JPH04249519A - ポリアミノ化合物及びその製造方法 - Google Patents

ポリアミノ化合物及びその製造方法

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JPH04249519A
JPH04249519A JP3080588A JP8058891A JPH04249519A JP H04249519 A JPH04249519 A JP H04249519A JP 3080588 A JP3080588 A JP 3080588A JP 8058891 A JP8058891 A JP 8058891A JP H04249519 A JPH04249519 A JP H04249519A
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nitro
isocyanate
compound
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methyl
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JP3080588A
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George Phillip Speranza
ジョージ・フィリップ・スペランザ
Michael Cuscurida
マイケル・カスカリダ
Wei-Yang Su
ウェイ−ヤン・スー
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Texaco Chemical Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C271/00Derivatives of carbamic acids, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atom not being part of nitro or nitroso groups
    • C07C271/06Esters of carbamic acids
    • C07C271/08Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C271/26Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms with the nitrogen atom of at least one of the carbamate groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C271/28Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms with the nitrogen atom of at least one of the carbamate groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring to a carbon atom of a non-condensed six-membered aromatic ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C269/00Preparation of derivatives of carbamic acid, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atom not being part of nitro or nitroso groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/10Prepolymer processes involving reaction of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen in a first reaction step

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウレタン基を含有する
硬いセグメントと、ポリエーテル基を含有する柔らかい
セグメントの双方を含む新規なポリアミノ化合物に関す
る。
【0002】より詳細には、本発明は、ニトロアルコー
ルをイソシアナートのみと、又はイソシアナートプレポ
リマーと反応させてジ−又はトリニトロ化合物を合成し
、ついでそれらを金属水素添加触媒の存在で還元して、
相当するポリアミノ化合物にすることにより、これらの
新規な脂肪族性ジアミン及びトリアミンを製造する新規
な方法に関する。
【0003】
【従来の技術】高分子量ジアミン及びトリアミンを合成
する技術には、いくつかの方法がある。これらの化合物
を合成する代表的な方法は、ポリエーテルポリオールの
使用を組み入れている。
【0004】一つの方法はアクリロニトリルをポリオー
