JPH04236174A - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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Publication number
JPH04236174A
JPH04236174A JP3003921A JP392191A JPH04236174A JP H04236174 A JPH04236174 A JP H04236174A JP 3003921 A JP3003921 A JP 3003921A JP 392191 A JP392191 A JP 392191A JP H04236174 A JPH04236174 A JP H04236174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
ultrasonic motor
vibration
rigidity
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP3003921A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Miyazawa
修 宮澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP3003921A priority Critical patent/JPH04236174A/ja
Priority to KR1019910003826A priority patent/KR920005775A/ko
Priority to US07/667,691 priority patent/US5237237A/en
Priority to EP91302040A priority patent/EP0447172B1/en
Priority to DE69119807T priority patent/DE69119807T2/de
Publication of JPH04236174A publication Critical patent/JPH04236174A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の超音波モータは、超音波
モータの振動状態を安定化させる為の調整手段に関する
【0002】
【従来の技術】従来の超音波モータは特開昭58−14
8682、特開昭59−96881で開示されている様
に、同時に複数の振動状態で加振しステータに進行波を
形成するタイプや、本出願人提示の特願平1−2730
82の如く、複数の振動状態を順次形成するタイプ等が
あった。
【0003】ところで、例えば、円板状の振動体(ステ
ータ)の場合、撓み振動に注目すると、多くの振動モー
ド(振動姿態)があり、さらにそれぞれの振動モードに
おいて同形状で線形独立な(直交する)2つの振動モー
ドを有している。この様な現象については、電気学会超
音波研究会資料US67−24(1968−2)「直交
する同形縮退モードを用いた多重モード共振子と圧電フ
ィルタ」清水、中村の論文等で報告されている。それに
よれば、円板のステータの場合、理想的な形状に出来て
いれば、無限個の回転対称軸を持つ事になり、任意の位
置に振動のノードが形成できる事になる。
【0004】ところが、実際には加工上の寸法や残留歪
の影響、材料そのものの不均一性等により前述の縮退は
解けており、自由振動におけるノードの方向は決まって
しまっている。したがって、圧電素子を添付する等によ
りステータを強制的に加振しても、所望の位置からずれ
た所にノードが形成される。この事は進行波を形成する
時に例えば1/4λ(λは振動姿態1周期分の長さ)離
した所で90°位相をずらして加振しても、理想的な進
行波にならない事になる。具体的には、振動振幅が時間
的に変化する。また、定在波の場合には所望の位置にノ
ードが形成されない事になりステップ駆動する場合の位
置精度に悪影響を与える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の超音波
モータは、少なくとも、共振点近傍の周波数で振動をす
るステータと該ステータに接触し摩擦駆動されるロータ
と、前記ステータに添付され前記ステータを同時または
時系列的に複数の振動状態で加振する振動子を有する超
音波モータにおいて、前記ステータの振動部分の剛性及
び質量を部分的に付加または除去した事を特徴とする。 また、本発明によれば、ステータの剛性の付加または除
去は、前述の振動子に誘起される電荷を導通させる事に
より行なう事を特徴とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波モータは
、少なくとも共振点近傍の周波数で振動をするステータ
と該ステータと接触し摩擦駆動されるロータと、前記ス
テータに添付され前記ステータを同時または時系列的に
複数の振動状態で加振する振動子を有する超音波モータ
において、前記ステータの振動部分の剛性及び質量を部
分的に付加または除去した事を特徴とする。また、前述
の剛性の付加または除去は前記振動子に誘起される電荷
を導通させる事により行なう事を特徴とする。
【0007】
【実施例】図1は本発明の超音波モータの実施例を示す
断面図、図2は図1のステータ1の上面図であり振動子
として圧電材料からなる圧電体リング2をステータ1に
