JPH04224306A - セラミックス部品の結合構造 - Google Patents

セラミックス部品の結合構造

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JPH04224306A
JPH04224306A JP40606890A JP40606890A JPH04224306A JP H04224306 A JPH04224306 A JP H04224306A JP 40606890 A JP40606890 A JP 40606890A JP 40606890 A JP40606890 A JP 40606890A JP H04224306 A JPH04224306 A JP H04224306A
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disk
foil
ceramic
pressure contact
spring
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Kenichi Tawara
賢一 田原
Masateru Nishi
西 正輝
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属部品とセラミックス
部品とを圧接状態に結合する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックスは、耐熱性に優れるため高
温環境下においての使用に適しており、各種装置への適
用が試みられている。そのような用途の一つとして、ガ
スタービンのタービン翼が考えられている。このガスタ
ービンには例えば1300℃にも及ぶ高温で使用される
ものがあり、耐熱部品としてのセラミックス部品の適用
が期待されている。
【0003】従来、このようなガスタービンのタービン
翼は、金属部品の例では、軸を中心に回転するディスク
の外周部に植え込み固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タービ
ン翼をセラミックス材料とすると、1300℃もの高温
状態では、熱膨張がほとんど生じないセラミックス部品
に対して金属部品であるディスクが大きく熱膨張するた
め、セラミックス部品に応力集中が生じて破壊されるお
それがある。特にタービン翼のうち動翼にセラミックス
を使用すると、遠心力も作用するためディスクとの接触
圧力が高く、応力集中が著しくなる。
【0005】本発明は、セラミックス部品を金属部品に
圧接状態に結合する場合の応力を緩和することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の接続構造は、金
属部品とセラミックス部品とを圧接状態に結合する構造
であって、これら金属部品とセラミックス部品との圧接
面間に、その面方向に沿うフォイルバネを挾持状態に介
在したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の接続構造においては、金属部品とセラ
ミックス部品との間に介在したフォイルバネが両部品の
接触圧力を緩和し、また、遠心力等の外力が作用する場
合にはフォイルバネの緩衝作用によって応力集中を防止
することができる。また、その弾性変形により両部品の
熱膨張差を吸収して、接触圧力を平均化することができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の結合構造をガスタービンに適
用した実施例について図面を参照しながら説明する。図
7のガスタービンにおいて、符号1は軸2を中心に回転
する全体として筒状のディスク、符号3はディスク1に
長さ方向に間隔をおいて植え込まれた複数の動翼、符号
4は各動翼3の間に配置された静翼、符号5は各静翼4
を前記軸2と同心状に固定する保持リングを示す。この
うち、ディスク1と保持リング5とは金属により製作さ
れ、各動翼3及び静翼4はセラミックス材料により製作
されている。
【0009】前記動翼3は、図6にその一つを示したよ
うに、羽根6の基端部におけるプラットホーム7の下面
に植え込み部8が一体形成された構成とされている。該
植え込み部8は、断面がほぼ三角形状をなしており、プ
ラットホーム7の下面に幅の小さいネック部9を介して
連続的に形成されている。一方、該動翼3を植え込むデ
ィスク1には、その外周部に長さ方向に間隔をおいて複
数の張り出し部10が形成され、各張り出し部10に動
翼3の植え込み部8を係合するあり溝11がディスク1
の長さ方向に沿って形成されている。
【0010】そして、これら動翼3の植え込み部8とデ
ィスク1のあり溝11内面との間にフォイルバネ12が
挾持状態に介在している。このフォイルバネ12として
は、図2ないし図4に12A・12B・12C示す各種
の形状が適用できる。これらフォイルバネ12A・12
B・12Cは、ステンレス鋼等からなる弾性変形容易な
薄板(例えば板厚tが0.05mmないし0.5mm)
によりいずれも帯状に形成されて、その表裏両面に幅方
向に沿う複数本の突条13A・13B・13Cが表裏両
面で互い違いに配置されるように設けられている。
【0011】これら突条13A・13B・13Cの高さ
Hはほぼフォイルバネの板厚t程度とし、幅Wは例えば
板厚tの2ないし5倍とされる。また、その板厚方向の
剛性Kfは、概略、Kf=E・b・(t/L)3/{2
・(1−υ2)}で与えられる。ここに、Eはヤング率
、bはフォイルバネの幅、Lは表裏両面にわたる突条の
間隔(したがって表面あるいは裏面だけでの突条の間隔
は2Lとなる)、υはポアソン比である。
【0012】そして、図2に示すフォイルバネ12Aは
突条13Aが直線状にかつ幅方向の両端まで形成されて
いる。図3に示すフォイルバネ12Bは長短2種類の突
条13Bが交互に設けられ、また、図4に示すフォイル
バネ12Cにおいては、突条13Cの幅が両端からフォ
イルバネ12Cの中央部にかけて次第に大きくなるよう
に形成されており、これら図3及び図4に示す形状とす
ることにより、フォイルバネ12B・12Cの幅方向両
端部の剛性を小さくすることができ、各フォイルバネ1
2A・12B・12Cの中から求められる剛性分布に応
じて選択すればよい。また、これらフォイルバネ12A
