JPH04230518A - 記号列符号化方法及び装置 - Google Patents

記号列符号化方法及び装置

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JPH04230518A
JPH04230518A JP3229467A JP22946791A JPH04230518A JP H04230518 A JPH04230518 A JP H04230518A JP 3229467 A JP3229467 A JP 3229467A JP 22946791 A JP22946791 A JP 22946791A JP H04230518 A JPH04230518 A JP H04230518A
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Gilbert Furlan
ギルバート・フアーラン
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M7/00Conversion of a code where information is represented by a given sequence or number of digits to a code where the same, similar or subset of information is represented by a different sequence or number of digits
    • H03M7/30Compression; Expansion; Suppression of unnecessary data, e.g. redundancy reduction
    • H03M7/40Conversion to or from variable length codes, e.g. Shannon-Fano code, Huffman code, Morse code
    • H03M7/4006Conversion to or from arithmetic code

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記号列符号化方法及び装
置に関し、特に改善した符号化方法及びデータ圧縮装置
を取り扱うものである。
【0002】
【従来の技術】言うまでもなく世界中において高速な新
しいデータ処理アプリケーシヨンが要求されている。こ
のことはデータ通信及び記憶装置において相互トラフイ
ツクの混雑及びメモリ飽和が激化していることを意味し
ている。これらの問題を解決する1つの方法として、ユ
ーザにとつて最適なエンコード化データ特性を保持しな
がら処理データをデイジタル的に表現する(エンコード
する)ために要求されるビツト速度をできるだけ小さく
する技術的手段を用いる方法がある。
【0003】この目的のために、どのような種類のデー
タについても、デイジタル的にエンコードする際に必要
とされるビツトレートを圧縮する手段が熱心に探し求め
られている。一般的に言えば、x(t)=x1 、x2
 、……xt を記号列又は流れであるとするとき(こ
こで「記号」の語はかなり広い意味に用いられ、印刷文
字、映像ピクセルなどを含む)、xt は現在の記号で
あり、x1 、x2 は予め定義された数(d)の異な
る記号を含む記号A=(a1、a2、……ad)でなる
予め定義されたフアミリー内に取られた過去の記号であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】効率が良い方法として
、上記記号列を順次符号化する方法が提案されている。 例えば米国特許第4652856号には、記号の流れが
順次モデル化ユニツト12において処理されてエンコー
ド化ユニツト14に供給され、これによりデータ圧縮が
なされるようなものが示されている(米国特許第465
2856号の第1図)。算術コード化理論に基づく特殊
な価値あるエンコード化ユニツトがこの米国特許に十分
に説明されている。
【0005】しかしながら効率よくモデル化することは
明らかに符号化処理全体の中でも限界的な特徴をもつて
いる。このようなモデル化を実行するために、いわゆる
「文脈」依存手法が提案されている(IBM技術公開公
報 VOL.25 、5巻、1982年10月号、21
62〜2464頁,J・Rissanenの論文)。そ
のため現在の記号xt の符号化は考察対象の記号列内
の過去の記号と、現在の記号を符号化をする際の過去の
記号のいわゆる「影響」すなわち相対的な影響との双方
を考慮する。文脈は現在の記号において「影響」をもつ
と考えられる過去の記号を配列し直すことによつて定義
され、第1に考察対象の最も大きい影響をもつ記号に基
づいて最も大きい影響をもつ次の記号を考えるような方
法を用いる。
【0006】上述のRissanenの方法は「ツリー
」において、処理された各記号列の発生回数すなわち「
カウント」を種々の文脈又は状態について集める。モデ
ル化処理動作は上述の影響尺度を考慮に入れながら、カ
ウントする能力をもつている各ツリー「ノード」を割り
当てることによつて記号列内に発生する連続的な記号に
対応するツリーを成長させる処理を含む。
【0007】しかしながら上述のIBM公開報告による
方法の場合、文脈ツリーはツリーが成長したとき境界を
越えて成長し、方法を実施するために必要な記憶をする
。明らかにこのことは実際的な立脚点に基づいて上述の
方法又は処理を実際的に実施する際の主な障害である。 本発明の1つの目的は上述のモデル化処理動作を実施す
るアルゴリズム従つて方法を十分に簡易化することによ
つて、要求されるモデル化記憶量を記号列の長さに基づ
かずに記号列の特性に基づくレベルにまで低減させるこ
とができるようにしようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、長い記号フアミリー「d」内にと
つた記号データの流れx(t)=x1 、x2 、……
xt を圧縮されたビツト列c(s)に適応的にエンコ
