JPH0425529Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0425529Y2
JPH0425529Y2 JP15974287U JP15974287U JPH0425529Y2 JP H0425529 Y2 JPH0425529 Y2 JP H0425529Y2 JP 15974287 U JP15974287 U JP 15974287U JP 15974287 U JP15974287 U JP 15974287U JP H0425529 Y2 JPH0425529 Y2 JP H0425529Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
driving
shaft body
pipe
washer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15974287U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0163809U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15974287U priority Critical patent/JPH0425529Y2/ja
Publication of JPH0163809U publication Critical patent/JPH0163809U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0425529Y2 publication Critical patent/JPH0425529Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は打込工具の銃身に装填されて後方から
火薬の爆発ガス圧力または機械的な力により衝撃
的に加えられる打込力によりコンクリート構造
物、鋼材、金属壁などに打込まれる打込用ピンに
関するものである。
〔従来の技術〕
打込用ピンは一般に軸体の先端ならびに後端に
尖鋭部ならびに頭部が形成された構成を有し、打
込工具の銃身に装填され、後方から与えられる火
薬の爆発ガス圧力などの衝撃的な打込力によつて
コンクリート構造物などの相手材に打込まれるも
のであり、銃身の銃腔の内径との関係から頭部の
外径の大きさが制限される。
従つて、木材、発泡合成樹脂製の吸音材、断熱
材のように圧縮強度が比較的低い部材または脆弱
な部材などの被固定部材を相手材に固定する場合
には大きな保持力を得ることが困難であり、その
ため軸体に頭部よりも大径の座金を通して打込用
ピンを打込むことにより大きな保持力を得る方法
が採られている。また打込用ピンが所定の深さま
で打込まれなかつた場合でも軸体に通した座金が
頭部と被固定部材との間に挟まれて充分な保持力
を発揮させ、且つ打込時の衝撃力によつて被固定
部材が破壊されるのを防ぐことが可能な打込用ピ
ンが実公昭46−12122号公報、実公昭46−767号公
報に提示されている。
これらの打込用ピンは第4図乃至第6図に示す
ように、先端ならびに後端に尖鋭部1aならびに
頭部2aがそれぞれ形成されている軸体3aと、
外径が前記頭部2aよりも小径で前記軸体3aに
軸方向へ移動可能に緩く嵌装された奪管4aと、
前記頭部2aよりも大径で前記軸体3aを貫通さ
せ得る座金5aとからなるものである。そして、
第4図に示したものは座金5aを軸体3aおよび
奪管4aと別体とし、座金5aを被固定部材に当
接してその上に打込工具を当て打込むことができ
るものであり、また第5図に示したものは奪管4
aと座金5aとを予め軸体3aに嵌合させ、その
まま銃身の先端に装填して打込むことができるも
おであり、更に第6図に示したものは奪管4aと
座金5aとを一体に形成したものである。
そして、これらの打込ピン6aは例えば第7図
に示すように打込みの際に軸体3aに嵌装されて
いる奪管4aが頭部2aに加えられた打込力によ
り座金5aと頭部2aとの間に挟まれて圧縮さ
れ、ほぼ中央部が外周方向へと膨出変形し、その
反力によつて座金5aを防音材などの被固定部材
7aに押し付けて充分に大きな保持力を発揮さ
せ、被固定部材7aをコンクリート構造物などの
相手材8aに固定することを計つたものである。
また、同時に頭部2aに加えられた衝撃エネルギ
を奪管4aの圧縮変形によつて吸収し被固定物7
aの破壊防止を計つている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、前記公報に示されている打込用ピン
6aにおける奪管4aは、軸体3aが所定の深さ
まで打込まれなかつた場合でも頭部2aと座金5
aとの間に挟まれて充分な保持力を発揮させるだ
けの反力が生じる程度に膨出変形するように長さ
ならびに材質などが予め設定されている。
従つて、設定値よりも軟い被固定部材7aや相
手材8aなどに打込んだ場合、予め設定してある
打込み深さを越えて打込まれ奪管4aが弾性限界
