JPH04241824A - 便器の便座や便蓋の起倒装置 - Google Patents

便器の便座や便蓋の起倒装置

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Publication number
JPH04241824A
JPH04241824A JP239391A JP239391A JPH04241824A JP H04241824 A JPH04241824 A JP H04241824A JP 239391 A JP239391 A JP 239391A JP 239391 A JP239391 A JP 239391A JP H04241824 A JPH04241824 A JP H04241824A
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JP
Japan
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toilet
toilet seat
toilet lid
lid
seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP239391A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanzou Murasawa
村澤 貫造
Toshiyuki Kakigi
俊之 柿木
Yukio Yamamura
山村 幸男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は便座や便蓋を便器の上に
倒すときゆっくり緩衝して倒すことができ且つ便座や便
蓋を立てるとき軽く立てることができるようにした便器
の便座や便蓋の起倒装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に便座や便蓋は便器に回動自在に軸
支して起倒自在にしてあり、便座や便蓋を立てるとき軽
く立てられるようにするため便座や便蓋を軽く回動でき
るようになっている。従って便座や便蓋を立てた状態か
ら倒すとき最後まで手を添えて回す必要があるが、便座
や便蓋の裏等は汚いという感じがあって手を触れるのが
いやで手を最後まで添えないことがある。このため途中
で手を放したり、持ちづらいため手を滑らせたりして便
座や便蓋が落ちることがあり、このとき大きな音がする
という問題がある。
【0003】この問題を解決するものとして本出願人は
先に実開平2ー6594号公報に開示されるものを提供
した。これは便座や便蓋と一緒に回動するヒンジ軸に緩
衝装置を連結して便座や便蓋を倒すとき緩衝されてゆっ
くり回動し、便座や便蓋を起こすとき軽く回動するよう
にしてある。この緩衝装置はケーシング内にヒンジ軸と
連結する胴部材を回転自在に装着し、ケーシング内周と
胴部材の外周との間の空間にグリスのような流体を装填
し、胴部材の外周に複数枚のブレードを回動自在に装着
して形成してある。そして便座や便蓋を立てる方向に回
動するときブレードが胴部材の外面に沿うように倒れて
流体の抵抗をあまり受けずに胴部材が回動して便座や便
蓋を比較的軽く回動でき、また便座や便蓋を倒す方向に
回動するときブレードが胴部材の外面に直交するように
起立して流体の抵抗をブレードに受けて胴部材が回動し
て便座や便蓋がゆっくり倒れるようになっている。
【0004】ところが、上記従来例にあっては、ブレー
ドを胴部材に回転自在に装着するのにピンを用いてブレ
ードを回転自在に装着しており、ブレードを回転自在に
装着するのにピンのような部品を要して部品点数が多く
なるという問題がある。また上記従来例にあっては、ブ
レードとケーシングとの間に少し隙間が明いているが、
この隙間の大小が便座や便蓋を倒すとき抵抗として働く
トルクに大きく影響し、抵抗のばらつきが大きく、部品
に高い精度が要求されるという問題があった。
【0005】また上記従来例にあっては、便座や便蓋を
立てた状態から倒す方向に回動するときブレードが起立
するが、流体室が円環状になっているのでブレードの両
側の室の容積が変化せず、大きな抵抗がかからない。つ
まり上記の従来例の場合流体の粘性抵抗がブレードにか
かるだけで大きな抵抗がかからず、便座や便蓋がゆっく
り回動する程度の大きな抵抗を与えるためには緩衝装置
を大きくしなければならないという問題があった。
【0006】また上記従来例にあっては、部品の共通化
のために便座用の緩衝装置及び便蓋用の緩衝装置とは同
じものが使用されるが、便座と便蓋とは重量が異なり(
 一般的には便座の方が重い) 、緩衝装置の抵抗が同
じであると、緩衝装置の抵抗を重量の重い方に合わせる
と、重量の軽いものが倒れる速度が遅くなったり倒れな
かったりするという問題がある。
【0007】また上記従来例にあっては、便座や便蓋を
立てた状態から倒す方向に回動すると直ちにブレードが
起立して抵抗がかかり、便座や便蓋が自重で倒れる位置
まで回動するとき大きな力が必要になるという問題があ
る。また上記従来例にあっては、便座や便蓋を立てた状
態から倒す方向に回動するとき抵抗を受けてゆっくり回
動するが、便座や便蓋を立てた状態で不意の外力が加わ
って便座や便蓋が自重で倒れる向きになったときそのま
ま倒れてしまうものであった。つまり便座や便蓋を立て
た状態で不意の外力が加わったとき簡単に倒れないよう
にするストッパー機構がなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙述の点に鑑