ードするようになされた符号化方法について、符号化方
法はいわゆるモデル化処理動作を含み、これにより流れ
に含まれる各記号の発生回数又はカウントが再配列文脈
関数f(t)に従つて予め定義された順序で考察対象の
過去の記号の流れを表すツリーアーキテクチヤに集めら
れるようになされ、ツリーはツリーの分岐を派生し得る
少くとも1つのノード(根)を含むようになされた記号
列符号化方法において、各ノードごとに「d」記号カウ
ンタ及び相対効率カウンタを用意し、「d」記号カウン
タはそれぞれフアミリーの各記号に割り当てられかつ現
在処理されている流れ内に記号が発生したときこれに応
じて選択的にインクリメントされ、相対効率カウンタは
考察対象のノードの効率すなわち符号化長さの相違を記
憶して親ノードに対して符号化するようになされたステ
ツプと、順次記号の流れを読み取るステツプと、予め定
義された考察順序に基づいて最適符号化ノードが増大す
る相対効率カウンタをもつノードに先立つ方向の第1の
減少相対効率カウンタノードでなる最適符号化ノードに
まで、ツリーを登つて順次ノードを訪問することによつ
て、最適符号化ノードの現在の各考察記号xt をサー
チするステツプと、算術符号化を最適ノードカウントを
有する装置に与えることによつて現在の考察記号xt 
を符号化するステツプと、訪問したノードカウントを更
新して符号化ノードからツリーを拡張するステツプとを
設けるようにする。
【0009】
【作用】本発明による符号化は確率的な計算量の概念に
基づいてなし得、これを用いて記号列の各記号について
の最適ツリーを決定する。確率的な計算量はシヤノン(
Shannon )のデータ計算量を一般化したもので
、当該計算量は対象とするデータ列において評価された
確率分配「p」の負対数として定義される。一般化はシ
ヤノン情報に加えるようになされ、条件はシヤノン情報
に必要とされる分布を評価するのに必要な仕事の計算量
を反映している。
【0010】この目的のために本発明はRissane
nの方法をいわゆる相対効率カウンタ(Relativ
e Efficiency Couner,REC)能
力をもたせると共に、さらに重要なのは、ツリー成長ア
ルゴリズム内に当該カウンタの能力を埋め込みかつツリ
ーを更新、成長させている間に相対的効率カウンタRE
Cの変形を考慮することによつて変形し、これにより上
述の記憶量の制限に対する改善をする。
【0011】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0012】上述したように、「記号」の語はかなり広
い範囲のものであると考え、印刷文字、画像ピクセル、
音声サンプル、スプリツトバンドコーダにおけるサブバ
ンド基準などを含む。これに加えて、
【数2】 のように、記号列x(t)内の過去の記号について番号
をつけ直すことを表わそうとするような場合を考え、f
(t)は次式、
【数3】 のように、予め定義された再配列文脈関数であるとする
【0013】文脈基準は現在の記号について最も「影響
」をもつと考えられる過去の記号を考慮しながら上述の
再配列文脈関数f(t)に従つて定義される。従つてz
1は現在の記号xt に対して最も大きな影響をもつよ
うに選択され、その結果z2、z3、……もそのように
なる。例えば印刷文字列について、fは次式、
【数4】 のように恒等式関数である。画像ピクセルを表す記号列
について、各記号が直交座標(i、j)(ここで、iは
画像行(ロー)インデクスであり、かつjは列(カラム
)インデクスである)によつて定義し得る。そこで、

数5】 である。
【0014】考察対象の画像を上から下に1行ずつ(各
行はM個のピクセルを含んでいる)スキヤンするものと
仮定する。また2次元の画面に対してピクセルを次の表
のように表すものとする。
【表1】 現在のピクセルxt に対する文脈がα、β、γによつ
て定義され、この場合関数fはf(1)=1、f(2)
=m、f(3)=m+1で与えられる。このような文脈
は次式
【数6】
【数7】
【数8】 のような結果になる。
【0015】また同じ現在のピクセルが異なる文脈、す
なわちβ、α、γによつて定義され得る。このときf(
1)=m、f(2)=1及びf(3)=m+1で、この
場合
【数9】
【数10】
【数11】 になる。ただし画像の場合、記号フアミリーは、「d」
によつて例えば予定のグレイレベル、又は予定の色を表
すようにする。しかしながら上述の場合にはいずれの場
合も、「最も近接した」従つて「最も影響がある」記号
であると考えられ、従つてZ2、Z3などになる。
【0016】換言すれば、印刷文字列の場合、文脈は最
も近い記号から順次現在の記号に至るような過去の記号
によつて定義されるのに対して、画面の場合ピクセルの
文脈はスキヤンする場合のように順序的に考える必要は
なく予め決めた順番で考えた過去の記号によつて定義さ
れる。このような考え方は音声サンプル、スプリツトバ
ンドコーダにおけるサブバンド位置、2次元的な画面色
などを含めていかなる種類の記号に対しても明らかに適
用できる。
【0017】実際上記号列を与える場合、人は符号化目
的に応じて順次一貫性のある記号を考えて累進的にツリ
ーを育てることによりモデル化操作を実行するものであ
る。符号化/圧縮処理における当該モデル化操作は対象
とする各記号について、次の処理ステツプを含む。第1
に、順序記号処理に従つて順次成長して行く現在のツリ
ー内に最適なコーテイングモードを選択する。
【0018】第2に、上述の米国特許において述べられ
ているように、現在の記号を、算術演算エンコーダに導
くことによつて、当該米国特許において定義されたよう
に要求されたパラメータを用いかつ現在のツリーに基づ
いて、算術演算によりエンコードする。第3に、ツリー
構造を更新すると共に発展させる。算術演算エンコード
によつて供給されるビツト列を相関的にデコードし、元
の記号列に戻すことは、最適ノードの選択、実際のツリ
ー構造から送出された要求されたパラメータを算術演算
デコーダに供給すること及び要求されたツリーを更新か
つ発展させることを含む類似のツリー構成動作を含む。 次に、本発明を実施する信号処理装置に用いるプログラ
