JPH042368A - 電磁場森林浴装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、リラックスして精神的安らぎ・気分転換およ
び身体の活性化を計ることによって、精神的な疲れ（ス
トレス）と身体的な疲れ（ストレス）を同時に解放する
ために利用する電磁場森林浴装置に関するものである。

更に本発明は動物・植物の精神的安定・健康促進・成育
促進のために利用する設備に関するものである。

［発明の背景、従来の技術］ 精神的な疲れ（精神的ストレス）や身体的な疲れ（身体
的ストレス）を解放する目的で利用されている従来の設
備や用具には、身体の疲れについてはマツサージ器具や
固定磁石を利用したマツトレス・バンド又はホームサウ
ナや局所的電気的パルス刺激用具などかあり、精神的疲
れに対しては香りや小鳥のさえずり、小川のせせらぎな
どの自然環境音或いは音楽、ビデオなどがある。これは
殆どが個々に利用されるか、香りと音楽とビデオ映像と
マツサージ機のような組合せによる利用であるが、精神
的疲れや身体的波れについて、いずれも部分的な効果し
か生まない。これらの設備や器具の背景には、ストレス
が全身的な症状であり、精神的ストレスや身体的ストレ
スは両者絡みあったものであって、両者を同時に解放す
べき事態であるという医学的な見方が欠落している。

精神的な疲れや身体的な疲れといってもどれが精神的で
どれが身体的であるかは明確に区別する境界はなく、精
神的な原因によって生じる疲れ（ストレス）は必ず身体
的症状を伴い、又身体的な原因によって生じる疲れ（ス
トレス）は必ず精神的ストレスとなって症状を呈する。

従って疲れ（ストレス）は必ず全身体的なものであるか
ら、従来の設備や用具のように部分対応の効果によって
はストレス対応は満足であるとはいえない。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明の課題はこれらの点を考慮し、疲れ（ストレス）
を全身体的な問題と位置付けし、精神的身体的疲れ（ス
トレス）は全身体的な方法によって同時に解放すること
によって解決される問題であると考えることにより、精
神的及び身体的疲れを同時に解放する効果を持つ装置を
提供することにある。

［課題を解決するための手段〕 本発明の手段は人体が入る空間の周囲に高周波高電圧変
圧器の２次側を電源とするコイルを囲繞し、前記空間を
高周波高圧電磁場とすることにある。

［実　施　例Ｊ 第１図及び第２図について説明すると、１はトランスで
、トランス１は高周波高電圧変圧器であり、２次側に高
周波高電圧を発生させる。

２次側を無負荷状態で差動すると２次側の出力端子から
スパーク放電エネルギーが放出されるが、コイル２を支
える柱３ａ〜３ｄによって利用者の身体の周囲に張りめ
ぐらしたコイル２をトランス１の２次側に負荷すると、
コイル２によって、椅子５に座した利用者６の身体全体
を取り巻く周囲空間に電磁場（電圧と磁場）空間を誘起
する。

この電磁場空間は、高周波特性をもつ高電場・磁場空間
であり、利用者の全身をこの空間で包むことになり、全
身くまなく電気磁気的刺激を与えることができる。７の
タイヤ−スイッチによって、電磁場発生時間の長さ（利
用時間の長さ）を調整する。

４は香り発生器を示し、桧、ラベンダー、レモンなどの
香りを発生するもので、これを併用すると利用者の脳幹
が直接刺激を受け、精神的安らぎや気分爽快感などが得
られるので、精神的安らぎ、身体的疲れ（ストレス）か
らの解放が同時になされる。この他に、効果を補助する
ために、音楽や空調、照明の利用と身体を取り巻く周囲
空間の雰囲気作りをすれば、精神的安らぎ・気分転換・
身体的疲れからの解放は一層気持ち良く時間的にも早く
効果か現れるものである。尚第２図は高周波高電圧変圧
器の内部配線図で、３１は一次側、５２は二次側の出力
を示し、Ｒは抵抗、Ｇはギャブ、Ｌ、　、　　Ｌ、はコ
イル、Ｃ３はコンデンサーである。