・12B・12Cには、CVD法、PVD法等によりセ
ラミックスコーティングがなされており、耐食性、耐酸
化性、低摩擦性が付与されている。
【0013】そして、このようなフォイルバネ12(フ
ォイルバネを総称するときは符号12を用いて説明する
)が、ディスク1のあり溝11内面と動翼3の植え込み
部8との間に、あり溝11とフォイルバネ12の突条1
3(突条についても総称するときは符号13を用いる)
との長さ方向を一致させた状態に介在させられているも
のである。
【0014】一方、前記静翼4は、図7に示すようにリ
ング状の支持枠14の内周部に半径方向に沿って複数の
羽根15が設けられており、その支持枠14が同じくリ
ング状のスペーサ16を介して前記軸2の長さ方向に並
べられている。そして、これら支持枠14及びスペーサ
16の外側に前記保持リング5が設けられている。
【0015】該保持リング5の内周部には、静翼4の支
持枠14及びスペーサ16の外周面を押圧する筒状のば
ね片17が前記軸2の長さ方向に間隔をおいて複数設け
られて、該ばね片17の中に静翼4等が嵌合しており、
これらばね片17と静翼4等との間にもフォイルバネ1
2が介在している。さらに、図8はガスタービンの燃焼
ガス入口部を示しているが(矢印が燃焼ガスの流通方向
を示す)、そのセラミックス製のストラッド21と金属
製の保持リング22のばね片23との間にもフォイルバ
ネ12が介在している。これら図7及び図8における静
翼4と保持リング5との間、及びストラッド21と保持
リング22との間のフォイルバネ12は圧縮状態に挿入
される。なお、前記図8において符号24はセラミック
ス製の燃焼筒を示す。
【0016】このようにフォイルバネ12をガスタービ
ンのセラミックス製動翼3と金属製ディスク1との間に
介在することにより、これら両部品の加工誤差を吸収し
得るとともに、運転時の遠心力や熱変形による片当たり
を防止し、その接触圧力を平均化させて応力を緩和する
ことができるものである。つまり、動翼3に遠心力が作
用すると一般には図5に示すような応力分布σxとなり
、ディスク1との接触部において最大の応力が生じるが
、該接触部にフォイルバネ12を介在させることにより
、その応力を緩和することができるものである。また、
静翼4と保持リング5との間、及びストラッド21と保
持リング22との間にフォイルバネ12を介在した場合
には、これら両部品の熱膨張の差異による接触圧力の過
大化、あるいは嵌合部のゆるみを防止することができる
。そしてその結果、これらセラミックス部品と金属部品
とを低温時から高温時まで同心状に維持することができ
、ガスタービンという高精密装置の信頼性を向上させる
ことができる。
【0017】さらに、このような嵌合部にフォイルバネ
12を介在させることにより、動的な衝撃荷重や振動を
吸収して、装置の健全性を維持することができるという
効果がある。すなわち、全周にわたって分布している保
持リング5・22とフォイルバネ12とセラミックス部
品4・21との接触部におけるクーロン摩擦並びに内部
摩擦との相乗作用により効果的な動的緩衝性能を有し、
衝撃や疲労による破壊を有効に防止することができるも
のである。また、前記実施例ではフォイルバネ12にセ
ラミックスコーティングを施しているから、耐食性、耐
酸化性、低摩擦性にすぐれるものである。
【0018】なお、本発明の結合構造は、前記実施例の
ガスタービン以外にも各種金属部品とセラミックス部品
との結合部に適用することができる。
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のセラミックス部品の結合構造によれば、金属部品とセ
ラミックス部品との間に介在したフォイルバネが両部品
の接触圧力を緩和し、また、遠心力等の外力が作用する
場合にはフォイルバネの緩衝作用によって応力集中を防
止することができる。また、その弾性変形により両部品
の熱膨張差を吸収して、接触圧力を平均化することがで
き、衝撃や疲労による破損を有効に防止することができ
る。さらに、両部品の加工誤差、組付け誤差をも吸収し
て、装置の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の結合構造の一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】図1における結合部に介在させられているフォ
イルバネの一例を示す斜視図である。
【図3】図2のフォイルバネの変形例を示す斜視図であ
る。
【図4】図2のフォイルバネの他の変形例を示す斜視図
である。
【図5】動翼に遠心力が作用する場合の結合部の応力分
布図である。
【図6】図1における動翼の一例を示す斜視図である。
【図7】図1の接続構造を適用したガスタービンの翼部
分の縦断面図である。
【図8】ガスタービンの燃焼ガス入口部分の縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1  ディスク 2  軸 3  動翼 4  静翼 5  保持リング 6  羽根 7  プラットホーム 8  植え込み部 9  ネック部 10  張り出し部 11  あり溝 12  フォイルバネ 13  突条 14  支持枠 15  羽根 16  スペーサ 17  ばね片 21  ストラッド 22  保持リング 23  ばね片 24  燃焼筒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  金属部品とセラミックス部品とを圧接
    状態に結合する構造であって、これら金属部品とセラミ
    ックス部品との圧接面間に、その面方向に沿うフォイル
    バネを挾持状態に介在したことを特徴とするセラミック
    ス部品の結合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019002398A (ja) * 2017-05-24 2019-01-10 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ セラミックマトリックス複合(cmc)タービンブレードアセンブリ、ダブテールスリーブ、およびcmcタービンブレードの取り付け方法

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