みてなされたものであって、本発明の第1の目的とする
ところはブレードの軸部を胴部材の凹部に遊嵌するだけ
で回転自在に装着できてブレードを回転自在に装着する
ための部品点数を少なくできる便器の便座や便蓋の起倒
装置を提供するにある。
【0009】また本発明の第2の目的とするところはブ
レードの先端の薄肉部が確実にケーシングの内面に弾接
してシールされて抵抗のばらつきがなくなって動作が安
定する便器の便座や便蓋の起倒装置を提供するにある。 また本発明の第3の目的とするところは便座(便蓋)を
倒すとき小型の緩衝装置でも大きな抵抗が得られる便器
の便座や便蓋の起倒装置を提供するにある。
【0010】本発明の第4の目的とするところは便座と
便蓋とに重量の差があっても略同じ速度で倒れるように
設定できる便器の便座及び便蓋の起倒装置を提供するに
ある。本発明の第5の目的とするところは便座(便蓋)
を立てた状態から倒し始めるとき余り抵抗がかからず、
便座(便蓋)が自重で倒れる位置まで軽く回動すること
ができる便器の便座や便蓋の起倒装置を提供するにある
【0011】本発明の第6の目的とするところはストッ
パー機構を緩衝装置にコンパクトに組み込むことができ
る便器の便座や便蓋の起倒装置を提供するにある。本発
明の第7の目的とするところは便座(便蓋)を立てた状
態では転動ボールがストッパー用凹溝に位置して不意な
外力で簡単に倒れたりする弊害がなく、しかもストッパ
ー機構があっても便座(便蓋)を立てるとき殆ど抵抗な
く転動ボールが転動して便座(便蓋)をスムーズに立て
ることができる便器の便座や便蓋の起倒装置を提供する
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため本発明の請求項1記載の発明の便器の便座や便蓋
の起倒装置は、便器1の上に便座(便蓋)2,3を起倒
自在に装着し、便座(便蓋)2, 3の起倒により便座
(便蓋)2, 3と一緒に回動する便座(便蓋)ヒンジ
軸4, 6を便座(便蓋)用の緩衝装置5a, 5bに
連結し、便座(便蓋)用の緩衝装置5a,5bを、グリ
スのような流体7を装填したケーシング8と、ケーシン
グ8内に回転自在に装着されて上記便座(便蓋)ヒンジ
軸4, 6に連結される胴部材9と、便座(便蓋)2,
 3を立てるように回動するとき上記ケーシング8内で
倒れて流体7の抵抗を受けず且つ便座(便蓋)2, 3
を倒すように回動するとき上記ケーシング8内で起立し
て流体7の抵抗を受けるように胴部材9の外周に回動自
在に装着したブレード10とにより構成し、上記ブレー
ド10の基部に円柱状の軸部30を一体に設けると共に
胴部材9の外周に設けた断面円弧状の凹部33に軸部3
0を遊嵌することにより胴部材9に対してブレード10
を回転自在に装着して成ることを特徴とする。また凹部
33の一側にブレード10が倒れたとき一定以上倒れな
い止める倒れ止め用ストッパー34aを設けると共に他
側にブレード10が起立したときブレード10を止める
起立用ストッパー34bを設けて成ることを特徴とする
ことも好ましい。
【0013】上記第2の目的を達成するため本発明の請
求項3記載の発明の便器の便座や便蓋の起倒装置は、ブ
レード10を樹脂成形品にて形成すると共にブレード1
0の先端部にばね性があってケーシング8の内面に弾接
する薄肉部31を一体に設けて成ることを特徴とする。 また第3の目的を達成するための本発明の請求項4記載
の発明の便器の便座や便蓋の起倒装置は、ケーシング8
内の流体7を装填する流体室19をケーシング8全周に
亙らない部分環状にすると共に胴部材9の回動にてブレ
ード10の両側の容積が可変になるようにして成ること
を特徴とする。
【0014】また第4の目的を達成するため本発明の請
求項4記載の発明の便器の便座及び便蓋の起倒装置は、
便器1の上に便座2及び便蓋3を起倒自在に装着し、便
座2の起倒により便座2と一緒に回動する便座ヒンジ軸
4を便座用の緩衝装置5aに連結すると共に便蓋3の起
倒により便蓋3と一緒に回動する便蓋ヒンジ軸6を便蓋
用の緩衝装置5bに連結し、便座用及び便蓋用の緩衝装
置5a,5bを、グリスのような流体7を装填したケー
シング8と、ケーシング8内に回転自在に装着されて上
記便座ヒンジ軸4や便蓋ヒンジ軸6に連結される胴部材
9と、便座2や便蓋3を立てるように回動するとき上記
ケーシング8内で倒れて流体7の抵抗を受けず且つ便座
2や便蓋3を倒すように回動するとき上記ケーシング8
内で起立して流体7の抵抗を受けるように胴部材9の外
周に回動自在に装着したブレード10とにより構成し、
便座2と便蓋3の重さの違いにより便座2や便蓋3が倒
れるときの抵抗を調整するため便座用の緩衝装置5a乃
至便蓋用の緩衝装置5bのブレード10に設ける穴径、
穴の個数や穴の位置を変えて成ることを特徴とする。ま
た便座2と便蓋3の重さの違いにより便座2や便蓋3が
倒れるときの抵抗を調整するため便座用の緩衝装置5a
と便蓋用の緩衝装置5bのケーシング8内に入れるグリ
スのような流体7の粘度を違えて成ることを特徴とする
ことも好ましい。
【0015】さらに第5の目的を達成するため本発明の
請求項7記載の発明の便器の便座及び便蓋の起倒装置は
、便座(便蓋)2, 3を立てた状態のときブレード1
0の先端をケーシング8の内面に対して離す小突起32
をケーシングの内面に設けて成ることを特徴とする。さ
らにまた第6の目的を達成するため本発明の請求項8記
載の発明の便器の便座及び便蓋の起倒装置は、胴部材9
