JPH0425675A - 高温用スライド弁の構造 - Google Patents
高温用スライド弁の構造Info
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- JPH0425675A JPH0425675A JP12941990A JP12941990A JPH0425675A JP H0425675 A JPH0425675 A JP H0425675A JP 12941990 A JP12941990 A JP 12941990A JP 12941990 A JP12941990 A JP 12941990A JP H0425675 A JPH0425675 A JP H0425675A
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- Pending
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Landscapes
- Sliding Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、流動式化学触媒などの流量を制御するために
用いられる高温用スライド弁の構造に関する。
用いられる高温用スライド弁の構造に関する。
従来の技術
従来、石油精製施設などにおいては流動式化学触媒など
のように粉粒体を含んだ高温流体を流通させる流路の途
中に高温用スライド弁が用いられている。従来の高温用
スライド弁は高温流体の流通方向に対して直交する方向
に出退する弁体を有しており、流体に対する耐摩耗性を
確保するために、弁箱の内周面および弁体の外周面に耐
摩耗ライニングを施していた。
のように粉粒体を含んだ高温流体を流通させる流路の途
中に高温用スライド弁が用いられている。従来の高温用
スライド弁は高温流体の流通方向に対して直交する方向
に出退する弁体を有しており、流体に対する耐摩耗性を
確保するために、弁箱の内周面および弁体の外周面に耐
摩耗ライニングを施していた。
発明が解決しようとする課題
しかし、弁体の先端部においては流体が弁体の表面に沿
った方向に流れるので、弁体の先端部における上流側の
平面および先端面の摩耗が甚だしいものとなり、流体に
対する制御精度が短期間のうちに損なわれる問題があっ
た。特に流体として流動式化学触媒のような高温の流体
を扱う場合には摩耗が激しいものとなる一方で厳しい制
御精度を要求されるので、メンテナンスを頻繁に行わな
ければならない問題があった。このため、高温において
も耐摩耗性に優れたセラミック板を弁体に取り付けるこ
とが考えられるが、セラミック板はその特性により脆く
て熱膨張係数が小さく、一方強度部材となる金属材は熱
膨張係数が大きいので両者の熱膨張差によってセラミッ
ク板が破損する問題があった。つまり、熱間状態におい
てはセラミック板間に間隙が生じ、この間隙に流入した
粉粒体が冷間状態における金属材の収縮を阻害すること
によってセラミック板に応力が作用し、セラミック板が
破損する問題があった。
った方向に流れるので、弁体の先端部における上流側の
平面および先端面の摩耗が甚だしいものとなり、流体に
対する制御精度が短期間のうちに損なわれる問題があっ
た。特に流体として流動式化学触媒のような高温の流体
を扱う場合には摩耗が激しいものとなる一方で厳しい制
御精度を要求されるので、メンテナンスを頻繁に行わな
ければならない問題があった。このため、高温において
も耐摩耗性に優れたセラミック板を弁体に取り付けるこ
とが考えられるが、セラミック板はその特性により脆く
て熱膨張係数が小さく、一方強度部材となる金属材は熱
膨張係数が大きいので両者の熱膨張差によってセラミッ
ク板が破損する問題があった。つまり、熱間状態におい
てはセラミック板間に間隙が生じ、この間隙に流入した
粉粒体が冷間状態における金属材の収縮を阻害すること
によってセラミック板に応力が作用し、セラミック板が
破損する問題があった。
本発明は上記課題を解決するもので、粉粒体を含んだ高
温流体の制御に用いられ、熱膨張差による弊害を吸収す
ることかできる高温用スライド弁の構造を提供すること
を目的とする。
温流体の制御に用いられ、熱膨張差による弊害を吸収す
ることかできる高温用スライド弁の構造を提供すること
を目的とする。
課題を解決するための手段
上記課題を解決するために本発明は、粉粒体を含む高温
の被制御流体を制御する弁体を有し、弁体の金属製基板
