JPH0424807A - 位置決め制御システム - Google Patents

位置決め制御システム

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JPH0424807A
JPH0424807A JP12932290A JP12932290A JPH0424807A JP H0424807 A JPH0424807 A JP H0424807A JP 12932290 A JP12932290 A JP 12932290A JP 12932290 A JP12932290 A JP 12932290A JP H0424807 A JPH0424807 A JP H0424807A
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JP
Japan
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drive
control
seat unit
positioning control
driving
Prior art date
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Application number
JP12932290A
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English (en)
Inventor
Katsumi Teramoto
寺本 勝美
Koji Obara
孝司 小原
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SG KK
Original Assignee
SG KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は制御対象物を所定位置に位置決めする位置決め
制御システムに係り、特にオン・オフ制御すなわちオー
プンループ制御される複数の駆動手段の協動により共通
の制御対象物を同一方向に移動させて位置決めするよう
な位置決め制御システムに関する。
〔従来技術〕
最近、椅子を内蔵したコンテナボックス等を油圧シリン
ダ等の駆動手段で昇降させることにより、平場から客席
や舞台へと自由にホール内の設営パターンを変えること
のできるコンピュータ制御の可動観客席を備えた劇場や
イベントホール等が出現している。
このような可動観客席を使用したホールでは、イベント
に最適な客席配置を数時間で設営でき。
それに要する経費も大幅に削減できるという優れた効果
を上げている。従って、コンピュータ制御の可動観客席
は、これからの多目的ホールには不可欠の設備であり、
その制御にも高精度のものが要求されるようになってき
ている。
可動席ユニット20の概略構成及びその機能を第2図及
び第3図に基づいて説明する。第2図は可動席が上昇し
て高さhlに停止した状態を示し。
第3図は可動席が下降して高さh2に停止した状態を示
す。
ベツド21には複数個の椅子22(本図では例えば11
個)が設けられている。ベツド21が第3図の高さh2
よりも低くなり平場の位置になると、椅子22はその位
置でベツド21内のコンテナボックス内に収納されるよ
うな構成になっている。但し、その詳細説明は省略する
ボールスクリュージヤツキ24a及び24bはベツド2
1を昇降させるものであり、その駆動力源としてオン・
オフ制御すなわちオープンループ制御されるインダクシ
ョンモータ26a及び26bを有する。このインダクシ
ョンモータ26a及び26bはギアを介してボールスク
リュージヤツキ24a及び24bに結合されている。従
って。
ボールスクリュージヤツキ24a及び24bはインダク
ションモータ26a及び26bの駆動によって伸縮部材
25a及び25bを伸縮させる6ボールスクリユージヤ
ツキ24a及び24bの一端(伸縮部材25a及び25
b)はベツド21の固定端23a及び23bに回転自在
に固定されている。ボールスクリュージヤツキ24a及
び24bの他端は、ベツド21の長手方向の床面上に設
けられたレール上をスライドする移動部27a及び27
bに回転自在に固定されている。
テンションバー28a及び28bは、ベツド21を支え
る柱である。このテンションバー28a及び28bは、
ベツド21に対して4本、ボールスクリュージヤツキ2
4a及び24bの左右両側にそれぞれ設置されている。
テンションバー28a及び28bの一端はベツド21の
下部固定端29a及び29bに回転自在に固定されてお
り、他端はボールスクリュージヤツキ24a及び24b
と同時にスライドする移動部27a及び27bに固定さ
れている。
耐震ハ30 a及び30bは、テンションバー28a及
び28bの震えを防止するものであり、その一端はテン
ションバー28a及び28bの中央付近の固定端31a
及び31bに回転自在に固定されており、他端は床の固
定端32a及び32bに回転自在に固定されている。
このような構成の可動席ユニットにおいて、インダクシ
ョンモータ26a及び26bを駆動し、ボールスクリュ
ージヤツキ24a及び24bの長さを縮小させると、第
3図に示すように、移動部27a及び27bは互いの間
隔を増大させる方向に移動し、テンションバー28a及
び28bと耐震バー30a及び30bとのなす角度も大
きくなり、その結果、ベツド21は高さh2で停止する
ようになる。逆に、第3図の状態からボールスクリュー
ジヤツキ24a及び24bの長さを伸長させると、第2
図に示すように、移動部27a及び27bは互いの間隔
を縮小させる方向に移動し、テンションバー28a及び
28bと耐震バー308及び30bとのなす角度も小さ
くなり、ベツド21は高さhlで停止するようになる。
従って。
インダクションモータ26a及び26bの駆動を制御す
ることによって、ベツド21を所望の高さに停止させる
ことができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の可動席ユニットを昇降させる駆動源は、2本のボ
ールスクリュージヤツキ24a及び24bにそれぞれ設
けられた2個のインダクションモータ26a及び26b
である。従って、可動席ユニットの各機械要素を理想的
な形、即ち2個のボールスクリュージヤツキ24a及び
24b、及び4本のテンションバー28a及び28b、
耐震バー308及び30bをそれぞれ均一に構成できた
とすれば、2個のインダクションモータ26a及び26
bを同じように駆動制御することによって、昇降制御の
対象物であるベツド21の左右両端を同じ高さに位置決
め制御することができる。
しかし、実際の可動席ユニットを構成している各機械要
素は必ずしも均一ではなく、製造上の誤差を有し、さら
に、実際に可動席ユニットが設置される場所の床面は、
水平面ではなく、移動部27a及び27b間で数十mm
程度の誤差を有する。
また、ベツド21の負荷も均一であるとは限らない。従
って、均一でない機械要素を用いて、水平でない床面に
可動席ユニットを設置し、オン・オフ制御されるインダ
クションモータ26a及び26bをボールスクリュージ
ヤツキ24a及び24bに別々に設け、制御対象物であ
るベツド21を上下方向に移動させて位置決めした場合
に、インダクションモータ26a及び26bを同じよう
に駆動制御したとしても可動席ユニットのベツド21の
左右両端における床面からの高さは同じにはならず、あ
る程度の誤差を生じる。
一方、イベントホール等では、上述のような可動席ユニ
ットが縦横に整然と並べられているので、各ベツド間の
