JPH04219219A - 射出中空成形型 - Google Patents
射出中空成形型Info
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- JPH04219219A JPH04219219A JP3083498A JP8349891A JPH04219219A JP H04219219 A JPH04219219 A JP H04219219A JP 3083498 A JP3083498 A JP 3083498A JP 8349891 A JP8349891 A JP 8349891A JP H04219219 A JPH04219219 A JP H04219219A
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- Japan
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- fluid
- synthetic resin
- injection
- pin
- hollow
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1703—Introducing an auxiliary fluid into the mould
- B29C45/1734—Nozzles therefor
-
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1703—Introducing an auxiliary fluid into the mould
- B29C45/1704—Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles
- B29C45/1706—Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles using particular fluids or fluid generating substances
- B29C2045/1707—Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles using particular fluids or fluid generating substances using a liquid, e.g. water
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S425/00—Plastic article or earthenware shaping or treating: apparatus
- Y10S425/812—Venting
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,射出中空成形型に係り
,具体的にはキャビティ内に射出された軟化状態の合成
樹脂中に中空部形成用の流体を注入するための流体注入
口の構造に関する。
,具体的にはキャビティ内に射出された軟化状態の合成
樹脂中に中空部形成用の流体を注入するための流体注入
口の構造に関する。
【0002】
【従来技術】合成樹脂の中空成形品は,成形型のキャビ
ティ内に軟化状態の合成樹脂を射出すると共に,該合成
樹脂内に窒素ガス,水等の流体を注入して,その内部を
中空とすることにより製造する。そして従来,かかる中
空成形品の製造に用いる射出中空成形型の一つとして,
例えば特開昭58−211425号公報に記載のものが
ある。上記射出中空成形型は,図8に示すごとく,中空
成形品を成形するためのキャビティ91と,該キャビテ
ィ91内に軟化状態の合成樹脂920を射出するための
スプルー92と,中空部形成用の流体930を注入する
ための流体注入口931とを有する。該流体注入口93
1は,キャビティ91内に,常時突設させた流体注入部
93の先端部に開口している。
ティ内に軟化状態の合成樹脂を射出すると共に,該合成
樹脂内に窒素ガス,水等の流体を注入して,その内部を
中空とすることにより製造する。そして従来,かかる中
空成形品の製造に用いる射出中空成形型の一つとして,
例えば特開昭58−211425号公報に記載のものが
ある。上記射出中空成形型は,図8に示すごとく,中空
成形品を成形するためのキャビティ91と,該キャビテ
ィ91内に軟化状態の合成樹脂920を射出するための
スプルー92と,中空部形成用の流体930を注入する
ための流体注入口931とを有する。該流体注入口93
1は,キャビティ91内に,常時突設させた流体注入部
93の先端部に開口している。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来の射出中
空成形型においては,流体注入部をキャビティ内に突設
しているため,合成樹脂射出時又は流体排出時に該流体
注入部に設けた流体注入口931内に合成樹脂920が
逆流して入り込む。その結果,該流体注入口931が合
