JPH04221794A - ストランドの引き出し制御方法及び長さ制御装置、並びに中性子束検出器の位置付け制御方法 - Google Patents

ストランドの引き出し制御方法及び長さ制御装置、並びに中性子束検出器の位置付け制御方法

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JPH04221794A
JPH04221794A JP3051368A JP5136891A JPH04221794A JP H04221794 A JPH04221794 A JP H04221794A JP 3051368 A JP3051368 A JP 3051368A JP 5136891 A JP5136891 A JP 5136891A JP H04221794 A JPH04221794 A JP H04221794A
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JP
Japan
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resolver
detector
length
strand
neutron flux
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Pending
Application number
JP3051368A
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English (en)
Inventor
Kenneth G Lunz
ケネス・ジョージ・ランツ
Kevin P Litzinger
ケヴィン・パトリック・リッツィンガー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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Publication date
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C17/00Monitoring; Testing ; Maintaining
    • G21C17/10Structural combination of fuel element, control rod, reactor core, or moderator structure with sensitive instruments, e.g. for measuring radioactivity, strain
    • G21C17/108Measuring reactor flux
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
【発明の分野】本発明は、原子炉の中性子束マッピング
システムに関し、特に、中性子束マッピングシステムの
シンブル内における検出器の位置付けの制御に関するも
のである。
【0002】
【関連技術の説明】原子炉は、炉内検出器及び炉外検出
器、即ち原子炉の炉心内部に配置される検出器と、格納
容器内部ではあるが炉心の外部に配置される検出器とを
備えている。中性子束検出器は、例えば、炉内及び炉外
双方で使用することができる。いずれの場合にも、中性
子束検出器は、炉心内の燃料から放出される中性子束を
測定する。炉内中性子束検出器は、炉心を通るシンブル
内に挿入される。次いで、炉内中性子束検出器は、所定
速度で炉心から引き出されて、それにより、各シンブル
に沿う中性子束マップが作成される。
【0003】加圧水形原子炉は、典型的に、約60本の
シンブルを有しているが、検出器は僅か4個とすること
ができる。この場合、シンブル内に検出器を通すのに多
重通路セレクタが用いられる。炉心の全体或はその一部
分、例えば1象限分を所定の時点においてマッピングす
ることができる。典型的には、全ての検出器(例えば、
4個の検出器)を同時に異なったシンブル内に挿入し、
炉心内の状態が殆ど変化しない間に可能な限り迅速にマ
ップを作成することできる。
【0004】中性子束マッピングシステムの目的は、炉
内の異なった位置における中性子束の値を測定すること
にあるので、検出器の正確な位置付けもしくは位置決め
が重要である。検出器の位置を正確且つ精密に決定でき
ない場合には、中性子束マップは当然あるべき程には有
