JPH0422357Y2 - - Google Patents

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JPH0422357Y2
JPH0422357Y2 JP17893687U JP17893687U JPH0422357Y2 JP H0422357 Y2 JPH0422357 Y2 JP H0422357Y2 JP 17893687 U JP17893687 U JP 17893687U JP 17893687 U JP17893687 U JP 17893687U JP H0422357 Y2 JPH0422357 Y2 JP H0422357Y2
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long tube
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wire
clay
hole
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、粘土等の造形用材を主材とした造形
物の制作時に用いられる補強、保形用の芯材に関
するものである。
(従来の技術) 昔は専ら天然の粘土、最近においては性質が
種々改良せられた各種の人工粘土を使用して種々
の造形物が制作されているが、この制作にあたつ
て、補強、保形用の芯材が用いられている。
そして、この補強、保形用の芯材としては、学
校教育の場を含めて、比較的小形な造形物の制作
時には、専ら曲折し易い割りには強度のある柔軟
性に富んだ金属製針金の如き線材が用いられてい
た。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、これまでに使用せられてきた上記の
如き造形用の芯材としての針金類は、柔軟で曲折
し易いも、比較的強度があるので、造形物そのも
のの構想表現上と粘土を使用しての造形作業上は
至極適切なるも、この芯材に対して造形用主材で
ある粘土の経時的変化、すなわち造形物の成形途
上、あるいは造形物の完成後における日時の経過
に伴う揮発分の蒸発による収縮率等が甚だしいこ
となどもあつて、芯材に接着した粘土部分と芯材
に接着していない粘土部分との間の収縮の仕方に
差があるところから、造形物に亀裂が生じ易いと
いう避け得ない難点なり欠点なりがあつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述の如き難点なり欠点なりの一掃
を意図し、軸芯方向の貫通孔を有し、かつ外周面
に細かい凹凸模様の施された柔軟材製長尺チユー
ブの貫通孔に、該柔軟材製長尺チユーブと略同長
で、該柔軟材製長尺チユーブの貫通孔より僅かに
小径で曲折可能な金属製針金の如き線材を移動可
能に嵌入、保持せしめて造形物補強、保形用芯材
となしたことを特徴とするものである。
(作用) 本考案に係る造形物補強、保形用の芯材は、上
述の如く、曲折可能な金属製針金の如き線材は、
柔軟材製長尺チユーブの軸芯方向に設けられた貫
通孔の径よりも僅かに小径で、前記貫通孔内に移
動可能に嵌入され、柔軟材製長尺チユーブにて保
持されているので、これを造形物の構想に基いて
折り曲げ、その造形物の構想表現用の芯材とする
にあたつては、線材は柔軟材製の長尺チユーブに
て被覆されているが故に、手触りがよく、しかも
線材は柔軟材製の長尺チユーブの軸芯方向の貫通
孔内に移動可能に嵌入、保持されているが故に、
線材が折り曲げられる度合いに応じて長尺チユー
ブは移動し、折り曲げにあたっての抵抗となるこ
となく、線材は所望の形状に極めて容易に折り曲
げられ、この折り曲げられた形状を保持すること
となる。
そして、構想に基いて所望の形状となされた芯
材は、よくその所望の形状を保つこととなり、か
つ長尺チユーブの外周面には凹凸模様が施されて
いるが故に、この芯材への粘土の附着力は増強せ
しめられるをもつて、造形物の構想に基いて芯材
上に盛上げた粘土は強固に附着保持され、みだり
に脱落するようなこくなく、構想に基いた造形物
の制作をよく補助することとなる。
このようにして制作せられた造形物は、日時の
経過と共に、その主材たる粘土に含まれている水
分の如き揮発成分の蒸発につれて収縮するが、こ
の時、粘土が附着している長尺チユーブは柔軟性
にして、線材に対して移動可能なところから、長
尺チユーブは収縮する粘土と共に伸縮するが故
に、造形物を形造つている粘土に亀裂の発生する
ことを防止し、線材は制作せられた造形物の形状
をよく保持することとなつた。
(実施例) 本考案に係る造形物補強、保形用の芯材の実施
例を図示した図面によつて、本考案の実施例を詳
細に説明することとする。
図において、Aは本考案になる造形物補強、保
形用芯材を示し、この造形物補強、保形用芯材A
は柔軟材製長尺チユーブ1と5なる線材とよりな
つている。
そして、上記柔軟材製の長尺チユーブ1は、天
然ゴムや合成ゴム、または所謂塩ビやポリウレタ
ン、あるいはナイロン等の如き柔軟性に富んだ素
材によつて形成された紐状のもので、その軸芯部
には、この軸芯に沿つた貫通孔2が、また外周面
には、前記軸芯と略平行な山形凸条3が多数条形
成されてなり、上記線材5は、前記貫通孔2の径