ムに容易に実施できるような詳細なフローチヤートを参
照して本発明を説明する。
【0019】図1にはコード処理を実行する「TRAN
SINIT」機能のフローチヤートを示す。ツリー構築
処理は基本的なオリジナルノード(根ノード)によつて
開始し、「d」記号を含む考察対象の記号フアミリーの
各記号に対してカウンタ機能を与える。すべての根カウ
ンタ、すなわちn(ai /root)(i=1〜d)
は先ず「0」にリセツトされる(ステツプ11)。根相
対的効率カウンタは所定の最小値RECMINにセツト
されて(ステツプ12)、上記根ノードに当該処理につ
いて有力な関数を割り当てる。またすべてのn(ai 
/root)カウンタの合計を表す特定カウント値n(
root)は「0」にセツトされる(ステツプ13)。
【0020】次にデータ符号化処理は図2のスケジユー
ラフローチヤートに従つて処理され、当該記号の流れ、
すなわち記号列の第1の記号によつて開始する。現在の
考察対象ノードにZを割り当て、根(すなわちZ=ro
ot)において開始し、処理パラメータmを「0」にセ
ツトする。同様にして2つの処理フラグflg2及びf
lg3が「0」にセツトされる。後述するようにツリー
処理は相対効率カウンタ変形考察に基づいてなされる。 そのため所定の値を有する「LENGTH」カウンタが
用意される。次に帰納的処理が開始されて符号化ノード
選択、ツリー更新及び図3に示すようにアルゴリズム「
TMM」に基づく発展動作(ステツプ20)を含むモデ
ル管理機能を実行する。
【0021】図3において、0に初期化されている処理
パラメータmは「1」だけインクリメントされる。最初
のテスト(ステツプ31)は過去の記号である可能性が
あるか否かを検査し、これにより現在の記号の文脈をx
t−f(1)から構築し始める。否定結果が得られると
、フラグすなわちflg3は「1」にセツトされ、シス
テムはTTRANSフローチヤート(ステツプ30)に
よつて表される算術演算エンコード動作に他の処理動作
をしないで分岐する。これに対してステツプ31におい
て肯定結果が得られると、このとき処理は次のテストす
なわちノード存在テスト(ステツプ32)に切り換わる
。換言すれば、ノードZ(1)=xt−f(1)が探索
された状態になる。
【0022】ステツプ32において否定結果が得られる
と、ノード生成アルゴリズム(ステツプ33)が実行さ
れてツリー更新及び発展処理動作がなされ、その後算術
エンコード処理動作を制御するTTRANS処理動作に
切り換わる。これに対してステツプ32において肯定結
果が得られると、システムは相対効率カウンタREC(
Zm )展開テスト(ステツプ34)に切り換わる。こ
こで注意すべきは、この説明において相対効率カウンタ
「REC」はカウンタ及びその内容を共に指定するため
に用いられていることである。展開テストを実行する際
に種々の方法を適用し得る。例えば相対効率カウンタR
ECの導関数の符号をテストすることが考えられる。し
かしながら一連の処理は導関数の演算及び相対的な記憶
要求が実際的な観点から最適ではない結果になる。この
ような結果になるのは本発明の好適な実施例は導関数計
算の煩雑さを生ずることなく相対効率カウンタREC展
開を表す相対効率カウンタRECスレシヨルド動作をす
るように実行されるからである。
【0023】ステツプ34のテストにおいて否定結果が
得られると処理は「TTRANS」機能に分岐する。こ
れに対して肯定結果が得られるとシステムはさらにRE
C処理に進む。符号化ノード選択及びツリー更新の原理
を理解するために次の事項に注意する必要がある。第1
に、現在の記号xt に対する符号化ノードを選択する
ことは根ノードから開始してツリーを登つて文脈に基づ
く径路を見出すことを含んでいる。Z(i)=Z(1)
、Z(2)、……はノードZ(1)、Z(2)……を通
る径路を表すものとする。当該径路は現在の記号xt 
に対して可能性がある文脈を定義している最適な符号化
ノードに導き、当該最適なノードは径路上最初の訪問ノ
ードであり、相対効率カウンタRECを減少させると共
に、相対効率カウンタRECを増大又は固定させるノー
ドの前にある。
【0024】ツリーの発展は上記符号化ノードからの拡
張の可能性に制限されるものである。第2に、相対効率
カウンタRECの展開は訪問ノードとそれ以前のノード
との間の符号化長の差を追跡する。換言すれば変化率の
符号が基準となる。実際上各訪問ノードZ(j)に対し
て人はエントロピーE(xt /Z(j))(ここでx
t は現在の記号である)を次式、
【数12】 のように計算する。例えば非制限的な例として人は次式
のようにラプラシアン評価子を用いた明示ペストPes
t(xt )を選択できる。
【数13】 ここでn(xt /Z(j))は対象となるノードZ(
j)における記号xt のカウントを表し、またn(Z
(j))は同じノードZ(j)におけるすべての記号カ
ウントの合計を表す。
【0025】従つてステツプ34におけるテストの結果
が肯定である場合、現在のノードに割り当てられている
NEWLENGTHカウントは−LOG2(Pest(
xt ))にセツトされる。次に現在のノードの相対効
率カウンタRECは、
【数14】 のように更新される。ここでOLDLENGTHは以前
に訪問したノードZ(j−1)、すなわち現在の「子」
ノードZ(j)に対するいわゆる「父」ノードのラプラ
シアン評価子であり、またNEWLENGTHは現在計
算されたノードのラプラシアン評価子である。REC(
Z)の値は予め割り当てられたスレシヨルド(THRE
S)を越えて発展しないように「しきい」がかけられて
いる。例えば人はTHRES=±5又は他の任意の値を
選択できる。さらに一般的に言えば、REC(Z)=ス
レシヨルドRECMAXより大きくなつていれば、その
ときREC(Z)=RECMAXにセツトされる。これ
とは逆であれば、負のスレシヨルドRECMINテスト
が実行されてREC(Z)をRECMINに制限する。
【0026】次にツリーの発展ができる状態にあれば、
現在のノードは新しい「子」ノードに導かれる。従つて
