JPH0424581Y2 - - Google Patents

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JPH0424581Y2
JPH0424581Y2 JP1989095120U JP9512089U JPH0424581Y2 JP H0424581 Y2 JPH0424581 Y2 JP H0424581Y2 JP 1989095120 U JP1989095120 U JP 1989095120U JP 9512089 U JP9512089 U JP 9512089U JP H0424581 Y2 JPH0424581 Y2 JP H0424581Y2
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movable
movable part
protrusion
diameter side
push button
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、例えば電卓の小型電子機器等のキー
に活用して有用なキースイツチであつて、特にボ
タン形状を一体的に形造る弾性ゴムから成る押ボ
タンスイツチに関する。
<従来技術> 導電性ゴム(エラストマー)を電気的スイツチ
に使用することは例えば米国特許第3699294号明
細書に開示されている如くよく知られている。ま
た、特公昭45−40220号公報に示されるように弾
性物質のスナツプ作用を利用して押ボタンスナツ
プを形成することも知られている。
かかるボタン形状を一体的に形造る押ボタンス
イツチは従来、例えば特開昭57−3317号公報「押
釦制御部材」にも開示されているように、第1図
のように構成されている。第1図において、ボタ
ン形状の押ボタンスイツチ1は、ボタンのほぼ中
央部に突出部4を有し、この突出部の先端には基
板上に形成された接点(図示せず)と対応する位
置(整合)に導電性ゴム9が形成され、押ボタン
1の押圧部分10にキートツプ等からなる操作部
を介して力が加えされると、突出部は押し下げさ
れて上記導電性ゴム9と基板上の接点との間でス
イツチを構成する。また、突出部の移行により、
この突出部を支える肉薄の可動部分5,6は自在
に変形するように形成される。
以上の構成において、押ボタンスイツチの動作
は第1図1→2→3と変化し、可動部分5,6は
図示の如き変形を繰返し、力が加えられなくなる
と元の位置(形)に復帰する。
<考案が解決しようとする課題> 従来、かかるスイツチ構造において、スイツチ
動作を繰返すと、繰返し回数が多くなる(例えば
300〜400万回)につれて弾性ゴムからなる押ボタ
ンスイツチ1の可動部分5に亀裂が生じる(特に
図示のイ,ロの箇所に現れ易い。)といつた欠点
があつた。この原因としては可動部分5の長さが
短い割にその移動量が大きい為であると考えら
れ、各連結部分のイ,ロの部分の変形による負担
が大きくなり、その部分の亀裂が生じるものとい
える。
そこで、実開昭56−29822号公報に開示された
ボタンスイツチにおいては、可動部分の長さを長
く採ることが考えられているが、これは中央部を
押圧するためストローク長を大きくできず、変形
時の可動部分の復帰力にて周辺部での導電部が浮
く傾向にあり、接点間を短絡させる点に問題があ
つた。
本願考案は、ストローク長を十分にとれ、繰返
し使用に基づく可動部分における亀裂の生じない
耐久寿命を延ばす押ボタンスイツチを提供するこ
とを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本考案の押ボタンスイツチは、例えば第2図及
び第3図に示すように、 基板2に組み立てられた取付裾部7に大径側が
一体に連結された略半球形状の変形自在な弾性ゴ
ムからなる肉薄の第一の可動部分6と、 該第一の可動部分6の小径側に大径側が一体に
連結され、該第一の可動部分6の内部に位置する
ように垂れ下がり支持された略半球形状の変形自
在な弾性ゴムからなる肉薄の第二の可動部分5
と、 該第二の可動部分5の小径側に一体に連結さ
れ、該第二の可動部分5の下方に支持された弾性
ゴムからなる突出部4と、 該突出部4において、上方向に開口され上記第
二の可動部分5の小径側部と突出部とが連結され
る上端が肉薄として形成されるように成した凹部
8と、 上記第一の可動部分6と第二の可動部分5の連
結部から上方向に一体に立設された弾性ゴムから
なる円筒形状の押圧部分10と、 該押圧部分10を押圧するように設けられ上下
方向に移動可能に保持されてなる操作部とを備え
たことを特徴とする。
<作用> 本考案によれば、キートツプを構成する操作部
を押下することによつて、まず第2図2に示すよ
うに、押圧部分10がキートツプにて押圧され
て、可動部分6が変形される。この変形により、
突出部4が降下することでこの突出部4に形成さ
れている接点部9が基板2の接点部分に当接して
スイツチングを行う。
そして、更に上記キートツプの押圧を継続する
ことで、可動部分6と共に今度は可動部分5も変
形し、突出部4が基板上の接点に十分に押圧さ
れ、接点間の短絡が十分に行われる。この場合、
第2図3に明示されている通り、押圧部分10の
部分が大きく降下するための、キートツプのスト
ロークを十分にとることができる。
また、押圧部分10がキートツプの操作部にて
押し切られた状態(第2図3の状態)において、
可動部分5のホ及びホ′の部分が外側に大きく広
がるように動作することから、可動部分5と突出
部4との連結部となるホ及びホ′の変形による負
担が大きく軽減される。これは、突出部4を直接
押圧することなく、可動部分5と6との連結部に
立設された押圧部分10を押圧することによる得
られる。
<実施例> 本考案による押ボタンスイツチは、第2図に示
すように構成されている。この第2図において、
第1図と同一部分には同一符号をもつて示してお
り詳細は省略する。
第2図において、押ボタンスイツチ1は弾性ゴ