にフランジ22を設けると共にフランジ22に沿って転
動する転動ボール37aをケーシング8に設けたばね3
6にて弾発付勢し、便座(便蓋)2, 3を立てた状態
のとき転動ボール37aが嵌り込むストッパー用凹溝3
8aをフランジ22に設けて成ることを特徴とする。
【0016】さらに第7の目的を達成するため本発明の
請求項9記載の発明の便器の便座及び便蓋の起倒装置は
、胴部材9にフランジ22を設けると共にフランジ22
に沿って転動する転動ボール37aをケーシング8に設
けたばね36にて弾発付勢し、便座(便蓋)2,3を立
てた状態のとき転動ボール37aが嵌り込むストッパー
用凹溝38aと、便座(便蓋)2, 3が水平に倒れた
状態から便座(便蓋)2, 3が起立する手前までの状
態のとき転動ボール37aが嵌り込む転動ガイド凹溝3
8bとをフランジ22に設け、転動ガイド凹溝38bの
ストッパー用凹溝38a側の端部に緩やかな傾斜のスロ
ープ部42を設けて成ることを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1記載の構成によれば、便座(便蓋)2
, 3を立てるように回動するときには緩衝装置5a,
 5bのブレード10が倒れて流体7の抵抗を受けない
で回動して便座(便蓋)2,3を軽く回動して立てるこ
とができ、また便座(便蓋)2, 3を倒すように回動
するときには緩衝装置5a, 5bのブレード10が起
立してブレード10が流体7の抵抗を受けて回動して便
座(便蓋)2, 3をゆっくり倒すことができる。また
緩衝装置5a, 5bを組み立てるときブレード10の
軸部30を胴部材9の凹部33に遊嵌するだけブレード
10を簡単に回転自在に装着できると共に従来のように
ピンのような部品を要せず部品点数を少なくできる。
【0018】請求項3記載の構成によれば、便座(便蓋
)2,3を倒すときブレード10の先端の薄肉部31が
弾接し、従来のように隙間の大小による抵抗のばらつき
がなく、安定した性能が得られる。請求項4記載の構成
によれば、便座(便蓋)2,3を倒すときブレード10
が起立して流体7の抵抗を受けて回動するときブレード
10の進行方向の室が徐々に小さくなり流体7を圧縮す
る抵抗を受け大きな抵抗を受けて便座(便蓋)2,3が
倒れるように回動し、小型の緩衝装置5a,5bでも十
分に抵抗が得られる。
【0019】請求項5記載の構成によれば、便座2や便
蓋3の重量が異なってもブレード10に設ける穴径、穴
の個数、穴の位置を変えることにより流体7からブレー
ド10が受ける抵抗を調整して便座2や便蓋3がその重
量に応じた抵抗を受け、便座2や便蓋3が略同じ速度で
回動して倒れる。請求項6記載の構成によれば、便座2
や便蓋3の重量が異なっても流体の粘度の違いによりよ
り便座2や便蓋3の重量に応じた抵抗を受け、便座2や
便蓋3が略同じ速度で回動して倒れる。
【0020】請求項7記載の構成によれば、便座(便蓋
)2,3を立てた状態では小突起32にブレード10の
先端が乗ってブレード10の先端とケーシング8の内面
との間に隙間ができ、立てた状態から倒し始めるとき上
記隙間で抵抗を受けず、便座(便蓋)2,3が自重で倒
れる位置まで軽く回動できる。請求項8記載の構成によ
れば、便座(便蓋)2, 3を立てた状態では転動ボー
ル37aがストッパー用凹溝38aに嵌り込み、便座(
便蓋)2, 3を倒すときには転動ボール37aがスト
ッパー用凹溝38aから抜けるような力を加えなければ
便座(便蓋)2,3が自重で倒れる位置まで回動できず
、便座(便蓋)2,3が不意の外力で簡単に倒れること
がない。
【0021】請求項9記載の構成によれば、便座(便蓋
)2, 3を立てた状態では転動ボール37aがストッ
パー用凹溝38aに嵌り込み、便座(便蓋)2,3を倒
すときには転動ボール37aがストッパー用凹溝38a
から抜けるような力を加えなければ便座(便蓋)が自重
で倒れる位置まで回動できず、便座(便蓋)が不意の外
力で簡単に倒れることがない。また便座(便蓋)2,3
が水平に倒れた状態から起立する手前まで回動する間は
転動ボール37aが転動ガイド凹溝38aに嵌り込んで
いて転動ボール37aが円滑に回動して抵抗とならない
。また転動ボール37aが転動ガイド凹溝38bからス
トッパー用凹溝38aに移るときスロープ部42にてス
ムーズに移動して抵抗とならなく、便座(便蓋)2,3
を立てるとき抵抗を受けなくて便座(便蓋)2,3をス
ムーズに立てることができる。
【0022】
【実施例】図1に示すように便器1の上には便座2及び
便蓋3を回動により起倒自在に装着してあり、便器1の
周囲に温水洗浄装置11やロータンク12を付設してあ
る。便座3の基部の両側には軸受け部13を設けてあり
、一方の軸受け部13に断面D字状等の一部切欠円形の
異形孔14を設けてあると共に他方の軸受け部13に丸
孔15を設けてある。便蓋3の基部の両側には軸受け部
16を設けてあり、一方の軸受け部16に丸孔15を設
けてあると共に他方の軸受け部16に断面D字状等の一
部切欠円形の異形孔14を設けてある。便座ヒンジ軸4
及び便蓋ヒンジ軸6は断面D字状等の一部切欠円形の異
形断面をしており、一端に鍔部43を設けてある。便座
ヒンジ軸4は一側に配置され、軸受け部13の異形孔1
4に嵌合されると共に軸受け部16の丸孔15に回転自
在に挿通されており、便座2を回動させたとき便座2と
便座ヒンジ軸4が一緒に回動するようになっている。 便蓋ヒンジ軸6は他側に配置され、軸受け部13の丸孔
15に回転自在に挿通されると共に軸受け部16の異形