現在のノードは「父」ノードと考えられる。従つてOL
DLENGTHカウントは丁度計算されたNEWLEN
GTHの値にセツトされる。これに加えて対応するツリ
ーの更新は特定のxt カウント(n(xt /Z))
及びノードカウント(n(Z))を次のノード処理より
さらに以前にインクリメントすることによつてなし得る
。図4には、ステツプ32におけるTTM関数のテスト
結果が失敗したときには(すなわちノードZm =xt
−f(m)が現在のツリー内には存在しない)、いつで
もノードZm (ステツプ33)を発生させるようにし
たフローチヤートが示されている。上述したようにツリ
ーの拡張は符号化ノードに制限されているものである。 好適な実施例の場合訪問ノードが符号化ノードであるよ
うな条件はステツプ40のテストによつて集計される。 処理は現在の記号カウント符号及びスレシヨルドされた
相対効率カウンタREC符号の両方をテストすることに
よつて開始する。
【0027】二重の条件n(xt /Z)>0かつRE
C(Z)<0に対する応答が満足されていないとき(ス
テツプ40のテストによつて)、システムはTTRAN
S処理動作に切り換わる。これに対してステツプ40の
テストの結果が肯定であるとき、新たなノードが発生さ
れてすべての「d」記号カウントが「0」に初期化され
ると共に相対効率カウンタRECが予め特定されたRE
CMAXの値にセツトされる。ノード記号及び総カウン
ト数は続いて現在処理された記号に基づいて更新される
【0028】図5にはTTRANS機能についてのフロ
ーチヤートが示されている。フラグflg2のテストは
ステツプ50のリダンダント算術エンコード処理動作を
回避するように実行される。算術エンコードは米国特許
第4652856号に示されているようにモデル化ユニ
ツト60によつて供給されるデータに基づいて実行され
、すなわち訪問されたツリーの径路を表す実際のツリー
状態から引き出されて現在の記号を対象としている間に
選択されたノード及び当該選択されたノード内の記号カ
ウント数に到達するようになされている。その結果図6
に示すように選択されたノード(Z)内のすべてのカウ
ンタのカウント値、換言すればi=1〜dについてn(
ai /Z)は現在の記号の識別表示と共にエンコード
ユニツト64に供給されなければならない。n(ai 
/Z)及びxt を供給されたいわゆる評価手段62は
エンコードユニツト64に供給するために必要なパラメ
ータを計算する。ここで注意すべきは、上述の米国特許
において設けた算術コーダ14に対して現在のシステム
をプラグ対プラグ方式で互換性をとるために、本発明の
モデル化ユニツト60によつて供給されるすべてのカウ
ントn(ai /Z)が、本発明におけるカウンタが「
0」に初期リセツトされる事実を考慮するように1つの
ユニツトに加えられるようになされていることである。 換言すれば新たなカウントn′が次式、
【数15】 のように引き出される。
【0029】評価手段15内において計算されるパラメ
ータは、個別のカウント(米国特許の場合に得られる)
と同様にしていわゆるトータルカウント及び累積カウン
トによつて次式により表される。
【数16】
【数17】
【数18】
【数19】 ここでZは選択された符号化ノードである。
【0030】Q(d)及びQ(xt )は累積カウント
である。通常記号は予め定義した順序でセツトされる。 例えば印刷文字は単語の順序で配列されている。しかし
ながら算術エンコード化に対して最初にリダンダンシー
を実行するためには、一段と頻繁に現われる記号が最初
に配置される。例えば次式、
【数20】 のようにし得る。ここでxt =Eであり、従つて
【数
21】
【数22】 となる。
【0031】また評価手段は評価された確率分配を計算
する。最後の動作は例えば次式で表されるラプラシアン
評価式、
【数23】 に基づいて実行される。フラグflg2は現在の記号x
t が符号化されたか否か、すなわちTTRANSルー
チンが実行されたか否かをチエツクできる。詳細に上述
したフローチヤートを与えれば、いかなるプログラマも
困難なくこれらのフローチヤートを特別に選択されたプ
ロセツサに適合するような通常言語のプログラムに翻訳
して当該プログラムをROMに記憶し、その後このシス
テムを走らせることによりモデル化処理動作を実行させ
ると共に、算術エンコーダを駆動することによつて圧縮
符号化されたビツト列c(s)を探索したときに発生さ
せるようにし得る。
【0032】同様にして符号化されたビツト列c(s)
を対応する元の記号の流れに戻すために用いられる相対
的なデコード化機能がモデル化処理動作に含まれている
。特に符号化がなされたときデコード処理が一旦初期化
されると(図7において図1のTRANSINITと同
様のRECEIVINITフローチヤートを示すように
)復号化処理が図8の復号化スケジユーラによつて処理
される。復号化スケジユーラは、図2の符号化スケジユ
ーラとは、最適ノード(すなわち符号化ノード)サーチ
を実行する種々の処理動作、ツリーの更新及びツリーの
発展がそれぞれRCNR、RINCD及びRMMに分割
されている点において相違している。システムが一旦初
期化されると、復号化スケジユーラがノードパラメータ
Zを根rootにセツトすると共にm=0及びフラグf
lg3=0にセツトすることによつて開始する。符号a
ddcountが付された他のアドレスカウンタは−1
にセツトされる。OLDLENGTHパラメータは最大
値32にセツトされる。そのときRNCRアルゴリズム
は走る状態にセツトされる。
【0033】図9には最適ノードサーチ(RCNR)機
能のフローチヤートが示されている。パラメータm及び
addcountがインクリメントされる。最適復号化
ノードが検索されている間符号stackadd(ad
dcount)が付された付加的なレジスタが用いられ
て訪問されたノード(Z)のアドレスをフアイルする。 記号及びノードの存在は相対効率カウンタREC符号テ
ストと同様にして次に現在デコードされた記号xt に
ついて実行される。この一連のテスト結果が肯定である
とき、ZはZm にセツトされると共に、システムはさ
