JPH04217280A - レーザビームプリンタ - Google Patents

レーザビームプリンタ

Info

Publication number
JPH04217280A
JPH04217280A JP2403571A JP40357190A JPH04217280A JP H04217280 A JPH04217280 A JP H04217280A JP 2403571 A JP2403571 A JP 2403571A JP 40357190 A JP40357190 A JP 40357190A JP H04217280 A JPH04217280 A JP H04217280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
laser beam
signal
intensity
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2403571A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Itagaki
浩 板垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2403571A priority Critical patent/JPH04217280A/ja
Publication of JPH04217280A publication Critical patent/JPH04217280A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームのラスタ
スキャンにより感光体を走査して電子写真プロセスによ
り複写原稿を得るレーザビームプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感光体をラスタスキャンにより走
査して潜像を形成するためのレーザビーム出力を行う従
来この種装置ではレーザビーム出力を温度変化に対して
安定化するために1水平走査に1度レーザビーム出力を
レーザ近傍で光出力検出回路により検出し、この検出信
号をレーザ駆動回路にフィードバックし、レーザビーム
強度を制御してレーザ出力が設定値と常に等しくなるよ
うにレーザビームの自動出力制御(オートパワーコント
ロール(APC))を行なっていた。
【0003】またAPC 回路には、光出力検出回路信
号をレーザのLED 発光領域電流(バイアス電流)へ
フィードバックするものとレーザ発光領域電流(動作電
流)へフィードバックするものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】APC を実行する回
路(APC回路) では通常光出力検出回路の検出信号
をレーザバイアス電流へフィードバックする。この制御
手法はレーザ温度変化による電流−光出力カーブの平行
シフトについて制御可能である。しかしながら、レーザ
温度変化によりレーザ発光領域の電流−光出力の傾きが
減少するので、レーザバイアス電流のみでAPC 制御
を行う場合、 バイアス電流値がLED 発光領域から
レーザ発光領域へと移行し、記録信号を入力しなくても
記録媒体への記録がなされてしまう。この結果、複写画
像のトナーかぶりが発生する。そこで従来装置では温度
変化によりバイアス電流が変化してもレーザバイアス電
流がレーザ発光領域へ移行しないようにバイアス電流の
設定値にマージンをとる必要があった。
【0005】また、光出力検出信号をレーザ動作電流へ
フィードバックする方式のAPC 回路においては、記
録信号のオン時レーザ動作電流はLED 発光領域を経
てレーザ発光領域へ移行する。また記録信号のオフ時、
レーザ動作ではレーザ発光領域を経てLED 発光領域
へ移行する。 この為に、レーザビーム出力の立上がり,立下がり時間
が長くなり、このタイプのAPC 回路は高密度,高階
調画像記録には適さないという問題点があった。
【0006】一方、記録媒体である感光体の側感度は、
経時的または温湿度等環境条件の変動によって変化する
。特に一画素を所定の面積率で変調する方式においては
、レーザの発光するポイントと発光停止までの時間にず
れが生じているためあらかじめ発光する面積率および発
光停止する面積率を定めて制御していた。
【0007】そのときの感光体電位の発光開始するポイ
ントをVOO 停止するポイントをVFFとした時に、
従来、図5に示すように経時変化によって電位カーブが
変化する現象がある。
【0008】図5に示す電位カーブは縦軸が表面電位、
横軸が電位を制御するためのグリッド電圧VGであり、
表面電位のVOO のカーブが経時変化によって図中A
からBへVFF のカーブがCからDへ変化する。同じ
VC=(VOO−VFF)=420V をとるためには
グリッド電圧を700Vから1000V にする必要が
