JPH04235325A - 地面効果模擬風洞装置 - Google Patents
地面効果模擬風洞装置Info
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- JPH04235325A JPH04235325A JP1288491A JP1288491A JPH04235325A JP H04235325 A JPH04235325 A JP H04235325A JP 1288491 A JP1288491 A JP 1288491A JP 1288491 A JP1288491 A JP 1288491A JP H04235325 A JPH04235325 A JP H04235325A
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- fluid
- wind tunnel
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- Withdrawn
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- 239000011553 magnetic fluid Substances 0.000 claims abstract description 20
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 7
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract description 13
- 239000012530 fluid Substances 0.000 abstract description 7
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 abstract description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 229920001875 Ebonite Polymers 0.000 description 2
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- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
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- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は地面効果模擬風洞装置に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】車両,自動車など地表面に近接する関係
位置を保ちながら移動する走行体の抵抗係数等の空力特
性の風洞実験では、図5縦断面図に示すように、模型を
風洞床に接近して配置し、床面と模型との相対速度を無
視する固定床床方式,図7に示すように、床面を硬質ゴ
ム等で構成し、これを機械的に移動させる移動床方式の
風洞が使用されている。
位置を保ちながら移動する走行体の抵抗係数等の空力特
性の風洞実験では、図5縦断面図に示すように、模型を
風洞床に接近して配置し、床面と模型との相対速度を無
視する固定床床方式,図7に示すように、床面を硬質ゴ
ム等で構成し、これを機械的に移動させる移動床方式の
風洞が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示した固定床方式では車両,自動車などの走行体と地面
との間のすきま部の空気流が図6部分拡大図に示すよう
になるので求めた抵抗係数などは実際と異なるといわれ
ている。そこで、車両,自動車などの走行体の空力特性
計測のためには風洞床面を所定速度で移動させる移動床
方式が使用され図7に示したように硬質ゴムベルト7を
回転ドラム8にて移動して、すきま部に図8に示すよう
な風速分布を実現するのであるが、この方式では、長大
、且つかなりの巾のベルトをたわみなく(変形させずに
)移動させることが難しく、そのために移動速度が数〜
十数m程度に限定され、模擬できる車両の走行速度範囲
に制限があり、しかも微細な速度制御が難しい等々の欠
点がある。本発明はこのような事情に鑑みて提案された
もので、構造簡単で速度制御容易な地面効果模擬風洞装
置を提供することを目的とする。
示した固定床方式では車両,自動車などの走行体と地面
との間のすきま部の空気流が図6部分拡大図に示すよう
になるので求めた抵抗係数などは実際と異なるといわれ
ている。そこで、車両,自動車などの走行体の空力特性
計測のためには風洞床面を所定速度で移動させる移動床
方式が使用され図7に示したように硬質ゴムベルト7を
回転ドラム8にて移動して、すきま部に図8に示すよう
な風速分布を実現するのであるが、この方式では、長大
、且つかなりの巾のベルトをたわみなく(変形させずに
)移動させることが難しく、そのために移動速度が数〜
十数m程度に限定され、模擬できる車両の走行速度範囲
に制限があり、しかも微細な速度制御が難しい等々の欠
点がある。本発明はこのような事情に鑑みて提案された
