JPH04257424A - 標識作製機械 - Google Patents

標識作製機械

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JPH04257424A
JPH04257424A JP3264055A JP26405591A JPH04257424A JP H04257424 A JPH04257424 A JP H04257424A JP 3264055 A JP3264055 A JP 3264055A JP 26405591 A JP26405591 A JP 26405591A JP H04257424 A JPH04257424 A JP H04257424A
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JP
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sheet material
tool holder
machine
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sign
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JP3264055A
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George F Jambor
ジョージ エフ.ジャムボー
Gary J Wirth
ゲイリィ ジェイ.ワース
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Brady Corp
Original Assignee
Brady Corp
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    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D5/00Arrangements for operating and controlling machines or devices for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
    • B26D5/08Means for actuating the cutting member to effect the cut
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    • B26F1/18Perforating by slitting, i.e. forming cuts closed at their ends without removal of material
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    • B26F1/38Cutting-out; Stamping-out
    • B26F1/3806Cutting-out; Stamping-out wherein relative movements of tool head and work during cutting have a component tangential to the work surface
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    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、完成された標識を物品
の表面に付着する感圧接着剤の層を有するシート材料か
ら、字、数字、記号、意匠等のような1つ又はそれ以上
の文字を有する標識を作る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一表面上に感圧接着剤の層を有するプラ
スチックフィルムのような種々の種類のシート材料が識
別技術で用いるための標識を作製するために広く使用さ
れており且つ使用されていた。標識は所望の情報を伝達
するために必要とされる字、数字、記号又は意匠等から
なり、それらの組合せを含むことができる。感圧接着剤
シート材料で作られた標識は2つの広い範疇に分けるこ
とができ、即ちシート材料は選択された文字で印刷され
るか又はシート材料は選択された情報の形状で形成され
るかである。本発明は感圧接着剤シート材料から字範疇
の標識を作るための新規な標識作製装置及び方法に関す
る。
【0003】本発明に含まれる種類の接着剤シート材料
は、標識の作製中及び物品への標識の貼布までの間接接
着剤層を覆い且つ保護する作用をするライナに分離可能
に付着されている。標識は、ライナに取付けられている
間にシートの選択された文字をカットし、次に文(le
gend)を取囲む廃棄材料を分離し、それに続いて標
識は貼布の準備ができる。
【0004】標識を作るために接着剤シート材料から文
字をカットするために現在使用されているカット装置又
は方法の3つの範疇、即ち(1)破砕カットと、(2)
ナイフ又はかみそりカットと、(3)剪断カットとがあ
る。
【0005】標識の文字又は文字組の形状で高くされた
カット縁を有するダイの使用は標識作製の破砕カット方
法の1つの例である。例えば、米国特許第3,465,
627号(ビンノート、1969年)及び米国特許第3
,826,167号(ペレトほか、1974年)を参照
されたい。ダイカットは多数の文字をもつ文を有する標
識を作製するために使用されることができるが、これは
各文のためのダイを作るための費用の故に一般的に実用
的ではない。それ故、ダイカットはライナに取付けた個
々の文字をカットするためにしばしば使用され、それを
後で標識のための選択された文を作るために組合わせ又
は整列させる。ダイはシート材料と直接接触状態にもた
らされることができ、それによりそれらのカット縁は作
動中材料を通して接触状態にもたらされることができ、
それによりそれらのカット縁は作動中材料を通してライ
ナまで貫通する。別の形式のダイカットはシート材料の
間接カットを含み、カットされる接着剤シート材料の上
に可撓性フィルムを採用し、ダイは可撓性フィルムと接
触し、力が可撓性フィルムを通して伝達され、ダイがシ
ート材料と直接に接触しなくても又はシート材料を貫通
しなくても下に横たわるシート材料をカットする。 この技術は、例えば米国特許第3,490,362号(
マサリ、1970年)、米国特許第4,014,257
号(ベッテンハウゼン、1977年)、米国特許第4,
604,153号(メルビー、1986年)及び米国特
許第4,867,056号(アンダーソンほか、198
9年)に示されている。
【0006】上で引用した特許第3,826,167号
、同第4,014,257号及び同第4,867,05
6号は、複数個の文字で作られた文を有する感圧シート
材料から標識をカットするダイのための機械を開示して
いる。しかしながら、これらの特許の機械は標識のそれ
ぞれ個々の文字(例えば字)のための別個のダイを利用
しており、1つの文字は一度にダイカットされ、その後
新しいダイが次の文字をカットするために機械へ挿入さ
れなければならない。これらの特許は複数個の文字を有
する標識を感圧接着剤シート材料から作製するための方
法としてダイカットの非実用性を見せつけている。
【0007】マイクロプロセッサ制御X−Yプロッタの
最近の利用可能性及び発展は感圧接着剤シート材料から
標識を作製するための別の装置を提供している。接着剤
シート材料をカットするためのプロッタは、ESABオ
ートメーション社、サイン−トロニクUSA社、ガーバ
ー・サイエンティフィック・アンド・サングラフ・オー
トメイテット・システムズを含む多くの会社によって商
業的に販売されている。この形式の機械は多くの特許に
も開示されており、その代表例を列挙すると次のとおり
である。第4,467,525号(ローガンほか、19
84年)、第4,512,839号(ガーバー、198
5年)、第4,608,891号(フリスビーほか、1
986年)、第4,732,069号(ウッドほか、1
988年)、及び第4,794,542号(プロクター
ほか、1988年)。
【0008】上記特許に開示されたプロッタ型標識作製
機械は接着剤シート材料から標識を作るためにナイフ又
はかみそりカット技術を使用している。従って、上記特
許の全ては接着剤シート材料を貫通してカットするナイ
フを開示している。ナイフは、横機械方向又はY−軸線
方向に移動するように駆動されるキャリッジ上で垂直方
向位置に支持される。シート材料は一般にそれが標識の
文字を作るためにカットされている時に機械方向又はX
−軸線方向に前進される。また、ナイフはしばしばシー
ト材料がカットされている時に垂直軸線又はθ軸線の周
りに回転することができる。このため、これらの特許に
説明されている従来技術の機械は、カットナイフを横機
械方向に移動する機構と、シート材料を機械方向に駆動
する機構と、カットナイフをθ軸線の周りに回転させる
と同時にシート材料をカットし、選択された形状の標識
を作るシステムとを採用している。
【0009】上記プロッタ型標識作製機械の他の特徴は
、シート材料をカットするためにナイフと関連して静止
アンビルを使用することを含む。アンビルは、或る機械
ではx−y機構を有し、他の機械では回転軸を有する大
きな静止した平らな板である。また、当該型の従来技術
の機械は一般にシート材料の長手方向縁に沿って給送孔
を有する接着剤シート材料と共に使用するように設計さ
れており、従って機械を通してシート材料を前進させる
種々の型のスプロケット駆動機構を組入れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によって教示
されたプロッタ型標識作製機械の本質は、これらの機械
が一般にかなりのフレーム又は重いフレームに正確に支
持された種々の機械的要素を有する大きな機械であるこ
とである。例えば、機械を通してシート材料を給送する
ため及び種々の機械的要素を互いに相対的に位置決めす
るために採用された構成要素は大きなベンチ又は床に取
付けられた機械を結果として生じる。また、この型の従
来技術の標識作製機械と換算したカット機構及び他の構
成要素は高い動力条件を賦課している。それ故、上に列
挙した特許によって教示されたプロッタ型標識作製機械
及び商業的に入手可能な機械は、一定の場所で使用する
ためにだけ適した比較的高価で大きな機械である。若干
の大きな会社はそのような機械を彼らの工場の一定の場
所に設置することができるが、小規模及び中規模の会社
はしばしば適当な設備を有し且つ標識作製を専門とする
他の会社に標識を注文しなければならない。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般に複数個
の文字又は他の記号からなる文を接着剤シート材料から
作るために適した可搬式標識作製機械を提供する。機械
は、X−軸線及びY−軸線に沿って運搬するようになっ
ている文字形成機構と、機械を通して接着剤シート材料
を前進させる装置と、選択された標識を接着剤シート材
料に形成するために指定された入力を読出すため及び文
字形成機構を制御するための命令のプログラムを記憶す
る記憶装置と、命令のプログラムに応動し且つ文字形成
を制御するようにインタフェースで連結されたマイクロ
プロセッサとを含む。本発明は、プランジャと、プラン
ジャを往復駆動してシート材料を衝撃し文字を形成する
装置とを含む前記した型の標識作製機械の新規な文字形
成機構であって、文字形成中シート材料上に重複する衝
撃を形成するように運搬される文字形成機構を提供する
。別の特徴では、本発明はプランジャ駆動装置が複動ソ
レノイドからなる上記した型の新規な文字形成機構を提
供する。本発明の他の特徴は、標識作製機械中で文字形
成機構を支持するための新規な構造と、文字形成機構を
運搬し且つ接着剤シート材料を前進させるための新規な
ステップモータ構成と、標識作製機械中の新規なアンピ
ル構成と、可搬式標識作製機械に特に適する機械構造と
に関する。本発明のこれらの及び他の新規な且つ有用な
特徴はここで以下に提供される詳細な説明で十分に説明
される。
【0012】本発明の十分な且つ可能な説明は本発明を
実行するために現在企図された最良の様態を例示する添
付図面を参照する。
【0013】
【実施例】以下の詳細な説明は本発明の標識作製装置の
現在好適とされる実施例を提供する。説明は次の概要に
従う幾つかの項目で構成されている。 (イ)全体的な機械の説明、図1〜図4、(ロ)フレー
ム20、図5〜図11、(ハ)キャリッジ110、図1
2〜図18、(ニ)シート材料の前進、図19〜図21
、(ホ)文字形成機構、図22〜図26、(ヘ)電気ハ
ードウェアの説明、図27、(ト)ソフトウェアの説明
、図28〜図47、(チ)標識作製、図48〜図52、
(リ)標識の分離、図53〜図55、(ヌ)検討。
【0014】(イ)全体的な機械の説明、図1〜図4図
1は概ね矩形のハウジング2を含む本発明の例示的な機
械1を示し、該ハウジングは好適な実施例ではプラスチ
ックで作られ、機械の種々の要素を収納し且つ支持する
。ハウジングは底部又は基部部材4の後部に沿ってヒン
ジ結合されたカバー又は頂部部材3を有し、該2つの部
材は周囲唇部5に沿って互いに分離している。カバー3
は側部壁7によって囲まれた頂部パネル6を有し、基部
部材4は側部壁9によって囲まれた底部パネル8(図1
では見えない、図3を参照されたい)を有し、カバー3
及び基部部材4は両方共に三次元構造であるので、選択
された構成要素はそれぞれの中に配置されることができ
る。ラッチ10及び11はハウジングが閉じられた時に
カバー及び基部部材3及び4を一緒にロックする。ラッ
チが配置されたハウジングの側部はこの説明では機械1
の前面と称せられる。キーボード12と液晶表示装置1
3(キーボードの直ぐ上方に位置決めされている)とは
両方共にカバー3の頂部パネル6の内部に固定されてい
る。図2に詳細に示したように、キーボード12は、字
A〜Zのため及び数字0〜9のための英数字のキーの組
と、句読点、「$」及び「#」及び他の記号のような特
別の記号をもったキーの組とを有する。これらのキーは
破線12aによって囲まれており、それぞれのキーは機
械1で作られる標識に含まれることができる文字又は記
号を表わし、幾つかのキーは2つの文字を選択的に表わ
すことができるとこに注目されたい。また、キーボード
は図2で破線12bで囲まれた機能キーの組を含む。 操作者は他の種類のマイクロプロセッサ制御装置のため
に採用されたものと同様に機械1で作られる標識の内容
をキーボードを用いてプログラムする。プログラミング
作業は当業界でよく知られているようにメニュー駆動基
準で行われ、それにより操作者は表示装置13上のメニ
ュー又は助言の形で命令を提供され、メニュー選択を選
ぶために適当な1つ又は複数のキーを押すことによって
応答する。機能キーは選択された標識文をプログラミン
グすることを援助するために使用される。「挿入」キー
は編集モードを変えるために含まれている。「削除」キ
ーはカーソル位置にある文字が削除されることを許す。 左矢及び右矢を含むカーソル矢の組はカーソルが表示装
置13内で位置決めされることを許す。「メニュー」キ
ーは主メニューを表示装置上に呼出することを許すため
に設けられ、カーソルはメニューから特別の選択をする
ために移動されることができる。「記入」キーは文が完
全に構成された後に機械と関連した記憶装置に標識の文
を記入するために使用される。また、「記入」キーはメ
ニュー項目を選択するために使用される。「給送」キー
はシート材料に画成された選択された文のための所定の
位置へシート材料を前進させ、「カット」キーは材料に
文を形成するために作動される。「再検討/編集」キー
は操作者が標識文のリストを検討することを許し、「消
去」キーは文をリストから除去するために使用される。 「取出/停止」キーはメニューを取出すため又はシート
材料のカットを停止するために作動される。「ロード/
アンロード」キーはキャリッジ(本書で後述される)を
機械中で選択された位置へ移動することによってシート
材料を機械に装填することを容易にするために使用され
る。「キャップロック」キーは使用された時に大文字を
選択する。このように、機械1で標識を作るために、操
作者は適当な字、数字及び/又は記号キー及び機能キー
を作動し、それにより選択された文を機械の記憶装置に
プログラムする。
【0015】ハウジング2は3つの主要な内方隔室、即
ち処理隔室14と、シート材料供給隔室15と、モータ
隔室16とを含む。
【0016】図3はハウジングの基部部材4中の構成要
素の若干を示す開いた時のハウジング2の平面図である
。フレーム20はハウジングの処理隔室14中に配置さ
れ、フレームをハウジングの内側の所定の位置に固定す
るためにねじ等で基部部材の底部パネル8に取付けられ
た隅部柱21〜24を含む。フレーム20は、隅部柱2
1及び23の間に支持されたスライド軸25と、隅部柱
22及び24の間に支持されたスライド軸26とを含む
。送込ローラ27、送込ニップローラ28及び案内ロー
ラ29は隅部柱21及び22の間に軸支され、ローラ2
7及び28は接着剤シート材料が処理のために給送され
るニップを形成する。送出ローラ30及び送出ニップロ
ーラ31は隅部柱23及び24の間に軸支され、処理の
ために機械を通してシート材料を引張るためのニップを
形成する。フレーム20は接着剤シート材料に標識を画
成するために使用される数個の機械的及び電気的要素を
支持し、全ての要素はこの説明で詳細に後述され且つ他
の図に示されている。
【0017】交流電力供給部35が供給隔室15の後部
に配置され、例えば米国では120ボルトまたは他の国
で使用されている220ボルト又は他の電圧のような適
当な交流電圧源へ連結される。図示しない電力コードが
このために電力供給部35へ連結され、機械の頂部上の
スイッチ34(図1)が電力をオン及びオフに切換える
ために使用される。
【0018】電力供給部は複数個の二次巻線で交流電圧
を下げるように交流電源電圧を逓降するための変圧器3
6を含む。下げた二次交流電圧を、機械を作動するため
に必要とされる直流電圧へ変換するための構成要素を支
持する回路板37が電力供給部と関連しており、また後
述される種々の電気的に駆動される構成要素への連結が
該回路板でなされる。図示しないカバーがハウジングの
内側で電力供給部及び回路板の上に固定される。後述す
る電気的に駆動される構成要素を回路板37へ連結する
ワイヤは説明を明瞭にするために図面に示されていない
が、適当な配線は当業者に明らかであろう。
【0019】ハウジングの開口39(図1を参照)を通
して冷却空気を引入れ且つ該空気をハウジングの内部を
通して循環させるためのファン38が供給隔室15の前
部にある。図4で見える電圧調整器40はファンの底部
に固定されており、電力供給部からの出力電流を直流2
4ボルトに制御し、電圧調整器のための熱溜め41がフ
ァンの前部に取付けられている。機械1は標識作製動作
中約110ワットの電力を消費し、従って内部冷却を必
要とする。冷却空気はカバー3の頂部に沿って形成され
た排気口42を通って及びスロット47を通ってハウジ
ングから流出し、該排気口及びスロットは図1に示され
ている。
【0020】感圧接着剤シート材料46のロール45が
供給隔室15中で電力供給部とファンとの間で支持され
ている。シート材料はフレーム20上に支持された要素
によって処理隔室を通って前進され、図1を参照すると
選択された標識48がシート材料のウェブに形成された
後ハウジングのカバー部材3のスロット47を通ってハ
ウジング2から出る。
【0021】図4の断面図は、機械1の供給隔室15の
追加の細部と、隔室中に配置された数個の構成要素の間
の関係とを提供する。
【0022】変圧器36は成形されたハウジング2の一
体部分として形成された垂直な柱50に固定された回路
板37上に取付けられている。ファン38はハウジング
の部分として成形された柱51を貫通するねじによって
所定の位置に保持されている。
【0023】感圧シート材料46のロール45は、中空
の芯54と、芯の一端にあるフランジ55と、芯の他端
にあるフランジ56とを含む。シート材料46のウェブ
は芯54上に巻かれている。フランジ55の外方縁の下
方部分はハウジングの基部部材4の部分として成形され
たC字形状の円弧状チャネル57中にとまり嵌めで嵌合
する。フランジ55及びチャネル57の構成は機械1中
でのロール45の正確な横機械配置を提供し且つ供給ロ
ールの単一のフランジの新規な使用であり、構造の最小
限の部分とのシート材料の整合を達成し且つ電力を必要
とする作動要素がない。チャネル57は、基部部材4の
部分として成形され且つ中心開口59を含む半円形壁5
8と当接している。芯54は中空であるので、ファン3
8によってハウジング中へ引入れられた冷却空気は芯5
4及びフランジ55を貫通する軸線方向開口60を通り
且つ壁58中の開口59を通って流れることができ、電
力供給部を冷却する。この空気循環系は最小の空間条件
で有効な冷却を達成する。
【0024】シート材料46のウェブがロール45から
引出され且つ処理のために機械を通して前進される様態
はこの説明の項目(ニ)で後述される。
【0025】標識作製機械1は可搬式機械であり且つハ
ンドル49(図1)を含み、該ハンドルによって機械は
標識が作られる現場まで担持されることができる。本発
明に従う機械の別の新規な特徴は、それがコンパクトな
寸法の可搬式で軽量な標識作製機械で具現化されること
ができることである。例えば、本発明の機械の開発上の
原型は約25cm(10インチ)幅×46cm(18イ
ンチ)長さ×約13cm(5インチ)高さの寸法を有し
且つ約7キログラム(16ポンド)だけの重さを有する
【0026】(ロ)フレーム20、図5〜図11フレー
ム20の構造細部は図5〜図11に示されている。隅部
柱21〜24はハウジング2の基部部材4の底部パネル
8に取付けられ且つフレームの支持要素を形成する。
【0027】まず図6及び図8を見ると、隅部柱21及
び22はそれぞれがハウジングの底部パネル8上にある
丸い基部パッド65と、パッド65から上方へ延在する
ペデスタル66と、該ペデスタルから垂直に延在する三
方側部付チャネル67とを含む。各隅部柱の基部パッド
65、及び隅部柱23及び24は、好ましくはハウジン
グ2からの振動を絶縁するために図示しないゴムパッド
上にある。送込ローラ27は隅部柱21及び22のペデ
スタルの間に軸支されている。ローラ27はより大きな
直径の円筒状中央部分69の各端から延在する中心短軸
68を含む。ローラ27は鋼製のローラであり、その中
心部分69は接着剤シート材料46との摩擦接触を増大
するために刻目付の又はそれ以外の粗くされた外方表面
を有する。送込ローラ27は柱21及び22中の調心軸
受中に軸支され、シート材料のウェブがここで後述され
るように機械を通して前進される時に機械の前部から反
時計方に見て約1/4回転をするように各隅部柱にロー
ラの短軸68がある。隅部柱22に近い短軸68の周り
にある逆張力ばね71はローラ27を時計方向に偏圧す
るために一定のばね力を加えるように配置されている。 ばね71の一端は隅部柱22のペデスタルの一要素とし