ある。けれども高圧ユニットにとって感度制御用として
誤差なく700Vから1000V まで可変することが
困難であった。
【0009】また、一方で現像器は環境により現像能力
が異なり、特に湿度によって画像濃度が変化し適正濃度
の画像が得られないことがある。
【0010】そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑み
て、環境条件と変動、特に温度変動や記録媒体側の感度
変動が生じても階調性のよい高画質の記録画像を形成す
ることの可能なレーザビームプリンタを提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、記録に用いるレーザビームの強度
を同一濃度条件の基で一定に保つために記録区域外にお
いて検出したレーザビームの強度に基き記録区域内にお
いて用いるレーザビームの第1設定強度を補正する第1
制御手段と、該第1制御手段により補正されたレーザビ
ームの第2設定強度を、記録区域内におけるレーザビー
ムの温度変化に対応させて補正する第2制御手段とを具
えたことを特徴とする。
【0012】また、本発明は、前記レーザビームを受光
する感光体の温湿度変化に対応させた複数種のレーザビ
ームの第3設定強度を予め定め、前記感光体において検
知した温湿度に基き、当該複数種のレーザビームの第3
設定強度の中から前記第1設定強度を選択する選択手段
をさらに具えたことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明は、記録区域外のレーザビームの検出強
度を用いる設定強度の補正と、記録区域内でのレーザビ
ームの温度変化に基く設定強度の補正さらに感光体の温
湿度変化に伴う補正を行うようにしたので、記録中にお
ける発生のレーザビームの強度は同一濃度条件下で一定
に保たれる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0015】本発明の説明に先立って本発明を適用した
カラー複写機の主要部の構成を説明する。
【0016】Aカラー複写機のプリンタ部の説明図1は
本発明実施例におけるカラー複写機のプリンタ部の回路
構成を示す。入力画像データ11は、プリンタ部200
 の階調制御回路21に入力される。図示しないリーダ
部の画像クロックとプリンタ部200 の画像クロック
の速度が異なるため、階調制御回路21では、それらの
同期をとる機能と、画像データをプリンタ部200の色
再現濃度に対応させる機能とを有している。階調制御回
路21から出力されるデータは、レーザドライバ22に
入力され、レーザ23を駆動する。
【0017】制御部25はリーダ部と通信制御線24を
介してデータの授受を行うと共にプリンタ部200 の
各制御要素を制御する。電位センサ26は感光体29に
帯電された電荷を検出する。電位測定ユニット27は電
位センサ26からの出力をデジタル信号に変換して制御
部25に入力する。
【0018】制御部25に入力された電位データは、制
御部25のCPU25−1 にて読み取られて制御に使
用される。一方、センサ28は画像先端信号(ITOP
)を発生し、センサ28において発生のITOP信号が
制御部25に入力されて記録制御に用いられる。
【0019】現像特性を補正するための湿度センサ98
および温度センサ99の測定信号が制御部25のA/D
 変換部25−3を通して制御部25に入力される。こ
こで湿度センサ98における縦軸を抵抗,横軸を絶対湿
度で示す図2のこの特性は温度に応じて変化する。そこ
で各温度による飽和量の比と相対湿度ΔHは、 ΔH=f(T,H) T=温度センサ値,H=湿度センサ値 で表わす。通常f関数は3次式であらわされる。この温
度センサ値Tおよび湿度センサ値Hをそれぞれ温度セン
サ99と湿度センサ98により取得する。制御部の25
−3では上記センサ値をデジタル信号に変換し、制御部
25において上記計算式に従った演算を行って相対湿度
を求める。
【0020】そしてこの求められた相対湿度に応じて後
述の本発明に関わるレーザビームの発光制御が行われる
【0021】リーダ部から送信されるカラー画像データ
は、そのカラー画像データの示す濃度値に応じパルス幅
変調(PWM) 処理等が階調制御回路21において施
される。 このPWM 処理後の信号によりレーザドライバがレー
ザ23を駆動する。画像データの示す濃度値に対応して
変調されたレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー(
不図示)を介して感光体29を高速走査し、感光体29
の表面に画像に対応したドット露光を行う。
【0022】レーザ光の1水平走査は、画像の1水平走
査に対応する。感光体29が矢印方向に定速回転するこ
とにより副走査を行い感光体29上に逐次平面画像が露
光される。
【0023】感光体29に対して、露光に先立って帯電