もので、構造簡単で速度制御容易な地面効果模擬風洞装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、車
両,自転車などの空力特性を計側する風洞装置において
、測定胴の底面に配設され上記底面と同一レベルの自由
表面を有する磁性流体を貯溜する縦長長方形貯槽と、上
記貯槽の長手方向の両端を連通し中間部にポンプが挿入
された磁性流体循環用戻り流路とを具えたことを特徴と
する。
両,自転車などの空力特性を計側する風洞装置において
、測定胴の底面に配設され上記底面と同一レベルの自由
表面を有する磁性流体を貯溜する縦長長方形貯槽と、上
記貯槽の長手方向の両端を連通し中間部にポンプが挿入
された磁性流体循環用戻り流路とを具えたことを特徴と
する。
【0005】
【作用】このような構成によれば、風洞の計測部床面は
粘度の高い磁性流体(液体)にて構成されるので、従来
の移動床方式の風洞の欠点である測定洞床面のたわみ(
変形)が液の表面張力の作用により容易に抑え得る。 また、磁性コイル17の作る磁場の作用つまりフレミン
グの法則に従った磁性流体の駆動走行が容易にコントロ
ールできるので従来の機械式駆動による移動床方式の欠
点が解消できる。
粘度の高い磁性流体(液体)にて構成されるので、従来
の移動床方式の風洞の欠点である測定洞床面のたわみ(
変形)が液の表面張力の作用により容易に抑え得る。 また、磁性コイル17の作る磁場の作用つまりフレミン
グの法則に従った磁性流体の駆動走行が容易にコントロ
ールできるので従来の機械式駆動による移動床方式の欠
点が解消できる。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明すると
、図1はその水平断面図、図2は図1の縦断面図、図3
は図2のIII −III 横断面図、図4は磁性流体
の種類及び特性を示す図である。まず、図1〜3におい
て、風洞天井1,風洞側壁2,風洞入口絞り部3,風洞
出口床4よりなる矩形断面の風洞床部に隣接して車両模
型10が模型支持金具11を介して固定配置され模型1
0へ作用する空気力は天秤等で計測されるようになって
いる。 測定洞床部には風洞入口絞り部3,風洞出口床4の床面
と同一レベルの自由表面を有する磁性流体15を流す長
手方向の長方形走行液路13を設け、この走行液路13
を挟んで左右1対よりなる磁性コイル17が長手方向に
等間隔で複数対配設されている。走行液路13は比較的
浅く、その前後端下部にはそれぞれ前部タンク20,後
部タンク21が設けられ、両タンクの下部は戻り管路2
4により連通し、ここに循環ポンプ23が挿入されてい
る。16は貯液槽13の後端に付設された堰である。
、図1はその水平断面図、図2は図1の縦断面図、図3
は図2のIII −III 横断面図、図4は磁性流体
の種類及び特性を示す図である。まず、図1〜3におい
て、風洞天井1,風洞側壁2,風洞入口絞り部3,風洞
出口床4よりなる矩形断面の風洞床部に隣接して車両模
型10が模型支持金具11を介して固定配置され模型1
0へ作用する空気力は天秤等で計測されるようになって
いる。 測定洞床部には風洞入口絞り部3,風洞出口床4の床面
と同一レベルの自由表面を有する磁性流体15を流す長
手方向の長方形走行液路13を設け、この走行液路13
を挟んで左右1対よりなる磁性コイル17が長手方向に
等間隔で複数対配設されている。走行液路13は比較的
浅く、その前後端下部にはそれぞれ前部タンク20,後
部タンク21が設けられ、両タンクの下部は戻り管路2
4により連通し、ここに循環ポンプ23が挿入されてい
る。16は貯液槽13の後端に付設された堰である。
【0007】このような風洞において、循環ポンプ23
を運転すると、後部タンク21内の磁性流体15は戻り
管路24,前部タンク20を経て走行液路13に沿って
矢印方向に循環的に流れる。ここで、磁気コイル17を
励磁すると、走行液路13中の磁性流体15には走行液
路13を横切る方向の磁場が形成されるので、図示省略
の電極板を介して磁性液体15に鉛直方向の電流を流す
と、フレミングの法則により、磁性流体15には上流か
ら下流へ向う力が働き、磁場方向又は電流方向を逆にす
れば力の方向は逆になる。このような装置によれば、走
行液路中の磁性流体の流速は循環ポンプの回転数制御に
より広範囲に可変となるとともに、励磁電流の制御によ
り微細調整が可能である。ここで、磁性流体は図4に示
すように種々の特性を有するものが知られているので、
比重も比較的大きい故、風速により波の発生は実質的に
なく、計測目的によって適宜選定することができる。
を運転すると、後部タンク21内の磁性流体15は戻り
管路24,前部タンク20を経て走行液路13に沿って
矢印方向に循環的に流れる。ここで、磁気コイル17を
励磁すると、走行液路13中の磁性流体15には走行液
路13を横切る方向の磁場が形成されるので、図示省略
の電極板を介して磁性液体15に鉛直方向の電流を流す
と、フレミングの法則により、磁性流体15には上流か
ら下流へ向う力が働き、磁場方向又は電流方向を逆にす
れば力の方向は逆になる。このような装置によれば、走
行液路中の磁性流体の流速は循環ポンプの回転数制御に
より広範囲に可変となるとともに、励磁電流の制御によ
り微細調整が可能である。ここで、磁性流体は図4に示
すように種々の特性を有するものが知られているので、
比重も比較的大きい故、風速により波の発生は実質的に