ルに付加し、ついで水素添加することを包含している。 これは下記のように示される。
【0005】
【化8】
【0006】(式中、R1 は水素、メチル又はエチル
を表わす。)
【0007】第二の方法はポリオールのアミンへの還元
アミノ化を包含し、それは次の一般式によって表わされ
る。
【0008】
【化9】
【0009】(式中、R1 は水素、メチル又はエチル
を表わす。)
【0010】上述の方法で合成されたポリエーテルポリ
アミン類は、多くの化学反応や応用に用いることができ
る。たとえば、それらを他の官能性アミノ付加物の合成
に用いることができる。
【0011】米国特許第4,362,856号には、ニ
トロパラフィン、アルデヒド及び適当なポリアミンを縮
合する2段法によるポリ(2−アミノアルキル)ポリア
ミンの製造方法が開示されている。ついで、ポリ(2−
アミノアルキル)ポリアミンは、エポキシ樹脂を硬化し
、良好な耐熱可撓性、高い熱変性温度及び優れた耐溶剤
性を有する製品を提供するのに用いられる。
【0012】米国特許第4,705,804号はポリオ
キシアルキレンアミンと脂肪族イソシアナートの、加熱
又は触媒を用いない急速な反応生成物を開示している。
【0013】関連する技術の調査からは、ニトロアルコ
ールをイソシアナートプレポリマー又はイソシアナート
と反応させてジ−及びトリニトロ化合物を合成し、これ
を還元してポリアミノ化合物とすることは、あらかじめ
知られてはいない。ポリアミノ化合物はポリ尿素被覆物
やポリ尿素RIM製品に有用である。
【0014】
【発明が解決すべき問題点】本発明の目的は、ウレタン
基とポリオキシアルキレンセグメントを有する新規なポ
リアミノ化合物を提供することである。本発明のもうひ
とつの目的は、このような新規なポリアミノ化合物を製
造する方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の本発明は、(a)
ニトロアルコールをイソシアナート又はイソシアナート
プレポリマーと反応させてニトロ化合物を形成させ、(
b)得られたニトロ化合物を金属水素添加触媒の存在で
水素添加して相当するジアミノ化合物又はトリアミノ化
合物を製造することを含むジアミノ化合物又はトリアミ
ノ化合物の製造方法を提供する。
【0016】本発明は、ニトロアルコールをイソシアナ
ート又はイソシアナートプレポリマーと反応させて、中
間体のジ−又はトリニトロ化合物を還元することによっ
て得られる、ウレタン基を含有する硬いセグメントと、
ポリエーテル基を含有する柔らかいセグメントの双方を
含有する新規なジアミノ化合物及びトリアミノ化合物を
開示する。
【0017】反応の順は次の反応式で示される。
【0018】
【化10】
【0019】(式中、Rはアルキレン基であり;R2 
は2官能性又は3官能性イソシアナートの残基を表わし
;Mは金属触媒を表わす。)
【0020】第1段階はニトロアルコールの使用が不可
欠である。商業的に市販されているニトロアルコールの
大部分はホルムアルデヒドと低級ニトロパラフィンの縮
合によって形成される。縮合はニトロ基の結合した炭素
原子上の水素原子の数によって1〜3回起こり、1〜3
個の水酸基をもつニトロアルコールを得る。
【0021】本発明に用いることのできるニトロアルコ
ールは、一般式HOR−NO2(式中、Rは脂肪族基、
芳香族基又はアルキル芳香族基である)で表わされる。
【0022】商業的に入手できるニトロアルコールには
、2−ニトロ−1−ブタノール、2−メチル−2−ニト
ロ−1−プロパノール、2−メチル−2−ニトロ−1,
3−プロパンジオール、2−エチル−2−ニトロ−1,
3−プロパンジオール及び2−ヒドロキシメチル−2−
ニトロ−1,3−プロパンジオールを包含する。実施例
1〜4は、2−メチル−2−ニトロ−1−プロパノール
がとくに効果的であることを示している。
【0023】ニトロアルコールは、イソシアナート又は
ポリオールとイソシアナートの反応によって形成される
イソシアナートプレポリマーと、反応することができる
。イソシアナートと反応してプレポリマーを形成するポ
リオールは、次の一般式を有して、分子量が約200〜
2,000の、ポリプロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコール又は混合ポリ(エチレン・プロピレン)グ
リコールからなる群より選ばれる。
【0024】
【化11】
【0025】(式中、xは約2〜33の値であり;R1
 は水素又はメチルである。)
【0026】好適であり、実施例で使われるポリオール
は次の式を有するポリプロピレングリコールからなる。
【0027】
【化12】
【0028】(式中、nは2〜33であり、分子量は約
200〜約2,000である。)この分子構造を有する
商業的に入手できるポリプロピレングリコールは、Te
xaco Chemical 社の製品であるJEFF
OX(登録商標)PPGである。
【0029】JEFFOX  PPG−1000は分子
量が約1,000の汎用ジオールである。JEFFOX
  PPG−2000は分子量が約2,000の汎用ジ
オールである。
【0030】同様に、トリオールは反応してトリニトロ
