JPH04217845A - 同期電動機 - Google Patents

同期電動機

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JPH04217845A
JPH04217845A JP41199990A JP41199990A JPH04217845A JP H04217845 A JPH04217845 A JP H04217845A JP 41199990 A JP41199990 A JP 41199990A JP 41199990 A JP41199990 A JP 41199990A JP H04217845 A JPH04217845 A JP H04217845A
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stator
rotors
permanent magnet
sets
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Toshihiko Satake
佐竹利彦
Yukio Onoki
大野木幸男
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Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導電動機の作用で起
動して永久磁石で同期運転に引き込む永久磁石型同期電
動機に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る従来技術として、ブラシレ
ス構造の同期電動機がある。これは、回転子を1組の誘
導電動機のかご形導体と、1組の永久磁石の回転子コア
とにより構成し、起動時には固定子の回転磁界と誘導電
動機のかご形導体との電磁誘導作用により起動し、誘導
電動機の非同期速度から同期速度に近づいた時、つまり
すべりが零に近づいた時、固定子の回転磁界と永久磁石
の磁極とが吸引し合って同期速度に至るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の同期電
動機は固定子の回転磁界と電磁誘導作用のある一組の誘
導電動機のかご形導体と固定子の回転磁界と吸引し合う
一組の永久磁石の回転子コアとにより構成し、起動時は
固定子の回転磁界と誘導電動機のかご形導体との電磁誘
導作用により起動するために、非同期速度における前記
永久磁石と固定子の回転磁界との吸引・反撥が同時に作
用する起動障害に十分打ち勝つだけの電磁誘導作用を有
するかご形導体を必要とする。したがって、誘導電動機
のかご形導体は永久磁石の回転子コアによる起動障害を
無視でき得るだけの十分な大きさに構成する必要があり
、このため永久磁石のブラシレス同期電動機はその出力
に比較して大型になっていた。
【0004】一方、本来必要とされる同期トルクは、誘
導電動機のかご形導体を起動時のトルクが永久磁石に十
分打ち勝つだけの大きさにするため、逆に永久磁石は小
形になり同期トルクに比較して同期電動機は大形になっ
ていた。つまり目標とする同期トルクに必要とする永久
磁石の回転子コアから、その永久磁石の非同期時に作用
する起動障害に十分打ち勝つ誘導電動機のかご形導体と
なるよう設計するためである。
【0005】以上の永久磁石型のブラシレス同期電動機
は小型の特にWOW(ワウ)を嫌う録音録画機やその再
生機に使用されるが、前述の理由によりこれらの機器の
小型化への限界となり、同出力で小型の同期電動機の開
発が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、同期電動機に
おいて固定子の回転磁界との電磁誘導作用により非同期
速度で回転する第1の回転子部分、たとえば誘導電動機
のかご形導体と、回転磁界との吸引により同期速度で回
転する永久磁石で形成した第2の回転子部分とにより形
成される回転子を、同一回転上に任意間隔を設けて2組
装設した回転子と、前記同一回転軸上に設けた2組の回
転子それぞれに対向して周設した2個の固定子と、該2
個の固定子のうち一方の固定子がこれに対峙する回転子
の周囲に生じる回転磁界と、他の固定子がこれに対峙す
る回転子の周囲に生じる回転磁界との間に、相対位置に
おいて電気的位相に位相差0°と位相差 180°とを
生じさせる電圧移相装置とにより構成すると共に、起動
時は前記位相差0°または位相差 180°の回転磁界
にして、前記一方の固定子の回転磁界と前記一方の固定
子に対峙する永久磁石で形成した第2の回転子部分とを