の表面を覆って複数のセラミック板が設けられた高温用
スライド弁において、不使用時の冷間状態で隣接し合う
セラミック板間に所定の間隙が形成されるように各セラ
ミック板を弁体の金属製基板に取り付けた構成としたも
のである。
の被制御流体を制御する弁体を有し、弁体の金属製基板
の表面を覆って複数のセラミック板が設けられた高温用
スライド弁において、不使用時の冷間状態で隣接し合う
セラミック板間に所定の間隙が形成されるように各セラ
ミック板を弁体の金属製基板に取り付けた構成としたも
のである。
作用
上記した構成により、弁体の表面はセラミ・ツク板によ
って被制御流体に対する耐摩耗性が確保される。そして
、セラミック板は弁体の金属製基盤よりも小さな熱膨張
係数を有するので、被制御流体か流通する熱間状態にお
いては弁体の金属製基板の熱膨張に対して各セラミック
板の間の間隙を拡張しながら弁体の変位に追随し、被制
御流体が流通しない冷間状態においては弁体の金属製基
板の収縮に対して各セラミック板の間の間隙を縮小しな
がら弁体の変位に追随する。このとき、熱間状態におい
て各セラミック板の間の間隙に流入した被制御流体中の
粉粒体は冷間状態においてセラミック板間の間隙の縮小
により圧縮されるが、各セラミック板の間には予め冷間
状態において所定の間隙が形成されているので、粉粒体
を必要以上に圧縮することなくなり、セラミック板の相
対的移動が阻害されず、セラミック板の損傷が防止され
る。
って被制御流体に対する耐摩耗性が確保される。そして
、セラミック板は弁体の金属製基盤よりも小さな熱膨張
係数を有するので、被制御流体か流通する熱間状態にお
いては弁体の金属製基板の熱膨張に対して各セラミック
板の間の間隙を拡張しながら弁体の変位に追随し、被制
御流体が流通しない冷間状態においては弁体の金属製基
板の収縮に対して各セラミック板の間の間隙を縮小しな
がら弁体の変位に追随する。このとき、熱間状態におい
て各セラミック板の間の間隙に流入した被制御流体中の
粉粒体は冷間状態においてセラミック板間の間隙の縮小
により圧縮されるが、各セラミック板の間には予め冷間
状態において所定の間隙が形成されているので、粉粒体
を必要以上に圧縮することなくなり、セラミック板の相
対的移動が阻害されず、セラミック板の損傷が防止され
る。
実施例
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第1
図において、被制御流体1は粉粒体を含んだ高温流体で
あり、弁箱2は被制御流体1の流路を形成している。ま
た、弁箱2の内部には弁座3が形成されており、弁座3
にて形成される流路(ポート)を開閉する弁体4が弁座
3の下流側に位置して配置されている。この弁体4は弁
体4の両側に位置して弁箱2に設けたガイド5に両側部
を摺動自在に支持されており、弁体4はガイド5に案内
されて弁座3の流路を横断する方向に出退して被制御流
体1の流量を制御する。そして、弁座3と弁体4の間を
シールするシートリング6が弁座3にボルトで固定され
ており、シートリング6は弁体4に対して摺接している
。また、弁箱2には弁体4を挿入するための開口部が形
成されており、この開口部を閉塞する弁箱蓋7が弁箱2
にボルトで固定して設けられている。さらに、弁箱蓋7
と弁箱2の間にはシールバンド8が介装されており、シ
ールバンド8は弁箱蓋7と弁箱2の間隙をシールしてい
る。そして、弁箱蓋7を貫通して弁箱2の内部に挿入さ
れた弁棒9が弁体4の基端部に連結されており、弁棒9
は弁箱蓋7に摺動自在に支持されている。また、弁棒9
と弁箱蓋7の間隙はブツシュIOおよびグランドパツキ
ン11てシールされている。さらに、弁箱2の内面には
ステンレス材で形成されて六角形の網目状をなすヘクス
チール12が溶接固定されており、ヘクスチール12の
網目には耐摩耗性のライニング材13が充填されている
。
図において、被制御流体1は粉粒体を含んだ高温流体で
あり、弁箱2は被制御流体1の流路を形成している。ま
た、弁箱2の内部には弁座3が形成されており、弁座3
にて形成される流路(ポート)を開閉する弁体4が弁座
3の下流側に位置して配置されている。この弁体4は弁
体4の両側に位置して弁箱2に設けたガイド5に両側部
を摺動自在に支持されており、弁体4はガイド5に案内
されて弁座3の流路を横断する方向に出退して被制御流
体1の流量を制御する。そして、弁座3と弁体4の間を
シールするシートリング6が弁座3にボルトで固定され