用ではなくなる。更に、炉心のマッピング中、炉内の状
態が変化し得るので、中性子束マップは可能な限り迅速
に測定することが重要である。4個の検出器駆動装置の
内の1つが、機械的な故障或はその位置検知装置の精度
不足が原因で利用可能でない場合には、少なくとも3分
の1の余分の時間が必要となり、従来の多くのシステム
においては、炉心の中性子束マッピングを行うのに全時
間の2倍もの時間が要求されることがあった。また、従
来、各検出器の位置を確認するために増分レゾルバを使
用し且つ比較的信頼性の低いスイッチを使用した場合に
は、給電が遮断すると、中性子束検出器の位置を検出す
る能力が失われ、また、スイッチが機能不全になった場
合には検出器の使用が阻害されていた。
【0005】
【発明の概要】本発明の目的は、検出器の位置付けの改
良が可能である中性子束マッピングシステムを提供する
ことにある。
【0006】本発明の他の目的は、大きな利用可能性を
有する中性子束マッピングシステムを提供することにあ
る。
【0007】本発明の更に他の目的は、特に、検出器ケ
ーブルを変える場合に使用が容易である中性子束マッピ
ングシステムを提供することにある。
【0008】上述の目的は、ストランドの収容ユニット
からのストランドの引き出しを制御する方法において、
収容ユニットから引き出されたストランドの長さを、全
ストランド長に対し1回転よりも小さい回転を行うレゾ
ルバを用いて検知し、検知されたストランドの長さ及び
先行の測定時限で検知された前の長さに基づいて速度及
び位置診断を行う諸ステップを含む方法を提供すること
により達成される。好適な実施例においては、ストラン
ドは、中性子束マッピングシステムにおいて検出器を搬
送するケーブルとすることができる。最初にケーブルを
収容ユニット内に装荷する際に検出器が引き出し制限ス
イッチを通過する時点におけるレゾルバの読み量をオフ
セット値として不揮発性メモリに記憶する。しかる後、
検出器が引き出し制限スイッチを通過した時点でのレゾ
ルバからの読み量をオフセット値と比較して、レゾルバ
からの読み量が期待値から顕著に異なっている場合に警
報を発生する。更に、レゾルバによって示される時間の
関数としての位置の変化を所定許容速度範囲と比較し、
レゾルバにより示される位置の変化に基づいて計算した
速度が上記所定許容速度範囲外である場合に警報を発生
する。
【0009】上述の目的及び追って明らかになるであろ
う他の目的や利点は、添付図面を参照しての以下の詳細
な構造及び動作に関する説明から一層明瞭に理解される
であろう。尚、添付図面中、同じ参照数字は全図面を通
して同じもしくは同様の部分を指すものとする。
【0010】
【好適な実施例の説明】図1に示すように、原子炉容器
10は、燃料集合体(炉心)12及び支持構造14を格
納している。各種の計装及び駆動装置16が上方から原
子炉容器10を貫通し、シンブル案内管18が下方から
原子炉容器10を貫通している。検出器ケーブル20は
、炉心12のマッピングの際にシールテーブル22から
シンブル案内管18に延びる。図2に示すように、4個
の検出器駆動装置24a〜24dは、検出器ケーブル2
0を、4個の対応の6路セレクタ28a〜28d内に駆
動する(尚、駆動装置24aに対応するセレクタ28a
は、図2及び図3には示されていない)。6路セレクタ
28(総括的に表す場合は添字を省略する。他の部品も
同様である。)の各々は、4つの15路セレクタ30a
〜30d(第4番目の15路セレクタ30dは、図2で
も図3でも見えない位置にある)の内の1つ、4つの検
出器収容導管(その内2つの検出器収容導管32a及び
32bが図2に示してある)の内の1つ、又は校正路ス
イッチ34を選択する。検出器収容導管32はそれぞれ
、検出器駆動装置24の1つに対応する。しかし、各1
5路セレクタ30及び校正路スイッチ34は、6路セレ
クタ28及びY字形要素36a〜36e(第5番目のY
字形要素36eは図2にも図3にも表れていない)を介
して4個の検出器駆動装置24の内の任意の駆動装置か
ら検出器を受け取ることができる。
【0011】各15路セレクタ30は、1本から15本
までのシンブル案内管38を選択することができる。従
って、図2及び図3に示した中性子束検出器駆動システ
ムの配列においては、60個までのシンブルに対し、各
検出器駆動装置24がアクセスすることができる。図1
、図2及び図3から容易に理解されるように、検出器駆
動装置24の内の1つから原子炉10内のシンブルの頂