ム(例えば絶縁性シリコンゴム)により一体的に
形造られ、このボタン形状は弾性変形可能であ
り、このボタンのほぼ中央部には基板上の接点
(例えばくし歯形接点)と対向する位置関係で突
出部4が設けられ、突出部4の先端部には接点部
9(例えば導電ゴム、メタル、カーボン接点)を
有し、押ボタンに力を加えることにより突出部は
押し下げされて基板上の接点間で所謂スイツチを
構成する。つまり、可動部分6は、上方向にほぼ
半球形状に形成されて、この可動部分6に連結さ
れて下方向にほぼ半球形状に形成された可動部分
5が設けされ、更に突出部4が可動部分5に連結
されるように一体的に形成されている。そして、
可動部分5と6の連結部に立設され円筒形状に一
体的に押圧部分10が形成されている。
以上のボタン1において、押圧部分10に下方
向の力が加えられると、肉薄の可動部分5,6の
変形に伴つて第2図1→2→3のように、突出部
4が降下し、基板上に形成された接点を短絡させ
る。
本案は、特に上記突出部4において、基板との
反対の突出部面に突出部の径より小さな径を有す
る凹部8を設けて可動部分5と突出部4とが連結
されるように構成しており、可動部分5と突出部
4とが連結される上端が肉薄となるように形成さ
れている。つまり、凹部8を設けることにより実
質的可動部分5の長さを長くしている。即ち、可
動部分5は、ハ−ニ及びハ′−ニ′間が変形可能な
可動部となり、第1図の従来のものに比べて長く
なる。この構成において、押ボタンを押し切つた
状態で(第2図3参照)可動部分5のホ及びホ′
の部分が外側に広がるように動作するため、可動
部分5(第1図1のイ,ロ参照)に掛かる負担が
著しく軽減され、押ボタンの繰返し操作を伴う弾
性ゴム、とくに可動部分5の亀裂を未然に防止す
ることができる。実験測定では700万回以上に押
ボタンスイツチの寿命を延ばすことが可能であ
る。
第3図は、第2図の押ボタン形状を使用して組
み立てられたスイツチ構造を示している。図にお
いて第2図と同一部分には同一符号が示されてい
る。2は接点3(例えばくし歯形)を有する基
板、11はキートツプ、12はステム、13は支
持枠である。この場合、ステム12なしのキート
ツプ11のみで構成することができることは勿論
である。必要であればキートツプ11の形状を変
形すればよい。
このように本考案の押ボタンスイツチは、キー
とキーとの間隔が狭く弾性ゴムよりなる押ボタン
形状の径を小さくしなければならないとき、且つ
長いストロークが必要な場合に耐久寿命を延ばす
ことができる。
<他の実施例> 上述の実施例では、押ボタン1形状は絶縁性の
ゴム(例えばシリコン)からなりとくに突出部4
の接点部9を導電体(例えば導電性ゴム)から形
成したが、押ボタンの全部を導電性ゴムで形成す
るようにしてもよい。また、第4図の如く、押ボ
タン形状1を絶縁性ゴムで形成し、さらにフレキ
シブル基板20を用いることができる。この場合
カーボン等で接点21を形成したフレキシブル基
板20をスペーサ22を介して基板23上の固定
接点24との間でスイツチング動作しるスイツチ
を構成できる。
この場合もボタン形状は第2図と同様の作用を
なし、同様の効果を得ることができる。
<効果> 本考案の押ボタンスイツチによれば、ボタン形
状を一体的に形造る弾性ゴムから成る押ボタンス
イツチのほぼ中央部に位置する突出部において、
基板と反対の突出部面に突出部の径より小なる径
を有する凹部8を設け、可動部分5と6の連結部
に立設された押圧部分を操作部を介して押圧する
ことで、押ボタンを押し切つた状態で、可動部分
5のホ,ホ′の部分が外側に広がるように動作す
るため、可動部分のイ,ロに掛かる負担を著しく
軽減でいるため、スイツチの繰返し使用による可
動部分5の亀裂を防止しスイツチの耐久寿命を延
ばすことができる。
特に、本考案のスイツチによれば、ストローク
長を長くすることができ、またスイツチ間隔が狭
い小型機器のキースイツチに採択できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の押ボタンスイツチの形状を示す
断面図、第2図は本考案による位置実施例の押ボ
タンスイツチの形状を示す断面図、第3図は同押
ボタンスイツチの組立断面図、第4図は本考案の
他の実施例を示す断面図である。 1……押ボタン、2,23……基板、3……固
定接点、4,4′……突出部、5,6……可動部
分、7……基板取付裾部、8……凹部、9……接
点部、20……フレキシブル基板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基板2に組み立てられた取付裾部7に大径側が
    一体に連結された略半球形状の変形自在な弾性ゴ
    ムからなる肉薄の第一の可動部分6と、 該第一の可動部分6の小径側に大径側が一体に
    連結され、該第一の可動部分6の内部に位置する
    ように垂れ下がり支持された略半球形状の変形自
    在な弾性ゴムからなる肉薄の第二の可動部分5
    と、 該第二の可動部分5の小径側に一体に連結さ
    れ、該第二の可動部分5の下方に支持された弾性
    ゴムからなる突出部4と、 該突出部4において、上方向に開口され上記第
    二の可動部分5の小径側部と突出部4とが連結さ
    れる上端が肉薄として形成されるように成した凹
    部8と、 上記第一の可動部分6と第二の可動部分5の連
    結部から上方向に一体に立設された弾性ゴムから
    なる円筒形状の押圧部分10と、 該押圧部分10を押圧するように設けられ上下
    方向に移動可能に保持されてなる操作部とを備え
    てなり、 上記操作部を介して上記押圧部分10を押下
    し、該押圧部分10を押し切つた状態では第二の
    可動部分5の突出部4側との連結部分ホが外側に
    広がるように変形することを特徴とする押ボタン
    スイツチ。
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