JPH04230848A - 留め具自動締め付け用超音波駆動・感知回路 - Google Patents

留め具自動締め付け用超音波駆動・感知回路

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JPH04230848A
JPH04230848A JP3065385A JP6538591A JPH04230848A JP H04230848 A JPH04230848 A JP H04230848A JP 3065385 A JP3065385 A JP 3065385A JP 6538591 A JP6538591 A JP 6538591A JP H04230848 A JPH04230848 A JP H04230848A
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echo
drive
pulse
signal
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Ian E Kibblewhite
イアン・イー・キブルホワイト
John Drummond
ジョン・ドルモンド
Downey Dennis
デニス・ドーニー
John F Butler
ジョン・エフ・バトラー
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Original Assignee
SPS Technologies LLC
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波信号を発生し、
反射超音波エコー信号を感知するための電子回路、特に
、手動若しくは自動の留め具締め付けにおいて超音波張
力制御を用いる電子回路に関する。
【0002】
【従来の技術】今まで、超音波信号処理は、留め具のよ
うな金属物体の欠陥を検出し、締め付け中若しくは締め
付け後の留め具の伸びを測定するために用いられてきた
。用いられてきた手順は、電子的に発生された超音波パ
ルスを留め具の長手方向に伝送して、パルスからのエコ
ーまでの時間、すなわち反射超音波信号を測定するもの
であった。これはエコーの「走行時間」である。この走
行時間によって、欠陥までの距離と、欠陥留め具中の介
在物若しくは破面と、良好な留め具の長さとが測定され
る。しかし、留め具の長さは、留め具に張力が加えられ
るにつれて変化する。したがって、軸方向張力の関数と
して走行時間の変化が生じる。
【0003】マイスタリング(Meisterling
) は、アメリカ合衆国特許第4,760,740号で
、留め具の頭部に取り付けられる超音波トランスデュー
サに結合する伸び計を提示している。このマイスタリン
グの伸び計には、信号発生用と、信号受信用と、信号処
理用の極く一般的な回路が含まれる。伸び計の例は、マ
クフォールら(McFaul et al.) による
アメリカ合衆国特許第3,759,090号で提示され
ている。
【0004】ジョーンズ(Jones) によるアメリ
カ合衆国特許第4,413,518号では、ボルトの伸
び測定用機器とボルトの測定方法が示されている。この
回路では、高周波発振器で発生される第1のパルスをボ
ルトに加え、ボルトの反対側末端からの反射によって生
じる第2のパルスがボルトから出てくるまでの時間間隔
の間にパルスを計数する2進カウンタを含む、マイクロ
プロセッサを基盤とするディジタル系を用いている。こ
の計数は、ボルトの長さ又は機械的応力によるボルトの
伸びを計算するためにコンピュータに与えられる。この
計算はまた、コンピュータへのデータ入力にも関連し、
材料の走行速度と、応力補正係数と、測定温度と、温度
補正係数とに対応する。ディジタル濾過アルゴリズムに
よって正確で安定な測定が保証される。この機器の受信
機では、応力によるパルス歪みを取り扱う2重特性エコ
ー感知回路と、利得等高線回路とによって、ねじ付きボ
ルトの持つにせ超音波反射特性の問題が克服される。
【0005】エコー信号検出「ウインドウ」を発生する
ための論理及びタイミング回路を含む超音波信号発生と
検出の回路が、コックマン(Couchman)による
アメリカ合衆国特許第4,295,377号で提示され
ている。コックマンによるこの回路及び検出技法はまた
、同人によるアメリカ合衆国特許第4,294,122
号においても提示されている。この検出ウインドウによ
って、望ましいエコー・パルスを何時取るかの時間間隔
が確定される。検出ウインドウの経過時間は、調整が可
能で、コックマンが毎秒100パルスから2000パル
スと規定している1次超音波パルスの反復率の関数であ
る。
【0006】構造体メンバの寸法の変化を測定するため
の超音波機器が、ムーア(Moore) によるアメリ
カ合衆国特許第4,014,208号で提示されている
。この機器には、2逓倍する回路と、メンバのもう一端
から反射させるために、第1のパルスからの第2のエコ
ーを第2のパルスからの第1のエコーと合致させるべく
選択される1組のパルスの期間で音響パルスをメンバの
一端に伝送する、トランスデューサとが含まれる。電圧
制御型発振器がディジタル計数器と共に用いられ、1組
のパルスの間の期間と、継続する1組のパルスとの間の
間隔と、1組のパルスの予定数の時間とを計時する。こ
の最後の計時は、第2のパルスからの第1のエコーを中
心周波数で保持していた合致位置から位相的に偏らせる
ために、電圧制御型発振器の周波数を交互に変化させる
。高及び低周波数の交互的な偏りに合致するエコー・パ
ルスを位相検出し積分することによって、電圧制御型発
振器の中心周波数を精密に合致させる方向に駆動する、
位相感応フィードバック信号が作り出される。
【0007】キッブルホワイト(Kibblewhit
e) によるアメリカ合衆国特許第4,846,001
号では、超音波トランスデューサを取り付けた留め具が
示されている。 電子的な信号源パルスがトランスデューサに印加され、
反射超音波によって作り出される電気的なエコーが感知
される。キッブルホワイトは、エコー測定における走行
時間の変化の関数としてボルトの伸びの変化を測定する
ことによって、留め具中の機械的応力の変化を測定して
いる。走行時間測定について3つの案が論じられている
。これらは、(1)直接計時技法、(2)間接計時技法
、及び(3)2重パルス技法である。
【0008】直接計時技法では、信号源パルス(駆動パ
ルス)とエコー・パルスとの間の時間間隔の測定が含ま
れる。間接計時技法では、個別の信号源パルスについて
の第1のエコー・パルスから第2のエコー・パルスまで
の計時が含まれる。2重パルス技法においては、2つの
パルスが順次伝送される。これらの2つのパルス間の時
間間隔は、これら2つのパルスの最初のパルスからの第
2のエコーがこれら2つのパルスの第2のパルスからの
最初のエコーと合致するように調整される。
【0009】キッブルホワイトはまた、先行するパルス
のエコーが消滅するための待ち遅延時間を減少できる種
々のエコー検出技法についても論じている。これらの検
出技法には、(a)基本周波数検出技法、(b)音響イ
ンピーダンス検出技法、(c)高調波共振周波数検出技
法、及び(d)位相検出技法が含まれる。
【0010】上述の装置及び方法によって留め具につい
ての信頼できる情報が得られるとはいうものの、実際の
使用に当たっては限界がある。これらの技法では、平均
化の技法によって精度を達成している。したがって、こ
れらの技法は、高い精度と高い測定速度の両方の能力を
具え、締付け前及び締付け後の測定に広く用いられてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとしている課題】現在望まれるのは
、パルス・エコー時間の走行時間を一層の精度で測定す
るための、知能(インテリジェント)超音波信号駆動・
感知回路である。
【0012】第2に望まれるのは、高い精度と高い測定
速度の両面が達成されることによって締付け時に超音波
で測定された張力を制御することに役立つ、超音波信号
駆動・感知回路である。
【0013】更に望まれるのは、伝送されるパルス間に
長い遅延時間を必要としない超音波信号駆動・感知回路
である。
【0014】エコー・パルスを検出するためのウインド
ウを使用して、エコー・パルスを検出するためのエコー
検出しきい値を自動的に選択できるような駆動・感知回
路もまた望まれる。
【0015】エコー・パルスを検出するための時間位置
ウインドウを自動的に調整するような駆動・感知回路が
更に望まれる。
【0016】超音波トランスデューサの電気的及び音響
的効率と、留め具の形状寸法とにおける変動を補償すべ
く、パルス駆動電圧を自動的に調整するような駆動・感
知回路が更に加えて望まれる。
【0017】先行するパルスのエコーが進行中の測定の
時間受容ウインドウの外側に外れるようにパルス時間を
選ぶインターリーブ・パルス・モードで動作できるよう
な駆動・感知回路が更に重ねて望まれる。
【0018】走行時間の測定が、1つのパルスからその
パルスのエコーまで、1つのパルスからそのパルスの次
のエコー(反射)まで、又は、パルスのエコーからその
エコーの次のエコーまで調整可能な駆動・感知回路が更
に加えて望まれる。
【0019】10kHzまでのパルス反復率で動作でき
るような駆動・感知回路が、更に加えて望まれる。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、超音波
トランスデューサを通して留め具に結合できる、留め具
中の瞬時張力を反射パルス走行時間の変化によって測定
して計算するための超音波信号駆動・感知回路で実現さ
れる。
【0021】16ビットのソフトウエアで作動するマイ
クロコンピュータ式制御装置によって、その周辺回路部
材操作の順序(シーケンス)及び時間が決定され、また
、この制御装置に標本化されて入力される統計データに
基づいて、走行時間の計算と、校正の計算と、検出しき
い値の計算と、標本化率(サンプリング・レート)の計
算と、パルス振幅の計算とが行なわれる。製造と規模の
経済性に応じて、マイクロコンピュータ式制御装置は選
択される。このマイクロコンピュータ式制御装置機能を
交互型回路で実行することもできる。
【0022】読出し専用記憶素子(ROM)と、等速呼
出記憶装置(RAM)と、普遍的な非同期式受信送信器
(UART)とが、このマイクロコンピュータ式制御装
置に結合されるか、若しくはこのマイクロコンピュータ
式制御装置に統合した形で供給される。
【0023】このマイクロコンピュータ式制御装置によ
って、アナログ・ディジタル変換器から与えられるパル
ス幅変調とフィードバックを用いて高電圧信号発生器の
出力レベルが制御される。その後、マイクロコンピュー
タ式制御装置は、プログラム可能な(プログラマブル)
高速入出力バッファ回路による制御を受け、マイクロコ
ンピュータ式制御装置にインターフェイスするパルス駆
動回路を通して、高電圧信号からの信号源パルスを発生
する。この信号源パルスが、超音波トランスデューサを
通して留め具に印加される。
【0024】受信されたエコー・パルスは、それに続く
反射を含めて、エコー検出回路に信号を供給する同調パ
ルス増幅器によって超音波トランスデューサから感知さ
れる。このエコー検出回路には、プログラマブル高速入
出力バッファ回路と、同時にエコー検出回路内のディジ
タル・アナログ変換回路とを通してマイクロコンピュー
タ式制御装置から設定可能な、プログラム可能なしきい
値設定が含まれる。
【0025】ディジタルとアナログとの両方の技法を用
いるタイミング回路によって、エコー検出回路から検出
信号が受信され、180°位相のずれた2つのアナログ
・ランプ信号(逆相信号)と共に、ディジタル・アナロ
グ変換回路と、プログラマブル高速入出力バッファ回路
と、ディジタル計数器とを通して、ディジタル・タイミ
ング情報がマイクロコンピュータ式制御装置に供給され
る。
【0026】超音波トランスデューサに送られる信号源
(ソース)パルスは、15Vp−pを超えるが、パルス
幅50nsから100nsまでの直流15Vから400
Vの範囲にあることが望ましい。パルスの前縁(立上が
り、又は立ち下がり)時間は、10nsから20ns以
下であることが望ましい。10MHzの基本共振周波数
を有する超音波トランスデューサを用いる場合には、こ
の立上がり、又は立ち下がり時間は10ns以下でなけ
ればならない。パルス周期は100μsから100ms
の範囲にあることが望ましい。
【0027】必要に応じてアナログ時間測定回路の再校
正が行われる。各留め具の締付けの前にパルス電圧とエ
コー検出回路の適正化が行われる。
【0028】入力信号の測定を平均化するマイクロコン
ピュータ式制御装置ソフトウエア中で、時間測定アルゴ
リズムが実行される。このアルゴリズムには、次のステ
ップが含まれる。すなわち、 a)最初の測定値を記憶し、この時間±エコー波形期間
(すなわち、エコー間の期間とは異なる)を2で除した
受入れウインドウを設定すること。この時間は10MH
z信号に対して50nsである。
【0029】b)(n−1)の測定値の各々が受入れウ
インドウ内にあることを点検しながら、残りの(n−1
)の測定値を取ること。もし測定値がこのウインドウの
外側にあれば、この測定値を廃棄する。もし測定値が受
入れウインドウ内にあれば、この測定値を時間合計に加
え、最初の測定からの偏差の絶対値を偏差合計に加える
こと。
【0030】c)もしnを4で除した測定が受入れウイ
ンドウの外側にあるために廃棄されるならば、測定過程
を中断して再開すること。
【0031】d)(n−1)で除した偏差合計として平
均散布を計算する。もし、平均散布が特定された散布を
超えるならば、測定過程を中断して再開すること。
【0032】e)nで除した走行時間合計の平均時間を
計算すること。
【0033】f)データ要求が受信された時に、もし有
効な走行時間の測定が得られていなければ、非結合、散
布、トリガのような誤りメッセージを発信すること。
【0034】記憶装置に含まれるソフトウエアによって
、環境に対して適切な駆動電圧をハードウエアで発生す
べく動作させられる。エコーに対する検出しきい値も同
様に適切なエコー検出を行うようにプログラム可能に設
定される。本発明の装置では、UARTポートを通して
プログラム・パラメータに対する変化を受け入れる。
【0035】2つの逆相ランプ基準信号を発生するため
に校正値を周期的に再決定しながら、これらのランプ基
準信号を用いて超音波走行時間が測定される。
【0036】駆動・感知回路は、その第1が5MHzで
動作し、第2が10MHzで動作する、2つの逆相重複
ランプ基準信号と2つのパルス列とに関して動作する。 これによって、駆動・感知回路は、10kHz程度まで
の高い周波数の超音波パルスを発生して検出し、超音波
パルスを200psまでの解像度で測定することを可能
にする。
【0037】この回路では、5MHz及び10MHzの
クロック・パルス(基準パルス列)と共にこれら2つの
反相ランプ基準信号を用いて、信号源パルスと第1エコ
ーとの間、又は予定されたエコー(例えば、第1及び第
3エコー)の間の走行時間を検出する。
【0038】もしインターリーブ・モードの動作が選択
されると、この情報を用いるアルゴリズムに従ってエコ
ーの位相から外れた次の信号源パルスを与えるべく動作
