JPH0426225Y2 - - Google Patents

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JPH0426225Y2
JPH0426225Y2 JP11809185U JP11809185U JPH0426225Y2 JP H0426225 Y2 JPH0426225 Y2 JP H0426225Y2 JP 11809185 U JP11809185 U JP 11809185U JP 11809185 U JP11809185 U JP 11809185U JP H0426225 Y2 JPH0426225 Y2 JP H0426225Y2
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piston
striking
chisel
hydraulic
striking piston
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、油圧シヨベル等に装着して岩石、コ
ンクリート、地盤等を破壊する油圧ブレーカに関
するものである。
(従来の技術) 油圧ショベルに装着されている油圧ブレーカに
ついて従来例を説明すると、第2図に示すように
下部走行体a、上部旋回体b、操作室c、ブーム
d、アームe等により構成されている油圧シヨベ
ルにおいて、その前記アームe先端部に油圧ブレ
ーカ1が装着され、該油圧ブレーカ1は3本の油
圧シリンダf等によつて図示のように地盤g等に
当接させて配置されるようになつているととも
に、前記油圧ブレーカ1は、第3図に示すように
上部ポートPd、下部ポートPu、パイロツトポー
トPbおよびタンクポートPa等が設けられている
シリンダ内に上下駆動可能に配設された打撃ピス
トン3と、同打撃ピストン3の下部に配置され打
撃ピストン3の打撃力でブレーカ作動されるチゼ
ル4とを具備し、油圧シヨベルの油圧機構の油圧
ポンプに連結される高圧系統配管l1、油タンクに
連結される低圧系統配管l2、蓄圧器h1,h2(瞬間
油量の補充、衝撃圧防止用)および切換弁iを、
前記各ポートPa,Pb,Pd,Puに図示のように接
続するとともに、前記切換弁iは、2位置3ポー
トの構造になつていて、パイロツトポートPbか
らのパイロツト圧Pb′と高圧系統配管l1からの圧
油Pのパイロツト圧P′が作用し、前記パイロツト
圧Pb′とP′が同時に図示のように作用した時に、
高圧系統配管l1が下部ポートPuに接続される構造
になつている。
第3図Aに打撃ピストン3が下限になつてチゼ
ル4に当接した状態を示し、切換弁iにパイロツ
ト圧Pb′とP′が作用しているがPbが勝つているた
め、図示のポジシヨンになつて、タンクポート
Paが低圧配管l2に接続され圧油Pが下部ポート
Puに入り打撃ピストン3が上方へ移動されて、
第3図Bに示すように打撃ピストン3が上限に移
動すると、パイロツトポートPbが上部ポートPd
から断たれ低圧のタンクポートPaに接続してパ
イロツト圧Pb′が低下しパイロツト圧P′で切換弁
iが図示のように切換えられるため、タンクポー
トPaとともに下部ポートPuが低圧系統配管l2
接続され、高圧系統配管l1から上部ポートPdに供
給される圧油Pによつて打撃ピストン3が高速で
下降駆動され、チゼル4に衝突して打撃力を与え
る構造になつており、切換弁iが自動的に切換え
られて上、下ポートPdとPuに圧油が交互に切換
え供給され打撃ピストン3が繰り返し駆動される
構造になつている。
前記油圧ブレーカ1についてさらに詳述する
と、第4図に示すようにカバー2a付のシリンダ
2に、上部ポートPd、パイロツトポートPb、タ
ンクポートPaおよび下部ポートPuが設けられて
打撃ピストン3が移動可能に嵌挿されており、シ
リンダ2下部にチゼル4が設けられ打撃ビストン
3下部に対設されている。また、打撃ピストン3
の周囲にはパツキンブツシユ5aと中間ブツシユ
5bが配設され、チゼル4の周囲にはガイドブツ
シユ6a,6bと回止めピン7が配設されている
とともに、さらに、第4図Bに示すように中間ブ
ツシユ5bにはOリングパツキン8a、摺動パツ
キン8b、スクレーパ8c、および油溝8dが設