を越えて圧縮させられ、例えば第8図ならびに第
9図に示すように圧縮方向または軸心方向に裂け
てしまい必要な保持力を発揮させる能力を失う。
殊に圧縮力は衝撃的に加わるため破損の程度が著
しい。
そこで、奪管4aの破損を防いで充分な保持力
を発揮させるためには打込みの深さ、即ち被固定
部材7aや相手材8aの硬さに適した長さおよび
材質により製造した奪管4aを嵌装した打込用ピ
ン6aを使用するかまたは打込力を調節するなど
の手段を講じる必要があるが、多種類の打込用ピ
ンを揃え選択使用することは製造、管理、使用の
面できわめて煩雑となり、また打込用ピンは火薬
の爆発ガス圧力などにより打込力を得る構成であ
るため打込力を調節することも困難である。
本考案は斯る点に鑑みてなされたもので、一定
長さの奪管を用いるとともに一定強さの打込み力
で異なる硬さの被固定部材ならびに基盤に打込ん
だ場合であつても奪管が破損することなく圧縮変
形し常に充分な保持力を発揮する打込み用ピンを
提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するため本考案である打込用ピ
ンは、先端ならびに後端に尖鋭部ならびに頭部が
それぞれ形成されている軸体と外径が前記頭部よ
りも小径で前記軸体に緩く嵌装された奪管と、前
記頭部よりも大径で前記軸体を貫通させ得る座金
とからなる打込用ピンにおいて、前記頭部の座面
に断面が円弧状で内周縁が前記軸体と同径である
とともに外周縁が前記奪管の外径よりも大径であ
る環状溝が前記軸体と同心に形成されていること
を特徴とする。
〔作用〕
所定の深さ以上に打込まれると、奪管はその中
央付近が膨出して圧縮変形し、その反力で座金を
保持するとともに頭部側の端縁を環状溝の溝壁に
沿つて外方へと湾曲拡開させ余分な圧縮力を放出
させて奪管が破損されるのを防止する。
〔実施例〕
次に本考案を図面に基いて説明する。
第1図ならびに第2図は前記第5図に示した場
合と同様に、予め奪管を管装させた軸体に座金を
嵌合させた形式の打込用ピンについての一実施例
を示すものである。即ち、この実施例の打込用ピ
ン1は細長円柱状で先端ならびに後端にほぼ30度
の拡がり角度を有する尖鋭部2ならびに円板状の
頭部3がそれぞれ形成されている軸体4と、この
軸体4に緩く嵌装されている円筒状の奪管5と、
軸体4の尖鋭部2側に貫通孔6を介して嵌挿され
ている薄肉円板状の座金7とからなり、奪管5は
軸体4に比べて充分短い長さを有するとともに外
径d1が頭部3の直径d2よりも小さく、座金7の直
径d3は頭部3の直径d2よりも大きく形成されてい
る。
また、頭部3の座面8には断面が円弧状の環状
溝9が軸体4と同心に形成されている。この環状
溝9は内周縁10の直径が軸体4の直径d5と同径
であるとともに外周縁11の直径d4が奪管5の外
径d1よりも大きく形成されている。
かかる構成を有する打込用ピン1は従来の打込
用ピンと同様に打込工具の銃身に装填し、例えば
コンクリート構造物などの相手材の上に設置され
た防音材などの被固定部材の表面に銃身先端面を
当て、銃身の後方に配設した打込装置により火薬
の爆発ガス圧力などの衝撃的な打込力を頭部3に
与えて打込むものである。このとき、被固定部材
12を貫通して相手材13に打込まれた軸体4の
頭部3と被固定部材12の表面に当接した座金7
との間に奪管5が挟まれて圧縮され、その中央付
近が外周方向へ膨出変形し、その反力によつて座
金7を被固定部材12に圧接し充分な保持力を得
ることができる。また、被固定部材12ならびに
相手材13の一方または双方が比較的軟かく所定
深さ以上に軸体4が打込まれた場合には、奪管5
に所定の変形を生じさせる圧縮力よりも大きな力
が加えられることとなる。このとき、奪管5の頭
部3側の端部が座面8に形成された環状溝9の内
周縁10から外周縁11方向へと溝壁15に沿つ
て拡開する。従つて、奪管5に予定以上の圧縮力
が衝撃的に加えられたとしても、従来の打込用ピ
ンにおける奪管の如くほぼ中央部が圧縮限界を越
えて外側方へと膨出変形されることがなく、頭部
3側の端部を拡開させて圧縮力を放出させるため
奪管5更に被固定部材12を破損させることがな
い。従つて打込用ピン1が所定の深さ以上に打込
まれる虞れのあるより軟かい相手材13などに打
込む場合にも奪管5の長さ、材質の変更更には打
込力の調節を必要とせずに充分な保持力を発揮さ
せることができる。
尚、本実施例では前記従来例の第5図に示した
と同様に座金7を軸体4に嵌挿させた打込用ピン
について示したが、前記従来例に示した第4図、
第6図のような打込用ピンについても同様に実施
することができることは勿論である。また環状溝
9の巾や深さは構成される奪管5の厚さや材質な
どに応じて適宜定めるものとする。
〔考案の効果〕
本考案によると、比較的圧縮強度の低いまたは
脆弱な被固定部材を所定の硬さよりも軟かい相手
材などに固定する場合、所定深さ以上に打込まれ
たとしても奪管が破損することなく充分な保持力
で被固定部材を固定するとともに、被固定部材を