部に到達するのに要求されるケーブルの長さは、検出器
が配設されるシンブルの位置に依存して若干異なってく
る。
【0012】図4は、検出器駆動装置24の前部断面図
を示し、鋼線を撚り合わせたストランドであるケーブル
40がどのようにしてスプール42(収容ユニット)に
巻装されているかが示されている。ケーブル40は、駆
動ホイール44の駆動面と整合する螺旋巻きになってい
る。ケーブル40は、慣用の手段により駆動ホイール4
4に当接して保持される。尚、図4に示し以下に説明す
る手段は、機械的構造の説明よりも、駆動機構の概念的
理解を与えることを企図している。機械的構造は慣用の
ものであるからである。図4に示すように、引張ローラ
46は、検出器駆動装置24を囲む壁54上の近傍の点
52に枢着されているアーム50に作用するばね48の
力により、ケーブル40を駆動ホイール44に当接状態
に保持する。一方、駆動ホイール44は、図4には示し
ていない慣用の手段によって駆動される。図4に示した
歯車56、58は、ほぼ図示の関係で、駆動ホイールに
よって駆動されるレゾルバを表す。微レゾルバ56は、
駆動ホイール44のほぼ4回転毎に1回転する。粗レゾ
ルバ58は、微レゾルバ56の軸60とほぼ同じ直径を
有する歯車(図示せず)によって駆動される。その結果
、微レゾルバ56は、粗レゾルバ58の各回転毎に、ほ
ぼ32回転することができる。
【0013】微レゾルバ及び粗レゾルバを含むレゾルバ
ユニットもしくは装置は、例えば米国ペンシルバニア州
コルマ(Colmar)所在のネオテック・インコーポ
レーション(NEOTECH, Inc.)社から市販
品として入手可能であり、このレゾルバユニットでは、
粗レゾルバ58の1回転以内で、約4,800cm(1
60ft)のケーブルに対し0.1cm(0.04in
)の変化を検出する能力を有する。これにより、レゾル
バユニットは、各シンブルの頂部までの最大距離が4,
800cm を越えない場合に、絶対レゾルバとして用
いることが可能になる。市販されているシステムにおけ
る微レゾルバ及び絶対レゾルバの実際の配列は、本発明
の概念の理解を容易にするべく歯車列として示してある
図4の構成とは異なるものとすることができる。
【0014】図5に示すように、中性子束マッピングシ
ステムは、基本的要素として、中性子検出器64及び固
定位置センサ66からデータを受けて、前述の検出器駆
動装置24及びセレクタ28、30を備えた検出器駆動
システム68を制御する制御装置62(診断手段)を具
備している。検出器駆動装置24に対し制御信号を出力
し、レゾルバ56、58から信号を受ける検出器駆動シ
ステム68には、入/出力インターフェースが設けられ
ている。
【0015】図6には、レゾルバ56、58によって検
知された位置がどのようにしてケーブル40の長さに変
換されるかがグラフで図解されている。レゾルバ56、
58からの出力はアナログ信号であり、これ等のアナロ
グ信号は、検出器駆動システム68に設けられている入
/出力インターフェースでディジタル信号に変換される
。図示の好適な実施例の場合、これ等のディジタル信号
は、ケーブル40の端部に設けられている検出器の位置
を表す16ビットのディジタル信号に合成される。この
信号は、図6に最も内側の円70で表されている。
【0016】ケーブル40に対する収容ユニットとなる
検出器駆動装置24内に同ケーブル40を最初に取り付
ける際に、レゾルバ56、58をケーブル40に対して
校正する。固定位置センサ66は、安全スイッチ72及
び引き出し制限スイッチ74を備えている。これ等のス
イッチの各々は、各検出器駆動装置24に対して設けら
れる。図2及び図3では、安全スイッチは、それぞれ検
出器駆動装置24a〜24dに対応するスイッチ72a
〜72dとして示してあり、他方、図2及び図3には、
引き出し制限スイッチ74b〜74dだけが示されてい
る。と言うのは、検出器駆動装置24aに対応する引き
出し制限スイッチは、図2においてもまた図3において
も見える位置にはないからである。最初にケーブル40
をスプール42から繰り出す際に、ケーブル40は安全
スイッチ72及び引き出し制限スイッチ74を通される
。その後、シンブルから検出器を回収することが望まれ
る時点で、該検出器は、引き出し制限スイッチ74を越
えて取り出される。
【0017】ケーブル及びレゾルバを校正するために、
制御装置62に設けられているプロセッサによって遂行
される手順が図7に示してある。先ず、先に記憶されて