て形成された腕72に沿って係止され、該ばねの他端は
軸68に係止されている。円弧状位置腕70は隅部柱2
1に近い送込ローラ27の短軸68上に担持され且つ後
述する光学式センサ系の可動要素を形成する。
【0028】垂直方向スライダ73が各隅部柱21及び
22のチャネル67中に位置決めされる。送込ニップロ
ーラ28はスライダ73の下方端の間に軸支されている
。ニップローラ28の各端は隅部柱21において図8の
(A)に示したように各スライダ73中に取付けられた
ブッシュ73a中に支持されている。つる巻ばね74が
各ブッシュ73aの周りに延び、スライダ73に係止さ
れた一端と、各隅部柱においてチャネル67の底部に係
止されたその他端とを有する。この構成は隅部柱21に
関する図8の(A)に最良に図示されており、隅部柱2
2における構成は同じである。ニップローラ28の各端
におけるばね74はローラを送込ローラ27の方へ偏圧
する作用をし、圧力をニップに加える。更に、両スライ
ド73は、接着剤シート材料のウェブをローラ27及び
28の間に通すことができるように充分な距離だけニッ
プローラ28を送込ローラから離れる方へ持上げるよう
に高くされて設計されている。隅部柱21におけるスラ
イダ73は図8の(A)でその下げられた位置に図示さ
れており、そこでニップローラ28は送込ローラ27の
鋼製ローラ69との接触線に圧力を加える。スライダ7
3は図8の(B)でその高くされた位置に図示されてお
り、その位置へスライダは手動で高くされ、ニップロー
ラ28を送込ローラから離れる方へ持ちあげるようにし
且つ接着剤シート材料をそれと送込ローラの中央部分6
9との間に通すことを許すようにし、ばね74はウェブ
の通しが完了するまでニップローラ28をその高くされ
た位置に保持し、それに続いてスライダはニップローラ
28が送込ローラ27と再び接触するように下方へ押さ
れるように構成されている。図8の(B)を参照すると
、ばね74の腕74aは図示したようにチャネル67の
隅部と係合するL字形状の端部分74bを有し、スライ
ダ73がチャネル67から押出されるのを防止する。 このようにして、ばね74は2つの作用を行うように形
成されており、ニップローラ28を送込ローラ27の方
へ偏圧し、スライダ73がその下げられた位置にある時
にそれらの間にニップを形成し且つまたスライダ73を
必要な時にその高くされた位置に保持する。
【0029】図5に示したように、パネル75は隅部柱
21から延在し、同様なパネル75は隅部柱22から延
在し、両パネル75は機械方向へ延びている。案内ロー
ラ29は隅部柱21及び22のパネル75の間に軸支さ
れている。図8の(A)は隅部柱21のパネル75を立
面図で示しており、隅部柱22のパネル75は同じ構成
を有する。
【0030】図6を見ると、ハブ76は隅部柱21のチ
ャネル67から横機械方向へ突出し、短軸77はハブか
ら延びている。歯付遊びプーリ78は短軸77上で自由
に回転する。同様に、ハブ79は隅部柱22のチャネル
67から突出し、短軸80はハブ79に固定され且つそ
れから延びており、歯付遊びプーリ81は短軸80上で
自由に回転する。
【0031】図5を再び見ると、スライド軸25の一端
は隅部柱21のペデスタル66から機械方向へ突出する
ハブ82(図8の(A)を参照)に固定されている。同
様に、スライド軸26の一端は隅部柱22のペデスタル
66から延びるハブ83に固定されている。
【0032】隅部柱21及び22は成形されたプラスチ
ックで最も有効に作られており、基部パッド65、ペデ
スタル66、チャネル67、パネル75、ハブ76/7
9及びハブ82/83を一部片単体の一体要素として含
む。
【0033】図7は隅部柱23及び24を立面図で示し
ており、ローラ30及び31は柱の間に支持されており
、図9の(A)は隅部柱23の細部を示しており、柱2
4は構造が概ね同様である。
【0034】隅部柱23及び24はそれぞれがハウジン
グの底部パネル8上にある丸い基部パッド85と、パッ
ド85から上方へ延在するペデスタル86と、該ペデス
タルから垂直に延在するL字形状のチャネル87とを含
む。柱23及び24のチャネル87は図9の(A)〜図
11に最良に示されるようにフレーム20の送込端の方
へ傾斜している。送出ローラ30は隅部柱23及び24
のペデスタルの間に軸支されており、ローラ30は鋼製
の中心軸88とゴムローラ89とを含み、軸88はロー
ラ89の各端を越えて延びている。ローラ30の軸88
はハブ91を貫通し且つそれに軸支され、ハブ91は柱
23及び24のそれぞれのペデスタル86の頂部におい
て横機械方向へ延びている。軸88は隅部柱24のハブ
91内に配置された一方向クラッチ92を貫通しており
(図5を参照)、該クラッチは送出ローラ30を一方向
へだけ、即ち機械の前部から見て時計方向へだけ回転さ
せるようになっている。
【0035】垂直方向スライダ93が各隅部柱23及び
24のチャネル87中に位置決めされる。送出ニップロ
ーラ31はスライダ93の下方端の間に軸支されている
。ニップローラ31の各端は隅部柱23において図9の
(A)に示したように各スライダ93中に取付けられた
ブッシュ93a中に軸支されている。つる巻ばね94が
各ブッシュ93aの周りに延び、スライダ93に係止さ
れた一端と、各隅部柱においてチャネル87の底部に係
止されたその他端とを有する。この構成は隅部柱23に
関する図9の(A)に最良に図示されており、隅部柱2
4における構成は同じである。ニップローラ31の端に
おけるばね94はニップローラ31を送出ローラ30の
方へ偏圧する。また、スライド93はニップローラ31
を送出ローラ30との接触から離れる方へ移動させるよ
うに手動で押下げられ、接着剤シート材料のウェブをロ
ーラ30及び31の間に通すことができるように設計さ
れている。スライダ93が下方へ押されると、ニップロ
ーラは送出ローラに対して相対的に下げられ、ばね94
は、前述したスライダ73のばね74の作用と同様に、
ウェブ通しが完了するまでニップローラをその下げられ
た位置に保持するように構成されている。図9の(B)
はスライダ93がその下げられた位置にある隅部柱23
を示している。ばね94の腕94aは、スライダ93を
その下げられた位置に保持するようにチャネル87の部
分と係合するL字形状の端部分94bを有する。 スライダ93の高くされた位置は図9の(B)に破線で
示されている。このようにして、ばね94はばね74と
同様な2つの作用を有し、即ちローラ31を送出ローラ
30に対して偏圧し、スライダ93が高くされた時にそ
れらの間にニップを形成し且つまたシート材料を2つの
ローラの間に通すことを容易にするためにスライダ93
をその下げられた位置に保持する。
【0036】図7を参照すると、歯付駆動プーリ97が
隅部柱23のハブ91を越えて延びる部分においてロー
ラ30の軸88の端にロックされている。駆動プーリ9
7はブレーキドラム98を含み、その目的及び作用は後
述される。歯付駆動プーリ99は隅部柱24のハブ91
を越えて延びるその部分に沿ってローラ30の軸88の
端にロックされている。
【0037】図5を再び見ると、スライド軸25の一端
は隅部柱23のペデスタル86から機械方向に突出する
ハブ102中に固定されている(図9の(B)を参照)
。同様に、スライド軸26の一端は隅部柱24のペデス
タル86から延びるハブ103中に固定されている。
【0038】隅部柱23及び24は成形されたプラスチ
ックで最も有効に作られており、基部パッド85、ペデ
スタル86、チャネル87、ハブ91及びハブ102又
は103を一部片単体の一体要素として含む。
【0039】図10は機械1の前部から見たフレーム2
0の側面図であり、スライド軸26、隅部柱22及び隅
部柱24はこの図に示されている。可撓性を有する歯付
前部ベルト105は、隅部柱24における送出ローラ3
0の駆動プーリ99と、隅部柱22上に取付けられた短
軸80上の遊びプーリ81との周りに掛けられている。 図5を見ると(図11をも参照)、可撓性を有する歯付
後部ベルト106は、隅部柱23における送出ローラ3
0の駆動プーリ97と、隅部柱21上に取付けられた短
軸77上の遊びプーリ78との周りに掛けられている。 ベルト105及び106は機械1で2つの異なる動作モ
ードを有し、1つのモードではベルトは接着剤シート材
料46を処理のために機械1を通して前進させるために
送出ローラ30を駆動する駆動ベルトとして作用し、第
2のモードではベルトは静止して保持され、キャリッジ
をスライド軸25及び26に沿って駆動するためのラッ
ク及びピニオン駆動系のラック要素として作用し、これ
ら全ては後の項目(ハ)で詳細に説明される。
【0040】図11は接着剤シート材料46がフレーム
20上に支持されたローラに対して配置される様態を示
す。フレームの送込端において、隅部柱21及び22の
間で、接着剤シート材料のウェブ46は送込ローラ27
とニップローラ28との間のニップを通過し、次に案内
ローラ29の下を通過する。フレームの送出端において
、隅部柱23及び24の間で、ウェブ46は送出ローラ
30とニップローラ31との間のニップを通過する。 標識がウェブ46に画定された後、ウェブは矢線Aで示
したように機械1から出る。送込ローラ27は粗くされ
た表面を有する中央部分69を有し、送出ローラ30は
機械を通してウェブを前進させるためにウェブ46との
良好な摩擦接触を提供する硬質ゴムローラ89を含む。
【0041】(ハ)キャリッジ110、図12〜図18
キャリッジ110はフレーム20のスライド軸25及び
26上を支持され、キャリッジはスライド軸に沿って前
後に駆動されるようになっており、キャリッジを駆動す
るため、機械を通してシート材料を前進させるため及び
文字形成機構を駆動するためのステップモータを担持し
ている。
【0042】図12〜図14から始めると、キャリッジ
110は、機械の後部にある直立した後部スライド部材
111と、機械の前部にある直立した前部スライド部材
112と、2つのスライド部材を一緒に連結して剛固な
単体を形成する金属製チャネル113とを含む。チャネ
ル113はキャリッジの若干の作動要素を覆い、それら
を損傷から護る。スライド部材111は円形内腔114
を有し(図13及び図16を参照)、該円形内腔はその
下方端において円形ボス114aを貫通し、スライド軸
25は内腔114を貫通し、C字形状のチャネル114
bはスライド部材111の下方端の残部を横切って延び
ている。スライド部材112の下方端はC字形状のチャ
ネル115を有し、スライド軸26はチャネル115を
貫通している。スライド部材111及び112は一部片
単体の一体部品としてここで説明した種々の要素を含む
ように形成された成形プラスチックで有効に作られてい
る。後部スライド部材11の内側は図15に示され、そ
の外側は図16に示されている。前部スライド部材11
2の外側は図17に示されている。チャネル113は図
15で断面図で示されている。
【0043】概ねC字形状の板116がスライド部材1
11から後方へ延びる離間したボス117及び118に
取付けられている。ステップモータ119は、図12及
び図16に最良に示された板116の垂直方向パネル1
16a上に取付けられている。ステップモータ119の
出力軸は板116を貫通し(図15を参照)且つ板の内
側に出力ピニオン120を担持している。駆動軸121
はスライド部材111及び112を横切って延び且つ該
スライド部材に軸支されている。駆動軸121の一端は
スライド部材111と板116との間に位置決めされ、
駆動歯車122及び同心状駆動ピニオン123を含む段
付歯車を担持している。歯付ベルト124(図12参照
)はステップモータ119の出力ピニオン120と軸1
21上の駆動歯車122とを連結する。駆動軸121の
前部端は前部スライド部材112を貫通し、駆動ピニオ
ン123と同じ直径を有する駆動ピニオン125を担持
している(特に図17を参照)。
【0044】図12を見ると、横軸126が部材111
及び112の間に滑動可能に取付けられており、且つ各
スライド部材の外側に延びる端部分を有する。ローラ1
27は前部スライド部材112の外側で軸126の端部
分上に回転可能に取付けられ(図17をも参照)、ロー
ラ128は後部スライド部材111の外側で軸126の
端部分上に回転可能に取付けられている(図16をも参
照)。横軸126は、前部スライド部材112に沿って
垂直方向に移動し得る傾斜路129(図17)と後部ス
ライド部材111に沿って垂直方向に移動し得る傾斜路
130(図15)とによってフレーム20の送込端の方
へばね偏圧されている。傾斜路129及び130はそれ
ぞれが、横軸126に当接する傾斜した壁と、傾斜路と
横軸との間の接触を維持するように各傾斜路を偏圧する
ばね131とを有する。軸126の垂直方向位置はスラ
イド部材111及び112の一体要素として形成された
上方ストッパ133及び下方ストッパ134の間に維持
される。
【0045】前部ベルト105は、図17を参照すると
、駆動軸121上の駆動ピニオン125と横軸126上
のローラ127との周りを通り、次に項目(ロ)で説明
され且つ図10に示された隅部柱24にある駆動プーリ
99と隅部柱22にある遊びプーリ81との周りを通っ
て連結された無端の歯付ベルトである。後部ベルト10
6は、駆動軸121上の駆動ピニオン123と横軸12
6上のローラ128との周りを通り、次に項目(ロ)で
説明され且つ図5に示されたように隅部歯質23にある
プーリ97と隅部柱21にある遊びプーリ78との周り
を通って連結された無端の歯付ベルトである。ステップ
モータ119が作動され、より詳細に後述するようにロ
ーラ30が回転を妨げるように制動されると、キャリッ
ジ110は機械1のプログラムされた命令によって制御
されるようにベルト105及び106に沿って二方向へ
、即ち機械の右方又は左方のいずれかへ駆動されること
ができる。このため、ステップモータ119はキャリッ
ジ110を機械方向へ、即ちX−軸線に沿って駆動する
。横軸126はベルトに適当な張力を維持する作用をす
る。傾斜路129及び130はばね131によって上方
へ押圧され、軸が各傾斜路の傾斜した壁と接触すること
のために機械方向へ伝達する。ばね131は、最小のバ
ックラッシをもってキャリッジの円滑な運動を達成する
ために充分な張力をベルト105及び106に維持する
ために必要とされる適当なばね力を有するように選択さ
れる。
【0046】工具保持体140(図12〜図14、図1
8)が駆動軸121の周りに枢動可能に取付けられ、駆
動軸は工具保持体中の適当な位置に固定されたブッシュ
141を貫通している。工具保持体は、後部スライド部
材111に取付けられたC字形状の板116の水平方向
パネル116b上に取付けられた工具保持体駆動ステッ
プモータ142(図16をも参照)の作動の際に機械の
横機械方向へ、又はY−軸線の方向に駆動される。ステ
ップモータ142の出力軸はパネル116bを貫通し且
つ出力ピニオン143を担持している。駆動歯車144
及び同心状駆動ピニオン145を含む段付歯車138は
板116の短い水平方向パネル116cと該板のパネル
116dとの間に軸支された回転可能な垂直方向軸13
9に取付けられている。歯付駆動ベルト146は出力ピ
ニオン143と駆動歯車144との周りに掛けられてい
る。開口147が板116の離間したパネル116b及
び116cに画成されている。歯付ベルト148は駆動
プーリ145の周りに掛けられ、スライド部材111の
開口147及び同軸状開口147aを貫通し、且つ垂直
方向ピン149、ばね154の垂直方向腕150、及び
工具保持体140上の垂直方向ピン151の周りに掛け
られており、更に駆動ベルト148は前部スライド部材
112上に回転可能に取付けられた歯付遊びプーリ15
2の周りに掛けられており(図17)、駆動ベルトはス
ライド部材112の開口153を貫通している。図18
を見ると、腕150は、工具保持体140の送込端(図
12も参照)において垂直方向スロット155中に担持
されたつる巻ばね154の僅かに湾曲した垂直方向腕で
ある。ばね154のコイル巻部分はスロット155中に
くさび止めされ、スロットの垂直方向壁は腕150を位
置決めする。ばね154の腕156は横軸126の頂部
に当接し、ばね154の腕150はスロット155の後
部壁に当接し、各腕は異なる作用を行う。腕150は工
具保持体140の円滑な運動を達成するべくベルト14
8を緊張するように駆動ベルト148をピン149及び
151から離れる方へ偏圧する。ステップモータ142
の作動は機械1のプログラムされた命令によって制御さ
れるように工具保持体140を駆動軸121に沿って前
後に駆動させる。
【0047】次に図13を見ると、静止したアンビル1
60がキャリッジ110の送出端においてスライド部材
111及び112の間に延在している。アンビル160
は各スライド部材の下方端において円筒状ボス161中
で適当な位置に固定された円筒状鋼製軸である。標識が
形成される接着剤シート材料はアンビル160の上を通
り、工具保持体140中に支持された文字形成機構(後
述される)の下を通る。ばね154の腕156(図18
)は工具保持体をアンビル160の方へ偏圧する。
【0048】キャリッジ110は、1つの文字又は一群
の文字が機械1中で処理されるシート材料に形成された
後に(及び本書の項目(ト)のソフトウェアの説明で説
明される他の時間に)フレーム20の送出端にある休止
位置へ移動するように制御される。図9の(A)、図9
の(B)及び図11を参照すると、隅部柱23は、分岐
部171に発光ダイオード(LED)を有し且つ分岐部
172に光電セルを有するU字形状要素であるキャリッ
ジ休止光学式センサ170を担持している。LEDから
の光は、キャリッジがその休止位置にいない時に状態で
ある2つの腕の間の空間が遮られない時に光電セルによ
って方向付けられる。キャリッジの後部スライド部材1
11はその送出側(図15参照)から延びる腕173を
有する。キャリッジがその休止位置の方へ移動されると
、腕173は光学式センサの分岐部171及び172の
間に位置決めされ且つLEDによって放射された光を遮
り、それによりキャリッジがその休止位置にあることの
信号を機械の制御系に提供し、この状態は図9の(A)
に示されている。
【0049】工具保持体140は1つの文字又は一群の
文字がシート材料に形成された後に(及び他の時間に)
隅部柱23に沿って休止位置まで移動するように制御さ
れる。隅部柱23はこのために工具保持体休止光学式セ
ンサ175を担持している。光学式センサ175はその
分岐部176にLEDを有し且つその分岐部177に光
電セルを有する。隅部柱23に取付けられた可撓性を有
する腕178(特に図3及び図5を参照)は、センサ1
75の分岐部176及び177との間に延びる中央部分
178aと端部分178bとを有する。工具保持体14
0がその休止位置に達すると、保持体の端は腕178の
端部分178bと接触し、その中央部分を僅かに移動さ
せ、センサ175のLEDによって放射された光を遮断
し、工具保持体がその休止位置にあることを示す信号を
制御系に対して発生する。図3は工具保持体がその休止
位置にいない時の腕178の中央部分178aの位置を
示し、図5は工具保持体140がその休止位置にある時
に光を遮る位置へ中央部分を移動させるように工具保持
体140(その一部分を図5に示す)が腕の端部分17
8bと接触する時の中央部分の位置を示す。
【0050】(ニ)シート材料の前進、図19〜図21
機械1を通して前進される感圧シート材料46は標識を
画定するために選択された文字が形成された少なくとも
1つの層を含む。この説明及び特許請求の範囲で用いら
れる用語「文字」は、英語又はどれかの言語の字及び数
字、句読点及び数学記号のような標準的な象徴、及び商
標及び意匠のような特別の象徴を意味するように定義さ
れる。この説明及び特許請求の範囲で用いられる用語「
標識」は単一の文字又は一群の文字を意味するように定
義される。
【0051】図19はシート材料が供給ロール45から
引出された後機械を通るシート材料46の経路の概略図
である。シート材料46のウェブは送込ローラ27の中
央部分69とニップローラ28との間のニップを通過し
、案内ローラ29の下を通り、キャリッジ110上に支
持されたアンビル160の上をとおり、次に送出ローラ
30とニップローラ31との間のニップを通過し、それ
に続いてウェブは機械から出る。
【0052】シート材料のウェブを種々のローラの上に
通すことは、項目(ハ)で前述したように隅部柱21及
び22のスライダ73を図8の(B)に示したそれらの
高められた位置へ持上げることと、隅部柱23及び24
のスライダ93を項目(ハ)で前述し且つ図9の(B)
に示したそれらの下げられた位置へ押すことによって容
易にされる。これはニップローラ28を図19に破線で
示したその高められた位置へ移動するので、シート材料
はそれと送込ローラ27との間に容易に通されることが
でき、ニップローラ31は同じ目的のために図19のそ
の破線位置まで下げられる。
【0053】機械1への電力コードが差込まれた後、操
作者はスイッチ34をオンに切換え、もしシート材料が
通っていないならば、キーボード12の「ロード/アン
ロード」キーを押す(図2)。機械のプログラムされた
命令は次にキャリッジ110をフレーム20に沿って中
心位置へ移動し、それによりキャリッジはシート材料が
上述した数個のローラの上に通される時に邪魔にならな
い位置にある。シート材料がローラの上に適正に配置さ
れた後、スライダ73はそれらの下げられた位置へ押さ
れ、スライダ93はそれらの高められた位置へ持上げら
れる。次に、操作者はキーボード12の「給送」キーを
押し、それによりソフトウェアプログラムはステップモ
ータ119を起動し、キャリッジ110をその休止位置
へ運搬し、ステップモータ142を起動して駆動ベルト
146を作動し、工具保持体140を隅部柱23に沿っ
てその休止位置へ運搬する。キャリッジ及び工具保持体
がそれらのそれぞれの休止位置にあることを光学式要素
170及び175が検知すると、信号が発生されてステ
ップモータ142を起動し、工具保持体140をその休
止位置から離れる方へ数ステップ移動し、次にキャリッ
ジの後部スライド部材111(図14)上の腕179が
接触し且つ隅部柱23に配置されたストラップブレーキ
180を解放するまでキャリッジ110を隅部柱23の
方へ更に数ステップ前進させる。キャリッジは腕179
がブレーキ180と係合する時に停止された位置にあり
、ステップモータ119の継続した起動時にそれ以上運
搬されず、その代わりに、ステップモータ119の継続
した起動はシート材料46のウェブの前進をその結果と
して生じると同時にキャリッジはその停止された位置に
あり且つブレーキ180は解放される。隅部柱23にお
けるストラップブレーキ180の位置は図3および図5
で見ることができる。図20を次に参照すると、ストラ
ップブレーキ180は成形プラスチックで作られること
ができるブレーキバンド181を含み、それはその外方
表面の一部分から延びる3つの外側歯182と、その内
方表面の一部分から延びる3つの内側歯183とを有す
る。内側歯183は送出ローラ30の軸88上のブレー
キドラム98の円周に沿った相補した溝184と噛合う
。歯付ストッパ185は隅部柱23の外側へ延び又は隅