アルコールを形成でき、ついでトリアミノ化合物に還元
される。好適なトリオールは次の一般式で表わされる。
【0031】
【化13】
【0032】(式中、Aは3〜6個の炭素原子を有し、
三価アルコールを許容するオキシアルキル化の核を表わ
し;w、y及びzはw、y及びzの合計が10〜100
であるような数である。)約5,000の平均分子量を
有するこのような製品の一例は、Texaco Che
mical 社によって製造される3官能性ポリエーテ
ルトリオールのPOLYOL(登録商標)G−5000
である。
【0033】前述のように、ニトロアルコールはイソシ
アナート又は前述のポリオールのひとつとイソシアナー
トの反応から得られるプレポリマーと反応する。
【0034】芳香族性イソシアナートと脂肪族性イソシ
アナートは本発明に用いるのに適している。芳香族性イ
ソシアナートが好ましい。イソシアナートの例には、ト
ルエンジイソシアナート、メチレンジフェニルジイソシ
アナート、ヘキサメチレンジイソシアナート及びイソホ
ロンジイソシアナートが包含される。
【0035】本発明に有用な脂肪族性ジイソシアナート
には、芳香族的性質を含むが、イソシアナト基が分子の
脂肪族性部分に結合しているようなものが包含される。 構造の例は下記のようなタイプである。
【0036】
【化14】
【0037】ニトロアルコールが、ポリオールと芳香族
性イソシアナートとの反応で得られるプレポリマーと反
応する実施態様では、反応は次のように表わされる。
【0038】
【化15】
【0039】
【化16】
【0040】用いることのできる他の種類のプレポリマ
ーは、ジイソシアナートとポリオキシアルキレンジアミ
ンから製造されるものであり、とくにポリオキシアルキ
レンと脂肪族性ジイソシアナートから製造されるもので
ある。このような生成物を用いる利点は、プレポリマー
を作るのにスズ触媒を必要としないことである。このよ
うなプレポリマーの例は、テトラメチルキシレンジイソ
シアナートとJEFFAMINE(登録商標)D−20
00アミンとの反応生成物である。
【0041】
【化17】
【0042】本発明の方法においては、実施例に示され
るように、商業的に入手できるプレポリマーはニトロア
ルコール又はポリオールと反応することができ、イソシ
アナートはニトロアルコールと同時に反応器に導入する
ことができる。ニトロアルコールとジイソシアナート又
はプレポリマーが反応してジ−又はトリニトロ化合物を
形成した後、この中間体は金属水素添加触媒の存在で還
元される。
【0043】本発明の水素添加触媒は一般に、周期率表
の6B、7B又は8族の1個又は2個以上の金属を含ん
でいる。有用に使うことのできる触媒は、鉄、コバルト
、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、白金
、クロム、モリブデン、タングステンなどを含む。好ま
しい触媒はニッケル、パラジウム、コバルト又は白金を
含む。ニッケル水素添加触媒はラネーニッケル、ニッケ
ル−銅及びニッケル−銅−クロムを包含する。コバルト
水素添加触媒は、ラネーコバルト、コバルト−銅及びコ
バルト−クロムを包含する。パラジウムを用いるときは
、好ましい形は、木炭のような支持体の表面に担持させ
た1〜20%のパラジウムである。
【0044】ニトロアルコールとプレポリマーの反応及
び中間体ニトロ化合物の還元は、温度50〜200℃で
行うことができる。好ましい温度は約80〜120℃で
ある。圧力は常圧から27.7MPa(4,000ps
ig)であることができ、13.9〜20.8MPa(
2,000〜3,000psig)が好ましい。
【0045】本発明では希釈剤を用いることができ、混
合を容易にするためには好ましい。好適な希釈剤は、メ
タノール、アンモニア、イソプロパノール、tert−
ブチルアルコール又は酢酸エトキシエチルエステルを包
含する。
【0046】プレポリマーを製造するには、活性水素を
含む基1当量あたり2当量が反応する。それからニトロ
アルコールとイソシアナート又はイソシアナートプレポ
リマーとは、1/1当量比で反応する。
【0047】続いて、触媒及び不溶性物性をろ別し、溶
媒を蒸留することによって、反応混合物から純粋な脂肪
族ジ−及びトリアミンを分離することができる。
【0048】
【発明の効果】本発明により、硬いセグメントであるウ
レタン基と、柔らかいセグメントであるポリオキシアル
キレン部分とを分子中に有し、分子末端にアミノ基を有
する新規なポリアミノ化合物を得ることが可能になった
。本発明によって得られるポリアミノ化合物は、分子中
に硬いセグメントと柔らかいセグメントが存在すること
から生ずる特異な性質を生かして、コーティング剤に用
いることができる。また、末端アミノ基の反応性により
、弾性体などの中間体として用いることができる。
【0049】
【実施例】本発明の新規な化合物の製造及び使用をより
完全に記述するために、以下の実施例を示す。しかし、
これらの実施例は単に例示のために提供されたもので、
本発明の範囲を過度に制限して解釈されるものではない
。別に示されないかぎり、これらの実施例では、すべて
の部及び/又はパーセントは重量による。