いる引き出し制限スイッチの値を読み取り(ステップ7
6)、そして制御装置62のキースイッチ制御動作を読
み取る(ステップ78)。ステップ80において、キー
スイッチが、校正を行うべきことを指示する手動位置に
あることが判定されると、引き出し制限スイッチ74を
繰り返し読み取り(ステップ82)、この読み取りは、
ケーブル40の端に取り付けられている検出器が、校正
モードにおいて、引き出し制限スイッチ74を通過する
(ステップ84)まで行う。通過した時点で、レゾルバ
の位置を入/出力インターフェースからディジタル形態
で読み取り(ステップ86)、不揮発性メモリに記憶す
る(ステップ88)。図7に示すように、不揮発性メモ
リは、制御装置62に対する給電の遮断に関係なく、オ
フセット位置を記憶し続けることができる電気的に消去
可能なプログラマブルな読取り専用メモリ(EEPRO
M)とするのが有利である。最後に、レゾルバ及びケー
ブルが校正されたことを指示するフラグをセットする(
ステップ90)。
【0018】図6には、オフセットの大きさは近似的に
16進値FDFFとして示されているが、オフセット値
は任意の16ビット値とし得ることは容易に理解される
であろう。オフセット値をレゾルバのデイジタル化した
出力から減算することにより、検出器の位置の16進法
表示が、図6に円92で示すように発生される。尚、図
6において、引き出し制限スイッチ74における零値は
破線94で示してある。16進値に対して、“FFFF
”と例えばFED4との間に負の領域が予め画定されて
おり、この領域は最下位ビット毎0.1cm で30c
mの負の領域に対応する。この図は好適な実施例の説明
において用いられるものである。と言うのは、安全スイ
ッチ72と対応の引き出し制限スイッチ74との間で検
出器が移動する距離は30cmには達しないからである
。本発明の特定の用途に依存して、負の領域は増加する
こともできるしまた設けずに置くこともできる。中心か
ら第3番目の円96は、負の領域を有する調節された1
6進出力を表す。
【0019】検出器駆動装置の1つが作動されると、制
御装置62は、検出器の位置を決定するために図8に示
してある手順を実行する。ディジタル化されたレゾルバ
の出力を入/出力インターフェースから読み取り(ステ
ップ100)、そしてオフセット値及び負領域値をEE
PROMから読み取る(ステップ102)。この位置差
がオフセット値と原位置との間の差として割り当てられ
る(ステップ104)。この位置差は、負領域の値と比
較され(ステップ105)、そして負領域の値よりも小
さいか又はそれに等しい場合には、レゾルバ位置には、
位置差の絶対値を用いて負の値が割り当てられる(ステ
ップ106)。そうでない場合には、レゾルバ位置には
、原位置とオフセット値との間の差を表す正の値が割り
当てられる(ステップ108)。最後に、レゾルバ位置
は、例えば、制御装置62に設けられているCRT上で
表示するためにcm又は他の所望の測定単位に換算され
る(ステップ110)。このcm単位の値は、図6にお
いて最も外側の円112で表されている。
【0020】本発明によれば、上述のように算出したレ
ゾルバ位置を用いて、制御装置62により多数の診断が
行われる。図9には、複数の速度及び位置診断が示して
ある。図8を参照して上に述べたように発生されるレゾ
ルバ位置を、引き出し制限スイッチの状態及びプログラ
ム可能な間隔計時タイマの現在のカウント値と共に読み
取る(ステップ114)。次いで、許容速度範囲を定め
る既に求められている速度超過及び速度不足公差範囲設
定点を、引き出し制限スイッチ公差範囲値と共に読み取
る(ステップ116)。ステップ114で読み取られた
データを用いて、図9に示した手順の先行のパス(実行
)からの経過時間を計算する(ステップ118)。この
経過時間を例えば2秒のような所定値と比較し(ステッ
プ120)、そして経過時間の方が小さく、しかも引き
出し制限スイッチが状態を変えておりレゾルバの位置が
オフセット誤差許容範囲設定点よりも大きい場合(ステ
ップ124)には、警報メッセージを出力する(ステッ
プ122)。更に、制御装置により、記憶されている過
去のレゾルバ位置を現在のレゾルバ位置で置換し(ステ
ップ126)、検出器駆動装置24を停止する(ステッ
プ128)。
【0021】ステップ120において、経過時間が2秒
よりも大きい場合には、過去のレゾルバ位置を新しいレ