吸引し合うように且つ前記他の固定子の回転磁界と前記
他の固定子に対峙する永久磁石で形成した第2の回転子
部分とを反撥し合うようにして前記吸引と反撥とで相殺
するよう前記永久磁石で形成した2組の第2の回転子部
分を配設し、前記位相差を 180°変化させて非同期
速度から同期速度に引き入れることにより前記課題を解
決するための手段とした。
【0007】更に前記永久磁石で形成した2組の第2の
回転子部分の同一回転軸上への配設は、2組の回転子の
同一位置でそれぞれの磁極の中心位置を一致させること
でより容易に配記可能となる。
【0008】また、前記電圧移相装置を2個の固定子の
うち一方の固定子の固定子巻線の端子を逆極性に切り換
えスイッチで構成することも有効な手段となる。
【0009】また、固定子を励磁する電源は商用周波数
の交流電源かまたはインバータを利用した可変周波数電
源を用いることあるいは単相交流電源かまたは多相交流
電源を用いることも有効な手段となる。
【0010】
【作  用】本発明の同期電動機の作用を説明する。ま
ず固定子の回転磁界との電磁誘導作用により非同期速度
で回転する第1の回転子部分、たとえば誘導電動機のか
ご形導体と、固定子の回転磁界との吸引により同期速度
で回転する永久磁石で形成した第2の回転子部分、つま
り永久磁石の回転子コアと、により形成される回転子を
、同一回転軸上に任意間隔を設けて2組装設した回転子
と、該2組の回転子にそれぞれ対峙して周設した2個の
固定子と、電圧移相装置とにより構成し、起動時に、一
方の固定子の回転磁界と該固定子に対峙する永久磁石の
回転子コアを吸引し合うように、且つ他の固定子の回転
磁界と該固定子に対峙する永久磁石の回転子コアを反撥
し合うように、2組の回転子の第2の回転子部分(永久
磁石の回転子コア)を配設したので、本発明の同期電動
機の起動は第1の回転子部分、たとえば誘導電動機のか
ご形導体と固定子の回転磁界との電磁誘導作用により誘
導電動機として起動することになる。これは永久磁石の
回転子コアを、2個の固定子の回転磁界に対し、一方を
吸引するように、他方を反撥するように同一回転軸上に
配設してあるので、永久磁石の回転子コアの起動時の障
害は打ち消されて非同期時の障害になりえない。
【0011】さらに詳説すると、たとえば起動時に電圧
移相装置によって一方の固定子がこれに対峙する回転子
の周囲に生じる回転磁界と他方の固定子がこれに対峙す
る回転子の周囲に生じる回転磁界との間に、2個の固定
子の相対位置において電気的位相に位相差 180°を
生じさせた場合、同一回転軸上に任意間隔をおいて設け
た2個の第2の回転子部分、つまり2個の永久磁石の回
転子コアの磁極を次のように配設した。
【0012】まず一方の永久磁石の回転子コアのN極と
他方の永久磁石の回転子コアのN極とを同一位置に配置
し、さらに一方の永久磁石の回転子コアのS極と他方の
永久磁石の回転子コアのS極とを同一位置に配置させて
前記のように2個の固定子の相対位置における電気的位
置に 180°の位相差を生じさせて起動すると、個々
の固定子の回転磁界は個々の第1の回転子部分に作用し
て電磁誘導により回転を始め、一方、2個の永久磁石の
回転子コアは同一位置で同磁極であり、2個の固定子は
位相差 180°で、これは相対位置で磁極は異磁極と
なるから、一方の固定子と一方の回転子コアとは同磁極
で反撥、他方の固定子と他方の回転子コアとは異磁極で
吸引となり同一回転軸上においてその作用は相殺される
。したがって起動時には第2の回転子コアとなる永久磁
石の永久を受けることなく起動障害なくスムーズな誘導
電動機での起動となる。
【0013】ところで起動時に電圧移相装置によって位
相差を 0°とする場合には2個の永久磁石の磁極を、
一方の永久磁石の回転子コアのN極と他方の永久磁石の
回転子コアのS極とを同一位置に配置し、さらに一方の
永久磁石の回転子コアのS極と他方の永久磁石の回転子
コアのN極とを同一位置に配置することで前記と同じく
起動時に永久磁石の影響を受けずスムーズな誘導電動機
での起動となる。
【0014】次に同期速度に引き入れる場合の作用を説
明する。誘導電動機で起動して回転子のすべりSがS=
 0に近づいた時、つまりS= 0.05付近で前記電
圧移相装置によって電気的位相を変化させる。より具体
的には位相差を 180°変化させると位相差は 18
0°から 0°または 0°から 180°に変化する
ことになる。次に前述の2個の永久磁石の回転子コアが
同一位置で同磁極となるよう配設した場合、2個の固定
子の位相差を 180°から 0°に変化させて相対位