らに復号化処理動作に進む。これに対してテストが否定
結果を得ると、算術復号化処理動作が実行されて現在デ
コードされた記号xt をデコードされるべき現在のビ
ツト列c(s)状態に基づいて復元する。図10には本
発明のモデル化ユニツトに結合された算術復号化ユニツ
トを示すブロツクダイヤグラムが示されている。記号x
t にデコードすべきビツト列c(s)は上述の米国特
許第4652856号によつて教示されているように構
成された算術復号化ユニツト104に導かれる。またこ
のユニツト104は記号の数「d」、累積カウントQ(
ai )及びすべてのカウンタのトータルカウント内容
n′(Z)が上述のモデル化ユニツトによつて供給され
たと同様にして供給される。ここで注意すべきはn′(
Z)には、図6について与えられたと同じ定義が与えら
れ、Q(ai )=n′(1/Z)+……+n′(ai
−1 /Z)であり、Zは選択された最適DE(符号化
)ノードを表す。
【0034】現在の記号xt を再現する処理動作が最
適ノードを位置決めして訪問されたノードアドレス(こ
の状態は図3のテストによつて検査される)を記憶する
と共に実行されると、システムは図11の訪問されたノ
ード(RINCD)機能のカウンタをインクリメントす
るような動作に進む。当該訪問されたノードアドレスは
訪問されたノードアドレスのスタツクに基づいて特定さ
れる。当該各ノードについてNEWLENGTHの値が
次式、
【数24】 によつて計算される。相対効率カウンタRECの変更内
容は次式、
【数25】 によつて更新され、その後スレシヨルド化される。また
図3について説明したように対象とすべき次のノード(
すなわち「子」ノード)に対して「父」ノードとして現
在のノードを識別する処理を含む。
【0035】この処理は次式、
【数26】 の設定処理をすることによつて実行される。また同様に
してノードZ内のxt カウント及びトータルカウント
はインクリメントされる。続いて復号化スケジユーラの
ルーチンが図12のツリー発展ルーチンRMMに分岐す
る。再び記号の存在及びノードの存在が共にテストされ
(ステツプ120及び122)、これにより後者のテス
トが失敗すると図13に示すノード発生ルーチン125
に移る。このルーチンは図4のルーチンが実行したと同
様の処理動作をする。換言すればトランスミツタ(符号
器)及びレシーバ(復号器)ツリーを拡張するノード発
生ルーチンは共に互いに類似している。
【0036】本発明の動作の理解をさらに十分に助ける
ために、12の文字列(すなわちABABABABAB
AB)の符号化をd=3文字のフアミリー内にとつて(
すなわちa1 =A、a2 =B、a3 =C)符号化
した場合について以下に述べる。ツリーの早い成長を助
けると共に選択された例の図示の重要性を加えるツリー
が早く成長することを助け、かつ選択した例における図
示の重要性に加えるために、RECMAX及びRECM
INの値は実際上人が選択するような値+5及び−5で
はなく+1及び−1にそれぞれ等しくなるように選択さ
れた。またd=3なので、
【数27】 のようになされている。TRANSINITルーチンの
呼びは次のごとく見えるようにパラメータをセツトする
【数28】 ここでOL及びNLはOLDLENGTH及びNEWL
ENGTHをそれぞれ表す。
【0037】ツリーはすべてのカウントについて根ノー
ドを「0」に制限する。時間インデクスはt=1である
。モデル化処理は第1の記号「A」を入力することによ
つて開始する。処理された記号は現在ないので、TMM
ルーチンのステツプ31におけるテストの結果は否定で
ある。フラグflg3は「1」にセツトされ、これによ
りさらにTMM処理動作の終了、すなわち最適なノード
が選択されたこと、ツリーの更新と同じようにエンコー
ド処理がなされたこと及び発展がなされたことを検査で
きるようになされている。TTRANSルーチンが実行
される。換言すれば最初の「A」の算術エンコードは、
根ノードに制限されたツリーに基づいて実行され、これ
によりすべてのカウントを「0」に初期化する。フラグ
flg2をセツトすることはその後の処理の間に上記エ
ンコードがすでに実行されたか否かを検査するために用
いられる。次に根カウントは次の事項を含むように更新
される。
【数29】
【数30】
【数31】
【数32】 根内のAカウンタはインクリメントされる。この結果根
に制限されるツリーを作りかつ次のように見えるモデル
化ユニツトに導く。flg3=1であるのでスケジユー
ラはTMMルーチンに分岐する。 (a1)ステツプ1 ステツプ1は、現在の記号(symbol)列「A」か
つタイムインデクスがt=1で、次のようになる。
【表2】 根は現在の記号「A」をエンコードするために選択され
る最適なノードである。
【0038】(a2)ステツプ2 ステツプ2は、記号列がA「B」かつタイムインデクス
t=2で、記号(symbol)x2 =Bが入力され
る。上述したように、fは印刷文字を処理する識別機能
となるように選択され、xt−f(1)=xt−1 =
x1 =Aである。TMMルーチンのステツプ31にお
けるテストの結果は、記号がすでに処理されているので
肯定結果である。ステツプ32のテストは否定結果を得
る。続いてTCNが呼び出されるがステツプ40におけ
るテストがフラグflg3=1を失敗するのでノードは
作られない。次にTTRANSルーチンがカウント(1
、0、0)を生む単一の根のノードツリーに基づいて実
行される。カウントは更新、停止される。明らかにその
とき根は表3のように現在の記号Bをエンコードするた
めに選択された最適なノードになる。
【表3】
【0039】(a3)ステツプ3 ステツプ3は、AB「A」である。再びフラグflg3
=1はスケジユーラをブランチして次の記号を呼び出し
て根ノードから戻つて処理をし始める。いま入力された
記号はxt =Aである。ステツプ31におけるTMM
テストに対する答えは処理された過去の記号列内に記号
がすでにあつたので肯定である。続いてルーチンはステ
ツプ32のテストに切り換わつて第1のノードz1=x
t−1 =Bを探索する。根以外の他のノードは存在せ