間隔を約5 m m以内、さらに、各ベツド間の段差を
1〜3mm以内に収めるようにして設営を行う必要があ
る。
また、可動席ユニットの機構上の特性として、インダク
ションモータ26a及び26bの回転数又はボールスク
リュージヤツキ24a及び24bの伸縮量と、ベツド2
1の床面からの高さとの間には、非線形的な関係がある
従って、第2図のような可動席ユニットを昇降制御して
、ベツド21を所望の位置に位置決めする場合に、イン
ダクションモータ26a及び26bを同じように駆動制
御していたのでは、上記ベツド間の間隙及び段差を所定
範囲内に収めて所望の位置に位置決めすることはできな
い。そこで、従来は可動席ユニットのベツド21の床面
からの実際の高さを測定しながら、インダクションモー
タ26a及び26bをオン・オフ制御し、ベツド間の間
隔及び段差が上記所定範囲内に収まるようにして設営し
ていた。
しかし、可動席ユニットの数が多くなり、ベツド21を
それぞれ異なる高さに位置決めしなければならない場合
、イベントに最適な客席配置を設営するのに多大な時間
を要するようになり、それに要する経費も大幅に増加す
るという問題が生じてきた。
また、人が座った状態で可動席を昇降制御する場合には
可動席ユニットのベツド21が床面に対して平行を保っ
たまま上下方向に移動しなければならない。即ち、イン
ダクションモータ26a及び26bの回転速度が互いに
同じでなければならない。
しかし1着席の状況及び着席している人の体重等により
各ボールスクリュージヤツキ24a及び24bには互い
に異なった荷重がかかるため、インダクションモータ2
6a及び26bを同じように駆動しても1両者の回転速
度に差が生じ、ベツド21の左右両端の移動速度が異な
り、可動席ユニットのベツド21は床面に対して傾斜し
た状態で昇降するようになる。このように可動席ユニッ
トのベツド21が傾斜した状態で昇降すると、各ベツド
間の間隙が約5mm程度と狭いため、隣合うベツド21
同志が接触し、可動席ユニットが破損するという問題も
ある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、オン・
オフ制御すなわちオープンループ制御される複数の駆動
源によって同一方向に別々の駆動ポイントで移動制御さ
れる制御対象物を所定の相対位置関係を保って移動させ
ることができる位置決め制御システムを提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の位置決め制御システムは、共通の制御対象物に
対してそれぞれ異なるポイントで略同−方向に駆動力を
及ぼし、該制御対象物を移動させる少なくとも2個の駆
動手段と、前記制御対象物における前記各駆動手段によ
る前記各駆動ポイント毎の現在位置をそれぞれ検出する
位置検品手段と、前記各駆動ポイント毎の現在位置と目
標位置との比較に応じて前記各駆動手段を目標位置に位
置決めするようそれぞれ駆動制御する第1の制御手段と
、前記第1の制御手段による制御の過程において、前記
各駆動ポイント毎の現在位置の相互関係に応じて、各駆
動ポイントが所定の相対的位置関係となるように、前記
各駆動手段の駆動力を相対的に増減制御する第2の制御
手段とを具備したものである。
〔作用〕
制御対象物は例えば前述の可動席ユニットのようなもの
である。少なくとも2個の駆動手段により、該制御対象
物に対してそれぞれ異なるポイントで略同一方向に駆動
力を及ぼし、該制御対象物を移動させる。そのために、
各駆動ポイント毎の現在位置をそれぞれ検出する位置検
出手段と、各駆動ポイント毎の現在位置と目標位置との
比較に応じて各駆動手段を目標位置に位置決めするよう
それぞれ駆動制御する第1の制御手段とからなる構成を
用いており、この第1の制御手段による位置決め制御は
、公知のオープンループ制御であってよい。しかし、こ
の第1の制御手段による位置決め制御のみでは、前述の
ように、様々な条件によって、各駆動ポイントの動きが
調和したものとはならない。そこで、この発明では、第
2の制御手段を設けたことを特徴としている。
第2の制御手段によれば、第1の制御手段による制御の
過程において、各駆動ポイント毎の現在位置の相互関係
に応じて、各駆動ポイントが所定の相対的位置関係とな
るように、各駆動手段の駆動力を相対的に増減制御する
。つまり、第1の制御手段によって各駆動手段を一律に
動かすのではなく、各駆動ポイント毎の現在位置の相互
関係が所定の相対的位置関係を満たしているかを絶えず
調べ、これに応じて、各駆動ポイントが所定の相対的位
置関係となるように(例えば水平を維持する場合は、水
平を維持するように)、各駆動手段の駆動力を相対的に
増減制御するのである。例えば、所定の相対的位置関係
に照らして先行しすぎている駆動ポイントについては、
その駆動手段を一時的にオフする等の手法により相対的
に遅らせるのである。
これにより、本発明によれば、制御対象物の各駆動ポイ
ントが常に所定の相対的位置関係を満たすように制御さ
れる。しかも、そのことが、複雑な軌跡管理を行なう関
数等を用いた複雑な構成によることなく、単に各駆動ポ
イント毎の現在位置の相互関係を検証することに応じて
行なわれるので、構成が簡単である。
実施例として、各駆動手段の駆動力の相対的な増減制御
は、或る駆動手段をオフとし、別の駆動手段をオンとす
ることにより行なうようにしてもよい。また、或る駆動
手段を減速する又は増速することにより行なうようにし
てもよい。
所定の相対的位置関係としては、例えば、各駆動ポイン
トが略同位置となる関係がある(制御対象物に傾きがな
い状態)。また、各駆動ポイントの現在位置が所定の差
を保つような関係であってもよい(制御対象物に傾きが
ある状態)。
制御の形態としては、所定の相対的位置関係に対して先
行している特定の駆動手段を相対的に減速する又はオフ
するようにするとよい。また、遅れている駆動手段を増
速するようにしてもよい。
また、制御の形態として、或る駆動ポイントの現在位置
と別の駆動ポイントの現在位置との差が所定の範囲内に
納まるように、先行している駆動手段に対してオフ指令
又は減速指令を与えるようにしてもよい。
また、別の制御形態として、各駆動ポイントの現在位置
の平均値と各駆動ポイント毎の現在位置ととの差が所定
の範囲内に納まるように、先行している駆動手段に対し
てオフ指令又は減速指令を与えるようにしてもよい。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を添付図面に従って詳細に説明す
る。
第1図は本発明の位置決め制御システムの一実施例の概
略構成を示すブロック図である。
本実施例では、第2図の可動席ユニットを昇降制御する
場合について説明する。本来は多数の可動席ユニットが
縦横に整然と並べられているが、本図では説明の便宜上
、1個の可動席ユニット20のみを示す。
ホストシーケンサ1は多数の可動席ユニットの全体の昇
降動作をコントロールするものである。
ホストシーケンサ1のデジタル入力端子DIには、各可
動席ユニットに設けられているリミットスイッチ9a及
び9bからの検出信号が入力される。
このリミットスイッチはベツドの上限及び下限を検出す
るものであり、移動部を案内するレール上に2個ずつ設
けられている。
ホストシーケンサ1のデジタル出力端子DOからは、昇
降制御する可動席ユニットの組を選択するための選択信
号がセンサ切換手段3、モータ切換手段4及びブレーキ
切換手段5に出力される。
さらに、ホストシーケンサ1のデジタル出力端子Doか