なく、計測目的によって適宜選定することができる。
【0008】
【発明の効果】このような装置によれば、車両,自動車
などの空力特性の計測に使用する従来方式の風洞の欠点
が解消され、下記の効果が奏せられる。 (1) 風洞床面の移動を容易に行うことができる。 (2) 床面相当部(つまり床面)のたわみ(変形)が
避けられる。 (3) 床面相当部の移動速度が容易に制御でき、しか
も高速移動も可能である。
などの空力特性の計測に使用する従来方式の風洞の欠点
が解消され、下記の効果が奏せられる。 (1) 風洞床面の移動を容易に行うことができる。 (2) 床面相当部(つまり床面)のたわみ(変形)が
避けられる。 (3) 床面相当部の移動速度が容易に制御でき、しか
も高速移動も可能である。
【0009】要するに本発明によれば、車両,自転車な
どの空力特性を計側する風洞装置において、測定胴の底
面に配設され上記底面と同一レベルの自由表面を有する
磁性流体を貯溜する縦長長方形貯槽と、上記貯槽の長手
方向の両端を連通し中間部にポンプが挿入された磁性流
体循環用戻り流路とを具えたことにより、構造簡単で速
度制御容易な地面効果模擬風洞装置を得るから、本発明
は産業上極めて有益である。
どの空力特性を計側する風洞装置において、測定胴の底
面に配設され上記底面と同一レベルの自由表面を有する
磁性流体を貯溜する縦長長方形貯槽と、上記貯槽の長手
方向の両端を連通し中間部にポンプが挿入された磁性流
体循環用戻り流路とを具えたことにより、構造簡単で速
度制御容易な地面効果模擬風洞装置を得るから、本発明
は産業上極めて有益である。
【0010】
【図1】本発明の一実施例を示す水平断面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図2のIII −III 横断面図である。
【図4】磁性流体の種類及び特性を示す図である。
【図5】公知の固定床方式の地面効果模擬風洞を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図6】図5におけるすきま部の風洞分布図である。
【図7】公知の移動床方式の地面効果模擬風洞を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図8】図7におけるすきま部の風洞分布図である。
【0011】
1 風洞天井
2 風洞側壁
3 風洞入口絞り部(ベルマウス)
4 風洞出口床部
5 風洞吹出し部
10 供試模型
11 模型支持金具
13 走行液路
15 磁性流体
16 堰
17 磁性コイル
20 前部タンク
21 後部タンク
23 循環ポンプ
24 戻り管路
Claims (1)
- 【請求項1】 車両,自転車などの空力特性を計側す
る風洞装置において、測定胴の底面に配設され上記底面
と同一レベルの自由表面を有する磁性流体を貯溜する縦
長長方形貯槽と、上記貯槽の長手方向の両端を連通し中
間部にポンプが挿入された磁性流体循環用戻り流路とを
具えたことを特徴とする地面効果模擬風洞装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1288491A JPH04235325A (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | 地面効果模擬風洞装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1288491A JPH04235325A (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | 地面効果模擬風洞装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04235325A true JPH04235325A (ja) | 1992-08-24 |
Family
ID=11817832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1288491A Withdrawn JPH04235325A (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | 地面効果模擬風洞装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04235325A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010271136A (ja) * | 2009-05-20 | 2010-12-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 風洞実験設備 |
-
1991
- 1991-01-10 JP JP1288491A patent/JPH04235325A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010271136A (ja) * | 2009-05-20 | 2010-12-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 風洞実験設備 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |