JPH04238293A - 原子炉格納容器減圧装置 - Google Patents

原子炉格納容器減圧装置

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JPH04238293A
JPH04238293A JP3005928A JP592891A JPH04238293A JP H04238293 A JPH04238293 A JP H04238293A JP 3005928 A JP3005928 A JP 3005928A JP 592891 A JP592891 A JP 592891A JP H04238293 A JPH04238293 A JP H04238293A
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岡室 辰夫
Minoru Okura
大倉 稔
Akio Tsuji
辻 昭夫
Hitoshi Tate
楯 等
Hidetoshi Karasawa
唐澤 英年
Kenichi Kawabe
健一 川辺
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子炉格納容器減圧装置
に係わり、特に、原子炉格納容器内の圧力が設計値を越
えるような事象が生じたときに作動して原子炉格納容器
を減圧する原子炉格納容器減圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の原子炉格納容器減圧装置は、例え
ば特開昭63−253295号公報に記載のように、少
なくとも1本のベントラインに湿式洗浄器および放射性
物質吸着フィルタ装置を設置した構成となっており、湿
式洗浄器は原子炉格納容器から放出されるガスに同伴さ
れる放射性物質やゴミの除染を行い、フィルタ装置は湿
式洗浄器で除去できなかったさらに細かい粒子状放射性
物質の除染を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の原子炉格納容器減圧装置には湿式洗浄器およびフィ
ルタ装置それぞれに以下に述べる問題点がある。
【0004】まず、湿式洗浄器には次のような問題点が
ある。第1に、湿式洗浄器のプール水で捕獲した放射性
物質による発熱によってプール水が蒸発し、プール水量
の減少により捕獲した水溶性放射性物質の濃度が増大し
、当該放射性物質が再蒸発する可能性がある。この放射
性物質の再蒸発は後段のフィルタ装置の負担を増大させ
る。
【0005】第2に、プール水で除染されるガスによっ
てプール水内の流れが乱され、プール水位の異常上昇や
プール水液面の乱れによりプール水液面上での液滴粒子
の飛散量が増大し、プールエントレイメント量(ガスの
液滴同伴量)が大となり、後段のフィルタ装置に水を進
入させてしまう可能性がある。これにより、フィルタ部
の圧力損失増大、フィルタ除染効率の低下を招く。
【0006】したがって、いずれの場合も、結果として
フィルタ装置に捕捉されずに排出ガスと共に周囲環境に
放出される放射性物質量を増大させる恐れがあるという
問題がある。
【0007】次に、フィルタ装置については、原子炉格
納容器から放出されるガスの流量が減少してきた時に、
排出ガスによる冷却効果が減少するため、フィルタで捕
獲された放射性物質による発熱によりフィルタが溶融す
る可能性がある。これにより、フィルタに付着した放射
性物質が再浮遊し、排出ガスと共に周囲環境へ放出され
るという問題がある。
【0008】したがって、本発明は、周囲環境への放射
性物質の放出量を低減する原子炉格納容器減圧装置を提
供することを共通の目的とし、特に、原子炉格納容器減
圧装置において湿式洗浄器のプール水からの放射性物質
の再蒸発によるプール水量の減少を防止することを第1
の目的とし、湿式洗浄器のプール水位の上昇およびプー
ルエントレイメント量を抑制することを第2の目的とし
、フィルタ装置で捕獲した放射性物質の再浮遊を防止す
ることを第3の目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明は、湿式洗浄器にその中のプール水位を
所定範囲に維持する手段を設けたものである。この手段
は、好ましくはプール水冷却手段である。
【0010】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明は、湿式洗浄器にその中のプール水を循環させる水
循環路を形成する手段を設けたものである。この手段は
、好ましくは、水循環路の一部に冷却手段を備えている
【0011】また、上記第3の目的を達成するため、本
発明は、放射性物質吸着フィルタ装置を洗浄する手段を
設けたものである。