らは、スタート信号、停止信号及び異常解除信号等の制
御信号が位置決め制御手段2に出力される。スタート信
号は目標停止位置への位置決め動作の開始を指定するた
めの信号、停止信号は位置決め動作を停止させるための
信号、異常解除信号はシステムの異常を検出した場合に
その状態を解除するための信号である。これらの信号は
、位置決め制御手段2の制御可能な軸数分だけ出力され
るが1本実施例では2軸の制御について説明しているの
で、2軸分の出力のみを示す。
ホストシーケンサ1と位置決め制御手段2との間は双方
向の通信回線(例えばR8−232CやR8−422等
)で接続されており、各種のデータのやりとりを行う。
ホストシーケンサ1は目標停止位置データPs、上限値
データUs、下限値データLs、一致幅データ等の各種
データを位置決め制御手段2に送信する。目標停止位置
データPsは可動席ユニットのベツドを位置決めすべき
位置、即ち床面からの高さを示すデータである。上限値
データUsはベツドの最大の高さを、下限値データLs
はベツドの最小の高さを示すデータである。一致幅デー
タEeは昇降動作して停止したベツドの高さ(現在値P
)が目標停止位置Psに一致したと見なすための現在値
Pと目標停止位置Psとの許容される誤差の幅を示すデ
ータである。
また、ホストシーケンサ1はデジタル出力のスタート信
号、停止信号及び異常解除信号を通信回線を介して位置
決め制御手段2に送信することもできるので、デジタル
出力端子Doを用いなくても1通信回線のみで位置決め
制御手段2の動作を制御することができる。
位置決め制御手段2は現在値データP、出力状態データ
及びエラーデータ等をホストシーケンサ1に送信する。
現在値データPは昇降中のベツドの床面からの現在の高
さを示すデータである。出力状態データは位置決め制御
手段2のインダクションモータに6a及び6bに対する
出力状態を示すデータである。エラーデータは断線、接
続不良等のエラーを示すデータである。
操作盤10は位置決め制御手段2に接続されており、各
種データを設定するためのハンディ−操作盤である。操
作盤1oはファンクションキーテンキー及びその他のキ
ーからなる入力部と、位置決め制御手段からのデータ等
を表示する液晶表示部とを有する。操作盤10はホスト
シーケンサ1とほぼ同様のデータ送受信を行う、従って
1位置決め制御手段2はホストシーケンサ1に接続され
ていなくても、操作盤10によって単独で操作される。
センサ切換手段3、モータ切換手段4及びブレーキ切換
手段5はホストシーケンサ1のデジタル出力端子DOか
らの選択信号に応じて、昇降制御する可動席ユニットの
組を切換えて選択的に接続するものである。センサ切換
手段3は位置センサ8a及び8bと位置決め制御手段2
との間の接続を、モータ切換手段4はインダクションモ
ータ6a及び6bと位置決め制御手段2との間の接続を
、ブレーキ切換手段5はインダクションモータ6a及び
6b内のブレーキモータと位置決め制御手段2との間の
接続をそれぞれ切換える。
可動席ユニットのボールスクリュージヤツキ24a及び
24bにはインダクションモータ6a及び6bが結合さ
れている。インダクションモータ6a及び6bには、3
相の交流駆動電流が供給され、位置決め制御手段2のオ
ン・オフ指令信号によって交流駆動電流の供給及び停止
制御が行われる。さらに、インダクションモータ6a及
び6bには回転軸にブレーキをかけるためのブレーキモ
ータが内蔵されている。このブレーキモータも位置決め
制御手段2からのオン・オフ指令によって動作する。
インダクションモータ6a及び6bには、その現在位置
をアブソリュートに検出するための位置センサ8a及び
8bが結合されている。この位置センサ8a及び8bと
しては、例えば特開昭57−70406号公報又は特開
昭58−106691号公報に示されたような回転位置
を多回転にわたってアブソリュートで検出できる誘導型
の位相シフト型位置センサを使用し、その検出出力はセ
ンサ切換手段3を介して位置決め制御手段2の位置セン
サ変換手段に入力され、デジタルの位置データに変換さ
れる。
次に、第1図の位置決め制御手段2及び操作盤10の詳
細を第4図に基づいて説明する。
位置決め制御手段2は、バス40に共通接続された通信
用インターフェイス41.センサ制御手段42及び軸制
御手段43によって構成され、操作盤10もパス40を
介して位置決め制御手段2に接続される。
通信用インターフェイス41はR5−232CやR8−
422等で構成されており、ホストシーケンサ1との間
のデータ転送を行う。
センサ制御手段42は位置センサ変換手段44、初期設
定制御手段45及び時分割回路46から構成される。
初期設定制御手段45はそれぞれの可動席ユニットの絶
対的な高さの基準値を設定するものである。各可動席ユ
ニットの床面からの高さが同じであったとしても、床面
自体に数十mmの誤差が存在するため、実際の各可動席
ユニット間における絶対的な高さは互いに異なるもので
ある。従って。
本実施例では予め可動席ユニットを水平に保ち、それぞ
れの可動席ユニットの高さを一致させ、そのときの床面
からの高さを基準高さとし、初期設定制御手段45に記
憶しておく。そして、可動席ユニットの位置決め制御時
に初期設定制御手段45内の基準高さに応じて可動席ユ
ニットの位置決め制御を行う。
また、可動席ユニットは第2図に示すような構成をして
いるため、実際の高さhlの変化の割合(昇降ストロー
ク)と、ボールスクリュージヤツキ24a及び24bの
伸縮ストローク(位置センサ8a及び8bの信号から得
られるストローク)とは一致せず、可動席ユニットの設
置場所、可動席の機差等によってそれぞれ異なった関係
を有する。
そこで、本実施例ではこの昇降ストロークとボールスク
リュージヤツキ24a及び24bの伸縮ストロークとの
間の関係を予め測定し、位置センサ8a及び8bのセン
サ信号から直接、昇降ストロークを検出できるような変
換テーブルを初期設定制御手段45に記憶しておく。こ
の変換テーブルは位置センサ変換手段44の処理に使用
される。
なお、本実施例では、この変換テーブルを作成すること
をリニアライズ処理という(詳細については後述する)
位置センサ変換手段44はセンサ切換手段3を介して入
力される位置センサ8a及び8bからのセンサ信号を上
記変換テーブルに基づいて位置データに変換し、時分割
回路46に出力する。つまり、実際のセンサ8a及び8
bの出力と制御対象物の高さとの関係はノンリニアであ
るが、上記リニアライズ処理においてリニア変換テーブ
ルを作成し、この変換テーブルを通すことにより、実際
の高さに対してリニアな関係にある位置データを得るの
である。
時分割回路46は専用の信号線を介して軸制御手段43
内の時分割回路48と同期して、位置データを時分割で
送信する。従って、位置決め制御手段2は時分割処理に
よって多数の軸を同時にオン・オフ制御している。
軸制御手段43は出力回路47、時分割回路48、入力
回路49及び軸制御部50とから構成される。
出力回路47はモータ切換手段4を介してインダクショ
ンモータ6a及び6bにオン・オフ信号を出力すると共
に、ブレーキ切換手段5を介してブレーキモータのオン
・オフ信号を出力する。これらのオン・オフ信号はイン
ダクションモータ6a及び6bとブレーキモータと間で
は互いに反転している。
入力回路49はホストシーケンサ1からのスタ−ト信号
、停止信号及び異常解除信号等のデジタル出力を入力し
、それを軸制御部50に供給するものである。従って、
軸制御手段43はホストシーケンサ1のデジタル出力に
応じて制御のスタート、停止等の制御を行う。
