JPH0426226Y2 - - Google Patents
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- JPH0426226Y2 JPH0426226Y2 JP1986020976U JP2097686U JPH0426226Y2 JP H0426226 Y2 JPH0426226 Y2 JP H0426226Y2 JP 1986020976 U JP1986020976 U JP 1986020976U JP 2097686 U JP2097686 U JP 2097686U JP H0426226 Y2 JPH0426226 Y2 JP H0426226Y2
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Landscapes
- Workshop Equipment, Work Benches, Supports, Or Storage Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
高所作業、例えば高層建築物の鉄骨組みの如き
において、継手ボルトの挿通にはシノ、またナツ
トの締結にはスパナーがそれぞれ用いられ、とく
にシノを一端にそなえるラチエツト式レンチは好
んで多用される。このシノ付きラチエツト式レン
チの如き異種の両頭型手工具類やいわゆるめがね
レンチのような同種の両頭型手工具を高所作業で
用いるときには、使用中にとくに持ちかえの際し
ばしば手許が狂つて取落す機会が多いため、落下
防止対策は高所作業施工の安全性の面で重要事項
とされ、かねてから種々腐心されてはいるものの
簡便かつ確実でしかも作業性に難のないことの要
求をみたすものはない。
において、継手ボルトの挿通にはシノ、またナツ
トの締結にはスパナーがそれぞれ用いられ、とく
にシノを一端にそなえるラチエツト式レンチは好
んで多用される。このシノ付きラチエツト式レン
チの如き異種の両頭型手工具類やいわゆるめがね
レンチのような同種の両頭型手工具を高所作業で
用いるときには、使用中にとくに持ちかえの際し
ばしば手許が狂つて取落す機会が多いため、落下
防止対策は高所作業施工の安全性の面で重要事項
とされ、かねてから種々腐心されてはいるものの
簡便かつ確実でしかも作業性に難のないことの要
求をみたすものはない。
この考案は上記のように中間握柄の両端にそれ
ぞれ作業ヘツドを有する両頭型の高所作業用手工
具類による作業取扱いの際、不慮な取落しによる
災害を有効に回避するのに適合する危険予防用係
止索具を提案しようとするものである。
ぞれ作業ヘツドを有する両頭型の高所作業用手工
具類による作業取扱いの際、不慮な取落しによる
災害を有効に回避するのに適合する危険予防用係
止索具を提案しようとするものである。
(従来の技術)
実開昭51−82316号公報によると、上記ラチエ
ツトレンチの柄部つけ根に孔つき突部を設け、こ
の孔にリングをはめ合せ、これに無端ループ状の
下げ紐を結びつけるようにした、落下防止装置が
開示されているけれども、下げ紐が手工具類の操
作上の自由度を害する不利があり、さりとて長く
したときには、足場その他に引掛かるうれいがあ
つて作業性の面での難点を払拭するきとができな
い。
ツトレンチの柄部つけ根に孔つき突部を設け、こ
の孔にリングをはめ合せ、これに無端ループ状の
下げ紐を結びつけるようにした、落下防止装置が
開示されているけれども、下げ紐が手工具類の操
作上の自由度を害する不利があり、さりとて長く
したときには、足場その他に引掛かるうれいがあ
つて作業性の面での難点を払拭するきとができな
い。
(考案が解決しようとする問題点)
とくに両頭型の高所作業用手工具類につきその
操作作業性の面に格別な支障を与えることがない
一方で、確実な、落下防止を簡便に実現する手段
を与えることがこの考案の目的である。
操作作業性の面に格別な支障を与えることがない
一方で、確実な、落下防止を簡便に実現する手段
を与えることがこの考案の目的である。
なお、ここで実開昭62−65180号公報に係る実
願昭60−155126号の明細書及び図面には、握柄の
尾端に透孔をあけたモンキスパナを該透孔に通し
た玉鎖ないしはこれにかわる針金を用いた連結手
段により結合手段を介し両端が伸縮自在な連結部
材の一端に取付け、その他端に固定手段を設けた
工具保持用具が記載されているが、モンキスパナ
の操作端側に玉鎖などの連結手段、8字環の如き
結合手段などが位置するためこれらがかえつて操
作性を妨げるきらいがあるほか、ときに両頭型の
手工具類に適合させ難く、この考案の上記目的に
沿わない。
願昭60−155126号の明細書及び図面には、握柄の
尾端に透孔をあけたモンキスパナを該透孔に通し
た玉鎖ないしはこれにかわる針金を用いた連結手
段により結合手段を介し両端が伸縮自在な連結部
材の一端に取付け、その他端に固定手段を設けた
工具保持用具が記載されているが、モンキスパナ
の操作端側に玉鎖などの連結手段、8字環の如き
結合手段などが位置するためこれらがかえつて操
作性を妨げるきらいがあるほか、ときに両頭型の
手工具類に適合させ難く、この考案の上記目的に
沿わない。
(問題点を解決するための手段)
この考案は、異種又は同種の作業ヘツドを中間
握柄の両側にそなえる両頭型手工業類の該中間握
柄の中央でその断面外輪郭の大部分を取り囲んで
ねじ止め保持する工具ホルダと、この工具ホルダ
に対し係脱可能なセルフロツキングフツクと、こ
のセルフロツキングフツクに一端で連結した密着
巻きコイル状の伸縮索及びこの伸縮索の他端に連
結したベルト係止片とより成る高所作業用両頭型
手工具類の取落し危険予防用係止索具である。
握柄の両側にそなえる両頭型手工業類の該中間握
柄の中央でその断面外輪郭の大部分を取り囲んで
ねじ止め保持する工具ホルダと、この工具ホルダ
に対し係脱可能なセルフロツキングフツクと、こ
のセルフロツキングフツクに一端で連結した密着
巻きコイル状の伸縮索及びこの伸縮索の他端に連
結したベルト係止片とより成る高所作業用両頭型
手工具類の取落し危険予防用係止索具である。
ここで伸縮索というのは、強力有機繊維の太糸
例えば、ナイロンをはじめポリエステルや、アラ
ミド(ケブラー:商品名)などの有機繊維のより
径1〜1.5mm程度の補強心と、そのエラストマー
被覆としてはポリウレタンやシリコーンゴムとき
には塩化ビニル系などの合成樹脂の類とを用い、
いわゆる複合押し出しの手法によつて、通常1〜
2本程度の補強心を取囲む、外径数mm程度の押し
出し被覆を経て、このエラストマー被覆につきコ
イル状に巻回成形し固化させ伸縮可能としたもの
である。
例えば、ナイロンをはじめポリエステルや、アラ
ミド(ケブラー:商品名)などの有機繊維のより
径1〜1.5mm程度の補強心と、そのエラストマー
被覆としてはポリウレタンやシリコーンゴムとき
には塩化ビニル系などの合成樹脂の類とを用い、
いわゆる複合押し出しの手法によつて、通常1〜
2本程度の補強心を取囲む、外径数mm程度の押し
出し被覆を経て、このエラストマー被覆につきコ
イル状に巻回成形し固化させ伸縮可能としたもの
である。
伸縮索は、コイル径2cm前後、らせんの密着コ
イル巻き長さで約20cm強、全伸長時にほぼ120cm
程度となるようにつくることがのぞましく、その
場合に、約50〜100Kg程度の荷重に耐え得る。
イル巻き長さで約20cm強、全伸長時にほぼ120cm
程度となるようにつくることがのぞましく、その
場合に、約50〜100Kg程度の荷重に耐え得る。
さて第1図にこの考案による取落し危険予防用
係止索具を図解し、図中1は上記の伸縮索で無負
荷状態にて図のような密着巻きコイル状を呈す
る。
係止索具を図解し、図中1は上記の伸縮索で無負
荷状態にて図のような密着巻きコイル状を呈す
る。
伸縮索1の片端にはベルト係止片2及び他端に
はセルロツキングフツク、いわゆるなす環3を介
して工具ホルダ14を連結する。
はセルロツキングフツク、いわゆるなす環3を介
して工具ホルダ14を連結する。
ベルト係止片2は、作業員の腰ベルトに常時係
止するようにし、図示例のように伸縮索1の両端
末で、補強心4とともに曲げ返した端ビード5及
びかしめスリーブ6により形成したループ7の一
方に取付けた止め環8によつて脱着可能な、ばね
係止フツク9を有するものが好ましい。なお図中
10はこの例でC字状をなす止め環8のねじ端に
はめ合わせた止めナツトである。
止するようにし、図示例のように伸縮索1の両端
末で、補強心4とともに曲げ返した端ビード5及
びかしめスリーブ6により形成したループ7の一
方に取付けた止め環8によつて脱着可能な、ばね
係止フツク9を有するものが好ましい。なお図中
10はこの例でC字状をなす止め環8のねじ端に
はめ合わせた止めナツトである。
なす環3はこの例でループ7の他方を予め挿し
通しておくようにしたスウイベルリング11と、
フツクの鉤口12の開閉に供するばねつきノブ1
3とを有し、このノブ13を引いて、工具ホルダ
14の止めねじ15を鉤口12から通すことによ
り、図示例でシノつきラチエツト式レンチの場合
について示した高所作業用両頭型手工具を係止す
る。
通しておくようにしたスウイベルリング11と、
フツクの鉤口12の開閉に供するばねつきノブ1
3とを有し、このノブ13を引いて、工具ホルダ
14の止めねじ15を鉤口12から通すことによ
り、図示例でシノつきラチエツト式レンチの場合
について示した高所作業用両頭型手工具を係止す
る。
なお工具ホルダ14としては、図示のような二
つ合わの構造だけでなく、第2図に示したすり割
り式クランプや、第3図のような押ねじ式のもの
であつてもよく、要はこの例でシノとラチエツト
式レンチとの各作業ヘツドを両端に形成した中間
握柄16の中央に堅固な取付が可能で、それぞれ
各作業ヘツドを使用する際作業上の支障がなく、
かつ両頭型作業用手工具の取替えが容易なもので
あればよい。
つ合わの構造だけでなく、第2図に示したすり割
り式クランプや、第3図のような押ねじ式のもの
であつてもよく、要はこの例でシノとラチエツト
式レンチとの各作業ヘツドを両端に形成した中間
握柄16の中央に堅固な取付が可能で、それぞれ
各作業ヘツドを使用する際作業上の支障がなく、
かつ両頭型作業用手工具の取替えが容易なもので
あればよい。
(作用)
この考案のベルト係止片2、伸縮索1、セルフ
ロツキングフツク3及び工具ホルダ14より成る
取落し危険予防用係止索具は、その片端がベルト
係止片2によつて作業者のベルトに、他端が工具
ホルダ14により両頭型手工具の中間握柄の中央
に確実に係止されるので、例えば高層建築物の鉄
骨継手施工の如きにおいて、ラチエツト式レンチ
の一端に設けられているシノによる孔合せの下に
締手締結孔に締付けボルトを挿し通し、しかるの
ち、このボルトにナツトをねじ止めする一連の作
業中、必要に応じて自由に伸長、復元を生じて工
具の使用に何らの不便を来すうれいなく、また無
用に長大な余長を必要としないので、構造物に引
かかるようなおそれもなく加えてもし誤つて取落
としたとしても、伸縮索の弾性伸長下に垂れ下が
るだけで、施工現場の下層作業員や器物に損傷を
与える懸念がなく、安全で、的確な作業の進行に
寄与することができる。
ロツキングフツク3及び工具ホルダ14より成る
取落し危険予防用係止索具は、その片端がベルト
係止片2によつて作業者のベルトに、他端が工具
ホルダ14により両頭型手工具の中間握柄の中央
に確実に係止されるので、例えば高層建築物の鉄
骨継手施工の如きにおいて、ラチエツト式レンチ
の一端に設けられているシノによる孔合せの下に
締手締結孔に締付けボルトを挿し通し、しかるの
ち、このボルトにナツトをねじ止めする一連の作
業中、必要に応じて自由に伸長、復元を生じて工
具の使用に何らの不便を来すうれいなく、また無
用に長大な余長を必要としないので、構造物に引
かかるようなおそれもなく加えてもし誤つて取落
としたとしても、伸縮索の弾性伸長下に垂れ下が
るだけで、施工現場の下層作業員や器物に損傷を
与える懸念がなく、安全で、的確な作業の進行に
寄与することができる。
(実施例)
第1図につき述べたところに従い、ナイロンの
太糸2本を補強心4とし、ウレタン樹脂による5
mmφのエラストマー被覆を施して外径2.5cmのコ
イル状に巻回成形した長さ20cmの伸縮索1と、こ
の伸縮索1の片端に止め環8及びこれにベルト係
止片2を連結し、他端にはセルフロツキングフツ
ク3及びこれに工具ホルダ14を連結してなる取
落し危険予防用係止索具を試作し、シノ付きラチ
エツト式レンチによる高所でのナツトの締付け作
業を実施したところ、シノによる孔合せはもちろ
んのこと、ナツトの締付けの際にも使用上の支障
が全くなく、伸縮索1の張力が50Kgをはるかにこ
えても、切断に到ることはなかつた。
太糸2本を補強心4とし、ウレタン樹脂による5
mmφのエラストマー被覆を施して外径2.5cmのコ
イル状に巻回成形した長さ20cmの伸縮索1と、こ
の伸縮索1の片端に止め環8及びこれにベルト係
止片2を連結し、他端にはセルフロツキングフツ
ク3及びこれに工具ホルダ14を連結してなる取
落し危険予防用係止索具を試作し、シノ付きラチ
エツト式レンチによる高所でのナツトの締付け作
業を実施したところ、シノによる孔合せはもちろ
んのこと、ナツトの締付けの際にも使用上の支障
が全くなく、伸縮索1の張力が50Kgをはるかにこ
えても、切断に到ることはなかつた。
(考案の効果)
鉄骨継手施工などの高所作業に不可欠な各種両
頭型手工具類の確実な、しかも使用上の不便を伴
うことのない係止が有利に達成され、安全性の向
上がはかれる。
頭型手工具類の確実な、しかも使用上の不便を伴
うことのない係止が有利に達成され、安全性の向
上がはかれる。
第1図は実施例の透視図、第2図、第3図は工
具ホルダの別例の透視図である。 1……伸縮索、2……ベルト係止片、3……セ
ルフロツキングフツク、4……補強心、8……止
め環、14……工具ホルダ。
具ホルダの別例の透視図である。 1……伸縮索、2……ベルト係止片、3……セ
ルフロツキングフツク、4……補強心、8……止
め環、14……工具ホルダ。
Claims (1)
- 異種又は同種の作業ヘツドを中間握柄の両側に
そなえる両頭型手工具類の該中間握柄の中央でそ
の断面外輪郭の大部分を取り囲んでねじ止め保持
する工具ホルダと、この工具ホルダに対し係脱可
能なセルフロツキングフツクと、このセルフロツ
キングフツクに一端で連結した密着巻きコイル状
の伸縮索及びこの伸縮索の他端に連結したベルト
係止片とより成る高所作業用両頭型手工具類の取
落し危険予防用係止索具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986020976U JPH0426226Y2 (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986020976U JPH0426226Y2 (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62134682U JPS62134682U (ja) | 1987-08-25 |
JPH0426226Y2 true JPH0426226Y2 (ja) | 1992-06-24 |
Family
ID=30816988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986020976U Expired JPH0426226Y2 (ja) | 1986-02-18 | 1986-02-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0426226Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6418343A (en) * | 1987-07-14 | 1989-01-23 | Fujitsu General Ltd | Automatic answering telephone set |
JPH04315454A (ja) * | 1991-04-12 | 1992-11-06 | Sony Corp | 半導体装置の製造方法 |
JPH08216064A (ja) * | 1995-02-17 | 1996-08-27 | Okada Kinzoku Kogyosho:Kk | 鞘や工具等のハンガー |
JP2006231502A (ja) * | 2005-01-26 | 2006-09-07 | Work World:Kk | 工具の吊り具及び工具吊り装置 |
JP2009172704A (ja) * | 2008-01-23 | 2009-08-06 | Tjm Design Corp | 胴当てベルト |
JP2013173211A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Makoto Sakamoto | セーフティコード取付金具 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6265180U (ja) * | 1985-10-09 | 1987-04-22 |
-
1986
- 1986-02-18 JP JP1986020976U patent/JPH0426226Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62134682U (ja) | 1987-08-25 |
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