【0012】
【作用】本発明の湿式洗浄器によれば、湿式洗浄器の中
のプール水位を所定範囲に維持することにより湿式洗浄
器プール水量の減少が防止されるので、プール水で捕獲
した水溶性放射性物質の濃度の増大が防止され、放射性
物質の再蒸発を防止できる。また、プール水位が常に規
定位置にあるため、本減圧装置の作動直後から作動終了
時まで常に良好な放射性物質除去機能を発揮し、後段に
設置されるフィルタ装置の放射性物質除去性能要求の低
減を可能にする。
【0013】また、本発明の湿式洗浄器によれば、湿式
洗浄器の中のプール水を循環させる水循環路を形成する
ことにより、プール水内の流れが安定し、上昇流と下降
流の干渉がなくなる。その結果、プール水位の異常上昇
およびプール水液面の乱れが抑制され、プール水液面上
での液滴粒子の飛散量が減少し、プールエントレイメン
ト量を少なくすることができる。また、水循環路の一部
に冷却手段を設けることにより、プール水の循環がさら
に効率良く行われる。
【0014】以上により、後段に設置されるフィルタ装
置の負担を軽減し、周囲環境に放出される放射性物質量
が大幅に低減する。また、プール水量の減少が防止され
ること、およびプール水内の流れを安定化できることか
ら湿式洗浄器をコンパクトにすることができる。
【0015】また、本発明のフィルタ装置によれば、放
射性物質吸着フィルタ装置を洗浄することにより、フィ
ルタで捕獲した放射性物質の再浮遊を防止することがで
きる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明する
。まず、本発明の第1の実施例による原子炉格納容器減
圧装置の概要を図1により説明する。図1において、1
は原子炉格納容器であり、原子炉格納容器1内には圧力
容器2が収納されている。また原子炉格納容器1はウエ
ットウエルを形成する圧力抑制室3とドライウエル4と
に区分され、圧力抑制室3には圧力抑制プール5が設け
られ、ドライウエル4と圧力抑制プール5とは複数のベ
ント管6で連通している。
【0017】本実施例の減圧装置は複数のベントライン
7〜10を有し、原子炉格納容器1内の圧力が設計値を
超過するような事象が生じた場合、原子炉格納容器1の
破損を防止するために、ベントライン7〜10のいづれ
か1本のベントラインまたは複数のベントラインから原
子炉格納容器1内のガスを放出し、原子炉格納容器1を
減圧させる。ベントライン7〜10には隔離弁11〜1
4が設置され、この隔離弁11〜14を開くことにより
対応するベントラインからガスが放出される。また、ベ
ントライン7〜10のうちベントライン8,9には湿式
洗浄器15、フィルタ装置16、オリフィス17および
弁18が設置され、放出ガスに同伴される放射性物質に
よる周囲環境汚染が著しいと考えられる場合は、ベント
ライン8および/または9を使用し、原子炉格納容器1
内のガスを湿式洗浄器15およびフィルタ装置16を通
して排気塔19より周囲環境へ放出する。
【0018】以上のように構成した原子炉格納容器減圧
装置において、湿式洗浄器15はその中のプール水位を
所定範囲に維持する手段としてプール水冷却手段を有し
、かつプール水で除染されるガスのプールエントレイメ
ント量(ガスの液滴同伴量)を少なくするためのプール
水循環手段を備えている。このような構成の湿式洗浄器
15とフィルタ装置16との組み合わせにより、放射性
物質の周囲環境への放出量が大幅に低減される。以下、
プール水冷却手段およびプール水循環手段の具体的構成
を説明する。
【0019】まず、図2により湿式洗浄器15のプール
水冷却手段を説明する。図2において、15aは湿式洗
浄15の容器であり、容器15a内には後述するごとく
洗浄用のプール水が所定水位まで満たされ、このプール
水の中に原子炉格納容器1からのガスが放出される。本
実施例の湿式洗浄器15はプール水冷却手段として冷却
水20を満たした開放容器21を有し、この開放容器2
1内に容器15aを配置し、水漬けにすることにより容
器15a内のプール水を冷却している。
【0020】このように洗浄器プール水を冷却すること
により、プール水の蒸発が防止され、プール水を所定水
位に維持することができ、これにより、プール水量の減
少に伴うプール水で捕獲した水溶性放射性物質の濃度の
増大が防止され、放射性物質の再蒸発を防止できる。ま
た、プール水位が常に規定位置にあるため、本減圧装置
の作動直後から作動終了時まで常に良好な放射性物質除
去機能を発揮し、後段に設置されるフィルタ装置16の
放射性物質除去性能要求の低減が可能となる。さらに、
プール水量の減少が防止されることから湿式洗浄器15
のコンパクト化が可能である。