時分割回路48はセンサ制御手段42内の時分割回路4
6と同期して動作し、専用の信号線を介して位置データ
を時分割で受信し、それを軸制御部50に供給する。
軸制御部50は時分割回路48からの各軸の位置データ
を読み取り、それと目標停止位置Psとの関係を判断し
、インダクションモータ6a及び6b、及びブレーキモ
ータのオン・オフ制御を行う。このオン・オフ制御法に
ついては後述する。
操作盤10はコンソール制御手段51.液晶デイスプレ
ィ(LCD)52、各種データを記憶するためのメモリ
カード53及び各種データを入力するためのキースイッ
チ54から構成される。
コンソール制御手段51はマイクロプロセッサで構成さ
れ、液晶デイスプレィ(LCD)52、メモリカード5
3及びキースイッチ54をコントロールする。
液晶デイスプレィ(LCD)52は各軸の現在値P(可
動席ユニットの高さ)、制御状態(インダクションモー
タ6a及び6bのオン・オフ等)、可動席ユニットの構
成等を表示する。
キースイッチ54は運転モードの切り換えや初期設定時
等に使用される。ここで運転モードとは、操作盤1oか
らの指令によって動作するコンソールモードと、ホスト
シーケンサ1からの指令によって動作するRUNモード
のことである。
メモリカード53は上述の初期設定値やリニアライズさ
れたテーブル等を記憶したり、記憶されたそれらのデー
タを読み出す時に用いられる。
次に、第1図の位置決め制御装置の動作の一例を第5図
を用いて説明する。第5図は可動席ユニットの左右両端
の高さを位置決め制御の様子を模式的に示したものであ
る。
第5図において、Jaはボールスクリュージヤツキ24
aを駆動するインダクションモータ6aであり、これに
よって昇降制御される可動席ユニット左端の高さの現在
値をPal〜Pa5で示す。
Jbはボールスクリュージヤツキ24bを駆動するイン
ダクションモータ6bであり、これによって昇降制御さ
れる可動席ユニット右端の高さの現在値をPbl〜Pb
8で示す。Psは可動席ユニットを停止させる目標停止
位置を示す。
ホストシーケンサ1又は操作盤10から可動席ユニット
の目標停止位!Psを示す信号が位置決め制御手段2に
入力される0位置決め制御手段2では、その目標停止位
置Psを軸制御手段43内に取り込み、位置決め動作を
開始する。
まず、第5図(a)のようにJa及びJbをオン状態と
し、ブレーキモータのブレーキ状態を解除すると、可動
席ユニットは上昇を始める。ところが、可動席ユニット
の設置場所や機構の相違から可動席ユニットの左右両端
の上昇速度は異なるため、両端の高さ(つまり各駆動ユ
ニットの現在値)に差が生じる。そこで、各駆動ユニッ
トの現在値の差DIFを求め、これに応じて制御を行う
ようにしている。例えば、Jaによって上昇する左端の
方が先に上昇し、第5図(b)のように両端の高さに差
が生じたとする。
第5図(b)の状態における左右両端の高さPa2とP
b2の差DIFは所定の許容値によりも小さいので、J
a及びJbはそのままオン状態を維持し、可動席ユニッ
トを上昇させる。
さらに時間が進むと、左右両端の高さは第5図(c)の
ようになり、可動席ユニット左右両端の高さPa3とP
b3の差DIFは許容値に以上となる。この両端の差D
IFが許容値に以上になると、隣接する可動席ユニット
同志が接触したり、テンションパー28a及び28bに
架かる荷重のバランスがくずれ、左右両端の上昇速度の
差DIFがさらに大きくなり、可動席ユニットが上昇し
なくなるという状態に陥る可能性がある。
そこで、左右両端の高さの差DIFが許容値に以上にな
らないように、第5図(c)のように左右両端の高さの
差DIFが許容値Kになった時点で、先に上昇移動して
いるJaのみをオフ状態とし、左側の上昇動作を停止さ
せる。
Jaがオフ状態で、Jbがオン状態なので、Jbによっ
て駆動される右端のみの高さが上昇し、第5図(d)の
ようになり、左右両端の高さの差DIFも許容値により
も小さくなる。そして、第5図(e)のように左右両端
の高さPa3及びPb5は互いに等しくなる。このよう
に左右両端の高さが等しくなった時点でオフ状態にあっ
たJaをオン状態してもよいが、再び左端の方が右端よ
りも高くなるので、本実施例ではそのままJaをオフ状
態、Jbをオン状態に維持する。これによって、第5図
(f)のように右端の方が左端よりも高くなる。
第5図(f)の時点では、両端の高さPa3とPb6と
の差DIFは許容値に以下なので、この状態を維持させ
る。そして、第5図(g)のように両端の高さPa3と
Pb7の差DIFが許容値に以上になった時点で、オフ
状態にあったJaをオン状態にする。これによって、J
a及びJbは再び上昇を始めるが、上昇開始時点で既に
右端の方が左端よりも高い位置にあったため、第5図(
b)のように左端の高さが右端の高さよりも大きくなる
までに前回よりも時間を要するようになる。
第5図(g)でJa及びJbが共にオン状態となり、可
動席ユニットが上昇しつづけた結果、第5図(h)のよ
うに右端の高さPb8が先に目標停止位[Psに到達す
ると、右端の上昇を停止させるためにJbはオフ状態と
なる。一方、左端の高さPa4はまだ目標停止位置Ps
に到達していないので、Jaはオン状態を維持する。そ
して。
第5図(i)のように左端の高さPa5が目標停止位置
Psに到達した時点でJaはオフ状態となり1両端の高
さは共に目標停止位置Psに到達して停止する。以上の
操作は可動席ユニットを下降制御するときも同様に行う
このようにして、可動席ユニットの左右両端の高さの差
DIFを許容値によりも大きくすることなく、左右両端
の高さを同程度に保ちながら可動席ユニットを上昇下降
制御することが可能となる。
以上のような制御を追従制御と呼ぶ。
次に第6図のフローチャートに従って上述の追従制御動
作を行う位置決め制御手段2の処理内容を説明する。な
お、以下では上昇制御を例に説明する。
ステップ61:可動席ユニットを目標停止位置Psに停
止させるために、Ja及びJbを共にオン状態にする。
上昇の場合のモータの回転方向を正転とする。
ステップ62:位置センサ8a及び8bがら読み取った
位置データに基づいて可動席ユニットの左右両端の高さ
を算出し、それぞれの値をレジスタPa及びpbに格納
する。
ステップ63:レジスタPaに格納されている可動席ユ
ニット左端の高さが目標停止位置Psに等しいかどうか
、すなわち可動席ユニットの左端が目標停止位IEPs
に到達したがどうかをかを判定する。この場合、両者が
完全に一致している必要はなく、一致幅データEeによ
って設定される誤差の範囲内であればよい。YESの場
合はステップ73に進み、Noの場合はステップ64に
進む。
ステップ64ニステツプ63と同様にレジスタpbに格
納されている可動席ユニット右端の高さが目標停止位置
Psに等しいかどうか、すなわち可動席ユニットの右端
が目標停止位置Psに到達したかどをかを判定する。こ
の場合も、上述と同様に一致幅データEeによって設定
される誤差の範囲内は一致とみなす。YESの場合はス
テップ76に進み、NOの場合はステップ65に進む。
従って、第5図(a)〜(g)のように可動席ユニット
の高さが目標停止位置Psに満たない場合は、ステップ
65に進む。
ステップ65:レジスタPaとpbとの差分値、すなわ
ち可動席ユニットの左右両端の高さの差DIF=lPa
−pblを求め、これが所定の許容値に以上であるかど
うかを判定し、許容値によりも小さい場合はステップ6
2に戻り、許容値に以上の場合はステップ66に進む、
従って、第5図(c)及び(g)の場合は、ステップ6