置で磁極を同磁極とするから、一方他方とも対峙する固
定子と永久磁石の回転子コアとは吸引となり同期速度に
至る。また前述の2個の永久磁石の回転子コアが同一位
置で異磁極となるよう配設した場合、2個の固定子の位
相差を 0°から 180°に変化させて相対位置で磁
極は異磁極であるから、一方他方とも対峙する固定子と
永久磁石の回転子コアとは吸引となり同期速度に至る。 ところで同期速度に引き入れるため電圧移相装置によっ
て位相差を 180°変化させた瞬間、2個の永久磁石
の回転子コアの磁極と、2個の固定子の回転磁界の磁極
とがそれぞれ同磁極に位置していた場合、それらは同磁
極のため反撥し合うが、2個の固定子の磁界が回転磁界
の由に反撥の次の瞬間には回転子コアの磁極と異なる異
磁極の回転磁界と吸引し合って同期速度に至る。
【0015】
【実施例】本発明の好適な実施例を図1と図2によって
その構成を示す。まず図1において本発明の同期電動機
の側断面図を、図2に回転子の軸方向の中心から見た一
部を破断した回転子の側断面図を示す。
【0016】鋼板を積層した回転子コア2に回転子導体
3と前記回転子コア2の両側に短絡環4とを装設して形
成した第1の回転子部分となるかご形回転子6と、永久
磁石コアで形成した第2の回転子部分となる永久磁石回
転子7とを一体にして一組とした回転子8を同一回転軸
9に2組設けると共に、2組の回転子8にそれぞれ対峙
して巻線13を装設した2組の固定子10を機枠11に
固設してある。また前記回転子8を2組設けた回転軸9
は機枠11に嵌挿した軸受12,12により回転自在に
軸支されている。
【0017】なお、冷却用ファンを設けること、短絡環
4に冷却作用を持たせること、機枠11と固定子10お
よび回転子8の任意箇所に冷却用通風路を設けることな
ど任意に選択可能である。
【0018】また第1の回転子部分となるかご形回転子
6と永久磁石コアで形成した第2の回転子部分となる永
久磁石回転子7とは図3(A),(B),(C)のよう
に構成することも可能で本実施例に限定されない。また
第1の回転子部分をかご形導体で説明したが、巻線形導
体を使用することもある。
【0019】次に電圧移相装置14について図4により
説明する。固定子10A,Bに巻装した巻線13A,B
を三相電源R,S,Tに並列に接続すると共に他方の固
定子10Bはスイッチ15からなる電圧移相装置14を
介して接続してある。ここで本実施例においては巻線1
3A,Bを並列に接続した例を示しているが直列に接続
することもある。さて電圧移相装置14は、巻線13A
と13Bとの電気的位相差を位相差 0°と位相差 1
80°に切り換えるものであり、本実施例では固定子1
0Bの巻線の端子をスイッチ15により切り換え可能に
してあり、図5においてスイッチ15が(1)側にある
とき位相差 0°、スイッチが(2)側にあるとき位相
差 180°となるように構成してある。この電圧移相
装置14は起動時にスイッチ15を(1)側、つまり位
相差 0°に、同期運転時にスイッチ15を(2)側、
つまり位相差 180°に切り換えるものとする。
【0020】前記電圧移相装置14の起動時に 0°、
同期運転時に位相差 180°を受けて前述の第2の回
転子部分の永久磁石回転子7について更に説明する。起
動時に位相差 0°であるから2個の固定子の同一位置
における磁極は常に同極となる。したがって、起動時に
一方の固定子10Aの回転磁界と前記一方の固定子10
Aに対峙する永久磁石回転子7Aとが吸引し合うように
且つ他の固定子10Bの回転磁界と前記他方の固定子1
0Bに対峙する永久磁石回転子7Bとが反撥し合うよう
にするために、永久磁石回転子の同一位置における磁極
を、永久磁石回転子7AのN極と永久磁石回転子7Bの
S極とが相対するように同一回転軸9に永久磁石回転子
7を配設してある。つまり図5に示すように回転子7と
固定子10の同一位置における磁極は、たとえば2個の
固定子10A,10Bの瞬時の磁極をS極、S極とした
場合、回転子8の永久磁石回転子7A,7BはN極とS
極になり一方は吸引であり他方は反撥となって、同一回
転軸9上で相殺される。
【0021】以上の構成における作用を説明する。説明
は起動から同期運転に至る順序で行う。まず起動時には
、電圧移相装置14のスイッチ15を(1)側にして電
源R、S、Tを投入する。固定子10A,10Bにはそ
れぞれ電気的位相差 0°の回転磁界を発生する。そし
て回転磁界とかご形回転子6との電極誘導作用により回
転軸9は回転を始める。この時永久磁石回転子7A,7