添付している。ステータ1は固定ネジ16でフレーム1
1に固定され、ステータ1の歯1aと接触するロータ3
は外部に回転力を取り出す為のピニオン3bに設けた回
転軸1aにより支持板6で支持されている。また、回転
軸1aは支持板6に止めネジ16で固定されたばね4に
より加圧されている為、ロータ3と歯1aは摩擦接触し
ている。また図2には3λの撓み振動モードのノード位
置aを実線で示し、直交するノード位置bを2点鎖線で
示した。切断部101、102、103、ノード位置a
、bそれぞれにおける共振周波数を調整する為に設けて
ある。この場合はノード位置bの共振周波数が低かった
場合であり振動の腹の位置、即ちノード位置aの部分を
削除して共振周波数を上げ、ノード位置aの共振周波数
に合わせている。この時、ノード位置aの振動モードに
ついてはノードの部分になる為、共振周波数への影響は
ほとんどない。もちろん、切断する量やカ所は共振周波
数の修正程度によるので、何ら限定するものではない。 また、位置についても、一つのノード位置に相当する部
分が好ましいが、最終的に2つのノード位置の共振周波
数が等しければ良い為、必ずしも限定するものではない
。また切断方法についてはレーザー加工や機械加工など
あらゆる方法が適用できる。
【0008】以上の様な方法により直交する2つのノー
ド位置における共振周波数を合わせると2つのモードが
同形縮退する為、軸対称方向に自由の方向にノードが形
成できる。尚、現実には完全に同形縮退させる事は困難
であるが、振動体(ステータ)におけるQ値を下げれば
ほぼ同等の効果がある。具体的には吸振部材を添付する
、ステータに振動減衰の大きい材料を使用する等の方法
がある。
【0009】図3は本発明の超音波モータのステータ形
状の第2の実施例を示す平面図であり、外周部に複数の
凸部を設けてある。この場合はノード位置bの部分の6
ヶ所の凸部111〜116を削除し、ノード位置aの共
振周波数を上げている。この様な形状においては凸部を
削除しやすく、また1ヶ所削除した場合の共振周波数の
変化量を把握でき調整が容易になる。
【0010】図4は本発明の超音波モータの圧電体リン
グの実施例を示す下面図であり、圧電体リング2は複数
の振動要素に分かれており、それぞれに電極パターン2
aを形成している。それぞれの電極パターンに交番電圧
を印加する事により振動要素が歪み、定在波振動を誘起
する。121は電極パターンに添付したハンダや接着剤
等の質量であり、ノード位置bの部分に添付する事によ
りノード位置aの共振周波数を下げる事ができる。この
様な場合には容易に添付、除去ができるので調整の失敗
がない。
【0011】図5は本発明の超音波モータのステータの
第3の実施例を示す平面図であり、1はステータ、1a
は歯、131a、131bは、ノード位置aの部分に設
けたスリットまたは溝であり、ステータの剛性及び部分
的な質量を変える為、ノード位置a及びbの共振周波数
を変える事ができる。この様な方法では、形状によって
ノード位置a及びbそれぞれへの影響を任意に変える事
ができ、自由度が大きい。
【0012】図6は本発明の超音波モータのステータの
第4の実施例を示す側面図であり、2は圧電体リング1
aは歯、141a、141bはステータ1に添付した弾
性部材であり、当接する部分が振動の膜になるノード位
置の共振周波数を上げる事ができる。この様な方法にお
いては簡単に取りつけ、取りはずしができ、調整も容易
である。
【0013】図7は本発明の超音波モータの圧電体リン
グの電圧の印加方法の第1の例を示す説明図であり、裏
面は全面共通電極になっている圧電体リング2は複数の
電極パターン2aに分割してあり、例えば図示の如く2
4分割したうちの4ヶづつを組にし、1組おきに共通電
極Cとの間に交流電源200によって交番電圧を印加す
る事により3λの振動モードを誘起できる。即ち電極パ
ターン21a〜21d、22a〜22d、23a〜23
dを同時に駆動する。この時、ノード位置はaに形成さ
れるので、直交する方向のノード位置b近傍、例えば電
極パターン31a、31b、32a、32bを共通電極
Cに導通させると歪によって発生した電荷が往来できる
為圧電体リング2は変形しやすくなる。したがって、見
かけ上、ノード位置b近傍の剛性が下がり、ノード位置
aの共振周波数を下げる事ができる。この場合、振動モ
ードの種類や励振のし方は何ら限定するものではない。 また相対的に剛性を下げたい部分を回路的手段で常に、
または徐々にまたはある期間のみチャージされる電荷を
開放すれば良い為、その方法についても何ら限定するも
のではない。また、逆に、相対的に剛性を上げる為に、
意図的に電圧を印加する事も容易に実現できる。
【0014】図8は本発明の超音波モータの圧電体リン
グの電圧の印加方法の第2の例を示す説明図であり、2
は圧電体リング、24a、24b、25a、25bはそ
れぞれ60°の角度を有する電極パターンである。24
a、25bの部分は正の方向に分極されており、24b
、25bの部分は負の方向に分極されている。電極パタ
ーン24a、25bは30°離れており、24aと24
bを組にし、25aと25bを組にして相互に90°位
相がずれた交番電圧を印加する事により3λの進行波振
動が形成される。この時、24a、24bの組のみを駆
動するとノード位置bが形成され、25a、25bの組
のみを駆動するとノード位置aのみが駆動される。とこ
ろが前述の様にノードが所望の位置にできず、それぞれ
の共振周波数が異なり安定した進行波が形成されない場