ず、従つてステツプ32のテストに対する答えは否定で
ある。ルーチンは図4のステツプ33(ノード発生)に
分岐する。ステツプ40のテストが実行されてn(A/
Z)>0かつREC(Z)<0の二重条件によつて上述
のツリー構成の応答を検査する。現在考察対象となつて
いるノード(すなわち根)Aのカウントは「1」に等し
く、REC(NOTE)=−1である。両方の条件は一
致する。新しいノード(根に対して子である「B」)が
発生されてすべてのカウントが「0」にセツトされ、R
EC(B)がRECMAX=1にセツトされる。このと
き根及び今発生されたBノードのカウントは共に更新さ
れ、フラグflg3は「1」にセツトされる。かくして
ツリーは拡張、更新されて次のような状態になる。
【表4】
【0040】ここで注意すべきは、算術エンコードは新
たに入力された各記号について実際の文脈に基づいて実
行されるので、計算時のパラメータはカウントインクリ
メントするに先立つてセツトされる。従つて、
【数33
】 は次式、
【数34】 によつて計算される根Pestに導く。フラグflg3
は「1」にセツトされ、次の記号を呼び出すと共に根に
戻るように分岐する。
【0041】(a4)ステツプ4 ステツプ4は、ABA「B」で、入力された記号はxt
 =Bである。再びステツプ31のTMMテストに対す
る答えは肯定であり、かつルーチンはステツプ32のテ
ストに切り換えられて根に対して「子」ノードとなるz
1=xt−1 =Aを探索する。この子ノードが存在し
なければ、再びルーチンは図4の機能に切り換わる。n
(B/root)=1>0かつREC(root)=−
1<0であるので、「A」子ノードが発生されてすべて
のカウントが「0」にセツトされてREC(A)=1に
なる。 このとき根及び今発生された「A」ノードのカウントは
更新されてフラグflg3が「1」にセツトされる。従
つてツリーは次のような状態になるように作られる。
【表5】 再びフラグflg3のテストはスケジユーラルーチンに
戻るように切り換わつて新しい記号を呼び出す。
【0042】(a5)ステツプ5 ステツプ5は、ABAB「A」で、Z=xt−1 =B
である。ステツプ31及び32の答えは共に肯定である
。ルーチンはREC(Zm =0)をテストするように
分岐する。REC(B)が肯定であるので、処理動作T
TRANSが実行されて算術エンコードをする。TMM
ルーチンが実行されると、ツリーは次の状態になる。
【表6】 ここで注意すべきは、子(B)ノードOLは父ノード「
root」NLにセツトされることである。このときシ
ステムはさらに次のステツプに進んで以下に示すような
ツリー発展を発生する。
【0043】(a6)ステツプ6 ステツプ6は、ABA、ABABA「B」であり、次の
ようになる。
【表7】 (a7)ステツプ7 ステツプ7は、ABABAB「A」で、次のようになる
【表8】 (a8)ステツプ8 ステツプ8は、ABABABA「B」で、次のようにな
る。
【表9】
【0044】(a9)ステツプ9 ステツプ9は、ABABABAB「A」で、次のように
なる。
【表10】 (a10) ステツプ10 ステツプ10は、ABABABABA「B」で、次のよ
うになる。
【表11】
【0045】(a11) ステツプ11ステツプ11は
、ABABABABAB「A」である。 このステツプは考慮に値するかも知れないように文脈を
さらに拡大する。スケジユーラはt=11、Z=roo
t、m=0、flg2=0、flg3=0及びOL=3
2にセツトされてTMMルーチンに導く。m=m+1=
1、xt−1 =x10(対象とする記号列の第10番
目に処理された記号)がステツプ31におけるテストを
肯定結果に導く。Zm =x10=B。ノードBが存在
するので、ステツプ34におけるテストが実行される。 REC(B)は否定であるので、ステツプ34のテスト
は肯定である。根ノードパラメータ(カウントを含む)
は更新される。Z=Zm =BはノードBとなるように
現在のノード(*)をブランチする。ノードBは「子」
ノードから「親」ノードに変更される。flg3=0で
あるのでTMMは再び処理動作する。
【0046】m=m+1=2、xt−2 =x9 =A
はステツプ31のテストを肯定に導くが、ステツプ32
のテストは現在のノード「B」に対する「A」「子」ノ
ードが存在しないので失敗する。ルーチンはステツプ3
3のノード発生ルーチンに分岐する。ステツプ40のテ
ストは次のような結果を導く。
【数35】 従つて「A」子ノードは「0」にセツトされたすべての
カウントについて発生される。次にREC(A)=RE
CMAX=1のように、子ノードAのAカウントが「1
」にセツトされると共に、flg3=1になる。現在の
ノード(すなわち親ノードB)のパラメータは更新され
、TMMがflg3=1によつて停止する。次に次のよ
うになり、新しい記号が呼ばれる。
【表12】
【0047】(a12) ステツプ12ステツプ12は
、ABABABABABA「B」で、最後の記号処理が
スケジユーラによつて開始され、t=12、Z=roo
t、m=0、flg2、flg3=0及びOL=32を
セツトした後、次のTMMルーチンの実行に分岐する。
【数36】
【数37】 これによりステツプ31のテストを肯定に導く。
【数38】 ノードAが存在する。従つてステツプ34のテストが実
行される。REC(A)が否定であるのでステツプ34
のテストはノードパラメータの更新に導く。続いてZ=
Zm =Aが現在のノード(*)に導くことにより続い
て処理されるノード「A」になる。flg3=0である
のでTMMルーチンが実行される。
【数39】
【数40】
【0048】これによりステツプ31の肯定テストに入
る。現在のノードAに対する子ノードBは存在しないの
で、ステツプ32のテストが失敗する。ルーチンは再び
ノード発生ステツプ33に分岐する。
【数41】 現在のノードAに対して子ノードA「B」ノードが生成
される。現在のツリーは次のようになる。
【表13】 flg3=1であるので、TMMは停止する。またすべ
てのプロセスが停止する。
【0049】ここで注意すべきは、上述したようにスケ