成樹脂920によって塞がれてしまう。そのため,流体
排出が極めて困難であった。なお,この場合,該流体注
入口931を極めて小さく形成することにより,該流体
注入口931内への合成樹脂920の侵入を防止するこ
とは可能である。しかし,これでは,所定時間内に充分
な流体流量を注入することができない。
空成形型においては,流体注入部をキャビティ内に突設
しているため,合成樹脂射出時又は流体排出時に該流体
注入部に設けた流体注入口931内に合成樹脂920が
逆流して入り込む。その結果,該流体注入口931が合
成樹脂920によって塞がれてしまう。そのため,流体
排出が極めて困難であった。なお,この場合,該流体注
入口931を極めて小さく形成することにより,該流体
注入口931内への合成樹脂920の侵入を防止するこ
とは可能である。しかし,これでは,所定時間内に充分
な流体流量を注入することができない。
【0004】また,上記のように流体注入部に流体注入
口931を設けた場合,構造的に該流体注入部の寸法が
大きくなる。このように大きな流体注入部を合成樹脂層
内に突出させた場合,該流体注入部が合成樹脂から多量
の熱を奪うこととなる。多量の熱を奪われた合成樹脂は
,流体注入部との接触部分に厚肉の硬化層を形成する。 その結果,流体注入口から合成樹脂内への流体注入が困
難となる。本発明は,かかる従来の問題点に鑑み,確実
に合成樹脂内へ流体を注入することができる,射出中空
成形型を提供しようとするものである。
口931を設けた場合,構造的に該流体注入部の寸法が
大きくなる。このように大きな流体注入部を合成樹脂層
内に突出させた場合,該流体注入部が合成樹脂から多量
の熱を奪うこととなる。多量の熱を奪われた合成樹脂は
,流体注入部との接触部分に厚肉の硬化層を形成する。 その結果,流体注入口から合成樹脂内への流体注入が困
難となる。本発明は,かかる従来の問題点に鑑み,確実
に合成樹脂内へ流体を注入することができる,射出中空
成形型を提供しようとするものである。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は,合成樹脂の中空成形品を
成形するためのキャビティと,該キャビティ内に軟化状
態の合成樹脂を射出するためのスプルーと,中空部形成
用の流体を注入するための流体注入口とを有する射出中
空成形型において,上記流体注入口には,進退可能なピ
ンを設けてなり,該ピンは,合成樹脂射出時には,上記
流体注入口よりも突出して合成樹脂内に位置すると共に
流体注入口を閉塞しており,一方流体注入時には後退し
て該流体注入口より合成樹脂中へ流体が注入されるよう
に構成したことを特徴とする射出中空成形型にある。本
発明において最も注目すべきことは,流体注入口に,合
成樹脂射出時と流体注入時に進退して該流体注入口の開
閉操作を行うピンを配設したことにある。
成形するためのキャビティと,該キャビティ内に軟化状
態の合成樹脂を射出するためのスプルーと,中空部形成
用の流体を注入するための流体注入口とを有する射出中
空成形型において,上記流体注入口には,進退可能なピ
ンを設けてなり,該ピンは,合成樹脂射出時には,上記
流体注入口よりも突出して合成樹脂内に位置すると共に
流体注入口を閉塞しており,一方流体注入時には後退し
て該流体注入口より合成樹脂中へ流体が注入されるよう
に構成したことを特徴とする射出中空成形型にある。本
発明において最も注目すべきことは,流体注入口に,合
成樹脂射出時と流体注入時に進退して該流体注入口の開
閉操作を行うピンを配設したことにある。
【0006】本発明において,上記ピンは,中実構造の
ものとし,かつ該ピンの先端部は,尖塔形に形成してお
くことが望ましい(実施例参照)。また,該ピンは,合
成樹脂射出時に流体注入口よりも突出して,軟化状態の
合成樹脂層内に位置するだけの充分な長さ寸法を有する
。該ピンは,キャビティ内に突出させる場合と,ランナ
ー又はスプルー内に突出させる場合とがある。このとき
,該ピンは,キャビティ若しくはランナー又はスプルー
内にその深さ,若しくは幅の1/3〜1/2程度まで突
出させることが望ましい。該ピンを突出させる手段とし
ては,空気圧,油圧等の流体圧力を利用する方法(図1
参照),スプリングの付勢圧を利用する方法(図4参照
)などがある。また,該ピンは,流体注入口の形状と対
応させて,丸形,四角形などの断面形状を有する。該ピ
ンは,流体注入時には,流体注入口により充分な流体流
量を確保でき,かつ,合成樹脂射出時には,合成樹脂の
熱を殆ど奪わないような適宜な径を有する。
ものとし,かつ該ピンの先端部は,尖塔形に形成してお
くことが望ましい(実施例参照)。また,該ピンは,合
成樹脂射出時に流体注入口よりも突出して,軟化状態の
合成樹脂層内に位置するだけの充分な長さ寸法を有する
。該ピンは,キャビティ内に突出させる場合と,ランナ
ー又はスプルー内に突出させる場合とがある。このとき
,該ピンは,キャビティ若しくはランナー又はスプルー
内にその深さ,若しくは幅の1/3〜1/2程度まで突
出させることが望ましい。該ピンを突出させる手段とし