器97による一様帯電がなされており、帯電された感光
体にレーザ光を露光することによって色成分毎の潜像を
形成する。この潜像は対応の色成分の現像器92〜95
によって顕像化される。
【0024】例えば、カラーリーダーにおける第1回目
の原稿読取走査に対応して考えると、まず感光体29上
に原稿のイエロー成分のドットイメージが露光され、イ
エローの現像器92により現像される。次に、このイエ
ローのイメージは転写ドラム29’上に捲回された用紙
上に転写帯電器により転写形成される。これと同一過程
をM(マゼンタ),C(シアン),Bk( ブラック)
の色成分のイメージについて繰返し、用紙上に各画像を
重ね合わせることにより、4色トナーによるカラー画像
が形成される。
【0025】同一画像形成条件における各現像器の現像
剤の湿度に対する画像濃度の関係を図3に示す。また、
湿度をパラメータとした感光体29の表面電位に対する
画像濃度を図4に示す。図3から明らかなように、必要
とされる感光体29の目標電位は、濃度D0を固定すれ
ば相対湿度80%, 50%, 20%に対してVC2
,VC1,VC0 とそれぞれ異なる。(本実施例では
VC=150V, VC1=240V, VC0=30
0V)一方、図5に示すような感光体29の電位特性に
おいては、電位が250V以上の場合にグリッド電圧が
高くなり、制御精度が出ないのでレーザパワーを切りか
える必要がある。従って、本実施例では湿度50%以下
でレーザパワーを切りかえるように制御を行っている。
【0026】B図1の階調制御回路21の説明図6は階
調制御回路21の回路構成を示す。図6において、リー
ダ部から出力された8ビットの画像データ11は、リー
ダ部同期信号処理部の同期信号RHSYNCおよび画像
クロックRCLKに同期してバッファメモリ30に格納
される。
【0027】バッファメモリ30に格納された画像デー
タは、同期制御部31において発生のHSYNC およ
びCLK 信号32に同期してバッファメモリ30から
読出される。バッファメモリ30への画像データの一時
格納によりリーダ部100 とプリンタ部200 の同
期ずれの修正や画像処理速度の変換が行われ、画像デー
タはセレクタ33に出力される。
【0028】制御部25のCPU25−1 の選択信号
34により、セレクタ33のA入力を選択すると、画像
データはルックアップテーブル用ランダムアクセスメモ
リ(LUTRAM)38のアドレスに入力される。この
時、CPU25−1 は制御信号(読出し信号)36 
によりLUTRAM38を読出し状態に設定すると、L
UTRAM38からはアドレス入力に対応した記憶デー
タが出力される。出力されたデータはセレクタ39に出
力され、前述の選択信号34によって次のセレクタ40
に入力される。セレクタ40の選択信号42がA入力を
選択している場合、上記データはD/A 変換器41に
出力され、アナログ信号に変換される。
【0029】アナログ信号に変換された画像信号41−
1は2値化回路44により2値化される。この2値化回
路44は同期制御部31から出力されるCLK 信号5
1に基づいて2値化回路内の三角波発生回路により三角
波を発生し、ゲイン,オフセットレベルをそれぞれボリ
ュームにより調整する。この三角波形の信号とコンパレ
ーターによりアナログ画像信号と比較することによって
パルス幅変調(PWM 変調)を行う。
【0030】2値化回路47から出力されるパルス幅と
レーザ発光光量の関係は図7に示す特性となる。画像デ
ータの示す濃度値OOH 〜FFH( 16 進数)で
、この特性カーブのリニアーの部分をできるだけ広く使
う為に、画像データのOOH をカーブがリニアーにな
り始める時のパワーに、また、画像データのFFH を
カーブがリニアーからはずれる直前の時のパワーになる
様に光路中に光エネルギーを測定できる装置を用いて前
述のゲイン,オフセットのボリュームをマニュアル調整
する。
【0031】しかし、後述のレーザパワー切り換えを行
うと、レーザは所定のしきい値電流を越えたところから
発光を開始する為、図8に示す様に同じパルスを与えて
もレーザ電流が異なる為レーザ光量が異なってくる。
【0032】従ってレーザパワーを切り換えた時のレー
ザドライバ22( 図1参照)に与えるパルス幅と光量
の関係は図7に示すカーブAAとカーブBBの様に前述
のリニアーな領域が変わってくる。ここでカーブAAは
レーザパワーが大きい時、カーブBBはレーザパワーが
小さい時のものである。
【0033】そこで、レーザ光量を変化させても同一画
像データに対し同一の画像濃度を得るためには、レーザ
光量の切り換えに伴なってパルス幅を変える必要がある
。本実施例ではレーザパワーの切り換え数だけ2値化回
路を持つことによりパルス幅の変更を達成している。
【0034】尚本実施例では2値化回路を複数持ったが
ゲインおよびオフセットレベルを制御する回路を複数持
