装置
２０とは開口２５で連通し、前記燃焼室１５内の燃焼ガ
スは開口１８から流動床室２に流入してレトルト３を加
熱したのち、開口２５から湯洗装置２０に流入して湯洗
槽２１を加熱し、その後、排気ダクト２６から排出され
るようになっている。
【０００７】つぎに、前記流動層式加熱洗浄炉で有機物
付着部品を洗浄する場合を説明する。いま、レトルト３
はバーナ１６の燃焼にもとづく燃焼室１５からの燃焼ガ
スにより加熱され、ブロア５からの流動用空気（流動圧
：１２００〜１５００ｍｍＡｑ）で４００〜５００℃の
流動層６が形成されているとする。まず、有機物が付着
した部品（以下、処理材という）を図示しない蓋体を開
閉してレトルト３の流動層６中に装入する。処理材が流
動層６中に装入されて流動粒子を熱媒体として加熱され
ると、その表面に付着している有機物は、直ちに熱分解
あるいは気化し、この有機ガスを含有する排ガスはサイ
クロン８によってガス中に含まれる流動粒子を除去され
るとともに、排ガス中の有機ガスは燃焼室１５にて焼却
されることになる。なお、この状態における処理材は、
その表面に残渣が付着している。
付着部品を洗浄する場合を説明する。いま、レトルト３
はバーナ１６の燃焼にもとづく燃焼室１５からの燃焼ガ
スにより加熱され、ブロア５からの流動用空気（流動圧
：１２００〜１５００ｍｍＡｑ）で４００〜５００℃の
流動層６が形成されているとする。まず、有機物が付着
した部品（以下、処理材という）を図示しない蓋体を開
閉してレトルト３の流動層６中に装入する。処理材が流
動層６中に装入されて流動粒子を熱媒体として加熱され
ると、その表面に付着している有機物は、直ちに熱分解
あるいは気化し、この有機ガスを含有する排ガスはサイ
クロン８によってガス中に含まれる流動粒子を除去され
るとともに、排ガス中の有機ガスは燃焼室１５にて焼却
されることになる。なお、この状態における処理材は、
その表面に残渣が付着している。
【０００８】所定時間加熱後、その表面に残渣が付着し
ている処理材は流動層６から取り出され、直ちに、湯洗
槽２１の約８０℃となった温水Ｗ中に約５〜１０分浸漬
される。このように、表面が４００〜５００℃となった
処理材を温水Ｗ中に浸漬すると、処理材の表面で急激な
沸騰が生じ、その沸騰エネルギにより付着残渣および付
着した流動粒子は処理材表面から洗浄・除去されること
になる。したがって、その後、処理材を湯洗槽２１から
取り出せばよい。なお、前記実施例では、有機ガス除去
のためのフュームインシナレータを燃焼室１５で兼用し
たが、必ずしも兼用する必要はない。
ている処理材は流動層６から取り出され、直ちに、湯洗
槽２１の約８０℃となった温水Ｗ中に約５〜１０分浸漬
される。このように、表面が４００〜５００℃となった
処理材を温水Ｗ中に浸漬すると、処理材の表面で急激な
沸騰が生じ、その沸騰エネルギにより付着残渣および付
着した流動粒子は処理材表面から洗浄・除去されること
になる。したがって、その後、処理材を湯洗槽２１から
取り出せばよい。なお、前記実施例では、有機ガス除去
のためのフュームインシナレータを燃焼室１５で兼用し
たが、必ずしも兼用する必要はない。
【０００９】また、前述のように、処理材を一定の流動
用空気の供給下の流動層６によって加熱してもよいが、
処理材を急速昇温（加熱）すると、有機ガスが、直ちに
、かつ、一時的に大量に発生する。したがって、この有
機ガスが異常燃焼を起こして装置自体を損傷することが
あるばかりか、フュームインシナレータも、この多量の
有機ガスに対処させるため大型化せざるを得ず、装置全
体が高価になる。それ故、図２に示すように、処理材を
流動層６内に装入すると、ブロア５の駆動を所定時間停
止し、つまり、流動粒子の処理材表面への衝突を停止し
て処理材表面の加熱を抑制し、その後、徐々に流動層６
を形成するようにして、有機ガスの一時的な多量発生を
制御することが好ましい。
用空気の供給下の流動層６によって加熱してもよいが、
処理材を急速昇温（加熱）すると、有機ガスが、直ちに
、かつ、一時的に大量に発生する。したがって、この有
機ガスが異常燃焼を起こして装置自体を損傷することが
あるばかりか、フュームインシナレータも、この多量の
有機ガスに対処させるため大型化せざるを得ず、装置全
体が高価になる。それ故、図２に示すように、処理材を
流動層６内に装入すると、ブロア５の駆動を所定時間停
止し、つまり、流動粒子の処理材表面への衝突を停止し
て処理材表面の加熱を抑制し、その後、徐々に流動層６
を形成するようにして、有機ガスの一時的な多量発生を
制御することが好ましい。
【００１０】さらに、蓄熱量の大なる処理材を湯洗槽２
１の温水Ｗに浸漬すると、処理材の表面が蒸気層に覆わ
れ、処理材表面での連続的な蒸発、沸騰が行われにくく
洗浄効果が減少するため、温水Ｗの水温は、流動層の温
度、処理材の蓄熱量に応じて制御する必要がある。さら
にまた、蓄熱量の大なる処理材を浸漬する場合、あるい
は、処理材を密な状態で積載して処理する場合、温水Ｗ
の温度を下げても、処理材（あるいは多数の処理材）の
中央部が蒸気膜に覆われ前記同様十分洗浄を行えない場
合が生じるが、このような場合には、処理材を上下、左
右に揺動させたり、処理材の中央部に冷水を吹き込んだ
りして、蒸気膜を破壊するのが好ましい。
１の温水Ｗに浸漬すると、処理材の表面が蒸気層に覆わ
れ、処理材表面での連続的な蒸発、沸騰が行われにくく
洗浄効果が減少するため、温水Ｗの水温は、流動層の温
度、処理材の蓄熱量に応じて制御する必要がある。さら
にまた、蓄熱量の大なる処理材を浸漬する場合、あるい
は、処理材を密な状態で積載して処理する場合、温水Ｗ
の温度を下げても、処理材（あるいは多数の処理材）の
中央部が蒸気膜に覆われ前記同様十分洗浄を行えない場
合が生じるが、このような場合には、処理材を上下、左
右に揺動させたり、処理材の中央部に冷水を吹き込んだ
りして、蒸気膜を破壊するのが好ましい。
【００１１】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、処理材は流動層での処理に引続き、温水中に浸
漬するので、確実に処理材表面に付着した有機物を除去