次に第３図の具体例はホックス型の部屋に本発明の装置
を施したものである。コイル＆ｌ？１０８は部屋１０１
の周囲の壁面の外壁と内壁の間のコイル支柱１０５にコ
イル固定部品１０９によって、部屋内部の利用者の周囲
に電磁場空間か生じるようにコイル状に取り付けられて
いる。

これは、同等の効果が出せるプリント基板の利用も考え
られる。部屋の内部には椅子１０７が置かれ、天井には
照明１１トオーディオ用のスピーカー１１２・空調装置
１１５が取り付けられ、その上に天井ぶた１０６がある
。床面１１４の下に高周波高電圧変圧器１１３の２次側
出力線を引き込み壁面のコイル線に電圧を加えている。

ドア１０２はドア取手１０３て開閉するが、ドアを閉じ
るとドア接触端子１１０が壁面のコイル端子と接触して
、コイル回路を形成する。部屋の内部にトランス・照明
・オーディオ・空調装置の各スイッチとタイマースイッ
チ、香り発生器がある。

第４図はドアの開閉によって、ドア内部のコイル線と部
屋の壁面内部のコイル線との接触状態を示す断面図であ
り、ドアは蝶番２１０によって壁面に固定されている。

ドア開放時〔第４図（イ）〕は、蝶番側のドア内部のコ
イル線が伸びてもよいように巻状コード［２０９を一部
利用し、ドア先端のコイル先端には、絶縁板２゜７を利
用して、接触端子２０６を取り付けている。この接触端
子は、ドアを閉じると壁側コイル端のバネ接触板２０１
と接触し通電する。第４図の（ロ）はドア閉鎖時のドア
内部のコイル線と壁面内部のコイル線の接触状態を示し
ている。

［作　　　用コ 本発明によれば、利用者の身体の周囲に張りめぐらした
コイルによって誘起する高周波高電圧の電磁場空間によ
って精神的及び身体的疲労を除くことができる。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明は、精神的ストレスや身体的ス
トレスを部分的に自覚できる症状で部分対応するのでは
なく、ストレスを全身体的事態とみる見地から、精神ス
トレスと身体ストレスを同時に全身体的に解放するもの
であり、実際の利用効果について、利用者の利用前後に
おける全身体的疲れ（ストレス）状態の３１測結果の比
較によって説明したい。

既に知られているように、人体の経絡の起電力の波動は
疾病によって波形が異なっているが、正常時でも１２経
絡それぞれその電気抵抗と流れる電流量が異なっており
、疲れている場合や疾病の時にも人体の細胞のカリウム
やナトリウムやカルシウムなどのイオン的不均衡があり
、各経絡ごとに電気抵抗と電流量に変化が現れる。

そこで各経絡ごとに流れる電流量を計測することによっ
て人体の不問診察が可能となる。

利用者の全身体的疲れ状態を知るのに、１２経絡ごとに
流れる電流量を計測したか、この計測に当っては、疾病
判断用電気計測機（特許第９２１３４０号）を利用した
。この計測機で、一定の電源電池から各経絡ごとに電流
を流すに当り、各経絡ごとに与える電圧を変化させなか
ら電流量の値を電流計にて読取ることかできる。

この計測機の特徴は身体の各部に疲れや疾病がなければ
、１２経絡（左と右で２４箇所の測定点）の電流量の数
値はすべて同じ値を取るので、もし身体のどこかに疲れ
や疾病かあれば、その場所が含まれる経絡の電流量の値
は他の経絡の電流量の数値に比べて目立って低いか高く
なっており、容易に異常さを知ることができる。