ゾルバ位置と比較し(ステップ130)、これ等の値が
同じである場合には、検出器運動不良警報は出力されな
い(ステップ132)。運動が行われた場合には、位置
の変化に、過去の位置と新しい位置との間の差の絶対値
が割り当てられる(ステップ134)。この位置差を、
カウント値を乗じた速度超過範囲設定点と比較し(ステ
ップ136)、位置差が大きい場合には過速度メッセー
ジが出力される(ステップ138)。位置差はまた、カ
ウント値を乗じた速度不足範囲設定値と比較され(ステ
ップ140)、そして位置差が過度に小さい場合には、
不足速度メッセージ(ステップ142)が出力される。
【0022】行うことができる他の種類の診断として、
制限スイッチの状態を比較し、これ等の制限スイッチが
適切に動作していることを確認する診断がある。この場
合には、レゾルバ位置及び制限スイッチ状態の読取り(
ステップ144)後、制限スイッチの状態を比較するこ
とができる(ステップ146)。これ等の状態が同じで
あればエラーは検出されない。しかし、異なっている場
合には、レゾルバ位置を、最も離れている制限スイッチ
までの距離と比較する(ステップ148)。レゾルバ位
置が、双方の制限スイッチを設定すべきことの指示を与
えない場合には、エラーは検出されない。しかし、双方
の制限スイッチが、検出器が通過した旨の指示を発生す
べき場合、制限スイッチの内の1つがこのような指示を
与えない場合には、不良もしくは故障メッセージが発生
され(ステップ150)、そして関連の制限スイッチが
故障している旨の指示が与えられる。しかし、この好適
な実施例においては、中性子束のマッピングは続けられ
る。と言うのは、レゾルバは、制限スイッチよりも高い
信頼性を有すると考えられるからである。
【0023】この好適な実施例によるシステムによって
行われる別の型の診断においては、検出器64からのデ
ータが利用される。診断がオフラインで行われている場
合に、中性子束データを受けるか又は読み取り(ステッ
プ152)、中性子束データを、格子アラインメント・
データと比較するか又は格子アラインメント・アルゴリ
ズムにより処理することができる(ステップ154)。 原子炉10の炉心12(図1)においては、ストラップ
156は、検出器64によって検出される中性子束量を
、予測可能な点において低下せしめる構造要素である。 従って、格子が明らかに変位しているか否かの判断(ス
テップ158)を行うことができる。格子が変位してい
る場合には、エラーメッセージを発生し(ステップ16
0)、当該シンブルのシンブル頂部限界をチェックする
か或は自動的に補正する。このプロセスは、ステップ1
62において、全てのシンブルがチェックされたことが
判定されるまで繰り返される。
【0024】正確な検出器位置データによれば、検出器
ケーブル40を実際に全てのシンブル内に通すことなく
、新しい検出器ケーブル40を取り付ける際にシンブル
頂部限界を再調整することも可能である。図12に示す
ように、少なくとも1個のシンブルに対し新しいシンブ
ル限界をステップ164で得た後に、校正シンブルと称
する当該シンブルの過去の限界位置を読み取り(ステッ
プ166)、調整係数を計算する(ステップ168)。 そこで、各シンブルの現在の限界を読み取り(ステップ
170)、調節係数を乗ずる(ステップ172)。ステ
ップ174において、全てのシンブル限界位置が調節さ
れたことが判定されたならば、このようにして変更され
たシンブル限界位置を記憶することができる(ステップ
176)。勿論、変更されたシンブル限界位置は、ブロ
ック170、172及び176からなるループ内で、個
別に記憶することができよう。
【0025】本発明の特徴及び利点は、上の詳細な説明
から明らかであろう。このような特徴及び利点は全て本
発明により包含されるものである。また、この明細書に
おける本発明の開示内容から当業者には数多の変更及び
変形を容易に想到し得るであろう。従って、本発明は、
ここに図示し記述した構成及び動作に限定されるもので
はない。例えば、本発明は、ケーブルの長さを検出する
のに適用されるものとして説明したが、他のシステムに
おいて、単繊維線条から扁平なシートもしくはウエブを
含め、他のストランドの長さの測定にも適用することが
できる。従って、本発明の範囲から逸脱することなく適
当な変更並びに均等物の交換を行うことが可能であろう
ことを付記する。
【図面の簡単な説明】
【図1】シンブル案内管を含む原子炉を示す略図。
【図2】中性子束マッピングシステムのための駆動シス