Bは回転子の同一位置における磁極が異なるので、前述
の通り回転磁界と永久磁石とは、一方で吸引、他方で反
撥という同一回転軸上での作用の相殺により、従来の起
動時の永久磁石と回転磁界による起動障害は発生しない
。したがって従来の技術にあるような永久磁石回転子コ
アによる起動障害を考慮した大型のかご形回転子とする
必要はなくなった。
【0022】次に固定子10とかご形回転子6との電磁
誘導作用による回転子8の回転速度が上昇して、すべり
SがS=0.05に近づいた時に同期運転に引き入れる
。これは次にようにして行う。
【0023】先ず電圧移相装置14によって固定子10
A,10Bの回転磁界の電気的位相差 180°を生じ
るようにする。つまり電圧移相装置14のスイッチ15
を(2)側に切り換えると、図6に示すように、固定子
10A,10Bの回転磁界の位相差が 180°となっ
ているので、2個の固定子10A,10Bの同一位置に
おける瞬時の磁極は常に異極、つまりS極とN極になっ
ている。したがって、永久磁石回転子7A、7Bのそれ
ぞれの磁極N極とS極は前記の回転磁界と吸引し合って
永久磁石回転子7は同期速度に至る。またかご形回転子
6は永久磁石回転子7の同期により回転磁界との電極誘
導作用は無くなり同期速度への影響は全くなくなる。
【0024】ところで前記同期引き入れの瞬間の回転磁
界と永久磁石回転子コアの磁極との位置関係が図6のよ
うに双方が吸引する位置にあれば最良があるが、たとえ
ば図7のように固定子10と永久磁石回転子7の磁極が
同極で近づいていた場合は、永久磁石回転子7AのS極
と固定子10AのS極とが反撥し、同様に永久磁石回転
子7BのN極と固定子10BのNとが反撥し、回転子8
の位置が瞬間に図6の位置に引き入れられすべてのN,
S極が吸引する状態で安定して同期速度に至る。
【0025】以上のようにかご形回転子と永久磁石回転
子とを1組として同一回転軸に2組設けた回転子と、そ
れに対峙した2個の固定子及び、2個の固定子の電気的
位相差を 0°と 180°に切り換える簡単なスイッ
チによる構成で、起動時には同期トルクを発生する永久
磁石回転子による起動障害を相殺により無視できるから
、永久磁石回転子の影響を無視し起動トルクだけを考慮
したかご形回転子の設計を行うことができ従来技術のよ
うに大型になることはない。逆に起動時に起動障害を与
えない永久磁石回転子は、起動時は無視して同期トルク
に応じた永久磁石回転子の設計を行うことができ同期ト
ルクを大きくとることができる。
【0026】ところで本発明の同期電動機はその起動を
誘導電動機で行うので、一般的に誘導電動機で使用され
る電源を利用できる。つまり商用周波数の交流電源やイ
ンバータを利用した可変周波数電源を利用できる。また
単相、多相においても利用可能である。
【0027】以上の実施例の説明は電圧移相装置14に
よって2個の固定子の回転磁界の電気的位相に位相差 
0°と 180°とを設け、位相差 0°で起動して位
相差 180°で同期に引き入れる旨説明したが、逆に
位相差180 °で起動して位相差 0°で同期に引き
入れることも可能である。この場合、永久磁石回転子7
A,7Bの同一位置における磁極を、永久磁石回転子7
AのN極と永久磁石回転子7BのN極とが相対するよう
に同一回転軸9に配設すればよく、その場合にも本実施
例と同様の性能を有するものとなる。
【0028】ところで前記電圧移相装置14を本実施例
ではスイッチ15により構成したが、一方の固定子に対
し、他方の固定子を回動させる、回動固定子に構成する
ことも可能である。
【0029】
【発明の効果】以上の構成から本発明の同期電動機は、
起動時は従来の誘導電動機と同様のトルク特性で行い、
すべりSがたとえばS=0.05付近から同期速度に移
行して同期電動機のトルク特性で運転するものである。 この同期電動機は、起動機やブラシを必要としないから
その構造、構成が簡単となるだけでなく、従来の誘導電
動機と同様のトルク特性で起動できるので重負荷がかか
ったままで起動と同期運転が可能となる。
【0030】更に起動時には同期トルクを発生する永久
磁石回転子による起動障害を相殺により無視できるから
永久磁石回転子の影響を無視した起動トルクだけを考慮
したかご形回転子の設計を行えばよく、逆に起動時に起
動障害を与えない永久磁石回転子は起動時を無視して同
期トルクに応じた永久磁石回転子の設計を行うことがで
き、総じて小型で同期トルクの大きい同期電動機とする
ことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の同期電動機の側断面図を示した図であ
