JPH04229198A - 歯周疾患検査方法 - Google Patents
歯周疾患検査方法Info
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- JPH04229198A JPH04229198A JP41435490A JP41435490A JPH04229198A JP H04229198 A JPH04229198 A JP H04229198A JP 41435490 A JP41435490 A JP 41435490A JP 41435490 A JP41435490 A JP 41435490A JP H04229198 A JPH04229198 A JP H04229198A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、歯肉炎、歯周炎等の歯
周疾患を容易に検査することができる歯周疾患検査方法
に関する。
周疾患を容易に検査することができる歯周疾患検査方法
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、歯肉炎、歯周炎等の歯周疾患の検
査方法としては、歯垢中の歯周病原性細菌を直接又は間
接的に検出する方法や、歯肉溝浸出液などから炎症性酵
素を検出する方法が知られており、例えば下記の■〜■
に示す方法が提案されている。
査方法としては、歯垢中の歯周病原性細菌を直接又は間
接的に検出する方法や、歯肉溝浸出液などから炎症性酵
素を検出する方法が知られており、例えば下記の■〜■
に示す方法が提案されている。
【０００３】〔歯垢中の歯周病原性細菌の検出〕■
モノクローナル抗体法バクテロイデス・ジンジバリス（
Ｂａｃｔｅｒｏｉｄｅｓ ｇｉｎｇｉｖａｌｉｓ）に
対するモノクローナル抗体を用いて、歯周病の病巣にお
けるバクテロイデス・ジンジバリスの動態を調べる歯周
病診断法（特開昭６０−７３４６３号公報）。アクチノ
バチルス・アクチノミセテムコミタンス（Ａｃｔｉｎｏ
ｂａｃｉｌｌｕｓ ａｃｔｉｎｏｍｙｃｅｔｅｍｃｏ
ｍｉｔａｎｓ）に特異的なモノクローナル抗体を用いた
検査方法（特開昭６２−２１１５５８号公報）。■
ＤＮＡプローブ法ヒト口腔病変関連の微生物又はヒト細
胞をＤＮＡ又はＲＮＡプローブを用いて検出する方法（
特開昭６１−２５７２００号公報）。■ 細菌産生酵
素検出法特定の基質を用いて細菌が産生するアミノペプ
チダーゼ様酵素活性を特異的に測定し得る歯周疾患検査
薬（特開昭６３−３６８００号、同６３−８７９９９号
公報）。 〔炎症性酵素の検出〕■ 歯肉溝液中の中性蛋白分解
酵素、特にコラゲナーゼ酵素活性を検出する方法（特開
昭６１−７１０００号公報）。■ パーオキシダーゼ
酵素活性を測定することにより、歯周疾患を検出する唾
液診断試験（特開昭６０−２２２７６８号公報、同６１
−２５４８５４号公報）。■ 口腔内に存在する白血
球エステラーゼ量を測定する方法（特開昭６４−３４２
９９号公報）。
モノクローナル抗体法バクテロイデス・ジンジバリス（
Ｂａｃｔｅｒｏｉｄｅｓ ｇｉｎｇｉｖａｌｉｓ）に
対するモノクローナル抗体を用いて、歯周病の病巣にお
けるバクテロイデス・ジンジバリスの動態を調べる歯周
病診断法（特開昭６０−７３４６３号公報）。アクチノ
バチルス・アクチノミセテムコミタンス（Ａｃｔｉｎｏ
ｂａｃｉｌｌｕｓ ａｃｔｉｎｏｍｙｃｅｔｅｍｃｏ
ｍｉｔａｎｓ）に特異的なモノクローナル抗体を用いた
検査方法（特開昭６２−２１１５５８号公報）。■
ＤＮＡプローブ法ヒト口腔病変関連の微生物又はヒト細
胞をＤＮＡ又はＲＮＡプローブを用いて検出する方法（
特開昭６１−２５７２００号公報）。■ 細菌産生酵
素検出法特定の基質を用いて細菌が産生するアミノペプ
チダーゼ様酵素活性を特異的に測定し得る歯周疾患検査
薬（特開昭６３−３６８００号、同６３−８７９９９号
公報）。 〔炎症性酵素の検出〕■ 歯肉溝液中の中性蛋白分解
酵素、特にコラゲナーゼ酵素活性を検出する方法（特開
昭６１−７１０００号公報）。■ パーオキシダーゼ
酵素活性を測定することにより、歯周疾患を検出する唾
液診断試験（特開昭６０−２２２７６８号公報、同６１
−２５４８５４号公報）。■ 口腔内に存在する白血
球エステラーゼ量を測定する方法（特開昭６４−３４２
９９号公報）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、■の方
法はモノクローナル抗体を得るのに高度な技術が必要で
ある上、判定までに時間を要し、■のＤＮＡプローブ法
は高感度であるものの、アイソトープの使用など操作性
に問題があった。また、■の方法は操作性は良いが、感
