JPH04227018A - 高純度不活性ガスの製造方法 - Google Patents

高純度不活性ガスの製造方法

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JPH04227018A
JPH04227018A JP3203027A JP20302791A JPH04227018A JP H04227018 A JPH04227018 A JP H04227018A JP 3203027 A JP3203027 A JP 3203027A JP 20302791 A JP20302791 A JP 20302791A JP H04227018 A JPH04227018 A JP H04227018A
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gas
pressure
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feed gas
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JP3203027A
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English (en)
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Arthur I Shirley
アーサー・アイ・シャーリー
Alberto I Lacava
アルベルト・イ・ラカヴァ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は,圧力スイング吸着法を使用して
,少なくとも1種類の不活性ガスと不純物を含有した供
給ガスから不活性生成物ガスを製造することに関する。 さらに詳細には,本発明は,処理ゾーンが,第一段階に
て徐々に,次いで第二段階にて速やかに供給される供給
ガス単独によって,あるいは製造ガスと供給ガスの両方
によって(このとき供給ガスは,上記のような一段プロ
フィール又は二段プロフィールにて導入される)製造圧
力に再加圧される,という循環プロセスに関する。
【0002】水素,ヘリウム,アルゴン,一酸化炭素,
二酸化炭素,一酸化二窒素,酸素,及び窒素等も含めて
,種々のガスの分離や製造に対しては吸着法が使用され
ている。これらの吸着分離に対して有用な供給ガスは,
空気;精油所廃ガス;埋立地ガス;煙道ガス;及び天然
ガス;などがある。
【0003】圧力スイング吸着(PSA)プロセスでは
通常,加圧工程,製造工程,及び吸着剤層又は処理ゾー
ンの再生工程を循環して行って,特定の純度の生成物を
得る。加圧工程は,一般には一定速度で行われる。この
タイプのシステムは,図1〜3においてグラフにより示
されている。図1は一定加圧割合での加圧工程を示して
いる。図2は,図1における加圧経緯(pressur
ization  history)に対応した供給流
量に相当する。図3は,図1に対応した加圧工程の終了
時における介在ガス中の不純物に対する推測上の濃度プ
ロフィールを層長さの関数として示している。一定加圧
経緯に対する供給流量はフラットであり,従って最終的
な濃度プロフィールは,製造終了時において純度がより
高く,そして導入終了時において純度がより低くなけれ
ばならない。
【0004】しかしながら,空気から100vpm(0
.01%)未満の酸素含量を有する不活性ガスを製造す
るためのこうしたプロセスは,あまり効率的とは言えな
い。高純度不活性ガスを得るためには,複数の処理ゾー
ンを有するPSAシステムがより効率的であるが,この
ようなシステムに対するコストは,従来の2ゾーン式P
SAプラントよりはるかに高くなる。PSAプロセスの
ガス状生成物の純度は供給ガス成分の取り込み速度の差
によって決まり,そしてこの取り込み速度は,供給ガス
が処理ゾーン中の吸着剤と接触する時間の長さにより決
まる。処理ゾーンから出てくる初期生成物は,最も短い
滞留時間を有し,従って最も純度が低い。純度は時間が
長くなるにつれて高くなり,また吸着ウェーブ(ads
orption  wave)が層の出口に近づくにつ
れて純度は低くなる。
【0005】極めて低い酸素濃度が必要とされるときは
,しばしばPSAプラントに触媒燃焼ユニットが組み合
わされる。酸素濃度が10,000vpm及び1,00
0vpm(それぞれ1.0%及び0.1%)の不活性ガ
スが得られるようPSAプラントが運転され,次いでこ
の不活性ガスが燃焼されて,100vpm以下の酸素を
含有する最終的な不活性ガスが得られる。しかしながら
,触媒燃焼ユニット及び燃焼に使用される燃料にコスト
がかかるために,この運転はかなり費用のかかるものと
なる。さらに,触媒燃焼ユニットの流出物から燃焼生成
物を除去する必要がある。
【0006】アーモンド(Armond)らによる米国
特許第4,144,037号はガスの分離方法を開示し
ており,該特許によれば,実質的に加圧されていない状
態において,吸着剤層の出口に減圧をかけることによっ
て,ガス状混合物が吸着剤層に通される。
【0007】ライトゲブ(Leitgeb)による米国
特許第4,256,465号によれは,生成物ガスが処
理ゾーンを移動するときのPSAプロセスの濃度ウェー
ブ(concentration  wave)を遅く
することによって,典型的な一定加圧PSAシステムに
おける生成物ガスの初期低純度サージが相殺されている
。 これは多段階の加圧によって行われ,このとき最終段階
での加圧は初期段階での加圧より実質的にゆっくり行わ
れる。ライトゲブのプロセスは,生成物を取り出す前に
長い吸着時間を使用し,加圧速度には依存しない。
【0008】このタイプのシステムは図4〜6において