【0021】図3〜図6に湿式洗浄器のプール水冷却手
段の他の実施例を示す。図3はプール水冷却手段として
洗浄器容器15aの周囲にスプレイリング22を配置し
た湿式洗浄器15Aの実施例であり、スプレイリング2
2に冷却水23を供給することにより容器15aの外表
面に冷却水がスプレイされ、プール水が冷却される。図
4は密閉容器24内に洗浄器容器15aを設置した湿式
洗浄器15Bの実施例であり、密封容器24に冷却水2
5を供給することによって容器15aの外表面が強制冷
却される。図5は洗浄器容器15a内に熱交換器26を
設けた湿式洗浄器15Cの実施例であり、熱交換器26
に冷却水27を通すことによりプール水が直接に冷却さ
れる。図6は図5の熱交換器26に代えヒートパイプ2
8を配置した湿式洗浄器15Dの実施例であり、図5の
実施例と同様にプール水が直接冷却される。湿式洗浄器
のプール水冷却手段としてこれらいずれの構造を採用し
ても上記と同様の効果が得られる。
【0022】なお、以上の実施例では、プール水位を維
持する手段としてプール水冷却手段を設けた場合につい
て説明したが、プール水位を検出し、この水位が所定範
囲以下になるとプール水を補強するなど他の手段によっ
てもよい。
【0023】次に、図7により湿式洗浄器15のプール
水循環手段を説明する。図7において、湿式洗浄器15
の容器15a内には所定水位にプール水15bが満され
ており、プール水15b中には図1に示すベントライン
8,9に連なるベント管29が挿入され、ベント管29
の下端に設けられたノズル30より原子炉格納容器1か
らのガスが放出される。容器15a内には、また、この
ベント管29およびノズル30を取り囲むように円筒板
31が設置され、容器15a内に円筒板31の内側の中
央流路31aと、円筒板31の外側、すなわち容器15
aと円筒板31との間の環状流路31bとからなるプー
ル水循環路を形成している。
【0024】ノズル30から放出されるガスは中央流路
31aで細かい気泡あるいはスラッグ状(大きな気体の
かたまり)となり、回りのプール水を押し上げる。この
気泡あるいはスラッグがプール水面に達するとガスは上
部へ放出される。一方、押し上げられたプール水は容器
15aと円筒板31との間の環状流路31bを通って容
器15aの下部に送られる。このようにプール水循環路
が形成されることにより上昇流と下降流の干渉がなくな
り、ガス放出時のプール水位の異常上昇やプール水液面
の乱れが抑制され、その結果、プール水液面上での液滴
粒子の飛散量が減少し、プールエントレイメント量を少
なくすることができる。また、プール水内の流れを安定
化できるので、この点からも湿式洗浄器15のコンパク
ト化が可能である。さらに、このような流路31a,3
1bでの水循環は気液の密度差による自然循環であり、
動力を必要としない利点がある。
【0025】図8〜図11に湿式洗浄器のプール水循環
手段の他の実施例を示す。図8は図7の円筒板31の代
りに軸方向に分割した複数の円筒板32を用いた湿式洗
浄器15Eの実施例である。図7の円筒板31では、プ
ール水位が円筒板31の上端より低くなったとき、プー
ル水の循環が不可能となり、中央流路31aにおける気
液二相部の流れが不安定になる。分割円筒板32を用い
る本実施例では、プール水位が低くなったときにおいて
も水循環を確保できるので、そのような不具合を解消で
きる。図9は円筒板で仕切る代わりに容器15aの外部
に水循環路33を設けた湿式洗浄器15Fの実施例であ
る。水循環路33は電熱性の良い管を用い、好適には管
の外側にフィン33aを設置し、循環水を冷却するよう
する。このように循環水を冷却することにより熱サイフ
ォンの効果が加わり、プール水の循環をさらに確実に行
うことができる。
【0026】図10は水循環路を形成する手段として比
較的小さな円筒板35を用い、その円筒板35を例えば
周方向4箇所に設置した湿式洗浄器15Gの実施例であ
る。ベント管29は円筒板35の間に放射状にのびた枝
管にノズル34が設けられている。図11は円筒板36
を容器と同心円状に複数個設置して水循環路とガス放出
路を分離した湿式洗浄器15Hの実施例である。これら
の実施例は、ガスが半径方向にまんべんなく分布するた
め、後置されるフィルタ装置16に等分布でガスを供給
することができる。
【0027】本発明の他の実施例を図12により説明す
る。本実施例はフィルタ装置のフィルタを洗浄する手段
を設けたものである。図中図1に示す部材と同等の部材
には同じ符号を付している。
【0028】図12において、本実施例の減圧装置は、
図1に示す設備に貯水タンク37、送水ライン38、原
子炉格納容器1への戻りライン39、減圧ライン40お
よび各種の弁41〜44を追設した構成となっている。