度が十分とはいえない。更に、炎症性酵素を測定する■
〜■の方法は、臨床との対応が現状では十分明確である
とはいえない。
法はモノクローナル抗体を得るのに高度な技術が必要で
ある上、判定までに時間を要し、■のＤＮＡプローブ法
は高感度であるものの、アイソトープの使用など操作性
に問題があった。また、■の方法は操作性は良いが、感
度が十分とはいえない。更に、炎症性酵素を測定する■
〜■の方法は、臨床との対応が現状では十分明確である
とはいえない。
【０００５】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
歯周疾患の進行を迅速、簡便かつ正確に、しかも、視覚
により容易に判定することができる歯周疾患検査方法を
提供する。
歯周疾患の進行を迅速、簡便かつ正確に、しかも、視覚
により容易に判定することができる歯周疾患検査方法を
提供する。
【０００６】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、唾液等の口
腔内から採取された検体中のγ−グルタミルトランスペ
プチダーゼ（以下、γ−ＧＴＰと略す）活性の程度が歯
肉炎、歯周炎等の歯周疾患の程度と対応し、この検体に
γ−ＧＴＰ活性測定用基質を反応させ、発色の程度を調
べた場合、歯周疾患の進行程度が高ければ高い程、発色
の程度も高く、従って発色の程度から歯周疾患の程度を
検知することができること、そしてこの方法によれば、
口腔内から採取した検体にγ−ＧＴＰ活性測定用基質を
反応させ、発色程度からこの検体中のγ−ＧＴＰ活性を
測定するだけであるから、簡単な技術及び操作で短時間
に、しかも、肉眼で容易に歯周疾患の進行状態を客観的
に診断できることを知見し、本発明をなすに至った。
目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、唾液等の口
腔内から採取された検体中のγ−グルタミルトランスペ
プチダーゼ（以下、γ−ＧＴＰと略す）活性の程度が歯
肉炎、歯周炎等の歯周疾患の程度と対応し、この検体に
γ−ＧＴＰ活性測定用基質を反応させ、発色の程度を調
べた場合、歯周疾患の進行程度が高ければ高い程、発色
の程度も高く、従って発色の程度から歯周疾患の程度を
検知することができること、そしてこの方法によれば、
口腔内から採取した検体にγ−ＧＴＰ活性測定用基質を
反応させ、発色程度からこの検体中のγ−ＧＴＰ活性を
測定するだけであるから、簡単な技術及び操作で短時間
に、しかも、肉眼で容易に歯周疾患の進行状態を客観的
に診断できることを知見し、本発明をなすに至った。
【０００７】なお、このように検体のγ−ＧＴＰ活性の
測定で歯周疾患の診断をし得る理由は、バクテロイデス
・ジンジバリス等の歯周疾患を誘発する口腔細菌がγ−
ＧＴＰ様酵素活性を示すためであると考えられる。
測定で歯周疾患の診断をし得る理由は、バクテロイデス
・ジンジバリス等の歯周疾患を誘発する口腔細菌がγ−
ＧＴＰ様酵素活性を示すためであると考えられる。
【０００８】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明の歯周疾患検査方法は、口腔内から採取した検体のγ
−ＧＴＰ活性をγ−ＧＴＰ活性測定用基質を用いて測定
するものである。
明の歯周疾患検査方法は、口腔内から採取した検体のγ
−ＧＴＰ活性をγ−ＧＴＰ活性測定用基質を用いて測定
するものである。
【０００９】ここで、検体としては、口腔内から採取し
たものであればいずれのものでもよく、例えば唾液，歯
垢，歯肉溝浸出液などが好適である。
たものであればいずれのものでもよく、例えば唾液，歯
垢，歯肉溝浸出液などが好適である。
【００１０】また、γ−ＧＴＰ活性測定用基質としては
、例えばγ−グルタミル−ｐ−ニトロアニリド，γ−グ
ルタミル−α−ナフチルアミン，γ−グルタミル−ｐ−
Ｎ−エチル−Ｎ−ヒドロキシエチルアミノアリニド，γ
−グルタミル−３，５−ジブロモ−４−ヒドロキシアリ
ニド等の合成基質が好ましく使用されるが、これらに限
定されるものではない。
、例えばγ−グルタミル−ｐ−ニトロアニリド，γ−グ
ルタミル−α−ナフチルアミン，γ−グルタミル−ｐ−
Ｎ−エチル−Ｎ−ヒドロキシエチルアミノアリニド，γ
−グルタミル−３，５−ジブロモ−４−ヒドロキシアリ
ニド等の合成基質が好ましく使用されるが、これらに限
定されるものではない。
【００１１】次に、基質と反応させた後、発色の程度を
より明瞭化するため、発色試薬を添加することが好まし
い。発色試薬としては、例えばｐ−ジメチルアミノシン
ナムアルデヒド，３−メチル−２−ベンゾチアゾリノン
ヒドラゾン，１−ナフトール−２−スルホン酸塩，Ｎ−
エチル−Ｎ−（３−メチルフェニル）−Ｎ’−サクシニ