孔14に嵌合されており、便蓋3を回動させたとき便蓋
3と一緒に便蓋ヒンジ軸6が回動するようになっている
。温水洗浄装置11の一側には便座用の緩衝装置5aを
装着してあり、他側には便蓋用の緩衝装置5bを装着し
てあり、便座用の緩衝装置5aを便座ヒンジ軸4に連結
してあり、便蓋用の緩衝装置5bを便蓋ヒンジ軸6に連
結してある。
【0023】図2乃至図6に示す便座用の緩衝装置5a
と図7乃至図11に示す便蓋用の緩衝装置5bは左右対
称に配置してあるだけで構造は同じものである。円筒状
のケーシング8は一端を閉塞して他端を開口しており、
ケーシング8の外に緩衝装置5a, 5bを固定するた
めの設置座17を設けてある。ケーシング8の開口がわ
には円形のフランジ収納空所18を設けてあり、ケーシ
ング8のフランジ収納空所18の奥には略半周に亘る流
体室19を設けると共に残りの半周に半筒状の胴受け部
20を設けてあり、ケーシング8の閉塞側の端部の中心
には胴受け突起21を設けてある。胴部材9は図14に
示すように円柱状に形成され、胴部材9の一端には円盤
状のフランジ22を一体に設けてある。ケーシング8内
に上記胴部材9が収納され、フランジ22がフランジ収
納空所18内に回転自在に内装されると共に胴受け部2
0に胴部材9が回転自在に支持され、胴部材9の端部の
胴受け凹部23と上記胴受け突起21とを嵌合してある
。 フランジ22の外周に周設した収納凹条24にはOリン
グのようなシールリング25を収納してあり、フランジ
22の外周とケーシング8の内周との間のシールを行う
ようになっている。フランジ22から胴部材9内に至る
ように一部切欠円形の嵌合孔26を穿設してあり、この
嵌合孔26に便座ヒンジ軸4や便蓋ヒンジ軸6を嵌合し
て連結できるようになっている。ケーシング8の開口に
は押さえプレート27を配置してあり、ケーシング8の
外周に設けたねじ受け部39に押さえプレート27から
取り付けねじ28を螺入して取り付けてある。胴部材9
の外周には流体室19内の全長に亘るブレード10を回
動自在に装着してある。ブレード10の基部には円柱状
の軸部30を設けてあって、胴部材9の外周に設けた断
面円弧状の凹部33に軸部30を遊嵌してブレード10
を回動自在にしてある。このブレード10は合成樹脂等
で形成されるものでブレード10の先端にはブレード1
0に対して直交するように薄肉部31を全長に亘って設
けてある。この薄肉部31はばね性があって薄肉部31
が弾性にてケーシング8の内面に弾接するようになって
いる。凹部33の一側にはブレード10が一定の角度以
上倒れないように止める倒れ止め用ストッパー34aを
設けてある。凹部33の他側にはブレード10が胴部材
9に対して直交するように起立したとき止める起立用ス
トッパー34bを突片状に一体に突設してある。ケーシ
ング8の流体室19の内面には三角形状の小突起32を
設けてある。この小突起32は便座2や便蓋3を立てた
ときブレード10が位置する近傍に設けてあると共に流
体室19の奥部にのみ( 流体室19の奥行き方向に亘
っていない) 設けてある。流体室19内にはグリスの
ような流体7を装填してある。胴受け部20には一対の
ばね収納凹部35を設けてあり、ばね収納凹部35内に
ばね36を収納してある。一方のばね収納凹所35の開
口には転動ボール37aを配置してあり、他方のばね収
納凹所35の開口には補助転動ボール37bを配置して
あり、転動ボール37aと補助転動ボール37bをばね
36にて付勢してある。この転動ボール37a及び補助
転動ボール37bはフランジ22の裏面に弾接してあり
、フランジ22の裏面に沿って転動するようになってい
る。フランジ22の裏面には便座2や便蓋3を立てた状
態のとき転動ボール37aが嵌り込むストッパー用凹溝
38aと、便座2や便蓋3の倒れた状態と起立手前状態
との間のとき転動ボール37aが嵌り込む転動ガイド凹
溝38bと、補助転動ボール37bが嵌り込む補助転動
ガイド凹溝38c とを設けてある。ストッパー用凹溝
38aの両端は立ち上がり部41となっており、転動ガ
イド凹溝38aのストッパー用凹溝38a側の端部は緩
やかなスロープ部42となっており、補助転動ガイド凹
溝38c の転動ガイド凹溝38b側の端部は緩やかな
スロープ部42となっている。図2の符号Aで示す部分
は便座2の向きを示すもので、図7の符号Bで示す部分
が便蓋3の向きを示すものである。しかして便座2や便
蓋3を立てるように回動すると、図2の矢印ロ方向や図
7の矢印ハ方向に胴部材9が回動し、ブレード10が想
像線に示すように倒れ、流体7の抵抗を殆ど受けること
なく回動し、便座2や便蓋3を軽い力で回動させて立て
ることができる。また便座2や便蓋3を倒すように回動
すると、胴部材9が図2の矢印イ方向や図7の矢印ニ方
向に回動する。このとき当初小突起32にブレード10
の薄肉部31が当たっており、小突起32から薄肉部3
1が離れるに従ってブレード10が起立し、ブレード1
0が起立した状態で抵抗を受け、便座2や便蓋3がゆっ
くり回転して倒れる。このときブレードの先端の薄肉部
31がケーシング8の内面に弾接し、この部分でも漏れ
がなくなり、抵抗が一定になって一定の速度で便座2や
便蓋3が倒れるように回動する。ブレード10が起立し
たとき起立用ストッパー34bにブレード10が当たっ
てブレード10の起立状態が維持される。
【0024】ところで本発明では便座用の緩衝装置5a
も便蓋用の緩衝装置5bも同じ構造のものを用いている
が、便座2と便蓋3とは重量が違うため同じ緩衝作用を