グラフにより示されている。図4は,急速な初期加圧と
それ続く加圧工程終了時のゆっくりした加圧を示してい
る。図5は,図4の加圧経緯に対応した供給流量に相当
する。図6は,図4に対応した加圧工程の終了時におけ
る介在ガス中の不純物に対する推測上の濃度プロフィー
ルを層長さの関数として示している。この“初期の”加
圧経緯に対する供給速度は最初はかなり速いので,層は
,供給ガスの多くが吸着される前にその圧力に達する。 このため,この結果得られる最終的な濃度経緯(con
centration  history)はフラット
であり,初期生成物の純度は低い。従って,ある与えら
れたサイクルに関して初期供給経緯で運転され,且つ特
定の供給速度と製造速度にて運転されるPSAプラント
では,極めて低純度の生成物ガスしか得られない。
【0009】ワード(Ward)による米国特許第4,
572,723号は,酸素含量の少ない窒素生成物ガス
を製造する方法を開示している。該方法によれば,サイ
クル時間は好ましくは500秒であり,圧力は一定のゆ
っくりした速度で上昇させる。英国特許出願第2195
097号は,PSAによるガスの分離を説明している。 該特許によれば,生成物ガスリザーバー中の圧力が処理
ゾーンの圧力を越えた場合には,常に生成物ガスが戻る
【0010】特公昭63−79714号は,3つの処理
ゾーンを含んだメリーゴーラウンド式PSAシステムを
開示している。該特許によれば,ある与えられた時間に
おいて,2つの連続的に接続された処理ゾーンが吸着の
ために使用され,このとき同時にもう1つの処理ゾーン
が再生される。
【0011】本発明のPSAプロセスは,供給ガスに対
する二段階の遅速/迅速加圧によって,あるいは生成物
ガスの加圧を一段階の供給ガス加圧又は二段階の遅速/
迅速供給ガス加圧と組み合わせることにより,実質的に
純粋な生成物ガスを良好な原価効率にて製造することに
よって従来技術のもつ問題点を解消する。
【0012】本発明の方法は,その最も広い態様におい
ては,圧力スイング吸着システム(本システムでは,供
給ガスだけを使用した方法又は生成物ガスと組み合わせ
た方法によって,処理ゾーンが製造圧力に再加圧される
)を使用することにより高度に精製された不活性ガスを
製造することに関する。
【0013】さらに詳細には本発明は,不活性ガスと不
純物を含有した供給ガスから高度に精製された不活性ガ
スを製造する方法に関するものであって,本方法は,(
a)  入口区域,出口区域,及び少なくとも1種類の
不純物吸着用物質を含んだ処理ゾーンを製造圧力にまで
加圧する工程,このとき前記加圧工程は,(i)  前
記生成物ガスを前記出口区域に導入して,前記処理ゾー
ンの圧力を前記製造圧力より低い中間圧力にまで高める
こと;及び (ii)  前記供給ガスを前記入口区域に導入して,
前記処理ゾーンの圧力を前記製造圧力にまで高めること
;によって行われる; (b)  前記入口区域を介して,同一又は異なる供給
ガスを前記の製造圧力にまで加圧された処理ゾーンに導
入して,前記不純物を除去し,前記の高度に精製された
不活性生成物ガスを得る工程;及び (c)  前記生成物ガスを前記出口区域から回収する
工程;を含む。
【0014】本発明の好ましい実施態様においては,加
圧工程(a)は, (i)  先ず第一に,供給ガスを第1の時間だけ前記
入口区域に徐々に導入して,前記処理ゾーンの圧力を前
記製造圧力より低い中間圧力にまで高めること;引き続
き, (ii)  同一又は異なる供給ガスを前記第1の時間
より短い第2の時間だけ前記入口区域に速やかに導入し
て,前記処理ゾーンの圧力を前記製造圧力にまで高める
こと;及び必要に応じて, (iii)  工程(i)又は(ii)の場合のように
,同一又は異なる供給ガスをさらにある時間だけ導入し
て,前記処理ゾーンの圧力をさらに高めること;によっ
て行われる;本発明の他の実施態様においては,加圧工
程(a)は, (i)  前記生成物ガスを前記出口区域に導入して,
前記処理ゾーンの圧力を前記製造圧力より低い第1の中
間圧力にまで高めること;及び (ii)(1)  先ず第一に,前記供給ガスを第1の
時間だけ前記入口区域に徐々に導入して,前記処理ゾー
ンの圧力を,前記製造圧力よりは低いが,必要に応じて
再生された後の処理ゾーンの圧力よりは高い第2の中間
圧力にまで高めること;引き続き, (2)  同一又は異なる供給ガスを前記第1の時間よ
り短い第2の時間だけ前記入口区域に速やかに導入して
,前記処理ゾーンの圧力を前記製造圧力にまで高めるこ
と;及び必要に応じて, (3)  工程(i)又は(ii)の場合のように,同
一又は異なる供給ガスをさらにある時間だけ導入して,
前記処理ゾーンの圧力をさらに高めること;を含む。
【0015】出口区域から生成物ガスを回収する工程(
工程c)は, (i)  前記不活性生成物ガスを前記出口区域から同
時に回収すること; (ii)  前記不活性生成物ガスを前記出口区域から
逐次に回収すること;又は (iii)  (i)と(ii)の併用;を含むのが好
ましい。
【0016】本発明の方法は,処理ゾーンから不純物を
除去して処理ゾーンを再生することを含むのが好ましく
,このことは,生成物ガスを連続的に製造するためには
特に必要とされる。
【0017】本発明の方法はさらに,単一の処理ゾーン
でも,複数の処理ゾーンでも行うことができる。複数の
処理ゾーンにて行われる場合,処理ゾーンの少なくとも
1つが供給ガスから不純物を除去するのに使用され,そ
して処理ゾーンの少なくとも1つが不純物を除去して同
時に再生され,これにより本発明の方法は連続的に行う
ことが可能となる。
【0018】本発明は,供給ガスを処理ゾーンに通し,
供給ガスから大部分の不純物を吸着除去し,そして精製
された生成物ガスを処理ゾーンから取り出すことによっ