部柱から後方へ延び、隅部柱の一体要素として成形され
ている。ブレーキバンド181の外側歯182は歯付ス
トッパ185と噛合う。隅部柱23上に支持されたばね
186はバンド181の内側に配置され、バンドをスト
ッパ185と係合状態に偏圧する。ブレーキ180はば
ね186が図20の実線位置にある時に係合され、そこ
で外側歯182はストッパ185で係止され、内側歯1
83は溝184と係合し、それによりバンド181はブ
レーキドラム98の周りに緊密に締まり且つ送出ローラ
30の時計方向回転(機械の前部から見て)を妨げ、ブ
レーキ180は文字が接着材シート材料に形成されてい
る時に係合される。キャリッジ110がその休止位置を
僅かに越えて移動すると、キャリッジの後部スライド部
材111上の腕179はバンド181の外方パッド18
7と接触し且つばね186を図20に示したその破線位
置へ撓ませ、そこでばねは機械の送出端の方へ撓み内側
歯183を溝184から分離し(一方、外側歯182は
ストッパ185と噛合ったままである)、それによりブ
レーキバンド181はブレーキドラム98の周りにゆる
められ、送出ローラの回転を許す。ブレーキが解放され
ると(キャリッジ110はその停止された位置にある)
、送出ローラ30は隅部柱24に配置された一方向クラ
ッチ92のためだけによって時計方向へ回転するように
解放される。
【0054】ブレーキ機構180の解放はステップモー
タ119が起動された時に送出ローラ30を時計方向へ
回転させることを可能にし、それは隅部柱24のハブ9
1中の一方向クラッチ92によって許されるローラの回
転方向である。この作動状態において、駆動軸121は
ステップモータ119とモータを駆動軸へ連結する上述
した減速歯車装置とによって回転され、ベルト105及
び106は駆動軸121の各端上の駆動ピニオン123
及び125と噛合い、それにより送出ローラ30を回転
し且つシート材料46を前進させるように駆動軸によっ
て駆動される。この動作モードにおいて、ベルト105
及び106は機械を通して接着剤シート材料を前進させ
るための駆動ベルトとして作用する。
【0055】この作動中キャリッジ110はその休止位
置にあり、それによりストラップブレーキ180は係合
されて送出ローラ30の回転を妨げているので、文字が
材料中に形成されている時、シート材料46は張力によ
って保持され且つ静止している。機械1はシート材料の
ウェブに適当な張力を維持するために設計された3つの
特徴を含む。図19に示したように、ウェブが上を移動
するアンビル160の表面はウェブが下を移動するロー
ラ29及び30の表面よりも僅かに上方にあり、この距
離は原型機械では約6mm(1/4インチ)であった。 この数個のローラの構成は文字形成中シート材料46を
緊張状態に保つことを助ける。第二に、隅部柱24にお
ける一方向クラッチは送出ローラ30がウェブの張力を
減らす方向へ、即ち機械の前部から見て反時計方向へ回
転するのを防止する。しかしながら、シート材料46に
適当な張力を維持するための第三の重要な構造は送込ロ
ーラ27の中央部分69の構造と隅部柱22における逆
張力ばね71の作用とである。図6の平面図及び図11
の断面図で理解されるように、部分69はその円周の一
部分に沿って画成された矩形の平らな区域190を有す
る。平らな区域190はローラにわたって途中まで延在
し、中央部分69の円筒状部分189は区域190の各
端にある。シート材料46が機械に通され且つニップロ
ーラ28がその下げられた位置にした後、平らな区域1
90は図6及び図11に示したように位置決めされる。 私費と材料が前進され且つ張力がそれに加えられた時、
平らな区域190の前縁191がニップローラ28の真
下に配置され且つローラ28が円筒状部分189に沿っ
て部分69の上に乗るまで、送込ローラ27はおよそ1
/4回転反時計方向へ回転し、図21に概略的に示した
この状態はローラ27及び28の間のニップを僅かに開
かせ、摩擦を減少させ且つシート材料46が滑ることを
許す。ウェブの前進中シート材料46と送込ローラ27
の部分69との間に生じた摩擦と逆張力ばね71によっ
て加えられた力との間の平衡は平らな区域190をこの
位置に保持する作用をする。シート材料46は文字形成
のために適当な張力を有し、隅部柱21に近い送込ロー
ラ27の短軸68上の位置腕70は隅部柱21上のウェ
ブ張力光学式センサ192の2つの分岐部の間にあり(
図8の(A)を参照)、LED分岐部193によって放
射された光がセンサの光電セル分岐部194に達するの
を妨げ、これはシート材料46が適当な張力をもつこと
を示す機械の制御系によって検知し得る信号を発生する
。もしウェブ中の破断又は供給ロールを使いきった時に
ウェブの端における破断等によってシート材料46の張
力が減少されるならば、逆張力ばね71は送込ローラ2
7を時計方向へ回転させるに充分な力を有し、これは腕
70をセンサ912の分岐部193及び194の間から
外へ移動させ、シート材料46が不十分であることの信
号を機械の制御系へ発生する。この信号は事態が矯正さ
れるまで機械の動作を停止する。
【0056】シート材料46のウェブ中の張力が適当な
レベルに達し且つ送込ローラ27が図21の位置にある
時、センサ192によって発生された信号はシート材料
が存在し且つ張力下にあることを指示する。
【0057】操作者が指を「給送」キーから上げた後、
プログラムされた命令はキャリッジ110をブレーキ機
構180から数ステップ離れる方へ移動させ、それによ
りブレーキは次に送出ローラ30の回転を停止するため
に有効となる。シート材料46のウェブは次に文字形成
のために所定の位置に停止され且つクランプされる。更
に、ベルト105及び106はブレーキ機構180及び
一方向クラッチ92によって所定の位置にロックされる
ので、発明付ベルトはこの動作モードでは静止ラック要
素として作用し、部ベルト105及び106が静止して
保持された時にステップモータ119の起動はキャリッ
ジ110をベルト105及び106に沿って運搬させる
。駆動ピニオン123及び125はキャリッジのラック
及びピニオン駆動系のピニオン部材として作用し、ベル
ト105及び106は静止して保持された時キャリッジ
のラック及びピニオン駆動系のラック要素として作用す
る。キャリッジ110は文字をシート材料に形成するこ
とを開始するために適当な位置へ運搬される。選択され
た文字又は一群の文字がシート材料に形成された後、機
械を制御する命令のプログラムはキャリッジをその休止
位置へ運搬するようにステップモータ119に命令し、
且つ工具保持体140をその休止位置へ運搬するように
ステップモータ142に命令し、それに続いて(別の文
字又は別の標識が形成されると仮定する)ブレーキ機構
180は解放され且つステップモータ119は送出ロー
ラ30を駆動して機械を通してシート材料の選択された
長さを増分的に前進させ、シート材料の新しい部分を文
字形成のために提供する。シート材料のウェブを増分的
に前進させること、選択された部分が1つの文字又は一
群の文字を形成するために所定の位置にある時にウェブ
の前進を停止すること、1つ以上の選択された文字をシ
ート材料に形成するためにキャリッジ及び工具保持体を
運搬すること、及び次にキャリッジ及び工具保持体をそ
れらの休止位置へ戻すことのサイクルは、選択された数
の文字を有する標識を作製するために必要により繰返さ
れる。
【0058】(ホ)文字形成機構、図22〜図26項目
(ハ)及び(ニ)で説明したように、工具保持体140
は駆動軸121の周りに枢動可能に取付けられ、ステッ
プモータ119がキャリッジ110をベルト105及び
106に沿って移動するように作動する時にX−軸線に
沿って(機械方向に)運搬され、ステップモータ142
が駆動ベルト148を作動するように起動された時にY
−軸線に沿って(横機械方向に)移動される。
【0059】工具保持体140は衝撃プランジャ201
を往復駆動する複動電磁ソレノイド200を含む現在好
適とされる文字形成機構199を担持している。ソレノ
イド200は形状が円筒状であり、工具保持体140の
2つの対向した腕202の間にクランプされ(図14)
、プランジャ201をアンビル160の上に配置するよ
うにねじ山付締着具203によって所定の位置に固定さ
れている(図13及び図18)。
【0060】図22は文字形成機構199の構造細部を
示す。ソレノイド200は中空円筒状ハウジング204
を含み、該ハウジングはその下方端においてその中に螺
合された円板205によって閉鎖されており、それから
円筒状ストッパ206がハウジングの内側を軸線方向に
延び、ハブ207がハウジングの外側を軸線方向に延び
ている。ハウジングの頂部端はハウジング中に螺合され
た円板208によって閉鎖され、それから円筒状ストッ
パ209がハウジングの内側を軸線方向に延びている。 ストッパ206の内方端は、ハウジング204の内方表
面と接触する磁束ワッシャ211に結合された非磁性ス
テンレス鋼製スリーブ210によって確立された選択さ
れた距離だけストッパ209の内方端から離間している
。ストッパ206及び209はスリーブ−磁束ワッシャ
組立体を所定の位置に配置するようにスリーブ210の
端に当接する。磁束ワッシャ211は渦電流を止めるた
めに図示しない半径方向スロットを含む。プランジャ2
01は、ストッパ209中の軸線方向内腔内で及びスト
ッパ206及び円板205のハブ207に取付けられた
スリーブ軸受212内でハウジング204を軸線方向に
貫通している。
【0061】丸い駆動体215がスリーブ210内のプ
ランジャ201の部分中に形成された溝216に据込み
等によって取付けられている。スリーブ210は駆動体
215よりも軸線方向に長く、駆動体及びプランジャ2
01の制限された自由な軸線方向移動を許す空間を提供
する。
【0062】ボビン218に巻かれたコイル217がス
トッパ206に取付けられ、回路板37への連結のため
にハウジング204を貫通する外部リード線219を有
する。ボビン221に巻かれた同一のコイル220がス
トッパ209に取付けられ、回路板37への連結のため
にハウジング204を貫通する外部リード線222を有
する。
【0063】ハウジング204、ストッパ206及び2
09、磁束ワッシャ211及びプランジャ215は好ま
しくは磁束を通すために焼なましされたシリコン鉄「A
」FM等級、又は他の適当な材料で作られる。コイル2
17が付勢されると、磁束回路はハウジング204、円
板205及びストッパ206、駆動体215、及び磁束
ワッシャ211を通ってハウジング204へ戻るように
確立され、それにより衝撃プランジャ201を図22で
見て下方へ押し、同様に、コイル220が付勢されると
、磁束回路はハウジング204、円板208及びストッ
パ209、駆動体215、及び磁束ワッシャ211を通
ってハウジング204へ戻るように確立され、プランジ
ャ201を図22で見て上方へ引張る。
【0064】ハウジング204の外側で円板205から
延在するハブ207は螺合されており、プラスチックの
ナット225がハブに螺合されている。O−リング22
6がナット225の頂部の溝中に挿入されてナットに耐
回転力を加え、O−リングは通常はハブ207に当接し
ている。ナット225は、プランジャの底部端がナット
の下方へ突出するようにプランジャが貫通する中央軸線
方向開口を含む。本書の項目(ト)及び(チ)でより詳
細に説明されるように、ナット225の底部は機械によ
って処理される接着材シート材料46の表面に沿って乗
る。ナット225はナットを越えて延在するプランジャ
201の長さを容易に調節する装置を提供し、ナット2
25はナットの外側のプランジャ201の長さを増加す
るために円板205の方へねじ込まれ、ナットの外側の
プランジャ201の長さを減少するために円板205か
ら離れる方へ回される。
【0065】シート材料に文字を形成することはコイル
217及び220を高速度で交互に付勢してプランジャ
201を同じ速度で往復動させることによって達成され
る。非磁性弾性プラスチックフィルムの防残留パッド、
又はバンパ224が駆動体215の各端に沿ってプラン
ジャ201上に挿入され、駆動体をストッパの弾性によ
って逆方向へ「けとばす」ストッパ206及び209に
対する駆動対の衝撃を吸収し、磁場の減衰をはやめるよ
うに駆動体とストッパとの間に同等な空隙を提供する。 ソレノイド200は、本願と同日付で出願されたストー
ン及びジャンボーの高速度ソレノイドと題する米国特許
出願第                号(本発明の
譲受人に一部譲渡された)で説明され且つ特許請求され
ており、該出願の開示内容はここに参考として組入れら
れる。
【0066】プランジャ201の文字形成端の現在好適
とされる幾何形状が図23に示されており、シート材料
に貫入し又はそれを刺通す針と相違して、文字を形成す
るためにシート材料を衝撃する丸い端を有する。特別の
例として、約35mmの長さ「L」及び約1mmの直径
「D」を有するプランジャ201が、約0.13mmの
半径「R」を有する丸くされた端228を有する円錐形
端部分227を有して作られた。これらの特別の寸法を
有するプランジャは本書の項目(チ)で説明されるよう
に接着剤シート材料に文字を形成するために採用され且
つ優れた結果を得ることが判明した。図面に示した形状
のプランジャ201は、シート材料に貫入し又はそれを
刺通すことを意図された針と相違して、字又は他の標識
要素を形成するためにシート材料に衝撃を与えると考え
られる。
【0067】本書の項目(ハ)で説明したように、ステ
ップモータ119及びその関連したベルト及び歯車装置
は、工具保持体140(文字形成機構を担持している)
をX−軸線に沿って運搬するための装置を構成し、且つ
ステップモータ142及びその関連したベルト及び歯車
装置は工具保持体をY−軸線に沿って運搬するための装
置を構成する。両方の運搬装置は、文字形成中プランジ
ャの重なる衝撃を接着剤シート材料に沿って提供する様
態で工具保持体を前進させるように適当に連動される。 半径0.13mmを有する丸い端228を有する前のパ
ラグラフで説明した特別の寸法のプランジャ201では
、丸い端の有効直径は0.26mmである。ステップモ
ータ119及び142は一回の衝撃後工具保持体を1/
2ステップ、即ち0.06mm前進させるように連動さ
れた。これは、先の衝撃に約77%だけ重なるように接
着剤シート材料にプランジャの各衝撃を提供する。シー
ト材料に沿って重なる衝撃を形成するようにプランジャ
を移動するために文字形成機構を運搬することは、文字
が最小限のスカラップ形状をもつ良く画成された縁をも
つように優れた文字形成を提供することが判明している
。現在までの我々の開発作業は、最適な文字縁形成を提
供するために連続したプランジャ衝撃の間に約50〜8
0%の重なりがあるべきであることを示している。
【0068】図24はプランジャ201を毎秒高い数の
サイクルで往復駆動するためにソレノイド200を作動
するためのマイクロプロセッサ制御回路229を示す。
【0069】マイクロプロセッサ230は、下げコイル
217及び上げコイル220を交互に付勢するための論
理コマンド信号231a及び231bを発生するように
使用される。論理コマンド信号231a及び231bは
それぞれ下げコイル217及び上げコイル220へのラ
イン233a及び233bの緩衝増幅器232a及び2
32bによって増幅される。ダイオード234a及び2
34bが抵抗体235a及び235bと直列に連結され
、コイル217及び220がオフに切換えられた時に発
生される誘導逆電圧スパイクのためのスナバ回路網を形
成する。特に、ダイオード234a及び抵抗体235a
の直列組合せ体は下げコイル217と並列に連結される
のに対して、ダイオード234b及び抵抗体235bの
直列組合せ体は下げコイル220と並列に連結される。
【0070】緩衝増幅器232a及び232bは電流利
得及び電圧レベルの両方の変換を提供する。論理コマン
ド入力信号231a及び231bは比較的低い電流駆動
能力を有し、且つ零から5ボルトまでの切換範囲を有す
る。逆に、コイル217及び220はこの実施例ではよ
り高い電圧、即ちおよそ24ボルトで大きな電流駆動能
力を必要とする。その結果として、各緩衝増幅器232
a及び232bはライン236で+5ボルト電源へ連結
され且つライン237で+24ボルト電源へ連結される
。+5及び+24ボルトの電源は両方共に共通の接地2
38を基準とし、該接地は緩衝増幅器232a及び23
2bのそれぞれへも連結されている。また、+5ボルト
電源236及び接地238はマイクロプロセッサ230
へ連結され、その作動電力を供給する。
【0071】図25を参照すると、各緩衝増幅器232
は、トランジスタ240及びバイアス抵抗体241及び
242によって形成された入力段を含む。抵抗体241
はトランジスタ240のベースに対するプルアップを提
供するのに対して、ライン231の論理入力は抵抗体2
42を通してトランジスタ240のベースへ結合される
。トランジスタ240のエミッタはライン236の+5
ボルト電源を基準とする。トランジスタ240のコレク
タは結合抵抗体243を通して第2段のトランジスタ2
44のベースへ連結されている。バイアス抵抗体245
はライン238の共通の接地へのトランジスタ244の
ベースに対するプルダウンを提供する。第2段トランジ
スタ244のエミッタは接地238へ連結されている。 第2段トランジスタ244のコレクタは第3又は出力ト
ランジスタ250のベースの抵抗体246を通して結合
されている。出力トランジスタ250のエミッタはライ
ン237の+24ボルト電源を基準とし、プルアップ抵
抗体251はトランジスタ250のベースと+24ボル
トの電源237との間に連結されている。バイパスコン
デンサ252は+24ボルト電源237と接地238と
の間に連結され、切換え中電流過渡を抑制する。出力ト
ランジスタ250のコレクタは緩衝増幅器232の出力
233として連結される。
【0072】論理入力231が「ハイ」、即ち+5ボル
ト近くである静止状態において、3つのトランジスタ2
40,244及び250の全ては、場合によりそれらの
それぞれのプルアップ又はプルダウン抵抗体によって「
オフ」にバイアスされる。この状態で、出力233にお
ける電流駆動は同様に「オフ」である。論理入力信号2
31がロー、即ち零ボルト近くである時、ベース電流は
結合抵抗体241を通して入力トランジスタ240へ提
供される。トランジスタ240は次に「オン」にバイア
スされ、該トランジスタからのコレクタ電流は抵抗体2
43を通して結合され、ベース電流を第2段トランジス
タ244へ供給し、それによりトランジスタ244を「
オン」に転じる。「オン」であるトランジスタ244に
よって、電流が該トランジスタのコレクタから抵抗体2
46を通して出力トランジスタ250のベースへ流れ、
それを「オン」にバイアスする。そのためオンに切換え
られた出力トランジスタ250によって、完全な+24
ボルト給電が出力233へ加えられる。入力電圧の振れ
は零から5ボルトまでであり、論理入力信号321と互
換性を提供するのに対して、出力範囲は24ボルトから
出力トランジスタ250の負電圧降伏定格までであり、
それにより論理電圧レベルからコイル217及び220
を駆動するために必要とされる電圧まで必要な電圧変換
を提供することに注目されたい。抵抗体242及び24
3は第1段トランジスタ240を通してのおよそ1の電
流利得に対して選択されるのに対して、抵抗体246は
第2段トランジスタ244を通してのおよそ32の最大
電流利得に対して選択される。出力トランジスタ250
は200を越える電流利得を有する高利得ダーリントン
型であるので、緩衝増幅器232の全電流利得は640
0のオーダーであり、それによりコイル217及び22
0のために必要とされる比較的大きな電流(およそ6ア
ンペア)を駆動するために必要とされる電流利得を低電
流駆動能力(1ミリアンペア以下)を有する論理入力2
31から提供する。
【0073】図26を見ると、論理コマンド信号231
a及び231bはマイクロプロセッサ230によってイ
ンタリーブ様態で発生され、周期的基準でそれぞれプラ
ンジャ201を下げ且つ次に支援するように交互に駆動
する。次の例示的な説明では、ウェブ46を破面するた
めにプランジャ201を「振動」させるために使用され
る正規のサイクルが説明される。その正規の場合、各プ
ランジャサイクルはおよそ2100マイクロ秒(μs)
持続する。後述する項目(ト)でのソフトウェアの説明
は、例えばプランジャ201の貫入深さを試験すること
又は工具保持体140及びキャリッジ110の通過中ウ
ェブ46を破面することなくプランジャ201を上げて
保持することに適合する正規サイクル中の若干の振動を
含むソレノイドサイクルタイミングのより詳細な計算を
与える。各プランジャサイクルは4つの別々の期間から
なる。第1の期間中、下げコイル217に対する論理コ
マンド231aはおよそ550μsの間真(true)
(即ち論理電圧)にされる。下げコイル217へ加えら
れる電圧はこの時軌跡255で示されるようにハイ、+
24ボルト近くになる。軌跡256で示したコイル21
7中の電流はコイル217の自己インダクタンスのため
に比較的ゆっくりした立ち上り時間を有し、550μs
期間の終わりにおよそ6アンペアのピーク電流に達する
。第1の550μs期間の終わりに、論理コマンド23
1aは「偽」(false)、即ち「ハイ」へ戻され、
且つ第2の期間が開始され、そこで両コイル217及び
220はおよそ500μsの間「オフ」になる。コイル
217は第2の期間の始めにオフに切換えられる時、負
電圧スパイク(軌跡255)がコイル217中の電流(
軌跡256)の急速な減衰のために発生される。 第2の期間後、「上げ」コイル220は550μs持続
する第3の期間中付勢される。上げコイル220は論理
コマンド信号231bを「真」、即ち低論理電圧に設定
するマイクロプロセッサ230によって付勢される。第
3の期間中、電圧及び電流波形が軌跡257及び258
によって示されるように下げコイル220中に発生され
、該波形はコイル217に対する対応する軌跡255及
び256とそれぞれ同様であるが時間的にずれている。 第3の期間の終わりに、第4の及び最終の期間が開始さ
れ、そこで両コイル217及び220は再び消勢された
ままである。第4の期間は210μsのプランジャサイ
クルを完成する。もし連続した線がマイクロプロセッサ
230によって決定されるようにシート材料46に形成
されるならば、別のプランジャサイクルがその直後に開
始されることができる。しかしながら、もし連続した線
が形成されないならば、その後のプランジャサイクルは
プランジャがマイクロプロセッサ230によって決定さ
れるように正しい横断方向位置にくるまで必要により遅
延されることができる。
【0074】ソレノイド200は回路229のような回
路で起動された時プランジャ201を高い速度又は周波
数で駆動するように作動されることができる。例えば、
毎秒約400〜1000サイクルの範囲の速度が原型の
試験で達成されているが、ソレノイドはこの範囲より上
又は下の速度で作動されることができる。往復動の特別
のプランジャ速度は所望の文字形成速度に基づいて特別
の機械について選択されるべきである。ステップモータ
