JPH04227257A - 殺精子剤付きコンドーム - Google Patents

殺精子剤付きコンドーム

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Publication number
JPH04227257A
JPH04227257A JP3097336A JP9733691A JPH04227257A JP H04227257 A JPH04227257 A JP H04227257A JP 3097336 A JP3097336 A JP 3097336A JP 9733691 A JP9733691 A JP 9733691A JP H04227257 A JPH04227257 A JP H04227257A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
condom
jelly
polyethylene glycol
sperm
sterilizing agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3097336A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Miyamoto
勉 宮本
Hisanaga Igarashi
五十嵐 久永
Hidenori Sugiyama
杉山 秀徳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANSEI SEIYAKU KK
Eisai Co Ltd
Okamoto Industries Inc
Original Assignee
SANSEI SEIYAKU KK
Eisai Co Ltd
Okamoto Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANSEI SEIYAKU KK, Eisai Co Ltd, Okamoto Industries Inc filed Critical SANSEI SEIYAKU KK
Priority to JP3097336A priority Critical patent/JPH04227257A/ja
Publication of JPH04227257A publication Critical patent/JPH04227257A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は殺精子剤を用いた避妊効
果の高いコンドームに関するものである。 【0002】 【従来技術】従来、此種の殺精子剤付きのコンドームは
よく知られているが、これらは、コンドームの特性と殺
精子剤との効果を主題に考案されたものではなく、単に
殺精子剤を添着させたに過ぎなく、潤滑性,ゴムの老化
性,精液との親和混合性,溶解性,についての問題を考
慮したものではなく、殺精子効果も長期間にわたって発
揮出来るものではなかった。これらを解消せんとしてな
されたものとして、本出願人等が提案したものとして特
開昭63−35250号公報記載のものがある。 【0003】 【解決しようとする課題】これらは、アルコキシル化グ
リコース誘導体を潤滑性基剤とし、これにメンフェゴー
ル等の殺精子剤を混合したものであるが、ゴムの老化性
があり、コンドームとしての潤滑性が好ましいものでは
なかった。又、後天性免疫不全症候群、すなわちエイズ
の予防については全く考察されていないものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、このような事
情に鑑みてなされたものであり、その手段はメンフェゴ
ールを主剤とし、ポリエチレングリコール,パラオキシ
安息香酸メチル,パラオキシ安息香酸プロピルを混合せ
しめてゼリー状とし、コンドーム本体に付着せしめたも
のである。 【0005】 【作用】本発明はメンフェゴールによって殺精子作用を
生ずると共にヒト免疫不全ウィルス感染予防剤として活
性し、、ポリエチレングリコールが粘性を保持するもの
となる。 【0006】 【実施例】本発明の実施例を説明するに、コンドーム本
体は此種の技術分野において周知の方法で成型されたも
のであり、その内面又は外面若しくは内外両面に、或い
は先端の精液溜部に、メンフェゴールとポリエチレング
リコールとの混合剤を付着せしめる。メンフェゴールは
非イオン性界面活性剤で、平均分子量620.03のパ
ラメンタニルフェニルポリオキシエチレン(8.8)エ
ーテルよりなる殺精子剤である。ポリエチレングリコー
ルは、粘性のある潤滑性基剤であって前記メンフェゴー
ルの殺精子性を阻害することなく、ゴムの老化防止に良
好なものであり、その粘度の保持から粘度の高いものポ
リエチレングリコール4000と粘度の低いものポリエ
チレングリコール400 とを用いる。 【0007】コンドーム本体1個当りの分量はメンフェ
ゴール              17.98 〜2
1.98mg ポリエチレングリコール400   4
67.5 〜571.4mg ポリエチレングリコール
4000    54.0〜66.0mgパラオキシ安
息香酸メチル      0.40〜0.50mgパラ
オキシ安息香酸プロピル    0.13〜0.17m
gであり、この混合剤にシリコンオイル0.06〜0.
20mlを添加することも可能である。 【0008】次に具体的な実施の態様例及び比較例につ
いて述べ、その物性を以下に示す。 (実施例1)以下の様な処方にて調整する。 メンフェゴール                  
20.00mg ポリエチレングリコール400   
   519.40mg ポリエチレングリコール40