ち、ゲインおよびオフセットレベルを切り換えても良い
【0035】さらに、2値化回路47は同期制御部31
から出力されるCLK 信号51とは異なった同期を持
つ3CLK信号52に同期して2値化処理が可能であり
、上述のレーザパワーの切り換えに伴なってパルス幅変
更を行う。このようにして発生された複数種のパルス幅
の2値化信号の中から、所定の2値化信号を選択する。 この場合、たとえばCPU25−1 の指示信号により
セレクタ等で出力信号の切換えを行うとよい。
【0036】2値化回路44によってパルス幅変調され
た画像信号は第オア(OR)回路45,アンド(AND
) 回路46を通してレーザドライバ22に出力される
。  同期制御部31において発生されたブランキング
信号48は、レーザ光をBD検知部で検知させるための
信号である。また信号49はCPU25−1 より出力
され、レーザ23のインヒビット信号で、レーザ23の
寿命劣化を防止するために使用される。
【0037】パターン発生器50は、画像信号のチェッ
クのために所定のパターンを出力する。パターン発生器
50には、転写ドラム同期信号ITOPや、プリンタ部
200 の水平同期信号HSYNC 、およびCPU2
5−1 の制御信号が入力されている。パターン信号を
出力するときにはCPU25−1 はセレクタ40の選
択信号をB入力に切り替えて、パターン発生器50にお
いて発生のデータをD/A 変換器41に出力し、画像
信号のチェックを行う。
【0038】同期制御部31は水晶発振子の基準クロッ
クをもとに、三角波発生用クロックとしてCLK51 
と3CLK52のいずれかを、CPU25−1 の指示
により出力し、BD検出器20から出力のBD信号を入
力して、ブランキング信号48やプリンタ部200 の
水平同期信号HSYNC および画像クロックCLK 
等を出力している。2値化回路44は入力するクロック
に基づいてCLK51 、あるいは3CLK52に同期
した2値化信号47を出力する。
【0039】図9はこれらBD信号やブランキング信号
48等の発生タイミングを示す。
【0040】水晶発振子より画像クロックの2倍以上の
周期のクロックが同期制御部31に入力されており、B
D信号とクロックに同期したHSYNC およびCLK
 等が出力される。ブランキング信号48はBD信号の
立下がりでリセットされ、 BD信号周期より短い時間
を計時するカウンタによって作成される。
【0041】C図1のレーザドライバ22の説明図10
は第1図の本発明に関わるレーザドライバの回路構成を
示す。
【0042】階調制御回路21のAND 回路46から
送られたレーザ駆動信号はレーザドライバ22に供給さ
れる。レーザダイオード(L.D.)101 のビーム
による記録区域外の走査によりホトダイオード(P.D
.)102 においてビーム強度を検出しモニタ電流(
IM)を出力する。モニタ電流は電流−電圧変換器10
3 により電圧(VM)に変化され次にサンプルホール
ド(S/H) 回路104 によりゲート信号によりサ
ンプルされ、1水平走査区間サンプルレベル(VB)が
ホールドされる。この出力信号は定電流源106 に入
力され、またバイアス設定回路105 の出力信号も定
電流源106 に入力される。
【0043】ここで、ビーム強度が所定値よりも低い場
合、モニタ電流が小さくなりS/H 出力レベルも小さ
くなる。このため定電流源106 ではバイアス設定回
路105 により設定されたバイアス電流から電流を増
加させる方向に作用する。次にビーム強度が所定値より
も高い場合、 モニタ電流が大きくなりS/H 出力レ
ベルも大きくなって定電流源106 ではバイアス設定
回路105 により設定されたバイアス電流から電流を
減少させる方向に作用する。 この動作は図11において半導体レーザの温度がT1か
らT2(T2>T1) となった時にトータルのバイア
ス電流をIB1 からIB2 に変化させることを意味
し、温度変化による半導体レーザの電流−光出力カーブ
の平行シフトに対してLED 発光領域のバイアス電流
が制御される。
【0044】次に画像データからパルス幅変調された記
録信号がスイッチング回路110 に入力されレーザビ
ームの走査位置が記録区域内に位置するタイミングにな
ると、レーザ発光領域の動作電流がオン−オフされる。 この動作電流の設定は動作電流設定回路107 の出力
信号を定電流源108 に入力することにより行うと共
に電流−光出力傾き変化補正回路109 の出力信号を
定電流源108 に入力することにより行なわれる。
【0045】このような回路構成により、レーザビーム
による記録区域外の走査において検出されたビーム強度
に基き、少なくともレーザビームが記録媒体上の記録区
域を走査する間レーザバイアス電流(IB)を可変して
レーザビーム強度を定電流源106(本発明の第1制御
手段) により制御する。温度変化に伴うビーム発光効