119及び142がサイクル当り1/2ステップ、又は
0.006mm(0.0025”)で前進するように連
動された原型の標識作製機械1では、ソレノイドは約3
0mm/秒(1.2インチ/秒)の文字形成速度を提供
するためにプランジャを毎秒476サイクルで駆動する
ように図26のタイミング線図に従って起動された。
【0075】プランジャを往復駆動するために現在好適
とされる装置として上述した複動ソレノイドは現在まで
の我々の開発作業で文字形成機構の要素として特に有用
であることが分かっている。しかしながら、機械的系が
ソレノイドに代わって文字形成機構の部分として使用さ
れることができる。クランク及び偏心機構又はカム及び
従動子機構は本発明の標識作製機械でプランジャ201
を往復駆動するための装置として採用され得る機械的系
の例である。文字形成機構は、ここで詳細に後述するよ
うに選択された表面に付着され得る標識を提供するため
にシート材料から分離し得る接着剤シート材料の1つ又
はそれ以上の層に文字を画定することである。
【0076】(ヘ)電気ハードウェアの説明、図27、
マイクロプロセッサ230及びそれに関連した他の電気
ハードウェアは図27に線図的に示した回路板260上
に取付けられる。回路板260は図1に破線で示したよ
うにキーボードの真下で機械のハウジング1のカバー3
の内側に沿って取付けられており、退路板260の一部
分は図3でも見ることができる。
【0077】機械1の動作はマイクロプロセッサ230
に基づいており、現在好適とされるマイクロプロセッサ
は形式80C32であるが、種々の形式が使用されるこ
とができる。図27に示したように、マイクロプロセッ
サは系の母線261を通して電池支援ランダムアクセス
記憶装置(RAM)262、ランダムアクセス記憶装置
(RAM)263、「プログラム」消去可能/プログラ
ム可能読出し専用記憶装置(EPROM)264、前置
消去可能/プログラム可能読出し専用記憶装置(EPR
OM)265、液晶表示装置13及び並列インタフェー
ス制御装置267へインタフェース連結している。マイ
クロプロセッサ230及び上に列挙した周辺回路は全て
電力ドレインを最小限にするために相補/対称型モス(
CMOS)種類のものである。マイクロプロセッサ23
0は調時された作用を実行するために後述するプログラ
ムによって使用される2つの組込式プログラム可能タイ
マを含む。
【0078】RAM262は多数の供給源から入手し得
る8ビットCMOS装置であり、電池支援回路266を
通して電力を受け、データの保持のために必要とされる
最小の電圧を維持する。電池支援回路は通常は電力を電
池又は外部交流電源からRAMへ供給し、RAMに最小
記憶保持電圧を維持する。それ故、RAMは262は本
質的に不揮発性であるので、それに記憶された文、文の
リスト、及び他の制御変数は無期限に保持される。
【0079】RAM263は一時的な記憶のためのみに
使用される8ビットCMOS揮発性記憶装置である。プ
ログラムEPROM264は64K×8ビットCMOS
装置であり、マイクロプロセッサのための作動プログラ
ムを記憶するために使用される。前置EPROM265
は32K×8ビットCMOS装置であり、機械によって
形成される文字の書体に関するフォント情報を記憶する
ために使用され、機械は所望により大文字又は小文字、
又はその両方のフォントの数個の書体及び/又は大きさ
を形成するよすうにプログラムされることができる。表
示スクリーンのための言語ファイル及び飾りひげのため
の表もEPROM265に記憶されることができる。R
AM263及びEPROM264及び265の適当な構
成要素は多くの供給源から商業的に入手可能である。
【0080】表示装置13はヒタチ社によって製造され
た形式HD44780であり、既知の様態で系の母線2
61から文字及びコマンド情報を受入れるための一体の
制御装置(図示せず)を含む。表示媒体は液晶形式のも
のであり、2文字行×24文字/行の面積を含む。他の
供給源からの他の形式の表示装置及びLCD表示装置も
使用されることができる。
【0081】並列インタフェース制御装置267は形式
82C55であり、8I/Oライン/バンクを有する入
力/出力(I/O)ラインの3つのバンクを提供する。 並列インタフェース制御装置は既知の様態で系の母線へ
インタフェース連結し、マイクロプロセッサが全てのI
/Oラインを形成し且つアドレスすることを許す。I/
Oラインの2つのバンク268は制御装置267をキー
ボード12へ連結し、キーボードは既知の様態でI/O
ラインを用いて走査される標準的なスイッチマトリック
スを含む。並列インタフェース制御装置267からのI
/Oラインの第3のバンク269はステップモータ11
9及び142のための制御装置270へ連結される。こ
れらの制御装置はステップモータの方向、半又は全ステ
ップ、ステップ動作周波数、及びパーク又は全トルクモ
ードを制御する。
【0082】マイクロプロセッサ230は一組の個別の
I/Oライン271と割込み入力ライン272とを通し
てキャリッジ110へインタフェース連結している。I
/Oライン271はキャリッジ110及び工具保持体1
40がそれらのそれぞれのX及びY方向休止位置にある
かを決定する光学式センサ170及び175へ連結して
いる。組271のシート材料張力I/Oラインはシート
材料46が存在するか及び所定の量の張力が材料にある
かを感知する。割込み入力ライン272は連続状態セン
サ273を通してアンビル160へ連結され、プランジ
ャ201がアンビルに当たっているかをトグルする。ま
た、マイクロプロセッサ230は一組の別個のI/Oラ
イン274を経てソレノイド回路229を通してソレノ
イド200へインタフェース連結している。
【0083】電池支援回路266は監視回路を含む。も
しマイクロプロセッサが100マイクロ秒以内にビット
をトグルしないならば、系はリセットする。随意のRS
−232制御装置チップ275はチップと別のコンピュ
ータとの間に直列通信を許すために装着されることがで
きる。
【0084】また、マイクロプロセッサ230は圧電ブ
ザー276へインタフェース連結しており、操作者へ及
び水銀リミットスイッチ277への可聴フィードバック
を提供し、系がハウジング2のカバ−3が開いているか
を知ることを許す。
【0085】(ト)ソフトウェアの説明、図28〜47
機械1の動作を制御するためのソフトウェアはプログラ
ムEPROM264中に含まれ且つマイクロプロセッサ
230によって実行される。図28を参照すると、作動
電力が最初にマイクロプロセッサ230へ加えられ、電
力オン/リセットルーチンにブロック300において入
り、ブロック301において初期化及び自己試験ルーチ
ンが行われ、ハードウェア構成要素の適正な動作及び構
成を確かめ、且つ後述するその後の処理で使用される種
々のタイマ及び変数を準備する。ハードウェア欠陥が初
期化及び自己試験ブロック301で検知された場合、マ
イクロプロセッサはブロック302で停止される。別に
、もし初期化及び自己試験がブロック301で検知され
たならば、操作者インタフェースルーチン303に入る
。操作者インタフェースルーチン303はLCD表示装
置13を利用して操作者のオプション、命令、情報及び
誤りメッセージを表示すると同時に、キーボード12は
操作者入力のために使用される。受取った操作者コマン
ドはコマンドデコーダ304によって処理され、所望の
動作を実行する。幾つかのコマンドの実行は詳細に後述
するように機械1の新規な特徴の制御を含む。他のコマ
ンドが当業界でよく知られた作用を行うために含まれる
。例えば、文編集装置305はシート材料又はウェブ4
6に形成される文字の連続を作り且つ編集するために含
まれる。そのような文字の連続はここでは「文」306
と称される。当業界で一般に知られるように、文は、例
えば同じ分の多数の形成のために所定の順序で価値を自
動的に変更する「順番に並んだ」文字のような「特別の
」文字を含むことができる。電池支援RAM262に不
揮発性基準で一組の常置の文307を記憶するための便
宜が提供される。常置の文307は再現及び編集される
ことができ、新しい文が常置の文領域307に作られ且
つ付加されることができる。また、一時的な文記憶領域
308が一時的な基準で1つ以上の分と共に仕事をする
ために提供される。そのように作られた一時的な文30
8はウェブ46に形成されることができる。
【0086】フォント表309はフォントEPROM2
65に含まれ、ウェブ46に形成される個々の文字に対
応する幾何形状を画定する。各文字の形成は「文字基準
点」と以下の説明で述べられる一定点で開始すると仮定
する。文字基準点から開始する個々の文字を形成するた
めに必要とされる全ての運動は一連の実体310によっ
てフォント表309に表示され、各個々の実体311は
対応する文字を形成することで使用される1つの基本的
運動を記述する。例えば、個々の実体311は、文字の
一部分に真っ直ぐな直線又は曲線運動(例えば円の円弧
又はセグメント)のいずれかを画定することができ、若
干の文字、例えば内方部分を有する「O」のような文字
、又は文字基準点以外の開始点へ移動することを必要と
する「C」のような文字、はウェブ46を破面すること
なく運動を必要とするので、ウェブ46がその運動中プ
ランジャ201によって破面されるか否かを画定するこ
とができる。各特別の文字のための実体の各連続310
の終止に、画定された文字にそれ以上の実体311がな
いことを示すために文字マーカー312の末端が提供さ
れる。ウェブ46に文字を形成することで実体310を
用いることの完全な説明は後で提供される。
【0087】機械の新規な特徴を利用する機械1の3つ
の特別の動作、即ち「給送」、「ロード/アンロード」
及び「文形成」作用を次に説明する。3つの作用のそれ
ぞれは、キーボード12に適当に供されたキーの押下げ
によって及び/又はメニュー選択操作を通して呼出され
ることができる。加えて、「給送」及び「ロード/アン
ロード」作用は後述する他のルーチンからの呼出しによ
って開始されることができる。操作者インタフェースル
ーチン303から、「給送」作用は「給送」キーを押す
ことによって要求され、且つブロック315において「
給送」ルーチンへ呼出すことによって実行される。名称
が意味するように、「給送」ルーチンは、例えば、ロー
ド作業中詰まり等を避けるように機械1を通してウェブ
46を給送する結果を生じる。「ロード/アンロード」
作用は「ロード/アンード」キーを押すことによって操
作者インタフェース303から要求されることができる
。ロード/アンロードの要求に応じて、「ロード/アン
ロード」ルーチンはブロック316で呼出される。 「ロード/アンロード」ルーチンはウェブ46の取扱を
容易にするために設けらさる。本発明による文字形成機
構の独特の特性のため、例えば文字形成機構が張力のも
とで静止して保持されたウェブ46の上を移動するため
ウェブ46を機械に通すことは、例えばキャリッジ11
0が送込又は送出ローラ27及び30のいずれかの近傍
にあるときに困難であることがある。「ロード/アンロ
ード」ルーチンはキャリッジ110を送込及び送出ロー
ラ27及び30の間のほぼ中間の位置まで移動すること
によってウェブ46の取扱を容易にし、それによりロー
ラ近くでのウェブ46の操作を妨害することを防止する
。「ロード/アンロード」ルーチンはウェブロード作業
中有用であることがある他の作用をも提供する。例えば
、「給送」能力は操作者インタフェース303へ戻るこ
となくウェブ46を前進させるための「ロード/アンロ
ード」ルーチンから直接に提供され、「ロード/アンロ
ード」ルーチンはウェブ46中へのプランジャ201の
貫入深さを試験し且つ調節するための便宜を提供する。 貫入深さの調節はプランジャ201又はアンビル160
に過大な磨耗を与えずに最適な文字形成を得るために後
述するように重要である。ブロック316における「ロ
ード/アンロード」ルーチンの終了時に、「張力印加」
ルーチンが操作者インタフェース303へ戻る前にウェ
ブ46を張力のもとにおくためにブロック317におい
て呼出される。
【0088】ウェブ46に適正な張力を印加したとき、
機械1は文字形成を開始する準備ができる。操作者が一
時的な文308を構成した後又は常置の文307の1つ
が呼出した後、操作者は「カット」キーを押すことによ
って又はインタアクティブメニュー(図示せず)からの
カットオプションの選択を通して選択された文に基づい
て標識の形成を要求する。そのような要求がなされた時
、ウェブ46での文字の形成を制御するために、充分に
後述する「文形成」ルーチンへの呼出しがブロック31
8においてなされる。上記した作用要求のどれかの完了
の際に、別の操作者コマンドを受入れるために操作者イ
ンタフェース303へ制御が戻される。
【0089】図29〜図47についての次の説明で、工
具保持体140及びキャリッジ110によってなされる
運動が機械1によって行われる種々の動作について詳細
に説明される。それらの説明では、キャリッジ110の
移動方向は「右」及び「左」として述べられ、移動右は
キャリッジ110がウェブ46の長い軸線と平行に送込
ローラ27の方へ移動していることを意味すると理解さ
れ、左方運動はその逆、即ち送出ローラ30の方へであ
る。工具保持体140については、運動は「上」及び「
下」として述べられ、上方運動は工具保持体140がウ
ェブ46を横切って横断方向へ機械1の後部の方へ(例
えば機械1の頂部から見て「上」へ)移動していること
を意味すると理解され、下方運動はその逆、即ち機械1
の前部の方へである。
【0090】以下の説明の理解を助ける別の一般的な注
釈は工具保持体140及びキャリッジ110の基準位置
、即ち「休止」位置の確立に関する。本発明で利用した
独特な機構の故に、ステップモータ119はブレーキ機
構180が係合されているときにウェブ46が静止して
いる間キャリッジ110を動かすと共に、ブレーキ機構
180が解放されているときにキャリッジ110が静止
している間ウェブ46を動かす。その結果として、キャ
リッジ110の絶対位置はステップモータ119によっ
て行われたステップの数を数えることによって簡単には
維持されることができない。更に、キャリッジ110及
び工具保持体140の両方は例えば詰まり又は操作者に
よる強制移動のために偶然の移動の作用を受け、その場
合それぞれのステップモータ119及び142によって
行われたステップの数は位置決め情報として信頼するこ
とができない。それ故、ここで「休止」位置と称する分
かっている基準位置を定期的に確立することが好適とさ
れる。休止位置は工具保持体140及びキャリッジ11
0の組合せた位置として定義され、該位置はキャリッジ
110がキャリッジ110の左方移動中キャリッジ休止
センサ170を最初に遮る時に達せられ、且つ工具保持
体140が工具保持体140の上方移動中可撓性腕17
8によって工具保持体休止センサ175を最初に遮る時
に達せられる。それ故、「休止」位置は、キャリッジ1
10及び工具保持体140の両方のための上で定義した
基準位置を言う。同様に、「キャリッジだけ」の休止位
置(「キャリッジ休止」とも言う)は、工具保持体14
0の位置にかかわらずキャリッジ110がキャリッジ休
止センサ170を最初に遮る時に達せられる位置として
定義される。キャリッジ110は工具保持体140が可
撓性腕178を撓ませる位置にある前にキャリッジ休止
位置に又はその近くに最初にいなければならないので、
「工具保持体だけ」の休止位置に対する対応した定義は
不適当であることに注目されたい。
【0091】前述したことに基づいて、休止位置に関し
てなされ得る2つの観察がある。第一に、休止位置はキ
ャリッジ110がキャリッジ休止位置の右側へのみ接近
されることができ且つ工具保持体140が可撓性腕17
8の下方へのみ接近されることができる。それ故、休止
位置へ行く時、工具保持体140は通常はそれが可撓性
腕178より下にあることを保証するために小さい距離
だけ下へ移動され、キャリッジ110はそれがその休止
位置の右側にあることを保証するために小さい距離だけ
右へ移動される。逆の運動はこのとき休止位置へ「行く
」ためになされることができる。第二に、休止位置にあ
る時、工具保持体140は可撓性腕178と接触状態に
あることに注目すべきである。休止位置から離れる方へ
の移動は可撓性腕178を越えた小さい距離だけ工具保
持体140を下へ最初に動かすことによってなされるべ
きである。もしキャリッジ110の移動が工具保持体1
40を可撓性腕178と接触状態にして試みられるなら
ば、工具保持体は可撓性腕の端を横切ってこすり、それ
は可撓性腕178に不当な摩耗又は起こり得る損傷を与
えることがある。同じように、休止位置は、工具保持体
140が可撓性腕178を越えている間にキャリッジ1
10をその休止位置へ最初に動かし、次に工具保持体を
上方へ動かすことによって確立されねばならない。もし
工具保持体140が可撓性腕中へ長手方向へ、即ちキャ
リッジ110の右から左への運動によって押込められて
いるならば、可撓性腕178は損傷を受けることがある
。好ましくは、休止位置へ達するキャリッジ110の移
動は、工具保持体が可撓性腕178との潜在的な干渉を
離していることを保証するために工具保持体140の小
さな下方への移動を優先する。
【0092】図29を参照すると、「給送」ルーチンは
ブロック320で始まり且つブロック321へ進む。ブ
ロック321において適当なコマンドが工具保持体駆動
モータ142へ発せられ、上記したように可撓性腕17
8を越えるために工具保持体140を約3mm(およそ
1/8インチ)の距離下へ動かす。次にブロック322
において、ステップモータ119は左方への移動を開始
するように指令される。「給送」キーが下げられて保持
されている限りステップモータ119の付勢を保つため
にループがブロック323において始まっている。ステ
ップモータ119は「左方」へ運転し続けているが、キ
ャリッジ110は実際にはブレーキ解放機構との接触が
なされるまでだけ左へ動くことに注目されたい。キャリ
ッジ110がブレーキ解放機構180と接触すると、ブ
レーキを実際に解放するために小さい距離の行過ぎが必
要とされ、その後ステップモータ119の回転は送出ロ
ーラ30の回転をさせるが、キャリッジ110は静止し
たままである。送出ローラ30の回転はウェブ46を張
力のもとで機械1を通して引張り且つそれをスロット4
7から外へ排出する。「給送」キーが解放された時、進
行はブロック324において継続し、そこでステップモ
ータ119は停止される。この時点において、ブレーキ
180は依然解放されているが、送出ローラ30は一方
向クラッチ92の作用によってウェブ46の張力を解放
することを妨げられる。次にブロック325において、
呼出しが「休止」ルーチンへなされ、該ルーチンは工具
保持体140及びキャリッジ110を休止位置へ戻す。 休止位置へ戻る際、キャリッジ110はブレーキ解放機
構180から離れる方へ移動され、それによりブレーキ
をかける。「給送」ルーチンは最後にブロック326に
おいて去る。
【0093】図30を参照すると、「休止」ルーチンは
ブロック330において始まり、ブロック331におい
て工具保持体を約3mm(1/8インチ)下へ動かし且
つブロック332においてキャリッジを約5mm(3/
16インチ)右へ動かすように進む。これらの運動は、
たとえキャリッジ110及び工具保持体140がそれら
のそれぞれの運動に先立って既に休止位置にあっても、
キャリッジ110がその休止位置の右にあること及び工
具保持体140がその休止位置の下方にあることを保証
する。更に、工具保持体140の下方への運動は、上述
したようにキャリッジ110のその後の左方への移動が
工具保持体140と可撓性腕178との間に衝撃を生じ
ないことを保証する。ブロック333において、キャリ
ッジ110はキャリッジ休止センサ170が遮られるま
で左方へ移動され、その時キャリッジ110はその休止
位置にあり且つ停止される。キャリッジ110が休止位
置へ行くように左へ移動している間、キャリッジ110
によって移動された距離に対応し且つステップモータ1
19によってとられるステップ数が維持される。もしキ
ャリッジ110がスライド軸25及び26を横切るキャ
リッジ110の最大可能移動量よりも大きい距離移動さ
れるならば、キャリッジ110の運動は妨害されている
と仮定され、その場合「打切り」出口がブロック333
からブロック334へとられる。ブロック334で、適
当な誤りメッセージが表示され、妨害が除かれるまでそ
れ以上の進行を妨げるために停止又は終了ループに入る
。機械動作はこのとき妨害が除かれた後電力をオンに戻
すことによって復帰されることができる。もしキャリッ
ジ110がブロック333において正常に休止されてい
るならば、処理はブロック335へ進み、そこで工具保
持体140は可撓性腕178との接触がなされるまで上
方へ移動され、可撓性腕178を撓ませ且つ工具保持体
休止センサ175を遮る。工具保持体休止センサ175
の遮断を検知すると、工具保持体140の運動は停止さ
れる。休止位置へ行く際工具保持体140によって移動
される距離は監視され、もしキャリッジ110を横切る
最大可能移動量を越えることが発見されたならば、「打
切り」出口がブロック335から誤りブロック334へ
とられる。しかしながら、もし工具保持体140がブロ
ック335において正常に休止されているならば、休止
位置は確立されており、「休止」ルーチンからブロック
336において出る。
【0094】図31を参照すると、「ロード/アンロー
ド」ルーチンにブロック340において入る。「ロード
/アンロード」ルーチンは後述する幾つかのルーチンに
よって呼出され、その場合ウェブ46の張力不足のよう
な誤り状態に応じて工具保持体140及びキャリッジ1
10の位置は保証されることができない。それ故、呼出
しはブロック341において「休止」ルーチンへなされ
、工具保持体140及びキャリッジ110をそれらのそ
れぞれの休止位置に置く。休止位置から、工具保持体1
40及びキャリッジ110はブロック342においてそ
れらのそれぞれの「ロード/アンロード」位置へ移動さ
れる。通常、工具保持体140は最初に約3mm(1/
8インチ)下へ移動され、可撓性腕178から離れる。 次にキャリッジ110は送込ローラ27と送給ローラ3
0との間のおよそ中間の位置まで約57mm(2−1/
4インチ)移動される。キャリッジ110を中間位置に
置く際、いま隅部柱23から離れている工具保持体14
0はその始めの横断方向位置へ約3mm(1/8インチ
)戻される。ウェブ46の横断方向位置は、この位置に
ある工具保持体140によってウェブ46を破面するた
めに使用されるプランジャ201がウェブ46の後方縁
から丁度離れて位置決めされるようになっている。 この横断方向位置は後述する手順に従ってプランジャ2
01の貫入深さを試験し且つ設定するために使用される
。ウェブ46の縁から丁度離れた好適な位置は、ナット
225の一部分がウェブ46上にあり、ナット225を
ウェブ46の厚さに対応するアンビル160からの距離
に保持すると同時に、もし深すぎて調節されているなら
ばウェブ46の縁から丁度離れたプランジャ201がア
ンビル160との接触自在である(即ちウェブ材料によ
って妨害されない)ようになっている。