ては,空気圧,油圧等の流体圧力を利用する方法(図1
参照),スプリングの付勢圧を利用する方法(図4参照
)などがある。また,該ピンは,流体注入口の形状と対
応させて,丸形,四角形などの断面形状を有する。該ピ
ンは,流体注入時には,流体注入口により充分な流体流
量を確保でき,かつ,合成樹脂射出時には,合成樹脂の
熱を殆ど奪わないような適宜な径を有する。
【0007】また,該ピンは,大径ピン部と,該大径ピ
ン部の先端に連設した小径ピン部とにより,段付き形状
とすることが望ましい(図6参照)。該大径ピン部は,
合成樹脂射出時に流体注入口を閉塞するためのものであ
る。また該小径ピン部は,流体注入時に流体注入口の内
壁面との間にクリアランスを形成するためのものである
。これにより,ピンの先端部が小径となり,合成樹脂射
出時に合成樹脂の熱を殆ど奪わなくなる。更に,流体回
収時には,上記小径ピン部が流体注入口内に位置する。 これにより,流体注入口へ逆流しようとする合成樹脂が
,その流れを妨げられる。或いは該合成樹脂が流体注入
口内で冷やされる。そのため,流体注入口が合成樹脂に
より塞がれるのを一層確実に防止することが可能となる
。上記クリアランスは,0.2〜0.5mmの範囲にあ
ることが望ましい。クリアランスが0.2mmよりも小
さいと,充分な流体流量を確保することができない。一
方,クリアランスが0.5mmよりも大きいと,流体回
収時に該クリアランス内へ合成樹脂が逆流し易くなる。
ン部の先端に連設した小径ピン部とにより,段付き形状
とすることが望ましい(図6参照)。該大径ピン部は,
合成樹脂射出時に流体注入口を閉塞するためのものであ
る。また該小径ピン部は,流体注入時に流体注入口の内
壁面との間にクリアランスを形成するためのものである
。これにより,ピンの先端部が小径となり,合成樹脂射
出時に合成樹脂の熱を殆ど奪わなくなる。更に,流体回
収時には,上記小径ピン部が流体注入口内に位置する。 これにより,流体注入口へ逆流しようとする合成樹脂が
,その流れを妨げられる。或いは該合成樹脂が流体注入
口内で冷やされる。そのため,流体注入口が合成樹脂に
より塞がれるのを一層確実に防止することが可能となる
。上記クリアランスは,0.2〜0.5mmの範囲にあ
ることが望ましい。クリアランスが0.2mmよりも小
さいと,充分な流体流量を確保することができない。一
方,クリアランスが0.5mmよりも大きいと,流体回
収時に該クリアランス内へ合成樹脂が逆流し易くなる。
【0008】上記ピンは,小径ピン部の径が異なってい
るものを複数用意し,射出中空成形型に選択的に着脱す
ることが望ましい。これにより,上記クリアランスを任
意に代えて,流体流量をコントロールすることが可能と
なる。ピンの着脱の手段としては,螺合による方法(図
5参照)などがある。本発明において,合成樹脂として
は,ポリプロピレン,ABS,ポリアミド,軟質塩化ビ
ニル樹脂等がある。また,流体としては,窒素ガス,炭
酸ガス,空気等のガス体の他,高圧下で液化したガス体
,水等の液体がある。
るものを複数用意し,射出中空成形型に選択的に着脱す
ることが望ましい。これにより,上記クリアランスを任
意に代えて,流体流量をコントロールすることが可能と
なる。ピンの着脱の手段としては,螺合による方法(図
5参照)などがある。本発明において,合成樹脂として
は,ポリプロピレン,ABS,ポリアミド,軟質塩化ビ
ニル樹脂等がある。また,流体としては,窒素ガス,炭
酸ガス,空気等のガス体の他,高圧下で液化したガス体
,水等の液体がある。
【0009】
【作用及び効果】本発明においては,合成樹脂射出時に
は,スプルーからキャビティ内に軟化状態の合成樹脂を
射出する。このとき,ピンは,流体注入口よりも突出し
て,射出されてくる合成樹脂層内に位置している。該ピ
ンは,体積が小さいため,合成樹脂の熱を殆ど奪わない
。そのため,ピンの表面近くにも合成樹脂の硬化層は殆
ど生じない。また,流体注入口は該ピンによって閉塞さ
れている。そのため,該流体注入口内に合成樹脂が侵入
することはない。
は,スプルーからキャビティ内に軟化状態の合成樹脂を
射出する。このとき,ピンは,流体注入口よりも突出し
て,射出されてくる合成樹脂層内に位置している。該ピ
ンは,体積が小さいため,合成樹脂の熱を殆ど奪わない
。そのため,ピンの表面近くにも合成樹脂の硬化層は殆
ど生じない。また,流体注入口は該ピンによって閉塞さ
れている。そのため,該流体注入口内に合成樹脂が侵入
することはない。
【0010】一方,流体注入時には,合成樹脂層内に位
置していたピンが後退して,該流体注入口が開口した状
態となる。このとき,該ピンを抜いた跡に,流体注入口
から合成樹脂層内に亘って流路が形成されている。その
ため,中空部形成用流体が該流路を通ってスムーズに合
成樹脂の内部へ注入される。そして,合成樹脂の内部に
中空部を形成する。それ故,本発明によれば,確実に合
成樹脂内へ中空部形成用の流体を注入することができる
,射出中空成形型を提供することができる。
置していたピンが後退して,該流体注入口が開口した状
態となる。このとき,該ピンを抜いた跡に,流体注入口