率変化に応じてレーザ動作電流(IP)を可変して発生
のレーザビームの強度が一定となるように定電流源11
0(本発明の第2制御手段) により制御する。また、
温度変化による電流−光出力カーブの平行シフトは上記
レーザバイアス電流制御で補正し、レーザ発光領域の電
流−光出力傾き減少は上記レーザ動作電流制御で補正す
る。
【0046】この電流−光出力傾き変化補正回路109
 にはレーザビームの温度検出回路111の温度検出信
号が入力され、レーザ温度変化に応じた補正電圧が出力
される。これにより電流−光出力傾き変化補正回路10
9 ではレーザ温度変化に対応させた動作電流(IP)
を可変させ、ビーム強度を一定に保つ方向に作用する。
【0047】この動作は図11において半導体レーザの
温度がT1からT2(T2>T1)となった時にトータ
ルの動作電流をIP1 からIP2 に変化させること
を意味し、温度変化による半導体レーザの電流−光出力
傾き(スロープ効率)変化に対してレーザ発光領域の動
作電流が制御される。
【0048】なお、参考のために図12(a),(b)
 には、記録信号オン−オッフ時の温度変化(T1,T
2) におけるバイアス電流(IB1→IB2)及び動
作電流(IP1→IP2)の変化を示す。
【0049】また、温湿度変化による感光体29の感度
変化については湿度センサ98および温度センサ99の
測定結果に従って複数種の強度レベルの中から所定の強
度レベルが制御部25(本発明の選択手段)において選
択される。選択の強度レベルに対応させたレーザ駆動信
号が2値化回路44において発生されるので、このレー
ザ駆動信号に基き発生されたレーザビームについて、上
述の2つの制御を施すことになる。
【0050】Dプリンタ部の動作説明図13はプリンタ
部200 の制御部25における処理手順を示す。プリ
ンタ部200 の電源が投入されるとステップS10 
でイニシャルルーチン(処理)が実行される。ここでは
各I/O のチェック及びRAM のイニシャライズ、
機械本体のドラム電位除去等のイニシャル動作を行う。 ステップS11 ではリーダ部との接続をチェックし、
接続が確認されるとステップS12 に進み、定着部の
ヒータが所定温度になったかどうか(ウォームアップ完
了か)をチェックする。ウォームアップが完了すると手
順はステップS13 に進み、リーダ部からプリントの
指示があるかをチェックする。プリント指示が入力され
た場合、ステップS14(S14−1 〜S14−4)
で後述するPGON処理を実行する。PGON処理はレ
ーザパワー及び3角波発生に使用するクロックに対応し
てそれぞれ行う。
【0051】ステップS15 では、後述するようにス
テップS14 の結果に基づき、湿度データとリーダ部
からの文字写真情報(CLKか3CLKかを選択するデ
ータ) とによりLUTRAM38の書込みデータを計
算してステップS16 でLUTRAM38に書込む。
【0052】このためセレクタ33のB入力を選択信号
34により選択し、セレクタ39によりCPU25−1
 のデータバス36をLUTRAM38のデータ入力に
接続させる。ここでCPU25−1 はアドレスバス3
5にLUTRAM38のアドレスを、データバス37に
書込みデータを出力し、制御信号36により書込みパル
スを入力してLUTRAM38への書込みを行う。
【0053】ステップS17 ではLUTRAM38へ
の書込みが終了したかを調べ、終了するとステップS1
8 でリーダ部にITOP信号を出力する。次にステッ
プS19 で指定色モードを行う。その際LUTRAM
38内のルックアップテーブル(LUT) を各色毎に
切り替える。次にステップS19,S20 で印刷動作
を行い、1色画像を形成してその色モードが終了すると
、再び手順をステップS11 に戻す。
【0054】E PGON 処理の説明図13のステッ
プS14−1 〜ステップS14−4 のPGON処理
は使用するレーザパワー及び3角波発生に使用するクロ
ックが異なるだけで処理は同様であるため図14によっ
てまとめて説明する。
【0055】図14はパターン発生器50を駆動して所
定のパターンを出力し感光体ドラムの表面電位を読み込
むPGON処理の具体的な処理手順を示す。
【0056】ステップS30 ではパターン発生器50
(図6参照)において発生のデータをD/A変換器41
に入力すべく、選択信号42によりセレクタ40のB入
力を選択する。 ステップS31 では、パターン発生器50から出力さ
れたデータ、例えば“00”に基づいて発光されたレー
ザ光により感光体29上に生じる電位を、電位測定ユニ
ット27を通して入力する。D/A 変換器41の入力
が“0”のとき、レーザが発光可能な限界PWM パル
スが、2値化回路44において発生される。これにより
レーザドライバ22,レーザ23によって均一な光が感
光体29に照射される。