【0095】ロード/アンロード位置にある時、ブロッ
ク343に入り、そこで一組のオプションが操作者へ表
示され、操作者の応答は読出されかつ復号される。ロー
ド/アンロード位置からの許容し得るオプションは、「
給送」キーの押下げによって選択されたウェブ46を給
送すること(ブロック334〜347)、文字「T」(
「試験」の代わり)のキーの押下げによって選択された
プランジャ201の貫入深さを試験すること(ブロック
348)、及び「ロード/アンロード」キーの押下げに
よって選択された「ロード/アンロード」ルーチンから
出ること(ブロック350)である。若干の場合、「ロ
ード/アンロード」キーの最初の押下げに応じて「ロー
ド/アンロード」ルーチンへ入り、それにより「ロード
/アンロード」ルーチンからその後の退出が第2番目の
「ロード/アンロード」キーの押下げによって行われる
。上記したキー以外のキーの押下げはブロック343へ
戻る分岐を生じる。
【0096】もし給送がブロック343から選択される
ならば、分岐がブロック344からとられ、そこで呼出
しが「休止」ルーチンへなされ、工具保持体140及び
キャリッジ110をロード/アンロードから休止位置へ
移動する。「給送」ルーチンは次にブロック346にお
いて呼出され、ウェブ46を前述したように前進させる
。「給送」キーが解放されると、「給送」ルーチンはブ
ロック347へ戻り、そこで工具保持体140及びキャ
リッジ110はブロック342でなされた同じ移動を通
してロード/アンロード位置へ戻される。給送動作の完
了の際、ルーチンはブロック343へなされ、別の操作
者コマンドを処理する。
【0097】もしブロック343にある間に「T」キー
が押下げられるならば、呼出しがブロック348におい
て「プランジャ深さ試験」ルーチンへなされる。プラン
ジャ201の貫入深さは機械1の適正な動作のために重
要であり、且つ最適な性能のために上述したようにナッ
ト225の回転によって定期的に調節されるべきである
。もしプランジャ201が浅すぎて設定されるならば、
それはウェブの所望の破面を達成するために充分にウェ
ブ46に衝撃を与えないであろう。別に、もしプランジ
ャ201が深すぎて設定されるならば、プランジャ20
1はアンビル160と接触し、過大な摩耗をプランジャ
201及びアンビル160の両方に生じ且つプランジャ
201に起こり得る損傷を与えるであろう。それ故、最
良の性能のためには、プランジャが実際にはそのように
接触しないでアンビル160と殆ど接触するようにナッ
ト225を越えて延びるプランジャ201の長さを調節
することが好適とされる。ウェブ46の充分な破面を同
時に保証しながらプランジャ201とアンビル160と
の間の過剰な接触を防止することは機械1の好結果の動
作と長寿命とのために重要である。上述したように、プ
ランジャ201はアンビル160から電気的に絶縁され
ているので、それらの間の連続状態はセンサ273によ
って示されるように検知されることができる。 「プランジャ深さ試験」ルーチンはプランジャ201を
所定の時間の間、この実施例ではおよそ40ミリ秒間サ
イクル動作し、連続状態の故障が検知されたとき図32
に関して後述するような適当な作用をとる。「プランジ
ャ深さ試験」ルーチンにおいて、もし連続状態がプラン
ジャ201とアンビル160との間に検知されたならば
、プランジャ201は深すぎて設定されているのであり
、操作者に誤り状態を通報するメッセージが表示される
。通常、プランジャ201の深さは、「T」キーを繰返
し押下げ且つその結果を表示装置13で観察することに
よって調節される。もし試験に通ったならば、ナット2
25は試験に不合格するまでより深く増分的に調節され
る。次に、ナット225は小さい量、例えば1/16〜
1/8回転だけ「逆に戻され」プランジャの深さをアン
ビル160との接触に近い状態におき、絶対に接触させ
ない。それ故、「プランジャ深さ試験」ルーチンは最適
性能のために深さを調節するためにプランジャ201の
貫入深さを測定するために使用される。
【0098】図32を参照すると、「プランジャ深さ試
験」はブロック360において入り、ブロック361に
おいて継続し、そこでソレノイド200のための「下げ
」時間が正規の550μsに代わって300μsに設定
される。プランジャ深さ試験中、プランジャ201はウ
ェブ46の縁から丁度離れており、それによりプランジ
ャ201はウェブ46に貫入しないので、より少ない下
方への衝動がプランジャ201に必要とされる。また、
プランジャ201とアンビル160との間の接触は深さ
試験中可能であるので、アンビル160との接触中プラ
ンジャ201に損傷を与えない「軽い」打撃を生じるよ
うにプランジャ201の下方への衝動を減らすことが好
ましい。ブロック362において、「連続状態期待」フ
ラッグが「真」値に設定される。一般に、「連続状態期
待」フラッグは連続状態が可能である「連続状態割込み
」ルーチン(図33)を告げるために使用され、もしな
んらかの連続状態が検知されたならば、全ての運動及び
ソレノイド動作は他の誤り処理を伴わずに停止されるべ
きである。もし連続状態が期待されないならば、「連続
状態期待」フラッグは偽に設定され、「連続状態割込み
」ルーチンはその代わりに図33に示すような「明敏な
」連続状態試験を行い、それは平均してどれくらい多く
の連続状態発生が1つの連続状態発生も生じないプラン
ジャサイクルに関して起こるかを決定し、明敏な試験の
不合格の場合、追加の誤り処理が行われる。連続状態の
「明敏な」試験は詳細に後述される。最後にブロック3
62において、連続状態割込みは連続状態発生が「連続
状態割込み」ルーチンへ向けられるように作動化される
【0099】ブロック363において、プランジャ20
1の自由な運転振動を生じる一組のフラッグが設定され
る。プランジャ201は一定の速度で振動するように設
定される。「プランジャ自由運転」ルーチンはプランジ
ャ201の所望の動作を制御するすように図34に詳細
に示した「ソレノイドタイマ割込み」ルーチンによって
使用される。別のフラッグ、即ち「プランジャ下げ作動
化」フラッグがソレノイドサイクル中下げコイル217
の付勢を可能にするために使用される。図34にも示し
たように、「ソレノイドタイマ割込み」ルーチンは、ソ
レノイドがより短い持続時間の「上げ」行程でサイクル
動作され続けていてもプランジャ201の「下げ」行程
を選択的にバイパスすることができる。後者のモードは
ウェブ46の衝撃が所望されないキャリッジ110及び
工具保持体140の運動のために使用され、その場合周
期的な短い持続時間の「上げ」パルスがプランジャ20
1を上げて保持し、且つウェブ46から離し、運動中プ
ランジャ201がウェブをこするのを回避する。短い持
続時間の「上げ」パルスは好ましくは衝撃が望まれない
工具保持体140又はキャリッジ110の全移動の間、
上記した自由運転サイクルによって、又は別に例えば工
具保持体又はキャリッジ駆動ステップモータのステップ
当りの1つの短い持続時間の「上げ」パルスを送出する
ことによって上げコイル217へ印加されることは理解
されるべきである。例示を明瞭にするために、非衝撃運
動中モータステップに同期した「上げ」パルスはそれら
の結論は当業者に明らかであるので詳細に示されない。 しかしながら、「プランジャ深さ試験」ルーチンのブロ
ック363において、プランジャ201の下げ行程は実
際に望まれ、それ故「プランジャ下げ作動化」フラッグ
は真に設定される。最後に、ブロック363において、
「ソフトウェア割込み」が発生されて「プランジャタイ
マ割込み」を開始し、その後の割込みは「プランジャタ
イマ割込み」ルーチン内で確立されたタイマ設定によっ
て発生される。
【0100】連続状態試験を初期化し且つプランジャ2
01の振動を始動すると、ブロック364においてタイ
マはプランジャ深さ試験の最初のセグメントのためにお
よそ20ミリ秒の所定の間隔でプログラムされ、試験期
間が終了するまでブロック365において待機が行われ
る。ブロック365において、プランジャ制御フラッグ
はプランジャ201の振動を停止するようにリセットさ
れ、ブロック367においてソレノイド「下げ」時間は
正規の値550μsに戻される。次にブロック368〜
371において、ソレノイド深さ試験の第2のセグメン
トが、第2のセグメントの「下げ」パルスが長い正規の
下げ時間550μsであることを除いてブロック363
〜366に関して上述した試験と同様に行われる。この
二つのセグメント試験のアプローチはプランジャ201
を過大な摩耗又は損傷から更に護るために使用される。 第1の試験セグメントで「軽い」打撃を最初に用いるこ
とによって、プランジャ201とアンビル160との間
の損傷衝撃の潜在性はナット225がひどく調節不良に
されていても減少される。連続状態が検知された時、「
連続状態割込み」ルーチン(図33)は「ソレノイド作
動化」フラッグを強制し、それは「ソレノイドタイマ割
込み」ルーチンがソレノイドを更にサイクル動作するこ
とを禁止する。もしなんらかの連続状態故障が第1の試
験セグメント中に検知されるならば、「ソレノイド作動
化」フラッグは第1の試験セグメントの残りの部分に対
して及び第2の試験セグメント全体に対してソレノイド
の作動を阻止する。別に、もし第1のセグメントが連続
状態故障を検知することなく完了するならば、ソレノイ
ドは第2の全下げ力試験セグメントに対して作動し続け
る。ブロック372において、「ソレノイド作動化」フ
ラッグは両試験セグメントが連続状態故障なく、即ち「
ソレノイド作動化」フラッグを依然「真」にして終了し
たかを決定するために試験される。その場合、分岐が出
口ブロック373へとられ、「ソレノイド深さ試験」ル
ーチンを終了する。しかしながら、もし「ソレノイド作
動化」フラッグがブロック372において「偽」である
ことが分かったならば、ソレノイド深さ試験は不合格で
あり、即ち連続状態故障が検知され、分岐がブロック3
74へとられ、そこで適当な誤りメッセージが表示され
る。次にステップ375において、「ソレノイド作動化
」フラッグは「真」状態に回復され、出口ブロック37
3を通して「ロード/アンロード」ルーチンへ出る前に
ソレノイドのその後の作動を可能にする。
【0101】図33を参照すると、連続状態割込みが可
能にされ且つソレノイド201がアンビル160と電気
的に接触する(連続状態感知回路273によって検知さ
れるように)時に、「連続状態割込み」ルーチンはブロ
ック380において入る。ブロック381でとられる第
1の作用は連続状態割込みを作動化することであり、そ
れによりソレノイド201とアンビル160との間の連
続した又は繰返される接触は「連続状態割込み」ルーチ
ンへ繰返し入ることを生じない。連続状態割込みはソレ
ノイド201が下げ行程を開始する度毎に図34の「ソ
レノイドタイマ割混み」ルーチンによって再作動化され
、それにより各ソレノイド下げ行程は連続状態を試験さ
れる。ブロック382において、ソレノイド「下げ」コ
イル217はオフにされ、アンビル160に対するソレ
ノイド201の連続した下げ力をできるだけ急速に終了
する。「上げ」コイル220もオフにされるので、その
後の誤り処理が必要であることが分かったならば、「上
げ」コイル220は付勢された状態で「吊るす」ことに
とどまらない。ブロック383において、マイクロプロ
セッサ230の内部レジスタは保存されるので、該レジ
スタはその後の割込み処理で使用されることができ且つ
後で割込みから戻る際に復元される。次にブロック38
4において、「連続状態期待」フラッグは2つのモード
のどちらが連続状態発生の処理のために使用されるかを
決定するために試験される。一方のモードでは、連続状
態は例えば上記したソレノイド深さ試験におけるように
ルーチン的に期待されることができる(「連続状態期待
」フラッグは「真」)。その場合、1つの信号連続状態
発生はブロック385への分岐を生じ、そこで「ソレノ
イド作動化」フラッグは「偽」に設定され、それ以上の
ソレノイド動作を禁止し且つ連続状態故障を他のルーチ
ンへ信号する。次にブロック386において、「モータ
停止」フラッグが「真」に設定され、進行中の可能な運
動を停止し、且つ連続状態発生が検知されたことを更に
信号する。ブロック386から、分岐がブロック386
においてレジスタを復元するため及びブロック387を
出るために取られる。別に、若し「連続状態期待」フラ
ッグかつブロック384において「偽」であるならば、
連続状態発生を処理する他方のモードがブロック390
で始まるように実行される。この場合は、各連続状態発
生が単一の連続状態発生に基づいて合格/不合格結果を
生ずるよりはむしろ平均基準で評価されるので「明敏な
」連続状態試験とここでは言われる。所定の数が「悪い
」点を表わす「感度スコア」として割当てられる。この
実施例で用いられる正規の「感度スコア」は12である
。「感度スコア」はブロック390において運転「全ス
コア」に加えられる。ブロック391において、「全ス
コア」はこの場合100の値である所定の限界と比較さ
れる。もし「全スコア」が限界より下であるならば、連
続状態「明敏」試験は「合格」状態に残り、ソレノイド
200のそれ以上の動作を許す。「全スコア」はプラン
ジャ201の「下げ」コイル217が付勢される度毎に
「ソレノイドタイマ割込み」ルーチンによって1つの「
良好」ポイントだけ自動的に減分される。 それ故、「全スコア」は連続状態を生じない下げ行程と
比較して連続状態発生を生じるプランジャの下げ行程の
数の運転平均である。例えば「感度スコア」について1
2より上で与えられ且つ「全スコア」限界について10
0より上で与えられる正規の値によって、継続的な連続
状態発生が「全スコア」の限界を越えさせるために充分
である(連続状態発生について+12スコアに下げ行程
について−1スコアを加えたものが連続状態発生を生じ
る下げ行程当り「全スコア」で+11の正味変化である
)。もしプランジャ201の若干の非連続状態発生下げ
行程が連続状態発生の間で起こるならば、10以上の連
続状態発生が「全スコア」を限界と等しくさせるため又
は限界を越えさせるために必要とされることができる。 11以上の非連続状態発生プランジャ下げ行程が平均で
連続状態を生じる各下げ行程に対して起こる限り、「全
スコア」は比較的低く、又は零値にとどまる。このよう
にして、プランジャ201とアンビル160との間の随
時の接触が平均で過剰にならないことを条件として、そ
のような接触は許される。もし余り多くの連続状態発生
が平均で起こるならば、「全スコア」は限界を越え、適
当な誤り処理が行われる。特に、もし「全スコア」がブ
ロック391において限界を越え又は限界と等しいこと
が分かったならば、分岐がブロック392へとられ、そ
こで「連続状態試験」フラッグは連続状態「明敏」試験
の不合格を示す「不合格」に設定される。ブロック39
2から、処理はブロック387及び388へ進み、それ
ぞれレジスタを復元し且つ「連続状態割込み」ルーチン
から出る。もしブロック391における「全スコア」が
限界より下であるならば、分岐がレジスタ復元のための
ブロック387へ直接にとられ、次にブロック388か
ら出る。
【0102】図34を参照すると、「ソレノイドタイマ
割込み」ルーチン400はほぼ上述したように動作し且
つ当業者に例示したように自明である。「ソレノイド状
態」変数は図26に示したプランジャサイクルの追跡を
維持するため及びプランジャサイクルの段階を生じるた
めに使用される。状態「1」はプランジャ201の「下
げ」行程であり、そこで「下げ」コイル217は「プラ
ンジャ下げ作動化」フラッグに基づいてセンタ伝記載に
付勢され、「全スコア」は減分される(それが零より下
に行かないことを条件として)。状態「3」はプランジ
ャ201の「上げ」行程であり、そこでソレノイド20
0の「上げ」コイル220はもし「プランジャ下げ作動
化」フラッグが真(即ち正規ソレノイド/プランジャサ
イクル)であるならば正常な値に対して、又はもしプラ
ンジャ201が「下げ」に動作されていないならば(即
ちウェブ46を破面しないでプランジャ201を移動の
ためにウェブ46から離して保持するならば)減少され
た値300μsの間付勢される。状態「2」及び「4」
は中立であり、両コイル217及び220は500μs
に対して「オフ」である。プランジャサイクルの終わり
である。「状態4」はブロック401において「プラン
ジャ自由運転」フラッグの試験を含み、それはもし真な
らばブロック402において次のタイマ値を装填するこ
とによって別のプランジャサイクルの即時の開始を生じ
る。もし「プランジャ自由運転」フラッグがブロック4
01によって真でなければ、ソレノイドタイマはブロッ
ク403においてリセットされ且つ停止される。
【0103】図35を参照すると、「張力印加」ルーチ
ンがウェブ46に適正に張力をかけるためにウェブ46
を小さい所定の距離だけ前進させるため及び次にウェブ
張力と関連したパラメータをリセットするために使用さ
れる。ブロック421〜424はウェブ46を緊張のた
めに前進させるために適当な運動を行う。ブロック42
3で呼出された「ウェブ前進」ルーチンは図36に詳細
に図示されており且つ以下で説明される。ブロック42
5において、「張力喪失」フラッグが試験される。張力
センサ192は適当な割込みルーチン(図示せず)によ
って1ミリ秒の間隔で連続的にポーリングされる。もし
張力センサ192がウェブ46上に張力がないことを示
していることが発見されたならば、「張力喪失」フラッ
グは「真」にリセットされる。「張力喪失」フラッグは
、一旦「真」にリセットされると、張力がその後ウェブ
46に回復されても、偽へ明確にリセットされるまで真
のままであるに注目されたい。これは、張力が失われた
度毎に異なる幅のウェブが機械1中へ装填されることが
でき、それ故新しいウェブ幅の測定が必要とされること
があるので行われる。もし「張力喪失」フラッグがブロ
ック425において真であることが発見されたならば、
分岐がブロック426へとられ、そこで現在のウェブ幅
を測定するための「ウェブ幅感知」ルーチンへ呼出しが
なされる。「ウェブ幅感知」ルーチンは図38に示され
ており且つ以下で詳細に説明される。ブロック425又
は426のいずれかから、処理はブロック427におい
て継続し、そこで張力センサ192はウェブ46が現在
張力のもとにあるかを決定するために直接に試験される
。もしイエスであるならば、分岐がブロック428へと
られ、そこで「張力喪失」フラッグは偽へリセットされ
、現在測定されたウェブ幅は「張力喪失」フラッグが偽
にとどまる限り有効であることを示す。「張力印加」ル
ーチンは次にブロック429から出る。
【0104】図36を参照すると、「ウェブ前進」ルー
チンはウェブ46の小さなプログラムされた前進を行う
ためにここで説明した他のルーチンによる利用ルーチン
として使用される。「ウェブ前進」ルーチンへの呼出し
は必要とされる前進の量を特定するパラメータ(特に図
示せず)を供給する。「ウェブ前進」ルーチンはブロッ
ク440において始まる。ブロック441において、キ
ャリッジ110は左へ約2mm(およそ3/32インチ
)移動され、ブレーキ機構180と接触し且つ小さな量
の行過ぎによってブレーキ機構180を解放する(工具
保持体140は「ウェブ前進」ルーチンが呼出される前
に可撓性腕178を越えて下へ前もって移動していると
仮定する)。ブレーキ機構180を解放すると、ステッ
プモータ119は呼出しルーチンによって要求された前
進量に対応した追加のステップ数だけ作動される。ステ
ップモータ119が前進中作動し続け、明らかにキャリ
ッジ110を左へ移動しても、キャリッジ110は実際
にブレーキ解放180に対して停止され、送出ローラ3
0はその代わりに上述したようにベルト105及び10
6によって駆動され、ウェブ46を機械1から前進され
ることに注目されたい。次にブロック443において、
キャリッジ110はほぼキャリッジ休止位置まで約2m
m(約3/32インチ)だけ右へもどされ、「ウェブ前
進」ルーチンはブロック444において出て行く。
【0105】図37を参照すると、「ウェブ幅感知」ル
ーチンは、機械1に現在装填されているウェブ46の幅
の測定を行うことが所望される時に他のルーチンから呼
出される別の利用ルーチンである。ウェブ幅を知ること
は、ウェブ46上に形成されることが要求される文字が
実際に現在装填されているウェブ46に適合することの
照合がなされ得るので重要である。操作者インタフェー
ス303の1つの作用は、フォント表309中の文字パ
ラメータの直線的なアップスケーリングによって、文3
07及び308を形成する文字のサイズ又は高さの操作
者選択を提供することであることは理解される。もし形
成するために必要とされる文字のサイズが現在装填され
ているウェブ46に適合するものよりも大きいならば、
工具保持体140はプランジャ201をウェブ46の縁
から離して走らせ且つアンビル160に衝突し、それは
プランジャ201に増加された摩耗及びそれに対する損
傷の可能性を与える望ましくない状態であるが、それは
文字の一部分だけが形成されたウェブ46の一部分を浪
費する結果を生じる。ウェブ幅を測定するためにとられ
る一般的なアプローチはウェブ46を横切って横断方向
に工具保持体140を下へ移動すると同時にプランジャ
201の「小さい」下方行程を実行することである。も
しウェブ46の縁が出会うならば、プランジャ201と
アンビル160との間の連続状態が検知され、工具保持
体140の位置(即ち下方へ移動したステップの数)は
ウェブ46の幅を表わす。別に、もし工具保持体140
をウェブ46の最大許容幅に対応する距離だけ移動する
前にウェブ46の縁が出会うならば、現在装填されてい
るウェブの幅はその最大許容幅に等しいと仮定される。 幅測定を行う準備として、ウェブ46の小さい量がブロ
ック451〜454において呼出された運動を通して前
進される(およそ13mm又は1/2インチ)。ブロッ
ク455において、もし先の運動が張力センサ192に
よって示されるようにウェブ46の適正な張力を生じて
いないならば、ウェブ供給は使いきったと仮定され、適
当なメッセージがブロック456において表示される。 ブロック457において、ソレノイドタイマは「下げ」
コイル217について減少された持続時間のパルス(即
ち「軽い」打撃)に対して設定される。次にブロック4
58及び459において、ソレノイド作動及び連続状態
試験は図32の「プランジャ深さ試験」ルーチンに関し
て上述したものと同様に開始される。ブロック460に
おいて、工具保持体140の下方移動は、機械1に装填
され得るウェブ46の最大幅に小さい追加の許容限界値
を加えたものに等しい距離に対して指令される。もし工
具保持体140の移動がプランジャ201及びアンビル
160の間の接触を感知せずに行われるならば、最大幅
のウェブ46が機械1に現在装填されていると仮定され
る。。別に、もしプランジャ201及びアンビル160
の間の連続状態が検知されたならば、運動は「モータ停
止」フラッグが「連続状態割込み」ルーチンによって「
真」に設定されることに応じて直ちに停止され、連続状
態が検知された以前に移動したステップ数が現在の「ウ
ェブ幅」として記憶される。処理は次にブロック461
及び462に進み、そこでプランジャ及び連続状態の変
数がそれらの正規の値に記憶される。ブロック463で