から合成樹脂層内に亘って流路が形成されている。その
ため,中空部形成用流体が該流路を通ってスムーズに合
成樹脂の内部へ注入される。そして,合成樹脂の内部に
中空部を形成する。それ故,本発明によれば,確実に合
成樹脂内へ中空部形成用の流体を注入することができる
,射出中空成形型を提供することができる。
【0011】
実施例1本発明の実施例1にかかる射出中空成形型につ
き,図1〜図3を用いて説明する。本例の射出中空成形
型は,図1及び図2に示すごとく,合成樹脂920の中
空成形品を成形するためのキャビティ91と,該キャビ
ティ91内に軟化状態の合成樹脂920を射出するため
のスプルー92と,中空部形成用の流体930を注入す
るための流体注入口10とを有する。そして,該流体注
入口10には,進退可能なピン121を配設する。該ピ
ン121は,後述するごとく,合成樹脂射出時には流体
注入口10よりも突出して合成樹脂920の層内に位置
すると共に流体注入口を閉塞しており,一方流体注入時
には流体注入口10よりも後退して,該流体注入口10
より合成樹脂920中へ流体930が注入されるように
構成する。
き,図1〜図3を用いて説明する。本例の射出中空成形
型は,図1及び図2に示すごとく,合成樹脂920の中
空成形品を成形するためのキャビティ91と,該キャビ
ティ91内に軟化状態の合成樹脂920を射出するため
のスプルー92と,中空部形成用の流体930を注入す
るための流体注入口10とを有する。そして,該流体注
入口10には,進退可能なピン121を配設する。該ピ
ン121は,後述するごとく,合成樹脂射出時には流体
注入口10よりも突出して合成樹脂920の層内に位置
すると共に流体注入口を閉塞しており,一方流体注入時
には流体注入口10よりも後退して,該流体注入口10
より合成樹脂920中へ流体930が注入されるように
構成する。
【0012】上記スプルー92は,成形型61に形成し
てある。また,後述するランナー2は,成形型61と成
形型62とにより形成している。また,上記キャビティ
91は,成形型62と成形型63とにより形成している
。上記流体注入口10は,図1に示すごとく,ランナー
2に面して設ける。該ランナー2は,キャビティ91の
入口に設けたゲート3とスプルー92とを結んでいる。 また,上記流体注入口10は,成形型62内に組み込ま
れた注入ノズル1に設ける。
てある。また,後述するランナー2は,成形型61と成
形型62とにより形成している。また,上記キャビティ
91は,成形型62と成形型63とにより形成している
。上記流体注入口10は,図1に示すごとく,ランナー
2に面して設ける。該ランナー2は,キャビティ91の
入口に設けたゲート3とスプルー92とを結んでいる。 また,上記流体注入口10は,成形型62内に組み込ま
れた注入ノズル1に設ける。
【0013】該注入ノズル1は,図2及び図3に示すご
とく,内部にシリンダボア110を形成したノズルボデ
ー11と,該シリンダボア110内に進退可能に嵌挿し
たプランジャ12と,該ノズルボデー11に螺合させた
キャップ13とを有する。また,該注入ノズル1には,
上記ランナー2を刻設してある。該プランジャ12は,
シリンダーボア110内を摺動する大径部123と,該
大径部123より流体注入口10側へ延設した小径テー
パ部122及び前記ピン121と,該大径部123より
キャップ13側へ延設したシール部124及びストッパ
ー部125とからなる。また,シール部124には,O
リングなどのシール材14を装着する。
とく,内部にシリンダボア110を形成したノズルボデ
ー11と,該シリンダボア110内に進退可能に嵌挿し
たプランジャ12と,該ノズルボデー11に螺合させた
キャップ13とを有する。また,該注入ノズル1には,
上記ランナー2を刻設してある。該プランジャ12は,
シリンダーボア110内を摺動する大径部123と,該
大径部123より流体注入口10側へ延設した小径テー
パ部122及び前記ピン121と,該大径部123より
キャップ13側へ延設したシール部124及びストッパ
ー部125とからなる。また,シール部124には,O
リングなどのシール材14を装着する。
【0014】前記ピン121は,中実構造で,その外径
は流体注入口10の内径とほぼ同じである。そして,該
ピン121の先端部は,尖塔形に形成してある。該ピン
121は,合成樹脂射出時には,流体注入口10よりも
突出して合成樹脂920層内に位置するだけの長さ寸法
を有する。本例においては,該ピン121がランナー2
の径の1/3程度突出するようにしている。このとき,
該ピン121と流体注入口10との間のクリアランスは
,0.01mm程度である。また,該ピン121は,流
体注入時には,流体注入口10よりも後退して該流体注
入口10を開口する。
は流体注入口10の内径とほぼ同じである。そして,該
ピン121の先端部は,尖塔形に形成してある。該ピン
121は,合成樹脂射出時には,流体注入口10よりも
突出して合成樹脂920層内に位置するだけの長さ寸法
を有する。本例においては,該ピン121がランナー2