て高純度不活性ガスが得られるというPSAシステムに
関する。本発明の加圧法を使用すると,高純度の不活性
生成物ガスを製造する上で,PSAシスシムの効率が実
質的に増大することが見出された。
【0019】本発明のPSAプロセスは,一般には,ガ
ス状供給混合物中の1種類以上の不純物に対して選択性
を有する吸着剤物質を使用して行うことができる。適切
な吸着剤としては,ゼオライトモレキュラーシーブ,ゼ
オライト,活性炭,炭素モレキュラーシーブ,シリカ化
合物,及びアルミニウム化合物などがある。PSAサイ
クル時の最も低い圧力にて吸着された不純物の量と,P
SAサイクル時の最も高い圧力にて吸着された不純物の
量との差により,分離の効率が決まる。本発明によれば
,処理ゾーンは1種類以上の異なった吸着剤を含んでも
よい。
【0020】本発明のプロセスは,バッチ方式でも連続
方式でも行うことができる。いずれの場合においても,
処理ゾーンが再使用されるときは,吸着堆積した不純物
をパージすることによって処理ゾーンを定期的に再生し
なければならない。バッチ方式の場合,処理ゾーンの再
生時においては,供給ガスの精製を停止しなければなら
ない。連続方式では複数の処理ゾーンが使用され,この
とき少なくとも1つの処理ゾーンが精製ガスを製造しつ
つ,少なくとも1つの他の処理ゾーンが再生される。
【0021】好ましい実施態様においては,供給ガスの
加圧は2段階で行われる。第1の加圧段階は,供給ガス
をある第1の時間だけ処理ゾーンの入口区域に徐々に導
入して,処理ゾーンの圧力をある中間圧力にまで高める
ことからなる。この中間圧力は,システムの製造圧力よ
りは低いが,再生後の処理ゾーンの圧力よりは高い。第
2の加圧段階は,同一又は異なるガスをある第2の時間
だけ(前記第1の時間より短い)処理ゾーンの入口区域
に速やかに導入して,処理ゾーンの圧力を製造圧力にま
で高めることからなる。このタイプの“遅い”加圧は図
7に示されている。図8は,図7の加圧経緯に対応した
供給流量に相当する。図9は,図7に対応した加圧工程
の終了時における介在ガス中の不純物に対する推測上の
濃度プロフィールを層長さの関数として示している。従
って,従来技術による図1〜3及び図4〜6の加圧プロ
フィール,供給経緯,及び不純物濃度と比較した場合,
本発明のプロセスによる“遅い”加圧・供給経緯は極め
て高純度の精製物ガスを与える。
【0022】2段階の遅い供給ガス加圧プロフィールを
組み込んだ本発明のプロセスにおけるPSAユニットの
典型的な全サイクルは次の通りである。
【0023】フローチャート  I 工程1    供給ガスにより中間圧力に徐々に加圧す
る.工程2    供給ガスにより製造圧力に速やかに
加圧する. 工程3    供給の継続と生成物の取り出し.工程4
    再生. 一定圧力での供給加圧を使用した従来の2ゾーンプロセ
スの概略が図10に示されている。供給ガスのシステム
中への流れ,高圧生成物の取り出し,及び処理ゾーンA
とBから排出される廃棄ガスを制御する弁が1〜10で
番号付けされている。図10に示した従来のPSAユニ
ットに対する全サイクルは次の通りである。
【0024】                   フローチャート
  II工程    処理ゾーンA         
           処理ゾーンB  1    加
圧.                       
   再生.  2    供給の継続と生成物の取り
出し.  再生.  3    再生.       
                   加圧.  4
    再生.                  
        供給の継続と生成物の取り出し.12
0〜240秒の全サイクル時間を使用した典型的なタイ
ミングと弁の位置を図11に示す。
【0025】本発明の加圧方法を施すのに必要な装置を
組み込んだ2ゾーンPSAプロセスの概略が,本発明の
実施態様として図12に示されている。図12において
は,PSAシステム中への供給ガスの流れ,生成物の取
り出し,及び処理ゾーンAとBから排出される廃棄ガス
を制御する弁が1〜13で番号付けされている。供給ガ
スによる2段階の“遅い”プロフィールの加圧を組み込
んだPSAユニットに対する典型的な全サイクルは次の
通りである。
【0026】                   フローチャート
  III工程    処理ゾーンA        
            処理ゾーンB  1    
供給ガスにより中間圧力に        再生.  
      徐々に加圧する.   2    供給ガスにより製造圧力に      
  再生.        速やかに加圧する.   3    供給の継続と生成物の取り出し.  再
生.  4    再生.             
             供給ガスにより中間圧力に
                         
               徐々に加圧する.  
5    再生.                 
         供給ガスにより製造圧力に    
                         
           速やかに加圧する.  6  
  再生.                    
      供給の継続と生成物の取り出し.供給ガス
と生成物ガスによる加圧を組み込んだ,本発明の実施態
様としての2処理ゾーンプロセスの典型的な全サイクル
は次の通りである。
【0027】                     フローチャ
ート  IV工程    処理ゾーンA       
             処理ゾーンB  1   
 生成物ガスの裏込めによる加圧.  再生.  2 
   供給ガスによる加圧.            
