JPH04240640A - 粉体塗布装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、画像記録等において、
帯電した粉体を普通紙等の支持体上に静電塗布するため
の粉体塗布装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、カラー複写機の一つとして、マイ
クロカプセル紙を露光し、これと顕色紙とを重ね合わせ
た後、加圧現像して、顕色紙上に所望の画像を記録する
ものが実用化されているが、このカラー複写機で使用す
る顕色紙は、予め顕色剤の塗布された市販の顕色紙が使
用されていた。しかし、市販の顕色紙を使用するのは汎
用性が悪いため、カラー複写機の使用者が、普通紙等を
利用して容易に顕色紙を作製することができる粉体塗布
装置が、例えば実願昭６３−１７０６６０号の願書に添
付した明細書及び図面にて提案されている。

【０００３】その装置は、帯電した粉体状の顕色剤を担
持するローラなどの担持体を普通紙等の支持体に対し非
接触の状態で対向させ、そこに電界を生じさせて静電気
力により顕色剤を支持体上に塗布する装置である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような粉体塗布装置においては、担持体上の顕色剤を規
制するために、ブレードを担持体上に押し当てているた
め、顕色剤が担持体に強固に付着してしまい、転写領域
において顕色剤が支持体へ飛翔しにくくなり、塗布量が
少なくなるといった問題点があった。又、前記ブレード
をなくすと、担持体に顕色剤が均一に担持されず、多量
に塗布することができても、支持体上に顕色剤の塗布む
らが生じるという問題点があった。

【０００５】また、供給ローラーにブレードを押し当て
、顕色剤の供給過剰を防ぎ、担持体上に均一に顕色剤を
担持させることが提案されているが、一般に供給ローラ
ーはスポンジなどの柔らかい材質でできており、ブレー
ドによる破損がひどい。

【０００６】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、支持体上に顕色剤を多量かつ均
一に塗布できる粉体塗布装置を提供することを目的とし
ている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の粉体塗布装置は、粉体を担持する担持体と
該粉体を担持体に供給する供給ローラと、供給ローラの
、担持体に対して上流側に当接させた目の細かいブラシ
ローラーとを有している。

【０００８】

【作用】供給ローラに当接した目の細かいブラシローラ
ーが供給ローラから担持体に供給する顕色剤の過剰量を
かき落とし、担持体に顕色剤を均一に担持することがで
きる。それにより、均一に支持体に顕色剤を塗布するこ
とができる。

【０００９】

【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。

【００１０】最初に図１乃至図２を参照して本実施例の
粉体塗布装置を備えたカラー画像記録装置Ｍの構成を説
明する。

【００１１】図１に示すように、カラー画像記録装置Ｍ
は、大別して露光装置１と、粉体塗布装置２と、圧力現
像装置３と、熱定着装置４とから構成されている。

【００１２】カラー画像記録装置ＭのケーシングＣの上
部には露光装置１が設けられている。この露光装置１は
、マイクロカプセル紙７を露光するハロゲンランプ８と
、該ハロゲンランプ８の下方に位置し、原稿１０を載置
する原稿台１１とから構成されている。ここでマイクロ
カプセル紙（感光感圧紙）７上に潜像を露光形成する。

【００１３】露光装置１の下方には圧力現像装置３が設
けられている。露光装置１で露光されたマイクロカプセ
ル紙７は、ガイドローラ１２を経て圧力現像装置３内に
供給される。この圧力現像装置３は、重ね合わされた顕
色紙とマイクロカプセル紙７を挟み込んで加圧現像する
一対の加圧ローラ１４から構成されている。

【００１４】一方、カラー画像記録装置Ｍのケーシング
Ｃの中央部分には、粉体塗布装置２が設けられている。 この粉体塗布装置２の右側には、普通紙Ｐを積層収納す
る給紙カセット１８が設けられ、普通紙Ｐは、ガイドロ
ーラ１９により挿入口２９から粉体塗布装置２内に挿入
される。挿入された普通紙Ｐは、粉体状の顕色剤Ｓが静
電塗布されて顕色紙となる。そして取出口２８から排出
された顕色紙は、ガイドローラ１３により搬送された後
、潜像の形成されたマイクロカプセル紙７と重ね合わさ
れて圧力現像装置３内に供給され圧力現像される。

【００１５】圧力現像装置３の下流側には、熱定着装置
４が設けられ、圧力現像された後の顕色紙は、ガイドロ
ーラ１５によりこの熱定着装置４に搬送される。熱定着
装置４は、記録画像の形成された顕色紙上の記録画像を
加熱定着するものである。熱定着装置４により画像が定
着された顕色紙は、更にガイドローラ１６により搬送さ
れカラー画像記録装置Ｍの外部に排出される。

【００１６】尚、マイクロカプセル紙７は給紙ロール５
から供給され各ガイドローラ及び加圧ローラ１４を経て
巻取りロール６に巻取られる。

【００１７】次に、前記粉体塗布装置２について図２を
参照して、詳細に説明する。

【００１８】粉体塗布装置２には、顕色剤担持ローラ２
２と、この顕色剤担持ローラ２２と所定の間隔だけ離れ
て配置された電極ローラ２３と、この電極ローラ２３と
ガイドローラ２５ａ，２５ｂに掛け渡された搬送ベルト
２４とが備えられている。顕色剤担持ローラ２２の一部
は、粒状の顕色剤Ｓを貯蔵する顕色剤ケース２０の内部
に配置されている。そして、この顕色剤担持ローラ２２
は接地され、電極ローラ２３は電源２６に接続されてい
る。それにより両ローラ２２、２３には塗布電界がかけ
られている。