、「最大文字乗数」変数がいま測定した現在のウェブ幅
に基づいて演算され且つ記憶される。「最大文字乗数」
は、現在装填されているウェブ46に形成され得る文字
の最大サイズを、フォント表309の文字の直線的なア
ップスケーリッグのために使用され得る最大の乗数によ
って表わす。「最大文字乗数」は、使用者の特定した文
字サイズが適当な範囲内にあるかを決定するために次に
説明する「文形成」ルーチンで検査される。最後に、「
ウェブ幅感知」ルーチンはブロック464において工具
保持体140及びキャリッジ110を休止位置へ戻し、
次にブロック468において出て行く。
【0106】図38を参照すると、文307または30
8の一方によって特定された個々の文字をウェブ46上
に実際に形成し、それにより標識48を作製する「文形
成」ルーチンを次に説明する。「文形成」ルーチンはブ
ロック500において始まり且つブロック501へ進む
。ブロック501において、「最大文字乗数」は使用者
の要求した文字サイズに対応する文字乗数と対比される
。もし現在の文字乗数が「最大文字乗数」より大きいな
らば、要求された文字サイズは現在装填されているウェ
ブ46に適合しない。その場合、分岐がブロック502
へとられ、そこで「ウェブ幅感知」ルーチンが現在装填
されているウェブ46のウェブ幅を照合するために呼出
される。現在のウェブ幅を照合した後、現在選択されて
いる文字乗数の試験がブロック503において繰返され
る。もし文字乗数が依然大きすぎるならば、「文形成」
ルーチンを終了する出口ブロック505へ直接に分岐す
る前に、適当な誤りメッセージがブロック504におい
て表示される。次に操作者が修正作用、例えばウェブ4
6をより大きなサイズに変えること、又は操作者インタ
フェース303を通してより小さい文字サイズを要求す
ることをとり、次に文の形成の要求を繰返すことが期待
される。
【0107】もし文字乗数がブロック501又はブロッ
ク503のいずれかにおいて許容し得る範囲内にあるな
らば、処理ブロック510に進み、そこで「張力喪失」
フラッグの試験が行われる。もしウェブ張力がいつでも
喪失されたならば、「張力喪失」フラッグは「真」であ
り、ウェブ幅及び現在の張力状態はあてにならないと考
えられる。その場合、分岐がブロック511へとられる
。ブロック511において、「張力確認」ルーチンが図
39に示したように呼出される。図39を簡単に参照す
ると、「張力確認」ルーチンは「文形成」ルーチンの実
行を一時停止し、差し迫った文形成のためのウェブ46
を適正に緊張させる機会を操作者に与える。ブロック5
31においてコマンド処理装置はウェブ46の操作、再
装填等のために上述したように「給送」及び「ロード/
アンロード」動作を許す。操作者がウェブ状態に満足し
た後、「張力確認」ルーチンはブロック535において
「カット」キーの押下げに応じて「文形成」ルーチンへ
出て行く。
【0108】図38を参照すると、ブロック511にお
いて「張力確認」ルーチンから戻ると、「ウェブ幅感知
」ルーチンがブロック512において呼だされ、現在の
ウェブ幅を測定する。次にブロック513において、ブ
ロック510へ分岐する前に「張力喪失」フラッグが「
偽」に設定される。ブロック510において、「張力喪
失」フラッグ「偽」であることが発見された時、ウェブ
張力を現在のウェブ幅は良好であると仮定され、処理は
ブロック520に進む。ブロック520において、工具
保持体140は、休止位置から「文字基準点」として定
義された位置まで約6mm(1/4インチ)下へ移動さ
れる。フォント表309で規定された文字の全ては開始
位置としての文字基準点に基づいているので、工具保持
体140及びキャリッジ110はこのとき1つの文字の
形成を始めるために適当な位置にある。次にブロック5
21において、「現在の文字」ポインタが形成される文
の最初の文字を指すために設定される。ブロック522
へ進むと、「前の文字」ポインタが零へ設定され、前の
文字がないこと、即ち現在の文字が現在形成されている
文で最初の文字であることを示す。「前の文字」変数は
、前に形成された文字(即ち最初の文字以外)に制御と
付いてウェブ46の前進を制御するために後述する「文
字形成」ルーチンで使用される。
【0109】ブロック523において、呼出しが「文字
形成」ルーチンへなされ、それは次に「現在の文字」ポ
インタによって指し示めされた文字の実際の形成を実行
する。「文字形成」ルーチンは以下に詳細に説明され、
丁度行われた文字形成の結果を示す「終了コード」を戻
す。ブロック524において試験された「A」の「終了
コード」は「文字形成」ルーチンが操作者によって打切
られたことを示す。その場合、分岐がブロック525へ
とられ、機械1から形成された文字のどんな部分でも前
進させる。次にブロック526において、詳細に後述さ
れる「ウェブ分離筋付け」ルーチンが筋付けパターンを
形成するために呼出され、それにより丁度形成された標
識48は機械1中に残ったウェブ46の残りの部分から
容易に分離されることができる。逆にブロック524に
おいてもし「終了コード」が「A」であることが発見さ
れないならば、「終了コード」がその代わりに「C」に
設定されているかを決定するために同様な試験がブロッ
ク527において行われ、「C」は「文字形成」ルーチ
ンが連続状態「明敏」試験の不合格のために、即ちプラ
ンジャ201とアンビル160との間の過剰な接触のた
めに打切られたことを示す。もし「終了コード」が実際
に「C」に設定されるならば、分岐がブロック523へ
とられ、「現在の文字」ポインタを更新することなく同
じ文字の形成を繰返す。適当な誤り処理が連続状態打切
りコード「C」で戻る前に行われ、それにより機械1は
丁度打切られた文字で始まる文の形成を再開する状態に
現在あるべきであることは以下の説明から明らかになろ
う。別に、もし「終了コード」がブロック527におい
て「C」に等しくないならば、文字形成は正常に完了さ
れており、処理はブロック528で続く。ブロック52
8において、全文が形成されたか、即ち全ての文字が完
成したかを決定する試験がなされる。もし否であるなら
ば、分岐がブロック529へとられ、そこで「現在の文
字」ポインタは形成される次の文字を指し示すように更
新される。ブロック529から、処理はブロック523
へ逆にループし、形成される次の文字のための「文字形
成」ルーチンを再び呼出す。結局、文の文字の全てがブ
ロック528において完了していることを発見され、分
岐は次に順序通りにブロック525へとられ、機械1か
らの最後の文字を、「ウェブ切断」ルーチンを実行する
ためのブロック526へ前進させ、最後にブロック50
5において「文形成」ルーチンを出る。
【0110】図40を参照すると、「文字形成」ルーチ
ンはブロック550において始まる。ブロック551に
おいて、「終了コード」は「零」のデフォルト値へ設定
される。もし後述するように打切りコードの1つへ変化
されないならば、零値は「文字形成」ルーチンの正常な
完了を示すように戻される。次にブロック552におい
て、「実体」ポインタが初期化され、現在の文字、即ち
「現在の文字」ポインタによって指し示された文字のた
めのフォント表309中の最初の実体311を指し示す
。これらの初期化に続いて、ウェブ46が張力のもとに
あることを張力センサ192が現在示しているかの試験
がブロック553においてなされる。もしそれが否であ
るならば、ブロック554において「張力確認」ルーチ
ンへ呼出しがなされ、操作者は上記した状態を修正する
ことができる。ブロック554の後、張力センサ192
の試験がブロック555において繰返され、適正な張力
が「張力確認」ルーチン中印加されていることを確かめ
る。もし張力センサ192が張力のないことを依然とし
て示すならば、「張力確認」ルーチンがブロック555
からの分岐を通して再び入られる。このため形成された
ループは張力がウェブ46に印加されるまで文字の処理
を禁止する。もし文字形成がウェブ46上の張力なくし
て試みされたならば、重大な且つ潜在的に損傷を生じる
詰まりが必然的に生ずるであろう。張力がブロック55
5において回復されたことが発見されると、「張力確認
」ルーチン中休止されていた工具保持体140は文字基
準点(休止位置から約5mm(1/4インチ)へ戻され
る。ブロック553又はブロック556のいずれかから
、処理はブロック559へ進み、そこで「先の文字」ポ
インタが零に等しくなることによって示されるように現
在の文字が文の最初の文字であるかを決定する試験がな
される。もしそれがそうでなければ、先の文字と形成さ
れようとする文字との間に必要とされる間隔がブロック
560で演算される。次に、先に形成された文字の機械
1からの前進がブロック561において行われ、続いて
ブロック562において休止位置への戻り運動及びブロ
ック563において休止位置から文字基準点への移動が
行われる。もし「先の文字」ポインタがブロック559
において零に等しいならば、前進する先の文字がなく、
工具保持体140は既に文字基準点にあり、従ってブロ
ック560〜563はバイパスされ、いずれの場合にも
処理はブロック564において続く。ブロック564に
おいて、「最後の実体」フラッグが「偽」へ初期化され
る。以下の説明から分かるように、「最後の実体」フラ
ッグは、文形成を打切る操作者の要求の際に「文字形成
」ルーチンの終了を強制するために「真」に設定される
ことができる。ブロック565に続いて、「プランジャ
下げ作動化」フラッグが「偽」へ初期化される。各文字
での最初の実体は文字基準点から文字の実際の開始点ま
での破面のない移動であることが仮定される。もし或る
文字が実際に文字基準点で開始すると仮定されるならば
、零長さの移動である最初の実体が含まれる。最初の実
体の後、もし実体が例えば字の内側部分への移動のため
に破面しない移動を一時的に指令するために特定のコー
ドを含まないならば、「真」の状態が「プランジャ下げ
作動化」フラッグ(即ち破面を伴う移動)のためにとら
れる。次にブロック566において、「先の文字」ポイ
ンタは「現在の文字」ポインタに等しく設定され、現在
の文のための「文字形成」ルーチンへのその後の呼出し
の準備をする。「文字形成」ルーチンは図41でブロッ
ク570a及び570bで示したように続き、ブロック
571において「打切り確認」ルーチンへの呼出しを行
う。図42をしばらく参照すると、「打切り確認」ルー
チンは「出口/停止」キーが現在押下げられているかを
決定するためにキーボード12の走査を行う。もし「出
口/停止」キーがブロック575で押下げられていない
ことが発見されるならば、分岐がブロック576へ直接
にとられ、「打切り確認」ルーチンを出る。しかしなが
ら、もし「出口/停止」キーがブロック575において
押下げられていることが発見されるならば、現在の文字
の形成は中止され、それ以上の操作者のコマンドは未決
になる。操作者コマンドはブロック580において処理
され、単に認識されるコマンドは「カット」キーである
且つ「出口/停止」キーの二番目の押下げである。 待機ループがブロック577において行われ、「出口/
停止」キーの最初の下げが解放されており、それにより
その二番目の押下げが検知され得ることを保証する。 「カット」キーは文字形成の再開のために「打切り確認
」ルーチンから出ることを指令するために使用されるの
に対して、「出口/停止」キーの二番目の押下げは現在
の文の形成を打切ることの希望を示すために使用される
。例えばウェブ46の不必要な浪費を防ぐように文が不
正確に入れられたこと又は別に文が所望されないことを
操作者が気付いたときに、打切りは適当であることがあ
る。もし打切りが「出口/停止」キーの二番目の押下げ
によって要求されたならば、操作者が打切り命令を確か
めることを要求するメッセージがブロック581におい
て表示される。ブロック582において、操作者はこの
とき打切りを確認するために「Y」キーを押すか又はブ
ロック580における「中止」状態へ戻すために「N」
キーを押すかすることができる。もし「Y」キーが押さ
れたならば、「終了コード」がブロック583において
「A」へ設定され、上記した「文形成」ルーチンへ打切
り状態を指示する。次にブロック584において、「最
後の実体」フラッグが「真」へ設定され、それは更に後
述するように「文字形成」ルーチンでのその後の処理の
終了を強制する。ブロック584から、「確認打切り」
ルーチンはブロック576において出る。
【0111】図41を再び参照すると、「確認打切り」
ルーチンからの戻りの際、ブロック590が実行され、
そこで「実体」ポインタによって指し示された形成され
る次の実体がフォント表309から検索される。次にブ
ロック591において、現在の実体はそれが「文字の終
止」マーカー312であるかを決定するために検査され
る。もしイエスであれば、現在の文字の形成は終了し、
分岐がブロック592へとられ、そこで「プランジャ下
げ作動化」フラッグはブロック593において「文字形
成」ルーチンを出る前に「偽」に設定される。ブロック
591において、もし実体311が「文字の終止」マー
カー312でないならば、処理はブロック594へ進み
、そこで実体311が「プランジャ上げ」コードを含む
かを決定するために同様な試験がなされる。通常は、全
ての実体の移動が振動するプランジャ201でなされ、
それにより移動中ウェブ46を破面することが仮定され
る。しかしながら、上述したようにウェブ46を破面せ
ずに移動を行うことが時には必要である。その場合、実
体は現在の実体が破面しない移動を特定していることを
特定するために他の実体パラメータに加えて「プランジ
ャ上げ」コードを含むことができる。もし「プランジャ
上げ」コードが現在の実体に特定されるならば(ブロッ
ク594)、分岐がブロック595へとられ、そこで「
プランジャ下げ作動化」フラッグは「偽」に設定される
。もし現在の実体が「プランジャ上げ」コードを含まな
いならば、ブロック595はバイパスされ、「プランジ
ャ下げ作動化」フラッグは「真」にとどまる。「プラン
ジャ下げ作動化」フラッグは現在の文字の最初の実体3
11の処理に先立って「偽」へリセットされており、且
つ後で注目されるように各実体311の処理の完了の際
に「真」へリセットされ、それによりもし実体が特に「
プランジャ上げ」コードを含まないならば最初の実体後
の全ての移動は「プランジャ下げ」移動へデフォルトす
ることに注目されたい。ブロック594又は595のい
ずれかから、処理はブロック596において続き、そこ
で「実体」ポインタは現在の文字の次の実体311を指
し示すように更新される。次にブロック597において
、「最後の実体」フラッグが試験される。 もし「最後の実体」フラッグが上述した「確認打切り」
ルーチンによって「真」に設定されているならば、現在
の文字の形成はブロック592及び593を経て出る。 別に、処理は連続状態割込みを作動化することによって
ブロック598において続く。連続状態試験パラメータ
は連続状態期待=偽と12点/接触の感度スコアとを特
定するように常に戻されているので、これらの値はそれ
らを明確に画定することなくこの点において有効である
と仮定される。それ故、通常の連続状態「明敏」試験は
その後の実体形成のために作動化される。ブロック59
9において、現在の実体によって画定された運動は、キ
ャリッジ駆動モータ119及び工具保持体駆動モータ1
42のための基本的な増分運動パラメータを演算するた
めに予め処理される。ブロック600への処理において
、プランジャ201はプランジャ制御フラッグの適当な
設定によって振動することを開始し、「モータ停止」フ
ラッグはモータ動作を可能にするために「偽」に設定さ
れる。次にブロック601において、キャリッジ及び工
具保持体駆動モータ119及び142はブロック599
で演算された運動に従って移動される。実体の運動中、
連続状態「明敏」試験は作動可能であり、もしそれが「
不合格」状態に達するならば、「モータ停止」フラッグ
は実体運動を終了するように設定される。実体運動が完
了され、又は連続状態「明敏」試験の不合格によって終
了されると、プランジャ201はブロック602におい
て振動を停止される。次にブロック603において、「
連続状態試験」フラッグが試験される。もし「連続状態
試験」フラッグが「合格」状態にあるならば、実体は正
規に形成されており、分岐はブロック604へとられ、
次の実体の処理を繰返すためにブロック571へ戻るル
ープに先立って「プランジャ下げ作動化」フラッグを「
真」へリセットする。別に、もし「連続状態試験」フラ
ッグがブロック603において「不合格」状態を示すな
らば、ブロック605において「文字誤り」ルーチンへ
呼出しがなされる。簡単に図43を参照すると、「文字
誤り」ルーチンは、ブロック611において操作者への
適当な誤りメッセージを最初に表示することと、次にブ
ロック612に図示したように連続状態試験フラッグを
リセットすることとによって誤り状態を処理する。次に
ブロック613において、「ロード/アンロード」ルー
チンがプランジャ深さの調節を容易にするために自動的
に呼出される。「ロード/アンロード」ルーチンから戻
る際に、「張力印加」ルーチンが次にブロック614に
おいて呼出され、続いてブロック615において「文字
誤り」ルーチンから出る。再び図41を参照すると、ブ
ロック605において「文字誤り」ルーチンから戻る際
に、「終了コード」はブロック606において「C」(
「連続状態誤り」の代わり)へ設定される。 「文字形成」ルーチンは次にブロック592において「
プランジャ下げ作動化」フラッグを「偽」に設定するこ
とによって完了し、ブロック593において出る。
【0112】図44〜図46を参照すると、「ウェブ分
離筋付け」ルーチンは標識48が形成され且つ機械1か
ら前進された後に「文形成」ルーチンから呼出される。 「ウェブ分離筋付け」ルーチンは機械1中に残るシート
材料46から標識48を分離することを容易にするよう
にウェブを横切って横断方向引裂線装置を形成すること
である。横断方向引裂線装置は種々の構造を有すること
ができ、現在好適とされる形態は2つの近接して離間し
た千鳥形配列の引裂線からなり、それにより標識48を
残りのシート材料46から分離することが若干の引裂を
含み、その結果できた縁が粗く且つぎざぎざになるよう
に例示される。これは縁近くでウェブの個々の層を露出
し且つそれを部分的に分離する傾向があり、それにより
標識のその後の貼付のために層を剥離することを非常に
容易にする。このソフトウェア項目(ト)では、図44
〜図46はウェブ分離筋付けを行うルーチンを説明する
のに対して、後述される図53〜図54では作られた筋
付けパターン及び剥離方法が詳細に説明され且つ図示さ
れる。次に図53を簡単に参照すると、例示的な引裂線
装置800は一般には約1.3mm(0.05インチ)
だけ偏在した2つの引裂線801及び802からなる。 それぞれの引裂線801及び802は間隔813(破面
されない部分)によって分離された複数個のセグメント
812、814及び822(プランジャ201の振動に
よって破面されたウェブ46の部分)を含む。2つのそ
れぞれの引裂線801及び802のセグメント812、
814及び822は互いに対して千鳥形配列になるよう
に配置され、即ち引裂線801又は802の一方の各セ
グメント814は他方の破線の間隔813から横にある
。加えて、少なくとも一方の引裂線801の若干の部分
825及び822は、分離引裂の開始を容易にするため
にウェブ46の縁部分810及び823近くにおいてそ
れぞれ二度破面されている(即ち振動するプランジャ2
01が二度上を通過している)。図44〜図46のルー
チンの動作は次の一般的な説明を考慮すれば当業者によ
って容易に理解される。図44で、キャリッジ110及
び工具保持体140は引裂線装置800を形成する準備
のためにブロック621〜623において隅部柱23か
ら離れて移動される。ブロック624において、プラン
ジャ201は振動又は往復動を開始し、「明敏な」連続
状態試験が作動化される。もし「明敏な」連続状態試験
が不合格であるならば、「打切り」分岐がブロック62
5へとられ、そこで「ウェブ分離筋付け誤り」ルーチン
へ呼出しがなされる。「ウェブ分離筋付け誤り」ルーチ
ンは図47に詳細に示されており、図43の「文字誤り
」ルーチンと同様に動作する。ブロック625における
誤り処理後、「ウェブ分離筋付け」ルーチンはブロック
626へ進み、工具保持体140を文字基準点へ戻し、
分岐がこのときブロック621へ逆にとられ、ウェブ分
離筋付け処理を繰返す。「ウェブ分離筋付け」ルーチン
は好結果を得るまで、即ちプランジャ201とアンビル
160との間の接触を伴わずに繰返される。
【0113】図44〜図46を依然参照すると、図44
のブロック630において、2つの引裂線のうち第1の
引裂線図45に詳細に示したように形成される。第1の
引裂線が801の形成において、線のセグメント812
、814及び822がウェブ46を下へ順次形成され、
始めのセグメント812と終わりのセグメント822と
の間にセグメント814のカウントを維持する(該カウ
ントは「内側セグメントの数」と称せられる)。 「内側セグメントの数」カウントは第2の引裂線802
のセグメント814を形成する基準として後で使用され
る(図46)。特に第2の引裂線802は「内側セグメ
ントの数+1」に等しいセグメント814の数を含み、
第2の引裂線802セグメント814は第1の引裂線8
01のセグメント814に対して千鳥形配列にされる。 図44のブロック630における第1の引裂線801の
形成後、処理はブロック631へ進み、そこで第1の引
裂線801の最後の、即ち終わりのセグメント822が
依然振動しているプランジャ201によって上方へ引き
返される(即ち「二度破面される」)。次にプランジャ
の振動はブロック632において中止され、ブロック6
33においてキャリッジ110を第2の引裂線802を
形成する位置へ移動し、即ち約1.3mm(0.05イ
ンチ)の距離だけ右方向へ移動される。第2の引裂線8
02は次にブロック634において形成され、それは図
46に詳細に図示されている。第2の引裂線802の完
成の際に、キャリッジ110はブロック635において
約1.3mm(0.05インチ)左へ戻され、工具保持
体140を第1の引裂線の始めのセグメントの内側部分
の上に配置する。次にブロック636において、最初の
セグメント812のおよそ5mm(0.2インチ)の部
分825が引き返され、即ち二度破面され、筋付け行程
を終了する。ブロック638において、プランジャの振
動が停止される。引裂線装置800を機械1から前進さ
せるためにブロック640において「ウェブ前進」ルー
チンを呼出す前に工具保持体140はブロック639に
おいて約6mm(1/4インチ)下へ移動される。最後
に、「休止」位置がブロック641において呼出され、
ブロック642において出る前にキャリッジ110及び
工具保持体140をそれらのそれぞれの休止位置に配置
する。
【0114】(チ)標識形成、図48〜図52上述した
標識作製機械1の特異な利点は、いろいろな接着剤シー
ト材料から標識を作るために有用であることに関する融
通性である。更に、機械は、標識に形成される接着剤シ
ート材料の層と直接に接触することによって又は標識に
形成される層と間接に接触することによって標識を作る