期待でいない(一般的には便座2が便蓋3より重く、便
座2に緩衝装置の抵抗を合わせてあると、便蓋3の場合
抵抗が大きくて倒れる速度が遅くなったり倒れなかった
りすることが起こる)。そこでブレード10に図13の
想像線に示すように穴40を設けるとき、穴40の径を
変えたり、また穴40の個数を変えたり、穴40の位置
を変えたり(穴40を半径方向の外に設ける程抵抗が減
る)している。これにより、便座2や便蓋3に応じた抵
抗に調整できて便座2や便蓋3を略一定の速度で倒すこ
とができる。またこれに変わる手段としては緩衝装置5
a,5bの流体室19内に入れる流体7の粘度を変える
こともできる。つまり、便座2と便蓋3のうち重量の重
い方の流体7の粘度を高くし、重量の軽い方の流体7の
粘度を低くする。これによっても抵抗を変えて便座2や
便座3を略一定の速度で倒すことができる。
【0025】便座2や便蓋3を起立したり倒したりする
動作を便座2の例により詳しく説明すると次の通りであ
る。図15は便座2を水平に倒した状態であり、転動ボ
ール37aが転動ガイド凹溝38bに位置していると共
に補助転動ボール37bが補助転動ガイド凹溝38c 
に位置している。この状態から便座2を上に持ち上げる
と図16に示すように便座2が回動する。このときブレ
ード10が倒れており、便座2を抵抗なく立てることが
できる。便座2を図16の状態まで立てると転動ボール
37aや補助転動ボール37bが転動ガイド凹溝38b
や補助転動ガイド凹溝38c の端部に位置し、この状
態から凹溝間の山部( フランジ22裏面と面一の面)
 を越える。このとき転動ガイド凹溝38bや補助転動
ガイド凹溝38c の端部にスロープ部42があるので
スムーズに転動して山部を越える。便座2を上まで立て
ると、図17に示すようにブレード10の先端の薄肉部
31が小突起32に当たり平衡状態となる。この状態か
ら便座2を立てる方向にさらに回動させると、ブレード
10の薄肉部31が小突起32に乗り上げ、図18に示
すような起立状態になる。薄肉部31が小突起32に乗
り上げた状態では薄肉部31がケーシング8の内面から
離れている。このとき小突起32が流体室19の奥に部
分的に設けてあるだけのため小突起32のある部分を除
くブレード10の略全長に亘って流体7が通過し得る隙
間ができる。図17のような平衡状態や図18に示すよ
うな起立状態にしたとき転動ボール37aがストッパー
用凹溝38aの嵌り込むと共に補助転動ボール37bが
転動ガイド凹溝38bに嵌り込む。便座2を倒すときは
便座2を倒す方向に力を加えて図18、図17、図16
に示すように回動する。このとき図18の状態から図1
7の平衡状態までの間はブレード10の薄肉部31が小
突起32に乗っていて薄肉部31がケーシング8内面か
ら離れており、抵抗を殆ど受けないで回動し、平衡状態
まで軽く回動し、平衡状態を越えて自重で回動する位置
までくると、ブレード10が起立して薄肉部31がケー
シング8内面に弾接し、抵抗を受けながら回動し、図1
5に示すような便座2が水平になる状態まで緩衝されて
倒れる。 便座2が図18のように起立した状態から図17に示す
ような平衡状態までは抵抗を殆ど受けずに軽く回動する
ため便座2を倒すという意志なしに不意に倒すような力
が加わるときがあるが、図18や図17の状態では転動
ボール37aがストッパー用凹溝38aに位置しており
、平衡状態から便座2が自重で倒れる位置まで回動する
とき転動ボール37aや補助転動ボール37bが山部を
越えなければならなく、大きな抵抗を受けて回動するの
が阻止される。従って便座2を倒すとき意識的に便座2
をある程度以上の力で押さなければ倒すことできず、便
座2が不意の外力で倒れるのを防止できる。また便座が
水平に倒れた状態のとき転動ボール37aが転動ガイド
凹溝38bに嵌り込んでいると共に補助転動ボール37
bが補助転動ガイド凹溝38cに嵌り込んでおり、また
便座2を立てた状態のとき転動ボール37aがストッパ
ー用凹溝38aに嵌り込んでいると共に補助転動ボール
37bが転動ガイド凹溝38bに嵌り込んでおり、いず
れのときでも転動ボール37a及び補助転動ボール37
bにてばね36に余り圧縮力を受けずばね36にかかる
応力と小さくできる。また便座2を倒すとブレード10
が起立して回動するが、ブレード10の両側の室の容積
が可変であるためブレード10の進行方向の室が徐々に
小さくなるように圧縮され、ブレード10が粘性抵抗及
び圧縮抵抗を受け、ブレード10の周縁から徐々に少し
づつ漏れて、便座2は大きな抵抗を受けて徐々に倒れて
行く。さらにまた小突起32の形状は緩衝装置5a,5
bの抗力を発生させたい便座2の角度で決まり、図20
のように小突起32の幅を広くとると、抗力が遅れて発
生し、図19のように小突起32の幅を狭くすると、抗
力が早く発生する。
【0026】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあっては
、叙述の如く構成されているので、便座(便蓋)を立て
るように回動するときには緩衝装置のブレードが倒れて
流体の抵抗を受けないで回動して便座(便蓋) を軽く
回動して立てることができると共に、便座(便蓋) を
倒すように回動するときには緩衝装置のブレードが起立
してブレードが流体の抵抗を受けて回動して便座(便蓋
) をゆっくり倒すことができ、便座(便蓋) を倒す
とき従来のように急激に倒れて大きな音がでないのは勿
論、ブレードの基部に円柱状の軸部を一体に設けると共
に胴部材の外周に設けた断面円弧状の凹部に軸部を遊嵌
