JPH0423518Y2 - - Google Patents

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JPH0423518Y2
JPH0423518Y2 JP11377289U JP11377289U JPH0423518Y2 JP H0423518 Y2 JPH0423518 Y2 JP H0423518Y2 JP 11377289 U JP11377289 U JP 11377289U JP 11377289 U JP11377289 U JP 11377289U JP H0423518 Y2 JPH0423518 Y2 JP H0423518Y2
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sewing machine
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suction
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はミシンに取付けて、その縫製部、す
なわち、針板の上下のミシン針の昇降部付近およ
びカマ機構付近に発生する塵埃を吸収する吸塵装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
公知の集塵装置として特公昭60−33079号公報
に記載されている発明は工業用ミシンの集塵装置
であり、ミシンの近傍に配設された集塵用の吸引
プロワモータと、この吸引プロワモータに連結さ
れた糸屑用の第1の集塵箱と、一端が第1の集塵
箱に接続され他端がミシンの糸屑発生部に配置さ
れた比較的細径の第1の吸引ホースと、前記第1
の集塵箱とは別個に設けられた布屑用の第2の集
塵箱と、一端が第2の集塵箱に接続され、他端が
ミシンの布屑発生部に配置された比較的太径の第
2の吸引ホースと、両集塵箱を接続する比較的細
径の空気抵抗調整用ホースとからなるものであ
る。
また、実開昭64−23984号公報には家庭用ミシ
ンの吸塵装置としてのミシンの針板上部のミシン
針昇降部付近及び針板下部のカマ機構付近に吸引
口を開口させた吸引パイプを設け、この吸引パイ
プをミシンの適所に設けた排風機の吸入部に連結
した吸塵装置において、上記排風機のケーシング
内に、吸引した空気中の塵埃を除去するフイルタ
ーと、塵埃除去後の空気を排気口から排出する排
気フアンを設け、この排気フアンの駆動軸には、
ミシンの伝動ベルトに接触して駆動軸を回転させ
るプーリを回転させ、さらに、上記排風機をミシ
ンの適所に設けたガイドレールに進退自在に装着
すると共にこの排風機を、そのプーリがミシンの
回転部に接触する位置と離れる位置に固定する適
宜のロツク金具を設けたものが示されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の特公昭60−33079号公報に記載のものは
工業用ミシンを対象としたもので、ミシンの駆動
用モータとは別の吸引プロワモータや大きな集塵
箱を必要とする大がかりな装置であるため、規模
の大きな工場に設置する場合は問題はないが、家
庭用ミシンや小規模のミシンの集塵装置には不適
当である。
また、実開昭64−23984号公報記載のものは排
風機がミシンの伝動ベルトにより駆動されるよう
にしてあるため、排風機のための別のモータが不
要であり、排風機にフイルタを設けて吸塵の効果
が得られるようにしたものであるから、別のブロ
ワモータや集塵箱を要するものに比較して遥かに
小型となり、余分な設置場所を要しない。また、
従来のミシンにも簡単に取付けられるなどの効果
があるので家庭用ミシンに適するものであるが、
排気フアンの回転速度が遅いため、吸引力が弱い
という問題がある。
この考案の課題は上記のような従来の吸塵装置
の問題点を解決してミシンの伝動ベルトからの動
力で排気フアンを高速回転させるようにした吸塵
装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この考案はミシ
ンの針板上部のミシン針昇降部付近及び針板下部
のカマ機構付近に吸引口を開口させた吸引パイプ
を設け、この吸引パイプをミシンの適所に設けた
排風機の吸入部に連結し、上記排風機のケーシン
グの前側に、吸引した空気中の塵埃を除去するフ
イルタを設け、ケーシング内には塵埃除去後の空
気を排気孔から排出する排気フアンを設け、この
排気フアンの駆動軸をミシンの伝動ベルトに接触
して回転するプーリにより駆動するようにした吸
塵装置において、上記ミシンの伝動ベルトに接触
して回転するプーリを有する原動軸と、上記排気
フアンの駆動軸の間に、上記原動軸の回転を増速
して上記駆動軸に伝える増速手段を介在させた吸
塵装置および上記排風機のケーシングの前部に、
吸引パイプで吸引した空気を集める空気溜めを設
け、その前端にミシンの針昇降部付近から導いて
きた吸引パイプの連結口を上向きに設けるととも
に、ミシンのカマ機構付近から導いてきた吸引パ
イプの連結口を上向きに設け、空気溜めの後端に
は前記排風機のケーシングの前壁中央に開口する
吸込口に通じるフイルタを設け、ケーシング内の
排気フアンは遠心型となし、ケーシングの後壁の