の径の1/3程度突出するようにしている。このとき,
該ピン121と流体注入口10との間のクリアランスは
,0.01mm程度である。また,該ピン121は,流
体注入時には,流体注入口10よりも後退して該流体注
入口10を開口する。
【0015】そして,シリンダーボア110内には,小
径テーパ部122と対応させて注入流体室111を形成
する。該注入流体室111には,通路113を介して注
入流体ノズル4を接続する。該注入流体ノズル4には,
流体注入時に窒素ガスなどの流体930を供給する。ま
た,シリンダボア110内には,ストッパー部125と
対応させて制御室112を形成する。該制御室112に
は,通路114を介して制御流体ノズル5を接続する。 該制御部流体ノズル5には,空気,油などの制御流体5
0を供給する。なお,図1において,41は窒素ガス等
の流体を入れたボンベ,42は減圧弁,43は逆止弁,
44は流体加圧用のピストン型アキュームレータ,45
,46は電磁弁を示す。
径テーパ部122と対応させて注入流体室111を形成
する。該注入流体室111には,通路113を介して注
入流体ノズル4を接続する。該注入流体ノズル4には,
流体注入時に窒素ガスなどの流体930を供給する。ま
た,シリンダボア110内には,ストッパー部125と
対応させて制御室112を形成する。該制御室112に
は,通路114を介して制御流体ノズル5を接続する。 該制御部流体ノズル5には,空気,油などの制御流体5
0を供給する。なお,図1において,41は窒素ガス等
の流体を入れたボンベ,42は減圧弁,43は逆止弁,
44は流体加圧用のピストン型アキュームレータ,45
,46は電磁弁を示す。
【0016】本例の射出中空成形型は,上記のように構
成されているので,次の作用効果を呈する。即ち,合成
樹脂射出時には,まず制御流体ノズル5から制御室11
2内に制御流体50を噴射する。その結果,図1及び図
2に示すごとく,プランジャ12が前進して,ピン12
1が流体注入口10内に嵌挿する。これにより,該ピン
121が流体注入口10を閉塞する。このとき,該ピン
121の先端部が,ランナー2内に突出した状態となる
。そこで,スプルー92からランナー2内に軟化状態の
合成樹脂920を射出する。ランナー2内に射出された
合成樹脂920は,該ランナー2を通ってキャビティ9
1内にショートショット充填される。
成されているので,次の作用効果を呈する。即ち,合成
樹脂射出時には,まず制御流体ノズル5から制御室11
2内に制御流体50を噴射する。その結果,図1及び図
2に示すごとく,プランジャ12が前進して,ピン12
1が流体注入口10内に嵌挿する。これにより,該ピン
121が流体注入口10を閉塞する。このとき,該ピン
121の先端部が,ランナー2内に突出した状態となる
。そこで,スプルー92からランナー2内に軟化状態の
合成樹脂920を射出する。ランナー2内に射出された
合成樹脂920は,該ランナー2を通ってキャビティ9
1内にショートショット充填される。
【0017】このとき,ピン121は,合成樹脂層内に
位置することとなる。そして,流体注入口10は,該ピ
ン121によって閉塞されているため,該流体注入口1
0内に合成樹脂920が侵入することはない。また,該
ピン121はランナー2内を流れる合成樹脂920の容
量と比較して,充分に体積が小さい。そして,該ピン1
21の先端部は尖塔形であるため,その先端部において
は一層体積が小さくなる。そのため,該ピン121は,
合成樹脂の熱を殆ど奪わず,該ピン121の先端部近傍
においても,合成樹脂920の硬化層は殆ど形成されな
い。
位置することとなる。そして,流体注入口10は,該ピ
ン121によって閉塞されているため,該流体注入口1
0内に合成樹脂920が侵入することはない。また,該
ピン121はランナー2内を流れる合成樹脂920の容
量と比較して,充分に体積が小さい。そして,該ピン1
21の先端部は尖塔形であるため,その先端部において
は一層体積が小さくなる。そのため,該ピン121は,
合成樹脂の熱を殆ど奪わず,該ピン121の先端部近傍
においても,合成樹脂920の硬化層は殆ど形成されな
い。
【0018】一方,流体注入時には,制御室112内の
制御流体50を抜く。そして,ボンベ41内の流体93
0をアキュームレータ44を介して注入流体ノズル4へ
供給し,更に該注入流体ノズル4から注入流体室111
内へ流体930を噴射する。このとき,流体注入口10
はピン121により閉塞されているが,該注入流体室1
11内の圧力が高くなって,プランジャ12を後退させ
る。該プランジャ12は,ストッパー部125がキャッ
プ13に当接した時点で,後退を停止する。その結果,
図3に示すごとく,合成樹脂層内に位置していたピン1
21が流体注入口10よりも後退して,該流体注入口1
0が開口した状態となる。このとき,該ピン121を抜
いた跡には,流体注入口10から合成樹脂層内に亘って
,未だ硬化されていない軟らかい流路1210が形成さ
れている。
制御流体50を抜く。そして,ボンベ41内の流体93
0をアキュームレータ44を介して注入流体ノズル4へ