る。
【図2】同期電動機の回転子の構造を回転子の軸方向の
中心から見た一部を破断した回転子の側面図である。
【図3】回転子の他の実施例を示す構造図である。
【図4】同期電動機の固定子巻線の接続と電圧移相装置
とを簡単に表した結線図である。
【図5】同期電動機の起動時における固定子と永久磁石
回転子の磁極の状態を示す図である。
【図6】同期電動機が同期トルクを発生するときの磁極
の状態を示す図である。
【図7】同期電動機を同期に引き入れる過程を示す図で
ある。
【符号の説明】
1  同期電動機 2  回転子コア 3  回転子導体 4  短絡環 5  第1の回転子部分 6  かご形回転子 7  永久磁石回転子 8  回転子 9  回転軸 10  固定子 11  機枠 12  軸受 13  固定子巻線 14  電圧移相装置 15  スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  同期電動機において、固定子の回転磁
    界との電磁誘導作用により非同期速度で回転する第1の
    回転子部分と、回転磁界との吸引により同期速度で回転
    する永久磁石で形成した第2の回転子部分とにより形成
    される回転子を、同一回転軸上に任意間隔を設けて2組
    装設した回転子と、前記同一回転軸上に設けた2組の回
    転子それぞれに対向して周設した2個の固定子と、該2
    個の固定子のうち一方の固定子がこれに対峙する回転子
    の周囲に生じる回転磁界と、他の固定子がこれに対峙す
    る回転子の周囲に生じる回転磁界との間に、相対位置に
    おいて電気的位相に位相差0°と位相差 180°とを
    生じさせる電圧移相装置とにより構成すると共に、起動
    時は前記位相差0°または位相差 180°の回転磁界
    にして、前記一方の固定子の回転磁界と前記一方の固定
    子に対峙する永久磁石で形成した第2の回転子部分とを
    吸引し合うように且つ前記他の固定子の回転磁界と前記
    他の固定子に対峙する永久磁石で形成した第2の回転子
    部分とを反撥し合うようにして前記吸引と反撥とで相殺
    するよう前記永久磁石で形成した2組の第2の回転子部
    分を配設し、前記位相差を 180°変化させて非同期
    速度から同期速度に引き入れることを特徴とする同期電
    動機。
  2. 【請求項2】  かご型回転子と永久磁石とで形成され
    た回転子を1組の回転子に形成すると共に、該回転子を
    同一回転軸上に任意間隔を設けて2組軸着して構成した
    回転子と、前記2組の回転子のそれぞれに対向して周設
    した2個の固定子と、該2個の固定子のうち一方の固定
    子がこれに対峙する前記1組の回転子の周囲に生じる回
    転磁界と、他の固定子がこれに対峙する前記1組の回転
    子の周囲に生じる回転磁界との間に 0°と 180°
    との位相差を生じさせる電圧移相装置とにより構成する
    と共に、前記永久磁石で形成された回転子は前記2組の
    回転子の同一位置で磁極の中心位置を一致させたことを
    特徴とする同期電動機。
  3. 【請求項3】  請求項1または2記載の同期電動機で
    あって、前記電圧移相装置は一方の固定子巻線の端子を
    逆極性に切換えるスイッチで構成したことを特徴とする
    同期電動機。
  4. 【請求項4】  請求項1または2記載の同期電動機で
    あって、固定子を励磁する電源は商用周波数の交流電源
    かまたはインバータを利用した可変周波数電源であるこ
    とを特徴とする同期電動機。
  5. 【請求項5】  請求項1または2記載の同期電動機で
    あって、固定子を励磁する電源は単相交流電源かまたは
    多相交流電源であることを特徴とする同期電動機。
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DE69102911T DE69102911T2 (de) 1990-03-16 1991-03-15 Synchronmotoren mit zwei Statoren.
DK91302245.5T DK0447257T3 (da) 1990-03-16 1991-03-15 Induktionssynkronmotor med 2 statorer
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