再生.  3    供給の継続と生成物の取り出し.
  再生.  4    再生.          
                生成物ガスの裏込め
による加圧.  5    再生.         
                 供給ガスによる加
圧.  6    再生.             
             供給の継続と生成物の取り
出し.又は                       フロー
チャート  V工程    処理ゾーンA      
              処理ゾーンB  1  
  生成物ガスの裏込めにより第1    再生.  
      の中間圧力に加圧する.  2    供
給ガスにより第2の中間圧力    再生.     
   に徐々に加圧する.   3    供給ガスにより製造圧力に速や    
再生.        かに加圧する.   4    供給の継続と生成物の取り出し.  再
生.  5    再生.             
             生成物ガスの裏込めによる
加圧.  6    再生.            
              供給ガスにより中間圧力
に徐々                      
                  に加圧する. 
 7    再生.                
          供給ガスにより製造圧力に速や 
                         
              かに加圧する.  8 
   再生.                   
       供給の継続と生成物の取り出し.複数処
理ゾーンシステムにおける加圧は,さらに必要に応じて
,高速/遅速加圧2段階プロセス又は裏込め/供給加圧
2段階プロセスの前または後,高速/遅速/任意継続供
給加圧の3段階プロセスの前,あるいは裏込め/供給加
圧2段階プロセス又は高速/遅速/任意継続供給加圧3
段階プロセスと組み合わせた対応する段階において,ゾ
ーン圧力均等化工程を含んでもよい。均等化圧力は,一
般には再生圧力より高いが製造圧力よりは低い。
【0028】再生は,飽和又はほぼ飽和した処理ゾーン
を,真空ポンプ,大気中に排気すること,容易に吸着さ
れる成分を殆どもしくは全く含まないパージガスを流す
こと,又はこれらを組み合わせることによって得られる
減少した圧力(大気圧及び/又は大気圧未満の圧力)に
さらすことにより行われる。
【0029】フローチャートIV又はV(必要に応じて
圧力均等化工程を含んでもよい)に従って運転される2
処理ゾーンシステムを示した図12を参照すると,ゾー
ンAとゾーンBは,供給ガス流れから1種以上の成分を
選択的に除去する吸着剤又は吸着剤の組み合わせ物を含
む。弁1と2は,それぞれゾーンAとBへの供給ガスの
流れを制御し,弁9と10は,2つのゾーンからの生成
物の流れを制御する。再生時において不純物の脱着した
ガスの流れは,弁5と6の操作により行われる。弁3,
4,7,及び8(これらは吸着・脱着工程中は閉止)は
,均等化工程中は開放されて,高圧のゾーン入口区域及
び/又は出口区域から低圧のゾーン入口区域及び/又は
出口区域へのガスの流れを可能にしている。
【0030】均等化工程が終わると,弁3,4,7,及
び8が閉じられ,再加圧が継続される。例えば,ゾーン
Aを再加圧しつつゾーンBを再生する場合,弁6を開放
してゾーンBを排気しながら,弁9,11,及び12を
開放することにより生成物ガスを層Aに導入する。この
場合,弁12は弁1〜11のような作動性の弁ではなく
,単に生成物ガスの逆流を防止する絞り弁として作用し
て加圧を制御する。同様に,弁1と2に接続している導
管への供給ガスの流れは類似の絞り弁(図示せず)によ
って制御され,これによりゆっくした初期加圧とそれ続
く急速な加圧の2段階加圧が可能となる。
【0031】弁9,11,及び12を開放すると,生成
物ガスの定常流れが5〜10秒の時間でゾーンに入る。 ゾーン(均等化工程の終了時において製造圧力の40〜
50%の圧力となっている)は,製造圧力の60〜70
%の圧力で裏込めを終了しなければならない。裏込め工
程が終了したら,弁11を閉じ,そして弁1を開いて供
給ガスの流れを起こさせ,ゾーンAに徐々に進ませる。 流量(弁1と2の上流にある絞り弁によって制御される
)は,残りの製造時間の70%以内(通常は,240〜
360秒の全サイクル時間に対して60〜120秒)で
,製造圧力の40〜50%から90〜100%の圧力を
もたらすよう設定される。
【0032】上記の生成物ガスと供給ガスの加圧プロセ
スに対する典型的なタイミングと弁の位置を図13に示
す。生成物ガスによる加圧と供給ガスによる加圧を組み
合わせたプロセスは,一般には240〜480秒の全サ
イクル時間を使用する。
【0033】供給ガスによる加圧と生成物ガスによる加
圧を組み合わせた加圧スキームでは,再加圧すると,再
生された処理ゾーンにおける不活性ガス純度を変える複
数の区域が設けられる。処理ゾーンの入口に最も近い区
域(“第1の区域”)は,供給ガスの組成と同様の組成
を有する。“第1の区域”のすぐ上の区域(“第2の区