することにより胴部材に対してブレードを回転自在に装
着しているので、ブレードの軸部を胴部材の凹部に遊嵌
するだけでブレードを回転自在に装着できてブレードの
装着が簡単にできると共に従来のようにピンのような部
品を要せず部品点数を少なくできるものである。
【0027】また本発明の請求項2記載の発明にあって
は、凹部の一側にブレードが倒れたとき一定以上倒れな
いように止める倒れ止め用ストッパーを設けると共に他
側にブレードが起立したときブレードを止める起立用ス
トッパーを設けているので、便座(便蓋) を立てるよ
うに回動したときブレードが倒れ止め用ストッパーに当
たって一定角度に保持されると共に便座(便蓋) を倒
すように回動したときブレードが起立用ストッパーに当
たって起立状態に保持されて緩衝装置の動作が安定する
ものであり、しかも胴部材に倒れ止め用ストッパーや起
立用ストッパーを一体に設けることができて構造を簡単
にできるものである。
【0028】また本発明の請求項3記載の発明にあって
は、ブレードを樹脂成形品にて形成すると共にブレード
の先端部にばね性があって、ケーシングの内面に弾接す
る薄肉部を一体に設けているので、便座(便蓋)を倒す
ように回動するときブレードの薄肉部がケーシング内面
に弾接し、従来のように隙間の大小による抵抗のばらつ
きがなくて一定の抵抗が得られ、性能が安定するもので
ある。
【0029】また本発明の請求項4記載の発明にあって
は、ケーシング内の流体を装填する流体室をケーシング
の全周に亙らない部分環状とすると共に胴部材の回動に
てブレードの両側の容積が可変になるようにしているの
で、便座(便蓋)が倒れるとき起立したブレードが流体
の抵抗を受けると共に流体を圧縮する抵抗を受け、小型
の緩衝装置でも大きな抵抗を受けて便座(便蓋)をゆっ
くり回動して倒すことができるものであり、しかも緩衝
装置の小型化が図れると共に緩衝装置のコストダウンが
図れるものである。
【0030】また本発明の請求項5記載の発明にあって
は、便座と便蓋の重さの違いにより便座や便蓋が倒れる
ときの抵抗を調整するため便座用の緩衝装置乃至便蓋用
の緩衝装置のブレードに設ける穴径、穴の個数や穴の位
置を変えているので、便座用の緩衝装置と便蓋用の緩衝
装置に同じものを用いても、ブレードが流体から受ける
抵抗を簡単に調整して便座や便蓋の重量に合わせること
ができて便座や便蓋を略一定の速度で回動して倒すこと
ができるものである。
【0031】また本発明の請求項6記載の発明にあって
は、便座と便蓋の重さの違いにより便座や便蓋が倒れる
ときの抵抗を調整するための便座用の緩衝装置と便蓋用
の緩衝装置のケーシング内に入れるグリスのような流体
の粘度を違えているので、ケーシング内に入れる流体を
変えるだけでブレードが流体から受ける抵抗を簡単に変
えることができて便座や便蓋の重量に応じた抵抗にでき
るものである。
【0032】さらに本発明の請求項7記載の発明にあっ
ては、便座(便蓋)を立てた状態のときブレードの先端
をケーシングの内面に対して離す小突起をケーシング内
面に設けてあるので、便座(便蓋)を立てた状態ではブ
レードの先端がケーシング内面から離れて流体が通過し
得る状態になっており、便座(便蓋)を倒すとき便座(
便蓋)が自重で倒れる位置まで回動する間、便座(便蓋
)を倒す当初に大きな力を要しないものである。
【0033】さらにまた本発明の請求項8記載の発明に
あっては、胴部材にフランジを設けると共にフランジに
沿って転動する転動ボールをケーシングに設けたばねに
て弾発付勢し、便座(便蓋)を立てた状態のとき転動ボ
ールが嵌り込むストッパー用凹溝をフランジに設けてい
るので、便座(便蓋)を倒すとき意識的に転動ボールが
ストッパー用凹溝から出るような力を加えない限り便座
(便蓋)を自重で倒す位置まで回動できず、便座(便蓋
)が不意の外力で倒れるのを防止できるものであり、し
かも緩衝装置に転動ボールやばねを組み込むと共にフラ
ンジにストッパー用凹溝を設けるだけでストッパー機構
を構成できるものであって、安価且つコンパクトにスト
ッパー機構を構成できるものである。さらにまた本発明
の請求項9記載の発明にあっては、胴部材にフランジを
設けると共にフランジに沿って転動する転動ボールをケ
ーシングに設けたばねにて弾発付勢し、便座(便蓋) 
を立てた状態のとき転動ボールが嵌り込むストッパー用
凹溝をフランジに設けているので、便座(便蓋) を倒
すとき意識的に転動ボールがストッパー用凹溝から出る
ような力を加えない限り便座(便蓋) を自重で倒す位
置まで回動できず、便座(便蓋) が不意の外力で倒れ
るのを防止できるものであり、しかも便座(便蓋) が
水平に倒れた状態から便座(便蓋) が起立する手前ま
での状態のとき転動ボールが嵌り込む転動ガイド凹溝を
フランジに設けているので、便座(便蓋)を立てるとき
転動ボールが転動ガイド凹溝に沿って転動して殆ど抵抗
を受けず便座(便蓋)を立てるときスムーズに立てるこ
とができるものであり、さらに転動ガイド凹溝のストッ
パー用凹溝側の端部に緩やかな傾斜のスロープ部を設け
てあるので、転動ボールが転動ガイド凹溝を越えてスト
ッパー用凹溝に移るときスロープ部で抵抗を殆ど受けず
、この点でも便座(便蓋)をスムーズに起こすことがで
きるものであり、また緩衝装置に転動ボールやばねを組
み込むと共にフランジにストッパー用凹溝や転動ガイド
凹溝を設けるだけでストッパー機構を構成できるもので