ジユーラのルーチンによつて制御されるモデル化ユニツ
ト処理を発展させている間にTTRANSルーチンが算
術エンコード処理動作を実行することによつてエンコー
ドユニツト64に与えることである。上述したように、
上記米国特許の開示のように使用される当該算術エンコ
ード処理が次式のように各TTRANSルーチンが走つ
たとき一度だけ供給されるエンコードビツト列c(s)
を発生する。
【数42】
【数43】
【数44】
【数45】
【0050】ここでn′(xt /Z)は符号化ノード
Zにおける現在の記号の個別カウントである。累積カウ
ントQ(xt )及びQ(d)が上述のように再配列さ
れたカウントについて計算される。
【0051】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、相対効率
カウンタRECの能力をもつと共に、当該相対効率カウ
ンタの能力をツリー成長アルゴリズムに埋め込みかつツ
リーを更新及び成長させている間に相対効率カウンタR
ECの変形を考察するようにすることにより、記憶量の
限界を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は符号化処理についてのモデル化処理動作
のうちTRNSINIT機能を示すフローチヤートであ
る。
【図2】図2は符号化処理についてのモデル化処理動作
のうち符号化スケジユーラを示すフローチヤートである
【図3】図3は符号化処理についてのモデル化処理動作
のうちTMM機能を示すフローチヤートである。
【図4】図4は符号化処理についてのモデル化処理動作
のうちノードZm の機能の発生を示すフローチヤート
である。
【図5】図5は符号化処理についてのモデル化処理動作
のうちTTRANS機能を示すフローチヤートである。
【図6】図6は符号化モデルユニツト及び算術符号化ユ
ニツトを示すブロツクダイヤグラムである。
【図7】図7は復号化処理についてのモデル化処理動作
のうちRECEIVINIT機能を示すフローチヤート
である。
【図8】図8は復号化処理についてのモデル化処理動作
のうち復号化スケジユーラの動作を示すフローチヤート
である。
【図9】図9は復号化処理についてのモデル化処理動作
のうちRCNR機能を示すフローチヤートである。
【図10】図10は復号化モデルユニツト及びこれに組
み合わされる復号化モデルユニツトを示すブロツクダイ
ヤグラムである。
【図11】図11は図8による復号化処理動作に含まれ
るRINCD機能を示すフローチヤートである。
【図12】図12は図8による復号化処理動作に含まれ
るRMM機能を示すフローチヤートである。
【図13】図13は図8による復号化処理動作に含まれ
るノードZm 機能の発生を示すフローチヤートである
【符号の説明】
60……符号化モデルユニツト、62……評価手段、6
4……エンコードユニツト、104……デコードユニツ
ト。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長い記号フアミリー「d」内にとつた記号
    データの流れx(t)=x1 、x2 、……xt を
    圧縮されたビツト列c(s)に適応的にエンコードする
    ようになされた符号化方法について、上記符号化方法は
    いわゆるモデル化処理動作を含み、これにより流れに含
    まれる各記号の発生回数又はカウントが再配列文脈関数
    f(t)に従つて予め定義された順序で考察対象の過去
    の記号の流れを表すツリーアーキテクチヤに集められる
    ようになされ、上記ツリーはツリーの分岐を派生し得る
    少くとも1つのノード(根)を含むようになされた記号
    列符号化方法において、各ノードごとに「d」記号カウ
    ンタ及び相対効率カウンタを用意し、上記「d」記号カ
    ウンタはそれぞれフアミリーの各記号に割り当てられか
    つ現在処理されている流れ内に記号が発生したときこれ
    に応じて選択的にインクリメントされ、上記相対効率カ
    ウンタは考察対象のノードの効率すなわち符号化長さの
    相違を記憶して親ノードに対して符号化するようになさ
    れたステツプと、順次記号の流れを読み取るステツプと
    、上記予め定義された考察順序に基づいて最適符号化ノ
    ードが増大する相対効率カウンタをもつノードに先立つ
    方向の第1の減少相対効率カウンタノードでなる最適符
    号化ノードにまで、ツリーを登つて順次ノードを訪問す
    ることによつて、最適符号化ノードの現在の各考察記号
    xt をサーチするステツプと、算術符号化を最適ノー
    ドカウントを有する装置に与えることによつて現在の考
    察記号xtを符号化するステツプと、訪問したノードカ
    ウントを更新して符号化ノードからツリーを拡張するス
    テツプとを具えることを特徴とする記号列符号化方法。
  2. 【請求項2】上記ツリーの拡張は、現在の記号カウント
    の肯定結果と上記符号化ノードにおいて満足される減少
    相対効率カウンタとが存在する二重条件に従うことを特
    徴とする請求項1に記載の記号列符号化方法。
  3. 【請求項3】上記符号化長さは次式 【数1】 のようないわゆるエントロピー測定を介して訪問したノ
    ードZ(j)において現在の記号xt について測定さ
    れるようになされ、ここでn(xt/Z(j))は現在
    の記号と一致する記号の訪問ノードZ(j)カウントで
    あり、Z(j)は上記ノードカウントの総和であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の記号列符号化方法
  4. 【請求項4】上記記号は印刷文字であることを特徴とす
    る請求項1、2又は3に記載の記号列符号化方法。
  5. 【請求項5】上記記号は映像ピクセルであることを特徴
    とする請求項1、2又は3に記載の記号列符号化方法。
  6. 【請求項6】上記再配列文脈関数は恒等関数であり、こ
    れによりf(t)=1、2、3、……であることを特徴
    とする請求項4に記載の記号列符号化方法。