することによって、先行する測定の完了の直後に走行時
間の新しい測定を行うことが可能になる。この技法は、
「インターリービング」と呼ばれる。
【0039】
【実施例】図1に、本発明の超音波パルス駆動・感知回
路10を示す。オペレータ、若しくはその他の入力及び
出力データの信号源からは、RS422インターフェイ
ス・ポート11を通してこの回路へアクセスできる。
【0040】マイクロコンピュータ式制御装置回路13
は、インテル社(Intel Corporation
) の87C196KB型マイクロコントローラ(mi
crocontroller)によって実現されている
。このマイクロコンピュータ式制御装置回路13内には
、プログラマブル中央演算装置(CPU)15が構築さ
れている。このCPU15は、汎用非同期送受信器(U
ART)17に対して双方向接続を有する。UART1
7は、双方向伝送バス19を通してRS422ポート1
1に接続されている。
【0041】CPU15には、内蔵若しくは外付けの何
れでも良いが、ROM21及びプログラマブル等速呼出
記憶装置(RAM)23が組み付けられている。ROM
21には、この回路の動作を制御する初期化及び主ソフ
トウエア・プログラム10が内蔵されている。RAM2
3は、データ、プログラム変動要素、及びその他のプロ
グラム・ソフトウエアを記憶するために用いられる。
【0042】マイクロコンピュータ式制御装置回路13
、特にCPU15は、外付けの10MHz発振器25に
よって駆動される。この発振器25によって、以下に述
べるディジタル・タイミング回路に対するタイミング・
パルスもまた与えられる。
【0043】CPU15からの出力には、CPU15か
らの指示信号を受け取るパルス幅変調回路27が接続さ
れている。ディジタル計数器29によって、以下に述べ
る回路からの計数パルスが受け取られ、この計数値がC
PU15に入力される。アナログ・ディジタル変換器3
1によって、以下に述べる回路からのアナログ信号が受
け取られ、このアナログ信号がCPU15に送られるデ
ィジタル信号に変換される一方で、プログラマブル入出
力回路33によって以下に述べる回路及びCPU15の
間の双方向インターフェイスが与えられる。
【0044】パルス幅変調回路27からの切替え制御信
号35は、15Vから400Vまで変化する直流を発生
する高電圧発生器37へ送られる。状況表示回線39が
高電圧発生器37の出力からアナログ・ディジタル変換
器31を通ってCPU15に接続される。高電圧発生器
37からの出力はまた、パルス駆動回路41にも接続さ
れる。
【0045】パルス駆動回路41は、CPU15からプ
ログラマブル入出力回路33を通ってパルス駆動回路4
1に供給されている制御信号43の制御の下に動作する
。パルス駆動回路41によって、信号源(又は駆動)パ
ルスが電気接続回線45を通って留め具49上に配置さ
れている超音波トランスデューサ47に供給される。 超音波トランスデューサ47は双方向性装置であるので
、反射パルス(エコー)は電気接続回線45上にも現れ
る。
【0046】同調パルス増幅器51によって、電気接続
回線45上のエコー又は反射パルスが同回線上の信号源
パルスと共に感知され、エコー検出回路53に増幅信号
が与えられる。エコー検出回路53は、指示によってプ
ログラムどおりに設定され、並列接続55と入出力回路
33とを経由してCPU15から送られるしきい値とサ
ンプリング時間を有する。エコー検出回路53からの第
1の出力57は、入力としてランプ発生回路59に接続
される。エコー検出回路53からの第2の出力57は、
入力としてディジタル・タイミング回路63に接続され
る。ランプ発生回路59及びディジタル・タイミング回
路63は、アナログ・ディジタル・タイミング回路65
を形成する。
【0047】ランプ発生回路59によって、第1の出力
が第1のランプ信号67であり、第2の出力が第2のラ
ンプ信号69である、それぞれが独自の接続回線を有す
る2つの出力が与えられる。上で参照したように、ディ
ジタル・タイミング回路63は、発振器25に接続され
、発振器25からの10MHzタイミング・パルスを受
け取る。ディジタル・タイミング回路63は、プログラ
マブル入出力回路33を通ってCPU15に接続する双
方向接続71及び73を有する。
【0048】図2の流れ図75で示される初期化及び主
コンピュータ・プログラムが、CPU15と共に組み込
まれている記憶装置内に含まれている。図1の回路10
が起動されると、自動的に復帰シーケンス77を通る。 その後、マイクロプロセッサ15がステップ79で内部
レジスタを初期化する。次に、省略時解釈検出パラメー
タが、ステップ81でマイクロコンピュータ式制御装置
回路のレジスタに負荷される。これに引き続いて、この
回路はランプ構成ルーチン83に入る。ここで、図12
に関連して以下に述べるソフトウエア・ルーチンが演じ
られる。
【0049】このステップの後、マイクロコンピュータ
式制御装置回路内の内部タイマがステップ85で初期化
される。これに引き続いて、ソフトウエア濾過回路がス
テップ89で初期化される。その後、復帰完了メッセー
ジがステップ91でシリアル・ポート11に送られる。 その後、シリアル・ポート・バッファがステップ93で
指示に関して点検される。これによって、図2に示すプ
ログラムの初期化の部分は完了する。ここで引用される
種々の回路要素及びプログラム要素については更に以下
で論じることにする。
【0050】次に、ソフトウエアは、回路10の電源が
断たれるまで、回路10は連続的にループ全体を循環す
る主プログラム・ループに向かう。
【0051】主プログラム・ループでの第1ステップは
、受信バッファが空であるかどうかを確かめるステップ
95である。もし受信バッファが空でなければ、レジス
タに対してタイム・スキャッタ・データ又は新しいパラ
メータが要求される。もし新しいパラメータ値又はコマ
ンドが要求されたならば、新しいパラメータ値又はコマ
ンドがステップ99でマイクロコンピュータ式制御装置
回路13に負荷される。もしステップ97でタイム・ス
キャッタ・データが要求されたならば、ステップ101
でタイム・スキャッタ・データがマイクロコンピュータ
式制御装置回路13に対して出力される。
【0052】もしステップ95において、若しくはステ
ップ99及び101が実施された後において受信バッフ
ァが空であれば、マイクロコンピュータ式制御装置回路
13は、ステップ103でパルス・レベル値及びエコー
検出しきい値レベルの適正値を選択するかどうかを判定
すべく働く。もしこの選択を行わないのであれば、パル
ス・エコー又はエコー・エコー・タイミング・モードを
選択すべきかどうかについて回路レジスタがステップ1
05で照合される。もしエコー・エコー・タイミング・
モードが選択されたならば、第1若しくは第2エコーが
指定されているかどうかについてステップ107でマイ
クロコンピュータ式制御装置回路13が照合される。も
し第1エコーが指定されているならば、ステップ109
で第1エコー・ウインドウ時間と第1エコーしきい値デ
ータ出力がマイクロコンピュータ式制御装置回路13に
負荷される。もし第2エコーが指定されているならば、
ステップ111で第2エコー・ウインドウ時間と第2エ
コーしきい値データ出力がマイクロコンピュータ式制御
装置回路13に負荷される。
【0053】他方、もしステップ105での照合の結果
パルス・エコー・モードが選択されたならば、ステップ
113でこのモードに関するエコー・ウインドウ時間と
エコーしきい値データ出力がマイクロコンピュータ式制
御装置回路13に負荷される。
【0054】ステップ103での照合においてもしパル
ス・レベル値及びエコー検出しきい値レベルが選択され
ていると判定されたならば、ステップ115でのプログ
ラムは高電圧パルス・レベルの適正化に向かう。これは
図9に関連して以下に述べるプログラム・ルーチンであ
る。図9のこのルーチンの動作の次に、プログラムは、
図10に関連して以下に述べるしきい値適正化ルーチン
に進む指示ステップ117に戻る。このルーチンの動作
の次に、プログラムは照合ステップ105に戻る。ステ
ップ109、111、又は113の何れかを完了すると
、プログラムは、受信バッファが空であるかどうかを確
かめるべく照合される照合ステップ95に戻る。プログ
ラムのこの部分は、回路10の電源が断たれるまで、ル
ープを循環して無限に継続する。
【0055】回路10の主たる仕事は、留め具49に対
して締付け時に加えられる長手方向の張力を測定するこ
とである。留め具49が締め付けられ、留め具49への
長手方向の張力が増加するにつれて、エコーの走行時間
、すなわち、超音波トランスデューサ47を通しての留
め具49の頭部に対する信号源・駆動パルスの印加と、
留め具49の端からの反射、すなわちエコーの受信との
間の経過時間がこのパルスの走行時間が増加することは
、経験的なデータによって予め確認されている。更に、
締付けの増分的変化に伴い留め具49の長さが増分的に
変化するにつれて、継続する走行時間の測定値は変化す
る。
【0056】図3は、駆動・感知回路10の正規モード
の動作に関するパルスの時間関係と、駆動・感知回路1
0のインターリーブ・モードの動作に関するパルスの時
間関係とを示す。反復モード119は、時間周期Taに
よって分離される複数のパルスと共に動作する。時間周
期Taは、エコーの走行時間をTとして、10Tよりも
大きいことが望ましい。信号源・駆動パルスによって、
エコーがおさまって、継続する反射波とエコーとが一致
して測定誤りを生じさせないようにする。4インチ(約
100mm)のボルトについての走行時間は、典型的に
は約35μsである。
【0057】反復モード119において、第1の信号源
・駆動パルス123は、超音波トランスデューサ47に
印加され、第1のエコー125に対して走行時間TOF
が測定される。この時、この走行時間131はマイクロ
コンピュータ式制御装置回路13中に記憶される。
【0058】この測定の一部として、受容ウインドウ1
33がエコー125のために確立される。この受容ウイ
ンドウによって、マイクロコンピュータ式制御装置回路
13が、TOの時点でエコーの探索を始める時期、及び
、T1の時点でエコーの探索を止める時期が確定される
。信号源・駆動パルス123からの衰退するエコーが十
分におさまったならば、すなわち10回目のエコーで第
2の信号源・駆動パルス129が超音波トランスデュー
サ47に印加される。
【0059】インターリーブ・モード動作121におい
て、継続する信号源・駆動パルスは、10Tで確定され
る正規の間隔、すなわち先行するパルスの10回目のエ
コーを越えては超音波トランスデューサ47に印加され
ない。インターリーブ・モード動作121において、継
続する信号源・駆動パルスは、トランスデューサ47に
対して発生され、先行する信号源・駆動パルスの初期の
反射波の間にインターリーブされる。このインターリー
ブでは先行する信号源・駆動パルスからの支配的なエコ
ーの瞬時的な位置についての考慮が為され、反射波との
一致を生じないよう、すなわち先行する信号源・駆動パ
ルスからのエコーが反射波と一致して測定誤りを生じさ
せないように、エコーの隙間に新しい信号源・駆動パル
スを配置する。
【0060】与えられるあらゆる時期について、エコー
の時間上の配置を統計的に決定することができる。エコ
ーの発生予期の時間上の配置は、エコーが第1エコーで
あれ、第2エコーであれ、第3エコーであれ、統計的に
妥当に決定することが可能である。
【0061】インターリーブ・モード動作121におい
て、第1の信号源・駆動パルス137によって、反復モ
ード119に関する走行時間と同一である走行時間T1
31′において、第1のエコー135が発生される。イ
ンターリーブ・モード動作121において発生される新
しい信号源・駆動パルスの各々に対して経過時間周期が
計算される。経過時間周期Ta′によって、超音波トラ
ンスデューサ47に第2の信号源・駆動パルス143が
印加される時期が確立される。この第2信号源・駆動パ
ルス143によって、第1の信号源・駆動パルス137
からからのエコー138、142、及び145と共にイ
ンターリーブされた時期に生じる第1のエコー139が
作り出される。
【0062】第2の周期においても再び、初期のエコー
139と信号源・駆動パルス137との間の走行時間T
131′の測定が行われる。この過程は更に継続する周
期に対しても反復される。
【0063】第3の周期において、2つの先行するパル
スのエコーの隙間に、例えば第1信号源・駆動パルス1
37からの第5のエコー149と第2信号源・駆動パル
ス143からの第3のエコー151とが発生する前に信
号源・駆動パルスが印加される。第1エコー153と第
3信号源・駆動パルス147との間の走行時間T131
′が測定される。第1及び第2エコー135及び155
は、第1及び第2信号源・駆動パルス137及び143
からの後続エコーの隙間に発生する。この過程は、第1
、第2、及び第3エコー137、143、及び147か
らの追加的エコーが発生する前に超音波トランスデュー
サ47に第4の信号源・駆動パルス157が印加される
第4の周期に対しても反復される。
【0064】インターリーブ・モード動作121におい
て、このアカウンティング手順は10の信号源・駆動パ
ルスまで続けられる。反復モード119におけるように
、信号源・駆動パルスの総てについて10以上のエコー
では、マイクロコンピュータ式制御装置回路13の精度
を妨害することがない程度までおさまっているので、イ
ンターリーブ・モード動作121の計算においては測定
される必要がない。
【0065】図3で示されるパルスは正極性のパルスで
あるが、このマイクロコンピュータ式制御装置回路13
を負極性のパルスで動作すべく設計することもできる。 実際のところ、図15から図18に関連して以下に述べ
る詳細な回路は負極性のパルスで動作する。
【0066】図4は、図1の発振器25によって与えら
れる10MHzのクロック信号119を示す。このクロ
ック信号は、100nsの周期を有し、マイクロコンピ
ュータ式制御装置回路13のCPU15内で行われる走
行時間の計算においてはQ0として参照される。
【0067】図1のディジタル計数器29の最下位のビ
ット(LSB)は、5MHzの割合でフリップ・フロッ
プ変化する。ディジタル計数器29のこのLSBを指示
する信号は、図4で信号121として示してある。この
信号121は、CPU15によって行われる走行時間の
計算においてはT2CLKとして指示されている。
【0068】図1の0ランプ信号67は、図4上ではラ
ンプ曲線123として示されている。同様に、図1の1
ランプ信号69は、図4上ではランプ曲線125として
示されている。
【0069】CPU15によって、タイマ起動信号12
7が発生される。このタイマ起動信号127は、エコー
を検出する際、特に図3に示すようなエコー検出ウイン
ドウを起動する際に、図1のエコー検出回路53によっ
て用いられる。図4では、10MHz及び5MHzの基
準信号に関するディジタル計数の3つの最下位のビット
の数値状態もまた示されている。タイマ起動信号129
は、ディジタル計数器29の数値状態が“001”であ
る時に正極性になる。これは、10MHzクロック信号
119の立下り上で生じる。
【0070】CPU15内で行われる走行時間の計算は