ルエチレンジアミン等が挙げられる。
より明瞭化するため、発色試薬を添加することが好まし
い。発色試薬としては、例えばｐ−ジメチルアミノシン
ナムアルデヒド，３−メチル−２−ベンゾチアゾリノン
ヒドラゾン，１−ナフトール−２−スルホン酸塩，Ｎ−
エチル−Ｎ−（３−メチルフェニル）−Ｎ’−サクシニ
ルエチレンジアミン等が挙げられる。
【００１２】この場合、検体とγ−ＧＴＰ活性測定用基
質との反応は、酵素賦活剤の存在下に行なうことが好ま
しく、酵素賦活剤としては、例えばグリシルグリシン等
が挙げられる。
質との反応は、酵素賦活剤の存在下に行なうことが好ま
しく、酵素賦活剤としては、例えばグリシルグリシン等
が挙げられる。
【００１３】更に、検体とγ−ＧＴＰ活性測定用基質と
は、混合後、２０〜４０℃で１〜３０分間反応させるこ
とが好ましい。
は、混合後、２０〜４０℃で１〜３０分間反応させるこ
とが好ましい。
【００１４】反応終了後は、発色程度を吸光光度計等を
用いて測定してもよいが、肉眼により識別することが可
能であり、この判定により、歯周疾患の有無や進行程度
の診断又は予測を行なうことができる。
用いて測定してもよいが、肉眼により識別することが可
能であり、この判定により、歯周疾患の有無や進行程度
の診断又は予測を行なうことができる。
【００１５】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない
。 〔実施例〕下記方法により本発明の歯周疾患検査方法の
有効性を調べた。 試験方法 臨床所見上、歯肉が正常と認められた健常者３名、歯肉
炎と認められた者５名、歯周炎と認められた者３名のそ
れぞれから唾液を採取し、唾液中のγ−ＧＴＰ活性をγ
−ＧＴＰ測定用キット（γ−ＧＴＰ−Ｓ‘栄研’、栄研
化学社製）を用いて測定した。即ち、γ−グルタミル−
ｐ−ニトロアニリド１．５ｍｇ／ｍｌを含有する基質緩
衝液０．５ｍｌに唾液０．１ｍｌを添加し、３７℃で３
０分間反応させた。次に、ｐ−ジメチルアミノシンナム
アルデヒド０．７ｍｇ／ｍｌを含有する発色試液１．５
ｍｌを添加し、色の変化を下記基準で肉眼により判定し
た。結果を表１に示す。色の変化の判定基準：発色しな
い − やや発色する ± 発色する ＋ 強く発色する ＋＋
するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない
。 〔実施例〕下記方法により本発明の歯周疾患検査方法の
有効性を調べた。 試験方法 臨床所見上、歯肉が正常と認められた健常者３名、歯肉
炎と認められた者５名、歯周炎と認められた者３名のそ
れぞれから唾液を採取し、唾液中のγ−ＧＴＰ活性をγ
−ＧＴＰ測定用キット（γ−ＧＴＰ−Ｓ‘栄研’、栄研
化学社製）を用いて測定した。即ち、γ−グルタミル−
ｐ−ニトロアニリド１．５ｍｇ／ｍｌを含有する基質緩
衝液０．５ｍｌに唾液０．１ｍｌを添加し、３７℃で３
０分間反応させた。次に、ｐ−ジメチルアミノシンナム
アルデヒド０．７ｍｇ／ｍｌを含有する発色試液１．５
ｍｌを添加し、色の変化を下記基準で肉眼により判定し
た。結果を表１に示す。色の変化の判定基準：発色しな
い − やや発色する ± 発色する ＋ 強く発色する ＋＋
【００１６】
【表１】
表１の結果より、歯周疾患患者の唾液は、健常者の唾液
に比べて高い発色が認められ、口腔中から採取した検体
中のγ−ＧＴＰ活性を測定することにより、歯周疾患の
診断を客観的に行なうことができることがわかった。
に比べて高い発色が認められ、口腔中から採取した検体
中のγ−ＧＴＰ活性を測定することにより、歯周疾患の
診断を客観的に行なうことができることがわかった。
【００１７】
【発明の効果】本発明の検査方法によれば、歯肉炎等の
歯周疾患の進行程度の診断や予測を迅速、簡便かつ正確
に、しかも、視覚により容易に判定することができる。 従って、本発明方法は非常に実用的である。
歯周疾患の進行程度の診断や予測を迅速、簡便かつ正確
に、しかも、視覚により容易に判定することができる。 従って、本発明方法は非常に実用的である。
Claims (1)
- 【請求項１】 口腔内から採取した検体にγ−グルタ
ミルトランスペプチダーゼ活性測定用基質を反応させて
、該検体中のγ−グルタミルトランスペプチダーゼ活性
を発色程度から測定することを特徴とする歯周疾患検査