供給し,更に該注入流体ノズル4から注入流体室111
内へ流体930を噴射する。このとき,流体注入口10
はピン121により閉塞されているが,該注入流体室1
11内の圧力が高くなって,プランジャ12を後退させ
る。該プランジャ12は,ストッパー部125がキャッ
プ13に当接した時点で,後退を停止する。その結果,
図3に示すごとく,合成樹脂層内に位置していたピン1
21が流体注入口10よりも後退して,該流体注入口1
0が開口した状態となる。このとき,該ピン121を抜
いた跡には,流体注入口10から合成樹脂層内に亘って
,未だ硬化されていない軟らかい流路1210が形成さ
れている。
【0019】それ故,注入流体室111内の流体930
は,上記流路1210の先端部から合成樹脂920内へ
スムーズに注入される。合成樹脂920内へ注入された
流体930は,キャビティ91内において,合成樹脂中
空成形品の中空部を形成する。そして,上記のごとく中
空部を形成した後は,合成樹脂920内の流体は,注入
流体ノズル4,電磁弁46を経て,再びアキュームレー
タ44内に回収する(図1)。
は,上記流路1210の先端部から合成樹脂920内へ
スムーズに注入される。合成樹脂920内へ注入された
流体930は,キャビティ91内において,合成樹脂中
空成形品の中空部を形成する。そして,上記のごとく中
空部を形成した後は,合成樹脂920内の流体は,注入
流体ノズル4,電磁弁46を経て,再びアキュームレー
タ44内に回収する(図1)。
【0020】このように,本例によれば,確実に合成樹
脂920の内部へ流体930を注入することができる。 また,ピン121の長さを変えることにより,流体93
0の注入位置を設定変更することが可能である。また,
上記のごとく,流体注入時にはピン121を流体注入口
10よりも後退させ,またその状態で合成樹脂の冷却硬
化を終了させている。そのため,上記ピン121は,成
形品の離型時に邪魔にならない。また,それ故に,ピン
121の配置場所即ち,流体注入口10の場所を複雑形
状部分にも設置することができ,その設置場所に制限を
受けない。また,上記のごとく,中空部形成時に用いた
加圧流体を容易に回収でき,更に該流体を再利用できる
。
脂920の内部へ流体930を注入することができる。 また,ピン121の長さを変えることにより,流体93
0の注入位置を設定変更することが可能である。また,
上記のごとく,流体注入時にはピン121を流体注入口
10よりも後退させ,またその状態で合成樹脂の冷却硬
化を終了させている。そのため,上記ピン121は,成
形品の離型時に邪魔にならない。また,それ故に,ピン
121の配置場所即ち,流体注入口10の場所を複雑形
状部分にも設置することができ,その設置場所に制限を
受けない。また,上記のごとく,中空部形成時に用いた
加圧流体を容易に回収でき,更に該流体を再利用できる
。
【0021】実施例2本例の射出中空成形型につき,図
4を用いて説明する。本例の射出中空成形型は,スプリ
ング7を用いてピン121を突出させるものである。即
ち,本例においては,前記実施例1に示した制御流体ノ
ズル5を廃止する。そして,制御室112内にスプリン
グ7を装入する。その他は,前記実施例1と同様である
。
4を用いて説明する。本例の射出中空成形型は,スプリ
ング7を用いてピン121を突出させるものである。即
ち,本例においては,前記実施例1に示した制御流体ノ
ズル5を廃止する。そして,制御室112内にスプリン
グ7を装入する。その他は,前記実施例1と同様である
。
【0022】本例の射出中空成形型は,上記のように構
成されているので,次の作用効果を呈する。即ち,合成
樹脂射出時には,スプリング7の付勢圧が,プランジャ
12を前進させる。これにより,ピン121が,流体注
入口10よりも突出すると共に該流体注入口10を閉塞
する。一方,流体注入時には,注入流体ノズル4から噴
射された流体930によって,注入流体室111内の圧
力が高くなる。その結果,該注入流体室111内の圧力
が,スプリング7の付勢圧に打ち勝って,プランジャ1
2を後退させる。これにより,ピン121が,流体注入
口10を開口すると共に,合成樹脂920内に前記流路
を形成する。また,実施例1と同様の作用効果を得るこ
とができる。
成されているので,次の作用効果を呈する。即ち,合成
樹脂射出時には,スプリング7の付勢圧が,プランジャ
12を前進させる。これにより,ピン121が,流体注
入口10よりも突出すると共に該流体注入口10を閉塞
する。一方,流体注入時には,注入流体ノズル4から噴
射された流体930によって,注入流体室111内の圧
力が高くなる。その結果,該注入流体室111内の圧力
が,スプリング7の付勢圧に打ち勝って,プランジャ1
2を後退させる。これにより,ピン121が,流体注入
口10を開口すると共に,合成樹脂920内に前記流路
を形成する。また,実施例1と同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0023】実施例3本例の射出中空成形型につき,図