【0029】本実施例の操作方法について以下に説明す
る。例えば、今、ベントライン8から原子炉格納容器1
内のガスを放出していると、まず、ベントライン切換え
のため隔離弁12を閉、隔離弁11を開とする。次に、
弁42を閉とし、送水ライン38および戻りライン39
に設置されている弁41および43を開とする。これに
より、貯水タンク37の水は送水ライン38→フィルタ
装置16→湿式洗浄器15→戻りライン39を通って原
子炉格納容器1へ送られる。このとき送水された水は、
フィルタ装置16のフィルタ16aおよび湿式洗浄器1
5を逆洗し、フィルタ16aおよび湿式洗浄器内プール
水15bで捕獲した放射性物質を原子炉格納容器1へ戻
す役割をしている。ここで、貯水タンク37からの送水
は重力式または畜圧式としている。
【0030】本実施例によれば、放射性物質を吸着した
フィルタ装置16のフィルタ16aを洗浄することによ
り、フィルタで捕獲した放射性物質の再浮遊を防止する
ことができる。
【0031】なお、本実施例装置により十分洗浄が行わ
れた後は、フィルタ16aが水漬け状態となるように弁
41および43を閉とする。これにより本実施例の逆洗
による洗浄手段で除染できなかった残存放射性物質を冷
却することができる。また、フィルタ16aを水漬け状
態にした後、残存放射性物質による発熱で蒸気が発生し
、フィルタ装置16の容器内の圧力が上昇する場合には
、弁44を開とすることによりフィルタ容器を減圧する
ことができる。
【0032】図13は図12の実施例の変形を示すもの
で、フィルタ装置と湿式洗浄器が一体となった除染装置
に対して本発明の洗浄手段を適用したものである。すな
わち、湿式洗浄器兼フィルタ装置39内には湿式洗浄器
としてのプール水39aが満たされていると共に、フィ
ルタ39bが一体に組み込まれている。そして、この湿
式洗浄器兼フィルタ装置39に対して図12の実施例と
同様の貯水タンク37、送水ライン38、原子炉格納容
器1への戻りライン39、減圧ライン40および各種の
弁41〜44が追設されている。本実施例によっても図
12の実施例と同様の効果が得られる。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載されるような効果を生じる。
【0034】(1)原子炉格納容器減圧装置の作動中、
湿式洗浄器に捕獲された放射性物質の再蒸発を防止する
ことができる。また、プール水量が減少しないので常に
良好な放射性物質除去機能を発揮する。
【0035】(2)原子炉格納容器減圧装置の作動中、
湿式洗浄器内プール水位の異常上昇やプール水液面の乱
れを抑制し、プール水液面上での液滴粒子の飛散量を少
なくするので、プールエントレイメント量を少なくする
ことができる。また、水循環路の一部を冷却し、プール
水の循環の効率的な実施が可能となる。
【0036】(3)上記(1)および(2)により、後
段に設置されるフィルタ装置の負担を軽減できる。また
、プール水量の減少と洗浄器容器内プール水の流れの安
定化により湿式洗浄器のコンパクト化が可能である。
【0037】(4)フィルタに付着した放射性物質を洗
浄できるので、放射性物質がフィルタから再蒸発するの
を防止することができる。
【0038】(5)以上の(1)〜(4)により、周囲
環境に放出される放射性物質量が大幅に低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による原子炉格納容器減圧装
置の概略図である。
【図2】図1に示す湿式洗浄器のプール水冷却手段の一
実施例(容器水漬け方式)を示す図である。
【図3】湿式洗浄器のプール水冷却手段の他の実施例(
容器スプレイ方式)を示す図である。
【図4】湿式洗浄器のプール水冷却手段のさらに他の実
施例(容器外表面強制冷却方式)を示す図である。
【図5】湿式洗浄器のプール水冷却手段のさらに他の実
施例(容器内熱交換器設置方式)を示す図である。
【図6】湿式洗浄器のプール水冷却手段のさらに他の実
施例(容器内ヒートパイプ設置方式)を示す図である。
【図7】図1に示す湿式洗浄器のプール水循環手段の一
実施例(円筒板設置方式)を示す図である。
【図8】湿式洗浄器のプール水循環手段の他の実施例(
分割円筒板設置方式)を示す図である。
【図9】湿式洗浄器のプール水循環手段のさらに他の実
施例(外部水循環路設置方式)を示す図である。
【図10】湿式洗浄器のプール水循環手段のさらに他の
実施例(円周状複数円筒板設置方式)を示す図である。
【図11】湿式洗浄器のプール水循環手段のさらに他の
実施例(同心状複数円筒板設置方式)を示す図である。
【図12】本発明の他の実施例による原子炉格納容器減
圧装置の概略図である。