6に進み、それ以外の場合はステップ62に戻り、上述
の処理を繰り返す。
ステップ66:レジスタPaの値がレジスタPbの値よ
りも大きいかどうか、すなわち可動席ユニットの左右1
i1ii端のどちらが高い位置にあるのかを判定し、レ
ジスタPa(左端)が大きい(YES)の場合はステッ
プ67ち進み、レジスタpb(右端)が大きい(No)
の場合はステップ70に進む。従って、第5図(c)の
場合はステップ67に進み、第5図(g)の場合はステ
ップ70に進む。このステップ66は可動席ユニットを
上昇する場合の処理であるが、下降させる場合にはステ
ップ66の論理を反転してやればよい。
ステップ67:Jbがオフ状態であるかどうかを判定し
、オフ状態(YES)の場合はステップ68に進み、オ
ン状態(NO)の場合はステップ69に進む。
ステップ68:Jbをオン状態にし、ステップ62に戻
る。
ステップ69:Jaをオフ状態にし、ステップ62に戻
る。
従って、第5図(c)の状態になる前はJa及びJbは
共にオン状態だったので、ステップ69に進み、Jaを
オフ状態にし、ステップ62に戻る。これによって、第
5図(d)〜(f)の状態ではステップ62〜65が繰
り返し実行される。
そして、第5図(d)〜(f)のようにJaがオフ状態
をJbがオン状態を維持していると、第5図(g)のよ
うに可動席ユニットの右端が左端よりも大きくなり、そ
の差DIFが許容値に以上になると、ステップ70〜7
2の処理が実行される。
ステップ70:Jaがオフ状態であるかどうかを判定し
、オフ状態(YES)の場合はステップ71に進み、オ
ン状態(No)の場合はステップ72に進む。
ステップ71:Jaをオン状態にし、ステップ62に戻
る。
ステップ72:Jbをオフ状態にし、ステップ62に戻
る。
従って、第5図(g)の状態になる前はJaはオフ状態
、Jbはオン状態なので、ステップ71に進み、Jaを
オン状態にし、ステップ62に戻る。
なお、第5図の例のように左端の方が右端よりも上昇速
度が早い場合には、Jbはオフ状態にならないため、ス
テップ68及び72の処理は実行されない。しかし、第
5図の場合とは逆に右端の方が左端よりも上昇速度が早
い場合は、ステップ68及び72の処理が実行され、ス
テップ69及び71の処理は実行されない。
上記ステップ62〜72の処理を繰り返しながら可動席
ユニットは目標停止位[Psに向かって上昇する。そし
て、第5図(h)のように可動席ユニットの高さが目標
停止位置Psに到達した場合は、以下のステップ73〜
76の処理が実行される。
ステップ73ニステツプ63でレジスタPaに格納され
ている可動席ユニット左端の高さが目標停止位[Psに
等しいと判定された場合、今度はステップ64と同じよ
うにレジスタpbに格納されている可動席ユニット右端
の高さが目標停止位[P sに等しいかどうかを判定し
、等しい(YESの)場合はステップ74に進み1等し
くない(NOの)場合はステップ75に進む。
ステップ74ニステツプ63及び73で可動席ユニット
の左右両端の高さが共に目標停止位置Psに到達したと
判断されたのであるから、Ja及びJbをオフ状態にし
、位置決め動作を終了する。
ステップ75ニステツプ63で可動席ユニットの左端の
高さは目標停止位置Psに到達したと判断されたが、ス
テップ73で可動席ユニットの右端の高さは目標停止位
置Psにまだ到達していないと判断されたのであるから
、Jaのみをオフ状態とし、ステップ62に戻り、Jb
の上昇動作を続行する。
ステップ76:ステップ63で可動席ユニットの左端の
高さは目標停止位置Psにまだ到達していないと判断さ
れ、ステップ64で可動席ユニットの右端の高さが目標
停止位置Psに到達したと判断されたのであるから、J
bのみをオフ状態とし、ステップ62に戻り、Jaの上
昇動作を続行する。従って、第5図(h)の場合はステ
ップ76にてJbが先にオフ状態となり、その後ステッ
プ73を経てステップ74でJaもオフ状態となり第5
図(i)のように位置決め動作を終了する。
以上の説明では5位置決め制御手段2からインダクショ
ンモータ6a及び6bに対してオン・オフ指令が出力さ
れると同時にボールスクリュージヤツキ24a及び24
bが移動開始及び停止する場合について説明したが、実
際はオン・オフ指令に対して若干遅れてインダクション
モータ6a及び6b並びにボールスクリュージヤツキ2
4a及び24bは動作する。
この動作遅れは第5図(a)〜(g)に示すように可動
席ユニットの高さが目標停止位置Psに到達するまでの
追従制御動作時にはあまり問題とはならないが、第5図
(h)及び(i)のように可動席ユニットの高さが目標
停止位置Psに到達した段階では問題となる。すなわち
、可動席ユニットが目標停止位[Psに到達時点で1位
置決め制御手段2からインダクションモータ6a及び6
bに対してオフ指令が出力されたとしても、上述の動作
の遅れによって可動席ユニットは目標停止位置Psを越
えた位置に停止してしまうことがある。
そこで、本実施例では、動作遅れによってオーバーした
値を修正値として適宜記憶しておき、次の位置決め制御
の際にその修正値に応じて目標停止位置信号Ps又は現
在値Pa、Pbを修正する。
これによって、上述の動作の遅れを吸収し、正確な位置
決めを行うことが可能となる。このような位置決めの方
法を学習位置決め制御という。このため、各駆動軸の現
在値Pa、Pbが目標停止位置Psに到達したとき(ス
テップ74の後)、学習サブルーチンLSUBを実行す
る。この学習サブルーチンLSUBでは、停止した各軸
の現在値Pa、Pbと目標値Psとの偏差Δa −P 
a −PS、Δβ=Pb−Ps (Δα及びΔβは正負
符号付きである)をそれぞれ求め、それぞれの前回まで
の偏差アキュムレート値にアキュムレートし、修正値α
及びβを求める(α←Δαアキュムレート、β←Δβア
キュムレート)。この修正値α及びβによって、次回の
位置決め制御において現在値Paをαだけ進め、また、
Pbをβだけ進める。
これにより見かけ上の現在値Pa、Pbが進み補償され
、見かけ上早めに停止制御がなされ、オーバランして停
止しているときは、目標値Psに正確に一致する。逆に
、目標値Psの方を遅れ補償してもよい、なお、このよ
うな学習位置決め制御は目標停止位置の停止動作時だけ
でなく、可動席ユニットの昇降制御時の全般で行っても
よい。
なお、下降制御も第6図と同様のフローに従って行うこ
とができる。ただし、モータの転方向は逆転とし、前述
のステップ66の判断処理をPa<pbとする。
なお、上昇制御時は上限値データUsを上限値としてリ
ミット制御を行い、下降制御時は下限値データLsを下
限値としてリミット制御を行うようにしてもよい、その
ためには、例えば目標停止位IPsを上限値Us又は下
限値Lsの範囲内に納めるように適宜修正すればよい。
第7図は第1図の位置センサ8a及び8bの一例である
誘導型の位相シフト型位置センサからなるアブソリュー
ト型の位置センサを示す図である。
尚、この位置センサ8の詳細については特開昭57−7
0406号公報にて公知なので、ここでは簡単に説明す
る。
位置センサ8は、複数の極A−Dが円周方向に所定間隔
(−例として90度)で設けられたステータ83と、各
種A−Dによって囲まれたステータ83の空間内に挿入
されたロータ84とを備えている。
ロータ84は、回転角度に応じて各種A−Dのりラフタ
ンスを変化させる形状及び材質からなり。
−例として偏心円筒形である。ステータ83の各種A−
Dには、1次コイルIA〜ID及び2次コイル2A〜2