5〜図7を用いて説明する。本例の射出中空成形型は,
段付き形状のピン81を用いたものである。即ち,本例
においては,図5に示すごとく,前記実施例1に示した
ピン121及び小径テーパ部122(図2参照)に代え
て,ピン81及び小径テーパ部82を用いる。また,前
記実施例1に示したストッパー部125に代えて,スト
ッパー部84を用いる。
5〜図7を用いて説明する。本例の射出中空成形型は,
段付き形状のピン81を用いたものである。即ち,本例
においては,図5に示すごとく,前記実施例1に示した
ピン121及び小径テーパ部122(図2参照)に代え
て,ピン81及び小径テーパ部82を用いる。また,前
記実施例1に示したストッパー部125に代えて,スト
ッパー部84を用いる。
【0024】上記ピン121は,図6に及び図7に示す
ごとく,合成樹脂射出時に流体注入口10を閉塞するた
めの大径ピン部812と,該大径ピン部812の先端に
連設した小径ピン部811とよりなる。該小径ピン部8
11は,流体注入口10の内壁面との間にクリアランス
Cを形成する。本例においては,該クリアランスCの大
きさを0.3mmに設定している。また,上記小径テー
パ部82は,図5に示すごとく,螺子部83を有してお
り,該螺子部83の螺合を介して大径部123に着脱可
能に取り付けてある。また,上記ストッパー部84は,
前記実施例1に示したストッパー部125よりも長くな
っている。これにより,上記ピン81を後退させたとき
,上記小径ピン部811が流体注入口10内に残るよう
にしている。その他は,前記実施例1と同様である。
ごとく,合成樹脂射出時に流体注入口10を閉塞するた
めの大径ピン部812と,該大径ピン部812の先端に
連設した小径ピン部811とよりなる。該小径ピン部8
11は,流体注入口10の内壁面との間にクリアランス
Cを形成する。本例においては,該クリアランスCの大
きさを0.3mmに設定している。また,上記小径テー
パ部82は,図5に示すごとく,螺子部83を有してお
り,該螺子部83の螺合を介して大径部123に着脱可
能に取り付けてある。また,上記ストッパー部84は,
前記実施例1に示したストッパー部125よりも長くな
っている。これにより,上記ピン81を後退させたとき
,上記小径ピン部811が流体注入口10内に残るよう
にしている。その他は,前記実施例1と同様である。
【0025】本例の射出中空成形型は,上記のように構
成されているので,次の作用効果を呈する。即ち,合成
樹脂射出時には,図5及び図6に示すごとく,プランジ
ャ12を前進させる。これにより,ピン81の小径ピン
部811が,流体注入口10よりも突出して合成樹脂内
に位置する。そのため,合成樹脂からの熱の奪取防止に
一層効果がある。また,該ピン81の大径ピン部812
は,流体注入口10を閉塞することとなる。
成されているので,次の作用効果を呈する。即ち,合成
樹脂射出時には,図5及び図6に示すごとく,プランジ
ャ12を前進させる。これにより,ピン81の小径ピン
部811が,流体注入口10よりも突出して合成樹脂内
に位置する。そのため,合成樹脂からの熱の奪取防止に
一層効果がある。また,該ピン81の大径ピン部812
は,流体注入口10を閉塞することとなる。
【0026】一方,流体注入時には,プランジャ12を
後退させる。これにより,図7に示すごとく,大径ピン
部812が流体注入口10よりも後退する。また,小径
ピン部811が流体注入口10内に残り,該流体注入口
10の内壁面と小径ピン部811との間にクリアランス
Cを形成する。そこで,該クリアランスCより合成樹脂
中へ流体を注入する。また,流体回収時には,上記小径
ピン部811が流体注入口10内に位置するため,該流
体注入口10内へ逆流しようとする合成樹脂が,その流
れを妨げられる。あるいは,合成樹脂が流体注入口10
内で冷やされる。これにより,流体注入口10が合成樹
脂によって塞がれるのを防止することができる。そのた
め,本例によれば,流体回収を一層スムーズに行うこと
ができる。なお,流体注入口10内においてフィルム状
に硬化した合成樹脂は,成形型から中空成形品を抜くと
きに,該中空成形品に同行して抜けていく。
後退させる。これにより,図7に示すごとく,大径ピン
部812が流体注入口10よりも後退する。また,小径
ピン部811が流体注入口10内に残り,該流体注入口
10の内壁面と小径ピン部811との間にクリアランス
Cを形成する。そこで,該クリアランスCより合成樹脂
中へ流体を注入する。また,流体回収時には,上記小径
ピン部811が流体注入口10内に位置するため,該流
体注入口10内へ逆流しようとする合成樹脂が,その流
れを妨げられる。あるいは,合成樹脂が流体注入口10
内で冷やされる。これにより,流体注入口10が合成樹
脂によって塞がれるのを防止することができる。そのた
め,本例によれば,流体回収を一層スムーズに行うこと
ができる。なお,流体注入口10内においてフィルム状
に硬化した合成樹脂は,成形型から中空成形品を抜くと
きに,該中空成形品に同行して抜けていく。
【0027】また,本例においては,上記小径ピン部8