【図13】本発明のさらに他の実施例による原子炉格納
容器減圧装置の概略図である。
【符号の説明】
1  原子炉格納容器 7〜10  ベントライン 15(15A〜15H)  湿式洗浄器15a  洗浄
器容器 15b  プール水 16  フィルタ装置 21  開放容器(プール水位維持手段:プール水冷却
手段) 22  スプレイリング(プール水位維持手段:プール
水冷却手段) 24  密閉容器(プール水位維持手段:プール水冷却
手段) 25  熱交換器(プール水位維持手段:プール水冷却
手段) 28  ヒートパイプ(プール水位維持手段:プール水
冷却手段) 31  円筒板(プール水循環手段) 32  分割円筒板(プール水循環手段)33  外部
水循環路(プール水循環手段)33a  フィン(冷却
手段) 35  円筒板(プール水循環手段) 36  円筒板(プール水循環手段) 37  貯水タンク(洗浄手段) 38  送水ライン(洗浄手段) 39  戻りライン(洗浄手段)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  原子炉格納容器内の圧力が設計値を越
    えるような事象が生じたときに作動して原子炉格納容器
    を減圧する原子炉格納容器減圧装置において、少なくと
    も1本のベントラインと、このベントラインに設置され
    た湿式洗浄器および放射性物質吸着フィルタ装置とを備
    え、前記湿式洗浄器にその中のプール水位を所定範囲に
    維持する手段を設けたことを特徴とする原子炉格納容器
    減圧装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の原子炉格納容器減圧装
    置において、前記湿式洗浄器のプール水位を所定範囲に
    維持する手段がプール水冷却手段であることを特徴とす
    る原子炉格納容器減圧装置。
  3. 【請求項3】  原子炉格納容器内の圧力が設計値を越
    えるような事象が生じたときに作動して原子炉格納容器
    を減圧する原子炉格納容器減圧装置において、少なくと
    も1本のベントラインと、このベントラインに設置され
    た湿式洗浄器および放射性物質吸着フィルタ装置とを備
    え、前記湿式洗浄器にその中のプール水を循環させる水
    循環路を形成する手段を設けたことを特徴とする原子炉
    格納容器減圧装置。
  4. 【請求項4】  請求項3記載の原子炉格納容器減圧装
    置において、前記水循環路を形成する手段は、前記水循
    環路の一部に冷却手段を有することを特徴とする原子炉
    格納容器減圧装置。
  5. 【請求項5】  原子炉格納容器内の圧力が設計値を越
    えるような事象が生じたときに作動して原子炉格納容器
    を減圧する原子炉格納容器減圧装置において、少なくと
    も1本のベントラインと、このベントラインに設置され
    た湿式洗浄器および放射性物質吸着フィルタ装置と、前
    記放射性物質吸着フィルタ装置を洗浄する手段とを備え
    ることを特徴とする原子炉格納容器減圧装置。
  6. 【請求項6】  原子炉格納容器内の圧力が設計値を越
    えるような事象が生じたときに作動して原子炉格納容器
    を減圧する原子炉格納容器減圧装置用の湿式洗浄器にお
    いて、洗浄容器内のプール水位を所定範囲に維持する手
    段を設けたことを特徴とする湿式洗浄器。
  7. 【請求項7】  請求項6記載の湿式洗浄器において、
    前記洗浄容器内のプール水位を所定範囲に維持する手段
    がプール水冷却手段であることを特徴とする湿式洗浄器
  8. 【請求項8】  原子炉格納容器内の圧力が設計値を越
    えるような事象が生じたときに作動して原子炉格納容器
    を減圧する原子炉格納容器減圧装置用の湿式洗浄器にお
    いて、洗浄容器内のプール水を循環させる水循環路を形
    成する手段を設けたことを特徴とする湿式洗浄器。
  9. 【請求項9】  請求項8記載の湿式洗浄器において、
    前記水循環路を形成する手段が前記水循環路の一部に冷
    却手段を有することを特徴とする湿式洗浄器。
  10. 【請求項10】  原子炉格納容器内の圧力が設計値を
    越えるような事象が生じたときに作動して原子炉格納容
    器を減圧する原子炉格納容器減圧装置用の放射性物質吸
    着フィルタ装置において、放射性物質吸着フィルタを洗
    浄する手段を設けたことを特徴とする放射性物質吸着フ
    ィルタ装置。
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