【００１９】また、顕色剤担持ローラ２２の外周には、
顕色剤塗布領域２７の位置より顕色剤担持ローラ２２の
回転方向に対して上流側に、材質が発泡性スポンジで構
成された回転可能な供給ローラ２１が顕色剤担持ローラ
２２に圧接するように設けられている。また顕色剤ケー
ス２０の内部には、顕色剤Ｓが収納されており、顕色剤
Ｓの供給ローラ２１に過剰に載る量を書き落とすために
前記供給ローラ２１の外周には、顕色剤塗布領域２７の
位置より供給ローラ２１の回転方向に対して上流側に、
目の細かいブラシローラー３０が設けられている。この
供給ローラ２１とブラシローラー３０の当接の程度に応
じて顕色剤Ｓの供給ローラ２１に過剰に載る量をかき落
とすことができる。また、ブラシローラー３０の外周に
は、顕色剤Ｓがブラシに目詰まりするのを防止するため
に板状のクリーニング部材５０が設けられている。

【００２０】また、顕色剤ケース２０内には、アジテー
タ３１が回転可能に支持されている。このアジテータ３
１は、回転軸と、この回転軸の周面より突出する板状の
羽とから構成される。そして、アジテータ３１は図示し
ない駆動装置にて回転されることにより顕色剤ケース２
０内の顕色剤Ｓが攪拌される。尚、羽は平板状のもので
もよいし櫛歯状のものでもよい。また、本数も何本でも
かまわない。

【００２１】次に上記カラー画像記録装置Ｍの動作を説
明する。

【００２２】原稿台１１に原稿１０を載置した後、使用
者は図示しないスタートスイッチを押下することにより
画像記録を開始する。すると、ハロゲンランプ８が点灯
し、給紙ロール５と巻き取りロール６間を走行するマイ
クロカプセル紙（感光感圧紙）７上の一部に原稿１０の
潜像を露光形成する。露光装置１で露光されたマイクロ
カプセル紙７は、圧力現像装置３内に供給される。

【００２３】一方、粉体塗布装置において、前記スター
トスイッチを押下することによりアジテータ３１が回転
して顕色剤Ｓが攪拌され、供給ローラ２１へいたる。そ
して、ブラシローラー３０により顕色剤担持ローラ２２
に供給される顕色剤Ｓの過剰量がかき落とされ、適量が
顕色剤担持ローラ２２にいたる。また、ブラシローラー
３０に詰まった顕色剤Ｓはクリーニング部材５０により
落とされる。そして、この顕色剤担持ローラ２２上に付
着し塗布領域２７に搬送される。この時、前記顕色剤Ｓ
は前記顕色剤担持ローラー２２や供給ローラ２１との接
触により帯電させられている。

【００２４】一方、普通紙Ｐは、ガイドローラ１９によ
り挿入口２９から粉体塗布装置２内に挿入される。挿入
された普通紙Ｐは搬送ベルト２４によって塗布領域２７
まで搬送される。ここで帯電した顕色剤Ｓの極性に適し
た電界が電源２６によって電極ローラ２３へ加えられる
ことにより、静電力によって帯電した顕色剤Ｓが顕色剤
担持ローラ２２から普通紙Ｐへと飛翔し、静電塗布され
て顕色紙となる。そして取出口２８から排出された顕色
紙は、ガイドローラ１３により搬送された後、露光され
たマイクロカプセル紙７と重ね合わされて圧力現像装置
３内に供給される。圧力現像装置３に供給されたマイク
ロカプセル紙７と顕色紙は一対の加圧ローラ１４に挟み
込まれて圧力現像され、カラー画像が顕色紙上に記録さ
れる。圧力現像装置３によって圧力現像された後の顕色
紙は、ガイドローラ１５により熱定着装置４に搬送され
る。顕色紙は熱定着装置４によって加熱され、顕色紙上
の記録画像が定着される。画像の定着した顕色紙は、更
にガイドローラ１６により搬送されカラー画像記録装置
Ｍの外部に排出される。

【００２５】本発明は、以上詳述した実施例に限定され
ることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を
加えることができる。

【００２６】例えば、顕色剤Ｓを普通紙Ｐ上に塗布する
のではなく、潜像の形成されたマイクロカプセル紙７上
に塗布するようにしてもよい。

【００２７】

【発明の効果】以上詳述したことから明らかなように、
本発明によれば、ブラシローラーを供給ローラに当接し
たことにより供給ローラから担持体に供給する顕色剤の
量を調整でき担持体に顕色剤を均一に担持することがで
きる。それにより、均一に支持体に顕色剤を塗布するこ
とができ、かつ、供給ローラーの破損を微小にとどめる
ことが出来る。つまり、非常に安価な構成で支持体上に
顕色剤を多量かつ安定に塗布できる粉体塗布装置を提供
することができるという産業上著しい効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】粉体塗布装置を適用したカラー画像記録装置の
概略構成図である。

【図２】粉体塗布装置の構成図である。

【符号の説明】

２　　粉体塗布装置 ２１　　供給ローラ ２２　　顕色剤担持ローラ（担持体） ３０　　ブラシローラー Ｓ　　顕色剤（粉体） Ｐ　　普通紙（支持体）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　帯電した粉体を支持体上に飛翔させて
   静電塗布するようにした粉体塗布装置において、粉体を
   担持する担持体と、該粉体を担持体に供給する供給ロー
   ラと、前記供給ローラの、担持体に対して上流側に当接
   させた目の細かいブラシローラーとを備えたことを特徴
   とする粉体塗布装置。
2. 【請求項２】　　前記目の細かいブラシローラーの粉体
   による目詰まりを防止するクリーニング部材を備えたこ
   とを特徴とする請求項１に記載の粉体塗布装置。