周囲部に多数の排気孔を設けた吸塵装置を提供す
る。
〔作用〕
この考案は上記の構成であるから、ミシンの運
転とともに、伝動ベルトに接触している原動軸の
プーリが回転し、その回転が増速手段により増速
されて排気フアンの駆動軸に伝えられて排風機が
駆動され、ミシン針の昇降部付近とカマ機構付近
に開口している吸引口がその付近の空気を吸引パ
イプに吸い込む。
このため、針板上部のミシン針の昇降部付近や
針板下部のカマ機構付近で発生する塵埃は全て吸
引口に吸引され、吸引パイプ内を通つて排風機の
前部の空気溜めの前面上下の連結部から同空気溜
め内に吸込まれてフイルタにより過され、排風
機のケーシング前面中央の吸込口からケーシング
内に入り排気フアンにより高速度で旋回しつつ、
同ケーシングの後壁周囲部の多数の排気孔から外
部に放出される。
〔実施例〕
図において、1は公知のミシンにおけるテーブ
ルで、その上にミシン頭部2を設ける。第3図の
3は押え棒でその下端に押え金4を取付ける。
5は針棒で、その下端にミシン針6を固定し、
ミシンベツド7には針板8を固定し、針棒5と連
動する送り歯10およびカマ機構11の作用によ
り公知のように布12を上糸と下糸により縫製す
る。
第1図、第3図の14,15は透明のプラスチ
ツクパイプなどからなる吸引パイプでパイプ14
はミシン頭部2に沿つて取付け、パイプ15はテ
ーブル1の下側に沿わせ、それらの先端の吸引口
16,17はそれぞれミシン針6の昇降部付近と
カマ機構11の付近に開口させる。
第4図は排風機20の一例を示すもので、21
はそのケーシングであり、このケーシング21の
前部に着脱自在に取付けた空気溜め18の前面上
下の連結口22,23に前記吸引パイプ14,1
5を着脱自在に連結して空気溜め18内に連通さ
せている。
空気溜め18の前壁を環状に膨出させ、この膨
出部19の上部に上記連結部22を上向きに設
け、連結口23は膨出部19の下部に下向きに設
けて、パイプ14,15をあまり屈曲させずに連
結できるようにしてある。
上記ケーシング21の前壁24の中央には吸引
口28を開口させ、この前壁24と前記空気溜め
18の後端内周の突縁の間にフイルタ25を挟
む。
このフイルタ25は例えば第4図のように無数
の微細な通気孔を有するスポンジ26と目の細か
い金網27を重ねたもので、金網27の周枠をケ
ーシング21の前部外周と空気溜め18の外周に
設けたフランジで挾んでボルトで固定するなどの
手段で着脱自在に取付ける。
上記吸込口28の中心には複数のリブにより軸
受部30を設け、この軸受部30とケーシング2
1の後壁31の中央にはそれぞれボールベアリン
グ32,33を装着し、ケーシング21内の排気
フアン34の中心に固定した駆動軸35を上記ベ
アリング32,33により回転自在に支承させ
る。
上記排気フアン34は遠心型で中央を吸込口と
した環状の前壁37と円板状の後壁38の間に複
数の羽根39を設けたものである。
従つて、後壁31の外周寄りに多数の排気孔4
0を設けてある。
上記駆動軸35の後端は、ケーシング21の後
壁31より突出させ、ここにプーリ41を固定す
る。
上記ケーシング21はテーブル1上に固定した
ベース42上に一体に設けたもので、同ベース4
2上には一対の軸受部材44が一体に設けてあ
る。
この軸受部材44にはボールベアリング45に
より原動軸46を回転自在に支承させ、この原動
軸46には前記プーリ41に接触するプーリ47
とミシンの駆動用伝動ベルト48に接触するVプ
ーリ49を固定する。
上記伝動ベルト48は、ニシン頭部2に設けた
ハズミ車53と一体のプーリ50と、テーブル1
の下方に設けたミシン駆動モータ51のプーリ5
2とを連動させるもので、一般にVベルトを用い
るが、実施例では第6図のようにVベルトを背中
合せにして一体とした如き6角形のものを用い
る。
上記のプーリ47はプーリ41よりも相当大径
とし、両プーリ41,47の外周にはゴム層5
4,55を設けてスリツプを防止し、原動軸46
の回転を増速して駆動軸35に伝える増速手段4
3を構成する。
58はベース42上に装着したL型の可動台で
第6図のようにその基部59に長孔60を設け、
ベース42上に固定したボルト61が長孔60に
遊嵌し、上記ボルト61にねじ込んだ締付ナツト
62により基部59がベース42の所望の位置に
固定できるようにしてある。
また、上記可動台58の上部には軸64を固定
し、この軸64にボールベアリング65を介して
プーリ66を回転自在に支承させる。
実施例ではプーリ66がVプーリとなつてるが
平プーリでもよい。また、前記伝動ベルト48も
丸ベルトとする場合もある。
つぎに上記実施例の作用を説明する。
いま、第5図のように、プーリ66を伝動ベル
ト48の内側に押し付け、このベルト48の外側
をプーリ49に押し付けた状態でミシンを運転す
ると、Vプーリ49とともに回転するプーリ47
の回転がプーリ41を介して駆動軸35に伝わ
り、排気フアン34が原動軸46より速い速度で
回転する。
このため、空気溜め18内の空気が吸引口28
に吸い込まれ、排気フアン34の羽根39により
高速回転しながら遠心力により外周部に移動して
後方に導かれ、各排気孔40から排出される。
このため、空気溜め18内は負圧となり、吸引
パイプ14,15による吸引が開始される。
従つて布12をミシン針6が貫通するさいに生