あって、安価且つコンパクトにストッパー機構を構成で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】同上の便座用の緩衝装置の一部切欠正面図であ
る。
【図3】図2の左側面図である。
【図4】図2の右側面図である。
【図5】図2の底面図である。
【図6】図2のX−X線断面図である。
【図7】同上の便蓋用の緩衝装置の一部切欠正面図であ
る。
【図8】図7の左側面図である。
【図9】図7の右側面図である。
【図10】図7の底面図である。
【図11】図7のY−Y線断面図である。
【図12】同上の緩衝装置の分解斜視図である。
【図13】同上のブレードを示す図であって、(a) 
は正面図、(b)は一部切欠側面図である。
【図14】同上の胴部材を示す図であって、(a) は
胴部材の平面図、(b) は図14( a) のC−C
線断面図、(c)は図14(a) のD−D線断面図、
(d)は図14(a) の底面図、(e)は図14(d
)のE−E線断面図、(f)は図14(d)のF−F線
断面図、(g)は図14(d)のG−G線断面図、(h
)は図14(d)のH−H線断面図である。
【図15】便座用の緩衝装置の動作を示す正面図である
【図16】便座用の緩衝装置の動作を示す正面図である
【図17】便座用の緩衝装置の動作を示す正面図である
【図18】便座用の緩衝装置の動作を示す正面図である
【図19】便座用の緩衝装置の動作を示す正面図である
【図20】便座用の緩衝装置の動作を示す正面図である
【符号の説明】
1  便器 2  便座 3  便蓋 4  便座ヒンジ軸 5a  便座用の緩衝装置 5b  便蓋用の緩衝装置 6  便蓋ヒンジ軸 7  流体 8  ケーシング 9  胴部材 10  ブレード 19  流体室 22  フランジ 31  薄肉部 32  小突起 34a  倒れ止め用ストッパー 34b  起立用ストッパー 36  ばね 37a  転動ボール 38a  ストッパー用凹溝 38b  転動ガイド凹溝

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  便器の上に便座又は便蓋[以下、便座
    又は便蓋を便座(便蓋)という]を起倒自在に装着し、
    便座(便蓋)の起倒により便座(便蓋)と一緒に回動す
    る便座(便蓋)ヒンジ軸を便座(便蓋)用の緩衝装置に
    連結し、便座(便蓋)用の緩衝装置を、グリスのような
    流体を装填したケーシングと、ケーシング内に回転自在
    に装着されて上記便座(便蓋)ヒンジ軸に連結される胴
    部材と、便座(便蓋)を立てるように回動するとき上記
    ケーシング内で倒れて流体の抵抗を受けず且つ便座(便
    蓋)を倒すように回動するとき上記ケーシング内で起立
    して流体の抵抗を受けるように胴部材の外周に回動自在
    に装着したブレードとにより構成し、上記ブレードの基
    部に円柱状の軸部を一体に設けると共に胴部材の外周に
    設けた断面円弧状の凹部に軸部を遊嵌することにより胴
    部材に対してブレードを回転自在に装着して成ることを
    特徴とする便器の便座や便蓋の起倒装置。
  2. 【請求項2】  凹部の一側にブレードが倒れたとき一
    定以上倒れないように止める倒れ止め用ストッパーを設
    けると共に他側にブレードが起立したときブレードを止
    める起立用ストッパーを設けて成ることを特徴とする請
    求項1記載の便器の便座や便蓋の起倒装置。
  3. 【請求項3】  便器の上に便座(便蓋)を起倒自在に
    装着し、便座(便蓋)の起倒により便座(便蓋)と一緒
    に回動する便座(便蓋)ヒンジ軸を便座(便蓋)用の緩
    衝装置に連結し、便座(便蓋)用の緩衝装置を、グリス
    のような流体を装填したケーシングと、ケーシング内に
    回転自在に装着されて上記便座(便蓋)ヒンジ軸に連結
    される胴部材と、便座(便蓋)を立てるように回動する
    とき上記ケーシング内で倒れて流体の抵抗を受けず且つ
    便座(便蓋)を倒すように回動するとき上記ケーシング
    内で起立して流体の抵抗を受けるように胴部材の外周に
    回動自在に装着したブレードとにより構成し、上記ブレ
    ードを樹脂成形品にて形成すると共にブレードの先端部
    にばね性があってケーシングの内面に弾接する薄肉部を
    一体に設けて成る便器の便座や便蓋の起倒装置。
  4. 【請求項4】  便器の上に便座(便蓋)を起倒自在に
    装着し、便座(便蓋)の起倒により便座(便蓋)と一緒
    に回動する便座(便蓋)ヒンジ軸を便座(便蓋)用の緩
    衝装置に連結し、便座(便蓋)用の緩衝装置を、グリス
    のような流体を装填したケーシングと、ケーシング内に
    回転自在に装着されて上記便座(便蓋)ヒンジ軸に連結
    される胴部材と、便座(便蓋)を立てるように回動する
    とき上記ケーシング内で倒れて流体の抵抗を受けず且つ
    便座(便蓋)を倒すように回動するとき上記ケーシング
    内で起立して流体の抵抗を受けるように胴部材の外周に
    回動自在に装着したブレードとにより構成し、ケーシン
    グ内の流体を装填する流体室をケーシング全周に亙らな
    い部分環状にすると共に胴部材の回動にてブレードの両
    側の容積が可変になるようにして成ることを特徴とする
    便器の便座や便蓋の起倒装置。
  5. 【請求項5】  便器の上に便座及び便蓋を起倒自在に
    装着し、便座の起倒により便座と一緒に回動する便座ヒ
    ンジ軸を便座用の緩衝装置に連結すると共に便蓋の起倒
    により便蓋と一緒に回動する便蓋ヒンジ軸を便蓋用の緩
    衝装置に連結し、便座用及び便蓋用の緩衝装置を、グリ
    スのような流体を装填したケーシングと、ケーシング内
    に回転自在に装着されて上記便座ヒンジ軸や便蓋ヒンジ
    軸に連結される胴部材と、便座や便蓋を立てるように回
    動するとき上記ケーシング内で倒れて流体の抵抗を受け
    ず且つ便座や便蓋を倒すように回動するとき上記ケーシ
    ング内で起立して流体の抵抗を受けるように胴部材の外
    周に回動自在に装着したブレードとにより構成し、便座
    と便蓋の重さの違いにより便座や便蓋が倒れるときの抵
    抗を調整するため便座用の緩衝装置乃至便蓋用の緩衝装
    置のブレードに設ける穴径、穴の個数や穴の位置を変え
    て成ることを特徴とする便器の便座及び便蓋の起倒装置
  6. 【請求項6】  便器の上に便座及び便蓋を起倒自在に
    装着し、便座の起倒により便座と一緒に回動する便座ヒ
    ンジ軸を便座用の緩衝装置に連結すると共に便蓋の起倒
    により便蓋と一緒に回動する便蓋ヒンジ軸を便蓋用の緩
    衝装置に連結し、便座用及び便蓋用の緩衝装置を、グリ
    スのような流体を装填したケーシングと、ケーシング内
    に回転自在に装着されて上記便座ヒンジ軸や便蓋ヒンジ
    軸に連結される胴部材と、便座や便蓋を立てるように回
    動するとき上記ケーシング内で倒れて流体の抵抗を受け
    ず且つ便座や便蓋を倒すように回動するとき上記ケーシ
    ング内で起立して流体の抵抗を受けるように胴部材の外
    周に回動自在に装着したブレードとにより構成し、便座
    と便蓋の重さの違いにより便座や便蓋が倒れるときの抵
    抗を調整するため便座用の緩衝装置と便蓋用の緩衝装置
    のケーシング内に入れるグリスのような流体の粘度を違
    えて成ることを特徴とする便器の便座及び便蓋の起倒装
    置。
  7. 【請求項7】  便器の上に便座(便蓋)を起倒自在に
    装着し、便座(便蓋)の起倒により便座(便蓋)と一緒
    に回動する便座(便蓋)ヒンジ軸を便座(便蓋)用の緩
    衝装置に連結し、便座(便蓋)用の緩衝装置を、グリス
    のような流体を装填したケーシングと、ケーシング内に
    回転自在に装着されて上記便座(便蓋)ヒンジ軸に連結
    される胴部材と、便座(便蓋)を立てるように回動する
    とき上記ケーシング内で倒れて流体の抵抗を受けず且つ
    便座(便蓋)を倒すように回動するとき上記ケーシング
    内で起立して流体の抵抗を受けるように胴部材の外周に
    回動自在に装着したブレードとにより構成し、便座(便
    蓋)を立てた状態のときブレードの先端をケーシングの
    内面に対して離す小突起をケーシングの内面に設けて成
    ることを特徴とする便器の便座や便蓋の起倒装置。
  8. 【請求項8】  便器の上に便座(便蓋)を起倒自在に
    装着し、便座(便蓋)の起倒により便座(便蓋)と一緒
    に回動する便座(便蓋)ヒンジ軸を便座(便蓋)用の緩
    衝装置に連結し、便座(便蓋)用の緩衝装置を、グリス
    のような流体を装填したケーシングと、ケーシング内に
    回転自在に装着されて上記便座(便蓋)ヒンジ軸に連結
    される胴部材と、便座(便蓋)を立てるように回動する
    とき上記ケーシング内で倒れて流体の抵抗を受けず且つ
    便座(便蓋)を倒すように回動するとき上記ケーシング
    内で起立して流体の抵抗を受けるように胴部材の外周に
    回動自在に装着したブレードとにより構成し、胴部材に
    フランジを設けると共にフランジに沿って転動する転動
    ボールをケーシングに設けたばねにて弾発付勢し、便座
    (便蓋)を立てた状態のとき転動ボールが嵌り込むスト
    ッパー用凹溝をフランジに設けて成ることを特徴とする
    便器の便座や便蓋の起倒装置。
  9. 【請求項9】  便器の上に便座(便蓋)を起倒自在に
    装着し、便座(便蓋)の起倒により便座(便蓋)と一緒
    に回動する便座(便蓋)ヒンジ軸を便座(便蓋)用の緩
    衝装置に連結し、便座(便蓋)用の緩衝装置を、グリス
    のような流体を装填したケーシングと、ケーシング内に
    回転自在に装着されて上記便座(便蓋)ヒンジ軸に連結
    される胴部材と、便座(便蓋)を立てるように回動する
    とき上記ケーシング内で倒れて流体の抵抗を受けず且つ
    便座(便蓋)を倒すように回動するとき上記ケーシング
    内で起立して流体の抵抗を受けるように胴部材の外周に
    回動自在に装着したブレードとにより構成し、胴部材に
    フランジを設けると共にフランジに沿って転動する転動
    ボールをケーシングに設けたばねにて弾発付勢し、便座
    (便蓋)を立てた状態のとき転動ボールが嵌り込むスト
    ッパー用凹溝と、便座(便蓋)が水平に倒れた状態から
    便座(便蓋)が起立する手前までの状態のとき転動ボー
    ルが嵌り込む転動ガイド凹溝とをフランジに設け、転動
    ガイド凹溝のストッパー用凹溝側の端部に緩やかな傾斜
    のスロープ部を設けて成ることを特徴とする便器の便座
    や便蓋の起倒装置。
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