  7. 【請求項7】上記ノードの符号化効率は相対効率カウン
    タの発生符号によつて追跡されることを特徴とする請求
    項1〜6のいずれかに記載の記号列符号化方法。
  8. 【請求項8】上記ノードの符号化効率はスレシヨルドさ
    れた相対効率カウンタの変化内容によつて追跡される請
    求項1〜6のいずれかに記載の記号列符号化方法。
  9. 【請求項9】各現在の記号xt に対する上記最適符号
    化ノードのサーチは、上記再配列文脈関数f(t)に従
    つて考察対象の過去の記号の流れ内にあつたか否かをサ
    ーチし、当該記号サーチテストにおいて否定結果が得ら
    れたとき更新する前の演算符号化処理動作を実行し、記
    号サーチテストにおいて肯定結果が得られたときツリー
    を拡張するステツプと、いわゆるノード存在テストを介
    して現在の記号xt が付されたノードが存在するか否
    かをサーチし、ノード存在テストにおいて否定結果が得
    られたときノード発生処理動作に切り換え、又はノード
    存在テストにおいて肯定結果が得られたとき相対効率カ
    ウンタの変化について増大する相対効率カウンタ以前の
    第1の減少相対効率カウンタノードにまでテストし、続
    いて当該ノードが検索された最適符号化ノードとして考
    察されるようになるステツプとを含むことを特徴とする
    請求項7又は8に記載の記号列符号化方法。
  10. 【請求項10】記号の流れを符号化することによつて得
    たビツト列c(s)をデコードするデコード方法につい
    て、上記デコード方法はいわゆるツリーモデル化処理動
    作について各デコードされた記号を処理することによつ
    て相対効率カウンタの符号変化によつて最適なデコード
    ノードを検出するようなステツプを含むことを特徴とす
    る請求項1〜8のいずれかに記載のビツト列デコード方
    法。
  11. 【請求項11】長いシンボルフアミリー「d」内に個別
    にとつた記号の流れx(t)=x1 、x2 、……x
    t を圧縮されたビツト列c(s)に適応的にエンコー
    ドする装置について、上記装置はモデル化処理動作を実
    行するいわゆるモデル化ユニツトを含み、これにより考
    察対象の記号の流れの各シンボルの発生回数が再配列文
    脈関数f(t)に従つて予定の順序で考察対象の過去の
    記号の流れを表すツリーアーキテクチヤに集められ、上
    記ツリーは順次続く記号xt を与えている間にツリー
    番地が送出される少くとも1つのノード(根)を含み、
    上記モデル化ユニツトはいわゆる算術符号化技術を使用
    するエンコードユニツトに供給するようになされた記号
    列符号化装置において、上記モデル化ユニツトは、エン
    コードされるべき現在の記号xt を順次入力するスケ
    ジユーラ手段と、上記スケジユーラ手段に応答するモデ
    ル管理手段とを有し、上記モデル管理手段は上記スケジ
    ユーラ手段に応答すると共に、発生された各ツリーノー
    ドに対して「d」個別カウント手段及びいわゆる相対効
    率カウンタを割り当てる手段と、現在の記号xt に対
    するツリーアーキテクチヤが存在することをテストし、
    根ノードによつて開始すると共に、選択されたノードを
    訪問するようになされた手段と、上記テスト手段に応答
    してノード相対効率カウンタの変更テストに基づいてい
    わゆる最適符号化ノードを検出するようになされた手段
    とを具えることを特徴とする記号列符号化装置。
  12. 【請求項12】上記モデル化ユニツトはさらに最適ノー
    ド個別カウント及び現在の記号xt に応答して算術符
    号化ユニツトに個別及び累積化カウントを含む必要なパ
    ラメータを供給する手段を含むことを特徴とする請求項
    11に記載の記号列符号化装置。
  13. 【請求項13】上記最適符号化ノード検出手段は減少相
    対効率カウンタとなる第1の訪問ノードを検出すると共
    に増大相対効率カウンタとなるノードによつて続くよう
    になされたことを特徴とする請求項11又は12に記載
    の記号列符号化装置。
  14. 【請求項14】上記テスト手段は、予め定義された再配
    列文脈関数f(t)に従つて再配列された配列内におい
    て考察対象の処理記号を識別する記号識別手段と、上記
    識別された記号に応答して過去に処理された記号内の上
    記識別された記号の存在をテストする記号存在テスト手
    段と、上記記号テスト手段及び上記記号識別手段に応答
    して上記識別記号によつて識別される子ノードの存在を
    、現在のツリーアーキテクチヤ内においてテストする手
    段と、ノードカウント符号テスト手段及び相対効果カウ
    ンタの変化検出手段を含むツリー拡張手段とを含み、こ
    れにより上記テストされたノードカウントが正である子
    ノードが発生しかつ上記相対効率カウンタが減少してい
    ることに基づいて考察対象のツリーを拡張することを特
    徴とする請求項13に記載の記号列符号化装置。
  15. 【請求項15】相対効率カウンタスレシヨルド手段を含
    み、これにより減少相対効率カウンタはスレシヨルドさ
    れた相対効率カウント符号を介してテストされることを
    特徴とする請求項14に記載の記号列符号化装置。
  16. 【請求項16】相対効率カウント導関数手段を含み、こ
    れにより減少する相対効率カウンタが相対効率カウント
    導関数符号を介してテストされることを特徴とする請求
    項14に記載の記号列符号化装置。
JP3229467A 1990-10-09 1991-08-15 記号列符号化方法及び装置 Expired - Lifetime JPH0831022B2 (ja)

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