JPH04233582A - 表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】〔発明の目的〕

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は運動競技場等の屋外に設
置される大型の表示装置に好適な表示装置に係り、特に
、複数の表示ユニットを載置せしめる棚板の歪みの防止
を図った表示装置に関する。

【０００３】

【従来の技術】従来、この種の表示装置は運動競技場等
の屋外に設置され、複数の表示モジュ―ルの集合体より
成る表示ユニットの複数をステンレス製の小棚に組み込
み、さらに、この小棚の複数をステンレス製の大棚に組
み込むことにより１つの大型表示画面を構成している。

【０００４】つまり、図６に示すように小棚１はステン
レス製の複数の棚板２を、上下方向に所要のピッチで複
数段配設し、これら棚板２上に複数の表示ユニット３，
３…をその前面の表示面をほぼ面一に一致させて横１列
に載置し、これら棚板２を、これに直交するステンレス
製の複数の仕切板４，４により表示ユニット３，３の２
台分毎に仕切っている。

【０００５】そして、各仕切板４は表示ユニット３の高
密度実装を図るために、その板厚を薄くしているので、
その補強のために各仕切板４の背面（後端面）では図示
しない複数のＣ字状のＣチャンバより成る支柱により各
棚板を支持させている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の表示装置では表示ユニット３の一層の高密度
実装を図るために各棚板２の板厚を極力薄く、例えば約
１ｍｍ程度にしている。

【０００７】このために、各棚板２の機械的強度が低下
するので、隣接する２台１組の表示ユニット３，３の荷
重により、これら同士の中間部を支える棚板２の一部が
下方に垂れ下がる歪みが発生し、各表示ユニット３が傾
き、表示精度が低下するという課題がある。

【０００８】そこで、本発明はこのような事情を考慮し
てなされたもので、その目的は簡単な構成により表示ユ
ニットの高密度実装を図りつつ、棚板の歪みを防止して
表示精度を高めることができる表示装置を提供すること
にある。〔発明の構成〕

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、棚板２１が表
示ユニット３の２台分毎に仕切板４により仕切られると
共に支持され、しかも、この仕切板４の背面が機械的強
度の大きいＣチャンバにより支持されているので、この
仕切板４周りの棚板２の一部は機械的強度が大きいとい
う点に着目してなされたものであり次のように構成され
る。

【００１０】つまり本発明は、複数の表示素子を前面部
に配設する表示ユニットの複数を、上下方向に複数段並
設した棚板上に載置し、この棚板を、その直交方向に並
設された仕切板により前記表示ユニットの複数台分毎に
それぞれ仕切ると共に、これら各仕切板の背面でこれよ
り幅広の支柱によりそれぞれ支持させてなる表示装置に
おいて、前記各表示ユニットの隣接する複数台同士を着
脱自在に一体的に結合する結合部材を設けたことを特徴
とする。

【００１１】

【作用】棚板上に相互に隣接して載置される複数台１組
の表示ユニットは結合部材により一体的に結合される。 そして、この一体化された複数台の表示ユニットの並設
方向端部は仕切板および支柱により二重に支持されて機
械的強度が補強されている棚板の一部により支持される
ので、棚板の歪みを防止することができる。

【００１２】したがって、本発明によれば棚板の板厚を
増す必要がないので、表示ユニットの高密度実装を図る
ことができる上に、棚板の歪みにより表示ユニットが傾
いて表示精度を低下させるのを防止することができる。

【００１３】

【実施例】以下本発明の実施例を図１〜図６に基づいて
説明する。

【００１４】図３は本発明の一実施例の全体構成を示す
一部切欠斜視図であり、図において、表示装置１１は運
動競技場等の屋外に設置される大型の電光表示盤等であ
り、１つの大型表示画面を構成するステンレス製の大棚
１２を有する。

【００１５】大棚１２は水平方向に延びる例えばステン
レス製の複数の大棚板１３を上下方向に所要のピッチで
例えば３段配設し、この大棚板１３を、これに直交する
例えばステンレス製の大仕切板１４により左右にほぼ等
分している。

【００１６】各大棚板１３は、その各段において前面部
Ｆと後面部Ｂとに前後方向に区画し、後面部Ｂを作業員
Ｐ等の作業通路に形成する一方、前面部Ｆを、例えばス
テンレス製の複数の小棚１５をそれぞれ組み込んで１つ
の大型表示画面を構成しており、各小棚１５は、図６で
示す従来の小棚１とほぼ同様に構成されている。

【００１７】つまり、小棚１５は例えばステンレス製の
複数の棚板１６を上下方向に所要のピッチで複数段配設
し、これら棚板１６上に複数の表示ユニット１７，１７
…をその前面の表示面をほぼ面一に一致させて横１列に
載置し、これら棚板１６をこれに直交する例えばステン
レス製の複数の仕切板１８，１８…により表示ユニット
１７，１７の２台分毎に仕切っている。

【００１８】そして、各仕切板１８は表示ユニット１７
の高密度実装を図るために、その板厚を薄くしているの
で、その補強のために各仕切板１８の背面（後端面）で
は、Ｃ字状のＣチャンバ１９より成る支柱により各棚板
１６を支持させている。