、アナログ時間はディジタル時間の小数部であるとして
、下記の T=(ディジタル時間)+(アナログ時間)の式で行わ
れる。更に詳しく言うと、アナログ時間を計算するため
にランプ0を用いる時には、Aをタイミング周期の終末
におけるランプ振幅、L及びHをそれぞれL0及びH0
とし、アナログ時間を計算するためにランプ1を用いる
時には、それぞれL1及びH1として、T=[(2×T
2CLK+Q0)+(A−L)/(H−L)]×100
nsの式で行われる。
【0071】図5では、図1のアナログ・タイミング・
ランプ67及び69の校正を示す。ディジタル・タイミ
ング回路63の最下位のビット(LSB)121と、第
1ランプ(ランプ0)信号123と、第2ランプ(ラン
プ1)信号125とが示されているが、総て実行状態に
設定されていて、これによる動作が行われるまでその状
態に留まる。
【0072】第1校正停止タイム131が発生され、ラ
ンプ1の信号125の開始点の至近位置とランプ0の信
号123の終止点の至近位置とで停止をかける。
【0073】第2校正停止タイム133が発生され、ラ
ンプ1の信号125の終止点の至近位置とランプ0の信
号123の開始点の至近位置とで停止をかける。
【0074】これらの第1及び第2停止タイム133及
び133は、正確に100nsだけ離れている。
【0075】停止タイム133及び133において、ラ
ンプ123及125の各ランプ値が読み取られる。この
読取り値によって、上で述べ、以下に更に詳細に述べる
アナログ時間測定計算に用いられる4つの校正データ点
、H0、L1、H1、L0が得られる。
【0076】図6では、アナログ・タイミング・ランプ
のの1つがのこぎり波139で示されているが、アナロ
グ・タイミング・ランプを発生する際に或る種の原因に
よる誤差が生じることを示す。これらの誤差には、オー
バシュート、有限の帰線期間、及び非ゼロ復帰が含まれ
る。これらの誤差は、高速アナログ回路では典型的なも
のである。本発明の回路は、アナログ回路で当然生じる
これら誤差の原因を要求に応じて校正技法によって補償
すべく設計されている。
【0077】図1のエコー検出回路53によって、個別
のエコーを探すために適切な時間位置にウインドウが配
置される。図1のエコー検出回路53内には、このウイ
ンドウの時間位置を確立するためのプログラム・レジス
タを有する。
【0078】上で述べ、以下に更に詳細に述べるパルス
・レベル適正化ソフトウエア・プログラムによって信号
源・駆動パルスの振幅が確立されることにより、図3及
び図7のこのパルスからの第1エコーと継続するエコー
の信号レベルが確立される。
【0079】上で述べ、以下に更に詳細に述べるしきい
値適正化ソフトウエア・プログラムによって、図7のエ
コーの最大露出面141が識別され、確立される。この
ソフトウエア・プログラムによって、個別のエコーの主
要なローブ(位相)147を検出するための、正極性し
きい値143、又は負極性しきい値145の信号レベル
もまた確立される。正極性しきい値に関するしきい値交
差点149、又は負極性しきい値に関するしきい値交差
点151は、エコー検出回路53のタイマ停止回路を活
性化するために用いられる。しきい値交差点は、確立さ
れたしきい値レベルをエコーの波形が交差する点である
【0080】エコーの波形の予定のゼロ交差点で、タイ
マ回路を活性化するために用いられるしきい値交差点1
49の後に停止信号160が発生される。停止信号16
0は、タイマ停止回路を活性化するために用いられるし
きい値交差点149の後の直ぐ次のゼロ交差点で発生さ
れることが望ましい。
【0081】以前にも行われていたように、しきい値よ
りもむしろゼロ交差点でタイミングを取ることの利点は
、締付け時の走行時間測定においてエコー信号の変化と
電気的及び超音の雑音とによる効果を取り除く点にある
【0082】図7にはまた、正極性しきい値検出又は負
極性しきい値検出のための停止回路活性化信号153、
及び157と、タイマ起動信号127も示されている。
【0083】図3、図4、図5、及び図7に示される動
作上の特徴は、コンピュータ・ソフトウエア・プログラ
ムの管理の下に回路10内で実行される。これらのプロ
グラムには、図8の流れ図に示されるエコー検出ルーチ
ンが含まれる。このルーチンが開始されると、ステップ
159で望みの時間に対するエコー検出ウインドウが設
定される。このステップに続いて、プログラムは、図9
の流れ図に示されるパルス・レベル適正化ルーチンに自
身を向ける。このルーチンが行われた後、プログラムは
、図10の流れ図に示されるしきい値適正化ルーチンに
自身を向ける。
【0084】このしきい値適正化ルーチンが完了すると
、エコー検出ルーチンの初期化が完了し、ステップ16
5でプログラムによって、高電圧パルスが供給され、デ
ィジタル・タイマが始動され、ランプ発生器回路が起動
される。その後、ステップ167でエコー検出回路が起
動される。このステップに続いて、ステップ169でエ
コーが受信されたか、若しくは時間切れがあったかどう
かについて照合が行われる。時間切れとは、エコーの不
在のことである。このステップは、エコーが受信される
か、若しくは時間切れがある時まで連続的に反復される
【0085】エコーが受信されると、ステップ171で
エコー検出器が無能化され、ディジタル・タイマが停止
されて現状に維持される。その後、ステップ173でデ
ィジタル時間が記憶され、タイマの最下位のビットの極
性が測定される。
【0086】その後、ステップ175でタイマの最下位
のビット極性についての適切なランプ・レベルの測定が
行われる。次に、ステップ179でアナログ時間がディ
ジタル時間に加えられ、ステップ181でこの合計値が
走行時間として記憶されて、ここでプログラム・ルーチ
ンは終わる。
【0087】パルス・レベル適正化ソフトウエア・プロ
グラムは、図9の流れ図に示されている。このプログラ
ムが開始されると、その最初のステップはステップ18
3で必要なエコーに対するエコー検出ウインドウを設定
することである。次に、ステップ185で高電圧発生器
が最高レベルに設定される。この高電圧発生器の最高レ
ベルは、典型的には直流300Vから400Vの間であ
る。
【0088】このステップ185に続いて、ステップ1
85でエコー検出器の検出しきい値が約1Vに設定され
る。この後、ステップ189でプログラムは次のパルス
・エコー周期を待つ。
【0089】ステップ191でエコー又は時間切れの有
効な検出についての照合が為される。もし時間切れが受
信されたならば、ステップ193で不良ボルト又はボル
トなし、すなわちトランスデューサの不良又はトランス
デューサの接続不良を示す信号がRS422ポートを経
由してオペレータに送られる。
【0090】もしステップ191でエコーが受信された
ならば、ステップ195で高電圧発生器の高電圧レベル
が下げられる。この後、ステップ197でプログラムは
次のパルス・エコー周期を待つ。この次のパルス・エコ
ー周期と共に、ステップ199でプログラムは有効なエ
コー検出又は時間切れを探す。もしエコーが受信された
ならば、プログラムは高電圧レベルを下げるべくループ
を逆行してステップ195に戻る。ステップ199で時
間切れが受信されるまで、このループは続く。
【0091】ステップ199で照合の関数として時間切
れが受信されると、ステップ201で高電圧レベルが増
分的に増され、ステップ203でこの新しいレベルは適
正高電圧レベル値として記憶される。ここで、このルー
チンが終了する。
【0092】図10の流れ図にプログラム・ソフトウエ
ア中で実行されるしきい値適正化ルーチンが示されてい
る。このルーチンが開始されると、要求されるエコーに
対するエコー検出ウインドウがステップ205で設定さ
れる。その後、ステップ207で約1Vの低いしきい値
と、動作中及び最大計数器値が0に設定される。このス
テップ207に続いて、ステップ209でプログラムは
次のパルス・エコー周期を待つ。
【0093】次のパルス・エコー周期が到来すると、ス
テップ211でルーチンによって、エコー走行時間が測
定され、ステップ213で走行時間及び現状のしきい値
が記憶され、動作中の計数器値が進められる。ステップ
213に続いて、しきい値がステップ215で進められ
る。
【0094】次にルーチンによって、ステップ217で
典型的には4.1Vである高限界値よりもしきい値が大
きいかどうかが調べられる。もししきい値が高限界値よ
りも大きければ、MAX  THRESレジスタ値にM
AX  COUNTを加え、2で除した値に等しい適正
しきい値の計算がステップ219で行われる。この計算
の後、このルーチンは終わる。
【0095】しかし、もしステップ217でしきい値が
高限界値を超えていなければ、ステップ221でプログ
ラムは次のパルス・エコー周期を待つ。次のパルス・エ
コー周期が到来すると、ステップ223でルーチンによ
って、このエコーについての走行時間が測定される。こ
のエコー走行時間が測定されると、ステップ225で記
憶されていた前のエコー走行時間と比較される。もしス
テップ223で測定された新しいエコー走行時間が記憶
されていたステップ225での前のエコー走行時間に匹
敵するものであれば、ステップ227で計数器値が進め
られ、ルーチンはその後しきい値を進めるべくループを
逆行してステップ215に戻って反復する。
【0096】もし新しい走行時間が記憶されていたステ
ップ225での前の走行時間と異なるならば、ステップ
229で動作中の計数器値及びしきい値がマイクロコン
ピュータ式制御装置中に記憶される。次に、動作中の計
数器値が最大計数器値より大きいかどうかを判定するた
めに、ステップ231で照合される。もし動作中の計数
器値が最大計数器値より大きければ、最大計数器中の計
数器値、及び最大しきい値レジスタ中の関連するしきい
値がステップ233で記憶される。このステップ233
に続いて、若しくは計数器値が最大計数器値を超えてい
なければ、ルーチンは、動作中の計数器をステップ23
5で0に設定すべく動作し、ループを逆行してステップ
209の次のパルス・エコー周期を待つルーチンに戻る
【0097】図3に示されるエコー対エコーの検出は、
図11の流れ図に示すプログラム・ソフトウエアによっ
て実行される。このルーチンが開始されると、第1エコ
ーのエコー検出時間がステップ237で負荷される。そ
の後ルーチンはステップ239で、自身をこの第1エコ
ーのパルス・レベルの適正化に向け、図9に示すルーチ
ンに向けて退出する。この別のルーチンの実行に続いて
、プログラムは、ステップ241で自身をしきい値の適
正化に向け、図10に示すルーチンに向けて退出する。 図10のこのプログラム・ルーチンの実行の後、エコー
対エコー検出ルーチンによって、第2エコーの検出時間
がステップ243で負荷される。
【0098】その後、ルーチンはステップ245で、図
10のしきい値適正化ルーチンに自身を向ける。
【0099】このしきい値適正化ルーチンが第2エコー
に対して実行されると、このルーチンによって、再び第
1エコーの検出時間がステップ247で負荷される。
【0100】このステップ247を完了すると、ルーチ
ンはステップ249で図8のエコー検出ルーチンに自身
を向ける。このエコー検出ルーチンを完了した後、この
ルーチンは継続し、第2回目の第2エコー検出時間がス
テップ251で負荷される。その後再びこのルーチンは
、図8のルーチンであるこの第2エコーのエコー検出に
進む。これを完了すると、このルーチンは、ステップ2
53で、第2エコーの走行時間から第1エコーの走行時
間を差し引いた値に等しいエコー対エコーの走行時間を
計算する。このステップ253を完了すると、反復が必
要かどうかについてステップ255で照合が行われる。 このプログラムは、特に指示がない限り、ループを逆行
してステップ247に戻る。
【0101】ランプ校正は、図12の流れ図に示すプロ
グラム・ルーチンによって実行される。このルーチンが
呼び出されると、ループ計数がステップ257で64の
数に設定され、L0、H0、L1、及びH1レジスタが
0に設定される。このステップに続いてステップ259
で、ループ計数器が現在の数に1を加えた数に設定され
る。更に、このステップ259の一部として、測定のた
めにH1及びL0値が選択される。
【0102】このステップに続いてステップ261で、
タイマ及びランプ発生の動作が開始される。タイマの最
下位のビット(LSB)の最低値が、ステップ263で
選択される。その後ステップ265で、ランプ停止信号
が発生される。
【0103】次に、ステップ267で、H1のレベルが
測定され、H1レジスタ中の動作中の合計に加えられる
。このステップに続いてステップ269で、L0のレベ
ルが測定され、動作中の総計に加えられる。その後、計
数器の値が消去され、ステップ271で、測定のために
L1の値が選択される。これらの値を得てステップ27
3で、タイマ及びランプ発生の動作が再び開始される。 その後ステップ275で、タイマの最下位のビット(L
SB)の最高値が選択される。
【0104】このステップ275の後、ランプ停止信号
がステップ277で発生される。その後、ステップ27
9で、H0のレベルが選択され、動作中の合計に加えら
れる。このステップに続いて、ステップ281で、L1
のレベルが測定され、動作中の合計に加えられる。
【0105】この最後のステップ281に続いてステッ
プ283で、ループ計数が64であるかどうかについて
照合が行われる。もしループ計数が64でなければ、ル
ープ計数を現在の値に1を加えた数に設定するステップ
259にプログラムがループを逆行し、残りの処理ステ
ップが反復される。もしループ計数が64であれば、プ
ログラムによって、ステップ285でL0、L1、H0
、及びH1の各々が64で除され、その後、次の値、す
なわちステップ287で、H0引くLO、及びH1引く
L1の値が計算され、記憶される。この計算が完了した
後、このルーチンは退出する。
【0106】ランプ・レベルのアナログ内挿が、図13
の流れ図に示すソフトウエア・ルーチンによって実行さ
れる。このこのルーチンが呼び出されると、ステップ2
89で、ランプ・レベルが測定され、Aに等しく設定さ
れる。その後ステップ291で、タイマの最下位のビッ
ト(LSB)の極性が判定される。もしこの極性が“0
”(最低)であれば、ステップ293で、Hレジスタが
H0に等しく設定され、LレジスタがL0に等しく設定
されて、H引くLの値がH0引くL0に等しくなるよう
に計算される。
【0107】ステップ291において、タイマの最下位
のビット(LSB)の極性が“1”(最高)であれば、
ステップ299で、HレジスタがH1に等しく設定され
、LレジスタがL1に等しく設定されて、H引くLの値
がH1引くL1の値に等しくなるように計算される。
【0108】ここでステップ297でアナログ時間“T
”をT=A−L/H−Lの式を用いて計算することにな
る。その後ステップ303で、この値を1計数を0.1
nsの尺度で計算する。
【0109】図13には、パルス幅100nsの10M
Hzのクロック・パルス313、ランプ315、及びタ
イマ停止信号317もまた示されている。タイマ停止信
号317は、上で述べた等式の値で生じる立ち下がり前
縁317aによって表される。
【0110】本発明のソフトウエアによって、図13の
流れ図に示すソフトウエア・ルーチンによるディジタル