Dがそれぞれ巻回されている。そして、半径方向で対向
する2つの極Aと極Cの第1の対及び極Bと極りの第2
の対は差動的に動作するようにコイルが巻かれて、かつ
差動的なりラクタンス変化が生じるように構成されてい
る。
第1の極の対A及びCに巻かれている1次コイルIA及
びICは、正弦信号sinωtで励磁され、第2の極の
対B及びDに巻かれている1次コイルIB及びICは余
弦信号cosωtで励磁されている。その結果、2次コ
イル2A〜2Dからは、それらの合成出力信号Yが得ら
れる。この合成出力信号Yは、基準信号となる1次交流
信号(1次コイルの励磁信号)sinωを又はcosω
tに対して、ロータ84の回転角度θに応じた電気的位
相角度だけ位相シフトした信号Y=sin(ωt−θ)
である。
従って、上述のような誘導型の位相シフト型位置センサ
を用いる場合には、1次交流信号sinωを又はcos
ωtを発生する交流信号発生手段と、合成出力信号Yの
電気的位相ずれθを測定しロータの位置データを算出す
る位相差測定手段とを備える必要がある。この1次交流
信号発生手段と位相差測定手段とは位置センサ変換手段
44の中に設けられる。
第8図は第1図の位置センサ変換手段44の一例を示す
図である。位置センサ変換手段44においては、所定の
高速クロックパルスCPをカウンタ86でカウントし、
このカーウンタ86の出力に基づいてサイン・コサイン
信号発生手段87で正弦信号sinωを及び余弦信号Q
O9ωtをそれぞれ発生する。サイン・コサイン信号発
生手段87の出力は前述のように1次コイルIA〜ID
に印加される。
2次コイル2A〜2Dの合成出力信号Y=sin(ωを
一θ)は、ゼロクロス検出手段88に与えられる。ゼロ
クロス検出手段88は合成出力信号Yの電気位相角がゼ
ロのタイミングに同期してパルスLを出力する。パルス
Lはラッチ回路89のラッチパルスとして使用される。
従って、ラッチ回路89がパルスLの立ち上がりに応じ
てカウンタ86のカウント値をラッチする。カウンタ8
6のカウント値が一巡する期間と正弦信号sinωtの
1周期とを同期させる。すると、ラッチ回路89には基
準交流信号sinωtと合成出力信号Y=sin(ωを
一θ)との位相差θに対応するカウント値がラッチされ
ることとなる。従って、ラッチされた値がデジタルの位
置データDθとして出力される。尚、ラッチパルスLは
タイミングパルスとして適宜利用することもできる。
第7図のような位相シフト型位置センサの合成出力信号
はサーボモータの絶対位置を信号の位相差としているの
で、ノイズの影響を受けにくいという特徴を有する。
なお、第7図及び第8図は一回転の範囲を7ブソリユー
トで検出するものであるが、このようなアブソリュート
センサを複数個組み合わせて多回転にわたってアブソリ
ュート位置を検出するようにしている。その詳細例は特
開昭58−106691号公報に示されている。
第2図の可動席ユニットはボールスクリュージヤツキ2
4a及び24bによって伸縮制御される伸縮部材25a
及び25bの伸縮ストロークに応じて昇降制御される。
この伸縮ストロークと、可動席ユニットの実際の昇降ス
トローク(ベツドの床面からの高さhl、h2)との間
には、一定の関係が存在する。故に、その関係を上記伸
縮ストロークに適用することによって、可動席ユニット
の昇降ストロークを把握することができる。
しかし、多数の可動席ユニットを設置する場合、それぞ
れの可動席ユニット蘭に存在する機差、可動席ユニット
の設置される床面の歪みゃその床面上に設けられる移動
レールのたわみ等といったあらゆる誤差因子によって、
可動席ユニットの昇降制御時に上記関係を一律に適用す
ることはできないという問題がある。
そこで、可動席ユニット設置後にそれを実際に昇降制御
してみて、可動席ユニットの左右両端の床面からの高さ
を測定し、その時の伸縮ストローク(位置センサ8a及
び8bのセンサ信号)を昇降ストローク(床面からの実
際の高さ)に置き換え、その結果を位置決め制御手段2
の初期設定制御手段45内に変換テーブルとして格納す
る、いわゆるリニアライズ処理を施す。これによって。
可動席ユニット設置後の昇降制御時にこの変換テ−プル
を参照するだけで、上記誤差因子の影響の無い昇降制御
を行うことができる。
上記リニアライズ処理を行う場合に、可動席ユニットの
左右両端の床面からの高さを測定するための高さ測定器
の一例を第9図(a)及び(b)に示す。
第9図(a)は高さ測定器の内部構造を示す図であり、
第9図(b)は保持部材の一部を除去して示した側面図
である。
この高さ測定器の基本原理は直径一定のドラムにワイヤ
を巻き回し、ワイヤによって回転するドラムの回転位置
をセンサで検出することによってワイヤの長さを検出す
るものである。その構成について以下詳述する。
保持部材90は高さ測定器を構成する各部品を保持する
ための複数の穴を有する。保持部材90のシャフト保持
穴には主シヤフト92及び副シャフト93が取り付けら
れている。主シヤフト92には小プーリ101、バネ巻
きドラム95a、ワイヤドラム95が同時に回転するよ
うに固定されており、主シヤフト92の一端はベアリン
グを介して保持部材90に、他端は位置センサ94によ
ってそれぞれ回転自在に保持されている。副シャフト9
3にはワイヤガイドドラム98及びバネドラム99が回
転自在に取り付けられている。
位置センサ94は保持部材90の外部に取り付けられ、
主シヤフト92の回転位置を多回転にわたってアブソリ
ュートに検出するものであり、第7図の誘導型の位相シ
フト型位置センサを使用した多回転アブソリュート位置
センサを用いてもよい。この位置センサ94を保持部材
90内に設けてもよい。
ワイヤドラム95はワイヤ96を巻き取るためのドラム
であり、ワイヤ巻き取り時にワイヤ96が互いに重なら
ないようにするために、円周方向に沿ってワイヤガイド
溝を有しており、その上部側にワイヤドラム95にワイ
ヤを押し付けるワイヤ押さえドラム91が設けられてい
る。ワイヤ96が重なって巻き取られるとワイヤドラム
95の直径が大きくなったことと同じになるため、正確
な高さを測定できなくなるからである。さらに、ワイヤ
ドラム95は、その一端に引張りカ一定のバネ97を巻
き取るためのバネ巻きドラム95aを有する。
ワイヤガイドドラム98は副シャフト93に回転自在に
取り付けられ、ワイヤ96を測定器外部からワイヤドラ
ム95に導くものである。図面上、ワイヤガイドドラム
98はワイヤドラム95とは異なった直径として示しで
あるが、実際は同じ直径であり、また、ワイヤドラム9
5と同様にワイヤガイド溝を有している。なお、ワイヤ
ドラム95をワイヤガイドドラム98のように測定器外
部から突出するような位置に配置した場合は、このワイ
ヤガイドドラム98は不要であることはいうまでもない
バネ97は熱処理された薄い帯状の材料から構成される
。この帯状のバネ97はバネドラム99に密着して重巻
されており、その一端がバネ巻きドラム95aにネジ止
め固定されている。主シヤフト92が回転し、帯状のバ
ネ97がバネ巻きドラム95a及びバネドラム99に互
いに密着して重巻きされることによって、バネ巻きドラ
ム95aすなわち主シヤフト92には常に一定の回転力
が加わる。
ワイヤ96の終端を固定すると、ワイヤ96には帯状バ
ネ97の回転力がそのまま加わり、それはワイヤ96を
引張る力となる。このワイヤ96に対する引張力はワイ
ヤ96の直線性を保証するという働きをするので、ワイ
ヤ96の径に応じた引張力をかけるようにすることが必
要である。例えば、ワイヤ径1.5mmに対して約50