域”)は供給ガスと生成物ガスの中間の純度を有する。 “第2の区域”の上の区域(“第3の区域”)の純度は
,“第2の区域”と生成物ガスの中間であり,出口に最
も近い区域(“第4の区域”)は生成物ガスの純度と同
様の純度を有する。追加区域のガス純度がその隣接区域
のガス純度の中間となるよう,いくつかの追加区域が再
加圧用PSA容器中に導入される。
【0034】生成物ガス/供給ガスの組み合わせ加圧に
おいては,生成物ガスによる加圧は,処理ゾーンに製造
圧力の約60〜70%をもたらす。
【0035】本発明の全プロセスは,通常は約240〜
480秒で完了する。
【0036】遅速プロフィールによる供給ガス加圧の第
1の時間は通常約75〜160秒であり,前記第1の時
間における供給ガスの流量は約50〜120scfh/
cf吸着剤である。
【0037】第2の時間は通常約10〜70秒であり,
前記第2の時間における供給ガスの流量は約100〜3
50scfh/cf吸着剤である。
【0038】生成物ガス加圧の時間は通常約5〜10秒
継続され,流量は約2.0〜5.0scfhである。製
造圧力は約75〜150psig(好ましくは約85p
sig)である。
【0039】供給ガス加圧の任意の第3段階はいかなる
供給経緯のプロフィールでも行うことができ,適切な時
間だけ継続することができる。このことは,単に,上記
の規定された製造圧力範囲内にて製造圧力をさらに上昇
させるにすぎない。
【0040】再生圧力は通常0psigであり,第1の
時間の圧力は通常約65〜135psigであり,第2
の時間の圧力は通常約75〜150psigであり,そ
して裏込め圧力は通常約45〜105psigである。
【0041】以下にいくつかの実施例を挙げて本発明を
例証するが,本発明がこれらによって限定されることは
ない。とくに明記しない限り,部はすべて重量部である
【0042】実施例1〜4 図12に示したPSAユニットを使用し,図13に示し
たサイクルで240〜360秒のサイクル時間にて運転
し,そして85psigの製造圧力が達成されるまで第
2の加圧工程を継続して,一連の実験を行った。再生圧
力は0psigであった。処理ゾーンには45ft3 
の市販の炭素モレキュラーシーブ(CMS)(クラレ・
ケミカル・カンパニー──円筒状ペレットの場合,平均
直径=2.5mm)を含有させた。生成物ガスによる裏
込め圧力は50〜60psigであった。圧縮空気の供
給ガスをPSA処理ゾーンに送り,PSA処理ゾーンに
おける反対側端部から精製された窒素生成物ガスを取り
出し,酸素含量の多い廃棄ガスを向流方向にて排出した
【0043】得られた結果を表1に示す。
【0044】比較例1A*〜4A* 図10に示したPSAユニットを使用し,図11に示し
たサイクルで運転して,実施例1に記載の手順に従って
一連の実験を行った。
【0045】得られた結果を表1に示す。
【0046】実施例1〜4と対応する比較例1A*〜4
A*との比較により,本発明による生成物ガス/供給ガ
スの組み合わせ加圧法を使用すると,プラントの生産性
及び生成物の収率が実質的に改良されることがわかる。
【0047】表1
【0048】
【0049】実施例5〜7 生成物ガスによる加圧を行わず,そして製造圧力より低
いが均等化圧力よりは高いある中間圧力に達するまで,
供給ガスを第1の時間だけゆっくり導入することによっ
て加圧を行ったこと以外は,図12に示したPSAユニ
ットを使用し,図13に示したサイクルにて240秒の
サイクル時間で運転して,一連の実験を行った。次いで
,供給ガスを前記第1の時間より短い第2の時間だけ速
やかに導入して,系の圧力を図7の圧力経緯に類似した
85psigの製造圧力にまで上昇させた。再生圧力は
0psigであった。処理ゾーンには,45ft3の市
販の炭素モレキュラーシーブ(cms)(クラレ・ケミ
カル・カンパニー──円筒状ペレットの場合,平均直径
=2.5mm)を含有させた。精製された窒素生成物ガ
スを出口から取り出し,酸素含量の多い廃棄ガスを向流
方向で排気した。
【0050】得られた結果を表2に示す。
【0051】比較例5A*〜7A* 図10に示したPSAユニットを使用し,図11に示し
たサイクルで運転して,実施例5に記載の手順に従って
一連の実験を行った。
【0052】得られた結果を表2に示す。
【0053】実施例5〜7と対応する比較例5A*〜7
A*との比較により,本発明による2段階“遅速プロフ
ィール”の供給ガス加圧プロセスを使用すると,プラン
トの生産性及び生成物の収率が実質的に改良されること
がわかる。
【0054】表2
【0055】
【0056】実施例8 第2の加圧が,製造圧力より低いが均等化圧力よりは高
いある中間圧力に達するまで供給ガスを第1の時間だけ
ゆっくり導入することからなること以外は,図12に示
したPSAユニットを使用し,図13に示したサイクル
にて240秒のサイクル時間で運転して,一連の実験を
行った。次いで,供給ガスを前記第1の時間より短い第
2の時間だけ速やかに導入して,系の圧力を図7の圧力
経緯に類似した85psigの製造圧力にまで上昇させ
た。再生圧力は0psigであった。処理ゾーンには,
45ft3 の市販の炭素モレキュラーシーブ(cms
)(クラレ・ケミカル・カンパニー──平均直径=2.
