JPH0425206Y2 - - Google Patents

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JPH0425206Y2
JPH0425206Y2 JP3470689U JP3470689U JPH0425206Y2 JP H0425206 Y2 JPH0425206 Y2 JP H0425206Y2 JP 3470689 U JP3470689 U JP 3470689U JP 3470689 U JP3470689 U JP 3470689U JP H0425206 Y2 JPH0425206 Y2 JP H0425206Y2
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inlet
outlet
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filter element
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は筒型をなすフイルタエレメントを使用
したフイルタ装置に関する。
[従来の技術] 筒型をなすフイルタエレメントを使用したフイ
ルタ装置は、構成が簡素で小形であり、安価であ
ることから油圧回路のオイルクリーナなどに広く
使用されている。
このフイルタ装置は、筒型のフイルタケースの
内部にフイルタエレメントを収容したもので、液
体をフイルタケースを外周側から内周側に、ある
いは内周側から外周側に向けて一方向に通過させ
ることにより、液体に含まれる異物を除去するも
のである。すなわち、従来のフイルタ装置は液体
を一方向に流して濾過する型式のもので、液体の
一方向に対応して管路に接続している。
[考案が解決しようとする課題] しかし、このような型式のフイルタ装置では、
次に述べる問題が生じている。すなわち、フイル
タエレメントは一方向に流れる液体の圧力に耐え
る構造で製作しているので、液体が逆向きの方向
から流れてきた場合にはフイルタエレメントが液
体の圧力に耐えられず破損することがある。ま
た、フイルタエレメントには一方向に液体に含ま
れる異物が付着するが、そこに液体が逆方向に向
い流れてフイルタエレメントを通過すると、フイ
ルタエレメントに付着している異物が液体に圧力
により離脱して再び液体の中に入つてしまう。
このように従来のフイルタ装置はこれを接続し
た管路に所定の向き方向とは逆向きに液体が流れ
た場合には、フイルタ装置として機能しなくな
る。従つて、逆向きの方向に液体が流れた場合に
も使用できるフイルタ装置の開発が要望されてい
る。
本考案は前記事情に基づいてなされたもので、
液体の双方向の流れに対応して夫々使用できるフ
イルタ装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために本考案のフイルタ装
置は、フイルタケースと、このフイルタケースの
内部に収容された筒型のフイルタエレメントと、
前記フイルタケースに接続され第1および第2の
出入口ならびに第1および第2の弁室を有し、第
1の弁室には第1の出入口と前記フイルタエレメ
ントの外部または内部とを連通する第1の入口お
よび前記フイルタエレメントの内部または外部と
第2の出入口とを連通する第1の出口が形成さ
れ、第2の弁室には第2の出入口と前記フイルタ
エレメントの外部または内部とを連通する第2の
入口および前記フイルタエレメントの内部または
外部と第1の出入口とを連通する第2の出口が形
成された弁ケースと、この弁ケースの前記第1の
弁室に移動自在に設けられ第1の入口および第1
の出口を開閉する第1のスプールならびに前記第
2の弁室に移動自在に設けられ前記第2の入口お
よび第2の出口を開閉する第2のスプールと、前
記第1のスプールを弁閉塞方向に変位させる第1
のばねおよび第2のスプールを弁閉塞方向に変位
させる第2のばねとを具備してなることを特徴と
するものである。
[作用] 一方向から流れてきた液体は、第1の弁室の第
1のスプールを動作させて第1の入口、フイルタ
エレメントおよび第1の出口を経て第2の出入口
より流出する。また、逆方向から流れてきた液体
は、第2の弁室の第2のスプールを動作させて第
2の入口、フイルタエレメントおよび第2の出口
を経て第1の出入口より流出する。従つて、両方
向に流れる液体を一方向の流れに変換してフイル
タエレメントに通過させるので、フイルタエレメ
ントの破損や捕足物の離脱という不具合を発生を
防止できる。
[実施例] 以下、本考案のフイルタ装置の一実施例を第1
図ないし第7図を参照して説明する。
フイルタ装置の構成について説明する。
図中1は垂直に配置した円筒型をなすフイルタ
ケースで、上端部が開放され、下端部が閉塞され
ている。フイルタケース1の内部には円筒型をな
すフイルタエレメント2が垂直に配置して収容さ
れている。このフイルタエレメント2は液体を外
周側から内周側へ流して異物を除去するもので、
上端部が開放され、下端部が底板3で閉塞されて
いて、この底板3を介してフイルタケース1に支
持されている。
4はフイルタケース1の上方に水平に配置され
た弁ケースで、その下面中央部に形成した筒部5
をフイルタケ−ス1の上端部に螺嵌している。弁
ケース4の内部には円孔形をなす第1の弁室6と
第2の弁室7とが平行に並べて形成してあり、ケ