本発明の効果を表示するに当り、他の用具を利用したと
きの効果と比較しながら説明する。

（イ）桧の香りを１０分間利用した場合（第５図） （ロ）風呂に１０分間入浴した場合（第６図）（ハ）本
発明による装置を１０分間利用した場合（第７図） 第５図から第７図に示すグラフで、横方向に各経絡の場
所を示し、Ｆ、〜Ｆ、は脚の経絡てあり、Ｈ８〜Ｈ１は
手の経絡で、各経絡は左右で２４箇所ある。また縦方向
の目盛は各経絡の電流量を表わし単位はＩＬＡであり、
用具や設備の利用前の計測値は０印で示し、１０分間利
用した直後で計測した数値はＸ印で示す。

香りによる効果（第５図）は、精神的安定に関係してい
ることがはっきりしているが、全身体の状態を回復させ
るには到らない。また入浴効果（第６図）は、各経絡の
電流量を増大させるが、各経絡の電流量のパターンは変
化が余り認められず、本質的に入浴は全身の疲れを取る
ものとは考えられない。

第７図は本発明の装置を利用したときの効果てあって、
利用前の身体各部に蓄積された疲れの状態を示す各経絡
の電流量の値（０印）を結ぶグラフは凹凸状態であるが
、１０分間利用後の各経絡の電流量の値はほぼ同じ値を
持つように変更されている。この状態で、精神的なスト
レスと身体的なストレスが同時に解放されていることを
示している。この好結果をもたらす理由は次のように考
えられる。

森林浴が生体に与える影響は森林か発するテルピン系の
香り成分（フィトンチッド）か大きく関与していること
が明らかになっている。テルピン系の香りの効果は香り
吸入後の被験者の脳波のトポグラフては前頭部でのα波
の増強、脳血管断層撮影装置では脳血流の増大、末梢血
流増大、サーモグラフによって体表面の温度分布の変化
があり、呼吸が深くなるとともに、気分が良くなり、血
圧の下降、脳圧の低下によって緊張がほぐれ精神的な鎮
静効果が確認されている。

匂いは鼻の嗅細胞を刺激し、そのインパルスは嗅脳を通
して大脳辺縁系に流れ脳幹部に伝達され、各所臓器や感
情、性機能に関連していることが明らかになっている。

また、高周波の高圧電場と磁場によって、細胞への電気
的な刺激があることは既に認められており、周波数によ
って効果が促進される関係が注目されているところでも
ある。つまり、高周波高電場と磁場の重なった電磁場空
間によって、生体細胞に起電力が誘導され、細胞および
神経系統にイオン的な刺激が実験的にも確認されている
。高周波高電磁場空間に全身が包まれることによって、
全身の神経細胞膜イオンチャンネルを刺激し、細胞膜の
静電位を活動電位に変化させ、Ｋ＋やＮａ”やＣａ”イ
オンの運動性が変わり、細胞や神経細胞の内外のイオン
均衡を回復する。中枢神経系へのこのような電気的化学
的イオン変化によって、脳内の生理的、生化学的過程は
主電気活動と密接に関係しており、その基本はＮａ＋や
に１イオンの濃度差を含む細胞膜構造と性質によること
が明確になっているが、膜電位への関係が神経インパル
スとな、って神経伝達系に伝えられ、神経伝達物質や神
経ホルモン分泌に影響するものである。

このように、本発明の装置による効果として、高周波高
電磁場の作用によって、精神的ストレスと身体的ストレ
スが全身的に効果的に同時に解放されるものと考えられ
る。

さらに、香り、音楽、空調、照明等の利用や空間の雰囲
気作りによって、快適性が増し、効果が促進される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る電磁場森林浴装置の斜視図、第２
図はトランス配線回路図、第３図は具体例を示す斜視図
、第４図はドア部分の横断面図、第５図乃至第７図はグ
ラフを示す。 第　１　図 第３図 １１２　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 人体が入る空間の周囲に高周波高電圧変圧器の２次側を
   電源とするコイルを囲繞し、前記空間を高周波高圧電磁
   場とすることを特徴とする電磁場森林浴装置。