5mm)を含有させた。生成物ガスの裏込め圧力は50
〜60psigであった。
【0057】精製された窒素生成物ガスを出口から取り
出し,酸素含量の多い廃棄ガスを向流方向で排気した。
【0058】得られた結果を表3に示す。
【0059】比較例8A* 図10に示したPSAユニットを使用し,図11に示し
たサイクルで運転して,実施例8に記載の手順に従って
実験を行った。
【0060】得られた結果を表3に示す。
【0061】実施例8と比較例8A*との比較により,
本発明による生成物ガスと2段階の“遅速プロフィール
”の供給ガスとの組み合わせ加圧プロセスを使用すると
,プラントの生産性及び生成物の収率が実質的に改良さ
れることがわかる。
【0062】表3
【0063】
【0064】実施例9〜11 PSAユニット,生成物ガスによる加圧と1段階の供給
ガスによる加圧からなる加圧工程,360秒のサイクル
時間,10〜20psigの裏込め圧力,85psig
の製造圧力,0psigの再生圧力,及び71scfh
空気/cfCMSのスペシフィックフィード(spec
ific  feed)を使用して,一連の実験を行っ
た。使用した吸着剤は炭素モレキュラーシーブである。 供給ガスである空気をPSA処理ゾーンに送り,PSA
処理ゾーンにおける出口端部から精製された窒素ガスを
取り出し,酸素含量の多い廃棄ガスを向流方向にて排気
した。
【0065】得られた結果を表4に示す。
【0066】比較例12*〜15* 1段階供給ガス加圧の加圧工程を使用し,実施例11に
記載の手順に従って一連の実験を行った。
【0067】得られた結果を表4に示す。
【0068】実施例9〜11と比較例12*〜15*と
を比較することにより,本発明の方法を使用すると生産
性と収率が向上すること,そして裏込めの効果は吸着さ
れたガスの量によって決まるわけではなく,介在ガスの
純度によって決まる,ということがわかる。
【0069】裏込め時における最適の圧力増大量は10
psigのようである。
【0070】表4
【0071】
【0072】実施例16〜18 図8に示したプロフィールを有する2段階供給ガス加圧
のPSAシステム,240秒のサイクル時間,85ps
igの製造圧力,0psigの再生圧力,及び0.75
のスペシフィックレンジ(specific  ran
ge)を使用して,一連の実験を行った。使用した吸着
剤は炭素モレキュラーシーブであった。
【0073】得られた結果を表5に示す。
【0074】比較例19*〜25* 図1に示した供給ガスによる加圧プロフィールを使用し
,実施例16〜18に記載の手順に従って一連の実験を
行った。
【0075】得られた結果を表5に示す。
【0076】比較例26*〜36* 図4に示した供給ガスによる加圧プロフィールを使用し
,実施例14〜16に記載の手順に従って一連の実験を
行った。
【0077】得られた結果を表5に示す。
【0078】実施例16〜18と比較例19*〜36*
とを比較することにより,本発明による2段階の遅い供
給ガス加圧を使用すると,一定の供給ガス加圧又は2段
階の早い供給ガス加圧の場合に比べて生産性及び/又は
収率が改良されることがわかる。
【0079】表5
【0080】
【0081】本明細書に挙げた特許,特許出願,文献,
及び試験法はいずれも参照の形で引用されている。
【0082】上記の詳細な説明を考察すれば,当業者に
とっては,発明に対する種々の変形や改良形を容易に見
出すことができよう。こうした変形及び改良形は全て,
本発明の特許請求の範囲内に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一定圧力による加圧工程で加圧されたPSAシ
ステムの圧力経緯をグラフで表したものである。
【図2】図1の一定圧力による加圧工程で加圧されたP
SAシステムの供給ガス流量をグラフで表したものであ
る。
【図3】図1の加圧工程の終了時における介在ガス中の
不純物に対する濃度プロフィールをグラフで表したもの
である。
【図4】急速な初期段階とゆっくりした最終段階の供給
ガスで加圧されたPSAシステムの圧力経緯をグラフで
表したものである。
【図5】図4の急速な初期段階とゆっくりした最終段階
の供給ガスで加圧されたPSAシステムの供給ガス流量
の経緯をグラフで表したものである。
【図6】図4の加圧工程の終了時における介在ガス中の
不純物に対する濃度プロフィールをグラフで表したもの
である。
【図7】ゆっくりした初期段階と急速な最終段階の供給
ガスで加圧されたPSAシステムの圧力経緯をグラフで
表したものである。
【図8】ゆっくりした初期段階と急速な最終段階の供給
ガスで加圧されたPSAシステムの供給ガス流量の経緯
をグラフで表したものである。
【図9】図7の加圧工程の終了時における介在ガス中の
不純物に対する濃度プロフィールをグラフで表したもの
である。
【図10】  不活性ガス含量の多い生成物ガスを製造
するための,従来の2ゾーンPSAプロセスの概略図で
ある。
【図11】  図10のPSAシステムを使用したPS
Aサイクルにおける工程シーケンスのチャートである。
【図12】  本発明に従って不活性ガス含量の多い生
成物ガスを製造するための,2処理ゾーンを含んだPS
Aシステムの概略図である。
【図13】1段階の供給ガス加圧と生成物ガス加圧によ
って行われる加圧を含むPSAシステムにおける工程シ
ーケンスのチャートである。

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  不活性ガスと不純物を含有した供給ガ
    スから高度に精製された不活性生成物ガスを製造する方
    法であって, (a)  入口区域,出口区域,及び少なくとも1種類