ことができる。幾つかの有用なシート材料の構造が図4
8〜図52に例示されている。
【0115】まず図48〜図49を見ると、接着剤シー
ト材料はその底部表面上に感圧接着剤の層702を有す
るプラスチックフィルム層701からなる標識テープ7
00を含む二要素複合構造であり、第2の要素は感圧接
着剤層702に分離可能に付着されたライナ703であ
る。機械の文字形成機構199のプランジャ201はア
ンビル160に沿って標識テープ700と接触し且つソ
レノイド200によって往復駆動され、図49を見てナ
ット225の調節によって選択された所定の程度まで層
701を圧縮し且つそれによりプランジャ201の端2
28の下の標識テープ700の僅かな直線的破面を生じ
るに充分な力でフィルム層701を衝撃する。接着剤シ
ート材料46aのフィルム層701はこのように文字形
成を可能にするに充分に低い程度の伸び率を有するよう
に選択される。標識48は前述したソフトウェアのプロ
グラムされた命令に従ってこのようにして標識テープ7
00に形成される。選択された標識が完全に形成された
後、標識と含むシート材料46aのウェブの部分は上述
したようにウェブの残りの部分から切断され、標識テー
プ700の捨てられる材料は標識の周りから剥離され、
ライナ703は標識文字の下側表面上を接着剤を露出す
るように除去され、それにより標識は物品の表面に貼付
されることができる。また、所望により、底部表面上に
低粘着性の接着剤の層を有する別個の担持テープが標識
文字の露出された外方表面の上に貼付され且つ次にライ
ナから文字を持上げ、表面への標識の貼付のために文字
の底部表面上の接着剤702を露出するために採用され
ることができる。図48〜図49に示した標識作製作業
はプランジャ201を接着剤シート材料の標識テープ要
素と直接に接触させる例である。
【0116】図50は二要素接着剤シート材料46bの
標識テープ要素との間接接触によって標識を形成するた
めの標識作製機械1の使用を例示する。シート材料46
bの標識テープ705はその表面の一方に沿って感圧接
着剤の層707を有するプラスチックフィルム層706
からなる。シート材料46bの他方の要素は標識テープ
の接着剤層707の上に分離可能に付着された離型ライ
ナ708である。接着剤シート材料46bのライナ70
8は約300%〜600%の範囲のような高い程度の伸
び率、好ましくは約500%の伸び率を有するべきであ
る。プランジャ201が機械の文字形成機構によって駆
動されると、プランジャの丸い端228はアンビル16
0に沿って伸縮可能なライナ708と接触し、ライナを
伸張又は圧縮して衝撃力を標識テープ705に対して伝
達し且つプランジャの端の下でそれを直線的に破面させ
る。伸縮可能なライナ708はプランジャ201によっ
て切断されず、その代わりにこの種の標識形成中プラン
ジャによって型押しされる。標識テープ705に形成さ
れた標識を取囲む無駄な材料と、形成された標識を物品
の表面へ貼付することとはシート材料46aに関連して
上述したのと同じであることができる。
【0117】図51は三要素接着剤シート材料46cか
ら標識を作るための標識作製機械1の使用を例示する。 シート材料46cはその表面の一方に付着された感圧接
着剤の層712を有するプラスチックフィルム層711
からなる標識テープ710を含む。離型ライナ713が
接着剤層712を被覆している。構造の第3の要素は担
持テープ714であり、該担持テープは標識テープ71
0の反対側表面の上に貼付されており、且つその表面の
一方の上に低粘着性の接着剤の層716を有するプラス
チックフィルムの層715からなる。低粘着性接着剤7
16はシート構造の標識テープ要素のフィルム層711
の露出された上方表面に分離可能に付着されている。担
持テープ714の層715は高い程度の伸び率、好まし
くは約300%〜600%の範囲、最も好ましくは約5
00%の伸び率を有するように選択される。
【0118】機械の文字形成機構199のプランジャ2
01はアンビル160に沿ってシート材料46cの担持
テープ714の上に衝撃を加え、プランジャの丸い端の
下でシート材料の標識テープ710の破面を生じるに充
分な程度まで担持テープを伸張及び/又は圧縮する。上
述した項目(ト)で説明したプログラムを用いて、機械
は操作者によって選択されたとおりにシート材料の標識
テープに標識を形成するように制御される。図51に示
した標識作製動作は、プランジャ201がシート材料4
6cの標識テープ要素710と直接に接触しない限りに
おいて間接的な標識形成の例である。選択された標識が
シート材料の一部分に形成された後、標識を有する部分
は項目(ト)で説明したウェブ分離筋付けに沿うように
してウェブから切断される。標識を物品の表面に貼付す
るために、担持テープ714はシート材料の部分から剥
がされ且つそれと共に標識テープ710に形成された文
字を担持し、それに続いて標識の各文字の下側の露出さ
れた接着剤712を物品の表面に対して押付け、標識を
選択された位置に付着する。文字への担持テープの低粘
着性接着剤層716の付着は物品の表面への接着剤層7
12の付着よりもかなり弱いので、担持テープは次に標
識文字から容易に除去され且つ分離される。
【0119】図52は、三要素シート構造の別の形態で
ある接着剤シート材料46dから標識を形成するために
用いられる標識作製機械1を例示する。シート材料46
dの標識テープ720は図51のシート材料46cの標
識テープ710と同じ構造のものであり且つその表面の
一方に沿って感圧接着剤の層722を有するプラスチッ
クフィルムの層721からなる。離型ライナ723は接
着剤の層722の上に分離可能に付着されている。構造
の第3の要素はその表面の一方に沿って低粘着性感圧接
着剤の層726を有する紙又はプラスチックのフィルム
の層725を含む担持テープ724からなる。担持テー
プの低粘着性接着剤層726はライナ723と反対側の
標識テープの表面の上に分離可能に付着されている。こ
の構造では、ライナ723は、約300%〜約600%
の範囲のような高い程度の伸び率、好ましくは約500
%の伸び率を有するように選択される。文字形成機構1
99のプランジャ201はソレノイド200によって往
復駆動され、アンビル160に沿って構造の伸縮可能な
ライナ723に対して衝撃を加え且つプランジャの端2
28の下で標識テープ720の破面を生じさせるに充分
な量だけライナを伸張及び/又は圧縮する。シート材料
46dによる標識形成作業はシート材料46cと関連し
て上述した作業と同じであるが、プランジャはシート材
料46cにおける構造の担持テープの代わりに構造の伸
縮可能なライナに対して動作する。標識テープ720に
形成された標識の取出し及びその物品の表面への貼付は
シート材料46cと関連して説明したのと同じである。 特に有用な三要素接着剤シート材料46c及び46dは
、本願と同日付けで出願され且つ「標識作製機械用接着
剤シート材料」と題するエーシュバッハーほかの米国特
許出願第  号(本発明の譲受人へ譲渡)で説明され且
つ特許請求されており、該米国特許出願の開示はここに
参考として組入れられる。
【0120】上で説明した接着剤シート材料46a〜4
6dはそれぞれがプラスチックフィルムの単一の層から
なる標識テープを含む。しかしながら、標識テープは2
つ以上のプラスチックフィルム層を含むことができ、各
層は異なる色を有することができるので、機械は異なる
及び対照的な色の背景に対して1つの色の文字を有する
標識を形成するために採用されることができる。
【0121】機械1の標識形成動作の別の有用な特徴は
、信号要素の無駄な材料から除去又は分離することが困
難であることがある若干の文字の部分の周りに二度パス
するように機械がプログラムされることができることで
ある。例えば、字「A」、「O」、又は「P」の中心部
分はこの目的のために文字形成機構199の二度のパス
によって形成されることができる。
【0122】上述したように、標識作製機械1の文字形
成機構は、接着剤シート材料の標識テープ要素に沿って
文字を画定するために接着剤私費と材料に衝撃を与える
ように往復駆動される。更に、文字形成機構によって画
定された文字はシート材料の標識テープ要素の残りの部
分から分離することができるので、該文字はそれから分
離され且つ物品の表面へ標識として貼付されることがで
きる。高い周期的速度で往復動又は振動するように駆動
され且つ文字形成中接着剤シート材料に沿って重なる衝
撃を形成するように運搬されるプランジャは、文字を画
定するために標識テープに沿って連続的に連結された破
面を作る。46a及び46bのような二層シート材料で
は、標識テープ要素は分離し得る文字を形成するために
このように破面され、ライナはプランジャの衝撃作用に
よって僅かに型押しされることができる。三層接着剤シ
ート材料46c及び46dでは、標識テープ要素は前述
した用に破面され、それに加えてライナ又は担持テープ
、その両方が文字の輪郭又は形状で僅かに型押しされる
ことができる。
【0123】(リ)ウェブからの標識組立体の分離、図
53〜図55 シート材料46の残りの部分からの標識48の分離を容
易にするために好適な筋付けパターンが図53に示され
ている。筋付けは、実質的にウェブ幅全体を横切って横
断方向に筋付けが行われることを除いて、字が形成され
る様態と同じようにウェブの標識テープを破面するよう
にプランジャ201を往復動することによって作られる
。筋つけを実際に形成するために確実なルーチンは図4
4〜図46に関するソフトウェア項目(ト)で上で説明
されている。筋付け加工で用いられる破面は必ずしもウ
ェブ46の全ての層を貫通する必要はなく、その代わり
に標識テープを破面し且つウェブの他の層のはっきりし
た型押し部又は弱化部を導入することができ、それに沿
ってウェブ46は手でせん断力を加えることによって容
易に引裂かれることができることが注目されるべきであ
る。
【0124】図53を参照すると、好適な横断方向引裂
線装置800は第1及び第2の横断方向引裂線801及
び802を含む。引裂線801及び802はウェブの長
手方向軸線に沿って小さい距離だけ互いから偏在してお
り、約1.3mm(0.05インチ)の偏在量がこの実
施例では好適とされる。各引裂線801及び802はウ
ェブ46に沿って画定された複数個の同一直線上の離間
した線セグメント812、814及び822を含み、そ
れに沿って標識テープが破面されており、セグメント8
12、814及び822は標識テープ46が破面されて
いない間隔813及び821によって分離されている。 引裂線装置800の特に好適なパターンは次のとおりで
ある。第1の引裂線801は、ウェブ46の第1の縁8
11から、標識テープに形成される最初のセグメント8
12の始まりまで、下へ約3mm(およそ1/8インチ
)延在する破面されない第1の縁部分810をもって始
まる。最初のセグメント812は約13mm(およそ0
.5インチ)長さである。最初のセグメント812は約
2.5mm(およそ0.1インチ)の間隔813を後に
伴う。次に、一連のセグメント814が標識テープに形
成され、そのそれぞれは約8mm(およそ0.3インチ
)長さであり、各セグメント814は約2.5mm(0
.1インチ)の破面されない間隔813によって分離さ
れている。間隔813及びセグメント814のパターン
は、最後のそのようなセグメント814がウェブ46の
第2の縁820から約13mm(およそ0.55インチ
)以内になるまで繰返される(図45を参照)。その点
において、約5mm(およそ0.2インチ)の終わりの
間隔813aは飛び越され(即ち破面されず)、終わり
のセグメント822が破面される。終わりのセグメント
822は、終わりの間隔813aの終端から、第2のウ
ェブ縁820から約5mm(およそ0.2インチ)のと
ころまで延びる不定の長さを有し、それにより終わりの
セグメント822と第2のウェブ縁820との間に約5
mm(0.2インチ)の破面されない第2の縁部分82
3を残す。従って、形成されるセグメント814の数と
終わりのセグメント822の長さとを変化することによ
って、引裂線装置800は異なる幅のウェブ46に自動
的に適合することは注目されるべきである。終わりのセ
グメント822は最初に下方へ、即ち第2のウェブ縁8
20の方へ動いて破面され、次に引き返され、即ちウェ
ブの第1の縁811の方へ逆に動いて二度破面される。 終わりのセグメント822を二度破面した後、キャリッ
ジ110は右へ約1.3mm(0.05インチ)移動さ
れ、第2の引裂線802の形成を開始する。第2の引裂
線802は標識テープに形成され且つ上方へ、即ち第1
のウェブ縁811の方へ延在する約8mm(0.3イン
チ)のセグメント814で始まり、該セグメントは最後
の間隔813aと終わりのセグメント822との間の接
合部から横切る点から始まり、第1の引裂線801の最
後のセグメント814の終端から上へ約2.5mm(お
よそ0.1インチ)の点まで延在する。換言すれば、第
2の引裂線802の底部セグメント814は最後の間隔
813aと第1の破線801の底部セグメント814の
第1の約2.5mm(0.1インチ)との全てと「並ぶ
」。第2の引裂線802は次に約2.5mm(01.イ
ンチ)間隔をもって別のセグメント814を従えて続く
。間隔813及びセグメント814のパターンは次に第
2の引裂線802が第1の引裂線801のセグメント8
14の数よりも1つ多い数のセグメント814をもつま
で繰返される。それ故、第2の引裂線802の各セグメ
ント814は第1の引裂線801の間隔813と「並び
」又は対面し、また第1の引裂線801の各セグメント
814は第2の引裂線802の間隔813と「並び」又
はそれにまたがることは明白である。実際に、第1及び
第2の引裂線801及び802のそれぞれのセグメント
814は互いに対して千鳥形配列にされ、同一直線上の
セグメント間の間隔813は引裂線801及び802の
間の分離距離よりも長い。このようにして、せん断力が
加えられた時、その結果生じた引裂は規則的なパターン
で第1及び第2の引裂線801及び802の間を飛び移
る傾向があり、所望のぎざぎざした縁を作る。第2の破
線の完成後、キャリッジ110は左へ約1.3mm(0
.05インチ)戻され、プランジャ201を第1の引裂
線801の上で特に最初のセグメント812の底部端か
ら上へ約2.5mm(約0.1インチ)の点に再び配置
する。その点から、最初のセグメント812の5mm部
分が上方へ、即ち第1のウェブ縁811の方へ引き返さ
れ、その部分825に沿って二度の破面を作る。 引裂線装置800はこのとき完成し、各ウェブ縁811
及び820近くに二度破面された部分825及び822
をそれぞれ生じている。二度破面された部分825及び
822は縁近くでウェブ46に追加の弱化部を提供する
ために好適であり、そこで引裂が容易に開始されること
ができる。
【0125】好適に偏在され千鳥形配置された801及
び802を利用する総合的な目的は、標識48の分離を
容易にすることのみならず、分離された標識48に粗い
ぎざぎざした縁を残す「引裂」効果を生じることである
。次に図54及び図55を参照すると、引裂動作は本来
的に不規則な無作為の引裂を第1及び第2の引裂線80
1及び802の間を生ずるが、より重要なことはウェブ
46を構成する種々の層が正確に同じではなく異なって
引裂かれる傾向をもつことである。その結果として、各
層の部分は隣接した層から露出され又は分離される。 また、せん断力が引裂動作で使用されるので、ウェブが
引裂かれる時に外方層のぎざぎざしたへりが幾つかの場
所で部分的に離層することができる。これらの効果の両
方は、特に容易に把持するに充分なだけシート材料の外
方層の領域を露出することによってシート材料から標識
48をその後分離することを非常に容易にする有益な結
果を有する。三層ウェブ構造のための典型的な引裂パタ
ーンの例は図55の拡大図で示されている。勿論、各引
裂部はやや異なるが、通常は外方層、離型ライナ723
又は担持テープ724のいずれかが標識720を露出す
るために引裂かれる。ライナ723及び/又は担持テー
プ724の露出された部分はこのとき指で把持され、標
識テープ720の貼付のために外方層を剥離することが
できる。
【0126】また、機械1は上述した偏在した引裂線8
01及び802以外の横断方向引裂線装置の構造を画定
するようにプログラムされることができる。複数個の離
間した破面されたセグメント814からなる単一の引裂
線が、横断方向引裂線装置を提供するために機械の文字
提携機構によって標識テープに画定されることができる
。また、横断方向引裂線装置を提供するためにシート材
料の一方の縁から他方の縁まで延びる単一の連続した引
裂線が標識テープに画定されることができる。文字の全
てが形成された後に完成された標識をウェブ46の残り
の部分から手で引裂くことができる接着剤シート材料の
ウェブに沿って横断方向引裂線装置を画定するために更
に別の構造が設計されることができ且つ適当にプログラ
ムされることができる。
【0127】
【発明の効果】(ヌ)結論 文字形成要素として往復駆動されるプランジャは接着剤
シート材料から標識を作るための独特の要素であり、そ
れはこれまで標識作製機械に採用されなかったと信ずる
。多くの従来技術の標識機械は文字を画定するためにシ
ート材料をせん断し又は細長く裂く切断機構としてナイ
フを用いている。機械1の往復動プランジャはナイフ機
構をもつ機械と比較して幾つかの利点を有する。プラン
ジャ方式は大部分のナイフ切断機構を有する場合のよう
に制御を第3の軸線を必要とせず、ナイフ切断機構を有
する場合にはナイフは字又は数字の周りのようなシート
材料に湾曲した切断線を作るためにX及びY方向へ運搬
されることに加えて垂直方向軸線の周りに回転されねば
ならない。第3の軸線の周りにナイフ切断機構を回転さ
せることは、適当な制御を得るために例えば追加のステ
ップモータ、電子機器及びソフトウェアのような追加の
設備を必要とする。ナイフ切断標識作製機構は大きな充
分な文字をもつ標識がシート材料に形成される時にキャ
スタ機構又は同様な技術を必要とする。第二に、上述し
たプランジャ式文字形成要素は、ナイフ切断機構をもつ
標識作製機械によって処理され得るよりも広い範囲の接
着剤シート材料で標識を形成することができる。項目(
チ)で説明したように、往復動プランジャは、標識テー
プと離型ライナとからなる二要素構造から、又は文字が
構造又はシート材料の中間の標識テープ要素に形成され
る三要素構造から、又は四層又はそれ以上の層のシート
材料から標識を形成するために使用されることができ、
即ち、往復動プランジャ式文字形成要素は二層及び多層
の接着剤シート材料構造の1つ又は複数の選択された層
に文字を形成することを可能にする。しかしながら、対
照的に、ナイフ切断機構を利用する標識作製機械は広範
囲のシート材料と共に使用されることができず、何故な
らば、ナイフは文字が切断される層及び構造中でそれよ
り上又は下の層に貫入し且つ貫通しなければならないか
らであり、例えばナイフ切断機構は三層構造の中間層に
だけ文字を切断することができない。また、接着剤シー
トを破壊し且つ文字を熱切断によって形成する加熱され
たピンを採用する幾つかの標識作製機械が従来技術で知
られている。本発明の往復動プランジャ要素は、熱ピン
切断機構と比較して、熱切断で切断され得る材料に制限
されずに広範囲の接着剤シート材料と共に使用され得る
ことで有利である。また、往復動プランジヤ式文字形成
要素を有する標識作製機械は、それが複雑な機構又は電
子機器を必要とせずに容易に制御されることができるの
で、半インチ又はそれよりも小さい文字で標識を形成す
ることができる。
【0128】上述した標識作製機械の別の新規な特徴は
、末端使用者が妥当なコストで入手できる可搬式標識作
製機械として特に有用であり且つ有効である。例えば、
上述した本発明の標識作製機械の別の新規な特徴は、キ
ャリッジをX−軸線に沿って運搬すること及び別に機械
を通してシート材料をウェブを前進させることの両方の
ために単一のステップモータを使用することである。シ
ート材料の前進はキャリッジがブレーキ機構を解放する
停止された位置にある時に行われ、キャリッジの運搬は
ブレーキがかかって送出ローラの回転を停止している時
に起こる。項目(ニ)で述べた別の新規な特徴は、ブレ
ーキ機構が解放されている時にシート材料前進のための
可動駆動ベルトとして作用し且つブレーキ機構がかかっ
ている時にキャリッジ前進のための静止ラックとして作
用する歯付ベルトの2つの異なる動作機能性である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の標識作製機械及びその閉じたハウジン
グの斜視図。
【図2】該機械のキーボードの平面図。
【図3】該機械のハウジングの基部部材の平面図であっ
て、基部部材中に配置された構成要素の幾つかを例示す
る図。
【図4】図3の線4−4の平面に沿った垂直断面図。
【図5】破断部分を有する該機械の支持フレーム20の
平面図。
【図6】支持フレーム20の送込端の端面図。
【図7】支持フレーム20の送出端の端面図。
【図8】(A)は支持フレーム20の隅部柱21の垂直
断面図。 (B)はスライダを高められた位置に有する隅部柱21
の垂直断面図。
【図9】(A)は支持フレーム20の隅部柱23の垂直
断面図。 (B)はスライダを下げられた位置に有する隅部柱23
の垂直断面図。
【図10】支持フレームの側面立面図。
【図11】支持フレーム20の長手方向断面図。
【図12】機械の送込端から見たキャリッジ110の端
面図。
【図13】機械の送出端から見たキャリッジ110の端
面図。
【図14】キャリッジ110の上面図。
【図15】キャリッジ110の後部スライド部材の内側
の図。
【図16】キャリッジ110の後部スライド部材の外側
の図。
【図17】キャリッジ110の前部スライド部材の外側
の図。
【図18】機械の工具保持体の部分破断側面図。
【図19】機械の動作機構の種々のローラに通されたシ
ート材料のウェブの概略図。
【図20】機械の送出端に採用されたブレーキ機構の側
面図。
【図21】機械の送込ローラの部分図。
【図22】機械の文字形成工具の断面図。
【図23】図22の工具の文字形成プランジャの一部破
断拡大側面図。
【図24】図22の工具を作動するためのマイクロプロ
セッサ制御回路の線図。
【図25】図24の回路に含まれた緩衝増幅器のための
回路の線図。
【図26】図24の回路のタイミング線図。
【図27】図1の機械の電気概略線図。
【図28】「初期化」ルーチンの流れ図。
【図29】「給送」ルーチンの流れ図。
【図30】「休止」ルーチンの流れ図。
【図31】「ロード/アンロード」ルーチンの流れ図。
【図32】「プランジャ深さ試験」ルーチンの流れ図。
【図33】「連続状態割込み」ルーチンの流れ図。
【図34】「ソレノイドタイマ割込み」ルーチンの流れ
図。
【図35】「張力印加」ルーチンの流れ図。
【図36】「ウェブ前進」ルーチンの流れ図。
【図37】「ウェブ幅感知」ルーチンの流れ図。
【図38】「文形成」ルーチンの流れ図。
【図39】「張力確認」ルーチンの流れ図。
【図40】「文字形成」ルーチンの第1の部分の流れ図
【図41】「文字形成」ルーチンの第2の部分の流れ図
【図42】「打切り確認」ルーチンの流れ図。
【図43】「文字誤り」ルーチンの流れ図。