平均化及び濾過もまた実行される。ここでは、値“A”
は平均に対する標本の数に等しく、値“T”は現在の走
行時間(TOF)に等しく、値“I”は“A”標本の初
期TOFに等しく、値“R”はこれらの値の動作中の合
計に等しい。
【0111】このルーチンが開始されると、その第1ス
テップ319で、標本の値が組の中で最初のものである
かどうかが判定される。もし標本の値が組の中で最初の
ものであれば、ルーチンは終了する。もし標本の値が組
の中で最初のものでなければ、TがIの±50ns以内
であるかどうかを判定すべくステップ321で照合が行
われる。もしTがIの±50ns以内でなければ、ステ
ップ323で廃棄計数器の値が進められ、廃棄の数がA
を4で除した数よりも大きいかどうかを判定すべくステ
ップ325で照合が行われる。
【0112】もし廃棄の数がAを4で除した数よりも大
きくなければ、ルーチンは終了する。もし廃棄の数がA
を4で除した数よりも大きければ、ステップ327で、
中止計数器の値が進められ、別のレジスタが消去され、
新しいフラグが設定される。ステップ327が実行され
た後、ルーチンは終了する。
【0113】ここで戻ってステップ321を参照すると
、Tが真にIの±50ns以内であると判定されたなら
ば、Iからの絶対差が、ステップ329で、測定され、
動作中の差の合計に加えられる。このステップ329に
続いて、ステップ331で値TがRに加えられる。 その後ステップ333で、標本の数がAに等しいかどう
かについて判定すべく照合が行われる。もし標本の数が
Aに等しくなければ、ルーチンは終了する。もし標本の
数がAに等しければ、標本の絶対変動値の平均値がその
後ステップ335で計算される。この計算ステップ33
5の後、平均走行時間に等しいAで除された値Rがステ
ップ337で計算される。
【0114】ステップ337によって、走行時間の測定
値の平均値が与えられる。このステップ337に続いて
、平均変動値が予定限界を超えているかどうかについて
ステップ339で照合が行われる。もし平均変動値が許
容できる限界を超えているならば、ステップ341で、
中止計数器の値が進められ、レジスタが消去され、新し
い周期のフラグが設定される。このステップ341に続
いて、プログラムはこのルーチンから退出する。
【0115】ステップ339でもし平均変動値が許容で
きる限界を超えていなければ、ステップ343で、新し
い平均走行時間が記憶され、設定される。新しい有効平
均走行時間のフラグが設定される。その後、プログラム
はこのルーチンから退出する。
【0116】図2及び図8から図14までに示される流
れ図のプログラムのソフトウエア符号を表1で見ること
ができる。
【0117】図1に示される回路を図15から図18ま
でに示されるように実現することができる。図15を参
照すると、CPU15を含むマイクロコンピュータ式制
御装置13、及び周辺の構成要素17、21、23、2
7、29、31、及び33は、インテル(Intel)
 社の87C196型LSIチップ345上に実現され
ている。 スイッチ349と直列接続されたインバータ増幅器35
1及び353とから主として成る復帰回路347がチッ
プ345の復帰ピンに接続されている。
【0118】RS422シリアル・インタフェイス・モ
ジュールが、RS422インタフェイス・バスとチップ
345の適切なピンとの間に接続されている。チップ3
45は、必要な機能に関して、製造業者によって供給さ
れる取扱説明書に従って接続されている。
【0119】チップ345には、図17の回路に対する
タイマ消去接続359と、パルス幅変調接続361と、
図18の高電圧発生器回路に対する高電圧信号回路接続
363とが含まれている。チップ345からの更なる接
続には、図18に示される回路に対する電源接続365
と、図16に示されるエコー検出回路に対するエコー検
出しきい値バイト接続367とが含まれる。
【0120】チップ345からのパルス・トリガ信号3
69が、インバータ増幅器371を通過した後に図16
のパルス駆動回路に進められる。タイマ始動エコー検出
及び校正信号を含む複数の信号がチップ345からバス
373を経由して図17に示されるディジタル・タイマ
回路に接続される。
【0121】図15から分かるように、チップ345の
ディジタル入出力端子の総てが用いられる訳ではない。 これらの端子の一部は、レジスタ・バンク375とディ
ジタル計数器回路377とに接続される。ディジタル計
数器回路377には、ANDゲート379中でチップ3
45からのエコー検出信号と共に加えられるあふれビッ
トが具えられている。ゲート379からの出力381は
、図16のエコー検出起動回路に送られる。
【0122】図16には、図1のエコー検出回路53、
図1のパルス駆動回路41、及び図1の同調パルス増幅
器51の実施例が示されている。図15からの出力38
1は、JK型フリップ・フロップ383への入力となる
エコー検出起動信号である。エコー検出しきい値バイト
を含むバス回路接続367は、ディジタル・アナログ変
換器回路385への入力となる。この変換器回路385
からの出力によって、第1比較器回路387へのしきい
値信号入力が与えられる。この第1比較器回路387は
、超音波トランスデューサ47から検出され、その後同
調パルス増幅器51を通って増幅されるエコー・パルス
としての入力を具える第2又は基準比較器回路389と
整合する。
【0123】比較器387、及び389からの出力は、
入力ゲート391及び393と、ANDゲート395と
、NANDゲート391a及び393aとに各々が種々
の接続を含む2つの並列回路を通って、それぞれ接続さ
れる。これらの2つの並列NAND/ANDゲート通路
は、図16に示されるように、NAND/ANDゲート
の対応する入力に交互接続される。
【0124】回路脚の各出力ANDゲート395及び3
95aには、それぞれの抵抗器・キャパシタ・フィルタ
397及び397aを通して、それぞれの比較器387
からの入力が具えられている。ANDゲート395から
の出力は正極性のしきい値トリガ信号399であるが、
他方、ANDゲート395aからの出力は負極性のしき
い値トリガ信号399aである。これらの2つの信号3
99及び399aは、JK型フリップ・フロップ383
を刻時するために、ORゲート401を通して論理和が
取られる。
【0125】JK型フリップ・フロップ383は、図1
5のチップ345からの信号バス373中の1つのビッ
トであるタイマ開始信号403によって再設定される。 JK型フリップ・フロップ383の逆極性の出力は、A
NDゲート405に接続される。このANDゲート40
5には、タイマ開始信号403を受け取るべく接続され
る第2入力が具えられている。このANDゲート405
からの出力は、図15のチップ345に戻って接続され
るパルス・エコー起動信号407である。パルス・エコ
ー起動信号407はまた、図17に示されるディジタル
・タイミング回路のANDゲート475の入力にも接続
される。
【0126】図16に示されるパルス駆動回路41は、
図15からのトリガ・パルス信号369を受け取る。こ
のトリガ・パルス信号369は、抵抗器・キャパシタ・
ダイオード回路409を通してパルス駆動回路413に
交流結合される。抵抗器・キャパシタ・ダイオード回路
409の出力は、パルス駆動回路413への入力となる
。パルス駆動回路413からの出力によって、フィール
ド効果型トランジスタ・スイッチ回路415がトリガさ
れる。フィールド効果型トランジスタ・スイッチ回路4
15には、図1の高電圧発生器37からの出力として与
えられる高電圧電源417から電力が供給される。これ
によって、別の濾過器及びダイオード回路421を通し
て整形された後に信号源・駆動パルス419となる高電
圧スパイクが与えられる。この信号源・駆動パルス41
9は、超音波トランスデューサ47に送られる。
【0127】超音波トランスデューサ47からのエコー
は、図16で実施されている同調パルス増幅器51への
入力となる。エコー423は、最初に抵抗器・キャパシ
タ・ダイオード回路425を通過し、その後、試験に供
されるボルトに結合される超音波トランスデューサ47
に向けて、標準仕様に従って反射波(エコー)の内蔵周
波数中央値に対して同調されている同調増幅器回路42
7を通過する。この同調増幅器回路427からの出力は
、第2の増幅器回路429を通過して、元のエコー信号
423の整形版で、元のエコー信号423にある内在雑
音及びクラッタを含まない出力信号431を与える。 出力エコー信号431は、図16のエコー検出回路53
の入力の1組の比較器387及び389に接続される。
【0128】図17の校正Q0停止選択信号433と、
タイマ消去信号435と、校正モード停止起動信号43
9と、外部クロック信号441とは、総て図17のディ
ジタル・タイミング回路63によってバス373から受
け取られる。
【0129】入力信号433はANDゲート443に接
続され、他方タイマ消去信号435は5MHz及び最下
位のビット(LSB)計数器445に接続される。校正
逆停止信号に対する入力信号437は、別のANDゲー
ト447に接続される。外部クロック信号441は、イ
ンバータ増幅器449を通ってOR回路451の両方の
入力に受け渡される。増幅器449の出力は、図15の
計数器337に対する10MHzクロック信号453に
なる。
【0130】図17の計数器のクロック入力445は、
ORゲート451の出力からANDゲート455を通っ
て接続される。ORゲート451の出力はまた、中間の
遅延回路461を有し、ORゲート459の入力に配置
される別のORゲート459に対する両方の入力でもあ
る。ORゲート459の出力は、2つの3入力ANDゲ
ート463及び467に送られるランプ復帰クロック・
パルス信号になる。ANDゲート463及び467の出
力は、ランプ発生器回路59に送られる復帰パルス46
5及び483である。
【0131】ANDゲート447は、5MHz及びLS
B計数器445の5MHz出力から入力を受け取る。こ
の入力は、ANDゲート443に対して直接に、もう1
つのANDゲート467に対して直接に、また、AND
ゲート447に対してはインバータ増幅器467を通し
て送られる。
【0132】ANDゲート443及び447からの出力
は、ORゲートを通してもう1つのJK型フリップ・フ
ロップ473のJ入力に対する論理和が取られた第1及
び第2クロック・パルスである。このJK型フリップ・
フロップは、インバータ増幅器449の出力で刻時され
、入力信号439で再設定される。極性を逆転されたフ
リップ・フロップ473からの出力は、もう1つのAN
Dゲート475に対する入力となる。ANDゲート47
5はまた、図16のパルス・エコー・タイマ起動信号4
07をも受け取る。
【0133】インバータ増幅器479には、ANDゲー
ト475の出力に接続された入力が具えられている。イ
ンバータ増幅器479によって作り出された信号は、図
17に示されるランプ発生器回路59の1つの入力に接
続される逆極性タイマ起動信号477となる。ANDゲ
ート467からの出力は、再設定信号483であるが、
これも同様にランプ発生器回路59に送られる。この再
設定信号483は、“0”状態の再設定信号である。 “1”状態の再設定信号465もまた、図17のランプ
発生器回路59に送られる。
【0134】図17に示されるランプ発生器回路59に
は、2つの並列動作用の脚が具えられている。逆極性タ
イマ起動信号477は、トランジスタ・スイッチ回路4
85への入力となり、更に、2つの並列動作のこぎり波
発生器487及び487aに対してランプ発生器回路5
9の各1脚が接続される。
【0135】トランジスタ・スイッチ回路485からの
出力は、第1ランプ発生器側ののこぎり波発生器487
、及び第2ランプ発生器脚の第2のこぎり波発生器48
7aへの入力となる。第1ランプ発生器脚487及び4
89によって、出力として図1に示される“RAMP 
 0”信号67が与えられる一方で、第2ランプ発生器
脚487a及び489aによって、図1に示される“R
AMP  1”信号69が与えられる。これらの信号6
7及び69は、対応する演算増幅器489及び489a
への出力となる。演算増幅器489及び489aの各々
には、図4に示されるランプ信号123及び125を各
増幅器へののこぎり波入力から作り出すために、内蔵の
回路接続が具えられている。お互いに残留偏差を有する
“RAMP0”信号67、及び“RAMP  1”信号
69が、“0”状態再設定信号483及び“1”状態再
設定信号465の発生時間の差の関数として作り出され
る。
【0136】図18では、高電圧発生器37が示されて
いる。パルス幅変調入力信号491、及び100で除し
た高電圧出力信号493は、ここでは図15のマイクロ
コンピュータ式制御装置チップ345に接続される。入
力信号493は、演算増幅器495の出力からの帰還信
号であり、高電圧発生器37の状態を監視するためにマ
イクロコンピュータ式制御装置チップ345に送り返さ
れる。
【0137】図18に示されるこの高電圧発生器37は
、トランジスタ・スイッチ回路497に供給される信号
491の存在の関数としてのパルスで入・切される半制
御式電源である。トランジスタ・スイッチ回路497は
、図18のパルス駆動回路41に送られる望ましい電圧
417に電圧を変換する誘導子499の出力に接続され
る。この場合、図15のマイクロコンピュータ式制御装
置345によって、15Vから400Vの間の任意の電
圧を選択することができる。
【0138】図18の適切な標準的設計の電源回路50
5によって、5Vの制御電圧507と、5Vの基準電圧
509と、回路の再設定に用いられる8Vの基準電圧5
11とが与えられる。チップ345から電源505への
接続は、本発明の装置に外部から供給される電圧513
での電圧レベルをチップ345が監視するための感知線
路でもある。この監視は計数増幅器515を通して行わ
れる。電源回路505の脚の各々には、供給する出力電
圧507、509、及び511を設定するために、それ
自体の個々の計数回路517、517a、又は517b
が含まれる。
【0139】
【発明の効果】本発明の機能的動作では多くの因子につ
いての考慮が為されている。ボルト49と超音波トラン
スデューサ47について多くの形態が可能であることか
ら、締付け作業中に一貫して有効なエコー検出を行うた
めに、高電圧信号源パルス・レベルと検出器増幅器51
の利得の組み合わせが必要になる。高電圧発生器回路3
7に柔軟性を持たせるように設計を行うことによって、
固定利得型検出増幅器51を用いることが可能となる。 これによって、固定利得型検出増幅器51の設計が複雑
でなくなる。
【0140】高電圧レベルは、パルス幅変調駆動設定式
スイッチング制御装置(発生器37)によって発生され
る。図8のマイクロコンピュータ式制御装置チップ34
5によって、内部的にパルス幅変調信号が発生され、チ
ップ345上にアナログ・ディジタル変換器を有するチ
ップ345によって測定される望ましい高電圧レベルに
関しての正確な衝撃周期が設定される。短周期の高電圧
レベル・パルスでトランスデューサ47にパルス衝撃を
与えることによって、ボルト49中に超音波パルスが発
生される。
【0141】既に指摘したように、プログラム・ソフト
ウエアによって、締め付けられるボルトに対する適正電