0g〜2kg程度の引張力をかけるようにすればよい。
従って、ワイヤ96を伸ばすためにはこの帯状バネ97
の回転力よりも大きな力をワイヤ97にかければよい。
この測定器を用いて実際に高さを測定する場合は、ワイ
ヤ96を固定する代わりにワイヤ96の終端に帯状バネ
97の巻き取り力(回転力)よりも大きい重り100を
取り付ける。従って、測定の際に、重り100を高所か
らそのまま離すと、重り100の重さから帯状バネ97
の回転力を引いた値に対応する重りが自由落下したのと
同じ状態となる。
そこで、本実施例では、重り100の落下速度を一定に
保持するために、主シヤフト92にブレーキをかける手
段を設けている。このブレーキ手段は、主シヤフト92
の一端に設けられた小プーリ101と、ブレーキ用モー
タ104と、ブレーキモータ103の主軸に固定された
大プーリ102と、小プーリ101の回転を大プーリ1
02に伝達するタイミングベルト103とからなる。
小プーリ101及び大プーリ102とタイミングベルト
103とは互いに台形歯形を有し、滑りのない動力伝達
を行う。
ブレーキ用モータ104は呂力端にボリュームの接続さ
れた発電上−タであり、重り100の重さから帯状バネ
97の回転力を引いた値の重りが落下する時のエネルギ
ーを消費するような容量を有する。また、落下速度の制
御は出力端に設けられたボリュームを調整することによ
って行う。
この高さ測定装置の特徴は、ワイヤ96を巻き取るワイ
ヤドラム95の回転位置を検出するための位置センサ9
4に、位置センサ8a及び8bと同じ形式のセンサ(例
えば、第7図の誘導型の位相シフト型位置センサ)を使
用し、ワイヤ96をワイヤドラム95に巻き取るための
バネに回転カ一定の巻き取りバネ97を使用した点にあ
る。
この高さ測定器以外に例えば光測定器等を用いて実際の
高さを測定するようにしてもよいが、その場合は位置決
め制御手段2の位置センサ変換手段44との間に信号変
換用のインターフェイスが必要となり、位置決め制御手
段2のハード構成を変更しなければならない。これに対
し、第9図の高さ測定器を用いた場合は1位置センサ9
4がインダクションモータ6a及び6bの回転位置を検
出する位置センサ8a及び8bと同じ構成なので、位置
センサ94の検出データを直接、位置決め制御手段2に
入力できる。
この高さ測定器の動作を説明する。
まず、第9図の高さ測定器を高さを測定したい箇所に設
置し、重り100をその箇所から落下させる。この落下
動作に応じてワイヤ96はワイヤドラム95からほどか
れ、主シヤフト92が回転し始める。回転する主シヤフ
ト92にはブレーキ用モータ104によってブレーキが
かかるため、重り100は自由落下せずに一定速度で落
下する。
そして1重り100が基準面(床面)に到達すると、ワ
イヤ96には帯状バネ97の回転力が加わり、直線性が
保証されるようになる。
重り100が基準面(床面)に到達した後に、高さ測定
器の設置箇所が上昇し始めると、ワイヤドラム95は回
転し、ワイヤ96はワイヤドラム95からほどかれ、そ
の長さが徐々に大きくなり、位置センサ94の絶対値も
徐々に大きくなる。
方、高さ測定器の設置箇所が下降し始めると、ワイヤド
ラム95は逆回転し、ワイヤ96は帯状バネ97の回転
力に応じてワイヤドラム95に巻き取られ、その長さが
徐々に小さくなり、位置センサ94の絶対値も徐々に小
さくなる。
次に、第9図の高さ測定器を用いて第2図の可動席ユニ
ットのりニアライズ処理を行う場合について説明する。
操作盤1oを操作して可動席ユニットを低い位置(下限
値)に移動させ、2個の高さ測定器を可動席ユニットの
左右両端のベツド21上に取り付け、位置センサ94を
位置決め制御手段2の位置センサ変換手段44に接続す
る。位置センサ変換手段44には、第1図の位置センサ
8a及び8bも同時に接続されているものとする。
そして、可動席ユニットのベツド21上に水準器を置き
、操作盤1oを操作し、可動席ユニットの左右の水平を
保持しながら全体の高さを一致させる。
可動席ユニットの高さが一致し、水平が確保できたなら
ば、次は、操作盤10を操作して可動席ユニットの基準
高さを設定する。この基準高さは高さ測定器からのセン
サ信号に基づく位置データの基準となる値であり、任意
の値でよい、基準高さ設定後、操作盤10を操作して、
可動席ユニットを高さ測定器からの位置データに基づい
て追従制御にて上昇させる。
この上昇制御と同時に、高さ測定器からの位置データが
位置センサ8a及び8bからの位置データのそれぞれ対
応する番地に書き込まれ、それが初期設定制御手段45
内に変換テーブルとして格納される。また、この変換テ
ーブルと同じデータは操作盤10に接続されたメモリカ
ード53にも書き込まれる。
可動席ユニットが上限値まで上昇した時点でリニアライ
ズ処理は終了する。このようなリニアライズ処理を全て
の可動席ユニットに対して行うことによって、可動席ユ
ニットの絶対的な高さを一定に保ちながら昇降制御を行
うことができる。
上述の実施例では、変換テーブルとして高さ測定器から
の位置データを位置センサ8a及び8bからの位置デー
タのそれぞれ対応する番地に書き込んだものについて説
明したが、逆に位置センサ8a及び8bからの位置デー
タを高さ測定器からの位置データのそれぞれに対応する
番地に書き込んだものを変換テーブルとしてもよい。こ
の場合、位置センサ変換手段44は変換テーブルを参照
することなく直接位置センサ8a及び8bの位置データ
を時分割回路46及び48を介して軸制御部50に出力
し、軸制御部50は目標停止位置をこの変換テーブルに
基づいて位置センサ8a及び8bに対応した位置データ
に変換し、両者の位置データを比較することによって追
従制御処理を行う。
これによって、追従制御処理を高速化することができる
上述の実施例では、制御対象物として第2図の可動席ユ
ニット20を昇降制御する場合について説明したが、こ
れ以外の舞台用リフターテーブル等の昇降制御に適用す
ることもできる。また、昇降制御の場合について説明し
たが、横方向に移動させる場合も同様に適用できる。
可動席ユニットを支える機構として第2図のようなラム
ダ型支持機構について説明したが、これに限定されるも
のではなく、クロスアーム機構等適宜のものであってよ
い。
駆動方式としてインダクションモータを用いたモータ駆
動方式について説明したが、ネジ駆動方式や油圧駆動方
式等であってもよい。モータの種類はインダクションモ
ータに限らず、他のいかなるモータであってもよい。
上述の実施例では、可動席ユニットに2本のラムダ型支
持機構をインダクションモータで駆動制御する2軸制御
の場合について、説明したが、これに限らず、3本以上
のラムダ支持機構を用いて昇降制御してもよい。この場
合、駆動手段であるモータが3個以上となるので、それ
ぞれの現在位置の平均値を基準として、各軸を追従制御
してもよいし、任意の2軸を組み合わせて、その組でそ
れぞれ追従制御を行ってもよい。例えば、駆動手段がA
、B、C,Dと4個の場合、A−B、B−C,C−Dの
組合せを作り、各組の2軸間で追従制御を行う、これに
よって、AとDはB−Cの組によって連鎖的関係を有す
るようになり、全体として追従制御が行われるようにな
る。
目標値Psは必ずしも同じ値でなくてもよく、互いに異
なった目標値でもよいし、目標値Psを時間的に変化さ
せるようにしてもよい。目標値が異なる場合は、目標値
と現在値との差が左右両端で概略一定となるように制御
すればよい。
上述の実施例では、インダクションモータの駆動力をブ
レーキによって制御したが、インダクションモータの回