テムの前面図。
【図3】図2に示した駆動システムのIIIーIII線
に沿う図。
【図4】図3のIVーIV線に沿って検出器駆動装置を
示す前部断面図。
【図5】中性子束マッピングシステムのブロック図。
【図6】座標変換をグラフで図解する図。
【図7】本発明による検出器位置決めシステムで用いら
れるソフトウェアを示すフローチャート。
【図8】本発明による検出器位置決めシステムで用いら
れるソフトウェアを示すフローチャート。
【図9】本発明による検出器位置決めシステムで用いら
れるソフトウェアを示すフローチャート。
【図10】本発明による検出器位置決めシステムで用い
られるソフトウェアを示すフローチャート。
【図11】本発明による検出器位置決めシステムで用い
られるソフトウェアを示すフローチャート。
【図12】本発明による検出器位置決めシステムで用い
られるソフトウェアを示すフローチャート。
【符号の説明】
10        原子炉容器 12        燃料集合体(炉心)24    
    検出器駆動装置(収容ユニット)38    
    シンブル案内管 40        ケーブル(ストランド)42  
      スプール(収容ユニット)56     
   レゾルバ 58        レゾルバ 62        制御装置(診断手段)64   
     中性子検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】収容ユニットからのストランドの引き出し
    を制御する方法であって、 (a)前記収容ユニットから引き出された前記ストラン
    ドの長さを、全ストランド長に対し1回転よりも小さい
    回転を行うレゾルバを用いて検知するステップと、(b
    )前記ステップ(a)で検知された前記ストランドの長
    さ及び先行の測定時限で検知された前の長さに基づいて
    速度及び位置診断を行うステップと、を含む収容ユニッ
    トからのストランドの引き出し制御方法。
  2. 【請求項2】収容ユニットから引き出されるストランド
    の長さを制御するための装置であって、前記収容ユニッ
    トから出されたストランドの長さを検知するための、全
    ストランド長に対し1回転よりも小さい回転を行うレゾ
    ルバと、前記ストランドの長さ及び先行の測定時限で検
    知された前の長さに基づき速度及び位置診断を行うため
    の診断手段と、を含むストランドの長さ制御装置。
  3. 【請求項3】加圧水形原子炉のための中性子束マッピン
    グシステムにおいて、スプールに格納されているケーブ
    ルの端に取り付けられてシンブル内に通される中性子束
    検出器の位置付けを制御する方法であって、前記シンブ
    ルの内の1つのシンブルは前記スプールから最大の間隔
    で配置された頂部を有し、 (a)それぞれ前記ケーブルの内の1つのケーブルに対
    応すると共に、それぞれ該対応のケーブルが最大距離に
    引き出された時に1回転よりも小さい回転を行う粗レゾ
    ルバを含む複数のレゾルバユニットのレゾルバ位置を検
    知するステップと、 (b)前記対応のケーブル上の対応の中性子束検出器が
    複数個の引き出し制限スイッチの内の1つの引き出し制
    限スイッチに達した時に、該1つの引き出し制限スイッ
    チから引き出し限界信号を受けるステップと、(c)対
    応のケーブルを最初に前記中性子束マッピングシステム
    の前記スプールに最初に装荷した後、前記引き出し限界
    信号を受けた時の前記レゾルバ位置をオフセット値とし
    て記憶することにより各レゾルバユニットを校正するス
    テップと、 (d)前記ステップ(c)で記憶されたオフセット値を
    減算し且つ変換係数を乗ずることによりレゾルバ位置を
    ケーブル長に変換するステップと、 (e)前記校正を行った後に前記引き出し限界信号を受
    けた時点で行われる前記変換により得られた前記ケーブ
    ル長が、零から所定量だけ異なっている場合に警報を発
    生するステップと、 (f)前記ステップ(e)において警報が発生された場
    合に前記中性子束マッピングシステムの動作を続けるス
    テップと、を含む中性子束検出器の位置付け制御方法。
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