ており、シートリング6は弁体4に対して摺接している
。また、弁箱2には弁体4を挿入するための開口部が形
成されており、この開口部を閉塞する弁箱蓋7が弁箱2
にボルトで固定して設けられている。さらに、弁箱蓋7
と弁箱2の間にはシールバンド8が介装されており、シ
ールバンド8は弁箱蓋7と弁箱2の間隙をシールしてい
る。そして、弁箱蓋7を貫通して弁箱2の内部に挿入さ
れた弁棒9が弁体4の基端部に連結されており、弁棒9
は弁箱蓋7に摺動自在に支持されている。また、弁棒9
と弁箱蓋7の間隙はブツシュIOおよびグランドパツキ
ン11てシールされている。さらに、弁箱2の内面には
ステンレス材で形成されて六角形の網目状をなすヘクス
チール12が溶接固定されており、ヘクスチール12の
網目には耐摩耗性のライニング材13が充填されている
。
そして、第2図〜第3図に示すように、弁体4の先端部
は耐摩耗性を有する複数のセラミック板(4で覆われて
おり、セラミック板14はチッ化ケイ素などで形成され
ている。また、弁体4のセラミック板14に覆われてい
ない上流側の平面と先端面と下流側の平面の先端側の一
部にはへクスチール12が溶接固定されており、ヘクス
チール12の網目には耐摩耗性のライニング材13が充
填されている。
は耐摩耗性を有する複数のセラミック板(4で覆われて
おり、セラミック板14はチッ化ケイ素などで形成され
ている。また、弁体4のセラミック板14に覆われてい
ない上流側の平面と先端面と下流側の平面の先端側の一
部にはへクスチール12が溶接固定されており、ヘクス
チール12の網目には耐摩耗性のライニング材13が充
填されている。
そして、各セラミック板14は弁体4に溶接固定された
耐熱金属製のベースプレート15に対して固定ピン16
で固定されており、固定ピン16はベースブ1/−)1
5に溶接固定されている。また、固定ピンl6の頭部を
覆ってセラミックキャップ17が設けられており、セラ
ミックキャップ17は固定ピン16に係止ピン18を介
して固定されている。
耐熱金属製のベースプレート15に対して固定ピン16
で固定されており、固定ピン16はベースブ1/−)1
5に溶接固定されている。また、固定ピンl6の頭部を
覆ってセラミックキャップ17が設けられており、セラ
ミックキャップ17は固定ピン16に係止ピン18を介
して固定されている。
そして、各セラミック板14は不使用時の冷間状態、つ
まり初期状態において隣接し合うセラミック板14の間
に所定の間隙1B(約0.2〜1.oミlu)が形成さ
れるようにセラミックプレート15に取り付けられてい
る。
まり初期状態において隣接し合うセラミック板14の間
に所定の間隙1B(約0.2〜1.oミlu)が形成さ
れるようにセラミックプレート15に取り付けられてい
る。
以下、上記構成における作用について説明する。
弁棒9の操作によって弁体4は出退し、弁座3における
流路が拡縮されて被制御流体1の流量が制御される。こ
のとき、弁箱2の内部における被制御流体1の流れは、
弁体4の近傍において弁体4の表面に沿った流れとなる
。このため、被制御流体1に含まれる粉粒体が弁体4の
表面に擦り付けられて弁体4の表面が摩耗し、特に弁体
4の先端部において摩耗作用が強く働く。しかし、弁体
4の先端部はセラミック板14によって被制御流体1に
対する耐摩耗性が確保されるので、弁体4の先端部にお
ける摩耗の抑制によって弁体4の延命化か図られ、被制
御流体1に対する制御精度か長期間にわたって維持され
る。
流路が拡縮されて被制御流体1の流量が制御される。こ
のとき、弁箱2の内部における被制御流体1の流れは、
弁体4の近傍において弁体4の表面に沿った流れとなる
。このため、被制御流体1に含まれる粉粒体が弁体4の
表面に擦り付けられて弁体4の表面が摩耗し、特に弁体
4の先端部において摩耗作用が強く働く。しかし、弁体
4の先端部はセラミック板14によって被制御流体1に
対する耐摩耗性が確保されるので、弁体4の先端部にお
ける摩耗の抑制によって弁体4の延命化か図られ、被制
御流体1に対する制御精度か長期間にわたって維持され
る。
そして、高温での使用時にセラミック板14とベースプ
レー)15の間に生じる熱膨張差は、セラミック板14
どうじの間の間隙19を拡張することによって吸収され
、被制御流体1が流通しない不使用時においてはセラミ
ック板14の間に形成された間隙13がベースプレー)
15の収縮によって縮小される。このとき、高温の使用
状態において各セラミック板I4の間の間隙に流入した