【0050】実施例1、2及び3は下記の一般式A及び
Bで表わすことのできるジニトロ化合物の合成を示す。 実施例2に記される生成物の構造は、一般式Aのジニト
ロ化合物の典型である。
【0051】
【化18】
【0052】
【化19】
【0053】(式中、Aは官能性2〜6を有するポリオ
キシアルキレングリコールの核である。)
【0054】
実施例1 この実施例は、Mobay 社のMondurCB−6
01PMAポリイソシアナートプレポリマーと2−メチ
ル−2−ニトロ−1−プロパノールとの1/1付加物の
合成を示す。 MondurCB−601PMAはポリオールのトルエ
ンジイソシアナート(TDI)付加物を酢酸メトキシプ
ロピルエステルに溶解したもので、400のイソシアナ
ート当量を有している。
【0055】撹拌機、温度計、滴下ロート、水冷凝縮器
及び窒素源を装備した500ml三つ口フラスコに、2
02.1g のMondurCB−601PMA、60
.2g の2−メチル−2−ニトロ−1−プロパノール
、25mlの酢酸メトキシプロピルエステル及び0.0
2g のジブチルスズジラウレートを仕込んだ。それか
ら反応混合物を100〜110℃に加熱し、その温度に
3時間保った。得られた生成物は黄色の粘稠な液であっ
た。赤外分光スペクトルは、〜2,280cm−1の未
反応イソシアナト基の痕跡量のみを示した。
【0056】実施例2 この実施例は、分子量1,000のポリプロピレングリ
コール(PPG−1000)/TDI/2−メチル−2
−ニトロ−1−プロパノールの付加物の合成を示す。
【0057】実施例1と同様に装備した500ml三つ
口フラスコに、250g のPPG−1000、87g
 のTDI及び0.1g のジブチルスズジラウレート
を仕込んだ。温度を急速に63℃まで上げ、それから1
時間後に48℃に下げた。ついで酢酸エトキシエチルエ
ステル50mlと2−メチル−2−ニトロ−1−プロパ
ノール59.6g を反応混合物中に仕込み、それから
60〜70℃に1.3時間加熱した。得られた生成物は
黄色の粘稠な液で、フリーのイソシアナートを痕跡量し
か含有していなかった。生成物のNMRスペクトルは、
下記の分子構造を立証した。
【0058】
【化20】
【0059】(式中、Aは反応生成物中の残基を表わす
。)
【0060】実施例3 この実施例は、分子量2,000のポリプロピレングリ
コール(PPG−2000)/TDI/2−メチル−2
−ニトロ−1−プロパノールの付加物の合成を示す。
【0061】実施例1と同様に装備した1,000ml
三つ口フラスコに、69.6g のTDI100mlの
酢酸エトキシエチルエステル及び0.1g のジブチル
スズジラウレートを仕込んだ。ついで、400g のP
PG−2000を2.25時間かけて滴下した。この間
の発熱のピークは38℃であった。引続き反応混合物を
93℃に加熱し、その温度に約0.5時間保った。それ
から2−メチル−2−ニトロ−1−プロパノール47.
65g を反応混合物中に仕込み、さらに92〜93℃
に1時間加熱した。ついで生成物に171g の酢酸エ
トキシエチルエステルを加えて希釈した。最終生成物は
黄色の粘稠な液で、フリーのイソシアナートを痕跡量し
か含有していなかった。
【0062】実施例4 1,000mlの撹拌式オートクレーブに、トルエンジ
イソシアナート、PPG−1000及び2−メチル−2
−ニトロ−1−プロパノールの反応生成物(実施例2)
144g 及びイソプロパノール溶媒100g をニッ
ケル水素添加触媒とともに加えた。溶液を100〜12
0℃、水素圧力16.0〜16.6MPa(2,300
〜2,400psig)で、圧力降下がなくなるまで水
素添加した。ほとんどの溶媒と水を除去して、生成物を
分析した。全アミノ基分析値は0.908 meq/g
 、第1級アミノ基の含有量は0.896 meq/g
 であった。赤外分光及びNMRスペクトルは下記の提
案された分子構造と一致していた。
【0063】
【化21】
【0064】実施例5 実施例1で合成した生成物を、1,000mlの撹拌式
オートクレーブ中で水素添加を行った。実施例1で合成
した生成物130g 、メタノール160g 及び木炭
に担持した5%Pd19.5g を加えた。反応生成物
を110℃で水素圧力17.0MPa(2,450ps
ig)で水素添加した。ほとんどの溶媒を除去した後、
全アミノ基含有量は2.133 meq/g であり、
うち第1級アミノ基の含有量は2.093 meq/g
 であった。
【0065】実施例6 実施例2で合成した生成物を、コバルト水素添加触媒の
存在で、17.3MPa(2,500psig)の水素
圧力と140℃において水素添加を行った。溶媒を伴う
生成物を分析したところ、全アミノ基含有量0.632
 meq/g 及び第1級アミノ基含有量0.622 
meq/g を有していた。
【0066】実施例7 実施例3で合成した生成物を、ニッケル水素添加触媒の
存在で、140〜150℃及び水素圧力16.6〜17
.3MPa(2,400〜2,500psig)におい
て水素添加を行った。生成物は若干の溶媒を含有し、ア
ミノ基含有量0.415meq/g 、うち第1級アミ
ノ基含有量0.392meq/g であった。
【0067】実施例8 この実施例は、実施例2の生成物の水素添加誘導体を、
ブロックされたイソシアナートコーティング剤の合成に
用いることを示す。ブロックされたイソシアナートはM
obay 社のMondurCB−601PMAポリイ
ソシアナート付加物を当量のメチルエチルケトキシムと
反応させて合成した。それは543.6のイソシアナー
ト当量を有していた。
【0068】組成、製法の詳細及び皮膜の性質を表1に
示す。
【0069】
【表1】
【0070】実施例9 この実施例は、実施例2の生成物の水素添加した誘導体
とIsonate 143L(Dow Chemica
l社より供給された液状MDI)との反応性を示す。
【0071】実施例2の生成物の水素添加誘導体(20
g)とIsonate 143L(2.63g)は、木
製スパチラで混合したとき、ただちにゲル化して、強靭
で透明な弾性体状の物質になった。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (a)ニトロアルコールをイソシアナ
    ート又はイソシアナートプレポリマーと反応させてニト
    ロ化合物を形成させ、(b)得られたニトロ化合物を金
    属水素添加触媒の存在で水素添加して相当するジアミノ
    化合物又はトリアミノ化合物を製造することを含むジア
    ミノ化合物又はトリアミノ化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】  ニトロアルコールが、一般式HOR−
    NO2 (式中、Rは脂肪族、芳香族又はアルギル芳香
    族基である)を有する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  ニトロアルコールが2−ニトロ−1−
    ブタノール、2−メチル−2−ニトロ−1−プロパノー
    ル、2−メチル−2−ニトロ−1,3−プロパンジオー
    ル、2−エチル−2−ニトロ−1,3−プロパンジオー
    ル又は2−ヒドロキシメチル−2−ニトロ−1,3−プ
    ロパンジオールである請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】  イソシアナートがトルエンジイソシア
    ナート、メチレンジフェニルジイソシアナート、ヘキサ
    メチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナー
    ト又はテトラメチルキシレンジイソシアナートである請
    求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】  イソシアナートプレポリマーがポリイ
    ソシアナートと、一般式 【化1】 (式中、R1 は水素、メチル又はエチルであり;xは
    2〜33である)のポリオールとの反応で形成される請
    求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】  イソシアナートプレポリマーがポリイ
    ソシアナートと式 【化2】 (式中、xは2〜33である)で分子量が200〜2,
    000であるポリオールとの反応で形成される請求項1
    〜3のいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】  イソシアナートプレポリマーがポリイ
    ソシアナートと、一般式 【化3】 (式中、Aは3〜6個の炭素原子を有し、三価アルコー
    ルを許容するオキシアルキル化の核を表わし;w、y及
    びzはw、y及びzの合計が10〜100であるような
    数である)を有する三官能性ポリエーテルトリオールと
    の反応で形成される請求項1〜3のいずれか1項記載の
    方法。
  8. 【請求項8】  水素添化触媒がニッケル、パラジウム
    、コバルト又は白金触媒である請求項1〜7記載の方法
  9. 【請求項9】  段階(a)及び段階(b)を温度50
    〜200℃で実施する請求項1〜8記載の方法。
  10. 【請求項10】  段階(a)及び段階(b)を常圧〜
    27.7MPa(4,000psig)の圧力で実施す
    る請求項1〜9記載の方法。
  11. 【請求項11】  ウレタン結合を含有し、かつ一般式
    【化4】 (式中、Rは2〜5個の炭素原子を有するアルキレン基
    であり;R2 は芳香族基である)を有するジアミノ化
    合物。
  12. 【請求項12】  一般式 【化5】 (式中、Aは一般式 【化6】 (式中、R1 は水素原子、メチル又はエチルであり;
    nは2〜33である)のポリオキシアルキレンである)
    を有するジアミノ化合物。
  13. 【請求項13】  式 【化7】 (式中、PPG−1000は平均分子量1,000を有
    するポリプロピレングリコールを表す)を有するジアミ
    ノ化合物。
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