圧レベルが決定される。パルス駆動回路41は10ns
以内に立ち上がり、パルスを発生する時刻にディジタル
・タイマ回路63が起動される。タイマ回路63は、ラ
ンプ発生器回路59によって与えられるアナログ・タイ
ミング回路に関連して、約200psの解像力で動作す
る。
【0142】この約200psの解像力は、単一の走行
時間測定においてタイミング回路が到達できる解像力で
ある。「平均化」により、マイクロコンピュータ式制御
装置345内部での解像力は100psとなる。
【0143】ボルトに取り付けられたトランスデューサ
47から受け取られるエコー信号は、同調増幅器51に
よって濾過され、波高値約3.5Vまで増幅される。
【0144】締付け時にエコーの波形は振幅を変化し、
電気的及び超音波雑音を受けるので、時間測定のための
停止信号を発生するには、現状の技術の装置で用いられ
ているしきい値ではなく、エコー波形のゼロ交差点を用
いることが望ましい。本発明では、停止回路を強化する
ためにしきい値交差点を用い、停止命令(信号)を発生
するためにその後に続くゼロ交差検出点を用いる。
【0145】しきい値レベルを設定するに当たって、雑
音及びパルス振幅変動の影響を最も受け難いエコー波形
上の位置が回路によって求められる。この点は、典型的
には、エコー波形の最大面(ローブ)の中間(中間点)
にある。一般にこの点は、最大ローブの最大値と先行ロ
ーブの最大値との間の中間点として確定されるレベルで
ある。
【0146】エコー検出回路53によって、タイミング
回路65中のランプ発生器回路59に対する図4及び図
7に示される停止信号を発生すべく、マイクロコンピュ
ータ式制御装置ソフトウエアによって設定される有効時
間ウインドウ中にエコーが戻るようにされる。エコー戻
り時間は、図14の濾過及び平均化ルーチンによってプ
ログラム・ソフトウエア中で処理され、現状のボルトの
長さを表す有効走行時間(TOF)を発生する。要求に
応じて、RS422直列インターフェイス11を通して
この情報を交信することができる。このRS422イン
ターフェイスによって、本発明の装置と締付け駆動装置
を含む種々の外部装置との間のデータ交換が可能になる
【0147】走行時間(TOF)測定値は、組み合わさ
れて、停止時における合成値としてのTOFを発生する
値を作り出す、計数器29中のデイジタル計数と、デイ
ジタル・タイミング回路63からのLSBと、ランプ発
生器回路59からのアナログ・タイミング情報とから、
マイクロコンピュータ式制御装置チップ15内で決定さ
れる。したがって、この停止信号によって、計数器29
からの情報と、タイミング回路63からのLSBと、ラ
ンプ発生器回路59からのアナログ情報との現状が凍結
され、TOFが決定される。
【0148】本発明の装置に対して200psのタイミ
ング解像度が要求されると、この精度を提供する計数器
29のようなディジタル計数器で5MHzのクロック周
波数が必要になる。この周波数では、電力を多く消費し
、高価で、正常に動作させるためには取付け及び配置に
非常な注意を必要とする、ECL又はガリウムひ素集積
回路を用いることが必要である。このような実行方法は
現実的な選択ではない。したがって、単純なディジタル
計数法から得られる水準を超える技法が用いられる。 これには、ディジタル計数間で内挿を行う回路が必要で
ある。ディジタル・クロック25に同期する2つの反位
相ランプ信号が作り出された。図5及び図13に示すア
ナログ・ディジタル変換器を用いて1つのランプの高さ
を測定することによって、クロック間の分数時間が決定
される。内挿の解像度は、この変換で用いられるビット
数だけに依存する。
【0149】図5の二重又は2相のランプ信号123及
び125を用いて、有効なランプ信号が時間測定のため
に常に存在するようにする。再設定転移を受けないので
有効な値を得ることができる2つのランプ信号123及
び125からランプ信号を選択されたあらゆる時間に選
ぶことができる。
【0150】上で指摘したように、本発明では、10M
Hzのクロック119と、5MHzのクロック121と
、2つの反位相ランプ123及び125の4つの信号を
用いる。2つのランプ123及び125を用いることに
よって、5MHz信号121の縁の間の直線部分が保証
される。図4に示される5MHz信号121からディジ
タル計数が取られ、アナログ測定を行うためにランプ信
号123及び125の何れを用いるべきかが5MHz信
号の極性によって決定される。ランプ信号の予備的な校
正、すなわち、L0と、L1と、H0と、H1との測定
によって、正確な時間内挿計算を行うことが可能になる
【0151】図2及び図8から図14までの流れ図によ
って示されるソフトウエアは、マイクロコンピュータ式
制御装置の8kのプログラム記憶装置中に保持される。 このソフトウエアによって、高電圧(HV)発生用のH
Vパルス回路41及びエコー検出回路53に関連する回
路37と、アナログ・ランプ発生回路59とが管理、制
御される。マイクロコンピュータ式制御装置内部のタイ
マ及びアナログ・ディジタル変換器によって、時間及び
電圧レベル測定機能が演じられる。
【0152】このソフトウエアは、MCS−96ランゲ
ージで書かれているが、以下の第1表に示されている。
【0153】発生器回路37からの高電圧パルスのレベ
ルは、逓倍スイッチング電圧制御回路によって12Vの
非制御の入力電源から発生される。このスイッチング周
波数及び衝撃周期は、マイクロコンピュータ式制御装置
に負荷されたソフトウエアによって制御される。
【0154】マイクロコンピュータ式制御装置は、製造
業者の発行する仕様書に従って動作する。指定されるピ
ンでのパルス幅変調(PWM)出力は、製造業者の発行
する仕様書に従う特別な機能レジスタの指定されるビッ
トによって起動される。9.8MHz、若しくは19.
2MHzのPWM周波数を選択することができる。同様
に、PWM制御ビットを設定することによって、製造業
者の仕様書に述べられているようにPWM衝撃周期は0
%から100%に設定される。
【0155】適切な衝撃周期を設定することによって、
直流15Vから400VまでのHVレベルを設定するこ
とができる。実際の測定HVレベルは、マイクロコンピ
ュータ式制御装置の10ビットのアナログ・ディジタル
変換器を用いて測定される。
【0156】マイクロコンピュータ式制御装置の高速出
力(HSO)サブシステムによって、独自の時刻の事象
が少量のソフトウエアを用いてトリガされる。このサブ
システムは、設定、再設定の相互に関連するプログラム
に書かれた時刻に設定、再設定され、以下の事象を実行
する6つのピンから成る。 a.HV電源37にパルスを与える b.ディジタル・タイマ(計数器)29を開始させるc
.ランプ発生回路59を起動する d.エコー検出回路53を起動する e.エコー検出回路53を無能化し、ランプ発生回路5
9からのアナログ・ランプ電圧レベル測定を開始させる
f.図5のランプ上の校正点を選択するg.図5の校正
点の測定を開始させる マイクロコンピュータ式制御装置の64kアドレス空間
のメモリ・マップが製造業者から提供されている。87
C196KB型チップは、電気的プログラム可能ROM
(EPROM)である。このEPROMには、アドレス
空間中の2000Hから4000Hまでの部分中に自身
の符号メモリを具えている。このメモリにはソフトウエ
アが含まれる。
【0157】マイクロコンピュータ式制御装置のCPU
の主要要素は、レジスタ・ファイル及びレジスタ・数学
論理ユニット(RALU)である。このRALUは、累
積器上では動作しないが、あらゆるアドレス空間中に配
置される256バイトのレジスタ・ファイル上では動作
する。位置18HからFFHまでには、ユーザがバイト
、ワード、又は二重ワードでアクセスできる内部データ
・メモリの232バイトが含まれる。位置00Hから1
7Hは、マイクロコンピュータ式制御装置の入出力及び
周辺の総てがこれを通して制御される、特別機能レジス
タ(SFR)である。
【0158】設定及び初期化機能を行った後、マイクロ
コンピュータ式制御装置を制御するソフトウエア・プロ
グラムは、図2に示される循環通路に入る。
【0159】このプログラムによって行われる2つの循
環機能において、正確なエコー検出開始と、終了時間及
び次のパルス・シーケンスに対するエコー検出しきい値
とが、プログラムによって負荷される。高電圧レベルの
変化要求、又は適正化要求は総て、ここで取り扱われる
。このルーチンによって、次のパルス・エコー・シーケ
ンスに対するパラメータ値が設定される。この後者のサ
ブルーチンによって、直列ポート割込みが必要であるか
どうかが判定され、もし必要であると判定されれば割込
みが行われる。
【0160】初期化段階において、マイクロコンピュー
タ式制御装置の第1タイマが、上に述べた主プログラム
循環に対する周期的な割込みを可能にする。このタイマ
割込みの最中に、駆動・感知モジュール回路の初期機能
、すなわち、高電圧パルスの発生と、エコーの戻りに対
する時間の測定とが実行される。通常このエコーは最初
のエコーであるが、第2、若しくは第3のエコーでも良
い。
【0161】高電圧レベルの発生に関連するハードウエ
アは、上に述べたとおりである。ソフトウエアにおいて
は、高電圧レベルはルーチン中で制御される。実際の高
電圧レベルは、マイクロコンピュータ式制御装置内の8
チャネル・アナログ・ディジタル変換器のチャネル上で
監視される。この測定値は、マイクロコンピュータ式制
御装置内のレジスタに含まれる目標値と比較される。も
し実際の値が望ましい値よりも大きいか、若しくは小さ
ければ、パルス幅変調レジスタが下げられるか、若しく
は進められて、高電圧レベルを適切な方向に変える。実
際の値が、再測定されて、もう一度目標値と比較され、
目標値と等しいレベルに達するまでこの過程が反復され
る。
【0162】高電圧電源の負荷は、高電圧のパルス率に
よって大部分決定される。この高電圧電源の負荷はパル
ス性であって連続的ではないので、パルス幅変調の衝撃
周期の変動による高電圧レベルの変化は、後にパルス・
エコー・シーケンスを何度か経るまでは反映されない。 継続的な高電圧レベル測定を行う前に必要なパルス・エ
コー・シーケンスの実際の回数は、高電圧電源の時定数
、及び高電圧のパルス率の両方によることが分かってい
る。信号源・駆動パルス・レベルを確定すべくプログラ
ムが動作して、高電圧レベル・ルーチンが発動される度
に、測定の間に待つべきパルス・エコー時間を決定する
ための別のルーチンが呼び出される。その結果、高電圧
レベルを変化させるに必要な時間の量は、変動し、高電
圧のパルス率に依存する。望ましいレベルが得られると
、即座に回路によってメッセージが送られる。
【0163】パルス・エコー測定に対して、タイマ割込
みが行われる度に、適切なサブルーチンが呼び出される
。このサブルーチンによって、種々のハードウエア事象
を発生させるべき時間が負荷される。エコーを受信する
か、若しくはエコー検出終了時間が消去されると、割込
みが発動される。割込みルーチンによって、現状のディ
ジタル・タイマ値が負荷され、記憶されて、タイマのL
SB極性が決定され、適切なランプ・アナログ・レベル
が測定される。このディジタル及びアナログ時間は、そ
の後の処理のためにマイクロコンピュータ式制御装置の
作業位置に記憶される。このルーチンはまた、ランプ校
正ルーチン中にランプ・レベルを測定するためにも用い
られる。現状の実行がパルス・エコー時間測定のための
ものか、若しくは校正のためのものかについての決定は
、プログラムの流れ制御レジスタの指定されたビットの
極性に基づいて行われる。
【0164】主プログラム循環において、サブルーチン
によって、パルス・レベル適正化要求を受信したかどう
かについて点検される。もし要求を受信しているならば
、パルス・レベル適正化要求に関するプログラムが呼び
出される。
【0165】直列割込みルーチンによって新しいHVレ
ベル又は適正化要求が受信されると、マイクロコンピュ
ータ式制御装置のレジスタの指定されたビットが設定さ
れる。パルス・レベル適正化ルーチンに入ると、これら
のビットが点検される。レベル適正化ルーチンを初期化
する前に、締め付けられるボルトの形式に対する最大レ
ベルに等しいHVレベルが設定される。ボルトの形式に
よって、このパラメータは広範囲に変化し得る。長いボ
ルトで適正化手順を完了するのに長い時間を要した電圧
と同じ電圧で短いボルトにパルスを与えれば、短い時間
で済む。
【0166】このルーチンに入ると、HVレベルを変化
させた後に待つべきパルス・エコーの回数が決定される
。適正化が実際に要求されていることが確認されると、
マイクロコンピュータ式制御装置にバイトが書き込まれ
て、エコー検出しきい値が1Vに設定される。
【0167】この時点で、タイマには100nsの単位
の粗い測定値が含まれる。このタイマ値を16で除する
ことによって、1.6μsの解像度の時間測定値が得ら
れる。この1/16の時間値を最大ウインドウ時間と比
較することによって、有効なエコーを受信したかどうか
を判定できる。もし高電圧の最大設定で高電圧パルスを
与えるための有効なエコーを受信していないか、ボルト
が存在していなければ、適正化ルーチンは終了する。
【0168】他方、もしエコーが検出されたならば、パ
ルス幅変調の衝撃周期が下げられ、十分な遅延の後、エ
コーが適正なウインドウにあるかに関して比較される。 エコーが失くなるまで、この手順は反復される。その後
、パルス幅変調の衝撃周期が1度乃至2度上げられ、こ
のレベルはその後個別のボルトに対する適正な高電圧パ
ルス・レベル、すなわち受け取られたエコーが約3.5
Vの振幅を有するものと見做される。
【0169】しきい値適正化における最初のタスクは、
この回路が、「パルス・エコー」で動作しているのか、
若しくは「エコー・エコー」で動作しているのかを判定
することである。後者の場合には、しきい値適正化は、
各エコーについて為されなければならない。エコー検出
しきい値適正化に関するプログラムによって、現状のタ
イミング・モードが決定され、適切なパラメータ値が負
荷され、1つ又は2つ以上のエコーに対するしきい値適
正化が開始される。
【0170】このルーチンによって、2つのワード・レ
ジスタが特別に用いられる。各ワード・レジスタに関し
て、低いバイトには計数、高いバイトにはしきい値が含
まれる。第1のレジスタには動作中の値が含まれ、第2
のレジスタには現状の最も大きな値が含まれる。このル
ーチンに入ると、これらのレジスタは0に戻され、実際
のしきい値レベルが低い値、約0.9Vに設定される。
【0171】次の段階では、エコーに最初に出会うまで
しきい値を増加させる。この手順では、高電圧パルスを
与え、レジスタに負荷される現状のしきい値を許容され
る最大値と比較することが行われる。このレジスタに保
持されているしきい値が比較される最大値よりも小さけ
れば、しきい値が増加され、パルス・エコーが再び測定
される。エコーが最初に検出されると、実際のTOFが
測定され、16で除されて、レジスタのウインドウ中に
記憶される。このしきい値計数値が増加させられて、現
状のしきい値が記憶される。しきい値が増加させられ、
TOF/16が測定されて、ウインドウ・レジスタ中の
時間と比較される。もしこの絶対値が4と等しいか4よ
りも小さければ(計数4=4×16×100ps=6.