    の不純物吸着用物質を含んだ処理ゾーンを製造圧力にま
    で加圧する工程,このとき前記加圧工程は,(i)  
    前記生成物ガスを前記出口区域に導入して,前記処理ゾ
    ーンの圧力を前記製造圧力より低い中間圧力にまで高め
    ること;及び (ii)  前記供給ガスを前記入口区域に導入して,
    前記処理ゾーンの圧力を前記製造圧力にまで高めること
    ;によって行われる; (b)  前記入口区域を介して,同一又は異なる供給
    ガスを前記の製造圧力にまで加圧された処理ゾーンに導
    入して,前記不純物を除去し,前記の高度に精製された
    不活性生成物ガスを得る工程;及び (c)  前記生成物ガスを前記出口区域から回収する
    工程;を含む前記製造方法。
  2. 【請求項2】  前記供給ガスが空気を含み,前記不活
    性ガスが窒素を含む,請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】  前記窒素ガスが10,000ppm以
    下の酸素を含有する,請求項2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】  前記不純物吸着用物質が,ゼオライト
    ,ゼオライトモレキュラーシーブ,炭素モレキュラーシ
    ーブ,活性炭,シリカ化合物,アルミナ化合物,及びこ
    れらの組み合わせ物からなる群から選ばれる,請求項1
    記載の製造方法。
  5. 【請求項5】  工程(c)が, (i)  前記不活性生成物ガスを前記出口区域から同
    時に回収すること; (ii)  前記不活性生成物ガスを前記出口区域から
    逐次に回収すること;又は (iii)  (i)と(ii)の併用;を含む,請求
    項1記載の製造方法。
  6. 【請求項6】  (d)  前記処理ゾーンを再生し,
    これによって前記不純物を前記不純物吸着用物質から除
    去する工程;をさらに含む,請求項1記載の製造方法。
  7. 【請求項7】  工程(a)(i)において得られる前
    記中間圧力が約45〜psig〜約105psigの範
    囲である,請求項1記載の製造方法。
  8. 【請求項8】  前記製造圧力が約75psig〜約1
    50psigの範囲である,請求項1記載の製造方法。
  9. 【請求項9】  工程(a)〜(d)が複数の処理ゾー
    ンで行われ,このとき前記処理ゾーンの少なくとも1つ
    が,前記供給ガスから前記不純物を取り除くのに使用さ
    れ,そして前記処理ゾーンの少なくとも1つが,含まれ
    ている不純物を除去するために同時に再生される,請求
    項6記載の製造方法。
  10. 【請求項10】  工程(a)(i)の前又は工程(a
    )(ii)の前に均等化工程を含む,請求項9記載の製
    造方法。
  11. 【請求項11】  不活性ガスと不純物を含有した供給
    ガスから高度に精製された不活性生成物ガスを製造する
    方法であって, (a)  入口区域,出口区域,及び少なくとも1種類
    の不純物吸着用物質を含んだ処理ゾーンを製造圧力にま
    で加圧する工程,このとき前記加圧工程は,(i)  
    先ず第一に,前記供給ガスを第1の時間だけ前記入口区
    域に徐々に導入して,前記処理ゾーンの圧力を前記製造
    圧力より低い中間圧力にまで高めること;引き続き, (ii)  同一又は異なる供給ガスを前記第1の時間
    より短い第2の時間だけ前記入口区域に速やかに導入し
    て,前記処理ゾーンの圧力を前記製造圧力にまで高める
    こと;及び必要に応じて, (iii)  工程(i)又は(ii)の場合のように
    ,同一又は異なる供給ガスをさらにある時間だけ導入し
    て,前記処理ゾーンの圧力をさらに高めること;によっ
    て行われる; (b)  前記入口区域を介して,同一又は異なる供給
    ガスを前記の製造圧力にまで加圧された処理ゾーンに導
    入して,前記不純物を除去し,前記の高度に精製された
    不活性生成物ガスを得る工程;及び (c)  前記生成物ガスを前記出口区域から回収する
    工程;を含む前記製造方法。
  12. 【請求項12】  前記供給ガスが空気を含み,前記不
    活性ガスが窒素を含む,請求項11記載の製造方法。
  13. 【請求項13】  前記窒素ガスが10,000ppm
    以下の酸素を含有する,請求項11記載の製造方法。
  14. 【請求項14】  前記不純物吸着用物質が,ゼオライ
    ト,ゼオライトモレキュラーシーブ,炭素モレキュラー
    シーブ,活性炭,シリカ化合物,アルミナ化合物,及び
    これらの組み合わせ物からなる群から選ばれる,請求項
    11記載の製造法。
  15. 【請求項15】  前記工程(c)が,(i)  前記
    不活性生成物ガスを前記出口区域から同時に回収するこ
    と; (ii)  前記不活性生成物ガスを前記出口区域から
    逐次に回収すること;又は (iii)  (i)と(ii)の併用;を含む,請求
    項11記載の製造方法。
  16. 【請求項16】  (d)  前記処理ゾーンを再生し
    ,これによって前記不純物を前記不純物吸着用物質から
    除去する工程;をさらに含む,請求項11記載の製造方
    法。
  17. 【請求項17】  工程(a)(i)において得られる
    前記中間圧力が約65psig〜約150psigの範
    囲である,請求項11記載の製造方法。
  18. 【請求項18】  前記製造圧力が約75〜約150p