でき、特に燃焼除去時の残渣や流動粒子を処理材表面か
ら除去でき、しかもこの除去は水中で行われるため残渣
等が大気に拡散せず大気を汚染することがない。また、
処理材を湯洗槽から取り出しても、処理材表面の温度は
、たとえば８０℃以上と高温であるため直ちに表面が乾
燥し、後処理工程である乾燥工程や乾燥装置が不要であ
る。
よれば、処理材は流動層での処理に引続き、温水中に浸
漬するので、確実に処理材表面に付着した有機物を除去
でき、特に燃焼除去時の残渣や流動粒子を処理材表面か
ら除去でき、しかもこの除去は水中で行われるため残渣
等が大気に拡散せず大気を汚染することがない。また、
処理材を湯洗槽から取り出しても、処理材表面の温度は
、たとえば８０℃以上と高温であるため直ちに表面が乾
燥し、後処理工程である乾燥工程や乾燥装置が不要であ
る。
【図１】 本発明を適用する流動層式加熱洗浄炉の概
略説明図である。
略説明図である。
【図２】 流動層の駆動方法を示すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項１】 有機物付着部品を流動層炉により加熱
することにより付着有機物を燃焼除去し、引き続き水中
に浸漬して付着残渣物を部品表面での沸騰エネルギによ
り部品表面から剥離除去することを特徴とする有機物付
着部品の洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2445091A JPH04263089A (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | 有機物付着部品の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2445091A JPH04263089A (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | 有機物付着部品の洗浄方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04263089A true JPH04263089A (ja) | 1992-09-18 |
Family
ID=12138495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2445091A Pending JPH04263089A (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | 有機物付着部品の洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04263089A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999049953A1 (de) * | 1998-03-27 | 1999-10-07 | Schwing Fluid Technik Ag | Verfahren zur reinigung von durch polymerablagerungen verschmutzten apparate- und maschinenteilen aus metall oder keramik |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS565826A (en) * | 1979-06-25 | 1981-01-21 | Owens Illinois Inc | Organopolysiloxane resin formed from formic acid and hydrocarbyllsubstituted ammonium hydroxide |
| JPS5761472A (en) * | 1980-09-30 | 1982-04-13 | Matsushita Electric Works Ltd | End surface working machine with thickness measuring machine |
| JPS6334234A (ja) * | 1986-07-29 | 1988-02-13 | Fuji Heavy Ind Ltd | ４輪駆動装置 |
-
1991
- 1991-02-19 JP JP2445091A patent/JPH04263089A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS565826A (en) * | 1979-06-25 | 1981-01-21 | Owens Illinois Inc | Organopolysiloxane resin formed from formic acid and hydrocarbyllsubstituted ammonium hydroxide |
| JPS5761472A (en) * | 1980-09-30 | 1982-04-13 | Matsushita Electric Works Ltd | End surface working machine with thickness measuring machine |
| JPS6334234A (ja) * | 1986-07-29 | 1988-02-13 | Fuji Heavy Ind Ltd | ４輪駆動装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999049953A1 (de) * | 1998-03-27 | 1999-10-07 | Schwing Fluid Technik Ag | Verfahren zur reinigung von durch polymerablagerungen verschmutzten apparate- und maschinenteilen aus metall oder keramik |
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