JPH04240312A - 石油気化式暖房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、石油気化式暖房装置に
関する。

【０００２】

【従来の技術】油タンクからポンプで石油を気化器に供
給し、気化した石油を先端のノズルから燃焼管に送り込
み、燃焼管の炎孔から吹き出して燃焼させるようにした
石油気化式暖房装置が従来より多数提供されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の石
油気化式暖房装置においては、燃焼運転停止時、即ち消
火時に燃焼管内に残留した未燃ガスが、消火後、室内に
流出するため、室内に臭気か漂う問題があった。

【０００４】そこで、本発明は上記従来技術の欠点を解
消し、燃焼運転停止時に未燃ガスの室内への流出を低減
し、臭気の発生が少ない石油気化式暖房装置の提供を目
的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明の石油気化式暖房装置は、油タンクからポンプ
で石油を気化器に供給し、気化した石油を先端のノズル
から燃焼管に送り込み、燃焼管の炎孔から吹き出して燃
焼させるようにした石油気化式暖房装置であって、前記
気化器から油タンクに配管される第一のリターン管を設
けると共に、前記燃焼管からも油タンク側ヘ配管される
第二のリターン管を設け、且つ前記第一のリターン管の
途中に前記第二のリターン管が接続される負圧形成室を
設け、燃焼運転停止時に、引き続いて一定時間前記ポン
プを駆動することにより石油を前記第一のリターン管に
循環させ、これにより前記負圧形成室に負圧を形成して
前記燃焼管内の残留未燃ガスを吸引して油タンク内に導
くよう構成したことを特徴としている。

【０００６】

【作用】燃焼運転中は気化器で気化された石油がノズル
から燃焼管に送り込まれて燃焼に供される。燃焼運転が
停止されると、その時点でノズルが閉止され、気化器の
ヒータがオフされる。と同時に第一のリターン管が開放
され、またポンプは引き続き一定時間駆動される。よっ
て油タンクから石油が引き続き供給され、気化器を通っ
て開放された第一のリターン管に入り、さらに負圧形成
室を通って該負圧形成室に負圧を形成しながら油タンク
に戻る。燃焼運転の停止によって燃焼管内に残された未
燃ガスは、前記負圧にされた負圧形成室に第二のリター
ン管を通って吸引され、さらに油タンク内に導かれる。 ガスが油タンク内に入って液化するとさらに負圧が増す
。この様にして、燃焼管内の残留未燃ガスが室内に漏れ
出るのが防止され、臭いの発生が抑制される。

【０００７】

【実施例】図１は本発明に係る石油気化式暖房装置の断
面構成図、図２は要部の詳細断面図である。

【０００８】油タンク１には定流ポンプ２が設けられ、
石油を気化器３に送る。気化器３は燃焼運転時には供給
されてきた石油を気化し、先端のノズル４から燃焼管５
内に送り込む。また燃焼運転停止時、即ち消火時には気
化器３のヒータがオフされる。気化器３のノズル４の後
方に第一のリターン管６が設けられ、前記油タンク１ま
で配管されている。ノズル４内の先端付近と後端付近に
はそれぞれ図示しない弁体が設けられ、ソレノイド７に
よって、燃焼運転時にはノズル４を開放すると共に第一
のリターン管６を閉止し、燃焼運転停止時（消火時）に
はノズル４を閉止すると共に第一のリターン管６を開放
する。一方、第二のリターン管７が前記燃焼管５管に設
けられ、油タンク１側へ配管されている。

【０００９】前記第一のリターン管６は油タンク１内で
ベンチュリー管からなる負圧形成室９を設けており、第
一のリターン管６内を戻されてくる油（初期には気体も
混じる）はこの負圧形成室９を通って、該負圧形成室９
を負圧にしながら、油タンク１内に流出する。一方前記
第二のリターン管８は負圧形成室９の側部に接続され、
開口する。従って、第一のリターン管６内を油等が流れ
ている間は負圧形成室９が負圧にされ、第二のリターン
管８を通じて前記燃焼管５内が吸引される。

【００１０】１０はコントローラで、該コントローラ２
０により装置各部が制御される。即ち、燃焼運転開始に
際しては、気化器３のヒータをオンし、ポンプ２をオン
し、ノズル４を開放し、第一のリターン管６を閉止し、
点火器１１をオンする。また燃焼運転停止（消火）に際
しては、ノズル４を閉止し、第一のリターン管６を開放
し、気化器３のヒータをオフする。そして、本発明では
燃焼運転停止後も前記ポンプ２を一定時間（例えば数分
間）だけ引き続き駆動するようにしている。

【００１１】１２は燃焼筒で、内筒１２ａと外筒１２ｂ
とガラス筒１２ｃとを有する。前記燃焼管５上部の炎孔
５ａは前記内筒１２ａと外筒１２ｂとの間に構成される
燃焼室１３に対して開孔されている。１４はバーナケー
スで、１５は反射板である。

【００１２】以上の構成において、燃焼運転停止時、コ
ントローラ１０により、ノズル４が閉止され、第一のリ
ターン管６が開放され、気化器３のヒータがオフされ、
且つポンプ２が一定時間引き続き駆動されると、油タン
ク１からの石油が第一のリターン管６に循環し、これに
より負圧形成室９が負圧にされ、燃焼管５内の残留未燃
ガスが第二のリターン管８を通って負圧形成室９に吸引
され、油タンク１に導かれる。残留未燃ガスが油タンク
１内に戻されると、ガスの液化凝縮によりさらに負圧が
生じる。

【００１３】

【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請
求項１に記載の風呂釜装置によれば、燃焼運転停止時に
、燃焼管内に残留する未燃ガスを吸引して油タンクに戻
すことができるので、消火時に燃焼管より室内に流出す
る未燃ガスを低減することができ、臭いの発生を大幅に
低減することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る石油気化式暖房装置の断面構成図
である。

【図２】要部の詳細断面図である。

【符号の説明】

１　　油タンク ２　　ポンプ ３　　気化器 ４　　ノズル ５　　燃焼器 ６　　第一のリターン管 ８　　第二のリターン管 ９　　負圧形成室

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　油タンクからポンプで石油を気化器に
   供給し、気化した石油を先端のノズルから燃焼管に送り
   込み、燃焼管の炎孔から吹き出して燃焼させるようにし
   た石油気化式暖房装置であって、前記気化器から油タン
   クに配管される第一のリターン管を設けると共に、前記
   燃焼管からも油タンク側ヘ配管される第二のリターン管
   を設け、且つ前記第一のリターン管の途中に前記第二の
   リターン管が接続される負圧形成室を設け、燃焼運転停
   止時に、引き続いて一定時間前記ポンプを駆動すること
   により石油を前記第一のリターン管に循環させ、これに
   より前記負圧形成室に負圧を形成して前記燃焼管内の残
   留未燃ガスを吸引して油タンク内に導くよう構成したこ
   とを特徴とする石油気化式暖房装置。