4ns)、先行するしきい値における測定値と同一の時
間として採用される。その後、暫定的なしきい値計数値
が再び増加させられる。この過程は、しきい値の変化の
間に記録される時間差が計数4より大きくなるまで反復
される。その後、次のしきい値の時間の差が計数4より
大きくなるまで同じ過程が反復される。その後、これら
のしきい値レベル計数値が比較される。もし暫定的なし
きい値計数値が大きければ、両方の計数値及びしきい値
に関する最大しきい値計数値と書き替えられる。この過
程は、約4.1Vの高いレベルのしきい値に出会うまで
反復される。この時点で、しきい値レジスタには、この
しきい値におけるTOF及びしきい値計数値が同一にな
るしきい値Tが含まれる。これが締付け時を通してTO
F測定を行うために望まれるエコーの部分となる。この
ルーチンの最後のタスクは、しきい値の幅の中間点を決
定し、この点でのしきい値を設定することである。この
ルーチンから退出するに当たって、最適値が記憶される
【0172】基本的なTOFの計算は、高電圧パルスか
らエコーの受信の時間まで行われる。エコー・エコーT
OFは、両方のエコーのエコー・エコー時間を計算し、
引算を行うことによって決定される。TOFの計算は、
それぞれ粗い時間情報と細密な時間情報とを産み出す、
ディジタル及びアナログ測定の2つの操作に分けられる
。これらの2つの測定値を合体することで100psの
解像度の時間測定値が得られる。
【0173】高電圧電源にパルスを与えるに当たって、
2.5MHzクロックがマイクロコンピュータ式制御装
置のT2CLK入力にゲートされ、非同期のアナログ・
ランプが発生される。エコーを受信すると、このクロッ
ク及びランプは共に停止する。
【0174】マイクロコンピュータ式制御装置の第2タ
イマによって、クロックの正及び負の転移が200ns
の解像度で計数される。10MHzで駆動される別のデ
ィジタル・タイミング回路445で計数されるLSBの
極性によって、ランプNo.0及びランプNo.1の両
方についてアナログ測定が行われ、時間レジスタ中に記
憶される。この第2タイマ中の値は、その後、2倍され
て、LSBが加えられ、その後ワード・レジスタ中に記
憶される粗い時間情報が100nsの単位で提供される
【0175】もし現状の回路のモードがパルス・エコー
時間測定であれば、TOFルーチンが各周期ごとに呼び
出される。しかし、もしエコー・エコー時間測定が行わ
れているのであれば、TOFルーチンを呼び出す前に第
2エコーTOFが測定されなければならない。その時の
時間測定モードによって、TOF内で1つ又は両方のエ
コーに関する更に別のルーチンが要求される。この第2
ルーチンによって、高電圧パルスからエコーまでの実際
の走行時間の計算が実行される。もし回路がエコー・エ
コー時間測定モードにあれば、第2ルーチンによって、
エコー・エコー時間を与えるために2つのパルス・エコ
ー時間の引算が実行される。
【0176】計算された暫定的な時間は、1000倍さ
れて、0.1nsの単位に換算され、長ワード・レジス
タ中に記憶される。走行時間のLSBの極性を検証する
ことによって、ランプNo.0又はランプNo.1に関
する1組の校正値が設定される。アナログ時間は、次の
方程式、すなわち、 H=高ランプ計算点 L=低ランプ計算点 として、 T=(AD  時間−L)/(H−L)×1000  
E−10sで計算される。
【0177】各ランプは0.1μs又は100nsを表
すので、倍率計数1000によって、上記の値は0.1
ns又は100nsの単位に換算される。
【0178】回路によって与えられるTOF情報に基づ
いて、締付け制御の決定が為されるので、回路のソフト
ウエアによって有効なデータのみが保証されるか、直列
インターフェイスを通して誤りメッセージ情報が伝達さ
れることが重要である。この目的のために、ソフトウエ
アによって、TOF計算ルーチンが決定されるにつれて
生のTOFデータの濾過と、平均化の両方が行われる。
【0179】回路には、2、4、8、16、32、64
、又は128のパルス・エコー時間計算の1つ又は平均
値に基づくTOF情報を伝送する能力が具えられている
。平均化アルゴリズムでパルス・エコー時間を用いられ
るようにする前に、これらのデータはソフトウエアで濾
過される。平均化周期を開始するに当たって、最初のパ
ルス・エコー時間が、平均値レジスタ中に含まれる平均
化されるべき数に対する基本値として取られる。平均値
レジスタによって指定される数が有効化されるまで継続
するパルス・エコー時間の各々が平均化アルゴリズムで
濾過されるか、若しくは、この値が4回を超える回数拒
絶されたならば、この過程は中止され、再開始される。
【0180】エコー時間測定は、エコーのゼロ点通過に
基づいて行われる。2つの正方向、又は2つの負方向の
ゼロ点通過の間の時間は、約100nsである。締付け
の最中、継続する標本との間のパルス・エコー時間は増
加すると予測されるが、ゼロ点通過の間の時間程には達
しない。したがって、基本パルス・エコー時間と次のパ
ルス・エコー時間との間の時間差が100ns若しくは
それよりも大きい程度であるならば、誤差が生じている
ものと推定され、この特定の測定値は排除される。受容
ウインドウは基本パルス・エコー時間に対して±50n
と定義される。基本パルス・エコー時間と比較して次の
パルス・エコー時間がこの受容ウインドウの外側にあれ
ば、「廃棄」ビットが設定される。
【0181】濾過された後、パルス・エコー時間は平均
化ルーチンの主要部によって演算される。
【0182】もし廃棄ビットが設定されていたならば、
廃棄計数器が進められる。廃棄計数器はAVG/4と比
較される。廃棄計数器がAVG/4よりも大きいか、も
しくは、等しければ、現状の平均化周期は放棄され、新
しい周期が開始される。この手順によって、基本パルス
・エコー時間が不良測定値である可能性に対して防御さ
れる。もし現状のパルス・エコー標本が廃棄されなけれ
ば、この標本は記憶されている動作中の合計に加えられ
る。またもう1つのルーチンによって、基本時間からの
絶対変位が決定され、この数が動作中の変位合計に加え
られる。動作中の合計に加えられる標本の数がここで点
検される。この数がAVGよりも小さければ、ルーチン
は次のパルス・エコーのシーケンスを待って励起される
。有効な標本の平均数(AVG)が積算された時、平均
変位及び平均TOFが、この積算値をAVGで除するこ
とによって計算される。もし平均変位が限界よりも大き
ければ、ルーチンが新しい有効な平均TOFを記憶する
ように励起される。新しい有効TOFビットが設定され
、「中止」ビットが消去され、「新しい基準」ビットが
が設定され、総ての積算レジスタ消去されて次の平均化
周期に用意する。
【0183】反位相重畳ランプ信号が10MHzクロッ
クに共鳴して発生される。これらのランプによって、ク
ロックの過渡期間の100nsに時間が分解される。ク
ロック縁でのランプのレベルを測定することによって、
ランプの勾配が決定される。これらの点は、ランプ校正
(calc.)点と呼ばれる。各ランプに関して高ca
lc.及び低calc.の4つの校正点がある。これら
は、HO、LO、H1、及びL1として参照される。エ
コーを受信すると、これらのランプは停止される。これ
らのcalc.点と組み合わされるランプの高さによっ
て、マイクロコンピュータ式制御装置のアナログ・ディ
ジタル変換器でクロック縁間の時間が分解されるように
する。これらの校正点は、あらゆるTOF計算を演じる
前に測定されなければならない。ランプ発生用のハード
ウエアでは精密部品ではなく標準部品が用いられるので
、周囲温度の変化又は回路の温度上昇によって生じるラ
ンプ勾配の変化に対して保護するために校正点は周期的
に再計算されなければならない。ランプ再計算は直列命
令によって要求に応じてできる。
【0184】校正点でランプを停止させるためのハード
ウエアが用意されているが、このハードウエアを駆動す
る入出力信号がソフトウエアによって発生されなければ
ならない。各ランプ上で測定される点が2点あるので、
校正は2段階で行われる。最初にHO及びLO、次にH
1及びL1が測定される。各段階において、ルーチンに
よって、ランプを開始させる適切な命令が負荷され、校
正点の特定の組が選択され、ランプが停止され、割込み
が発生され、アナログ値が記録される。
【0185】ルーチンによって、上記の測定が64回実
行され、合計が積算されて平均校正値を得るために64
で除され、結果が記憶される。
【0186】本発明の装置との交信は直列インタフェイ
スを経由する。マイクロコンピュータ式制御装置には、
10MHzの水晶を用いて4800bpsから3072
00bpsの通信速度で動作できる直列ポートが具えら
れている。特別な機能レジスタの書込み及び読出しによ
って、この直列ポートでデータの書込み及び読出しがさ
れる。バイトを受信するか、若しくはバイトの伝送が完
了すると、割込みが発生される。これらの割込みを用い
て、処理負荷を最小にする直列取扱ルーチンを書くこと
ができる。
【0187】この直列取扱ルーチンは、直列処理ルーチ
ンの最前部にある。これは、バイトを受け取って受信バ
ッファ中に配置し、多重バイト・メッセージが伝送の最
後に達するまで指示の下に多重バイト・メッセージを伝
送バッファから伝送するルーチンである。
【0188】入力に当たって、割込みビットが点検され
る。これが終了されたならば、フレーム及びオーバーラ
ン誤りビットが点検される。もし誤りがなければ、その
バイトは受信バッファ中に次の位置に記憶され、バッフ
ァ指示器が進められる。受信バッファ指示器によって、
バッファ・メモリ空間中の次の自由位置が指示される。 この指示器値はバッファ終末アドレスと比較され、もし
等しければ、このバッファの開始点のアドレスと共にバ
ッファ指示器が負荷される。もし受信誤りが検出された
ならば、「再伝送」メッセージが送られる。
【0189】主プログラム循環中のサブルーチンによっ
て、直列処理が必要かどうかが点検される。電源入り・
再設定に関する2バイトの伝送を除いて、外部周辺機器
に対するこの回路からの交信は総て、これらの周辺機器
からの要求に応じて行われる。この種の要求は1バイト
又は2バイトのメッセージの形式で、バッファ伝送中に
記憶されている。
【0190】
【表1】
【0191】上述の本発明及びその範囲についての変更
は可能である。したがって、上で開示した実施例は、本
発明を説明するもので、本発明を制限するものではない
と解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
同一の要素に対して同一の参照番号を用いる以下の添付
図面と共に本発明の以下の詳細な記述を読むことによっ
て、本発明の特徴、動作、及び利点を容易に理解できよ
う。
【図1】本発明の駆動・感知回路の概略回路図である。
【図2】図1のプログラマブル・マイクロコンピュータ
式制御装置に対する初期化及び主プログラムに関する流
れ図である。
【図3】本発明の駆動・感知回路の動作の正規モードに
関するパルスの時間関係、及びインターリーブ・モード
の動作に関するパルスの時間関係を示す。
【図4】5MHz及び10MHzの基準信号、及びエコ
ー・ウインドウを決定するためのアナログ補間に用いら
れる反相ランプ信号に関する典型的なパルスの時間関係
を示す。
【図5】本発明の駆動・感知回路でプログラムの指示の
下に実行されるアナログ時間補間のための反相ランプ信
号に関する校正タイミングの関係を示す。
【図6】本発明の駆動・感知回路でプログラムの指示の
下に実行されるランプのアナログ時間補間に関する誤り
の源の関係を示す。
【図7】しきい値及びゼロ点交差に関するエコー検出回
路の回路起動信号の時間関係を示す。
【図8】図1及び図15のプログラマブル・マイクロコ
ンピュータ式制御装置に埋め込まれるソフトウエア・サ
ブルーチンに関するプログラムの流れ図である。
【図9】図1及び図15のプログラマブル・マイクロコ
ンピュータ式制御装置に埋め込まれるソフトウエア・サ
ブルーチンに関するプログラムの流れ図である。
【図10】図1及び図15のプログラマブル・マイクロ
コンピュータ式制御装置に埋め込まれるソフトウエア・
サブルーチンに関するプログラムの流れ図である。
【図11】図1及び図15のプログラマブル・マイクロ
コンピュータ式制御装置に埋め込まれるソフトウエア・
サブルーチンに関するプログラムの流れ図である。
【図12】図1及び図15のプログラマブル・マイクロ
コンピュータ式制御装置に埋め込まれるソフトウエア・
サブルーチンに関するプログラムの流れ図である。
【図13】図1及び図15のプログラマブル・マイクロ
コンピュータ式制御装置に埋め込まれるソフトウエア・
サブルーチンに関するプログラムの流れ図である。
【図14】図1及び図15のプログラマブル・マイクロ
コンピュータ式制御装置に埋め込まれるソフトウエア・
サブルーチンに関するプログラムの流れ図である。
【図15】図1の概略回路図に関する詳細な実際の回路
を示す。
【図16】図1の概略回路図に関する詳細な実際の回路
を示す。
【図17】図1の概略回路図に関する詳細な実際の回路
を示す。
【図18】図1の概略回路図に関する詳細な実際の回路
を示す。
【符号の説明】
10  初期化及び主ソフトウエア・プログラム11 
 RS422インターフェイス・ポート15  中央演
算装置(CPU) 17  汎用非同期送受信器(UART)21  RO
M 23  プログラマブル等速呼出記憶装置(RAM)2
5  10MHz発振器 27  パルス幅変調回路 29  ディジタル計数器 31  アナログ・ディジタル変換器 33  プログラマブル入出力回路 35  切替え制御信号 37  高電圧発生器 39  状況表示回線 41  パルス駆動回路 43  制御信号 45  電気接続回線 47  超音波トランスデューサ 49  とめ具 51  同調パルス増幅器 53  エコー検出回路 55  並列接続 57  第1の出力 59  ランプ発生回路 63  ディジタル・タイミング回路 65  アナログ・ディジタル・タイミング回路67 
 第1のランプ信号 69  第2のランプ信号 71  双方向接続 73  双方向接続 77  復帰シーケンス 83  ランプ構成ルーチン 119  反復モード 121  インターリーブ・モード動作123  第1