ースの両方の端部には第1の弁室6に対応して第
1の出入口8と第2の出入口9が形成してある。
第1の弁室6は直接に各出入口8,9に連通さ
れ、第2の弁室7は通路10,11を介して各出
入口8,9に連通している。弁ケース4には、第
1の出入口8とフイルタエレメント2の外部すな
わちフイルタケース1の壁部とフイルタエレメン
ト2との間に連通する第1の入口12と、フイル
タエレメント2の内部と第2の出入口9とを連通
する第2の出口13が第1の弁室6の軸方向に間
隔を存して箇所に接続して形成してある。なお、
第1の出口13に連通する溝14が第1の弁室6
の内周壁に形成してある。また、弁ケース4に
は、第2の出入口9に接続する通路11とフイル
タエレメント2の外部とを連通する第2の入口1
5と、フイルタエレメント2の内部と第1の出入
口8に接続した通路10とを連通する第2の出口
16が第2の弁室7の軸方向に間隔を存して箇所
に接続して形成してある。なお、第2の出口16
に連通する溝17が第2の弁室7の内周壁に形成
してある。また、フイルタエレメント2の上端部
にはノズル18が嵌合してあり、このノズル18
の上部は前記弁ケース4に形成した第1の出口1
3に接続するポート19と第2の出口16に接続
するポート20に分岐して形成してあり、これら
各ポート19,20が弁ケース4の下面部にボル
ト21で固定されている。
また、22,23は円筒形をなす第1のスプー
ルおよび第2のスプールで、これら各スプール2
2,23は第1の弁室6および第2の弁室7に移
動自在に挿入されている。これら第1および第2
のスプール22,23は前端部が閉塞され、後端
部が開放されており、且つ第1のスプール22に
は弁ケース4の第1の入口12を開放する連通孔
24と、通路11を開放する連通孔25が軸方向
に間隔を存して位置に複数個ずつ形成してあり、
第2のスプール23には弁ケース4の第2の入口
15を開放する連通孔26と、通路10を開放す
る連通孔27が軸方向に間隔を存して位置に複数
個ずつ形成してある。そして、第1のスプール2
2は先端部を第1の出入口8に向けて、第2のス
プール23は先端部を通路11に向けて第1の弁
室6および第2の弁室7に挿入されている。
28,29は圧縮形のコイルばねで、これらコ
イルばね28,29は第1のスプール22および
第2のスプール23の内部に軸方向に沿つて挿入
され、第1の弁室6の通路11側端部および第2
の弁室7の第2出入口9側端部に固定したばね受
け30,31と各スプール22,23の先端部に
形成した段部22a,23aに支持して設けられ
ていて、第1のスプール22および第2のスプー
ル23対して閉弁方向に向けてばね力を作用して
いる。
なお、フイルタケース1の底部にはドレン抜き
32が形成され、ドレン栓33で閉塞されてい
る。
このように構成したフイルタ装置における作用
を説明する。
このフイルタ装置は弁ケース4の第1の出入口
8と第2の出入口9に液体が流れる管路に接続す
る。
管路に液体が流れていない場合には、第5図お
よび第6図に示すように第1のスプール22およ
び第2のスプール23が第1のコイルばね28お
よび第2のコイルばね29に押されて閉弁方向に
向けて変位し第1の弁室6および第2の弁室7の
開口端に形成した段部34,35に当接してい
る。この状態で第1のスプール22は第1の入口
12を閉塞するとともに連通孔24が第1の出口
13から外れてこの出口13を閉塞しており、第
2のスプール23は第2の入口15を閉塞すると
ともに連通孔26が第2の出口16から外れてこ
の出口16を閉塞している。
次に液体が弁ケース4の第1の出入口7から第
2の出入口8に向けて流れている場合には、第1
のスプール22が開放動作し、第2のスプール2
3は閉弁位置に停止したままである。すなわち、
第1図および第2図に示すように第1の出入口8
から流入した液体はコイルばね28のばね力に抗
して第1のスプール22に圧力を加える。第1の
スプール22は開弁方向に移動してばね受け30
に衝突して停止する。この状態で第1のスプール
22は先端部が段部34から外れて第1の入口1
2を開放するとともに、連通孔24が第1の出口
13と合致してこの出口13を開放する。なお、
連通孔25は弁ケース4の通路11と合致してこ
の通路11を開放する。そうすると第1の出入口
8から流入した液体の一部は第1の弁室6から第
1の入口12を通つてフイルタケース1の周壁と
フイルタエレメント2との間の空間部に入り、さ
らにこの空間部からフイルタエレメント4の壁部
を通過して内周側に入る。ここで液体は濾過され
て、液体中に含まれる異物がフイルタケース2に
付着して取り除かれる。次いで液体はフイルタエ
レメント2の内部からノズル18のポート19お
よび第1の出口13を通つて第1の弁室5の溝1
4に流れ、さらに連通孔24を通つて第1のスプ
ール22の内部に入り、その内部を通つて第2の
出入口8から管路に流出する。
一方、第1の出入口8から流入した液体の一部
は通路10から第2のスプール23の内部に入
り、コイルばね29と共に第2のスプール23を
閉弁方向に圧力を加える。このため、前記した第
1の出口13から出てきた液体が連通孔25およ
び通路11を通つて第2のスプール23の先端部
に圧力を加えても、スプール23は開弁方向には
移動せず閉弁位置に停止したままである。
次に液体が弁ケース4の第2の出入口9から第