合がある。したがって、調整パターン26、27を設け
、例えば調整パターン27を離面にある共通電極Cに導
通させ見かけ上の剛性を下げ、ノード位置aの方向の共
振周波数を下げている。この調整によりノード位置a及
びbが同形縮退し所望の方向にノードが形成でき安定し
た進行波が形成できる。尚、進行波のモード、励振法、
電極パターン形状や位置、電荷の導通法などは何ら限定
するものではない。
【0015】以上詳述した様に本発明によれば、質量や
剛性の増減、電荷の導通により直交する振動モードを同
形縮退させる。または縮退したと見なせる状態まで共振
周波数を調整する事が目的であるので前述の実施例のみ
に限定するものではなく、それぞれの手段を組み合わせ
て実施する事も何ら問題がない。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、製造過程等で縮退が解
けた振動モードを質量や剛性の増減により同形縮退させ
た事により、任意の方向にノード位置を形成できた為、
波動ステップモータにおけるステップ角精度を向上させ
る事ができた。また進行波振動を安定化させる事ができ
た。さらに、加振位置による共振周波数が等しい為、加
振周波数を調整せずに効率の良い加振ができた。また、
本発明によれば、振動子に誘起される電荷を導通させる
事により容易に共振周波数を調整し同形縮退させる事が
できた。したがって超音波モータの性能のばらつきを低
減させる事ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波モータの実施例を示す断面図。
【図2】図1のステータの上面図。
【図3】本発明の超音波モータのステータ形状の第2の
実施例を示す平面図。
【図4】本発明の超音波モータの圧電体リングの実施例
を示す下面図。
【図5】本発明の超音波モータのステータの第3の実施
例を示す平面図。
【図6】本発明の超音波モータのステータの第4の実施
例を示す側面図。
【図7】本発明の超音波モータの圧電体リングの電圧の
印加方法の第1の例を示す説明図。
【図8】本発明の超音波モータの圧電体リングの電圧の
印加方法の第2の例を示す説明図。
【符号の説明】
1  ステータ 2  圧電体リング 3  ロータ 1a  歯 101、102、103  切断部 a、b  ノード位置 111、112、113、114、115、116  
凸部 2a  電極パターン 121  質量 131a、131b  スリットまたは溝141a、1
41b  弾性部材 31a、31b、32a、32b  電極パターン24
a、24b、25a、25b  電極パターン26、2
7  調整パターン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、共振点近傍の周波数で振動を
    するステータと該ステータと接触し摩擦駆動されるロー
    タと、前記ステータに添付され、前記ステータを同時ま
    たは時系列的に複数の振動状態で加振する振動子を有す
    る超音波モータにおいて、前記ステータの振動部分の剛
    性及び質量を部分的に付加または除去した事を特徴とす
    る超音波モータ。
  2. 【請求項2】前述の剛性の付加または除去は、前記振動
    子に誘起される電荷を導通させる事により行なう事を特
    徴とする超音波モータ。
JP3003921A 1990-03-12 1991-01-17 超音波モータ Pending JPH04236174A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3003921A JPH04236174A (ja) 1991-01-17 1991-01-17 超音波モータ
KR1019910003826A KR920005775A (ko) 1990-03-12 1991-03-11 초음파 모터 및 그것의 구동방법
US07/667,691 US5237237A (en) 1990-03-12 1991-03-11 Ultrasonic motor and drive method
EP91302040A EP0447172B1 (en) 1990-03-12 1991-03-12 Ultrasonic motor
DE69119807T DE69119807T2 (de) 1990-03-12 1991-03-12 Ultraschallmotor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3003921A JPH04236174A (ja) 1991-01-17 1991-01-17 超音波モータ

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Publication Number Publication Date
JPH04236174A true JPH04236174A (ja) 1992-08-25

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ID=11570616

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JP3003921A Pending JPH04236174A (ja) 1990-03-12 1991-01-17 超音波モータ

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