被制御流体1の粉粒体は、不使用状態において各セラミ
ック板14の間の間隙19の縮小により圧縮されるが、
この間隙1Bが冷間状態において所定の距離を有してい
るので、粉粒体を不必要に圧縮することが防止されると
ともに、セラミック板14の相対的移動が阻害されず、
セラミック板14の損傷が防止される。
レー)15の間に生じる熱膨張差は、セラミック板14
どうじの間の間隙19を拡張することによって吸収され
、被制御流体1が流通しない不使用時においてはセラミ
ック板14の間に形成された間隙13がベースプレー)
15の収縮によって縮小される。このとき、高温の使用
状態において各セラミック板I4の間の間隙に流入した
被制御流体1の粉粒体は、不使用状態において各セラミ
ック板14の間の間隙19の縮小により圧縮されるが、
この間隙1Bが冷間状態において所定の距離を有してい
るので、粉粒体を不必要に圧縮することが防止されると
ともに、セラミック板14の相対的移動が阻害されず、
セラミック板14の損傷が防止される。
発明の効果
以上述べたように本発明によれば、冷間状態において隣
接し合うセラミック板の間に予め所定の間隙を設けるこ
とにより、熱間状態において各セラミック板の間の間隙
に流入した被制御流体中の粉粒体を、冷間状態において
不必要に圧縮することがなくなり、セラミック板の相対
的移動が阻害されず、セラミック板の損傷を防止できる
。
接し合うセラミック板の間に予め所定の間隙を設けるこ
とにより、熱間状態において各セラミック板の間の間隙
に流入した被制御流体中の粉粒体を、冷間状態において
不必要に圧縮することがなくなり、セラミック板の相対
的移動が阻害されず、セラミック板の損傷を防止できる
。
第1図は本発明の一実施例を示す全体斜視図、第2図は
同実施例の弁体の全体斜視図、第3図はセラミック板の
取り付は状態を示す部分断面図である。 1・・・被制御流体、2・・・弁箱、3・・・弁座、4
・・・弁体、12・・・ヘクスチール、13・・・ライ
ニング材、14・・・セラミック板、15・・・ベース
プレート、19・・・間隙。
同実施例の弁体の全体斜視図、第3図はセラミック板の
取り付は状態を示す部分断面図である。 1・・・被制御流体、2・・・弁箱、3・・・弁座、4
・・・弁体、12・・・ヘクスチール、13・・・ライ
ニング材、14・・・セラミック板、15・・・ベース
プレート、19・・・間隙。
Claims (1)
- 1、粉粒体を含む高温の被制御流体を制御する弁体を有
し、弁体の金属製基板の表面を覆って複数のセラミック
板が設けられた高温用スライド弁において、不使用時の
冷間状態で隣接し合うセラミック板間に所定の間隙が形
成されるように各セラミック板を弁体の金属製基板に取
り付けたことを特徴とする高温用スライド弁の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12941990A JPH0425675A (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 高温用スライド弁の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12941990A JPH0425675A (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 高温用スライド弁の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0425675A true JPH0425675A (ja) | 1992-01-29 |
Family
ID=15009052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12941990A Pending JPH0425675A (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | 高温用スライド弁の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0425675A (ja) |
-
1990
- 1990-05-18 JP JP12941990A patent/JPH0425675A/ja active Pending
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