11の径が異なるピン81を複数種類用意しておき,選
択的に上記大径部123に螺着することにより,上記ク
リアランスCの大きさを任意に換えることができる。こ
れにより,流体流量のコントロールが可能となる。また
,前記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
11の径が異なるピン81を複数種類用意しておき,選
択的に上記大径部123に螺着することにより,上記ク
リアランスCの大きさを任意に換えることができる。こ
れにより,流体流量のコントロールが可能となる。また
,前記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【図1】実施例1にかかる射出中空成形型の断面図。
【図2】実施例1の合成樹脂射出時の射出中空成形型の
要部拡大断面図。
要部拡大断面図。
【図3】実施例1の流体注入時の射出中空成形型の要部
拡大断面図。
拡大断面図。
【図4】実施例2にかかる射出中空成形型の要部拡大断
面図。
面図。
【図5】実施例3にかかる射出中空成形型の要部拡大断
面図。
面図。
【図6】実施例3の射出中空成形型の合成樹脂射出時の
作動説明図。
作動説明図。
【図7】実施例3の射出中空成形型の流体注入時の作動
説明図。
説明図。
【図8】従来の射出中空成形型の要部拡大断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 合成樹脂の中空成形品を成形するため
のキャビティと,該キャビティ内に軟化状態の合成樹脂
を射出するためのスプルーと,中空部形成用の流体を注
入するための流体注入口とを有する射出中空成形型にお
いて,上記流体注入口には,進退可能なピンを設けてな
り,該ピンは,合成樹脂射出時には,上記流体注入口よ
りも突出して合成樹脂内に位置すると共に流体注入口を
閉塞しており,一方流体注入時には後退して該流体注入
口より合成樹脂中へ流体が注入されるように構成したこ
とを特徴とする射出中空成形型。 - 【請求項2】 請求項1において,上記ピンは,合成
樹脂射出時に上記流体注入口を閉塞するための大径ピン
部と,該大径ピン部の先端に連設されて,流体注入時に
流体注入口の内壁面との間にクリアランスを形成するた
めの小径ピン部とよりなることを特徴とする射出中空成
形型。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3083498A JPH0712619B2 (ja) | 1990-07-18 | 1991-03-22 | 射出中空成形型 |
DE69104289T DE69104289T2 (de) | 1990-07-18 | 1991-07-09 | Form zum hohlen Spritzgiessen. |
EP91111422A EP0467201B1 (en) | 1990-07-18 | 1991-07-09 | Mold for hollow injection molding |
US07/731,254 US5198177A (en) | 1990-07-18 | 1991-07-17 | Method of making a hollow molded product |
US07/986,249 US5295801A (en) | 1990-07-18 | 1992-12-07 | Mold for hollow injection molding |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18973890 | 1990-07-18 | ||
JP2-189738 | 1990-07-18 | ||
JP3083498A JPH0712619B2 (ja) | 1990-07-18 | 1991-03-22 | 射出中空成形型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04219219A true JPH04219219A (ja) | 1992-08-10 |
JPH0712619B2 JPH0712619B2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=26424524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3083498A Expired - Fee Related JPH0712619B2 (ja) | 1990-07-18 | 1991-03-22 | 射出中空成形型 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5198177A (ja) |
EP (1) | EP0467201B1 (ja) |
JP (1) | JPH0712619B2 (ja) |
DE (1) | DE69104289T2 (ja) |
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