    sigの範囲である,請求項11記載の製造方法。
  19. 【請求項19】  前記第1の時間が約75〜約160
    秒の範囲である,請求項11記載の製造方法。
  20. 【請求項20】  前記第1の時間における前記供給ガ
    スの流量が約50〜約120scfh/cf吸着剤の範
    囲である,請求項19記載の製造方法。
  21. 【請求項21】  前記第2の時間が約10〜約70秒
    の範囲である,請求項11記載の製造方法。
  22. 【請求項22】  前記第2の時間における前記供給ガ
    スの流量が約100〜約350scfh/cf吸着剤の
    範囲である,請求項21記載の製造方法。
  23. 【請求項23】  工程(a)〜(d)が複数の処理ゾ
    ーンで行われ,このとき前記処理ゾーンの少なくとも1
    つが,前記供給ガスから前記不純物を取り除くのに使用
    され,そして前記処理ゾーンの少なくとも1つが,含ま
    れている不純物を除去するために同時に再生される,請
    求項16記載の製造方法。
  24. 【請求項24】  工程(a)(i)の前,工程(a)
    (ii)の前,又は工程(a)(iii)の前に均等化
    工程を含む,請求項23記載の製造方法。
  25. 【請求項25】  不活性ガスと不純物を含有した供給
    ガスから高度に精製された不活性生成物ガスを製造する
    方法であって, (a)  入口区域,出口区域,及び少なくとも1種類
    の不純物吸着用物質を含んだ処理ゾーンを製造圧力にま
    で加圧する工程,このとき前記加圧工程は,(i)  
    前記生成物ガスを前記出口区域に導入して,前記処理ゾ
    ーンの圧力を前記製造圧力より低い第1の中間圧力にま
    で高めること;及び (ii)(1)  先ず第一に,前記供給ガスを第1の
    時間だけ前記入口区域に徐々に導入して,前記処理ゾー
    ンの圧力を前記製造圧力より低い第2の中間圧力にまで
    高めること;引き続き, (2)  同一又は異なる供給ガスを前記第1の時間よ
    り短い第2の時間だけ前記入口区域に速やかに導入して
    ,前記処理ゾーンの圧力を前記製造圧力にまで高めるこ
    と;及び必要に応じて, (3)  工程(i)又は(ii)の場合のように,同
    一又は異なる供給ガスをさらにある時間だけ導入して,
    前記処理ゾーンの圧力をさらに高めること;によって行
    われる; (b)  前記入口区域を介して,同一又は異なる供給
    ガスを前記の製造圧力にまで加圧された処理ゾーンに導
    入して,前記不純物を除去し,前記の高度に精製された
    不活性生成物ガスを得る工程;及び (c)  前記生成物ガスを前記出口区域から回収する
    工程;を含む前記製造方法。
  26. 【請求項26】  前記供給ガスが空気を含み,前記不
    活性ガスが窒素を含む,請求項25記載の製造方法。
  27. 【請求項27】  前記窒素ガスが10,000ppm
    以下の酸素を含有する,請求項26記載の製造方法。
  28. 【請求項28】  前記不純物吸着用物質が,ゼオライ
    ト,ゼオライトモレキュラーシーブ,炭素モレキュラー
    シーブ,活性炭,シリカ化合物,アルミナ化合物,及び
    これらの組み合わせ物からなる群から選ばれる,請求項
    25記載の製造方法。
  29. 【請求項29】  工程(c)が, (i)  前記不活性生成物ガスを前記出口区域から同
    時に回収すること; (ii)  前記不活性生成物ガスを前記出口区域から
    逐次に回収すること;又は (iii)  (i)と(ii)の併用;を含む,請求
    項25記載の製造方法。
  30. 【請求項30】  (d)  前記処理ゾーンを再生し
    ,これによって前記不純物を前記不純物吸着用物質から
    除去する工程;をさらに含む,請求項25記載の製造方
    法。
  31. 【請求項31】  工程(a)(i)において得られる
    前記中間圧力が約65psig〜約150psigの範
    囲である,請求項25記載の製造方法。
  32. 【請求項32】  前記製造圧力が約75〜約150p
    sigの範囲である,請求項25記載の製造方法。
  33. 【請求項33】  前記第1の時間が約75〜約160
    秒の範囲である,請求項25記載の製造方法。
  34. 【請求項34】  前記第1の時間における前記供給ガ
    スの流量が約50〜約120scfh/cf吸着剤の範
    囲である,請求項25記載の製造方法。
  35. 【請求項35】  前記第2の時間が約10〜約70秒
    の範囲である,請求項25記載の製造方法。
  36. 【請求項36】  前記第2の時間における前記供給ガ
    スの流量が約100〜約350scfh/cf吸着剤の
    範囲である,請求項25記載の製造方法。
  37. 【請求項37】  工程(a)〜(d)が複数の処理ゾ
    ーンで行われ,このとき前記処理ゾーンの少なくとも1
    つが,前記供給ガスから前記不純物を取り除くのに使用
    され,そして前記処理ゾーンの少なくとも1つが,含ま
    れている不純物を除去するために同時に再生される,請
    求項30記載の製造方法。
  38. 【請求項38】  工程(a)(i)の前,工程(a)
    (ii)(1)の前,工程(a)(ii)(2)の前,
    又は工程(a)(ii)(3)の前に均等化工程を含む
    ,請求項25記載の製造方法。
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