1の出入口8に向けて流れている場合には、第2
のスプール23が開放動作し、第1のスプール2
2は閉弁位置に停止したままである。すなわち、
第4図に示すように第2の出入口9から流入した
液体は通路11を経てコイルばね29のばね力に
抗して第2のスプール23に圧力を加える。第2
のスプール23は開弁方向に移動してばね受け3
1に衝突して停止する。この状態で第2のスプー
ル23は先端部が段部35から外れて第2の入口
15を開放するとともに、連通孔26が第1の出
口16を合致してこの出口16を開放する。な
お、連通孔27は通路10と合致する。そうする
と第2の出入口8から流入した液体の一部は第2
の弁室7から第2の入口15を通つてフイルタケ
ース1の周壁とフイルタエレメント2との間の空
間部に入り、さらにこの空間部からフイルタエレ
メント4の壁部を通過して内周側に入る。ここで
液体は濾過されて、液体中に含まれる異物がフイ
ルタケース2に付着して取り除かれる。次いで液
体はフイルタエレメント2の内部からノズル18
のポート20および第2の出口16を通つて第2
の弁室7の溝17に流れ、さらに連通孔26を通
つて第2のスプール23の内部に入り、その内部
を通つて連通孔27から通路10および第1の出
入口8を経て管路に流出する。
一方、第2の出入口9から流入した液体の一部
は第1のスプール22の内部に入り、コイルばね
28と共に第1のスプール22を閉弁方向に圧力
を加える。このため、前記した第2の出口16か
ら出てきた液体が連通孔27および通路10を通
つて第1のスプール22の先端部に圧力を加えて
も、スプール22は開弁方向には移動せず閉弁位
置に停止したままである。
従つて、液体が第1の出入口8から第2の出入
口9に向けて流れる方向とは逆向きの方向に流れ
た場合でも、液体が第1の出入口8から第2の出
入口9に向けて流れる場合と同じ向きでフイルタ
エレメント2を通過させるので、液体が外部から
内部に向けて通過することにより濾過を行なう型
式に構成されたフイルタエレメント2を液体の逆
向きの流れにより破損することがなく、またフイ
ルタエレメント2に付着した異物を液体の逆向き
の流れにより離脱させることがない。
そして、このフイルタ装置は例えば必要上油が
往復の双方向に流れる油圧回路に組込んで使用で
きる。この場合には、例えば一方向の油の流れに
おいて圧力源側から流れる油に含まれる異物を除
去し、逆方向の油の流れにおいて機器類から発生
した摩耗粉などの異物の捕足する。
なお、本考案のフイルタ装置におけるフイルタ
部と弁部の構成は前述した実施例の構成に限定さ
れず、要旨を変更しない範囲で種々変形して実施
することができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のフイルタ装置にお
れば、一方向および逆方向の双方向の液体の流れ
を弁部にて一つの方向に揃えてフイルタ部に通す
ので、フイルタの破損やフイルタ機能を損うこと
なく逆方向の液体の流れに対処することができ
る。従つて、液体の流れが一つの方向に流れる管
路に接続した場合に液体が逆方向に流れる異常時
に対処できることが勿論、液体が双方向に流れる
流れる管路にも接続して使用することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案のフイルタ装置の一実施例を示
し、第1図は液体が一方向に流れる場合を示す縦
断面図、第2図は第1図−線に沿う断面図、
第3図は−線に沿う断面図、第4図は液体が
逆方向に流れる場合を示す断面図、第5図は液体
停止の場合にを示す縦断面図、第6図は第5図
−線に沿う断面図である。 1……フイルタケース、2……フイルタエレメ
ント、4……弁ケース、6……第1の弁室、7…
…第2の弁室、8……第1の出入口、9……第2
の出入口、12……第1の入口、13……第1の
出口、15……第2の入口、16……第2の出
口、22……第1のスプール、23……第2のス
プール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フイルタケースと、このフイルタケースの内部
    に収容された筒型のフイルタエレメントと、前記
    フイルタケースに接続され第1および第2の出入
    口ならびに第1および第2の弁室を有し、第1の
    弁室には第1の出入口と前記フイルタエレメント
    の外部または内部とを連通する第1の入口および
    前記フイルタエレメントの内部または外部と第2
    の出入口とを連通する第1の出口が形成され、第
    2の弁室には第2の出入口と前記フイルタエレメ
    ントの外部または内部とを連通する第2の入口お
    よび前記フイルタエレメントの内部または外部と
    第1の出入口とを連通する第2の出口が形成され
    た弁ケースと、この弁ケースの前記第1の弁室に
    移動自在に設けられ第1の入口および第1の出口
    を開閉する第1のスプールならびに前記第2の弁
    室に移動自在に設けられ前記第2の入口および第
    2の出口を開閉する第2のスプールと、前記第1
    のスプールを弁閉塞方向に変位させる第1のばね
    および第2のスプールを弁閉塞方向に変位させる
    第2のばねとを具備してなるフイルタ装置。
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