転を加速減速制御するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、オン・オフ制御すなわちオープンルー
プ制御される複数の駆動源によって同一方向に別々の駆
動ポイントで移動制御される制御対象物を所定の相対位
置関係を満たした状態で移動させることができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の位置決め制御システムの一実施例の概
略構成を示すブロック図、 第2図は可動席ユニットが上昇して高さhlに停止した
状態の概略構成を示す図、 第3図は可動席ユニットが下降して高さh2に停止した
状態の概略構成を示す図。 第4図は第1図の位置決め制御手段及び操作盤の詳細を
示すブロック図、 第5図は第1図の位置決め制御装置の動作の一例を説明
するために、可動席ユニットの両端の高さを模式的に示
した図、 第6図は第1図の位置決め制御装置の行う追従制御動作
の処理のフローチャートを示す図、第7図は第1図の位
置センサの一例である誘導型の位相シフト型位置センサ
からなるアブソリュート型の位置センサを示す図、 第8図は第1図の位置センサ変換手段の一例を示す図、 第9図(a)は高さ測定器の内部構造を示す図、第9図
(b)は第9図(a)の保持部材の一部を除去して示し
た側面図である。 1・・・ホストシーケンサ、2・・・位置決め制御手段
、3・・・センサ切換手段、4・・・モータ切換手段、
5・・・ブレーキ切換手段、6a、6b・・・インダク
ションモータ、 8a。 8b・・・位置検出器、 9a、  9b・・・ リミットスイッチ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)共通の制御対象物に対してそれぞれ異なるポイン
    トで略同一方向に駆動力を及ぼし、該制御対象物を移動
    させる少なくとも2個の駆動手段と、前記制御対象物に
    おける前記各駆動手段による前記各駆動ポイント毎の現
    在位置をそれぞれ検出する位置検出手段と、 前記各駆動ポイント毎の現在位置と目標位置との比較に
    応じて前記各駆動手段を目標位置に位置決めするようそ
    れぞれ駆動制御する第1の制御手段と、 前記第1の制御手段による制御の過程において、前記各
    駆動ポイント毎の現在位置の相互関係に応じて、各駆動
    ポイントが所定の相対的位置関係となるように、前記各
    駆動手段の駆動力を相対的に増減制御する第2の制御手
    段と を具備した位置決め制御システム。
  2. (2)前記第2の制御手段は、或る駆動手段をオフとし
    、別の駆動手段をオンとすることにより、各駆動手段の
    駆動力の相対的な増減制御を行なうものである請求項1
    に記載の位置決め制御システム。
  3. (3)前記第2の制御手段は、前記所定の相対的位置関
    係に対して先行している駆動手段を相対的に減速するも
    のである請求項1に記載の位置決め制御システム。
  4. (4)前記第2の制御手段は、前記所定の相対的位置関
    係として各駆動ポイントが略同位置となるように制御す
    るものである請求項1に記載の位置決め制御システム。
  5. (5)前記第2の制御手段は、前記所定の相対的位置関
    係として各駆動ポイントの現在位置が所定の差を保つよ
    うに制御するものである請求項1に記載の位置決め制御
    システム。
  6. (6)前記第2の制御手段は、或る駆動ポイントの現在
    位置と別の駆動ポイントの現在位置との差が所定の範囲
    内に納まるように、先行している駆動手段に対してオフ
    指令又は減速指令を与えるものである請求項1に記載の
    位置決め制御システム。
  7. (7)前記第2の制御手段は、各駆動ポイントの現在位
    置の平均値と各駆動ポイント毎の現在位置ととの差が所
    定の範囲内に納まるように、先行している駆動手段に対
    してオフ指令又は減速指令を与えるものである請求項1
    に記載の位置決め制御システム。
  8. (8)前記駆動手段はそれぞれブレーキを具備しており
    、前記第1の制御手段はオープンループ制御により位置
    決め制御を行なうものであり、前記第2の制御手段は、
    或る駆動手段を一時的にオフとすることにより、各駆動
    手段の駆動力の相対的な増減制御を行なうものであり、
    その際にオフとする駆動手段に対応するブレーキを一時
    的に作動させるようにした請求項1に記載の位置決め制
    御システム。
  9. (9)複数の前記制御対象物を位置決め制御するために
    、前記第1及び第2の制御手段が各制御対象物に対応し
    て時分割処理で制御動作を行なうことを特徴とする請求
    項1に記載の位置決め制御システム。
  10. (10)前記位置検出手段は、前記各駆動手段毎に設け
    られたアブソリュート型の位置センサであり、この位置
    センサは、巻線部と、この巻線部に対して相対的に変位
    し、前記巻線部における磁気抵抗をその相対位置に応じ
    て変化させる部材とを有し、前記巻線部を位相のずれた
    複数の1次交流信号によって励磁し、前記部材の相対位
    置に対応する電気的位相ずれを持つ出力交流信号を発生
    する位相シフト型位置センサで構成されることを特徴と
    する請求項1に記載の位置決め制御システム。
  11. (11)前記第1の制御手段はオープンループ制御によ
    り位置決め制御を行なうものであり、この第1の制御手
    段による過去の位置決め制御における目標位置と実際の
    停止位置との誤差を記憶し、この誤差が解消されるよう
    に新たな位置決め制御においてデータの進み補償又は遅
    れ補償を行なう学習手段を具備した請求項1に記載の位
    置決め制御システム。
  12. (12)前記駆動手段は、駆動源と、この駆動源の駆動
    力により前記制御対象物を移動する伝達機構とを有し、
    駆動源の移動量と制御対象物の移動量との関係は前記伝
    達機構の特性に応じて非線形であり、 前記位置検出手段は、前記駆動源の移動位置を検出する
    ものであり、 前記非線形の伝達特性に従って前記位置検出手段の出力
    位置データを変換し、制御対象物の現在位置を線形特性
    で示す現在位置データを出力する変換テーブルを具えた
    請求項1に記載の位置決め制御システム。
  13. (13)前記制御対象物の実際の動きに対してリニアな
    特性を示す位置データを出力する位置検出用治具を具備
    し、前記駆動手段により前記制御対象物を実際に駆動し
    、そのときに得られる前記位置検出手段と前記位置検出
    用治具の出力に基づき前記変換テーブルを作成すること
    を特徴とする請求項12に記載の位置決め制御システム
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005102599A1 (ja) * 2004-03-30 2005-11-03 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha ロボットの制御装置
CN102707734A (zh) * 2012-06-19 2012-10-03 上海大学 基于惯性姿态传感器的自稳定云台

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