より僅かに小径で、前記長尺チユーブ1と略同長
の鋼線の如き曲折可能な金属性針金にして、これ
は前記長尺チユーブ1の貫通孔2内に嵌入、保持
されている。
したがつて、線材5は長尺チユーブ1に対し、
長尺チユーブ1は線材5に対して、移動可能とな
つている。
本考案になる造形物補強、保形用の芯材Aは、
上述の如く構成せられているので、この芯材Aを
使用し、これから制作しようとする造形物の構想
に基いて折り曲げ、その構想表現用の芯材とする
にあたつては、直接硬質の線材5に触れることな
く、柔軟材製の長尺チユーブ1に触れるので、手
触りがよく、しかも長尺チユーブ1は線材5に対
して移動可能なところから、線材5が折り曲げら
れる度合いに応じて長尺チユーブ1は移動するの
で、線材5の折り曲げにあたつての抵抗となるこ
となく、線材5は所望の形状に極めて容易に折り
曲げられ、長尺チユーブ1はよく線材5に添い、
芯材Aはよくその形状を保つこととなる。
上記の如く、これから制作しようとする造形物
の芯材となされた芯材Aを基体とし、これに構想
表現のための粘土の盛上げにあたつては、長尺チ
ユーブ1の外周面は山形凸条3となされているの
で、この芯材Aへの粘土の附着力は増強せしめら
れるをもつて、この芯材A上に盛上げられた粘土
は強固に附着保持され、みだりに脱落するような
こともなくなるので、構想に基いた造形物の制作
は極めて容易となる。
そして、上記のようにして制作せられた造形物
は、日時の経過と共に、その主材としての粘土中
に含まれている水分の如き揮発成分の蒸発につれ
て収縮するが、この時、粘土が強固に附着してい
る芯材Aの長尺チユーブ1は柔軟性にして、しか
も線材5に対して移動可能なところから、長尺チ
ユーブ1は収縮する粘土によく追随して伸縮する
が故に、造形物を形造つている粘土に亀裂等の発
生することを防止し、線材5は制作せられた造形
物の形状をよく保持することとなる。
なお、上記実施例における芯材A構成用の柔軟
材製長尺チユーブの外周面には、長尺チユーブ1
の軸芯と略平行な山形凸条3を多数条形成した
が、これに代つて、山形凹溝3、ランダムな凹凸
模様、または単なる粗面としてもよく、これらは
いずれも同一の技術手段、手法の範疇に属するも
のである。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案におい
ては、外周面に細かい凹凸模様が施された柔軟材
製の長尺チユーブの軸芯方向の貫通孔に、前記長
尺チユーブと略同長で、前記貫通孔の径よりは僅
かに小径の比較的強度のある線材を嵌入し、これ
を保持せしめ、長尺チユーブと線材との間に相対
的な移動が可能な芯材となしたるをもつて、手触
りがよく、創作者の構想に基いた造形物の制作の
際における折り曲げやねじりなどの諸作業にあつ
ての取扱いが極めて容易な上、粘土の附着力も強
いが故に、成形せられた芯材を基体としての粘土
の盛上げにあたつての脱落もなく、制作にあたつ
ての構成を乱すことなく、制作意欲を高め得るば
かりでなく、制作せられた造形物の日時に伴つた
収縮に対しては、柔軟な長尺チユーブがよくこれ
に追随して伸縮するので、造形物を形造つている
粘土に亀裂等の生ずることを防止し、線材は制作
せられた造形物の形状をよく保持するといつたよ
うな優れた実用的効果を奏し得ることとなつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る造形物補強、保形用芯材の
実施例を示すものにして、第1図はその一部を切
欠したり縦断したりして示した正面図で、第2図
はその拡大端面図である。 A……本考案になる造形物補強、保形用芯材、
1……柔軟材製の長尺チユーブ、2……貫通孔、
3……山形凸条、5……線材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸芯方向の貫通孔を有し、かつ外周面に細かい
    凹凸模様の施された柔軟材製長尺チユーブの貫通
    孔に、該柔軟材製長尺チユーブと略同長で、該柔
    軟材製長尺チユーブの貫通孔の径より僅かに小径
    で曲折可能な金属製針金の如き線材を移動可能に
    嵌入、保持せしめてなることを特徴とする造形物
    補強、保形用芯材。
JP17893687U 1987-11-26 1987-11-26 Expired JPH0422357Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17893687U JPH0422357Y2 (ja) 1987-11-26 1987-11-26

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JP17893687U JPH0422357Y2 (ja) 1987-11-26 1987-11-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0185767U JPH0185767U (ja) 1989-06-07
JPH0422357Y2 true JPH0422357Y2 (ja) 1992-05-21

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