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41435490A JPH04229198A (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 歯周疾患検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41435490A JPH04229198A (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 歯周疾患検査方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04229198A true JPH04229198A (ja) | 1992-08-18 |
Family
ID=18522842
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP41435490A Pending JPH04229198A (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 歯周疾患検査方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04229198A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6160087A (en) * | 1993-09-28 | 2000-12-12 | Meito Sangyo Kabushiki Kaisha | Peptides having an amino acid sequence from the fimbrial protein of porphyromonas gingivalis and their uses |
| WO2004033716A1 (ja) * | 2002-10-11 | 2004-04-22 | Applied Cell Biotechnologies, Inc. | 歯周病の検査方法及び検査診断薬 |
| WO2005001484A1 (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-06 | Applied Cell Biotechnologies, Inc. | 歯周炎の発症を判定する方法 |
-
1990
- 1990-12-26 JP JP41435490A patent/JPH04229198A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6160087A (en) * | 1993-09-28 | 2000-12-12 | Meito Sangyo Kabushiki Kaisha | Peptides having an amino acid sequence from the fimbrial protein of porphyromonas gingivalis and their uses |
| WO2004033716A1 (ja) * | 2002-10-11 | 2004-04-22 | Applied Cell Biotechnologies, Inc. | 歯周病の検査方法及び検査診断薬 |
| WO2005001484A1 (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-06 | Applied Cell Biotechnologies, Inc. | 歯周炎の発症を判定する方法 |
| JP2005024337A (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-27 | Applied Cell Biotechnologies Inc | 歯周炎の発症を判定する方法。 |
| EP1640721A1 (en) * | 2003-06-30 | 2006-03-29 | Applied Cell Biotechnologies, Inc. | Method of judging the onset of periodontitis |
| US7432071B2 (en) * | 2003-06-30 | 2008-10-07 | Applyed Cell Biotechnologies Inc. | Method of diagnosing periodontitis by determining γ-glutamyltranspeptidase |
| EP1640721A4 (en) * | 2003-06-30 | 2009-06-17 | Applied Cell Biotechnologies I | METHOD FOR ASSESSING THE BEGINNING OF PERIODONTITIS |
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