00      60.00mg パラオキシ安息香酸
メチル         0.45mg パラオキシ安
息香酸プロピル       0.15mg 合   
 計                 600.00
mg 【0009】ポリエチレングリコール400 お
よびポリエチレングリコール4000を60〜65℃で
溶融し、同温度で攪拌しつつ、メンフェゴール,パラオ
キシ安息香酸メチル,およびパラオキシ安息香酸プロピ
ルを順次加え、均一となるまで混合し、ついで室温まで
徐々に冷却して、ゼリー剤を得た。このゼリー剤の粘度
は、20℃ではBM型粘度計#4 ローター,6rpm
で39.000cps の白色ゼリー状で、40℃では
BM型粘度計#2 ローター,60rpm で 58C
PSの透明液であった。 【0010】次に、このゼリー剤を40℃に加温して流
動性を高めた状態でコンドーム本体の先端内面(精液貯
溜部)に滴下した後、室温まで徐々に冷却してゼリー剤
付きコンドームとした。このゼリー剤は常温ではゼリー
状であっても、体温で液状となり、コンドーム装着時の
配合物の流出がなく、殺精子効果が高く、使用時は潤滑
性が好ましいものとなる。 【0011】殺精子試験 上記のゼリー剤を塗布したコンドームを40℃で、30
日、60日、110 日間保存し、夫々のゼリー剤を、
マイクロピペットにて10μl 試験管内にとり、そこ
に正常人の精液で20倍希釈を行ない、十分攪拌した後
、精子運動率を指標として顕微鏡にて観察したところ、
30日保存では5分以内、60日保存では2分以内、1
10 日保存では1分以内に精子の運動は完全に停止し
た。尚、20倍希釈(1.6mg/ml,メンフェゴー
ル相当量)とは精液量が12ml程度のことを表わし、
正常人の精液量は最大 4〜 6mlであり、10ml
を越える例は稀れで在り、実用において上記の配合剤は
殺精子力には何ら問題のないことは明らかである。 【0012】次にコンドーム本体のゴムに対する劣化試
験を行なった。物性試験はJIS−T−9111に準じ
て、又、破裂試験はISO 4074/6 1984(
E)に準じて行った。その結果を表1及び表2に示す。 尚、比較例Aは潤滑剤未処理のコンドーム、比較例Bは
潤滑剤としてシリコン処理したもの、比較例Cは潤滑剤
として、アルコキシル化グルコースの一種であるところ
のポリオキシエチレンメチルグルコース(グルカムE2
0)を処理したものである。 【0013】 【表1】 【0014】 【表2】 【0015】 【効果】本発明はメンフェゴールを殺精子剤とし、ポリ
エチレングリコールを潤滑性基剤とし、両者を混合して
ゼリー状としコンドーム本体に付着せしめたから潤滑性
良好なものであり、精液との混合性、溶解性にもすぐれ
ており、殺精子効果が非常に大きく、長期間にわたって
保存できるとともにコンドーム本体の酸化防止、老化防
止効果のすぐれたものを提供出来、所期の効果が得られ
るものである。更に、メンフェゴールが後天性免疫不全
候群(エイズ)の原因ウイルスであるヒト免疫不全ウイ
ルス(HIV)を不活性化するのに有効なため、エイズ
予防効果も有するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  メンフェゴールを主剤とし、ポリエチ
    レングリコール,パラオキシ安息香酸メチル,パラオキ
    シ安息香酸プロピルを混合せしめてゼリー剤の形とし、
    これをコンドーム本体又はその精液溜に付着せしめてな
    る殺精子剤付きコンドーム。
JP3097336A 1991-04-26 1991-04-26 殺精子剤付きコンドーム Pending JPH04227257A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3097336A JPH04227257A (ja) 1991-04-26 1991-04-26 殺精子剤付きコンドーム

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JP3097336A JPH04227257A (ja) 1991-04-26 1991-04-26 殺精子剤付きコンドーム

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63125661A Division JPH01299219A (ja) 1988-05-25 1988-05-25 メンフェゴールからなるヒト免疫不全ウイルス感染予防剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04227257A true JPH04227257A (ja) 1992-08-17

Family

ID=14189647

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JP3097336A Pending JPH04227257A (ja) 1991-04-26 1991-04-26 殺精子剤付きコンドーム

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6335250A (ja) * 1986-07-29 1988-02-15 オカモト株式会社 殺精子剤付きコンド−ム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6335250A (ja) * 1986-07-29 1988-02-15 オカモト株式会社 殺精子剤付きコンド−ム

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