じる塵埃は吸引口16から吸引パイプ14内に吸
引され、カマ機構11の部分で発生する塵埃は吸
引口17から吸引パイプ15内に吸い込まれる。
こうして各吸引パイプ14,15内に吸引され
た塵埃は各パイプ内を通つて空気溜め18内に流
入し、フイルタ25で塵埃を除去されて清浄とな
つた空気は上記のように排風機20内を通つて各
排気孔40から外部に放出される。
塵埃が殆んど発生しない生地を縫製する場合や
下糸ボビンに糸を巻くため、ミシンのプーリ50
のみを回転させる場合は排風機20を運転する必
要がない。このような場合は第5図、第6図に示
すナツト62を弛めて可動台58を第5図、第6
図に向つて左へ移動させるとプーリ66によるベ
ルト48の押圧が解かれてベルト48がプーリ4
9から離れるので動力のロスが防止される。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように、ミシンの針板上部の
ミシン針昇降部付近および針板下部のカマ機構付
近に吸引口を開口させた吸引パイプを設けたか
ら、縫製に際して、ミシン針の上下する部分やカ
マ機構部分で発生する塵埃は全て吸引されるもの
であるが、特にこの考案の場合は排風機をミシン
の伝動ベルトにより駆動されるようにするととも
に、上記ミシンの伝動ベルトに接触して回転する
プーリを有する原動軸と上記排気フアンの駆動軸
の間に、上記原動軸の回転を増速そて上記排風機
の駆動軸に伝える増速手段を介在させたものであ
るから、排気フアンの駆動軸に固定したプーリを
直接伝動ベルトで駆動するものに比較して排気フ
アンの回転が速くなり排気能率が著しく向上す
る。従つて排風機を小型にすることができる。
また、上記排風機のケーシングの前部に設けた
空気溜めの前端にミシンの針昇降部付近から導い
てきた吸引パイプの連結口を上向きに設けるとと
もに、ミシンのカマ機構付近から導いてきた吸引
パイプの連結口を下向きに設けたことにより上下
の吸引パイプを極端に曲げることなく空気溜めに
接続できるので吸引パイプの屈曲による吸引効率
の低下が最小限に抑えられる。
さらに、上記空気溜めの後端に前記排風機のケ
ーシングの前壁中央に開口する吸引口に通じるフ
イルタを設け、ケーシング内の排気フアンは遠心
型となし、ケーシングの後壁の周囲壁に多数の排
気孔を設けたことにより空気溜めに入つた空気中
の塵埃がフイルタにより十分に除去されて排風機
の中央の吸引口に吸引され、遠心作用により高速
度で排気されるので塵埃の除去が完全に行えるな
どの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の吸塵装置を実施したミシン
の一部切欠正面図、第2図は同上の一部切欠側面
図、第3図は同上の縫製部付近の一部を縦断した
拡大側面図、第4図は排風機の一例を示す拡大縦
断面図、第5図は増速手段の一例を示す拡大側面
図、第6図は同上の拡大平面図である。 6……ミシン針、8……針板、11……カマ機
構、14,15……吸引パイプ、16,17……
吸引口、18……空気溜め、20……排風機、2
1……ケーシング、22,23……連結口、25
……フイルタ、28……吸引口、31……後壁、
34……排気フアン、35……駆動軸、40……
排気孔、41,47,66……プーリ、43……
増速手段、46……原動軸、48……伝動ベル
ト、49……Vプーリ、51……駆動モータ、5
8……可動台。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ミシンの針板上部のミシン針昇降部付近及び
    針板下部のカマ機構付近に吸引口を開口させた
    吸引パイプを設け、この吸引パイプをミシンの
    適所に設けた排風機の吸入部に連結し、上記排
    風機のケーシングの前側に、吸引した空気中の
    塵埃を除去するフイルタを設け、ケーシング内
    には塵埃除去後の空気を排気孔から排出する排
    気フアンを設け、この排気フアンの駆動軸をミ
    シンの伝動ベルトに接触して回転するプーリに
    より駆動するようにした吸塵装置において、上
    記ミシンの伝動ベルトに接触して回転するプー
    リを有する原動軸と、上記排気フアンの駆動軸
    の間に、上記原動軸の回転を増速して上記駆動
    軸に伝える増速手段を介在させたミシンにおけ
    る吸塵装置。 (2) 上記排風機のケーシングの前部に、吸引パイ
    プで吸引した空気を集める空気溜めを設け、そ
    の前端にミシンの針昇降部付近から導いてきた
    吸引パイプの連結口を上向きに設けるととも
    に、ミシンのカマ機構付近から導いてきた吸引
    パイプの連結口を下向きに設け、空気溜めの後
    端には前記排風機のケーシングの前壁中央に開
    口する吸引口に通じるフイルタを設け、ケーシ
    ング内の排気フアンは遠心型となし、ケーシン
    グの後壁の周囲部に多数の排気孔を設けた請求
    項(1)記載のミシンにおける吸塵装置。
JP11377289U 1989-09-27 1989-09-27 Expired JPH0423518Y2 (ja)

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