【0057】また、ステップS31 でパターン発生器
50が16進数で“FF”のデータを出力した時に、正
確にドットが再現できるように、レーザ23が三角波の
周期より短い周期2値化回路44においてPWM パル
スを発生させる。また上述と同様にしてデータ“FF”
に対応した電位を読込む。
【0058】ステップS32 では、検出された湿度に
応じて所定の濃度を与えるための感光体29の目標表面
電位Vcを算出し、更にパターン発生器50のデータ“
00”と“FF”に対応する読取り電位V00,VFF
 の差を求め、その差が所定値になるかをみる。所定値
でない時はステップS33 に進み、一次高圧電圧を変
更して、再びステップS31に戻りチェックを行う。
【0059】ここで、V00 とVFF との差電圧V
cが所定以下であればレーザパワーを小さくし、差電圧
Vcが所定以上であればレーザパワーを大きくする様レ
ーザドライブ回路に指令を送る。
【0060】ステップS32 で差が所定値になるとス
テップS34 に進み、パターン発生器50を動作オン
にする。これによりパターン発生器50はITOP信号
に同期してHSYNC のm進カウンタとして動作を開
始し、データ“00”から“FF”までを所定の段数m
に分割したデータを順次出力する。
【0061】このデータは図6のセレクタ40を通して
D/A 変換器41に入力され、アナログ信号となって
レーザ23を駆動する。ステップS35,S36 でm
段階で変化する感光体29の電位を読込み、パターン発
生器50の出力データに対応して順次記憶していく。な
お、本実施例ではm=16としている。
【0062】図15はD/A 変換器41の入力データ
と電位測定ユニット27の電圧値との関係を示す。
【0063】上述の記録制御により感光体29はマイナ
スに帯電し、レーザ光を照射すると電位が上昇する。こ
れに対応して負に帯電した各色トナーが付着する。図に
おいて、VDD はレーザを全く発光させないときの帯
電レベル、VLはレーザを全て発光したときの帯電レベ
ルを示している。
【0064】なお、本実施例においては、コピーシーケ
ンス前に必ずすべてのレーザパワー及び3角波発生のク
ロックについてPGON処理を行っているが、タイマー
手段によって、ある時間間隔で行ったり、所定回のコピ
ー動作を行うごとに行わせるようにしても良い。また、
選択されているレーザパワー及び3角波発生のクロック
についてのみ行うようにしても良い。
【0065】さらに、PGON処理のみの専用シーケン
スを設け、測定値を記憶しておいて、通常のコピーシー
ケンス時に記憶しておいたデータを用いてLUT を作
成するようにしても良い。
【0066】F図13のステップS15 のLUT 作
成処理の説明図16は入力画像信号に対する出力画像濃
度を示す。
【0067】図16において、第1象限は入力レベルe
に対する出力濃度Dの関係,第2象限は入力レベルeに
対する変換レベルEの関係(LUT),第3象限は変換
レベルEに対する電位センサによる測定電位Vの関係(
EVカーブ),第4象限は測定電位Vに対する出力濃度
Dの関係(VDカーブ−図17参照)を示し、ここにお
ける測定電位Vおよび出力濃度Dとは V= (電位センサによる実測値−VFF)/(V00
−VFF)D=(濃度/最大濃度)דFF” V00;“00”出力時の電位センサによる実測値VF
F;“FF”出力時の電位センサによる実測値である。
【0068】ここで、VDカーブは使用する現像剤及び
レーザパワー及び図6における2値化回路44の3角波
発生に使用するクロック(CLK信号51,3LK信号
52) に応じて複数種のカーブをあらかじめROM2
5−2 にセットしておき、そこから選択して使用する
【0069】また、EVカーブはほぼリニアな特性をも
っているため、電位測定時のPG動作時(図14ステッ
プS34)には、選択したVDカーブに対応したテーブ
ル(VDカーブのx軸とy軸を逆にしたテーブル)をL
UTRAM38に書き込んでおき、あらかじめ、このL
UTRAMにより変換したデータにより測定を行う。な
お、LUTRAM38に書き込むデータはあらかじめR
OM にセットしておいてそのデータを使用してもよい
【0070】LUT 作成は入力レベルeに対して出力
濃度Dがリニアな特性をもつようにするためPGの出力
レベルeiの時の変換レベルをEi,その時の測定電位
がViで、VDカーブにより、測定電位がViの時の濃
度がDiであったとすると、入力レベルeiがDiであ
った時の変換レベルがEiとなるようにLUT データ
を作成する。
【0071】本実施例においてはPG出力を16段階行
っているので、16個のLUT データが作成され、こ
のデータから折れ線近似によってLUT データを“0
0”から“FF”まで完成させる。
【0072】なお本実施例では、ルックアップテーブル
としてRAM を用いて説明したが、予め複数のデータ
