JPH04247941A - ミスチング防止方法および印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の目的】

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は印刷時のミスチング防止
方法およびミスチング防止印刷装置に関する。

【０００３】

【従来技術】近年、印刷機の高速化に伴なって印刷イン
キのミスチングの問題がより一層起こっている。一般に
ミスチングの発生原因は印刷機インキ練りローラのニッ
プでインキのフィラメントが形成され、それが分割され
て小粒子となる際に摩擦電荷を得て反撥飛散するものと
考えられている。従ってミスチングを防止する方法とし
てインキの曳糸性減少と導電性の向上を目ざした例が多
い。そこで、インキの曳糸性減少としてインキの流動特
性をショートフロー化したり、また導電性向上のため極
性物質を添加する方法が採られている。しかしショート
フロー化すると印刷物の光沢が劣化したり、極性物質を
添加すると印刷物の汚れの原因にもなってしまう。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題点をなくしたミスチング防止方法およびミスチング
防止印刷装置に関するものである。

【０００５】

【発明の構成】

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は印刷機のインキ
練りローラ部へ微細な水滴を供給することを特徴とする
ミスチング防止方法、および微細な水滴を発生する装置
を設けたミスチング防止印刷装置に関する。加湿は連続
でも間欠的に行ってもよい。微細な水滴を発生する装置
としては、印刷機のインキ練りローラ部分の１ヶ所また
は２ヶ所以上取り付ける。印刷機の種類により異なるが
、好ましくは２〜８ヶ所程度である。

【０００７】本発明が適用される印刷機の種類として、
オフ輪、枚葉、水なし平版などの平版印刷機である。そ
の他の印刷機でも、ミスチングが問題となる場合、適用
できることは勿論である。

【０００８】以下本発明を図面（第１図）により説明す
る。第１図に印刷機（菊全判）の側面図を示す。印刷機
の１、２、３、４の位置に微細な水滴を発生する供給口
を設けた加湿装置をとりつける。水滴はスプレー状態で
あればよく、またその量は適宜コントロールされた方が
よい。この供給口の形は水滴がスプレー状で噴霧されれ
ばいかなる形でもよい。例えば空胴の丸または角の棒状
のものでもよい。また、棒状に小さい穴を設け、その穴
から噴霧してもよい。

【０００９】第１図の印刷機を使用し、コート紙に１万
２千枚／時のスピードで印刷し、印刷物へのミスチング
状態を見たところ、第１図に示す印刷装置では、非印刷
部へのインキ付着を２５倍のルーペでも認められないの
に対し、加湿装置を設けず印刷した場合、肉眼でわずか
ではあるが、インキ付着が見られた。

【００１０】

【発明の効果】本発明を実施する事によりミスチングを
防止でき、印刷物の汚れ、印刷作業環境を改善すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】印刷機にとりつけた加湿装置の位置を示した側
面図を表わす。

【符号の説明】

１、２、３、４　　　　加湿供給口 ５、６、７、８　　　　水滴

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　印刷機のインキ練りローラ部へ微細な
   水滴を供給することを特徴とするミスチング防止方法。
2. 【請求項２】　　印刷機のインキ練りローラ部に微細な
   水滴発生装置を設けてなることを特徴とするミスチング
   防止印刷装置。