の信号源・駆動パルス 125  第1のエコー 129  第2の信号源・駆動パルス 131  走行時間 131′  走行時間T 133  受容ウインドウ 135  第1のエコー 137  第1の信号源・駆動パルス 138  エコー 139  第1のエコー 142  エコー 143  第2の信号源・駆動パルス 145  エコー 147  第3の信号源・駆動パルス 149  第5のエコー 151  第3のエコー 153  第1のエコー 155  第2のエコー 157  第4の信号源・駆動パルス 313  10MHzのクロック・パルス315  ラ
ンプ 317  タイマ停止信号 345  87C196型LSIチップ347  復帰
回路 349  スイッチ 351  インバータ増幅器 353  インバータ増幅器 359  タイマ消去接続 361  パルス幅変調接続 363  高電圧信号回路接続 365  電源接続 367  エコー検出しきい値バイト接続369  パ
ルス・トリガ信号 371  インバータ増幅器 373  バス 375  レジスタ・バンク 377  ディジタル計数器回路 379  ANDゲート 381  出力 383  JK型フリップ・フロップ 385  ディジタル・アナログ変換器回路387  
第1の比較器回路 389  基準比較器回路 391  入力ゲート 393  入力ゲート 395  ANDゲート 401  ORゲート 403  タイマ開始信号 405  ANDゲート 407  パルス・エコー起動信号 409  抵抗器・キャパシタ・ダイオード回路413
  パルス駆動回路 415  フィールド効果型トランジスタ・スイッチ回
路417  高電圧電源 419  信号源・駆動パルス 421  濾過器及びダイオード回路 423  エコー 425  抵抗器・キャパシタ・ダイオード回路427
  同調増幅器回路 429  第2の増幅器回路 431  出力信号 433  校正Q0停止選択信号 435  タイマ消去信号 437  入力信号 439  校正モード停止起動信号 441  外部クロック信号 443  ANDゲート 445  5MHz及び最下位のビット(LSB)計数
器447  ANDゲート 449  インバータ増幅器 451  OR回路 453  10MHzクロック信号 455  ANDゲート 459  ORゲート 461  遅延回路 463  3入力ANDゲート 465  復帰パルス 467  3入力ANDゲート 473  JK型フリップ・フロップ 475  ANDゲート 477  逆極性タイマ起動信号 479  インバータ増幅器 483  復帰パルス 485  トランジスタ・スイッチ回路487  のこ
ぎり波発生器 487a  のこぎり波発生器 489  第1のランプ発生器脚 491  パルス幅変調入力信号 493  高電圧出力信号 495  演算増幅器 497  トランジスタ・スイッチ回路499  誘導
子 505  電源回路 507  5Vの制御電圧 509  5Vの基準電圧 511  8Vの基準電圧 513  外部から供給される電圧 515  計数増幅器 517  計数回路 517a  計数回路 517b  計数回路

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  負荷指示部材に接触する超音波トラン
    スデューサと共に使用できる駆動・感知回路であって、
    計算能力と、データ記憶能力と、比較能力とを有する制
    御装置回路と、該制御装置回路からの信号の制御の下に
    高電圧駆動パルスを発生するための、該制御装置回路か
    らの入力結合と該超音波トランスデューサへの出力結合
    とを具える高電圧パルス駆動回路と、該超音波トランス
    デューサに結合され、該超音波トランスデューサの共振
    周波数に調整される、超音波駆動パルス信号及びエコー
    信号を感知し増幅するための同調増幅器と、該同調増幅
    器と該制御装置回路とに結合される、該超音波トランス
    デューサから受信される有効なパルス・エコー信号を検
    出するためのエコー検出回路と、振幅を予定どおりに変
    化できる高電圧パルスを該高電圧パルス駆動回路が発生
    し、該エコー検出回路に結合される、エコー走行時間に
    対する超音波パルスを測定するためのタイミング回路と
    から成る、駆動・感知回路。
  2. 【請求項2】  前記超音波トランスデューサの個別の
    動作特性に従って、前記高電圧パルス駆動回路が予定ど
    おりの振幅で前記エコーを発生すべく適正に設定される
    、請求項1記載の駆動・感知回路。
  3. 【請求項3】  前記高電圧供給回路への前記制御装置
    回路制御信号がパルス幅変調信号である、請求項1記載
    の駆動・感知回路。
  4. 【請求項4】  前記負荷指示部材が留め具である、請
    求項1記載の駆動・感知回路。
  5. 【請求項5】  負荷指示部材に接触する超音波トラン
    スデューサと共に使用できる駆動・感知回路であって、
    計算能力と、データ記憶能力と、比較能力とを有する制
    御装置回路と、該制御装置回路からの入力結合と該超音
    波トランスデューサへの出力結合とを具える、該制御装
    置回路からの信号の制御の下に高電圧駆動パルスを発生
    するための高電圧パルス駆動回路と、該超音波トランス
    デューサに結合され、該超音波トランスデューサの共振
    周波数に調整される、超音波駆動パルス信号及びエコー
    信号を感知し増幅するための同調増幅器と、該同調増幅
    器と該制御装置回路とに結合される、該超音波トランス
    デューサから受信される有効なパルス・エコー信号を検
    出するためのエコー検出回路と、ディジタル計数と、ラ
    ンプ信号の1つによって該ディジタル計数の周期の尺度
    を常時与えるようにランプ信号の2つの出力を用いるア
    ナログ補間とを含み、該エコー検出回路に結合される、
    エコー走行時間に対する超音波パルスを測定するための
    タイミング回路とから成る、駆動・感知回路。
  6. 【請求項6】  前記タイミング回路が、前記ランプ信
    号の校正のために使用できる人為的な停止信号を発生す
    べく動作する、請求項5記載の駆動・感知回路。
  7. 【請求項7】  前記人為的停止信号が時間的に精密な
    周期で発生され、前記ランプ信号の校正が要求に応じて
    行われる、請求項5記載の駆動・感知回路。
  8. 【請求項8】  前記負荷指示部材が留め具である、請
    求項5記載の駆動・感知回路。
  9. 【請求項9】  負荷指示部材に接触する超音波トラン
    スデューサと共に使用できる駆動・感知回路であって、
    計算能力と、データ記憶能力と、比較能力とを有する制
    御装置回路と、該制御装置回路からの入力結合と該超音
    波トランスデューサへの出力結合とを具える、該制御装
    置回路からの信号の制御の下に高電圧駆動パルスを発生
    するための高電圧パルス駆動回路と、該超音波トランス
    デューサに結合され、該超音波トランスデューサの共振
    周波数に調整される、超音波駆動パルス信号及びエコー
    信号を感知し増幅するための同調増幅器と、該同調増幅
    器と該制御装置回路とに結合される、該超音波トランス
    デューサから受信される有効なパルス・エコー信号を検
    出するためのエコー検出回路と、該制御装置回路によっ
    て、エコー検出ウインドウを形成するための最小及び最
    大時間限界が確立され、該エコー検出ウインドウを時間
    上で選択される位置に配置するために動作が制御され、
    該エコー検出回路に結合される、エコー走行時間に対す
    る超音波パルスを測定するためのタイミング回路とから
    成る、駆動・感知回路。
  10. 【請求項10】  前記エコー検出ウインドウ内で受信
    されるエコー信号が、それぞれの駆動パルスに関連する
    前記エコーの走行時間を制御装置によって計算する前記
    制御装置回路に対する入力である、請求項9記載の駆動
    ・感知回路。
  11. 【請求項11】  前記負荷指示部材が留め具である、
    請求項9記載の駆動・感知回路。
  12. 【請求項12】  負荷指示部材に接触する超音波トラ
    ンスデューサと共に使用できる駆動・感知回路であって
    、計算能力と、データ記憶能力と、比較能力とを有する
    制御装置回路と、該制御装置回路からの入力結合と該超
    音波トランスデューサへの出力結合とを具える、該制御
    装置回路からの信号の制御の下に高電圧駆動パルスを発
    生するための高電圧パルス駆動回路と、該超音波トラン
    スデューサに結合され、該超音波トランスデューサの共
    振周波数に調整される、超音波駆動パルス信号及びエコ
    ー信号を感知し増幅するための同調増幅器と、該同調増
    幅器と該制御装置回路とに結合される、該超音波トラン
    スデューサから受信される有効なパルス・エコー信号を
    検出するためのエコー検出回路と、エコー信号が予定の
    設定値を超えた後の該エコー信号の零値通過により決定
    される終末を有するエコー信号タイミング周期を該制御
    装置回路によって確立し、該エコー検出回路に結合され
    る、エコー走行時間に対する超音波パルスを測定するた
    めのタイミング回路とから成る、駆動・感知回路。
  13. 【請求項13】  前記エコー信号零値通過が、エコー
    信号が予定の設定値を超えた後の最初の零値通過である
    、請求項12記載の駆動・感知回路。
  14. 【請求項14】  前記エコー検出回路によって、負方
    向しきい値を超えた後の最初の正方向零値通過、又は正
    方向しきい値を超えた後の最初の負方向零値通過を自動
    的に検出する、請求項13記載の駆動・感知回路。
  15. 【請求項15】  前記負荷指示部材が留め具である、
    請求項12記載の駆動・感知回路。
  16. 【請求項16】  負荷指示部材に接触する超音波トラ
    ンスデューサと共に使用できる駆動・感知回路であって
    、計算能力と、データ記憶能力と、比較能力とを有する
    制御装置回路と、該制御装置回路からの入力結合と該超
    音波トランスデューサへの出力結合とを具える、該制御
    装置回路からの信号の制御の下に高電圧駆動パルスを発
    生するための高電圧パルス駆動回路と、該超音波トラン
    スデューサに結合され、該超音波トランスデューサの共
    振周波数に調整される、超音波駆動パルス信号及びエコ
    ー信号を感知し増幅するための同調増幅器と、該同調増
    幅器と該制御装置回路とに結合される、該超音波トラン
    スデューサから受信される有効なパルス・エコー信号を
    検出するためのエコー検出回路と、エコー信号を測定し
    、誤差を最小にすべく選ばれるしきい値を自動的に確立
    し、該エコー検出回路に結合される、エコー走行時間に
    対する超音波パルスを測定するためのタイミング回路と
    から成る、駆動・感知回路。
  17. 【請求項17】  少なくとも2つのしきい値を持つ走
    行時間測定値から成るしきい値最適化技法を用いて、信
    号レベルの変動による誤差を最小にすべく、前記負荷指
    示部材に接触する前記トランスデューサに対して前記エ
    コー検出回路中で用いられる前記しきい値を自動的に選
    択できる、請求項16記載の駆動・感知回路。
  18. 【請求項18】  前記負荷指示部材が留め具であり、
    前記制御装置回路によって対応する駆動パルスに関連す
    る前記エコーの走行時間を計算し、走行時間値の変化を
    次の走行時間の間に計算し、該留め具中の瞬時張力を決
    定すべく該変化が記憶されているデータと比較する、請
    求項16記載の駆動・感知回路。
  19. 【請求項19】  負荷指示部材に接触する超音波トラ
    ンスデューサと共に使用できる駆動・感知回路であって
    、計算能力と、データ記憶能力と、比較能力とを有する
    制御装置回路と、該制御装置回路からの入力結合と該超
    音波トランスデューサへの出力結合とを具える、該制御
    装置回路からの信号の制御の下に高電圧駆動パルスを発
    生するための高電圧パルス駆動回路と、該超音波トラン
    スデューサに結合され、該超音波トランスデューサの共
    振周波数に調整される、超音波駆動パルス信号及びエコ
    ー信号を感知し増幅するための同調増幅器と、該同調増
    幅器と該制御装置回路とに結合される、該超音波トラン
    スデューサから受信される有効なパルス・エコー信号を
    検出するためのエコー検出回路と、走行時間を複数回測
    定し、前の走行時間測定から決定される受容ウインドウ
    から外れるデータを廃棄することから成る第1データ濾
    過技法により、該制御装置回路によって無効な走行時間
    値が廃棄され、該エコー検出回路に結合される、エコー
    走行時間に対する超音波パルスを測定するためのタイミ
    ング回路とから成る、駆動・感知回路。
  20. 【請求項20】  前記受容ウインドウの幅が前記同調
    増幅器からのエコー信号出力の波形の2周期よりも小さ
    い、請求項19記載の駆動・感知回路。
  21. 【請求項21】  予め設定された100分比より多く
    の前記走行時間値が廃棄されたならば、第1データ濾過
    技法が中止される、請求項19記載の駆動・感知回路。
  22. 【請求項22】  前記制御装置回路によって複数の前
    記走行時間値の平均値が計算される、請求項21記載の
    駆動・感知回路。
  23. 【請求項23】  前記走行時間値計算が少なくとも4
    回の走行時間値を平均することによって行われる、請求
    項22記載の駆動・感知回路。
  24. 【請求項24】  分散値が前記複数の前記走行時間値
    に対して計算される、請求項22記載の駆動・感知回路
  25. 【請求項25】  前記分散値が予め設定された値を超
    えたならば、前記複数走行時間値平均値が廃棄される、
    請求項24記載の駆動・感知回路。
  26. 【請求項26】  前記負荷指示部材が留め具である、
    請求項19記載の駆動・感知回路。
  27. 【請求項27】  負荷指示部材に接触する超音波トラ
    ンスデューサと共に使用できる駆動・感知回路であって
    、計算能力と、データ記憶能力と、比較能力とを有する
    制御装置回路と、該制御装置回路からの入力結合と該超