【図44】図38の「文形成」ルーチンで呼出された「
ウェブ分離筋付け」ルーチンの流れ図。
【図45】図44の「ウェブ分離筋付け」ルーチンの一
部分を形成する「第1の破線形成」ルーチンの流れ図。
【図46】図44の「ウェブ分離筋付け」ルーチンの一
部分を形成する「第2の破線形成」ルーチンの流れ図。
【図47】図44の「ウェブ分離筋付け」ルーチンで呼
出された「ウェブ分離筋付け誤り」ルーチンの流れ図。
【図48】二要素接着剤シート材料に標識を形成する図
1の機械の斜視図。
【図49】図48の標識形成の断面図。
【図50】別の二要素接着剤シート材料に標識を形成す
る機械の断面図。
【図51】三要素接着剤シート材料に標識を形成する図
1の機械の断面図。
【図52】別の三要素接着剤シート材料に標識を形成す
る機械の断面図。
【図53】ウェブからの標識の実際の分離に先立って図
44〜図46のソフトウェアルーチンによって作られた
ウェブ分離筋付けの部分破断平面図。
【図54】ウェブからの標識の分離後図53のウェブ分
離筋付けの部分破断平面図。
【図55】図54の分離された標識の部分の拡大平面図
【符号の説明】
1  標識作製機械 2  ハウジング 12  キーボード 13  液晶表示装置 20  フレーム 21、22、23、24  隅部柱 25、26  スライド軸 27  送込ローラ 28  送込ニップローラ 30  送出ローラ 31  送出ニップローラ 37  回路板 46  感圧接着剤シート材料 47  スロット 48  標識 49  ハンドル 71  逆張力ばね 73、93  スライダ 74、94、131、154、186  ばね105、
106、124、146、148  ベルト110  
キャリッジ 112、113  スライド部材 119、142  ステップモータ 122、144  駆動歯車 123、125  駆動ピニオン 126  横軸 129、130  傾斜路 138  段付歯車 140  工具保持体 160  アンビル 170、175、192  センサ 180  ブレーキ 199  文字形成機構 200  ソレノイド 201  衝撃プランジャ 225  ナット 228  プランジャの丸い端 230  マイクロプロセッサ 306、307、308  文 700、705、710、720  標識テープ701
、706、711、721  プラスチックフィルム層 702、707、712、722  感圧接着剤層70
3、708、713、723  ライナ800  引裂
線装置 801、802  引裂線 812、814、822  セグメント813、821
  間隔

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  接着剤シート材料から標識を作製する
    標識作製機械であって、該機械は、(イ)文字形成機構
    と、(ロ)文字形成機構を支持する工具保持体と、(ハ
    )工具保持体をX−軸線に沿って運搬する装置と、(ニ
    )工具保持体をY−軸線に沿って運搬する装置と、(ホ
    )機械を通してシート材料を前進させる装置と、(ヘ)
    接着剤シート材料に形成される文字を指定する入力装置
    と、(ト)指定された文字を読出すための命令と、工具
    保持体を運搬する装置及び接着剤シート材料を前進させ
    る装置を制御するための命令とのプログラムを記憶する
    記憶装置と、(チ)記憶装置中の命令のプログラムに応
    動し且つ動作要素(イ)〜(ヘ)を制御するようにイン
    タフェースで連結されたマイクロプロセッサ装置とから
    なる動作要素を含む種類のものである標識作製機械にお
    いて、文字形成機構はプランジャと、接着剤シート材料
    に衝撃を与えるようにプランジャを往復駆動する装置と
    を含むことと、記憶装置に記憶された命令のプログラム
    は工具保持体をX−軸線に沿って運搬する装置と工具保
    持体をY−軸線に沿って運搬する装置とを制御するため
    の一組の命令を含み、接着剤シート材料に沿って重なっ
    た衝撃を形成し、指定された文字を画定することとを特
    徴とする標識作製機械。
  2. 【請求項2】  プランジャは接着剤シート材料に衝撃
    を与えてそれに文字を形成する丸くされた端部分を含む
    ことを更に特徴とする請求項1に記載された標識作製機
    械。
  3. 【請求項3】  プランジャを往復動する装置が複動ソ
    レノイドを含むことと、機械がソレノイドを作動するた
    めの回路装置を含むことと、記憶装置に記憶された命令
    のプログラムがプランジャを往復動する回路装置を作動
    するための一組の命令を含むこととを更に特徴とする請
    求項1に記載された標識作製機械。
  4. 【請求項4】  プランジャを往復駆動する装置が約4
    00〜1000サイクル/秒の範囲の速度でプランジャ
    を往復動するようになっていることを更に特徴とする請
    求項1に記載された標識作製機械。
  5. 【請求項5】  機械の動作要素はハウジング中に閉込
    められており、該ハウジングは接着剤シート材料がその
    中に標識を形成した後前進される出口スロットを含み、
    ハウジングは可搬式標識作製機械を提供するようにハン
    ドルを含むことを更に特徴とする請求項1から4までの
    いずれか1項に記載された標識作製機械。
  6. 【請求項6】  接着剤シート材料から標識を作製する
    標識作製機械であって、該機械は、(イ)文字形成機構
    と、(ロ)文字形成機構を支持する工具保持体と、(ハ
    )工具保持体をX−軸線に沿って運搬する装置と、(ニ
    )工具保持体をY−軸線に沿って運搬する装置と、(ホ
    )機械を通してシート材料を前進させる装置と、(ヘ)
    接着剤シート材料に形成される文字を指定する入力装置
    と、(ト)指定された文字を読出すための命令と、工具
    保持体を運搬する装置及び接着剤シート材料を前進させ
    る装置を制御するための命令とのプログラムを記憶する
    記憶装置と、(チ)記憶装置中の命令のプログラムに応
    動し且つ動作要素(イ)〜(ヘ)を制御するようにイン
    タフェースで連結されたマイクロプロセッサ装置とから
    なる動作要素を含む種類のものである標識作製機械にお
    いて、文字形成機構はプランジャと、接着剤シート材料
    に衝撃を与えるようにプランジャを往復駆動させ、指定
    された文字を形成する装置とを含むことと、機械はフレ
    ームと、該フレームに支持されたキャリッジとを含み、
    工具保持体はキャリッジ上に取付けられていることと、
    工具保持体をX−軸線に沿って運搬する装置は第1のモ
    ータ装置と、キャリッジをフレームに沿って二方向へ移
    動させるための第1の駆動装置とを含むこととを特徴と
    する標識作製機械。
  7. 【請求項7】  フレームは4つの隅部柱と、該隅部柱
    の2つの間に固定された第1のスライド軸と、他の2つ
    の隅部柱の間に固定され且つ第1のスライド軸と平行に
    それから離間して配置された第2のスライド軸とを含み
    、キャリッジは第1及び第2のスライド軸上に支持され
    ていることを更に特徴とする請求項6に記載された標識
    作製機械。
  8. 【請求項8】  送込ローラが2つの隅部柱の間に軸支
    され且つスライド軸に対して垂直に配置され、送出ロー
    ラが2つの隅部柱の間に軸支され且つ送込ローラと平行
    に且つそれから離間して配置され、接着剤シート材料は
    文字形成中送込ローラと送出ローラとの間に延在してい
    ることを更に特徴とする請求項7に記載された標識作製
    機械。
  9. 【請求項9】  送込ローラが軸支される2つの隅部柱
    のそれぞれは第1の位置及び第2の位置の間で移動し得
    るスライダ要素を含み、送込ニップローラが2つのスラ
    イダ要素の間に軸支され、スライダ要素がそれらの第1
    の位置にある時に送込ローラとニップを形成し、且つス
    ライダ要素がそれらの第2の位置にある時に送込ローラ
    から離間していることを更に特徴とする請求項8に記載
    された標識作製機械。
  10. 【請求項10】  スライダ要素はばね装置を含み、該
    ばね装置はスライダ要素がそれらの第1の位置にある時
    に送込ニップローラを送込ローラの方へ偏圧し且つスラ
    イダ要素がそれらの第2の位置にある時にニップローラ
    を送込ローラから離間して保持するようになっているこ
    とを更に特徴とする請求項9に記載された標識作製機械
  11. 【請求項11】  送出ローラが軸支される2つの隅部
    柱のそれぞれは第1の位置及び第2の位置の間で移動し
    得るスライダ要素を含み、送出ニップローラが2つのス
    ライダ要素の間に軸支され、スライダ要素がそれらの第
    1の位置にある時に送出ローラとニップを形成し、且つ
    スライダ要素がそれらの第2の位置にある時に送出ロー
    ラから離間していることを更に特徴とする請求項8に記
    載された標識作製機械。
  12. 【請求項12】  スライダ要素はばね装置を含み、該
    ばね装置はスライダ要素がそれらの第1の位置にある時
    に送出ニップローラを送出ローラの方へ偏圧し且つスラ
    イダ要素がそれらの第2の位置にある時にニップローラ
    を送出ローラから離間して保持するようになっているこ
    とを更に特徴とする請求項11に記載された標識作製機
    械。
  13. 【請求項13】  記憶装置に記憶された命令のプログ
    ラムはキャリッジを移動するための第1のモータ装置を
    作動する命令を含むことを更に特徴とする請求項6から
    12までのいずれか1項に記載された標識作製機械。
  14. 【請求項14】  静止したアンビルがキャリッジ上に
    支持され、接着剤シート材料はアンビルを横切って延在
    し、文字形成機構は文字形成中アンビルに沿って接着剤
    シート材料に衝撃を与えることを更に特徴とする請求項
    7から12までのいずれか1項に記載された標識作製機
    械。
  15. 【請求項15】  接着剤シート材料から標識を作製す
    る標識作製機械であって、該機械は、(イ)文字形成機
    構と、(ロ)文字形成機構を支持する工具保持体と、(
    ハ)工具保持体をX−軸線に沿って運搬する装置と、(
    ニ)工具保持体をY−軸線に沿って運搬する装置と、(
    ホ)機械を通してシート材料を前進させる装置と、(ヘ
    )接着剤シート材料に形成される文字を指定する入力装
    置と、(ト)指定された文字を読出すための命令と、工
    具保持体を運搬する装置及び接着剤シート材料を前進さ
    せる装置を制御するための命令とのプログラムを記憶す
    る記憶装置と、(チ)記憶装置中の命令のプログラムに
    応動し且つ動作要素(イ)〜(ヘ)を制御するようにイ
    ンタフェースで連結されたマイクロプロセッサ装置とか
    らなる動作要素を含む種類のものである標識作製機械に
    おいて、文字形成機構はプランジャと、接着剤シート材
    料に衝撃を与えるようにプランジャを往復駆動させ、指
    定された文字を形成する装置とを含むことと、機械はフ
    レームと、該フレーム上に支持されたキャリッジとを含
    み、工具保持体はキャリッジ上に取付けられていること
    と、工具保持体をX−軸線に沿って運搬する装置は第1
    のモータ装置と、キャリッジをフレームに沿って二方向
    へ移動させるための第1の駆動装置とを含むことと、工
    具保持体をY−軸線に沿って運搬する装置は第2のモー
    タ装置と、工具保持体をY−軸線に沿って二方向へ移動
    させるための第2の駆動装置とを含むこととを特徴とす
    る標識作製機械。
  16. 【請求項16】  第1の駆動装置は、フレームの両側
    に沿って支持された一つの歯付ベルトと、キャリッジ上
    に軸支された駆動軸と、駆動軸を各歯付ベルトへ連結す
    る歯車装置とを含むことを更に特徴とする請求項15に
    記載された標識作製機械。
  17. 【請求項17】  歯車装置は駆動軸上に一対の駆動ピ
    ニオンを含み、各駆動ピニオンは歯付ベルトの一方と噛
    合い、第1のモータ装置はキャリッジを歯付ベルトに沿
    って移動させるようにピニオンを回転することを更に特
    徴とする請求項16に記載された標識作製機械。
  18. 【請求項18】  機械は、キャリッジ上に支持され且
    つ歯付ベルトと接触してそれに張力を維持するように配
    置された張力装置を含むことを更に特徴とする請求項1
    6に記載された標識作製機械。
  19. 【請求項19】  張力装置は、キャリッジ上の離間し
    た傾斜路と、傾斜路上に支持された横軸と、横軸を歯付
    ベルトと接触状態に押圧するように傾斜路を偏圧するば
    ね装置とを含むことを更に特徴とする請求項18に記載
    された標識作製機械。
  20. 【請求項20】  第2の駆動装置は工具保持体と駆動
    係合された駆動ベルトと、工具保持体をキャリッジに沿
    って二方向へ運搬するために第2のモータ装置を駆動ベ
    ルトに連結する歯車装置とを含み、工具保持体はキャリ
    ッジ上に枢動可能に取付けられていることを更に特徴と
    する請求項15に記載された標識作製機械。
  21. 【請求項21】  接着剤シート材料から標識を作製す
    る標識作製機械であって、該機械は、(イ)文字形成機
    構と、(ロ)文字形成機構を支持する工具保持体と、(
    ハ)工具保持体をX−軸線に沿って運搬する装置と、(
    ニ)工具保持体をY−軸線に沿って運搬する装置と、(
    ホ)機械を通してシート材料を前進させる装置と、(ヘ
    )接着剤シート材料に形成される文字を指定する入力装
    置と、(ト)指定された文字を読出すための命令と、工
    具保持体を運搬する装置及び接着剤シート材料を前進さ
    せる装置を制御するための命令とのプログラムを記憶す
    る記憶装置と、(チ)記憶装置中の命令のプログラムに
    応動し且つ動作要素(イ)〜(ヘ)を制御するようにイ
    ンタフェースで連結されたマイクロプロセッサ装置とか
    らなる動作要素を含む種類のものである標識作製機械に
    おいて、文字形成機構はプランジャと、接着剤シート材
    料に衝撃を与えるようにプランジャを往復駆動させ、指
    定された文字を形成する装置とを含むことと、機械はフ
    レームと、該フレーム上に支持されたキャリッジとを含
    み、工具保持体はキャリッジ上に取付けられていること
    と、工具保持体をX−軸線に沿って運搬する装置は第1
    のモータ装置と、キャリッジをフレームに沿って二方向
    へ移動させるための第1の駆動装置とを含むことと、機
    械は、(i)文字形成中シート材料を前進させる装置の
    作動を停止する第1の位置と、(ii)シート材料を前
    進させる装置の作動を可能にする第2の位置とを有する
    選択可能な装置を含むことと、記憶装置に記憶された命
    令のプログラムは、指定された文字を形成するための第
    1の組の命令と、シート材料に1つ以上の文字を形成し
    た後シート材料を前進させる装置の作動のための第2の
    組の命令とを含むこととを特徴とする標識作製機械。
  22. 【請求項22】  選択可能な装置は、(i)シート材
    料を前進させる装置の作動を停止する第1の位置と、(
    ii)シート材料を前進させる装置の作動を可能にする
    第2の位置とを有する部差−記載装置を含むことを更に
    特徴とする請求項21に記載された標識作製機械。
  23. 【請求項23】  第1の駆動装置は一対の平行な離間
    した歯付ベルトを含むことと、ブレーキ装置は歯付ベル
    トをその第1の位置で静止して保持し、その状態で歯付
    ベルトはキャリッジの移動のために静止したラックを提
    供し、ブレーキ装置は歯付ベルトの回転をその第2の位
    置で可能にし、その状態で歯付ベルトはシート材料を前
    進させる装置のために駆動ベルトを提供することとを更
    に特徴とする請求項22に記載された標識作製機械。
  24. 【請求項24】  シート材料を前進させる装置はフレ
    ームに軸支された回転可能なローラと、一方向へだけロ
    ーラの回転を可能にする一方向クラッチとを含むことと
    、ブレーキ装置はその第1の位置にある時にローラの前
    記一方向への回転を停止するようにかかり且つその第2
    の位置にある時に解放され、それにより一方向クラッチ
    はローラの前記一方向への回転を可能にすることとを更
    に特徴とする請求項23に記載された標識作製機械。
  25. 【請求項25】  第1のモータ装置はブレーキ装置が
    その第1の位置にある時にキャリッジを駆動するように
    作動され且つブレーキ装置がその第2の位置にある時に
    シート材料を前進させる装置を駆動するように作動され
    ることと、第2の組の命令はブレーキ装置をその第1の
    位置からその第2の位置へ変えるようにキャリッジを停
    止された位置へ駆動するように第1のモータ装置を作動
    し且つその後シート材料を前進させるように第1のモー
    タ装置の作動を続けるための命令を含むこととを更に特
    徴とする請求項23に記載された標識作製機械。
  26. 【請求項26】  接着剤シート材料のウェブから標識
    を作製する標識作製機械であって、該機械は、(イ)文
    字形成機構と、(ロ)文字形成機構を支持する工具保持
    体と、(ハ)工具保持体をX−軸線に沿って運搬する装
    置と、(ニ)工具保持体をY−軸線に沿って運搬する装
    置と、(ホ)機械を通してシート材料を前進させる装置
    と、(ヘ)接着剤シート材料に形成される文字を指定す
    る入力装置と、(ト)指定された文字を読出すための命
    令と、工具保持体を運搬する装置及び接着剤シート材料
    を前進させる装置を制御するための命令とのプログラム
    を記憶する記憶装置と、(チ)記憶装置中の命令のプロ
    グラムに応動し且つ動作要素(イ)〜(ヘ)を制御する
    ようにインタフェースで連結されたマイクロプロセッサ
    装置とからなる動作要素を含む種類のものである標識作
    製機械において、文字形成機構はプランジャと、接着剤
    シート材料に衝撃を与えるようにプランジャを往復駆動
    させる装置とを含むことと、記憶装置に記憶された命令
    のプログラムは、(1)指定された文字を画定する接着
    剤シート材料に沿って重なる衝撃を形成するようにプラ
    ンジャを移動するために工具保持体をX−軸線に沿って
    運搬する装置及び工具保持体をY−軸線に沿って運搬す
    る装置を制御するための第1の組の命令と、(2)第1
    の組の命令の実行と交互に接着剤シート材料のウェブを
    前進させる装置を制御するための第2の組の命令と、(
    3)完成された標識が接着剤シート材料のウェブから分
    離し得る接着剤シート材料のウェブを横切る横断方向引
    裂線装置を形成するように工具保持体をY−軸線に沿っ
    て運搬する装置を制御するための第3の組の命令とを含
    むこととを特徴とする標識作製機械。
  27. 【請求項27】  第3の組の命令は、複数個の離間し
    たセグメントをそれぞれ含む一対の離間した平行な引裂
    線からなる横断方向引裂線装置を形成する命令を含み、
    一方の引裂線のセグメントは他方の引裂線のセグメント
    の間の間隔にまたがっていることを更に特徴とする請求
    項26に記載された標識作製機械。
  28. 【請求項28】  機械はフレームと、フレーム上に支
    持されたキャリッジとを含み、工具保持体はキャリッジ
    上に取付けられていることと、工具保持体をX−軸線に
    沿って運搬する装置は第1のモータ装置と、キャリッジ
    をフレームに沿って二方向へ移動させるための第1の駆
    動装置とを含むことと、工具保持体をY−軸線に沿って
    運搬する装置は工具保持体をキャリッジに沿って二方向
    へ運搬する第2の駆動装置へ連結されたキャリッジ上に
    取付けられた第2のモータ装置を含むことと、第1、第
    2及び第3の組の命令はそれぞれ文字形成中、ウェブの
    前進中及び横断方向筋付けの形成中第1及び第2のモー
    タ装置を制御するための命令を含むこととを更に特徴と
    する請求項26に記載された標識作製機械。
  29. 【請求項29】  接着剤シート材料に形成される文字
    を指定する入力装置はシート材料に形成される標識を指
    定する操作者入力のためのキーボード及び表示装置を含
    むことを更に特徴とする請求項26に記載された標識作
    製機械。
  30. 【請求項30】  静止したアンビルはキャリッジ上に
    支持され、接着剤シート材料は静止したアンビルを横切
    って延在し、文字形成機構は文字形成中アンビルに沿っ
    て接着剤シート材料に衝撃を与えることを更に特徴とす
    る請求項26に記載された標識作製機械。
  31. 【請求項31】  プランジャを往復駆動する装置は複
    動ソレノイドと、該ソレノイドを二方向へ作動するため
    の回路装置とを含むことと、記憶装置に記憶された命令
    のプログラムはプランジャを往復動するために回路装置
    を作動する第4の組の命令を含むこととを更に特徴とす
    る請求項26に記載された標識作製機械。
  32. 【請求項32】  機械の動作要素はハウジング中に閉
    込められており、該ハウジングは接着剤シート材料がそ
    の中に標識を形成した後前進される出口スロットを含み
    、ハウジングは可搬式標識作製機械を提供するようにハ
    ンドルを含むことを更に特徴とする請求項26から31
    までのいずれか1項に記載された標識作製機械。
  33. 【請求項33】  機械は第1のセンサ装置と第2のセ
    ンサ装置とを含むことと、記憶装置に記憶された命令の
    プログラムは工具保持体をX−軸線に沿って運搬する装
    置を第1のセンサ装置まで前進させるための命令と、工
    具保持体をY−軸線に沿って運搬する装置を第2のセン
    サ装置まで前進させるための命令とを含み、それにより
    前記装置の両方の休止基準位置を確立することとを更に
    特徴とする請求項1、6、15、21及び26のいずれ
    か1項に記載された標識作製機械。
JP3264055A 1990-10-10 1991-10-11 標識作製機械 Pending JPH04257424A (ja)

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