けられ、打撃ピストン3とチゼル4間にグリース
室9が設けられた構造になつており、打撃ピスト
ン3が急速に上下運動して、その下降運動時にチ
ゼル4の上面に衝突しブレーカ作用をなすように
なつている。
(従来技術の問題点) 従来の前記油圧ブレーカにおいては、打撃ピス
トン3が高速、長ストロークの上下運動で作動さ
れ高運動量(速度×距離)が要求されるため、同
打撃ピストン3の周囲に配設されている摺動パツ
キン8bとスクレーパ8cの摺動耐久性が悪く、
それに伴う機能の劣化が生ずる。
また、ブレーカ作業時に、チゼル4の周囲に発
生する粉塵等がチゼル4とガイドブツシユ6b,
6aの摺動部を通り打撃ピストン3の下部に付着
し、該粉塵が劣化したシール部(スクレーパ、摺
動パツキン)を経て下部ポートPuに侵入して、
該下部ポートPuの高圧系統配管l1、低圧系統配管
l2への交互接続によつて油圧ポンプ等の油圧機器
(図示省略)に前記粉塵が送込まれてそれらの寿
命が低下するなどの問題点がある。
(考案の目的、問題点の解決手段) 本案は、前記のような問題点に対処するための
考案であつて、上、下部ポートに交互に切換え供
給される圧油によつて高速で駆動される打撃ピス
トンと、該打撃ピストンの打撃力でブレーカ作動
されるチゼルとを具備した油圧ブレーカにおい
て、前記打撃ピストンと前記チゼル間にフリーピ
ストンを挿入し、前記フリーピストンの周囲にシ
ールを配設するとともに、前記打撃ピストンと前
記フリーピストン間に油室を設けた構成に特徴を
有し、打撃ピストンとチゼル間に比較的に低運動
量のフリーピストンを挿入し同フリーピストンの
周囲に摺動パツキンあるいはまたスクレーパ等の
シールを設けることにより、シール性能を高めて
チゼル側からの粉塵等の侵入を防止するととも
に、打撃ピストンとフリーピストン間に油室を設
けることにより、侵入粉塵等の除去を可能にして
打撃ピストンの作動油圧機器への粉塵等の侵入を
防止してそれらの損傷を防止し、油圧ブレーカの
作動信頼性を向上させて前記のような問題点を解
消した油圧ブレーカを提供するにある。
(実施例) 第1図に本考案の一実施例を示しており、図中
2はカバー2a付のシリンダ、3はシリンダ2内
に摺動可能に嵌挿された打撃ピストン、4はシリ
ンダ2の下部2bに配置されたチゼルであつて、
シリンダ2の打撃ピストン3の嵌挿部分には上部
ポートPd、パイロツトポートPb、タンクポート
Paおよび下部ポートPuが配設されているととも
に、打撃ピストン3の周囲にパツキングブツシユ
5aと中間ブツシユ15bが設けられ、該パツキ
ングブツシユ15bにはOリングパツキング8
a、摺動パツキン8bおよび油溝18dが設けら
れており、また、チゼル4の周囲にはガイドブツ
シユ6a,6bおよび回止めピン7が設けられ、
上部にグリース室9が設けられた構成になつてい
る。
さらに、前記打撃ピストン3と前記チゼル4と
の間にはフリーピストン20を挿入し、該フリー
ピストン20の周囲には、中間ブツシユ15bに
配設されたスクレーパ28cと油溝28dが設け
られているとともに、前記打撃ピストン3の下部
と前記フリーピストン20の上部間に油室21を
設けた構成になつており、前記スクレーパ28c
のほかに摺動パツキン(図示省略)を設けること
ができ、それらは粉塵等の侵入を防止するフリー
ピストン20のシール28cに構成されている。
(作用) 本考案の実施例は、前記のような構成になつて
おり、打撃ピストン3の上下方向の高運動量をフ
リーピストン20を介してチゼル4に伝達するこ
とにより、チゼル4に高い打撃力を与えてブレー
カ作動を行うことができる。
打撃ピストン3は、上、下部ポートPb,Puへ
の高圧油の切換え給排によつて作動され、速度
大、ストローク大の高運動量(速度×距離)が必
要であるが、チゼル4は、高打撃力を必要とする
が、上下変位は格別に長くする必要はなく、打撃
ピストン3に比べ著しく低運動量となりフリーピ
ストン20もほぼ同様になるため、同フリーピス
トン20の周囲のシール性能の厳しさは著しく低
くなり、同フリーピストン20の周囲に設けられ
たスクレーパ等よりなるシール28cのシール性
能、信頼性が高められて粉塵等の侵入が防止され
る。