    音波トランスデューサへの出力結合とを具える、該制御
    装置回路からの信号の制御の下に高電圧駆動パルスを発
    生するための高電圧パルス駆動回路と、該超音波トラン
    スデューサに結合され、該超音波トランスデューサの共
    振周波数に調整される、超音波駆動パルス信号及びエコ
    ー信号を感知し増幅するための同調増幅器と、該同調増
    幅器と該制御装置回路とに結合される、該超音波トラン
    スデューサから受信される有効なパルス・エコー信号を
    検出するためのエコー検出回路と、該エコー検出回路に
    より受信されるエコー信号が、制御装置によって対応す
    る駆動パルスに関連して該エコーの走行時間値を計算す
    る制御装置回路の入力であり、エコー信号対駆動パルス
    の測定シーケンスが、(a)該高電圧パルス駆動回路か
    ら発生される該高電圧駆動パルスの振幅を設定し、該エ
    コー検出回路内でエコー検出しきい値を設定し、該エコ
    ー検出回路内でエコー選択ウインドウを設定し、(b)
    該エコー検出回路に結合される選択されるエコー信号の
    走行時間測定を行うことから成る、エコー走行時間に対
    する超音波パルスを測定するためのタイミング回路とか
    ら成る、駆動・感知回路。
  28. 【請求項28】  前記エコー信号対駆動パルス測定シ
    ーケンスが更に、回路走行時間を複数回測定し、前の走
    行時間測定から決定される受容ウインドウから外れるデ
    ータを廃棄することから成る第1データ濾過技法により
    、前記制御装置回路が無効な走行時間測定値を廃棄する
    ことから成る、請求項27記載の駆動・感知回路。
  29. 【請求項29】  前記負荷指示部材が留め具である、
    請求項27記載の駆動・感知回路。
  30. 【請求項30】  負荷指示部材に接触する超音波トラ
    ンスデューサと共に使用できる駆動・感知回路であって
    、計算能力と、データ記憶能力と、比較能力とを有する
    制御装置回路と、該制御装置回路からの入力結合と該超
    音波トランスデューサへの出力結合とを具える、該制御
    装置回路からの信号の制御の下に高電圧駆動パルスを発
    生するための高電圧パルス駆動回路と、該超音波トラン
    スデューサに結合され、該超音波トランスデューサの共
    振周波数に調整される、超音波駆動パルス信号及びエコ
    ー信号を感知し増幅するための同調増幅器と、該同調増
    幅器と該制御装置回路とに結合される、該超音波トラン
    スデューサから受信される有効なパルス・エコー信号を
    検出するためのエコー検出回路と、駆動パルスからのエ
    コーを測定のために該制御装置回路によって選択し、先
    行する駆動パルスのエコーの間のそれぞれのエコーをイ
    ンターリーブすべく次の駆動パルスを発生し、該エコー
    検出回路に結合される、エコー走行時間に対する超音波
    パルスを測定するためのタイミング回路とから成る、駆
    動・感知回路。
  31. 【請求項31】  前記負荷指示部材が留め具である、
    請求項30記載の駆動・感知回路。
  32. 【請求項32】  負荷指示部材に接触する超音波トラ
    ンスデューサと共に使用できる駆動・感知回路であって
    、計算能力と、データ記憶能力と、比較能力とを有する
    制御装置回路と、該制御装置回路からの入力結合と該超
    音波トランスデューサへの出力結合とを具える、該制御
    装置回路からの信号の制御の下に高電圧駆動パルスを発
    生するための高電圧パルス駆動回路と、該超音波トラン
    スデューサに結合され、該超音波トランスデューサの共
    振周波数に調整される、超音波駆動パルス信号及びエコ
    ー信号を感知し増幅するための同調増幅器と、該同調増
    幅器と該制御装置回路とに結合される、該超音波トラン
    スデューサから受信される有効なパルス・エコー信号を
    検出するためのエコー検出回路と、該駆動・感知回路が
    更に、(a)第1の測定値を提供すべく、パルス駆動及
    びエコー検出ウインドウの最初の1組を用いて第1の高
    電圧駆動パルスから第1のエコーへとタイミングをとり
    、(b)第2の測定値を提供すべく、パルス駆動及びエ
    コー検出のウインドウの第2の1組を用いて第2の高電
    圧駆動パルスから第2エコーへとタイミングをとり、(
    c)該第2測定値から該第1測定値を差し引く装置から
    成り、該エコー検出回路に結合される、エコー走行時間
    に対する超音波パルスを測定するためのタイミング回路
    とから成る、駆動・感知回路。
  33. 【請求項33】  前記負荷指示部材が留め具である、
    請求項32記載の駆動・感知回路。
  34. 【請求項34】  留め具の長さに沿って超音波を通過
    させ、反射波(エコー信号)を感知するために、接触す
    る超音波トランスデューサを該留め具が有する、該留め
    具中の超音波走行時間を決定するために使用可能な駆動
    ・感知電子回路であって、ソフトウエアで駆動されるマ
    イクロプロセッサによる制御装置と、該マイクロプロセ
    ッサに接続される記憶装置と、該制御装置からの接続に
    よって受信されるパルス・トリガ信号で駆動パルス発生
    回路が制御され、トランスデューサに接続され、トラン
    スデューサにパルスを供給する、トランスデューサ駆動
    パルスを発生するためのパルス発生回路と、同調増幅器
    を経由して該パルス発生回路と該トランスデューサとに
    接続され、該制御装置からのエコー検出起動信号と該制
    御装置からのエコ−・トリガ・レベル信号とを有する、
    該駆動パルスと該エコー信号を受信するための比較器回
    路と、該比較器回路の出力と該制御装置からのパルス・
    トリガ同期信号接続とに接続されるディジタル・タイマ
    ・ゲート回路と、該ディジタル・タイマ・ゲート回路の
    出力に接続され、該制御装置に接続される出力を有する
    計時器回路と該ディジタル・タイマ・ゲート回路に接続
    され、該制御装置に接続される出力を有するアナログ時
    間リゾルバとから成る駆動・感知電子回路。
  35. 【請求項35】  前記計時器回路が前記制御装置に内
    蔵され、該制御装置中の前記マイクロプロセッサに接続
    される、請求項34記載の駆動・感知回路。
  36. 【請求項36】  前記パルス発生回路が高電圧発生器
    と該高電圧発生器に接続されるパルス駆動回路とを含み
    、前記制御装置によって該高電圧発生器の出力電圧レベ
    ルを調整できる、請求項35記載の駆動・感知回路。
  37. 【請求項37】  前記制御装置からの前記パルス・ト
    リガ信号が前記高電圧発生器に接続されるパルス幅変調
    信号である、請求項36記載の駆動・感知回路。
  38. 【請求項38】  前記比較器回路が、前記パルス駆動
    回路の出力と前記トランスデューサとに接続される同調
    パルス増幅器と、該同調パルス増幅器の出力に接続され
    るエコー検出回路とを含む、請求項37記載の駆動・感
    知回路。
  39. 【請求項39】  前記エコー検出回路がエコー検出時
    間ウインドウの設定とエコーしきい値設定とを有する、
    請求項38記載の駆動・感知回路。
  40. 【請求項40】  前記エコー検出回路検出時間ウイン
    ドウ設定とエコーしきい値設定とが前記制御装置からの
    ソフトウエアによって確立される、請求項39記載の駆
    動・感知回路。
  41. 【請求項41】  前記制御装置への前記アナログ時間
    リゾルバ回路出力が第1ランプ接続及び第2ランプ接続
    を含む、請求項40記載の駆動・感知回路。
  42. 【請求項42】  前記第1ランプ及び第2ランプ信号
    が形状及び振幅について同等で、約180°逆相である
    、請求項41記載の駆動・感知回路。
  43. 【請求項43】  前記高電圧パルスが、前記制御装置
    内で動作する内蔵のソフトウエアの指示の下に予定の範
    囲で変化する、請求項1記載の駆動・感知回路。
  44. 【請求項44】  前記高電圧パルスが、ソフトウエア
    の指示の下に前記制御装置によって、 (a)必要なエコーに対して前記エコー検出回路中のエ
    コー検出ウインドウを設定し、 (b)前記高電圧駆動回路を最大値に設定し、(c)前
    記エコー検出回路の検出しきい値及び平均レベルを約1
    Vに設定し、 (d)次のパルス・エコー周期を待ち、(e)エコー又
    は時間切れがないかを判定し、(f)もし時間切れがあ
    れば、動作に対して不良締め出しの信号を送り、 (g)もしエコーがあれば、高電圧駆動回路の信号レベ
    ルを再び下げ、 (h)パルス・エコーの次の周期を待ち、(i)もしエ
    コーがあれば、高電圧駆動回路の信号レベルを再び下げ
    、 (j)もし時間切れがあれば、高電圧駆動回路の信号レ
    ベルを再び上げ、 (k)高電圧駆動回路の信号レベルを使用するために記
    憶する 変化の動作を管理される、請求項43記載の駆動・感知
    回路。
  45. 【請求項45】  前記ディジタル計数及びアナログ内
    挿が、前記制御装置内で動作する内蔵のソフトウエアの
    指示によって実行される、請求項5記載の駆動・感知回
    路。
  46. 【請求項46】  前記ソフトウエアの指示の下に前記
    制御装置によって、 (a)Aに等しいランプ・レベルを測定し、(b)前記
    タイミング回路のLSB極性を判定し、(c)もし該L
    SB極性が“0”であれば、H=H0、L=L0、及び
    H−L=H0−L0と設定し、(d)もし該LSB極性
    が“1”であれば、M=H1、L=L1、及びH−L=
    H1−L1と設定し、(e)アナログ時間“T”を10
    0nsディジタル計数分解能の関数として、T=(A−
    L)/(H−L)で計算し、 (f)1計数=0.1ns、T(0.1ns)=(A−
    L)/(H−L)×(1000)となるように“T”を
    概算し、 (g)このアナログ時間を駆動・感知回路で使用するた
    めに記憶する動作が管理される、請求項45記載の駆動
    ・感知回路。
  47. 【請求項47】  内蔵のソフトウエアの指示の下に前
    記制御装置が前記しきい値の確立を管理すべく動作する
    、請求項16記載の駆動・感知回路。
  48. 【請求項48】  前記ソフトウエアの指示の下に、(
    a)必要なエコーに対してエコー検出ウインドウを設定
    し、 (b)低しきい値を約1Vに設定して、0計数器及び最
    大計数器の値を確定し、 (c)次のパルス・エコー周期を待ち、(d)エコー走
    行時間(T0F)を測定し、(e)T0F及び現状のし
    きい値を記憶して、該計数器を増進させ、 (f)しきい値を増進させ、 (g)該しきい値がもし最大値を超えたならば、最大値
    から該しきい値を差し引いた値に、該最大値から計数器
    の値を差し引いた値を加えて、この総数を2で割る値に
    等しい、適正しきい値の計算を行い、 (h)該しきい値がもし最大限界よりも低ければ、次の
    パルス・エコー周期を待って、T0Fを測定し、(i)
    もし新しいT0Fが変化していなければ、該計数器を増
    進させて、該しきい値増進ステップに進み、(j)もし
    新しいT0Fが変化していれば、該計数器値及び該しき
    い値を記憶し、 (k)もし該計数器値が最大値計数器に記憶されている
    最大計数値よりも小さければ、該計数器を0にして、次
    のパルス・エコー周期待ちステップに戻り、(l)もし
    該計数器値が該最大計数値よりも大きければ、該最大値
    計数器中の最大計数値及び最大しきい値計数器中の関連
    しきい値を記憶して、次のパルス・エコー周期待ちステ
    ップに戻るステップが実行される、請求項47記載の駆
    動・感知回路。
  49. 【請求項49】  前記制御装置が前記濾過技法の動作
    を管理するソフトウエア指示を含む、請求項19記載の
    駆動・感知回路。
  50. 【請求項50】  前記制御装置によって、駆動・感知
    回路が、 (a)TOFが1組の最初の標本であるかどうかを判定
    し、もしそうであれば、更なる標本を待ち、(b)現状
    のTOFがパルス周期の50ns以内であるかどうかを
    判定し、もし50ns以内でなければ、廃棄計数器を増
    進させ、 (c)廃棄の数が4に等しいか、若しくは4より大きい
    かどうかを判定し、もし4に等しくも、4より大きくも
    なければ、次のTOFを待ち、 (d)もし廃棄の数が4に等しいか、若しくは4より大
    きければ、中止計数器を増進させ、現在の計数器の指示
    を消去し、フラグを設定して新しい周期を始め、(e)
    もし現状のTOFがパルス周期の50ns以内であれば
    、パルス周期からの絶対差を測定し、この測定値を差の
    合計に加え、 (f)現状のTOFを差の合計に加え、標本の現状の数
    が平均を取るのに必要な数に等しいかどうかを判定し、
    (g)もし標本の現状の数が少なければ、次の周期を待
    ち、 (h)もし標本の現状の数が平均を取るに足りる数であ
    れば、標本の平均絶対偏差を計算し、 (i)合計を標本の現状の数で除して、平均値に等しく
    設定し、 (j)もしこの偏差に関する平均値が予備設定値を超え
    ているならば、中止計数器を増進させ、現在の計数器の
    指示を消去し、フラグを設定して新しい周期を始め、(
    k)もしこの偏差に関する平均値が予備設定値を超えて
    いなければ、この新しいTOFを記憶し、有効TOFを
    指示するフラグを設定して、新しい周期に関するフラグ
    を設定するステップを実行すべく管理される、請求項4
    9記載の駆動・感知回路。
JP3065385A 1990-04-27 1991-03-06 留め具自動締め付け用超音波駆動・感知回路 Pending JPH04230848A (ja)

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