【００１９】各表示ユニット１７は図４にも示すように
、その前面部１７ａ内に６組の表示モジュ―ル２０を例
えば３行（段）２列（３×２＝６）に配列する一方、そ
の後部１７ｂを、小棚１５から後方へ表示ユニット１７
を抜き差しする際に、幅広のＣチャンバ１９から逃げる
ために、幅を縮小させており、この後部１７ｂ内には電
源や点灯制御回路、冷却ファン等を組み込み、冷却風通
風自在に構成している。

【００２０】各表示モジュ―ル２０は図５に示すように
単管単色や単管多色等の表示ランプや発光ダイオード等
の表示素子２０ａを１画素として、例えば２行（段）８
列（２×８＝１６）で配列しており、これら表示素子２
０ａの点滅を適宜制御することにより、文字や図形、記
号等により必要な情報を表示するようになっている。

【００２１】そして、図１および図２に示すように小棚
１５の棚板１６上に互いに隣接して載置される２台１組
の表示ユニット１７，１７はその相互に隣接する内側部
における前面部１７ａの背面１７ａ１に、上下一対の取
付金具２１，２１を設けている。

【００２２】各取付金具２１は隣接する表示ユニット１
７，１７同士を横方向で着脱自在に一体的に結合するも
のであり、長円板状のフック板２１ａの一端を一方の表
示ユニット１７の前面部１７ａの背面１７ａ１に回動自
在に枢着している。

【００２３】フック板２１ａはその自由端部に形成した
嵌合凹部２１ｂを他方の表示ユニット１７の背面１７ａ
１に突設したピン２１ｃに嵌脱自在に嵌合させるように
なっている。

【００２４】また、結合板２２は２台１組の表示ユニッ
ト１７，１７の横方向の幅よりも若干短かい長方形板よ
り成り、その長手方向に複数のダルマ穴２３，２３…を
所要のピッチで穿設している。

【００２５】各ダルマ穴２３は１組の表示ユニット１７
，１７の後部１７ｂ，１７ｂの背面にそれぞれ突設され
た複数の止めピン２４，２４…を遊嵌せしめる大穴と、
きつく嵌合せしめる小穴とを横方向に連通させている。

【００２６】したがって、まず結合板２２の各ダルマ穴
２３の大穴に、各止めピン２４を遊嵌させてから、結合
板２２を図１中左側へ押し込むことにより各止めピン２
４が各ダルマ穴２３の小穴にきつく嵌合する。

【００２７】これにより、各組の表示ユニット１７，１
７は結合板２２を介して横方向に一体的に結合される。

【００２８】したがって、両表示ユニット１７，１７同
士が一体化して棚板１６上に載置されるので、これら両
ユニット１７，１７の並設方向両端部が、大仕切板１４
とＣチャンバ１９とにより二重に支持されて機械的強度
が大きい棚板１６の一部で支持される。

【００２９】このために、従来例のように薄板の棚板１
６が表示ユニット１７，１７の荷重により歪み、両表示
ユニット１７，１７が傾き、表示精度を低下させるのを
防止することができる。

【００３０】そして、両表示ユニット１７，１７同士を
引き離す場合は結合板２２を図１中右側方に引っ張るこ
とにより、両表示ユニット１７，１７から取り外す一方
、結合金具２１のフック板２１ａを回動させて、ピン２
１ｃから外すことにより簡単に行なうことができる。

【００３１】なお、前記実施例では上下一対の結合金具
２１と結合板２２の両者を設けた場合について説明した
が、本発明ではその一方のみを設けてもよい。

【００３２】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、棚板上で
隣接する複数台の表示ユニットを結合部材により一体的
に結合したので、この一体化した複数台の表示ユニット
の並設方向両端部を、仕切板と支柱とにより二重に支持
されて機械的強度の大きい棚板の一部により支持するの
で、これら表示ユニットの荷重により棚板が歪んで表示
ユニットが傾き、表示精度が低下するのを防止すること
ができる。しかも、棚板の板厚を増す必要がないので、
表示ユニットの高密度実装を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る表示装置の要部背面図。

【図２】図１の平面図。

【図３】図１および図２で示す要部を含む本発明の一実
施例の全体構成を示す一部切欠斜視図。

【図４】図１等で示す表示ユニットの前面側から見た斜
視図。

【図５】図４で示す表示モジュ―ルの斜視図。

【図６】従来の表示装置の一部拡大正面図。

【符号の説明】

１１　　表示装置 １２　　大棚 １５　　小棚 １６　　棚板 １７　　表示ユニット １７ａ　　前面部 １８　　仕切板 １９　　Ｃチャンバ（支柱） ２０　　表示モジュ―ル ２１　　取付金具 ２２　　結合板 ２３　　ダルマ穴

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　複数の表示素子を前面部に配設する表
   示ユニットの複数を、上下方向に複数段並設した棚板上
   に載置し、この棚板を、その直交方向に並設された仕切
   板により前記表示ユニットの複数台分毎にそれぞれ仕切
   ると共に、これら各仕切板の背面でこれより幅広の支柱
   によりそれぞれ支持させてなる表示装置において、前記
   各表示ユニットの隣接する複数台同士を着脱自在に一体
   的に結合する結合部材を設けたことを特徴とする表示装
   置。