さらに、フリーピストン20の上部と打撃ピス
トン3の下部間に設けた油室21内の油は、打撃
ピストン3作動用の油圧系統と分離されているた
め、油室21内への侵入粉塵は、同油室21の油
を循環させてフイルターによつて除去するなどの
手段により除去でき打撃ピストン3側の摺動パツ
キン8bに達するのを防止できる。
(考案の効果) 前述のように本考案は、上、下部ポートPd,
Puに切換え供給される圧油によつて高速で駆動
される打撃ピストン3と、打撃ピストン3の打撃
力でブレーカ作動されるチゼル4とを具備した油
圧ブレーカにおいて、打撃ピストン3とチゼル4
間にフリーピストン20を挿入して、フリーピス
トン20の周囲にシール28cを配設するととも
に、打撃ピストン3とフリーピストン20間に油
室21を設けているので、前記シールは比較的に
高いシール機能を有しチゼル側からの粉塵等の侵
入を防止でき、さらに同シールを経た侵入粉塵等
は油室にて除去でき、打撃ピストン作動用の油圧
系統への粉塵等の侵入が極めて効果的に防止さ
れ、ブレーカ性能、信頼性の向上とともにブレー
カ作動用油圧機器の損傷等が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本考案の一実施例を示す油圧ブレー
カの縦断面図、第1図Bは第1図Aのb部分の
拡大断面図、第1図Cは第1図Aのc部分の拡
大断面図、第2図は油圧シヤベルへの油圧ブレー
カの装着状態を示す側面図、第3図A,Bは油圧
ブレーカ作動用の油圧回路図とその作動図、第4
図Aは従来の油圧ブレーカの縦断面図、第4図B
は第4図Aのb部分の拡大断面図である。 Pd……上部ポート、Pu……下部ポート、3…
…打撃ピストン、4……チゼル、20……フリー
ピストン、21……油室、28c……シール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上、下部ポートに交互に切換え供給される圧油
    によつて高速で駆動される打撃ピストンと、該打
    撃ピストンの打撃力でブレーカ作動されるチゼル
    とを具備した油圧ブレーカにおいて、前記打撃ピ
    ストンと前記チゼル間にフリーピストンを挿入
    し、前記フリーピストンの周囲にシールを配設す
    るとともに、前記打撃ピストンと前記フリーピス
    トン間に油室を設けたことを特徴とする油圧ブレ
    ーカ。
JP11809185U 1985-08-02 1985-08-02 Expired JPH0426225Y2 (ja)

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JP11809185U JPH0426225Y2 (ja) 1985-08-02 1985-08-02

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JP11809185U JPH0426225Y2 (ja) 1985-08-02 1985-08-02

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JPS6229278U JPS6229278U (ja) 1987-02-21
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FI121139B (fi) * 2004-02-02 2010-07-30 Sandvik Mining & Constr Oy Hydraulivasara ja työkaluholkki
CN103452158A (zh) * 2012-05-30 2013-12-18 株式会社水山重工业 液压破碎锤的气缸液压损失防止装置
JP5528527B2 (ja) * 2012-11-22 2014-06-25 スサン重工業株式会社 油圧ブレーカーのピストン接触面強制潤滑装置

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JPS6229278U (ja) 1987-02-21

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