群が書込まれているROM を用いて、CPU の演算
結果よりROM に格納されているデータより適当なデ
ータを選択するようにしても良い。
【0073】以上説明したように、本実施例によれば感
光体上の電位と画像データの関係を一定し、かつ現像剤
特性をも考慮したため安定な画像が得られる。又、カラ
ー画像の場合は色のバラツキが防止できるため、常に色
味の変化がない画像が得られるという効果がある。
【0074】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、記録
中においてもレーザビームの温度変化や感光体の温湿度
変化に対応させてビーム強度を一定に保つようにレーザ
ビームの制御が行なわれるので、記録中におけるレーザ
ビームの強度がさらに安定し、階調性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のカラー複写機のプリンタ部の回
路構成を示すブロック図である。
【図2】図1の湿度センサ98の特性を示す説明図であ
る。
【図3】同一画像形成条件にてプリントした時の湿度に
対する画像濃度の関係を示す説明図である。
【図4】同一画像形成条件にてプリントした時の感光体
ドラムの表面電位に対する画像濃度の関係を示す説明図
である。
【図5】感光体の表面電位と制御電位の関係および経時
変化による電位の変化を示す説明図である。
【図6】図1の階調制御回路21の回路構成を示すブロ
ック図である。
【図7】本発明実施例におけるレーザパワーと発光波形
を示す波形図である。
【図8】本発明実施例における2値化出力のパルス幅と
レーザの発光光量を示す説明図である。
【図9】図6の各種信号の発生タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【図10】図1のレーザドライバ22の回路構成を示す
ブロック図である。
【図11】本発明実施例における(半導体)レーザの電
流−光出力の温度特性を示す説明図である。
【図12】レーザ駆動信号のオン/オフ時の電流変化を
示す波形図である。
【図13】図1の制御部25の実行する処理手順を示す
フローチャートである。
【図14】図1の制御部25の実行する処理手順を示す
フローチャートである。
【図15】図6のパターン発生器50のデータと感光体
の電位の関係を示す説明図である。
【図16】入力画像信号に対する出力画像濃度の関係を
示す説明図である。
【図17】あらかじめ図1のROM25−2 にセット
されている電位センサの測定データに対応する濃度デー
タの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
11  画像データ 20  BD検出器 21  階調制御回路 22  レーザドライバ 23  レーザ 25  制御部 26  電位センサ 27  電位測定ユニット 29  感光体 30  バッファメモリ 31  同期制御部 33,39,40  セレクタ 38  ルックアップテーブルRAM(LUTRAM)
41  D/A 変換器 43  コンパレータ 44  三角波発生部 50  パターン発生器 200   プリンタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  記録に用いるレーザビームの強度を同
    一濃度条件の基で一定に保つために記録区域外において
    検出したレーザビームの強度に基き記録区域内において
    用いるレーザビームの第1設定強度を補正する第1制御
    手段と、該第1制御手段により補正されたレーザビーム
    の第2設定強度を、記録区域内におけるレーザビームの
    温度変化に対応させて補正する第2制御手段とを具えた
    ことを特徴とするレーザビームプリンタ。
  2. 【請求項2】  前記レーザビームを受光する感光体の
    温湿度変化に対応させた複数種のレーザビームの第3設
    定強度を予め定め、前記感光体において検知した温湿度
    に基き、当該複数種のレーザビームの第3設定強度の中
    から前記第1設定強度を選択する選択手段をさらに具え
    たことを特徴とする請求項1に記載のレーザビームプリ
    ンタ。
JP2403571A 1990-12-19 1990-12-19 レーザビームプリンタ Pending JPH04217280A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2403571A JPH04217280A (ja) 1990-12-19 1990-12-19 レーザビームプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2403571A JPH04217280A (ja) 1990-12-19 1990-12-19 レーザビームプリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04217280A true JPH04217280A (ja) 1992-08-07

