JPH04261681A - バット及びその製造方法 - Google Patents

バット及びその製造方法

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JPH04261681A
JPH04261681A JP3044410A JP4441091A JPH04261681A JP H04261681 A JPH04261681 A JP H04261681A JP 3044410 A JP3044410 A JP 3044410A JP 4441091 A JP4441091 A JP 4441091A JP H04261681 A JPH04261681 A JP H04261681A
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JP
Japan
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bat
molding
resin
molded
fibers
Prior art date
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Application number
JP3044410A
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English (en)
Inventor
Takao Seki
関 隆夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は野球、ソフトボールに使
用するバットに関し、特に繊維強化樹脂材料によって形
成するバット及びその製造方法にかかわるものである。
【0002】
【従来の技術】従来から一般的に使用されているバット
の構成としては、予め連続繊維よりなる織布、ロービン
グ、ブレード等にエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等の
熱硬化性樹脂を含浸させたものをバット形状の金型に配
設し、加圧及び加熱によって樹脂を硬化せしめて所要の
形状に成形したものがほとんどであった。しかし上記バ
ットは、強固で軽量のバットを作ることができたが、プ
リプレグの成形や該プリプレグをバット形状に積層する
ことなど、バットを成形する際のプリプレグの作業性の
悪さや複雑さ等の欠点があること、また金型にて成形す
る際の加熱硬化時間が約100℃〜150℃で20〜4
0分程度と成形サイクルが比較的長く、数十分間成形に
適した温度に保持しなければならないため大量生産にお
いては多数の金型の使用が必要となることなどにより製
造コストが高くなるものであった。これらの欠点を改良
し、補強繊維の含有率を高め、軽量化を図り、生産性を
向上させるために、本発明者らは、連続繊維を強化材と
した架橋ポリアミノアミド樹脂、架橋ポリエステルアミ
ド樹脂等のRIM法(レジンインジェクション法)によ
る成形法も発明した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の方法には
以下のような欠点があった。すなわち、硬化物が架橋ポ
リアミノアミド樹脂、あるいは架橋ポリエステルアミド
樹脂であるRIM成形法においては、成形材料は常温で
固体であるので、成形材料を溶融させ、粘度を低く保ち
補強繊維への含浸を十分に図るためには、成形材料を1
20℃以上に加熱溶融し、また金型を100℃以上に保
つ必要があった。
【0004】これら上記の成形方法では、成形時の温度
が高いため、芯材に発泡体を使用した場合には、成形時
の加圧、加熱により、発泡体が軟化し、内部に成形用樹
脂が含浸して肉厚が不均一になったり、発泡体が縮み、
重量が重くなるという欠点があった。そのため芯材に低
融点合金を使用することも考えられたが、硬化成形後の
低融点合金の除去作業が高温下で行われ作業にやけどな
どの危険が伴うこと、また合金のロスが大きいことなど
により、コストアップにつながった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の欠
点に鑑み、生産性が良く軽量で設計の自由度が高いバッ
ト及びその製造方法を提供しようとするものである。本
発明は、繊維強化樹脂材料で外殻強度層を形成したバッ
トにおいて、該外殻強度層は連続繊維を強化材として、
ウレタン変性アクリル樹脂を生成しうる材料で、RIM
成形法により成形したことを特徴とするバット及びその
製造方法である。本発明に使用する補強繊維としては、
たとえば、ガラス繊維、カ−ボン繊維、セラミックス繊
維、ボロン繊維、タングステン繊維、モリブデン繊維、
鋼繊維、ベリリウム繊維、ステンレス繊維等の無機繊維
類、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリビニルア
ルコール系繊維、高張力ポリエチレン系繊維等の合成繊
維の連続繊維を単独または組み合わせて使用できる。こ
れら補強繊維は、織布、ロービング、マットまたは、2
軸、3軸のブレード等の形状にしてこれらの形状のもの
を単独または組み合わせて使用できる。
【0006】本発明のバットにおける補強繊維の含有率
は、樹脂の粘度、補強繊維の種類と形状から任意に選ぶ
ことができるが、通常約30〜80重量%程度、好まし
くは約40〜70重量%程度である。本発明のバットの
製造方法としては、略バット形状の芯体を形成し、該芯
体に連続繊維または該連続繊維よりなる織布、ロービン
グ、マットまたはブレード等形状の補強繊維を単体であ
るいは組み合わせて被覆積層して成形体を成形する。そ
して、該成形体をバット成形用の金型内に配置し、金型
を圧締後、該芯体と金型との間隙に低粘度のウレタン変
性アクリル樹脂のプレポリマーを注入し、金型内で反応
硬化させることにより成形するRIM成形法により、一
体的にバットを成形する方法である。上記芯材としては
、比重が0、03〜0、3のプラスチック製の芯材、た
とえばアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ樹脂
等を発泡体としたり、軽量の中空バルンを混入して形成
する。また、常温では発泡しないが加熱することにより
発泡する材料を前記樹脂に混合して成形する事も出来る
。上記芯材は、芯材に直接補強繊維を被覆積層すること
もできるが、該芯材の表面にチューブをかぶせたり、樹
脂をコーティングするなどして樹脂の層を設けても良い
【0007】
【作用】上記の様に本発明のバットは、ウレタン変性ア
クリル樹脂を生成しうる材料を用いたことにより、前記
材料の粘度が従来のエポキシ樹脂、ナイロン樹脂に比し
て低いので含浸不良が減り、強化材の繊維含有率を大き
くすることで製品の軽量化が出来る。また補強繊維の形
態は、材料が低粘度で含浸しやすいことから織布、マッ
ト、ロービング、2軸、3軸のブレード形状と要求特性
に応じた形状のものを使用することができる。そのほか
、成形温度が低くて済むので、芯材に発泡体等の軽量部
材を使用することができる。また硬化時間が1〜3分間
と短いので生産性が上がり、金型数も少なく出来るので
コストダウン出来る。本発明の製造方法によれば、金型
に注入するウレタン変性アクリル樹脂のプレポリマー粘
度が低く、硬化温度が常温と低いので、連続繊維を補強
繊維として使用しても、該補強繊維間を材料が廻り込み
やすいので含浸し易く金型の隅々まで行きわたり易く、
補強繊維等のずれ等を生じる恐れがないので、部分的に
強度特性を設計することが容易となり、しかも成形品の
完成度が高くなるものである。また、芯材の耐熱温度が
制限されることがないので、軽量で成形上扱い易い材料
を選ぶことができる。
【0008】
【実施例】実施例を図面に基づいて説明する。図1は本
発明のバット1の外観図であり、図2は図1のA−A線
切断端面図である。すなわち外殻強度層2は、硬化樹脂
としてウレタン変性アクリル樹脂、補強繊維4としてガ
ラス繊維、カ−ボン繊維の連続繊維でブレード、マット
、ロービング、織布等の形状に形成して用いた。また、
ウレタン変性アクリル樹脂のプレポリマーの注入装置と
して、2液注入機を用いてバット1を成形した。まず、
ウレタンもしくは、エポキシ等の樹脂で発泡芯材3を、
比重が0.05〜0.15となるように形成し、該芯材
3に補強繊維よりなるスリーブ、マット、ロービングを
被覆積層し、ヨーク部分には補強用に織布を部分的に配
置して、該補強繊維4が50〜70重量%となるように
成形体5を形成した。上記のようにして形成した成形体
5を、バット成形用の金型内に配置し、金型を圧締し金
型内に、2液注入機から前記の成形用材料を注入して、
反応硬化させることによりバット1を得た。上記成形に
際しては、通常、常温で、成形時間は約1〜3分程度で
ある。また、上記芯材を形成する際には、発泡体をその
まま使用することもできるが、該発泡体の表面に、ナイ
ロン、セロハン、ポリエチレン等のチューブを被覆した
り、樹脂をコーティングするなどして、樹脂の層6を形
成すれば、成形材料の発泡体内部への浸透が防止できる
【0009】
【発明の効果】本発明は以上説明したような構成のバッ
ト及びその製造方法であるから、以下のような効果を奏
するものである。すなわち、本発明のバットは、連続繊
維よりなる補強繊維で、繊維含有率も30〜80重量%
と大きくした成形品となるので、曲げ強度、圧縮強度等
を向上させることができ、フレーム外殻全体の厚みを薄
くすることができる。したがって、フレーム重量の軽量
化が図れ、バランスなど設計の自由度が向上する。また
、本発明の成形方法によれば、低粘度で、ウレタン変性
アクリル樹脂のプレポリマーを金型内に注入し、金型内
で反応硬化させるので、繊維とのぬれも良好で、繊維含
有量が多くても充分繊維へ含浸する。更に、常温での成
形が可能であることから、芯材として、アクリル樹脂、
ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の発泡体を用いることが
できるので、芯材の成形が簡単であるから、工程を簡素
化でき、コストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバットの外観図。
【図2】本発明のバットのA−A線切断端面図。
【図3】本発明のバット成形体の説明斜視図。
【符合の説明】
1  バット 2  外殻強度層 3  芯材 4  補強繊維 5  成形体 6  樹脂層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維強化樹脂材料で外殻強度層を形成した
    バットにおいて、該外殻強度層は補強繊維を強化材とし
    て、ウレタン変性アクリル樹脂を生成しうる材料で、成
    形したことを特徴とするバット。
  2. 【請求項2】予め略バット形状に形成した芯材に、強化
    材を被覆積層し、バット成形用の金型に配置後、ウレタ
    ン変性アクリル樹脂を生成しうる材料を注入し、金型内
    で反応硬化させることによりバットを成形することを特
    徴とするバットの製造方法。
  3. 【請求項3】前記芯材は発泡体であり、該芯材の表面に
    樹脂の層を設けたことを特徴とする請求項2記載のバッ
    トの製造方法。
JP3044410A 1991-02-15 1991-02-15 バット及びその製造方法 Pending JPH04261681A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07213662A (ja) * 1994-01-19 1995-08-15 Easton Aluminum Inc 模造木製複合ボールバット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07213662A (ja) * 1994-01-19 1995-08-15 Easton Aluminum Inc 模造木製複合ボールバット

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