打込み時の圧縮力により破壊させることがない。
また、打込深さに応じて奪管の長さや材質の変
更、或いは打込力の調節などを必要としないため
製造、管理ならびに使用の面においてきわめて便
利で経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は斜視図、第2図は第1図のA−A
線に沿う断面図、第3図は使用状態の説明図、第
4図乃至第9図は従来例を示すもので、第4図、
第5図ならびに第6図は側面図、第7図、第8図
ならびに第9図は使用状態の説明図である。 7……打込用ピン、2……尖鋭部、3……頭
部、4……軸体、5……奪管、7……座金、8…
…座面、9……環状溝、10……内周縁、11…
…外周縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端ならびに後端に尖鋭部2ならびに頭部3が
    それぞれ形成されている軸体4と、外径が前記頭
    部3よりも小径で前記軸体4に緩く嵌装された奪
    管5と、前記頭部3よりも大径で前記軸体4を貫
    通させ得る座金7とからなる打込用ピンにおい
    て、前記頭部3の座面3に断面が円弧状で内周縁
    10が前記軸体4と同径であるとともに外周縁1
    1が前記奪管5の外径よりも大径である環状溝9
    が前記軸体4と同心に形成されていることを特徴
    とする打込用ピン。
JP15974287U 1987-10-19 1987-10-19 Expired JPH0425529Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15974287U JPH0425529Y2 (ja) 1987-10-19 1987-10-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15974287U JPH0425529Y2 (ja) 1987-10-19 1987-10-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0163809U JPH0163809U (ja) 1989-04-24
JPH0425529Y2 true JPH0425529Y2 (ja) 1992-06-18

Family

ID=31441209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15974287U Expired JPH0425529Y2 (ja) 1987-10-19 1987-10-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0425529Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0163809U (ja) 1989-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4287807A (en) Pull-to-set anchoring device
US4602902A (en) Expansion dowel assembly
US5417534A (en) Fastener assembly for use with power actuated gun
US3323404A (en) Expansion bolt arrangement
US5116176A (en) Expansion anchor
JPH0236421B2 (ja)
US3830577A (en) Method and means for connecting an apertured part to a shaft
JP2002201717A (ja) アンカー
JPH07293532A (ja) 硬質受け材料用の固定素子
JP3852971B2 (ja) 拡開アンカー
JPH0619169B2 (ja) 取付力の表示を備えた拡張式合くぎ
JPH0425529Y2 (ja)
US3740085A (en) Holding units
US4884931A (en) Suspension peg
US3398627A (en) Anchor bolts
JPH04262106A (ja) 定着装置
CA1251961A (en) Reusable anchor bolt assembly
US4109556A (en) Expansion dowel
PT963521E (pt) Elemento para a absorcao de energia cinetica
JPS603377Y2 (ja) 拡開アンカ−
US4457651A (en) Nail
AU2003204095B2 (en) Shaped Anchor
US4334714A (en) Key type connector and bearing device
JPS6329935Y2 (ja)
KR102645167B1 (ko) 블라인드 리벳