Family

ID=18513301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2403571A Pending JPH04217280A (ja) 1990-12-19 1990-12-19 レーザビームプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04217280A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008020808A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Brother Ind Ltd 画像形成装置
US7535121B2 (en) 2003-05-14 2009-05-19 Samsung Electronics Co., Ltd. High voltage power supply apparatus and method of correcting current output from the apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7535121B2 (en) 2003-05-14 2009-05-19 Samsung Electronics Co., Ltd. High voltage power supply apparatus and method of correcting current output from the apparatus
JP2008020808A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Brother Ind Ltd 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4914459A (en) Image forming apparatus
US4873428A (en) Image processing apparatus using conversion means
US5313308A (en) Image forming apparatus which changes its tone reproducing property in accordance with ambient conditions
US6320605B1 (en) Image information processing apparatus and method
US5832012A (en) Laser scanning unit having automatic power control function
US5742323A (en) Image forming apparatus with pulse width modulated laser driver
US5973719A (en) Laser scanning unit having automatic power control function
US5959650A (en) Apparatus for forming an image with use of electrophotographic process
US5719613A (en) Apparatus for forming an image with use of electrophotographic process
US6052141A (en) Image processing apparatus and method
JPH04217280A (ja) レーザビームプリンタ
JP2810365B2 (ja) 画像形成装置
JP2872271B2 (ja) 画像形成装置
JP3491915B2 (ja) 画像形成装置
JP2685799B2 (ja) 画像形成装置
JP3630766B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP3211106B2 (ja) 画像形成装置
JP2632826B2 (ja) 画像形成装置
JPS63177158A (ja) 画像形成装置
JPS63177157A (ja) 画像形成装置
JP2001341347A (ja) 画像形成装置及び該装置におけるレーザ駆動制御方法
JPS63177156A (ja) 画像形成装置
JP3265674B2 (ja) 画像形成装置における極ハイライト部の濃度再現調整装置
JP2936630B2 (ja) デジタル画像形成法
JPH07230213A (ja) 画像形成装置の極ハイライト再現制御方法